JPS592251B2 - 非油性スプレッド - Google Patents

非油性スプレッド

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JPS592251B2
JPS592251B2 JP55144206A JP14420680A JPS592251B2 JP S592251 B2 JPS592251 B2 JP S592251B2 JP 55144206 A JP55144206 A JP 55144206A JP 14420680 A JP14420680 A JP 14420680A JP S592251 B2 JPS592251 B2 JP S592251B2
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JP
Japan
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spread
oily
manufactured
aqueous solution
paste
Prior art date
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Expired
Application number
JP55144206A
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English (en)
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JPS5768738A (en
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美砂子 外山
衛 菰田
征夫 高辻
玲子 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUGYAMA SANGYO KAGAKU KENKYUSHO
Original Assignee
SUGYAMA SANGYO KAGAKU KENKYUSHO
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Publication date
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軽度に酵素分解したワキシーコーンスターチの
低温処理物を基材とする非油性スプレッドに関するもの
であり、その目的とするところは。
無脂肪あるいは低脂肪で、しかも性状がマーガリンのコ
ンシスチンシーと類似しており、かつ、展延性ならびに
日清は性に優れた低カロリースプレッドを提供するにあ
る。
近年、食生活の改善に伴ない、動物脂や硬化油等のごと
き飽和脂肪鍛含量の多い脂肪類の過剰摂取と高血圧症も
しくは心臓病との関係が言及されており、このため摂取
脂肪の質的変換が計られ、さらに摂取量においても、い
かにして削減して行くかについて種々検討が成されてい
る。
その結果、マーガリンについては、摂取脂肪量の半減化
を目脂した油分40重量係程度の所謂、低カロリーマー
ガリンが出現して急速にその市場を拡大してきている。
元来、マーガリンは、水相と油相を乳化剤の存在下にお
いて混合、攪拌し、油中水滴型のエマルジョンに乳化す
るという方法によって製造されている。
従って、低カロリーマーガリンにおいても、油分を極端
に減らすことは、連続相(油相)が分散相(水相)より
もはるかに少いというアンバランスナエマルジョン系と
なってしまい、安定なエマルジョンが得られなくなるた
め不可能である。
そこで、本発明者らは、脂肪摂取量をさらに減らすこと
のできる低カロリースプレッドについて種々研究の結果
、油中水滴型エマルジョンであるマーガリンの代わりに
、油分を必要とすることなく、シかも性状はマーガリン
のコンシスチンシーと非常によく似ている新規なスプレ
ッド基材を開発し、これを主成分として使用することに
より本発明の非油性スプレッドの製造に成功した。
すなわち、本発明は、DE3〜15程度に酵素分解した
ワキシーコーンスターチの25〜45重量係水溶液を0
〜10°Cの低温下に24時間以上保持して成る基材を
主体とし、これに、従来から使用されている公知の甘味
料(例えば、蔗糖、グルコース等の糖類、ソルビトール
等の糖アルコール、甘草抽出物、スデビオサイ1−サッ
カリン等)、調味料(例えば、アミノ酸系調味料、該酸
系調味料、有機酸の塩類等)、食塩、着香料(例えば、
合成香料、天然フレーバー物質、香辛料、シーズニング
、精油、オレオレジン、天然抽出物等)、着色料(例え
