JPS5922778B2 - 耐垂下性タングステン合金 - Google Patents

耐垂下性タングステン合金

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JPS5922778B2
JPS5922778B2 JP15681A JP15681A JPS5922778B2 JP S5922778 B2 JPS5922778 B2 JP S5922778B2 JP 15681 A JP15681 A JP 15681A JP 15681 A JP15681 A JP 15681A JP S5922778 B2 JPS5922778 B2 JP S5922778B2
Authority
JP
Japan
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tungsten
metal powder
tungsten metal
press
tungsten alloy
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Expired
Application number
JP15681A
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English (en)
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JPS57114602A (en
Inventor
清喜 佐藤
勇 小関
由雄 福原
英雄 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP15681A priority Critical patent/JPS5922778B2/ja
Publication of JPS57114602A publication Critical patent/JPS57114602A/ja
Publication of JPS5922778B2 publication Critical patent/JPS5922778B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドープ剤を添加された耐垂下性タングステン合
金に関する。
一般に管球に用いられるドープタングステン体は、以下
述べるようにして製造される。
すなわち、タングステンの青色酸化物(W401 +
)にAl2O3、SiO2、K2O等から成るドープ剤
を微少量添加混合して、これを水素雰囲気中で還元し、
タングステン金属粉末とし、つぎに、このタングステン
金属粉末を金型プレスでプレス成形シテタングステン金
属粉末成形体とした後、これを水素雰囲気中で加熱し、
タングステン金属焼結体とする。
その後、スウエージングと呼ばれる高速回転ハンマーリ
ングにより、外径を徐々に減少させ、さらに線引加工や
種々の成形加工を施されてフィラメントや種々の電極と
して用いられる。
而して、このように製造された管球に用いられるドープ
タングステン体では、それに含まれるドープ剤の量が、
その特性および寿命に著しく影響することが知られてお
り、特に、例えば映写機光源として用いられるキセノン
ランプにおいては、この影響が著しく、従来の方法では
、ドープ剤を均一にかつ許容値内に収めることは困難で
あり、特性および寿命の安定したキセノンランプを得る
ことが難かしかった。
また一般電球に用いられるフィラメントにおいてもドー
プ剤が均一に分散していないと、安定したサグ性(耐垂
下性)を得ることができずランプ寿命は著しく短かくな
る。
本発明者は鋭意研究の結果、管球に用いられるドープタ
ングステン体に含まれるドープ剤の分散のばらつきは、
前述したタングステン金属粉末成形時に生じることを見
出した。
すなわち、タングステン金属粉末の成形は、従来第1図
に示すように、直方体の溝1を有するダイス2と、溝1
に嵌合するパンチ3とから構成される金型プレスを用い
て行なわれている。
このような金型プレスでは、タングステン金属粉末4を
直方体の溝1に適当量充填し、これを上〕;部からパン
チ3により圧縮成形することにより、タングステン金属
粉末4の成形が行なわれる。
しかし、このような金型プレスによる場合には、成形さ
れたタングステン金属粉末成形体の密度は下層部よりも
上層部の方が大きくなる。
したがってこのような粉末成形体を焼結する際、密度の
低い部分ではドープ剤の飛散が良く逆に密度の高い部分
ではドープ剤の飛散が悪いために、得られた焼結体のド
ープ剤の分散状態が不均一になるものと考えられる。
このようにして、タングステン金属粉末の成形時に形成
された密度のばらつきは、次工程である焼結においてド
ープ剤の飛散のばらつきをもたらし、以後のスウエージ
ング工程等を経て得られたタングステン製品にドープ剤
の不均一な分散としてそのまま残り、所定の特性を有す
るドープタングステン製品を得ることは困難であった。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものでドープ
剤(ケイ素又は/およびカリウム)が添加された耐垂下
性タングステン合金において、ドープ剤の残存量のバラ
ツキが条件式け)、(2)を満足する耐垂下性タングス
テン合金を提供しようとするものである。
以下本発明の詳細な説明する。
本願発明者らは、ドープ剤のうちでも特にケイ素とカリ
ウムがばらつき所定の特性が得に(いことを見い出した
そこで、実験を重ねた結果、ケイ素の残存量のバラツキ
を15%以下、好ましくは10%以下、カリウムの残存
量のバラツキを7%以下、好ましくは5%以下にするこ
とにより、所定の特性を有するドープタングステン製品
を得られることがわかった。
又、本発明の製品を得る為にタングステン金属粉末成形
時に粉末成形体に密度差が生じないように成形すること
を特徴とする。
そのためにハイドロスタティックプレス法を適用する。
