JPS59225138A - キノン化合物 - Google Patents

キノン化合物

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JPS59225138A
JPS59225138A JP10137083A JP10137083A JPS59225138A JP S59225138 A JPS59225138 A JP S59225138A JP 10137083 A JP10137083 A JP 10137083A JP 10137083 A JP10137083 A JP 10137083A JP S59225138 A JPS59225138 A JP S59225138A
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Shinji Terao
寺尾 秦次
Yoshitaka Maki
牧 良孝
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医薬またはその中間体として有用な新規キノン
化合物に関する。
さらに詳しくは、本発明は式 〔式中、Rはメチル基またはメトキン基を、Yはホμミ
μ基、力pボキシμ基、C2−57μコキシカμボニμ
基、カルバモイル基、七ノーもしくはジーC1−4アル
キμ力μパモイμ基または力μバモイルオキVメチμ基
を示す〕で表わされるキノン化合物およびそのヒドロキ
ノン体に関するものである。
上記キノン化合物(Ia)のヒドロキノン体は、式 上記式(Ia)および(I’b)に関し、Yで示される
C2−57μコキシカルポニμ基としては、エトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニμ
、イソプロポキシカルボニ〜、ブトキシカルボニμ、イ
ソブトキシヵμポニμ、 tert−グトキシカルポニ
ルなどがあげられ、モノ−もしくはジーC1−4アルキ
ルカルバモイル基トシては、メチルカルバモイル、エチ
ルカルバモイルプロビルカルパモイ〃,イソプロピルカ
ルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジェチpカルバモ
イμなどがあげられる。
本発明化合物のなかでも、通常Yが力μホキシル基の化
合物が本発明の目的上望ましく、さらにRとしてはメチ
ル基が有利である。
本発明化合物(工a)および(Ib)は、たとえば式 〔式中、RおよびYは前記と同意義で21、R1は低級
アルキル基(メチル、エチル、プロピルなど入ベンジル
基.メトキシメチル基またはテトラヒドロピラニル基を
示す。〕で表わされる化合物を脱保護反応に付すことに
よシ製造することができる。
すなわち一般式(II)中、R1が低級アルキル基また
はベンジル基であるものは、この化合物を酸化的脱アル
キル化反応に付すことにより、脱保護すると同時にベン
ゼン環を酸化して化合物(Ia)を得ることができ、ま
た一般式(II)中、R1がメトキシメチル基またはテ
トラヒドロピラニル基であるものは、この化合物を加溶
媒分解することによシ、脱保護して化合物(Ib)を得
ることができる。
R1が低級アルキμ基またはベンジル基である化合物(
II)の酸化的脱アルキル化反応は、たとえば二価の銀
化合物(例、Ago )またはセリウム化合物〔例、C
e(NH4)2(NO3)6 )などを用いて行われる
。本方法は、たとえば水または含水有機溶媒(例、ジオ
キサン、アセトニトリμ)中、化合物(IT)をAgo
−硝酸と反応させるか、またはピリジン−2.6−ジカ
μボン酸,ピリジン−2、6−ジカルボン酸N−オキシ
ドもしくはピリジン−2.4.6−)リカルポン酸の存
在下にAg。
まだは硝酸第二セリウムアンモニウムと反応させること
によって行われる。酸化剤の使用量は化合物(■)1モ
ルに対し、通常2〜3モルである。
反応温度は、通常−iob〜+30℃程度で差し支えな
く、よシ好ましくは一5t〜+loCである。反応時間
は通常30分〜1時間程度である。
R1がメトキシメチル基またはテトラヒドロピラニル基
