JPS59219485A - 2,5−ジメチルヘキサンジニトリルの製法 - Google Patents

2,5−ジメチルヘキサンジニトリルの製法

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JPS59219485A
JPS59219485A JP58091465A JP9146583A JPS59219485A JP S59219485 A JPS59219485 A JP S59219485A JP 58091465 A JP58091465 A JP 58091465A JP 9146583 A JP9146583 A JP 9146583A JP S59219485 A JPS59219485 A JP S59219485A
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JP
Japan
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anion
quaternary ammonium
manufacturing
ammonium salt
lead
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Nobuya Kitaguchi
暢哉 北口
Toshio Shimizu
俊雄 清水
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明に1、メタクリロニ1リルの電解還元2量化によ
る2、5−ジメチルヘキサンジニトリルの製造方i、、
!、:&こ関するものである。
2.5−/:′メチルヘキサンジニトリルtよ、農薬、
医薬、合成17に、i・11−1台す児何1j目などの
原料として重要であり、とりわけ、その水素添加生成物
である2、5−ジメチル−1,6−ヘキサンジアミンは
透明ナイロンの原料として、丑た、水素添加後、脱アン
モニアした環化生成物であるヘキザハイドロー5.6−
シメチルー1H−アゼピンはカーバメート系農薬の原料
として、最近とくに重要度が増している。
従来、メタクリロニトリルの電解還元2量化による2、
5−ジメチルヘキサンジニトリルの製造方法としては、 (1)水酸化ナトリウムを電解支持塩とし、水溶液中で
黒鉛、亜鉛、錫、銅を各々陰極として用いて電解還元す
る方法(A、P、Tonilov、 L、V、Kaab
akand S、L、Varshavskii、 Zh
、0bshch、Khjm、。
33(a)、2811−15(1963))、(2fテ
)ラエチルアンモニウムハラトルエンスルホンスルフオ
ネートC(C2H!1)4NO8O2べすトCH3)を
支持電解質とし、水−ジメチルホルムアミド混合溶媒中
において、水銀を陰極として用いて電解還元する方法[
M、M、Ba1zer and J、D、Anders
on。
J、FJlectrochemical Soc、、 
111 (2) 、 22!l −26(1964)、
および米国特許第3,193,481号(1965)) などがある。
(1)の方法は、最大収率の得られた黒鉛陰極下でも、
12.9%の選択率と0.6%の電流効率しが得C)h
てオラず、錫、’iM陰極では2,5−ジメチルへギザ
ンジニトリルは生成しなかった旨が上記(1)の文献中
に記載されているので、選択率および電流効率が低いと
いう点で大きな問題がある。(2)の方法は、水欽全隘
極として用いるため、工業的製法としては公害防止の点
できわめて問題がある。
一方、メタクリロニトリルの類似化合物であるアクリロ
ニトリルの′電解還元2量化によるアジポニトリルの工
業的製造方法としては、水銀陰極を用いない方法が一般
に行なわれている。しかし、同じ電解還元2量化とはい
っても、出発物質のニトリルの構造によって、生成物の
還元2量体の収率は太きく異7i:9、単II(/i:
技術の転用はよい結果を与えない。すなわち、メタクリ
ロニトリルはそのメチル基の存在のため、アクリロニト
リルとは水に対する溶解度、電子状態、立体障害の程度
などが犬きく異なるので、反応挙動はアクリロニトリル
とは異なったものを示す。ちなみに、本発明者らが、ア
クリロニトリルの電解還元2量化として通常採用されて
いる条件でメタクリロニトリルの電解を試みたところ、
比較例から明らか力ように、2,5−ジメチルヘキサン
ジニトリルはほとんど生成せず、実用には不適であるこ
とがわかった。
本発明者らは、上記のような問題点につき鋭意研究した
