JPS592266Y2 - 貸金庫錠 - Google Patents

貸金庫錠

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JPS592266Y2
JPS592266Y2 JP6190879U JP6190879U JPS592266Y2 JP S592266 Y2 JPS592266 Y2 JP S592266Y2 JP 6190879 U JP6190879 U JP 6190879U JP 6190879 U JP6190879 U JP 6190879U JP S592266 Y2 JPS592266 Y2 JP S592266Y2
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JP
Japan
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tumbler
lever
safe deposit
flap
deposit box
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Application number
JP6190879U
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JPS55162663U (ja
Inventor
喬郎 松島
秀明 城本
Original Assignee
株式会社 熊平製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貸金庫錠、特に銀行錠と客錠とを備えた貸金庫
錠に関するものである。
従来この種貸金庫は銀行等に多数設置されており、最初
に銀行側が銀行用キーで銀行錠を解錠し次いで客が客用
キーで客錠を解錠して開扉する構造である。
閉扉するときは予め銀行用キーを抜いておけば客錠を施
錠するだけで銀行錠も自動的に施錠できる。
従って、解錠する場合には必ず銀行員が各貸金庫まで出
向かなければならなかった。
これは、銀行側にとっても客側にとっても煩わしいもの
で゛あり、銀行員がわざわざ出向かなくても銀行錠を解
錠し、客のみで貸金庫を開閉し得る貸金庫錠が望まれて
いた。
本考案は斯る観点に鑑みてなされたもので、遠隔操作に
よって施錠または解錠でき、しかも従来と同様にキーに
よっても直接施錠または解錠できる貸金庫錠を提供する
ことと、多数の貸金庫を一箇所で解錠または施錠操作及
び管理し得る貸金庫錠を提供することとを目的とする。
以下本考案を添付の図面に示した好ましい一実施例に基
づいて詳述する。
第1図乃至第3図は本考案貸金庫錠の一実施例の縦断正
面図で、この貸金庫錠はボックス1、閂2、走り板3、
客錠4、銀行錠5及びインターロック部材6を備えてい
る。
ボックス1は総ての錠部材を内装して貸金庫の扉26(
第4図)の裏側に取付けられている。
閂2は貸金庫本体の框枠7に形成された凹部内に嵌入し
て扉26を貸金庫本体に固定する。
走り板3は閂2と一体に形成され、その長手方向に沿っ
て2個所に突起片9,10及び長孔11,12が夫々設
けられている。
突起片9,10は各錠4,5のタンブラ−に当接して走
り板3及び閂2の引込みを阻止しており、後述する解除
操作によって各タンブラ−の溝17.18が整列したと
きにのみこの阻止状態が解かれる。
長孔11,12は、ボックス1の内面に植設されたピン
13.14に遊嵌され、閂2及び走り板3の移動を案内
すると共に移動量を規制する。
各錠4,5は上述の通りタンブラ−錠で、これは周知の
如く複数のタンブラ−を重ね合せである。
各錠4,5のキーガイド部材(図示せず)にそれぞれ所
定の客用キー15または銀行用キー16を差し込んでこ
れらを回動させると、各タンブラ−の溝17.18が所
定位置に一列に整列してこの溝17゜18内に走り板3
の突起片9,10の侵入を許容するので閂2を引込むこ
とができる。
銀行用キー16は銀行錠5のタンブラ−溝18を所定位
置に整列させるだけであるが、客用キー15は客錠4の
タンブラ−溝17を所定位置に整列させると共に閂2の
引込みまたは突出をも行なう(第3図参照)。
添付の図面に示した実施例では銀行用キー16の回動範
囲は90°で、施錠位置から90°回動させたときにタ
ンブラ−の溝1Bを所定位置に一列に整列させる。
客用キー15の回動範囲は180°で、施錠位置から9
0°回動させたときに各タンブラ−の溝17を所定位置
に整列させ、更に同方向に90°回動させたときに走り
板3及び閂2の引込みを行なう。
各錠4,5のタンブラ−にばばね19.20の一端が係
合されており、このばね19,20によって各タンブラ
−は反時計方向に付勢されている。
そのため、閂2を突出させると走り板3の突起片9,1
0が各タンブラ−の溝17.18から離脱して各タンブ
ラ−は夫々反時計方向に回動し、各タンブラ−の溝17
.18は自動的にばらばらになる。
ボックス1の上面から下方に延びているピン21.22
は、ばね19.20の他端を夫々支持するためのもので
ある。
インターロック部材6は、客が扉26を完全に閉め切ら
ないで施錠するのを防止するためのもので、これはプラ
ンジャ23とラッチレバー24とで構成されている。
その詳細は、本願出願人による同時出願の特許願(特開
昭55−148874)においては詳細に開示しである
が、以下に簡単に説明する。
プランジャ23は第1図及び第4図から判るように、閂