である化合物(II)の加溶媒分解は、通常メタノール
、エタノール、ジオキサン、アセトニ)IJルまたはこ
れらと水との混合物などの溶媒中、鉱酸(塩酸,硫酸な
ど)、有機スルホン酸(メタンスルホンe.p−)ルエ
ンスルホン酸。
カンファースルホン酸など)などの酸を作用させること
によシ行なわれる。酸の使用量は化合物(lに対し通常
0.005〜0.1モルである。反応温度はOC〜60
C1反応時間は1〜5時間である。
化合物(Ia)中、Yがホyvミル基またはカルボキシ
ル基である化合物、すなわち一般式〔式中、Rは前記と
同意義であシ、Ylはホルミル基またはカルボキシル基
を示す。〕で表わされる化合物は、たとえば式 〔式中、Rは前記と同意義〕で表わされる化合物を酸化
することによっても製造し得る。
かかる酸化反応としては、アルコ−μをアルデヒドもし
くは力μボン酸へ変換するための公知方法、たとえばカ
ルボキシル化合物の製造に関しては、無水クロム酸−硫
酸や無水クロム酸−ピリジンなどを用いる酸化反応が、
またホルミル化合物の製造に関しては、活性二酸化マン
ガン、N−クロルコハク酸イミドとジメチルスルフィト
またはテトラビトロチオフェンなどを用いる酸化反応が
好都合に用いられる。無水クロム酸での酸化は、通常ア
セトンまたは含水アセトン中、0〜10℃の温度範囲で
行うのが好ましい。またホルミル化合物の製造に関して
は、通常溶媒として無水クロロホルムまたは無水塩化メ
チレンが使用され、活性二酸化マンガンの場合は通常−
20℃〜室温で反応を行うことができる。
化合物(Ia)中、Yが力pパモイμオキシメチμ基で
ある化合物すなわち式 〔式中、Rは前記と同意義でちゃ、Y2はカルパモイμ
オキシメチル基を示す。〕で表わされる化合物は、化合
物(m)をカルバモイル化反応に付すことによシ製造す
ることもできる。この反応は通常無溶媒か又はメチレン
クロライド、クロロホμム、ベンゼンなどの溶媒中、化
合物(III)にトリfフルオロ酢酸およびシアン酸カ
リウムを反応させることにより行なわれる。シアン酸カ
リは通常化合物(I[)に対し1〜2倍モμ用いられる
反応温度は通常10〜40℃であシ、反応時間は1〜5
時間程度である。
化合物(Ia)中、Yが02−5アルコキシ力μボニμ
基である化合物すなわち、式 C式中、Y3ハC2−57μコキシカμボニμを示し、
Rは前記と同意義である。〕で表わされる化合物は、式 〔式中、Rは前記と同意義である〕で表わされる化合物
をエステル化反応に付すことにより製造することができ
る。この反応は化合物(Ia−@)にアルコ−μおよび
チオニルクロライドを反応させることによシ行なわれる
。前記アルコールとしては、たとえばメタノール、エタ
ノ−1v、プロパノ−μ、イソフロパノーμ、ベンジμ
アμコールなどがあげられる。アルコールの使用量は化
合物(Ia−■)に対し、通常10〜100倍モルであ
シ、チオニルクロライドの使用量は化合物(IA−Q)
に対し、通常10〜20倍モμである。また化合物(I
 a@)中Y3がメトキシカルポニ〜である化合物は化
合物(Ia@にジアゾメタンを反応させることによって
も製造することができる。この場合のジアゾメタンの使
用量は化合物(Ia@に対し通常1〜2倍モルである。
これらのエステル化反応はいずれも通常O℃〜室温下1
〜24時間程度で行なわれる。
化合物(Ia)中Yがカルバモイル基またはモノ−また
はジーCよ−4アルキルカルバモイzt’基テsる化合
物すなわち式 〔式中、Rは前記と同意義であり、Y5はカルバモイル
基またはモノ−またはジーCyl −4アμキpカルバ
モイ〜ル基を示す。〕で表わされる化合物は、化合物(
I a−4i)をアミド化反応に付すことによっても製
造することができる。この反応は通常たとえばメチレン
クロライド、クロロホルム、ジメチルホルムアミドなど
の溶媒中、化合物(IN−@)にジV/Iロヘキシルカ
ルボジイミド(ncc)t;*はペプチド合成に゛おい
て使用される活性エステ)V)などを反応させることに
よりおこなわれる。これらDCCまたは活性エステルの
使用量は化合物(I a−@)に対し、通常1−71.
