JPS5922535B2 - パタ−用屈曲ゴルフシヤフト - Google Patents
パタ−用屈曲ゴルフシヤフトInfo
- Publication number
- JPS5922535B2 JPS5922535B2 JP53090728A JP9072878A JPS5922535B2 JP S5922535 B2 JPS5922535 B2 JP S5922535B2 JP 53090728 A JP53090728 A JP 53090728A JP 9072878 A JP9072878 A JP 9072878A JP S5922535 B2 JPS5922535 B2 JP S5922535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- putter
- bent
- golf shaft
- fiber bundle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Golf Clubs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は繊維強化プラスチックス（以下ＦＲＰと略記す
る）製中空曲管パター用ゴルフシャフトに関するもので
ある。
る）製中空曲管パター用ゴルフシャフトに関するもので
ある。
パター用ゴルフクラブでボールを打つ場合、クラブを振
子の様に振ってボールを打つと比較的正確なカップをね
らうことができる。
子の様に振ってボールを打つと比較的正確なカップをね
らうことができる。
ゴルフクラブを振子の様に振る場合にヘッドの重心（す
なわちスウィートスポット）がシャフトの軸線上にある
と、ヘッドが開かずより正確な打撃が期待できるもので
ある。
なわちスウィートスポット）がシャフトの軸線上にある
と、ヘッドが開かずより正確な打撃が期待できるもので
ある。
すなわち、シャフト先端でボールをとらえる様に打てば
よいわけであるから正確にねらえるわけである。
よいわけであるから正確にねらえるわけである。
そこで、ヘッドに取りつげられたシャフトを途中で曲げ
ることによってヘッドの束毛・をシャフトの軸線上にも
って来ることが行なわれるようになった。
ることによってヘッドの束毛・をシャフトの軸線上にも
って来ることが行なわれるようになった。
金属製シャフトたとえばスチール、アルミ等の場合は容
易に曲げて目的を達成することができたため従来屈曲し
たシャフトはすべて金属製であった。
易に曲げて目的を達成することができたため従来屈曲し
たシャフトはすべて金属製であった。
しかし 本発明者らは振子式に打つパター用ゴルフシャ
フトとして理想的に考察するにシャフトは軽ければ軽い
程よいという結論を得た。
フトとして理想的に考察するにシャフトは軽ければ軽い
程よいという結論を得た。
すなわち、ヘッドの重心とシャフトの重心の合成ででき
るクラブ全体の重心がシャフトが軽いとヘッドの重心に
近づくためより慣性モーメントの大きい振子となるから
である。
るクラブ全体の重心がシャフトが軽いとヘッドの重心に
近づくためより慣性モーメントの大きい振子となるから
である。
すなわち総重量が同じパター用クラブでもシャフトが軽
いと振子の慣性モーメントは大きくなり、振っている途
中で手が震えてもヘッドフェースの方向があまり変化し
ない点である。
いと振子の慣性モーメントは大きくなり、振っている途
中で手が震えてもヘッドフェースの方向があまり変化し
ない点である。
本発明はこのような目的を達成するためのパター用屈曲
ゴルフシャフトを軽量ＦＲＰ製で得られるようにして外
観性能の格段の向上を得たものである。
ゴルフシャフトを軽量ＦＲＰ製で得られるようにして外
観性能の格段の向上を得たものである。
本発明は織目のない左右のラセン状の多数の単繊維より
なる繊維束で形成される屈曲した筒状物を熱硬化成樹脂
で結合してなることを特徴とするもので、このシャフト
は屈曲性のある中空芯の周囲に多数の単繊維よりなる繊
維束で形成される筒状物を位置させて、曲管パター用シ
ャフトのキャビティを有する型内で中空芯に高圧気体を
送り込み筒状物を型に押しつげながら、筒状物に含浸し
た熱硬化性樹脂を硬化して製造する。
なる繊維束で形成される屈曲した筒状物を熱硬化成樹脂
で結合してなることを特徴とするもので、このシャフト
は屈曲性のある中空芯の周囲に多数の単繊維よりなる繊
維束で形成される筒状物を位置させて、曲管パター用シ
ャフトのキャビティを有する型内で中空芯に高圧気体を
送り込み筒状物を型に押しつげながら、筒状物に含浸し
た熱硬化性樹脂を硬化して製造する。
屈曲性のある中空芯としては高圧気体を送り込んだとき
に気体がもれないだけの気密性と熱硬化性樹脂を硬化さ
せるときの熱に対する耐熱性を有するものであればよく
、ゴム管、ポリエチレン管、ポリプロピレン管等が好適
である。
に気体がもれないだけの気密性と熱硬化性樹脂を硬化さ
せるときの熱に対する耐熱性を有するものであればよく
、ゴム管、ポリエチレン管、ポリプロピレン管等が好適
である。
繊維束で形成される筒状物としては織目のある編組チュ
ーブすなわち、組ひもやあるいは電気シールド線等に使
用される組織をもつものでは織目があるため屈曲させた
場合、筒状物の断面を円形のままに保持させることが難
かしく、また円形にしたまま曲げると繊維に力がかかり
、成形されたシャフトの強度が弱くなる。
ーブすなわち、組ひもやあるいは電気シールド線等に使
用される組織をもつものでは織目があるため屈曲させた
場合、筒状物の断面を円形のままに保持させることが難
かしく、また円形にしたまま曲げると繊維に力がかかり
、成形されたシャフトの強度が弱くなる。
また、繊維束は厚さ方向に織られた織目を形成するため
