JPS5922639A - ソフトフエライト原料金属酸化物粉末用分散剤 - Google Patents

ソフトフエライト原料金属酸化物粉末用分散剤

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JPS5922639A
JPS5922639A JP57131514A JP13151482A JPS5922639A JP S5922639 A JPS5922639 A JP S5922639A JP 57131514 A JP57131514 A JP 57131514A JP 13151482 A JP13151482 A JP 13151482A JP S5922639 A JPS5922639 A JP S5922639A
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copolymer
acrylic acid
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Kenji Okabashi
岡橋 憲司
Noboru Moriyama
森山 登
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Kao Corp
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Kao Corp
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Compounds Of Iron (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はソフトフェライト原料金属酸化物粉末用分散剤
に関する。ソフトフェライトは酸化鉄を主成分とした金
属酸化物より成り、特に磁気コイルの磁心の材料として
有用である。
ソフトフェライトは通常1次の工程にょ夛製造される。
(1)酸化鉄、酸化マンガン、酸化亜鉛、酸化ニッケル
などの原料及び水を配合し、 (2)  ボールミル、サンドミル、アトライターなど
の粉砕機で原料を0.5μ程度にまで粉砕し、(3) 
 これを噴霧乾燥し く4)次いで、プレス成形して仮焼を行い、(5)更に
水を加えてこれを粉砕機で2〜4μ程度にまで粉砕して
バインダーを加え、 (6)噴霧乾燥して顆粒状とし、 (7)  これをプレス成形し焼結する。
上記(2)及び(5)の粉砕工程においては、原料金属
酸化物粉末を約50重tSの水スラリー状にして粉砕す
るのが一般的である。この水スラリー濃度を高めること
(これは、スラリー中の水の含有量を減少させることを
意味する)により、以下に示すような好ましい効果を実
現させることができる。
(1)粉砕工程において、粉砕効率が上昇して、目的と
する粒径にまで粉砕するのに要する時間が短縮される。
(2)噴霧乾燥に要する時間が短縮される。
(3)噴霧乾燥された金属酸化物粉末の嵩密度が大きく
なり、プレス成形時のプレス圧力が減少せられる。
上記の効果はすべて、生産性の向上と、動力エネルギー
の大幅な節減に結びつくものである。
しかしながら、単に水を減少させることによりスラリー
濃度を高めた場合は、スラリーの粘度上昇によシ粉砕時
間が長くなり、又スラリー輸送が困難となって、生産性
の向上及び動力エネルギーの節減は達成されない。
炭酸カルシウム粉末や酸化チタン粉末の如き無機粉末用
分散剤として、ポリアクリル酸ソーダ、リグニンスルホ
ン酸ソーダ、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の
ソーダ塩などが市販されているが、これらの分散剤をソ
フトフェライト原料金属酸化物粉末の分散剤に転用した
場合は、スラリー粘度の低下についてはある程度の目的
は達成されるが、最終製品であるフェライトの透磁率が
悪化するため、これらの分散剤は使用することができな
い。このため、当業界では、最終製品であるフェライト
の磁気特性を悪化させずに高濃度スラリー化合可能にす
る分散剤の出現が強く要望されているところである0 本発明者らは、かかる現状1/C’Sみ、鋭意研究の結
果、マレイン酸と、アクリル酸又は/及びメタクリル酸
との共重合体のアンモニウム塩又はアルカノールアミン
塩の1種又は2種以上を含有する分散剤が最終製品であ
るフェライトの磁気特性を悪化させることなく、シかも
ソフトフェライト原料金属酸化物粉末の高濃度スラリー
化を可能にすることを見い出し本発明を完成させた。
本発明に係る共重合体塩は平均分子量が500〜300
00のものが好ましく、平均分子量が1000〜1!5
000のものがよシ好ましい。平均分子量が500より
小さい共重合体塩及び平均分子量が50000より大き
い共重合体塩は、スラリー粘度の低下能力が不十分であ
る。又、その製造法に関しては特に制限がなく、どのよ
うな方法で合成しても特に性能上、大きな差はみられな