結果、鉛、銅、亜鉛、炭素、チタン、および錫の群から
選ばれた少なくとも一つの元素を主成分とする陰極を用
いて、適切な4級アンモニウム塩および水の存在する非
プロトン性極性溶媒中で、メタクリロニトリルヲ電解還
元2量化することにより、高選択率、高電流効率で、2
,5−ジメチルヘキサンジニトリルが生成することを見
出し、本発明葡完成するに至った。
本発明の目的は、水銀電極を用いない、高選択率および
高電流効率の電解による2、5−ジメチルヘキサンジニ
トリルの安価な製造方法を提供することにある。
そして、上記目的を達成する本発明は、メタクリロニト
リルを一般式 (式中、R’ r R2+ R3HR’は炭素数4以下
のアルキル基、Xoはモノアルキル硫酸アニオン、芳香
族スルホン酸アニオン、ハロゲンアニオン、リン酸アニ
オンおよび過塩素酸アニオンの群から選ばれた少なくと
も一つの対アニオンを表わす。)で示される4級アンモ
ニウム塩および水の存在する非プロトン性極性溶媒中で
、鉛、銅、亜鉛、炭素、チタン、および錫の群から選ば
れた少なくとも一つの元素を主成分とする陰極音用いて
、電解還元2 fi:化することを特徴としている。
本発明方法の大きな特徴は、電極として水銀を用いず、
しかも、水銀を電極として用いない先行技術に比べて、
極めて高い収率で、目的物である2、5−ジメチルヘキ
サンジニトリルが得られることである。そもそも現在の
ような安全衛生環境においては、水銀を電極とした有機
化合物の工業的製造方法は、非常に厳密な公害防止対策
を行なわない限り社会的に許容されるものではない。こ
のような状況下で、水銀を用いずに2,5−ジメチルヘ
キサンジニトリルを得ようとすれば、従来は先行技術(
1)に示した方法、すなわち、水酸化ナトリウムを電解
支持塩とし、水溶液中で黒鉛を陰極として用いて、メタ
クリロニトリルを電解還元2量化する方法があったのみ
である。しかし、前述したように、この方法では、目的
物の選択率は12.9チ、電流効率に至っては0.6チ
と低く、工業的な突流は非常に困難である。それに対し
、本発明では、電解支持塩として4級アンモニウム塩を
用い、かつ溶媒として非プロトン性極性溶媒を用いるこ
とにより、鉛、銅、亜鉛、炭素、チタン、錫などの水銀
ではない陰極を用いても、目的物の選択率60チ以上、
電流効率50チ以上の高い反応成績が得られる。
本発明においては、電解支持塩としての4級アンモニウ
ム塩、非プロトン性極性溶媒、鉛、銅、亜鉛、炭素、チ
タン、および錫の群から選ばれた少なくとも一つの元素
を主成分とする陰極の3者の組合せが−「f斐であり、
このうちいずれがが欠けても、目的物である2、5−ジ
メチルヘキサンジニトリルの選択率および/塘たは電流
効率が低下し、工業的実施には不適となる。本発明に係
るメタクリロニトリルのIEi、 M 2 量化による
2、5−ジメチルへギザンジニトリルの製造方法におい
ては、上記6者(4級アンモニウム塩、非プロトン性極
性溶媒、Fm述しブξ1嚢極)の組合せにより、水銀音
用いないで目的物を旨い選11テ率および/または市流
効]・−で得ることができるのである。
さらに、本発明方法の最も好ましい実施態様におい−C
は、水何4を用いた場合と同等またはそれ以上の選択率
および/または電流効率で、2,5−ジメチルヘキサン
ジニトリルを得ることが口■能である。すなわち、本づ
17明方法のうちでも、最も好ましい4級アンモニウム
塩として、一般式%式% 〔たたし、R’ 、 R2,R3,R’の炭素数の総和
が5〜16であり、R5が炭素数4以下のアルキル基?
表わす。(R5としてはエチル基が最も好まし。)〕で
示される4級アンモニウム−モノアルキル硫酸塩を用い
、最も好ましい非プロトン性溶媒としてジメチルスルホ
キシドを用い、かつ陰極として鉛、銅、亜鉛、炭素の群
から選ばれた少なくとも一つの元素を主成分とする陰極
を用いた場合には、71〜87チの選択率および/また
は71〜90%の電流効率で、目的物である2、5−ジ
メチルヘキサンジニトリルが得られる。
一般的にいって、陰極材料として通常用いられるものの
うちで、水銀は最も水素過電圧が高く、電解還元反応に
用いた場合、良好な選択率、電流効率を与えることが多
い。しかし、本発明の上記方法によれば、水銀を用いず
に、しかも水銀を用いた場合と同等もしくはそれ以上の
選択率および/または電流効率で、目的物である2、5
−ジメチルヘキサンジニトリルkWることかできるので
ある。
さらに詳述すれは、水銀を用いる前述先行技術(2)に
示した方法では、4級アンモニウム塩としてテトラエチ
