JPS5922506Y2 - 耐蝕形受圧器 - Google Patents

耐蝕形受圧器

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Publication number
JPS5922506Y2
JPS5922506Y2 JP871679U JP871679U JPS5922506Y2 JP S5922506 Y2 JPS5922506 Y2 JP S5922506Y2 JP 871679 U JP871679 U JP 871679U JP 871679 U JP871679 U JP 871679U JP S5922506 Y2 JPS5922506 Y2 JP S5922506Y2
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JP
Japan
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pressure
fluid
measured
corrosion
thin film
Prior art date
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Expired
Application number
JP871679U
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English (en)
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JPS55108947U (ja
Inventor
佐一郎 森田
Original Assignee
横河電機株式会社
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Publication date
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Priority to JP871679U priority Critical patent/JPS5922506Y2/ja
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は被測定流体と受圧ダイヤフラムとが接触して
流体の圧力、流量、レベル等を測定する受圧器に関し、
特に耐蝕性に優れた受圧器を提供しようとするものであ
る。
例えば2種類の流体間の圧力差を測定するには例えば第
1図に示すような差圧伝送器が用いられる。
図中1は差圧伝送器本体を示し、2a、2bはこの差圧
伝送器本体1に被測定流体の圧力を間接的に与える受圧
器を示す。
即ちこれら受圧器2a、2bは被測定流体が流れるプロ
セス(特に図示しない)に装着され、これら受圧器2a
、2bに取付けられたダイヤフラム3a、3bに被測定
流体が接触し、これらダイヤフラム3a、3bに被測定
圧力を与える。
受圧器2a、2bと差圧伝送器本体1との間は管3によ
って連結され受圧器2a、2bで受けた被測定圧力は管
3とダイヤフラム3a、3bの背面側の空室に封入した
例えばシリコンオイルのような封入液を介して差圧伝送
器本体1のダイヤフラム4a、4bに伝達し、ダイヤフ
ラム4a、4b間を結ぶ連結棒5をその圧力差に応じた
量だけ移動させ連結棒5に取付けた例えば可動電極6を
その両側に固定された固定電極7a、7bの何れか一方
に近ずくように移動させ、これら間の静電容量値を変化
させその静電容量変化により受圧器2a、2bのダイヤ
フラム3a、 3 bに掛る圧力差を検出するようにし
ている。
この検出信号は変換部8によって所定のスパンを持つ電
流信号に変換し外部に伝送するようにしている。
結局この第1図の例では被測定流体は受圧器2a、2b
のダイヤフラムに接触し差圧伝送器本体1のダイヤフラ
ム4a、4bに直接接触することを回避し、高価な差圧
伝送器本体1を被測定流体から保護するようにしている
つまりダイヤフラムを含め接液部の材質は被測定流体の
種類によって耐蝕性のある素材に選定される。
然し乍ら2種以上の混酸アルカリ等に対し双方に耐蝕性
のある材料は現在のところ存在しない。
仮に存在しても例えば金、白金等によればダイヤフラム
のような形状に加工することがむすがしかったり、或は
加工できても所望のバネ特性が得られなかったりし実用
化されていない。
2種以上の混酸の場合の例としては塩酸(Hcl)+ぶ
つ酸(HF)のような場合、素材としてモネルを載用し
たとするとモネルはぶつ酸には耐蝕性を有するが塩酸に
は弱い欠点がある。
またタンタルは塩酸には耐蝕性があるがぶつ酸には弱い
よって従来よりこのような混酸に対しては全く対応がで
きながった。
つまり従来量も耐蝕性の高いダイヤフラムシール部とし
ては対象の腐蝕性流体に合わせて接液部材質を選定し、
更にその上に予めダイヤフラムの形状に合せて膜状に成
形された4ふつ化エチレン樹脂(テフロン)の膜を接着
剤等を用いて接着している。
然し乍ら4ふつ化エチレン樹脂は浸透性があるためどう
しても長期間使用している間にはダイヤフラム側に被測
定液が漏れる。
よって被測定流体が2種以上の混酸アルカリ等の溶液で
ある場合には4ふつ化エチレン樹脂膜によって保護して
もダイヤフラムの腐蝕はまぬがれない。
更に樹脂膜を接着剤によって表面に被着させたとしても
被測定圧が真空になると剥離して使用できなくなる欠点
もある。
この考案の目的は2種以上の混酸アルカリ等の溶液に対
しても充分耐蝕性の高い受圧器を提供するにある。
この考案では2種以上の混酸、アルカリ、塩類等に対し
この内の1種類の酸、アルカリ、塩類等に耐蝕性のある