ば、β−カロチン、ベニバナ黄色素、タール系色素等)
、油脂(例えば、液状植物風パーム油、ショートニング
、粉末油脂等)、乳成分(例えば、脱脂粉乳、発酵乳、
牛乳、脱脂乳等)、乳化剤(例えば、蔗糖脂肪酸エステ
ル、脂肪酸モノグリセライド等の食品用乳化剤)、増粘
剤(例えば、アルギン酸ナトリウム、カゼインナトリウ
ム、繊維素グリコール酸カルシウム、デンプングリコー
ル酸ナトリウム、メチルセルローズ、カルボキシメチル
セルロース等)、ガム質(例えば、ローカストビーンガ
ム グアガム アラビアガム等)、ビタミン類(例えば
、ビタミンA1 ビタミンD1 ビタミンE等)、保存
料(例えば、ソルビン酸カリウム等)等の1種または2
種以上を添加、混合して成る非油性スプレッドである。
本発明の非油性スプレッドの主成分となる基材は、ワキ
シーコーンスターチをα−アミラーゼ等で処理し、DE
(Dextrose Equivalent)3ゝ1
5程度に酵素分解して得られる変性澱粉を、濃度25〜
45重量係の水溶液として0〜10℃の低温下に24時
間以上保持し、白濁、ゲル化せしめることによって製造
した白いクリーム状のペーストである。
このゲルは、一般の澱粉糊やガム質のゲルとは異なり、
きめ細かいクリーム状を呈し、非常に展延性と日清は性
に富んでいる。
そして、さらに注目すべきことは、一般の澱粉のゲル(
糊)は再度加温しても再溶解することがないのに対して
、前記本発明のペーストは60°C前後に加温すれば再
溶解し、ゾル(液状)となる。
この性質は可逆性であり、低温下に保持すると再びゲル
化して白いクリーム状のペーストに戻る。
このような性状は、酵素変性澱粉が一種の老化現象を生
ずることによって付与されるものと考えられるが、マー
ガリンのコンシスチンシーと非常によく似ており、スプ
レッドの基材として極めて好適である。
本発明において使用するワキシーコーンスターチは、他
の澱粉と異なり、アミロースを全く含まないアミロペク
チン1001%の澱粉であり、その糊は、展延性、保水
性、光沢等に富み、スプレッドの基材として好適な性質
を有する澱粉である。
しかしながら、ワキシーコーンスターチ糊は、粘着性が
強く、また水に対する溶解性が悪いため、これをスプレ
ッドの基材として使用した場合、ベタベタした餅状の食
感を呈し、しかも日清けが悪いという欠点を生ずるもの
である。
本発明はこのワキシーコーンスターチをDE3〜15程
度に酵素分解することにより、ワキシーコーンスターチ
(糊)が本来布する展延性、保水性、光沢に富むという
スプレッドの基材として好適な性質を失うことなく、前
記ワキシーコーンスターチ糊の欠点を改善したものであ
る。
この際、酵素分解の程度がDE3以下では、前記ワキシ
ーコーンスターチ使用の欠点であるベタベタした餅状の
食感や日清けの悪さを改善することができず、また、D
E15以上になると澱粉の加水分解が進み過ぎて、ワキ
シーコーンスターチ本来の特性である展延性、保水性、
光沢に富むという性質を失ってしまうことになり、ワキ
シーコーンスターチを使用した意味がなくなる。
本発明において最も重要な点は、このDE3〜15程度
に酵素分解したワキシーコーンスターチを、濃度25〜
45重量係の水溶液として0〜10℃の低温下に24時
間以上保持し、白濁、ゲル化せしめることにより、前記
のごとき、きめの細かい白色のクリーム状を呈し、しか
もその性状がマーガリンのこンシステンシーと非常によ
く似ており、スプレッド用基材として極めて好適なペー
ストを製造した点である。
この際、DE3〜15程度に酵素分解したワキシーコー
ンスターチの水溶液濃度が25重量係以下では、該溶液
を0〜10℃の低温下に長期間保持しても前記のごとき
特性を有するゲルは得られず、また、45重量係以上の
高濃度では酵素分解したワキシーコーンスターチが水に
溶解あるいは分散し難くなり、均一な水溶液が得られな
くなるため、同様に前記のごとき特性を有するゲルは得
られない。
さらに、濃度25〜45重量係の酵素分解ワキシーコー
ンスターチ水溶液を低温下に保持する際、冷却温度が0
℃以下では、該水溶液が凍結し、離水してしまうため、
前記のごとき特性を有するゲルは得られず、また、冷却
温度が10℃以上の場合、あるいは冷却時間が24時間
以内の場合は、水溶液のゲル化が起らず、あるいは起っ
ても不完全であるため、前記のごとき特性を有する白色
クリーム状のペーストは得られない。
本発明のスプレッド用基材は、展延性ならびに日清は性
に優れているばかりか、加熱すると溶解して液状を呈し
、低温下におくと再びきめの細かい白色クリーム状のペ
ーストに戻るという可逆性を有し、その枠状がマーガリ