2及び走り板3の一七部にこれらと平行に設置され、更
にピン22に一端が係止されたばね25により突出方向
に常時付勢されている。
従ってこれは第3図に示すように、閂2を引込んで扉2
6を開けた状態では突出しているが、第1図及び第4図
のように扉26を閉めたときにはプランジャ23の先端
が框枠7に当接してボックス1内に押込まれている。
またプランジャ23の先端は、扉26を閉める際に框枠
7と摺接するようにテーバさせであるから(第4図参照
)、扉26を閉めるときにプランジャ23はそのテーパ
面が框枠7に摺接して滑らかにボックス1内に押し込ま
れる。
ラッチレバー24は略り字形で、と端にはローラ27が
取り付けられ、このローラ27をプランジャ23の縦溝
28に係合させてあり、下端にはフック状のラッチ部2
9が形成されている。
またラッチレバー24はボックス1内に植設された軸3
0に軸支されているので、プランジャ23の往復動に伴
なって軸30を支点として揺動する。
一方走り板3の上部中央にはラッチ部29と係合する保
合部としての溝31が切欠いである。
この溝31は走り板3が引込まれたときにラッチレバー
24のラッチ部29のほぼ真下に位置する。
このようなインターロック部材6は次のように作動する
客がキー15により閂2を引込んで扉26を開けると、
ますは゛ね25の力によりプランジャ23が突出し、こ
れに伴ってラッチレバー24が矢印方向に回動してラッ
チ部29が走り板3の溝31に係合し、走り板3の突出
を阻止する(第3図参照)。
従って、客が扉26を完全に閉舞しなければラッチ部2
9と溝31との係合が解かれず、閂2は動かないから、
扉26のロックは確実になされることになる。
次に本考案貸金庫錠の特徴部を詳述する。
本考案貸金庫錠は、銀行側の解錠操作を省力化するため
に銀行錠を遠隔操作によって解錠または施錠し更に総て
の貸金庫の銀行錠を集中制御センターにおいて操作でき
る解錠機構を備えている。
この解錠機構は銀行錠タンブラ−の溝18を所定位置に
整列させるレバー32と、このレバー32をフラップ3
3を介して作動させる電動部材としてのソレノイド34
.35とで構成されている。
レバー32はキー16の代わりに銀行錠5のタンブラ−
溝1Bを整列させるための部材で、上端がボックス1に
植設されたピン40に軸支され、下端には突起部37を
、支軸部と突起部37との間には切欠き3Bを具備し、
ばね39によってピン40を支点として反時計方向に付
勢されている。
これと対応して銀行錠5の各タンブラ−の下端には耳片
41を設けてあり、この耳片41がレバー32の突起部
37によって押されたときにタンブラ−の溝1Bが所定
位置に整列するようになしである。
詳しくは図示していないが、このような機構としてはレ
バー32の突起部37を鍵山状に形成しておき、この鍵
山の高低差に応じて各タンブラ−を夫々異なる角度だけ
回動させて各溝18を所定位置に整列させたり、或いは
通常はタンブラ−の耳片41の位置を不揃いにしておき
、レバー32で耳片41が押されて揃ったときに溝1B
が整列するようになす等種々の機構がある。
フラップ33はレバー32をばね力に抗して作動させる
ためのもので、これは中央の支点42の左側にレバー3
2に当接する突起43を具備する。
またフラップ33の上下端の右側には夫々押片34a、
35aを備えたソレノイド34.35が設置されていて
、夫々の押片34a、35aが突出してフラップ33の
上端または下端を押圧してフラップ33を揺動させる。
一方プランジャ23の後端にはマグネット44が取付け
られ、この近傍にリードスイッチ36が設置されている
リードスイッチ36はプランジャ23が突出したときに
リードが離れてセンターに開扉状態の信号を送る。
センターでは各貸金庫と対応する開扉ランプが点灯する
ことにより開扉状態にある貸金庫の番号を知ることがで
きる。
勿論リードスイッチ36の代わりにマイクロスイッチを
使用することも、またリードスイッチ36をプランジャ
23が突出したときにそのリードか接触するように設置
することも可能である。
このような電動式の解錠装置を貸金庫錠に組込んでおけ
ば、銀行員が貸金庫毎にキー操作する必要がなくなり、
センターのボタン操作で総ての貸金庫を管理できる。
次にこの貸金庫錠の動作を順を追って説明する。
銀行に客が来た場合、銀行のセンターでは指定された貸
金庫の銀行錠5を解錠する。
このとき銀行員はわさ゛わざキーを持って客の貸金庫の
前まで行く必要はなく、センターで所定番号の貸金庫の
解錠ボタンを押すだけでよい。
ボタンが押されるとソレノイド35に駆動電流が供給さ
れ、押片35 aが第1図の位置に突出してフラップ3
3を矢印方向に回動させ、フラップ33の突起43がレ
バー32を押圧してレバー32を時計方向に回動させる
続いてレバー32の突起部37が銀行錠タンブラ−の耳
片41を押すことによって各タンブラ−の溝18を所定
位置に整列させる。
この時点でランプ等により客に銀行錠5が解錠さたこと
を知らせる部材を設けることが望ましい。
ここで客は自分のキー15を客錠4に差込んで時計方向
に130°回動させると、まず最初に90°回動させた
ときにタンブラ−の溝17が整列し、更に同方向に9σ
回動させたときに閂2か゛引込まれる。
この時にソレノイド35への駆動電流が遮断されて押片
35 aが引っ込む。
解錠されたところで扉26を開けると、は゛ね25の力
で゛プランジャ23が突出し、ラッチレバー24のラッ