材料によってダイヤフラム本体を含む接液部品を作りそ
の接液部品の接液面側に他の腐蝕液に強い材料をメッキ
又は蒸着等で薄膜を形成し、この薄膜の形成によってダ
イヤフラム本体を含む接液部品にこれを構成する素材に
ない耐蝕性を与えその上に樹脂材層を溶着し保護するよ
うにしたものである。
よってこの考案によれば接液部品の表面は樹脂材層によ
って保護され、この樹脂材層を被測定液体が浸透しても
その下には耐蝕薄膜が形成されているからダイヤフラム
本体を含む接液部品を保護することができる。
以下にこの考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第2図乃至第5図はこの考案による受圧器の製造工程を
示す図である。
先ず第2図に示すようにシールリング9とダイヤフラム
本体10に各別にこれらシールリング9とダイヤフラム
本体10等の接液部品を構成する素材が腐蝕されるおそ
れのある腐蝕液に強い薄膜11をメッキ又は蒸着により
被着形成する。
この腐蝕液に強い薄膜性を持つ薄膜11としては例えば
金或は白金等が用いられる。
薄膜11の被着形成後にシールリング9を第3図に示す
ようにダイヤフラム本体10の周縁に溶接し両者を合体
する。
この合体した接液部品を第4図に示すようにボテ゛−1
2に溶接する。
更に溶接のために露出した素材部分を保護するために再
度金等の薄膜13をメッキ又は蒸着により被着する。
このようにして形成した金或は白金等の薄膜は物理的な
外力に対しては弱い。
このため接液郡全体に第5図に示すように例えばふっ素
樹脂から戒る樹脂材層14を溶着し薄膜13の表面を保
護する。
ふっ素樹脂(4ふつ化エチレン−パーフロロアルキルビ
エーテル共重合樹脂)はほとんど全ての化学薬品に対し
て不活性を呈し、非溶解性でいかなる溶剤にも溶解しな
い。
また耐熱性にも優れている特徴を有する。
然も溶融成形が出来るので接液面に溶着することができ
全体を0.2〜0.5mm程度の厚みでコーテングする
ことができる。
このようにふっ素樹脂のような樹脂材層14を後液面に
溶着によりコーテングすることにより被測定液が金属面
に直接触れることを避けることかでき耐薬品性能を向上
させることができる。
然も樹脂材層14を被測定液体が浸透したとしてもその
下には金等の耐蝕材料から成る薄膜13及び11が存在
するから耐蝕性能は飛躍的に向上する。
更に樹脂材層14はこの考案では溶着により被着したか
ら真空下においても剥離するようなことはなく真空の測
定にも適用できる。
尚上述では樹脂材層14を一層だけ設けた場合を説明し
たが、樹脂材層14の上に更に金等の薄膜を形成しその
薄膜の上に樹脂材層を被着し、これを何層も繰返して多
層にすることも考えられる。
また上述では差圧伝送器本体1に圧力を伝えるための受
圧器3a、3bにこの考案を適用した場合を説明したが
、差圧伝送器本体1のダイヤフラム4a、4bに被測定
流体が直接接触するような場合には差圧伝送器本体1の
接液面にもこの考案を適用できること容易に理解できよ
う。
また差圧伝送器に限らずその他の型式の圧力伝送器の接
液面にもこの考案を適用できることも容易に理解できよ
う。
また樹脂材層14は上述のふっ素樹脂に限らず被測定液
に応じて適用選定できることも容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般に使用されている差圧伝送器の構造を説明
するための断面図、第2図乃至第5図はこの考案による
受圧器の製法の一例を説明するための断面図を示す。 10:ダイヤフラム本体、11.13°金属薄膜、14
:樹脂材層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定流体と受圧ダイヤフラムとが接触して流体の圧力
    、流量、レベル等を測定する受圧器において、ダイヤフ
    ラム本体の流体と接する側に形成された測定流体に対し
    て耐蝕性のある金属薄膜と、その金属薄膜上に形成され
    被測定流体に対して耐蝕性をもつ溶着された樹脂材層と
    を持つ耐蝕形受圧器。
JP871679U 1979-01-25 1979-01-25 耐蝕形受圧器 Expired JPS5922506Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP871679U JPS5922506Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 耐蝕形受圧器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP871679U JPS5922506Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 耐蝕形受圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55108947U JPS55108947U (ja) 1980-07-30
JPS5922506Y2 true JPS5922506Y2 (ja) 1984-07-05

Family

ID=28818221

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JP871679U Expired JPS5922506Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 耐蝕形受圧器

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