ルアンモニウムバラトルエンスルホネートを用い、非プ
ロトン性溶媒としてジメチルホルムアミド金柑いている
。モノしに対し、本発明方法では、バラトルエンスルホ
ネートにかえて4級アンモニウム塩としてモノアルキル
値酸塩葡用い、ジメチルポルムアミドにかえて非プロト
ン性極性溶媒としてジメチルスルホキシドを用いること
により、陰極として鉛、銅、!II!、鉛、炭素などを
選べば、水L(金用いずに水銀と同等もl−、<はそれ
以」二の反応成績が刊Jられるのでめる。
本発明の方法において、4級アンモニウムモノアルギル
t1日′1臂塩、ジメチルスルホキシド、鉛、銅、亜鉛
、炭素の群から選ばれた少なくとも一つの元素を主成分
とする園44i 、の6者が、水銀音用いた場合と同等
もしくし、1それ以上の反応酸A・貞を得るにrA必挟
であり、どれか一つが欠けても反応成績シま低下する。
しかし、反応成績が低下するといっても、水銀を用いな
い先イf技術(1)に比較すれば、はるかに高い選択率
および電流効率が得られることは前述したと、I−シで
ある。
本発明に用いる陰極材料は、鉛、銅、亜鉛、炭素、チタ
ン、および錫の群から選ばれた少なくとも一つの元素を
主成分とする材料である。例えば鉛の場合は、純鉛、ア
ンチモンを含む硬鉛、鉛−錫合金、鉛−銅合金などが挙
げられる。炭素の場合は、黒鉛、グラツシーカーボンな
どが挙り′られる。
本発明者らは、水銀による環境汚染の問題を強く認識し
、比較的高い電流効率を得ている前述の先行技術(2)
で使用している水銀陰極の使用を避けるために多くの電
極拐料について詳細に検討した。
その−例は、実施例の表1〜3に挙けたとおりである。
一般に、有機化合物の陰極還元反応においては、水素過
電圧の高い電極材料の方が好ましいといわれている。1
N硫酸中の水素過電圧は、白金〜o、n o v (対
水素電極)、鉄0.08 V、ニッケル0.21 V、
銅0,23V、炭素〜0.45 V、錫0.56■、鉛
0.64V、fりy O,5〜0,7 V 、 亜鉛0
.70■、(水銀0.78 V )である(田島栄著、
電気化学通論13186 、187 、共立出版)。し
かしながら、メタクリロニトリルの電解還元2量化反応
においては、必ずしも電極材質の水素過電圧の順に反応
成績が良くなるとけいえないことを本発明者らは見出し
た。本発明において、反応成績とは電流効率および/ま
たは選択率のことをさすこととする。
さらに驚くべきことに、支持電解質である4級アンモニ
ウム塩の種類によって、適する電極材質が異なることを
見出した。例えば、4級アンモニウム塩としてテトラエ
チルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩を用いた場
合、2,5−ジメチルヘキサンジニトリルの選択率およ
び電流効率は、鉛すチタン鐸グラツシーカーボン>亜鉛
>mの順に低下するのに対し、4級アンモニウム塩とし
てテトラエチルアンモニウムモノエチル硫酸塩を用いた
場合は、鉛鐸銅〉亜鉛αグラツシーカーボン〉チタンの
順となる。
これらの原因は明らかではないが、陰極表面に対するメ
タクリロニトリル、4級アンモニウムカチオン、および
対アニオン(この場合は特異吸着)の吸着の程度の陰極
材質による差が一因となっていると考えられる。理由は
ともあれ、4級アンモニウム塩が異なっても、鉛、銅、
亜鉛、炭素、チタンおよび錫においては順位は異なるが
、いずれも高い反応成績が得られるので好ましい。また
、鉛−銅、鉛−錫などの鉛、銅、亜鉛、炭素、チタン、
および錫の群から選はれた少なくとも一つの元素を主成
分とする合金も、同様によい反応成績を与えるので好ま
しい。さらに反応成績の点、加工の容易さ、価格、フィ
ルタープレス型電槽にした場合の強度、および工業的入
手のしやすさなどから、鉛または鉛を主成分とする合金
がよυ好ましい、これらの例としては、先述した純鉛、
アンチモンを含む硬鉛、鉛−錫合金、鉛−銅合金などが
挙げられる。
次に本発明で用いられる4級アンモニウム塩は、一般式 (式中、R1、R2、R3、+ R4は炭素数4以下の
アルキル基、Xoはモノアルキル硫酸アニオン、芳香族
スルホン酸アニオン、ハロゲンアニオン、リン酸アニオ
ン、過塩素酸アニオンの群から選ばれた少なくとも一つ
の対アニオンを表わす。)で示される4級アンモニウム
塩である。
上記4級アンモニウム塩のアンモニウムカチオンの大き
さについては、R1−R4が炭素数4以下であることが
好ましい。R1−R4がブチル基よシも太き、な炭素数
5以上のアルキル基になった場合、目的物である2、5
