JPS59220591A - ア−スオ−ガ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の対象、産業上の利用分野） 本発明は、場所打ち杭用として地中に削孔を行うアース
オーガに関し、特に岩石群を含んだ地盤を掘削する場合
に好適に用いられる。

（従来技術） 従来のアースオーガは、オーガスクリユー先端のオーガ
ヘッド以外に特別な破砕手段を備えていないため、オー
ガスクリユーによる削孔中に比較的大きな岩石群や前底
に遭遇した場合に掘削が困難となって削孔作業能率が大
きく低下すると云ったような不都合があった。

（発明の目的） 本発明は上記に鑑みてなされたもので、オーガスクリユ
ー及びケーシングとは別個に、上下に振動する破砕用振
動杆を装備し、これにより岩石等をも容易に破砕しえて
削孔作業能率の向上を期することのできるアースオーガ
を提供するにある。

（発明の構成） 本発明は、リーグに昇降自在に吊支される昇降機枠の下
部に、中空軸を有するオーガスクリユーを回転自在に垂
下連設し、該オーガスクリユーの中空軸内に破砕用振動
杆をロープにより吊支して上下動自在に挿通し、上記昇
降機枠内には回転駆動手段及び所定ストローク間往復振
動する振動手段を設げ、該回転駆動手段を上記オーガス
クリユーに連動連結し、上記振動手段を、該振動手段に
より往復動する滑車と該滑車に連架した上記ロープとを
介して上記破砕用振動杆に連動連結してなるアースオー
ガである。

また、上記オーガスクリユーに外嵌し、かつ上記回転駆
動手段に連動連結されたケーシングが上記構成に追加さ
れる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はアースオーガの全体図を示したもので、１はク
ローラクレーン等に立設装備されるリーダ（図示省略）
に昇降自在に吊支される昇降機枠で、この機枠１の下部
に、ケーシング２ならびにこの中に嵌挿したオーガスク
リユー３がそれぞれ回転自在に垂下連設され、更にオー
ガスクリユー３の中空軸（オーガシャフト）４内には破
砕用の振動杆５がロープ６により吊支されて上下動自在
に挿通されている。

昇降機枠ｌ内には回転駆動手段としての電動機７が設置
されており、この電動機７の出力軸に固設された小ギヤ
８が、オーガスクリユー３の中空軸（オーガシャフト）
４上端部に固設された大ギヤ９に噛合されて、電動機７
の回転が中空軸４に減速伝動されるようにしである。そ
して中空軸４　　、上における上記大ギヤ９の下方にギ
ヤ１０が固設され、このギヤ１０に噛み合うピニオン１
１が昇降機枠１内に装備されたギヤケース１２に複数個
軸架され、このピニオン１１に噛み合って回転するイン
ナーギヤ１３がギヤケース１２に回転自在に保持されて
いる。

このインナーギヤ１３の下端にフランジ１４が設けられ
ており、これにケーシング２の上端がポルト１５にて一
体的に連結されている。従って、電動機７の回転駆動に
よりオーガスクリユー３とケーシング２とは一体不可分
的に関連した状態で互いに逆回転するようになっている
。尚、オーガスクリユー３の中空軸４はギヤケース１２
に軸受を介して回転自在に保持されている。

昇降機枠１の側面には、振動手段たるエアばね装置１６
が取付けられている。エアばね装置＝１６は、上架台１
７及び下架台１８と、これらの間に設けた２組の上ベロ
ーズ１９及び下ベローズ２０と、上ベローズ１９と下ベ
ローズ２０との両連結部分間に架設された可動板２１と
、この可動板２１の中央に一端が固定され他端が下架台
１８を摺動可能に貫通しかつ滑車２２が取付けられたロ
ッド２３とよりなっている。また可動板２１の四隅には
穴が設けられており、この穴を貫通するガイドロッド２
１ａ、２１ａ・・・の両端が上架台１７及び下架台１８
に固定されている。前述の振動杆５の上端に接続された
ロープ６は、昇降機枠１の上端及び側面下端に取付けら
れたガイド用の滑車２４　ａ　、　２４　ｂ　、　２４
　ｃと上述の滑車２２とに連架され、その端部はブラケ
ット２５に固定されている。

振動杆５の下端部には、その自重落下によって下方の岩
石を破砕するための逆円錐台状の衝当部５ａが設けられ
ており、エアばね装置１６の駆動−にょってロッド２３
が下降端に伸長した場合には、この衝当部５ａが中空軸
４の下端より余裕をもって突出可能なようになっている
。なお、中空軸４の下端には切削刃４ａが設けられてお
り、またケーシング２には適当箇所に抜窓２ａが設けら
れている。

またエアばね装置１６には、各ヘローズ１９．２０にエ
ア流通管（図示せず）を接続し、このエア流通管に設け
た送気口及び排気口（図示せず）にニアコンプレッサ（
図示せず）がらのエアホース等（図示せず）をソレノイ
ドバルブ（図示せず）を介して接続し、このソレノイド
バルブの切換によりコンブレソ号からの圧力エアを各ベ
ローズ１９．２０に対し交互に圧入、排出させて該ベロ
ーズ１９．２０を伸縮させ、それにより可動台２を上架
台１７と下架台１８との間において所定のストロークで
上下振動を行わせるように構成している。そしてこの可
動台２に前記動滑車２２が取付けられており、従ってエ
アばね装置１６の作動による可動板２１の上下動により
、振動杆５が可動板２１０２倍のストロークにて上下振
動することになる。