5倍モμである。反応温度は通常−10℃〜室温であシ
、反応時間は通常1〜10時間程度である。
式(Ib)で表わされる化合物は式(Ia)で表わされ
る化合物を還元反応に付すことにより製造することがで
きる。この反応は通常たとえばエーテル、ジオキサン、
メタノール、エタノ−μ、アセトニトリ/l/またはこ
れらφと水との混合物などの溶媒中で行なわれる。還元
剤としてはた台士轢比較的緩和なものたとえばハイドロ
サルファイドナトリウム(ハイポ)、ホウ素化水素ナト
リウムなどが用いられる。これらの還元剤は化合物(I
a)に対し通常2〜5倍モル用いられる。反応温度は通
常10℃〜室温である。またたとえばパラジウム−カー
ボン、酸化白金などを用いて接触還元することもできる
。この場合化合物(Ia)は1モル当量の水素を吸収し
たときキノン特有の黄色〜橙黄色から無色に変化し、反
応の終了を知ることができる。
なお、本発明のキノン化合物(Ia)とヒドロキノン化
合物(Ib )は、生理的条件下で相互変換しうろこと
から、薬理学的に等価化合物として考えられるべきもの
である。一般にヒドロキノン化合物(Ib)は、化学的
に酸化されやすいため、キノン化合物(Ia)として取
り扱う方が好ましい。ヒドロキノン化合物(Ib)はそ
の水酸基に自体公知の反応(例、エーテル化、ベンジル
化、アシル化)により、その水酸基に保護基を導入して
、たとえば前記化合物(II)などのような安定型に変
換しうる。
かくして製造されるキノン化合物(Ia)およびそのヒ
ドロキノン体(Ib)は、自体公知の分離・精製手段(
例、クロマトグラフィー、蒸留、結晶化)などによシ単
離採取することができる。
また、本発明化合物はYで示される基の種類によっては
薬学的に許容され得る塩の形で単離することもでき、た
とえばYが力μホキシル基の化合物(Ia)は、アルカ
リ金属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩)として単離
し得る。本発明化合物はかかる塩や異性体などもその範
囲に包含するものである。
本発明化合物(Ia)および(Ib)は、リノール酸、
リルン酸、ジホモーγ−リルン酸、アラキドン酸、エイ
コサペンタエン酸などの多価不飽和脂肪酸(PUFA)
、特にリボキシゲネ〜−ス(lipoxygenaae
 )系およびシクロオキシゲネース(cyclooxy
genase )系代謝過程に著量な影響を及ぼす。た
とえば即時性アレルギーの惹起物質として知られるS 
RS −A (slow reactingsubst
ance of’ anaphylaxis)に対して
はその産生を抑制し、同時に5−ヒドロパーオキシエイ
コサテトラエノン酸(5−HPETE)および5−ヒド
ロキシエイコサテトラエノン酸(5−HETE)の生成
をも抑制する。
5−HPETEはアラキドン酸を前駆体とし、人多核白
血球やラット肥満細胞などのりポキシゲネースによって
産生式れる過酸化脂肪酸の一つであって、5R8−Aの
重要な中間体でもある( Proc、 NatL Ac
ad、 Sc、L 、 76巻、4275頁。
1979年)。
本発明化合物は、生体内代謝系において、側鎖部分の減
法が起りにくいため、生体内での持続性が長く、血しよ
う中での薬剤有効濃度を長時間持続することができるな
どの特徴を有している。
本発明化合物(Ia)および(Ib)は、PUFAの代
謝改善、特に過酸化脂肪酸の産生抑制作用(抗酸化作用
)あるいは5R3−A産生抑制作用に基づいて、哺乳動
物に対して、抗喘息、抗アレルギー、血圧降下、動脈硬
化症改善、アテローム父性動脈硬化症改善、血小板凝集
傾向改善、腎・脳および心臓血管系改善、抗消化器潰瘍
、利尿。
免疫調整、fillI菌感染防御作用などの多様な生理
作用を示し、たとえば抗喘息剤、抗アレルギー剤。
血圧降下剤、抗潰瘍剤、利尿剤、抗血栓剤、脳循環改善
剤、心臓冠状血管改善剤、免疫調整剤、細m感染防御増
進剤、プロスタグランジン−トロンボキサン代謝改善剤
などの医薬として、たとえば気管支喘息、アレルギー症
、高血圧症、脳血栓症、虚血性心筋梗塞、冠状血管障害
、アテローム変性動脈硬化症、免疫不全症、プロスタグ
ランジンおよびトロンボキサン生合成調節機構失調症な
どの治療または予防に幅広く有用である。
本発明化合物は毒性が低く、そのままもしくは自体公知
の薬学的に許容されうる担体、賦形剤などと混合した医
薬組成物〔例、錠剤、カプセル剤(ソフトカプセル、マ
イクロカプセルを含む)。
液剤、注射剤、坐剤〕として経口的もしくは非経口的に
安全に投与することができる。投与量は投与対象、投与
ルート、症状などによっても異なるが、たとえば成人の
高血圧症または気管支喘息に対して経口投与する場合、
通常1回量として約0.2■/k(j〜251q//勿
体重程度、好ましくけ約0.5〜lOMf/に’;!体
重程度を1日1〜3回程度投与するのが好都合である。
本発明方法における原料化合物(II)あるいは(II
I)は、たとえば特開昭56−154433号、特願昭