チ部29が走り板3の溝31に係合する。
一方プランジャ23が突出するとリードスイッチ36が
作動して、センターに扉26が開いている信号を送り、
センターの開扉表示ランプが点灯する。
従ってセンターでは開扉表示ランプにより開扉状態にあ
る貸金庫を一望下に把握できる。
客が扉26を閉めて客錠4を施錠すると、ソレノイド3
4に駆動電流が供給されて第2図に示すように押片34
aが突出し、フラップ33はこの押片34 aにより
、またレバー32はばね39によって反時計方向に回動
して銀行錠5の各タンブラ−への抑圧作用を解き、各タ
ンブラ−は反時計方向に回動して各タンブラ−の溝1B
が不揃いになり、各タンブラ−が走り板3の後退を阻止
して銀行錠5も施錠状態になる。
ソレノイド34に駆動電流を供給する時期、すなわち、
銀行錠5のタンブラ−の溝18の整列を解く時期は、客
が閂2を引込んだ直後でもよい。
このようにすれば、走り板3の突起片10がタンブラ−
の溝1Bから外れると(J!0ち閂2が突出すると)ば
ね20により銀行錠5は自動的に施錠される。
また客が扉26を閉じてプランジャ23が引込まれた際
にリードスイッチ36と連動させることも可能である。
従ってこれら一連の動作をプリセットしておけば銀行側
ではボタン1つで解錠及び施錠操作できる。
万が一停電等があった場合には従来通り銀行用キー16
により手動操作で解錠できる。
以上詳述したように本考案の貸金庫錠は、本実施例のよ
うにインターロック部材を備えた貸金庫錠にも利用でき
、この場合には客が扉を閉め切らすに施錠するのを未然
に防止すると共に、電動の解錠装置を銀行錠に連動させ
たことによって多数の貸金庫を集中管理できる利点を有
する。
加えて停電があってもすぐ手動操作に切換えられるがら
不慮の事故に際しても充分対処することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案貸金庫錠の一実施例を施錠状態で示す縦
断面図、第2図は部分縦断面図、第3図は解錠状態を示
す縦断面図、第4図は第1図のインターロック部材を示
した横断面図である。 1・・・・・・ボックス、2・・・・・・閂、3・・・
・・・走り板、4・・・・・・客錠、5・・・・・・銀
行錠、6・・・・・・インターロック部材、7・・・・
・・框枠、9,10・・・・・・走り板の突起片、15
・・・・・・客用キー、16・・・・・・銀行用キー、
17.18・・・・・・タンブラ−の溝、23・・・・
・・プランジャ、24・・・・・・ラッチレバー、26
・・・・・・扉、31・・・・・・走り板の溝、32・
・・・・・レバー、33・・・・・・フラップ、34.
35・−・・−・ソレノイド、36・・・・・・リード
スイッチ、41・・・・・・耳片、44・・・・・・マ
グネット。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)閂2と一体的に作動する走り板3と、溝1Bを備
    え且つ回動自在に軸支された複数枚のタンブラ−とを具
    備し、所定の銀行用キー16によって該各タンブラ−の
    溝18を所定位置に整列させることにより走り板3の後
    退を許容して閂2の引き込みを許容し得る銀行錠5を備
    えた貸金庫錠において、 上記タンブラ−に隣接させて装着され且つ該各タンブラ
    −を回動させて該各タンブラ−の溝18を上記所定位置
    に整列させ得るレバー32と、該レバー32を挾んで上
    記タンブラ−の反対側に揺動自在に装着されて該レバー
    32を作動し得るフラップ33と、 該フラップ33に連繋させて装着され且つ遠隔操作によ
    って作動して該フラップ33及びレバー32を介して上
    記各タンブラ−の溝18を上記所定位置に整列させ得る
    電動部材 とからなる解錠機構を設けたことを特徴とする貸金庫錠
  2. (2)前記各タンブラ−が軸の下方に突出した耳片41
    を有し、レバー32が回動自在に軸支され且つ該耳片4
    1に摺接して該各タンブラ−を回動し得る突起部37を
    具えている実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の
    貸金庫錠。
  3. (3)フラップ33が支点42を中心に揺動自在に軸支
    され、且つ該支点42のレバー32側に該レバー32に
    摺接して該レバー32を回動し得る突起43を備えてい
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項または第(2)項
    に記載の貸金庫錠。
  4. (4)前記電動部材が、フラップ33のそれぞれ一方の
    端部を押圧して該フラップ33に設けられた突起43を
    揺動させる押片34 a、 35 aを具えたソレノイ
    ド34.35である実用新案登録請求の範囲第(1)項
    乃至第(3)項のいずれかに記載の貸金庫錠。
JP6190879U 1979-05-11 1979-05-11 貸金庫錠 Expired JPS592266Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS55162663U JPS55162663U (ja) 1980-11-21
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