上述したような構成を有するアースオーガの操作にあた
っては、先ず昇降機枠１をリーダ（図示せず）頂部より
適当高さに懸吊支持した状態で、電動機７を作動してオ
ーガスクリユー３及びケーシング２を回転させ、そして
昇降操作用ロープ（図示せず）を繰り出して機枠１を介
しケーシング２及びオーガスクリユー３を下降させなが
らそれらの回転動作によって地盤Ｇに削孔を行う。そし
て地盤Ｇが普通の土砂層であればオーガスクリユー３及
びケーシング２の回転のみで十分削孔可能であるが、削
孔中に第１図に示すような岩石群Ｒの層に出会した場合
には、エアばね装置１６を作動させて破砕用振動杆５を
上下振動させながら、この振動杆５の衝当部５ａでオー
ガスクリユー３及びケーシング２による削孔作業に先行
して岩石を破砕し、削孔が容易に行えるようにする。こ
のようにして破砕された岩石の破砕片あるいは普通の土
砂層において掘削された土砂は、抜孔２ａから排出され
る。削孔作業終了後は、エアばね装置１６の作動を停止
すると共に破砕用振動杆５を最上昇位置に保持し、また
オーガスクリユー３及びケーシング２を通常は削孔時の
回転方向と逆方向に回転させながら、昇降機枠１を介し
てこれらオーガスクリユー３及びケーシング２を地上へ
と抜き出し、その後掘削孔内に既製杭が挿入されること
となる。

上述した実施例においては、振動手段として４個のベロ
ーズ１９．２０からなるエアばね装置１６を用いたが、
ベローズ１９．２０の個数はこれ以外の適当個数でもよ
く、また上へローズ１９に代えて圧縮ばねを用いてもよ
い。振動手段の他の例として、例えば第２図に示ずよう
に、昇降機枠１の側面に油圧シリンダ２６を取付け、そ
のピストン口・ノド２６ａの先端に滑車２７を取付け、
ロー１６をこれらの滑車２４　ａ　、　２４　ｄ　、　
２７に連架して基台２６ｂに固定するようにしてもよい
。これらのいずれにおいても、滑車２２．２７は所謂動
滑車を構成し、このため振動杆５の所要落下高さを得る
ためのこれら振動手段のストロークが小さくてすむので
小型となる。この滑車２２．２７を２個以上用いると、
振動手段のストロークはさらに小さくてよい。また、上
述の実施例においては、振動手段を昇降機枠１の側方に
配置したので、昇降機枠１全体の高さが低くできるので
それだけ小型となる。

上述した実施例においては１個の電動機によってオーガ
スクリユーとケーシングを一体不可分的に逆方向に回転
させるようにしたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば２個の電動機を用いてオーガスクリユー
及びケーシングをそれぞれ別個独立に適宜回転させるよ
うにしてもよい。

上述した発明においては、ケーシング２をオーガスクリ
ユー３に外嵌し、かつ電動機７により回転駆動されるよ
うに連動連結して設けているが、地盤Ｇの土質、掘削の
目的等によっては、このケーシング２を省略することと
してよい。

（発明の効果） 以上説明したように本発明のアースオーガは、オーガス
クリユーの中空軸内に破砕用振動杆を上下動自在に挿通
して上下振動させるようにしているので、岩石が多く含
まれている地盤の削孔に際し、あるいは地表部は普通の
土砂層であっても削孔途中において岩石群の層や前底に
遭遇した際に、斯る振動杆を上下振動させることによっ
てオーガスクリユーでは破砕し得ない岩石類を容易に破
砕することができ、それにより削孔作業能率を従来のア
ースオーガに比べて大幅に向上させることができる。ま
た振動杆を、ローブと滑車を用いて振動手段と連動連結
したので、振動手段を配置する位置を比較的げ由に選択
することができ、また振動杆の所要落下高さを得るため
の振動手段のストロークが小さくてすむので、装置を小
型にすることができる。

また、ケーシングを設けた場合は、地盤が軟弱であって
も充分に排土を行うことができ、また、掘削後ケーシン
グのみをそのまま地盤中に残して他を引き抜き、ケーシ
ング内に既製杭を打ち込むことも可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例であって、第１図はアースオーガ
を一部縦断した正面図、第２図は振動手段の他の例を示
す正面図である。 １・・・昇降機枠、２・・・ケーシング、３・・・オー
ガスクリユー、４・・・中空軸、５・・・振動杆（破砕
用振動杆）、６・・・ロープ、７・・・電動機（回転駆
動手段）、１６・・・エアばね装置（振動手段）、２２
・・・滑車、２６・・・油圧シリンダ（振動手段）、２
７・・・滑車。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１リーダに昇降自在に吊支される昇降機枠の下部に
   、中空軸を有するオーガスクリユーを回転自在に垂下連
   設し、該オーガスクリユーの中空軸内に破砕用振動杆を
   ロープにより吊支して上下動自在に挿通し、上記昇降機
   枠内には回転駆動手段及び所定ストローク間往復振動す
   る振動手段を設け、該回転駆動手段を上記オーガスクリ
   ユーに連動連結し、上記振動手段を、該振動手段により
   往復動する滑車と該滑車に連架した上記ロープとを介し
   て上記破砕用振動杆に連動連結してなるアースオーガ。 （２）　　リーダに昇降自在に吊支される昇降機枠の下
   部に、ケーシング及びこの中に嵌挿した中空軸を有する
   オーガスクリユーをそれぞれ回転自在に垂下連設し、該
   オーガスクリユーの中空軸内に破砕用振動杆をロープに
   より吊支して上下動自在に挿通し、上記昇降機枠内には
   回転駆動手段及び所定ストローク間往復振動する振動手
   段を設け、該回転駆動手段を上記オーガスクリユー及び
   ケーシングに連動連結し、上記振動手段を、該振動手段
   により往復動する滑車と該肩車に連架した上記ロープと
   を介して上記破砕用振動杆に連動連結してなるアースオ
   ーガ。