、その部分の強度が低下する。
、その部分の強度が低下する。
また、シート状の繊維を屈曲させて左右のラセンを巻く
と各単繊維間にずれが生じ、外観上はいうにおよばず、
強度は極端に低下する。
と各単繊維間にずれが生じ、外観上はいうにおよばず、
強度は極端に低下する。
この点、本発明のシャフトは織目のない繊維束を巻きつ
けるため屈曲させても断面は円形になるうえ、座屈やふ
くれが生じない。
けるため屈曲させても断面は円形になるうえ、座屈やふ
くれが生じない。
また織目がないため平滑な外観が得られる。
また本発明のシャフトは、繊維束と筒状物の軸線とのな
す角度を自由に選ぶことが出来るうえに２種類以上の角
度で巻き付けていくことも可能であり、したがってより
自由な設計が可能となるからである。
す角度を自由に選ぶことが出来るうえに２種類以上の角
度で巻き付けていくことも可能であり、したがってより
自由な設計が可能となるからである。
繊維束としては比弾性率の大きいもの、炭素繊維、高弾
性率有機繊維（Ｄｕｐｏｎｔ社ケプラー繊維）等が望ま
しい。
性率有機繊維（Ｄｕｐｏｎｔ社ケプラー繊維）等が望ま
しい。
熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂等が適している。
ル樹脂、フェノール樹脂等が適している。
中空芯の周囲に織目のない右巻きと左巻きの繊維束でで
きる筒状物を設ける方法としては剛性のある支持体に中
空芯を平行にいたのちいわゆるフィラメントワインディ
ング法で繊維束を右巻きと左巻きに巻きつげて筒状物を
形成する。
きる筒状物を設ける方法としては剛性のある支持体に中
空芯を平行にいたのちいわゆるフィラメントワインディ
ング法で繊維束を右巻きと左巻きに巻きつげて筒状物を
形成する。
この方法だと自由に厚さを変化させることができる。
筒状物が形成されると、筒状物の中に芯状物を残して支
持体だけを抜去すると目的が達成できる。
持体だけを抜去すると目的が達成できる。
剛性のある支持体として中空管を用い、中空芯を中空管
の中に入れた後に、筒状物の中に芯状物を残して中空管
を抜去すると筒状物と中空管の摩擦が小さく抜去するの
が容易である。
の中に入れた後に、筒状物の中に芯状物を残して中空管
を抜去すると筒状物と中空管の摩擦が小さく抜去するの
が容易である。
次に本発明の実施例について述べる。
第１図は本発明のパター用シャフトを用いたパタークラ
ブを、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図を示す。
ブを、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図を示す。
シャフト１はヘッド２に近い部分で曲っておりグリップ
３を含むシャフトの軸線の延長上にヘッドの重心５があ
る。
３を含むシャフトの軸線の延長上にヘッドの重心５があ
る。
第２図においてＦＲＰ６の内側に中空芯７がある。
第３図は中空管に繊維束を巻きつげて筒状物を形成して
いるところを、第４図は形成された筒状物の中に中空芯
を残して中空管を抜去しているところを示す。
いるところを、第４図は形成された筒状物の中に中空芯
を残して中空管を抜去しているところを示す。
第３図において繊維束８はガイド９によって往復させら
れる。
れる。
中空管１２に右巻きの繊維束１０と左巻きの繊維束１２
で筒状物を形成する。
で筒状物を形成する。
中空管１２の内側には中空芯７がある。
筒状物１３が所定の厚さになると第４図に示すように筒
状物１３の中に中空芯７を残して中空管１２を抜去する
。
状物１３の中に中空芯７を残して中空管１２を抜去する
。
熱硬化性樹脂は繊維束８にあらかじめ含浸してあっても
よいし、中空管１２を抜去した後の筒状物に含浸しても
よい。
よいし、中空管１２を抜去した後の筒状物に含浸しても
よい。
しかるのち曲管パター用シャフトのキャビティを有する
型内で中空芯に高圧気体を送り込み筒状物を型に押しつ
げながら熱硬化性樹脂を硬化させたパター用ゴルフシャ
フトを製造する。
型内で中空芯に高圧気体を送り込み筒状物を型に押しつ
げながら熱硬化性樹脂を硬化させたパター用ゴルフシャ
フトを製造する。
本発明のパター用ゴルフシャフトは炭素繊維のを使用し
た場合的３５２のシャフトができスチールシャフトに較
べると重量で５０％軽くできた。
た場合的３５２のシャフトができスチールシャフトに較
べると重量で５０％軽くできた。
本発明のシャフトと編組チューブ及びブリプレグシート
を巻きつげて作った屈曲シャフトの屈曲部を上にして荷
重を加えたところ、本発明のシャフトは３２ｋｇまで破
損しなかったが、編組チューブシャフトでは２１ｋｇで
シートを巻きつげたシャフトは１７ｋｇで破損した。
を巻きつげて作った屈曲シャフトの屈曲部を上にして荷
重を加えたところ、本発明のシャフトは３２ｋｇまで破
損しなかったが、編組チューブシャフトでは２１ｋｇで
シートを巻きつげたシャフトは１７ｋｇで破損した。
また、編組チューブシャフトは外周の織目の部分に凹み
があり、外観が悪くシートを巻きつげたシャフトは屈曲
部の断面が楕円状であったが、本発明のシャフトの外観
は平滑で美＜シ＜、屈曲部の断面は円形であった。
があり、外観が悪くシートを巻きつげたシャフトは屈曲
部の断面が楕円状であったが、本発明のシャフトの外観
は平滑で美＜シ＜、屈曲部の断面は円形であった。
第１図は本発明のパター用シャフトを用いたパタークラ
ブを、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図を示す。 第３図は中空管に繊維束を巻きつげて筒状物を形成して
いるところを、第４図は形成された筒状物の中に中空芯
を残して中空管を抜去しているところを示す。 符号の説明、１・・・・・・シャフト、２・・・・・・