ンのコンシスチンシーと非常によく似ており、しかも油
分を全く含有していないという非油性の低カロリースプ
レッド用基材として極めて好適な性状を有するものであ
る。
従って、この基材に、甘味料、調味料、食塩、着香料、
着色料、油脂、乳成分、乳化剤、増粘剤、ガム質、ビタ
ミン類、保存料等の1種または2種以上を添加、混合す
るという簡単な操作によって、品質の優れた非油性スプ
レッドを経済的に製造することができろ。
次に、本発明の実施例を示す。
実施例 1 ワキシーコーンスターチ1 kyに水1.51を加え、
攪拌しながら濃度0.07重量係の水酸化カルシウム水
溶液を加えてPH6に調整した。
次いで、これにα−アミラーゼ(大和化成焦製、タライ
スターゼT5、力価10,000 u/9 )を1g添
加して攪拌しながら加熱し、50℃達温後、45分間で
85℃まで昇温せしめた。
次いで、これをオートクレーブに入れて、120℃で1
0分間加熱することによりα−アミラーゼを失活さた。
得られた酵素分解ワキシーコーンスターチの水溶液に活
性炭(水蒸気炭)5gを加えて30分間攪拌した後、吸
引濾過して脱色された酵素分解ワキシーコーンスターチ
の水溶液2,350g(固形分濃度32.5重量係、D
E3.4)を得た。
次いで、この酵素分解ワキシーコーンスターチ水溶液を
室温まで冷却した後、温度5℃に調整した冷蔵庫内に5
日間放置して白色クリーム状のペースト(本発明の非油
性スプレッド基材)を得た。
このペースト895gに、粉末油脂(日本油脂は製、ネ
オパウダーMA ) 3.0 、!ii’、糖アルコー
ル系甘味料(松谷化学工業■製、グリスター)5.OI
、天然ステビア甘味料(守田化学工業焦製、ステビアロ
ール)1.0g、食塩(ナイカイ塩業は製、ナクルK)
0.5g、着香料(高砂香料工業KK製、パターンシー
ズニング、I N−8315)0.5g、食品用乳化剤
(菱糖■製、シュガーエステノl/、S−1170)0
.5gを添加し、よく攪拌、混合して均一な白色クリー
ム状ペーストの低カロリースプレッド(本発明の非油性
スプレッド)製品を得た。
この非油性スプレッド製品は、展延性に富んでおり、か
つ、日清は性も優れている等、スプレッドとして好まし
い品質を有するものであった。
また、この製品を加熱すると約60℃で溶解し、液状と
なった。
この溶解物を再度、温度5℃に調整した冷蔵庫内に24
時間放置すると、再びゲル化して白色クリーム状のペー
ストが得られた。
実施例 2 実施例1と同様な方法で調製した酵素分解ワキシーコー
ンスターチの白色クリーム状ヘースト(非油性スプレッ
ド基材)に、下表に示す各種添加材料を混合し、本発明
の非油性スプレッド製品を調製した。
なお、これらの添加材料は、総て市販されている下記商
品を使用した。
コーンサラダ油(豊年製油は製)、ショートニング(雪
印乳業■製)、粉末油脂(日本油脂■製、ネオパウダー
MA)、砂糖(日新製糖■製)、水飴(参松工業■製、
DE38)、糖アルコール系甘味料(松谷化学工業■製
、グリスター)、天然ステビア甘味料(守田化学工業は
製、ステビアロール)、食塩(ナイガイ塩業は製、ナク
ルK)、パターシーズニング着香料(高砂香料工業KK
製、1N−8315)、ココア着香料(森永製菓は製、
純ココア)、コーヒー着香料(ネッスル日本焦製、イン
スタントコーヒーパウダー)、乳成分(雪印乳業■製、
脱脂粉乳)、食品用乳化剤(菱糖■製、シュガーエステ
ル、S−1170)。
以上の配合によって得た各種の風味を有する非油性スプ
レッド製品の品質は、いずれも実施例1で得られた製品
と同様に優れたものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. I DE3〜15程度に酵素分解したワキシーコーン
    スターチの25〜45重量係水溶液をU〜10℃の低温
    下に24時間以上保持して成る基材を主体とし、これに
    、甘味料、調味料、食塩、着香料、着色料、油脂、乳成
    分、乳化剤、増粘剤、ガム質、ビタミン類、保存料等の
    1種または2種以上を添加、混合して成る非油性スプレ
    ッド。
JP55144206A 1980-10-15 1980-10-15 非油性スプレッド Expired JPS592251B2 (ja)

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JPS5768738A JPS5768738A (en) 1982-04-27
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