い。
合成法として例えば次の様な方法がある。即ち、アクリ
ル酸とマンイン酸を水溶媒中、過硫酸塩触媒の存在下で
共重合せしめ、次いでアンモニア水或いはアルカノール
アミンで中和する合成法である。ここで用いられるアル
カノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジェ
タノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる
。アンモニア又はアルカノールアミンは、マレイン酸と
アクリル酸又は/及びメタクリル酸とを完全に水和する
に足りる量を加えることが好ましいが、共重合体塩の性
能を損わない程度に一部未中和物を残す量であってもよ
い。
 5一 本発明に係わる共重合体を構成するモノマーのモル比率
は、マレイン酸ニアクリル酸又は/及びメタクリル酸=
5:100〜200 : 100の範囲が望ましい。マ
レイン酸の比率が3未満の場合は、アクリル酸又はメタ
クリル酸単独の減粘効果と同等であり、マレイン酸添加
による相乗効果は実現されず、マレイン酸の比率が20
0を越える場合は、かえって減粘効果が低下する。
上記比率が5 : 100〜200:100の範囲内に
おいてのみ、ソフトフェライト原料金属酸化物粉末の水
分散液に対して優れた減粘効果が実現される0 ソフトフェライト用金属酸化物粉末の水分散液は本発明
の分散剤の存在下で該金属酸化物粉末と水を混合するこ
とにより容易に製造される。
製造の手順については特に制限はなく、例えば、共重合
体塩の水溶液中に核金属酸化物粉末を加えて攪拌する方
法、あるいは該金属酸化物粉末に少量の水を加えてケー
キ状とし、これに共重合体塩の水溶液を加えて攪拌する
方法により製 6− 造することができる。本発明に係る共重合体塩の添加量
は、金属酸化物粉末の粒径にもよるが、金属酸化物粉末
に対して重量基準で0.05〜5チの範囲であり、好ま
しくは0,2〜4チの範囲である。
本発明の分散剤により、固形公約75重量係の高濃度低
粘度スラリーを得ることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 マレイン酸/アクリル酸共重合体のアンモニウム塩(モ
ル比30/100、平均分子蓋5000 )の40悌水
溶液1 B、8 fを、内容積2にのステンレス製ビー
カーに入れ、水238.6 Fを加えて攪拌して系を均
一にする。
次いで、ソフトフェライト原料金属酸化物配合粉末(こ
れは、重量基準でFe2O,を70チ、MnOを23q
6、ZnOを7%含有する平均粒径が0.8μの粉末で
ある。) 750 fを加えてスパーチルで攪拌し更に
ホモディスパー(%殊機化工業(株)製のミキサー)を
用いて毎分3000回転の回転速度で3分間攪拌して、
金属酸化物粉末を75悌含む水分散液を得た。この水分
散液の25℃における粘度をブルックフィールド型粘度
計で測定した。その結果は表1の通りであった。
この水分散液にポリビニルアルコール(平均重合#1,
000 )を7.5F加えて、スパーチルでよく攪拌後
、小型のスプレードライヤーで噴霧乾燥し平均粒径10
μの顆8Bを得た0、この顆粒を型枠(縦×横×深さ:
11)IWX4Q11+1LXIQ鶴)に入れ、1t/
薗2の加圧下でプレス後、空気中下1200℃で焼結し
、1mlmmX3Ox s mtxのソフトフェライト
を得た。このフェライトの25℃における透磁率を10
 KHzの周波数で測定した。その結果は表1の通υで
あった。
実施例2 実施例1で用いたマレイン酸/アクリル酸共重合体のア
ンモニウム塩の40%水溶液を10t、水を5441.
金属酸化物配合粉末を6501゜ポリビニルアルコール
を6.5gとした以外は実施例1と同様にして、金属酸
化物粉末を65係含む水分散液、及びフェライトを得た
。この分散液の粘度、及びフェライトの透磁率を実施例
1と同じ条件下で測定した。結果は表1の通シであった
実施例6 実施例1で用いたマレイン酸/アクリル酸共重合体のア
ンモニウム塩の代わυに、マレイン酸/メタクリル酸共
重合体のトリエタノールアミン塩(−Eニル比10 /
 100 、平均分子i!:5500 )の40チ水溶
液を18.8 ?用い、それ以外は実施例1と同様にし
て、金属酸化物粉末を75係含む水分散液、及びフェラ
イトを得た。この分散液の粘度、及びフェライトの透磁
率を実施例1と同じ条件下で測定した。結果は表1の通
りであった。
実施例4 9 一 実施例1で用いたマレイン酸/アクリル酸共重合体のア
ンモニウム塩の代わ9に、マレイン酸/メタクリル酸共
重合体のアンモニウム塩(モル比100 / 100 
、平均分子量500口)の25チ水溶液を30t1水を
227,5 fとした以外は実施例1と同様にして、金
属酸化物粉末を75係含む水分散液及びフェライトを得
た。
この分散液の粘度及びフェライトの透磁率を実施例1と
同じ条件下で測定した。結果は表1の通シであった。
