JPS5921970Y2 - 自動車用収納庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のフロアに設けられた物入れなどに使
用する収納庫に関する。

従来、自動車のフロアに設けられた収納庫においては、
収納庫の蓋の開閉時にフロア上に溜まったごみが収納庫
内に入り汚れるという問題点があった。

この考案はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、ごみ収集用の溝を設けた自動車用収納庫を提供
することにより、上記問題点を解決することを目的とし
ている。

以下、この考案を図面に基づいて説明する。

第１〜２図はこの考案の一実施例を示す図である。

まず構成を説明すると、キャブオーバ−型乗用車１の２
列席２と３列席３の間のフロア４の下方空間に収納庫５
を設けたものである。

フロア４にカーペットなどの敷物８を敷いた床面に穴を
あけ、フランジ１２を設けたプラスチック、金属板等を
材料とした収納箱６が、フロア４の下面に取付けた受は
金具１０で取付けられている。

この収納箱６の一端には蓋７がヒンジ１４を介して回動
自在に取付けられている。

この蓋７の反ヒンジ１４側には把手９が取付けられてい
る。

そして、収納箱６のヒンジ１４の外側にはごみが溜めら
れるような幅のある溝１３が設けられている。

次に作用を説明する。

このように構成され自動車の収納庫において、蓋７の把
手９を持ち上げ、蓋７をＡ方向に開き、蓋７′の状態に
すると蓋の敷物８上のごみ１５はＢ方向に転落し、収納
箱６に設けた溝１３内に入り、ごみ１５′となり収集さ
れる。

この実施例では、ごみ溜めの溝１３と収納箱６と一体と
したが、ごみを捨て易いようにそれぞれ分離して着脱自
在に設けてもよい。

以上説明してきたように、この考案によればその構成を
、自動車のフロアに設けられた開自在の蓋を有する収納
庫において、ヒンジ側下面の収納箱のフランジ部にごみ
収集用の溝が設けられた自動車用収納庫としたため、開
蓋時に蓋上のごみは該溝に溜まり収納箱内に入らず、清
潔を保持できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の収納庫を備えたキャブオーバ−型乗
用車の全体側面図、第２図は収納庫の要部断面図である
。 ４・・・・・・フロア、５・・・・・・収納庫、６・・
・・・・収納箱、７・・・・・・蓋、９・・・・・・把
手、１０・・・・・・受は金具、１２・・・フランジ、
１３・・・・・・溝、１４・・・・・・ヒンジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車のフロアにけられた開閉自在の蓋を有する収納庫
   において、ヒンジ側下面の収納庫のフランジ部にごみ収
   集用の溝が設けられたことを特徴とする自動車用収納庫
   。