55−186622号などに記載された方法またはそれ
らに準じて製造される。
以下に本発明を実施例、実験例によってさらに具体的に
説明するが、本発明の範囲がこれらに限定されるもので
はない。
実施例/ アルコール体(III 、 R=CH3) 2.619
をアセトン(40m/)に溶解し、水冷でかきまぜ、ジ
ョーンズ試薬(Jones reagent  ) 6
.0rxlを15分で滴下した。滴下後、水浴をはずし
、室温で45分かきまぜた。水(30it)を反応液に
加えた後、アセトンを減圧で留去。残渣に酢酸エチ/l
/(50ゴ)を加え抽出し、有機層を水洗、食塩水洗浄
次にこの有機層に炭酸水素ナトリウム水溶液(50it
)を加え、生成物を水層に移行した。この水層をとり出
し、希塩酸で酸性とした後、イソプロピルエーテ/’(
60++/)を加え抽出した。イソプロピルエーテル層
を水洗、食塩水洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、イ
ソプロピルエーテ/l/を減圧で留去。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトに付L、イソプロピルエーテルで展開
し、目的とするカルボン酸化合物(第1表中のIa−3
、R=CH3,Y=COOH)2.28 g(84%)
を得た。
実施例λ アルコール体(III 、 R=CH3) 0.33 
gをジクロルメタン(20++/)に溶解し、活性二酸
化マンガン2.0gをジクロルメタン(20m/)に溶
解し、活性二酸化マンガン2.09を加え、室温で1時
間かきまぜた。反応終了後、二酸化マンガンを炉別し)
、ジクロルメタンを減圧留去。残渣をシリカゲルカラム
クロマトに付し、イソプロピルエーテル−ヘキサン系で
展開し、目的とするアルデヒド化合物(第1表中のIa
−1、R=CH3,Y=CHO)0.29g(90%)
を得た。
実施例3 71V :2− IV体(I[、R=CH3) 3.2
6 g(10mmole ) 、シアン酸カリウム2.
43g(30mmole )にトルエン(30rx?)
を加え、室温でかきまぜた。これにトリフルオロ酢酸3
.76g(33mmole)を10分で滴下し、滴下後
、35〜40℃で4時間かきまぜた。反応液にイソプロ
ピルエーテ/’(60+yt)、水(50m/)を加え
、不溶物をセライトを通してp別。有機層をとり出し、
食塩水洗浄、硫酸マグネシウム乾燥した後、溶媒留去。
残渣をシリカゲルカラムクロマトに付し、イソプロピル
エーテ)V/酢酸エチル(4:1)で展開し、精製して
カルバモイルエステル化合物(Ia−7)2.5717
0%、イソプロピルエーテルで再結)を得た。
同様にして、アルコール ら力pバモイルエステル化合物(Ia−8)を得た。
実施例久 実施例Xで得られるカルボン酸Ia−3 (R=CH3
Y=COOH ) 0. 3 0 ’iをエチルニーテ
アv(5*/)に溶解シ、ジアゾメタンのエチルエーテ
lV溶Hti料のカルボン酸体(Ia−3)が消失する
まで加えた。反応終了後、エチルエーテ)Vf留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトに付し、イソプロヒル
エーテル−ヘキサン とするカルボン酸メチμエステA/( Ia−5 、 
R =CH3 、 Y=CO2CH3 ) 0. 3 
0 y ( 9 6%)を得た。
実施例S 実施例1で得られるカルボン酸化合物(工a−3。
3 0 0 my >を塩化メチレンf5が7)に溶か
し、2−チッソlJ :/−2−fオーIVc 1 5
 0mf’)とジシクロへキシルジイミド(2001f
)を加え室温で20分間反応し、この混合物にイソプロ
ピルアミン行った。反応終了後、析出する結晶f:P別
し、p液を水洗・乾燥(硫酸マグネシウム)、濃縮し、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、イソプロ
ピルエーテ/L/:酢酸エチμ系混合溶媒で展開し、目
的の分画部を集めて濃縮すると目的とするキノン化合物
(Ia−to)が得られた。物性その他の恒数を第1表
に示す。
同様の反応操作において、イソプロピμアミンの代シに
アンモニアを使用することによりキノン化合物(Ia−
9)を得だ。
上記各実施例およびこれらに準じた方法で得られた化合
物とそれらの物性を第1表(A、B)に示す。
第1表 実施例乙 2 、3 、5−)リメチ/l/−6−(ll−カルボ
キシウンデカ−5,10−ジイニ/L/)−1,4−ベ
ンゾキノン(Ia; R=CH3,y=coou ) 
0−349 (1,0mmole)をエーテ/’(51
sl)に溶解し、これに水(lr/)に溶解したハイド
ロサルファイトナトリウム0゜35 f (2,0mm
ole)を加えた。
室温で1時間かきまぜたのち、エーテル層をとり出し、
飽和食塩水で洗浄した。エーテル溶液を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、溶媒を留去すると白色結晶として2,3.
