JPS5922034Y2 - 容器蓋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は容器の蓋に関する。

従来から第１図に示す如き容器蓋が用いられている。

これを図について説明すると、ｅは中栓であり、連結片
ｆ、ｇ１．ｇｚにより蓋りに連結している。

連結片ｆは同ｇ１９ｇ２より長く形成され、かつ同ｇ１
゜ｇ２は等長に形成されている。

そして連結片ｆの中程に薄肉部ｊが形成されている。

なおｋは注ぎ口、ｌは環状の突起ｍを有する係合部、ｎ
は被係合部、ｐは鍔部、ｑは螺条を示す。

このような瓶蓋は蓋りが紛失せず、かつ開蓋に際し連結
片ｇ１９ｇ２が、同ｆにより展張させられているため、
蓋りが揺動せず、使い易い利点がある。

ところがこのような容器蓋は、長期間使用すると、その
薄肉部ｊから切れてしまう。

又蓋りを嵌着する場合、単に蓋りを押上げて、連結片ｆ
、同ｇ１゜ｇ２等を屈曲しても、蓋りは中栓ｅ上に嵌着
するように合致せず、中栓ｅ上を外れてしまう場合があ
る。

この考案は上記の状況にかんがみてなされたもので、こ
の考案の構成は、中栓１に、等長の両連結片２，２によ
り外蓋３を連結し、該両連結片２，２間で、かつ前記中
栓１と外蓋３間に、前記連結片２，２より長い連絡片４
を設け、該連絡片４の長さ方向の途中に、該連絡片４の
巾方向に突出５，５する薄肉部６を形ｒ７ 、、シ、こ
れにより前記連絡片４を栓連絡片７と蓋連結片８とに形
成し、又前記薄肉部６の両突出部５，５と前記中栓１を
、２条の栓接続片９ａ、９ｂにより、又両突出部５，５
と、外蓋３とを２条の蓋接続片９ Ｃ，９ｄにより夫々
接続し、又前記栓接続片９ ａ 、９ ｂを前記栓連絡
片７より長く、かつ該栓連絡片７の巾方向に、屈曲自在
に形成し、前記蓋接続片９ Ｃ，９ｄを、前記蓋連絡片
８より長く、かつ該蓋連絡片８の巾方向に、屈曲自在に
形成したことを特徴とする容器蓋である。

なお、図中１０は容器口（図示省略）に螺合する螺条、
１１はローレット、１２は注口、１３は係合突起、１４
は被係合突起、１５は鍔部、１６は閉止突起、１，７は
注口冠を示す。

又注口１２の上端部はＡ、Ｂ、Ｃ，Ｄ各部分が夫々一例
として第４図〜第７図に示す如く形成された。

この容器蓋は前記の如く構成され、薄肉部６は連絡片４
の巾方向に突出５，５させたことにより、その面積は従
来より大とすることができ、従って、長期間使用により
、この薄肉部６から切れてしまう寿命をはるかに延長す
ることができると共に、栓接続片９ａ、９ｂ及び蓋接続
片９ Ｃ，９ｄは夫々連絡片４の巾方向に屈曲するから
、外蓋３を中栓１に被せる場合、外蓋３をその後から押
上げれば、連絡片４はその巾方向の屈曲は安定させられ
ているため、外蓋３を、中栓１の上方の嵌着位置に適確
に位置させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の容器蓋の斜視図、第２図はこの考案の実
施例を示すもので、容器蓋の側面断面図、第３図は第２
図の要部の上面図、第４図は第２図のＡ−Ａ線矢視図、
第５図は第２図のＢ−Ｂ線矢視図、第６図は第２図のＣ
−Ｃ線矢視図、第７図は第２図のＤ−Ｄ線矢視図である
。 １・・・・・・中栓、２，２・・・・・・連結片、３・
・・・・・外蓋、４・・・・・・連絡片、５，５・・・
・・・突出部、６・・・・・・薄肉部、７・・・・・・
栓連絡片、８・・・・・・蓋連絡片、９ ａ 、９ ｂ
、９ Ｃ，９ｄ・・・・・・接続片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中栓１に、等長の両連結片２，２により外蓋３を連結し
   、該両連結片２，２間でかつ前記中栓１と外蓋３間に、
   前記連結片２，２より長い連絡片４を設け、該連絡片４
   の長さ方向の途中に、該連絡片４の巾方向に突出５．５
   する薄肉部６を形成し、これにより前記連絡片４を栓連
   絡片７と蓋連絡片８とに形成し、又前記薄肉部６の両突
   出部５，５と前記中栓１を、２条の栓接続片９ａ、９ｂ
   により、又両突出部５，５と、外蓋３とを２条の蓋接続
   片９ Ｃ，９ｄにより夫々接続し、又前記栓接続片９
   ａ 、９ ｂを前記栓連絡片７より長く、かつ該栓連絡
   片７の巾方向に屈曲自在に形成し、前記蓋接続片９ Ｃ
   ，９ｄを、前記蓋連絡片８より長く、かつ該蓋連絡片８
   の巾方向に屈曲自在に形成したことを特徴とする容器蓋
   。