比較例1 水500fに実施例1で用いた金属酸化物配合粉末を5
0of加え、実施例1と同様の操作によ多金属酸化物粉
末を50俤含む水分散液を得た。
次いでこの水分散液に実施例1で用いたポリビニルアル
コール5vを加え、実施例1と同様の操作によりソフト
フェライトを得た。水分散液の粘度とフェライトの透磁
率を実施例1と同じ条件下で測定した。結果は表1の通
りであつ九比較例2 10− 実施例1で用いたマレイン酸/アクリル酸共重合体のア
ンモニウム塩の代わDK、ポリアクリル酸ソーダ塩(平
均分子t4500)の40チ水溶液を18.8 F用い
た以外は実施例1と同様に゛して金属酸化物粉末を75
%含む水分散液及びフェライトを得た。この水分散液の
粘度及びフェライトの透磁率を実施例1と同じ条件下で
測定した。結果は表1の通如であった。
比較例3 実施例1で用いたマレイン酸/アクリル酸共重合体のア
ンモニウム塩の代わシに、リクニンスルホン酸ソーダ塩
(商品名リグナコンク、十条製紙(株)製)の50係水
溶液を15t1水を242.5 F用い、それ以外は実
施例1と同様にして、金属酸化物粉末を75チ含む水分
散液及びフェライトを得た。この水分散液の粘度及びフ
ェライトの透磁率を実施例1と同じ条件下で測定した。
結果は表1の通シであった。
比較例4 実施例1で用いたマレイン酸/アクリル酸共重合体のア
ンモニウム塩の代わシにナフタレンスルホン酸ホルマリ
ン縮金物ソーダ塩の粉末(42チ水溶液で20℃にて7
5センチボイズの粘度を有するもの)を7.59、水を
250f用い、それ以外は実施例1と同様にして、金属
酸化物粉末を75係含む水分散液及びフェライトを得た
。この水分散液の粘度及びフェライトの透磁率を実施例
1と同じ条件下で測定した。結果は表1の通りであった
比較例5 実施例1で用いたマレイン酸/アクリル酸共重合体のア
ンモニウム塩の代わシに、リグニンスルホン酸アンモニ
ウム塩(闇品名ホレスハースNH,オランダのボレーガ
ード社製)の40チ水溶液を18.8F用いた以外は実
施例1と同様にして、金属酸化物粉末’i75%含む水
分散液及びフェライトを得た。この水分散液の粘度及び
フェライトの透磁率を実施例1と同じ条件下で測定した
。結果は表1の通りであった。
比較例6 マレイン酸/メタクリル酸共重合体のアンモニウム塩(
モル比250 / 100 、平均分子[5500)の
40係水溶液1 B、8 tを内容積2!のステンレス
製ビーカーに入れ、以下実施例1と同一の金属酸化物配
合粉末及びポリビニルアルコールを用い、実施例1と同
様の手順で、金属酸化物粉末を754含む水分散液及び
フェライトを得た。この水分散液の粘度及びフェライト
の透磁率を実施例1と同じ条件下で測定した。結果は表
1の通シであった。
表   1 出願人代理人  古  谷     馨15−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 17レイン酸と、アクリル酸又は/およびメタクリル酸
    との共重合体のアンモニウム塩又はアルカノールアミン
    塩の1種又は2種以上を貧有するソフトフェライト原料
    金属酸化物粉末用分散剤。 2 共重合体を構成する七ツマ−のモル比率が、マレイ
    ン酸ニアクリル酸又は/およびメタクリル酸=3:10
    0〜200 : 100である特許請求の範囲第1項記
    載のソフトフェライト原料金属酸化物粉末用分散剤。 3 共重合体塩の平均分子量が500〜3ooooであ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の77トフ工ラ
    イト原料金属酸化物粉末用分散剤〇
JP57131514A 1982-07-28 1982-07-28 ソフトフエライト原料金属酸化物粉末用分散剤 Granted JPS5922639A (ja)

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JP57131514A JPS5922639A (ja) 1982-07-28 1982-07-28 ソフトフエライト原料金属酸化物粉末用分散剤

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JPH0224579B2 JPH0224579B2 (ja) 1990-05-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005288294A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Kao Corp 電子材料用分散剤
KR20170072813A (ko) * 2015-12-17 2017-06-27 카오카부시키가이샤 분체용 분산제 조성물

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