5−トリメチfi/−6−(ll−カμポキシウンデカ
ー5.10−ジイニ1v)−1,4−ヒドロキノン(I
bi R=CH3,Y=COOH)、 0.289 、
 m、p、87〜89℃が得られた。
実施例Z 2−(,12−カルバモイルオキシドデカ−5゜10−
ジイニ/L/)−3,5,6−トリメチ/I/−1,4
−ベンゾキノン(Ia; R=CH3,Y=CH20C
ONH2) 、 0.339 (1−Ommole)を
上記実施例に準じて反応を行い、白色結晶として2−(
12−カルバモイルオキシドデカ−5,No−シイニル
)−3、5、6−)リッチ/l/−1,4−ヒドロキ/
 ン(Ib; R=CH3、Y=CH20CONH2)
 −0,26f、m、p、90−92℃を得た。
実施例と 1−(12−ヒドロキシドデカ−5,10−シイニル)
−2、5−ジメトキシ−3,4,6−ドリメチルベンゼ
ン(II ; R=R’=CH3,Y=CH20H)、
 3.569 (10mmole)を実施例1に準じて
クロム酸−硫酸で酸化すると1,4−ジメトキシ−2,
3,5−)リメチル−6−(ll−カルボキシウンデカ
−5,10−ジイニ/1/)ベンゼンカ油状物質として
2.6:l得られた。本物質(2,609、7,Q m
mole)と2,6−ジカルポキシピリジンN−オキサ
イド(3,80f 、 7.Ox 3 mmole)を
アセトニトリル(40mJ)と水(20i7)の混合溶
媒に溶解し、水冷下にかき混ぜた。これに氷冷シた硝酸
第二セリウムアンモニウム(tt、4q、 7. OX
 3 mmole)の50%含水アセトニトリル溶液(
60sy/)を30分で滴下、同条件下に3゜分間、つ
いで室温で30分間かき混ぜた。反応終了後、不溶物を
炉別し、アセトニトリルを減圧で留去、残留物にイソプ
ロピμエーテl (100tttl)、水(2ON/)
を加えて抽出、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム、食塩
水で順次洗浄し、乾燥(Mg5O4)後、有機溶媒を減
圧で留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに
付し、イソプロピμエーテlv:酢酸エチ/l’(98
:2〜95:5)で展開すると2.3.5−)リメチ)
V−5−(11−力μホキシランデカ−5,10−ジイ
ニ/L/)−1,4−ベンジヤ” + 2.109 、
 m、 p。
49−51℃が得られた。
実施例り 2−(12−カルバモイルオキシドデカー5゜10−ジ
イニ/I/)−3,4,5−)リメチ/L’−1,4−
ビス−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ベンゼン(
300り)をメタノ−/’ (5tnl )に溶解し、
これにカンファースルホン酸(o、osq)を加え、窒
素雰囲気下で3時間放置した。反応後、溶媒を減圧下に
除去し、残渣にエーテルを加え、エーテル層を水洗、硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をイソ
プロピルエーテルで再結晶すると2−(12−カルバモ
イルオキシドデカ−5,10−ジイニ/L/)−3,4
,5−)リメチ)V−1,4−ヒドロキノン+ m−p
−90〜92℃、105りが得られた。
参考例/ 2−(12−力μバモイルオキシドデカ−5゜10−ジ
イニ)L/)  a 1415  )リメチル−1,4
−ヒドロキノン(186elf s O,5mmole
)を無水メチレンクロライド(5g/)に溶解し、これ
にジヒドロピラン(xooyfL!:カンファースルホ
ン酸(5′q)を加え室温で4時間放置した。反応物を
減圧濃縮して約1mlとし、これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(10g)に付し、イソプロピルエー
テルで展開すると2− (12−カルバモイルオキシド
デカ−5,10−シイニル)−3、4、5−)リメチ/
1’−1,4−ビス−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)ベンゼン(2s o yf )が油状物質として得
られた。
実施例10 2−(12−カルバモイルオキシドデカ−5゜10−ジ
イニ/l/)−1,4−ジメトキシ−3,4,5−トリ
メチルベンベン(2001ffy)を実施例とにおける
酸化的脱メチμ反応に付し、生成物をシリカゲルクロマ