本発明で用いられるハイドロスタティックプレス法は、
例えば、第2図に示すように、開口部に螺子を形成され
た円筒状のプレス容器5を有しており、このプレス容器
5には、外周に螺子を螺刻された栓6が螺合されている
プレス容器5には、一端をプレス容器5中空部に連通ず
る配管7が配設されており、この配管7の他端には、ポ
ンプ8が配置され、また配管7には圧力計9が介挿され
ている。
以上のように構成されたハイドロスタティックプレスを
用いて、タングステン金属粉末の成形は以下に述べるよ
うにして行なわれる。
すなわち、例えばゴムからなる粉末収納袋10にタング
ステン金属粉末を収納した後粉未収納袋10の開口部を
結び、これを、プレス容器5の開口部から挿入し、栓6
によりプレス容器5の開口部を遮蔽する。
この後、ポンプ8により、プレス容器5の中空部に液体
を充満し、この液体に圧力計をみながら所定の圧力をか
げることにより行なわれる。
このようなラバープレスによるときは、粉末収納袋10
に収納されたタングステン金属粉末11は、第3図に示
すように、粉末収納袋10の外周から均一に力を受ける
こととなり、この内部に介在する空気等のガスは、均一
に分散された状態でタングステン金属粉末11は圧縮成
形されることとなるため、成形されたタングステン金属
粉末成形体は、その全体にわたり密度の均一なものとな
る。
従って焼結時のドープ剤の飛散も均一になり、焼結体に
必要なドープ剤を均一に残存させることが可能となる。
以下本発明を実施例および比較例により詳細に説明する
実施例 タングステンの青色酸化物(W401□)100kgに
ドープ剤としてA120330グ、5iO24001、
KCl600グを添加混合し、これを800〉*℃の水
素雰囲気中で還元しタングステン金属粉末を得た。
つぎに、このタングステン金属粉末を粉末収納袋外周に
かかる圧力が2t/crILとなるように設定されたラ
バープレスを用いてプレスし、φ60×300mmの円
筒状のタングステン金属粉末成形体を得た。
その後、このタングステン金属粉末成形体を室温から2
800℃迄昇温し水素雰囲気中で1時間加熱し、タング
ステン金属焼結体を得た。
このタングステン金属焼結体をスウエージング加工後更
に線引きし直径0.1 mmの管球用フィラメントを得
た。
このようにして製造された管球用タングステン線を10
00mmごとに切断して得られた試験片a〜jに含まれ
るドープ剤の量を第1表に示す。
比較例 実施例と同一条件で得られたタングステン金属粉末を、
パンチの加圧面にかかる圧力が2000kg/cdとな
るように設定された金型プレスを用いてプレスし、口3
0X300mmの直方体状のタングステン金属粉末成形
体を得た。
これを実施例と同じ条件で加工し、同表のタングステン
線を得た。
このようにして製造された管球用タングステン線を10
00mmごとに切断して得られた試験片1〜10に含ま
れるドープ剤の量を第1表に示す。
第1表に示した試料から、本発明の実施例と比較例のS
i、にのバラツキを求め、その結果を第2表に示した。
第2表から明らかなように本発明によるものはドープ残
存量のばらつきが小さく、Siで15%以下、Kで7%
以下である。
これは、焼結体においてドープ剤が均一に残存している
ことを示すものである。
以上述べたように、本発明の製品は従来のドープタング
ステンに比べ著しく、残存ドープ量のバラツキが改善さ
れており、得られたタングステン製品は特性のすぐれた
寿命の長いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、金型プレスの縦断面図、第2図はハイドロス
タティックプレスの一部縦断面図、第3図は、粉未収納
袋にかかる圧力分布を示すための説明図である。 2・・−・・・ダイス、3・−・・・・ポンチ、4・・
・・・・タングステン金属粉末、5・・・・・・プレス
容器、6・・・・・・栓、10・・・・・・粉未収納袋
、11・・・・・・タングステン金属粉末。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケイ素又は/およびカリウムが添加された耐垂下性
    タングステン合金において、前記ケイ素又は/およびカ
    リウムの残存量が下記の条件式(1)、(2)を満足す
    る耐垂下性タングステン合金。 但し、残存量は1合金中任意に10ケ所以上分析する。
JP15681A 1981-01-06 1981-01-06 耐垂下性タングステン合金 Expired JPS5922778B2 (ja)

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JP15681A JPS5922778B2 (ja) 1981-01-06 1981-01-06 耐垂下性タングステン合金

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Publication Number Publication Date
JPS57114602A JPS57114602A (en) 1982-07-16
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ID=11466175

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5019330A (en) * 1990-08-03 1991-05-28 General Electric Company Method of forming improved tungsten ingots

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JPS57114602A (en) 1982-07-16

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