ヘッド、計・・・・・グリップ、４・・・・・・シャフ
ト軸線、５・・・・・・ヘッド重心、６・・・・・・Ｆ
ＲＰ、７・・・・・・中空芯、８・・・・・・繊維束、
９・・・・・・ガイド、１０・・・・・・右巻き繊維束
、１１・・・・・・左巻き繊維束、１２・・・・・・中
空管、１３・・・・・・筒状物。
ブを、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図を示す。 第３図は中空管に繊維束を巻きつげて筒状物を形成して
いるところを、第４図は形成された筒状物の中に中空芯
を残して中空管を抜去しているところを示す。 符号の説明、１・・・・・・シャフト、２・・・・・・
ヘッド、計・・・・・グリップ、４・・・・・・シャフ
ト軸線、５・・・・・・ヘッド重心、６・・・・・・Ｆ
ＲＰ、７・・・・・・中空芯、８・・・・・・繊維束、
９・・・・・・ガイド、１０・・・・・・右巻き繊維束
、１１・・・・・・左巻き繊維束、１２・・・・・・中
空管、１３・・・・・・筒状物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 織目のない左右のラセン状の多数の単繊維よりなる
繊維束で形成される屈曲した筒秋物を熱硬化性樹脂で結
合してなることを特徴とするパター用屈曲ゴルフシャフ
ト。 ２ 繊維束が炭素繊維又は炭素繊維を特徴とする特許請
求の範囲第１項記載のパター用屈曲ゴルフシャフト。 ３ 繊維束が高弾性率有機繊維あるいは高弾性率有機繊
維を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のパター用屈
曲ゴルフシャフト。 ４ 熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂である特許請求の範囲
第１項、第２項又は第３項記載のパター用屈曲ゴルフシ
ャフト。 ５ 熱硬化性樹脂が不飽和ポリエステル樹脂である特許
請求の範囲第１項、第２項又は第３項記載のパター用屈
曲ゴルフシャフト。 ６ 熱硬化性樹脂がフェノール樹脂である特許請求の範
囲第１項、第２項又は第３項記載のパター用屈曲ゴルフ
シャフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53090728A JPS5922535B2 (ja) | 1978-07-25 | 1978-07-25 | パタ−用屈曲ゴルフシヤフト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53090728A JPS5922535B2 (ja) | 1978-07-25 | 1978-07-25 | パタ−用屈曲ゴルフシヤフト |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4814876A Division JPS52132933A (en) | 1976-04-27 | 1976-04-27 | Method of manufacturing bent golf shaft for patter |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5416241A JPS5416241A (en) | 1979-02-06 |
| JPS5922535B2 true JPS5922535B2 (ja) | 1984-05-28 |
Family
ID=14006607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53090728A Expired JPS5922535B2 (ja) | 1978-07-25 | 1978-07-25 | パタ−用屈曲ゴルフシヤフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5922535B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57201650A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-10 | Asahi Glass Co Ltd | Stamp molding material and its manufacture |
| JPS60188949A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-26 | Tokai Shoji Kk | スクリ−ン印版への乳剤の塗布方法 |
| JPH02143968U (ja) * | 1989-05-06 | 1990-12-06 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1005478A (en) * | 1973-04-27 | 1977-02-15 | Michael A. Taylor | Golf club, carbon-graphite shaft therefor, and method of making carbon-graphite tubes |
| JPS5089137A (ja) * | 1973-11-30 | 1975-07-17 |
-
1978
- 1978-07-25 JP JP53090728A patent/JPS5922535B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5416241A (en) | 1979-02-06 |
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