トグラフィーで分離後、イソプロピルエーテルから再結
晶して2−(12−カルバモイルオキシドデカ−5,1
0−ジイニ)V)−3,4,5−)リメチμm1.4−
ベンゾキノン(120fff)の黄色結晶を得た。m、
p、56〜57℃。
実施例 5R3−Aの産生、放出に対する抑制作用本件目的化合
物の5R3−A産生に対する作用は、Orangeおよ
びMooreらの方法(J、 Immunol、。
116巻、392頁(1976年)〕に従って測定した
。すなわち、抗原として卵白アルブミンを用いて感作し
たモルモツ) (Hartley系雌雄1体重300〜
350g)の締切片に、本件目的化合物と抗原を同時に
添加し、その際産生、放出されるS RS−八tAをB
rocklehurst (J、 PhysioL 。
151巻、416−435頁、1960年)の方法に従
って測定した。その結果第2表に示すように、本件化合
物は低濃度において5R8−Aの産生、放出を強力に抑
制した。
第2表 集験例λ RB L 71  細胞によlる5−リポキンゲナーゼ
抑制作用: RBL−1細胞(rat basophilic 1.
eukemiacells ) 10  個fjHM 
C)11 (mast cell medium)0、
5 mlに懸渇し、これにあらかじめ調整した被検?s
l (hs c y □。5ゴ、アラキドン酸50μ9
.A−2318710ag、キノン化合物1.0’Mま
たは10  Mからなる)を加え、37℃で20分間反
応を行う。反応後、エタノ−l 4 mlと内部基準薬
として1,4−ジメトキシ−2−メチ/L/−5−(3
−メトキシプロピ)V)ナフタレンを加えよく振シまぜ
たのち、室温で10分間放置する。ついで遠心機(20
00回転/分)に10分間かけ、上澄液を分離する。こ
の上澄液を減圧下に約200μEにまで濃縮する。濃縮
液に高速液体クロマトに用イル溶媒CCH3CN(15
00): CH30H(500) :水(1100) 
:酢酸(2)、pH5,6(アンモニア水で調節)〕を
加えて全量を1M/とする。この溶液を200μjとり
、高速液体クロマトグラフィーに付し、5− HE T
 E (5−hydroxyeicosa−tetra
enoic acid)の定量を行う。
5−HETHの生成抑制率(IE)は(1−−)xio
oで表わされる。aはキノン化合物を含まないときの内
部標準のピークで補正したピーク高または面積値を、b
はキノン化合物を含んでいるときの内部標準のピークで
補正したピーク高またはピーク面積を表わす。
第3表 11a−1、83,571,61 ・Ia−2:、  84,3  72.3  l□ 1  Ia−386,775,31 1Ia−4’    85.4    70.6   
1*対照化合物:5.8,11.14− EicoSatetraynoic  acid第1頁
の続き A D W       7330−4 C31、/1
9     ABF       7330−4C31
/215     ABU       7330−4
C31、=’27    ABX     7330−
4C貧発 明 者 牧良孝 京都市西京区大原野上里鳥見町 5番地の17 手  続  補  正  書(自発) 1.事件の表示 昭和58 年特許願第101370  号2、発明の名
称 キノン化合物 3、補正をする著 事件との関係   特許出願人 住  所  大阪市東区道修町2丁目27番地名 称(
293)武田薬品工業株式会社代表者   倉  林 
 青  四  部4、代理人 住  所  大阪市淀川区十三本町2丁目17番85号
武田薬品工業株式会社大阪工場内 6、補正の内容 (1)明細書筒24頁第15行、第25頁第4行。
第25頁第9行、第25頁第18行、第26頁第3〜4
行および第26頁第9行のr3,4.5」をr3.5’
、6jに訂正する。
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 〔式中、Rはメチル基またはメトキシ基を、Yはホルミ
    μ基、カルボキシル基、C2−5アルコキシカルボニル
    基、カルバモイル基、モノ−もL<はジーcl−47μ
    キμ力ルバモイμ基またはカルバモイμオキシメチμ基
    を示す〕で表わされるキノン化合物またはそのヒドロキ
    ノン体。
  2. (2)Yがカルボキシル基である特許請求の範囲第(1
    )項記載の化合物
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