−ジメチルヘキサンジニトリルの選択率および電流効率
が低下し、ポリマー状物質が多く生成するため適さない
。さらに、炭素数4以下のアルキル基からなる4級アン
モニウムカチオンのうちでも、炭素数の総和が5〜16
である4級アンモニウムカチオンが好ましい。炭素数の
総和が4以下のアンモニウムカチオン、すなわち、テト
ラメチルアンモニウムカチオン以下の小さなアンモニウ
ムカチオン(R1−R4が水素原子である場合も含む)
の場合は、2,5−ジメチルヘキサンジニトリルの選択
率および電流効率が低下し、かわってメタクリロニトリ
ル単量体の還元体であるインブチロニトリルが多く生成
するようになる。
一方、炭素数の総和が17以上の場合は、ポリマー状物
質が生成するようになJ、2.5−ジメチルヘキサンジ
ニトリルの選択率および電流効率が低下するので好1し
くない。炭素数の総和が5〜16の4級アンモニウムカ
チオンの中でも、RI〜R4のアルキル基がエチル基お
よび/またはプロピル基および/またはブチル基である
4級アンモニウムカチオンが反応成績の点から最も好ま
しい。
上記の詳細を実施例の表4に示した。
さらに、4級アンモニウム塩の対アニオンについては、
モノアルキル硫酸アニオン、芳香族スルホン酸アニオン
、ハロゲンアニオン、リン酸アニオン、過塩素酸アニオ
ンの群から選ばれた少なくとも一つのアニオンが好まし
い。対アニオンにっいて検討の一部を実施例の表5に示
した。
上記のアニオン群が好寸しいことは、表5の反応成績か
ら明らかである。上記のアニオン群の中でも、一般式 ) (ただし、R5は炭素数3以下のアルキル基を表わず。
) で示さノするモノアルキル硫酸アニオン、一般式(ただ
し、R6はH−iたはCH,欠表わす)で示され、芳香
族ユi’、−6−、7酸ア=オ7、。t(−)、Br■
およびH,PO4・ が反応成績がよいという点でuf
−1シい。これらの甲で、とりわけこれらの対アニオン
が反応成績に与える影響については明らかではないが、
一つにはメタクリロニトリル、水、溶媒の相互溶解度を
増し、系の均一性金高める働きの大小、あるいは陰極表
面に特異吸着して、陰極表面の反応場の状態を還元2量
化に有利なようにする働きの大小などが考えられる。
以上述べた4級アンモニウム塩の中で、とくに好ましい
ものを例示すると、テトラエチルアンモニウムモノエチ
ルザルフェート、テトラ−n−プロピルアンモニウムモ
ノエチルザルフエート、テ1−5− n −:fロビル
アンモニウムモノーn−7’ロビルサルフエート、ト’
)  n  7’ロビルエブルアンモニウムモノエチル
サルフエート、トリエヂルメチルアンモニウムモノエチ
ルサルフエート、トリエチルメチルアンモニウムモノメ
チルサルフエ−)、テl−ラエチルアンモニウムパラト
ルエンスルフオネート、テトラ−n−プロピルアンモニ
ウムバラトルエンスルフォネート、テトラエチルアンモ
ニウム酸2水素塩、テトラエチルアンモニウムクロライ
ドなどが挙げられる。ただし、ツルフェートは硫酸塩、
スルフォネートはスルホン酸塩會示す。これらの塩の混
合物または他の塩と上記の塩との混合物ももちろA7用
いられる。
上述の4級アンモニウム塩の中でも、反応成績の点で最
も奸才しいのは、トリーn−プロピルエチルアンモニウ
ムモノエチルサルフエート、テトラエチルアンモニウム
モノエチルザルフエ−1・、およびテトラ−■−プロピ
ルアンモニウムモノエチルツルフェートから選ばれる少
なくとも一つの4級アンモニウム塩である。
なお、硫酸のような無機物質も支持電解質として用いる
ことができるが、比較例にも示したように反応成績はよ
くない。
次に、本発明で用いる溶媒について説明する。
メタクリロニトリルは水に対する溶解度が低いためか、
電解反応を41機層と水層のエマルジョン系で行なうと
、メタクリロニトリルの還元単量体であるインブチロニ
トリルが多く生成する。そのため、2,5−ジメチルヘ
キサンジニトリルを選択率良く得るには、反応系全均一
にすることが好ましい。溶媒について詳細に検討した結
果の一部ケ実施例の表6に示した。表6から明らかなよ
うに54級アンモニウム塩の種類や電流密度の大小によ
ラス、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒が好ま
しい。非プロトン性極性溶媒の中でもジメチルスルホキ
シドおよびジメチルホルムアミドが好寸し、<、どりわ
リジメチルスルホ吉シトにおいて2,5−ジメチルヘキ
ザンジニ)・リルの高い電流効率および選択率が得られ
、最も好ましい。
メタノールのようなプロトン性溶媒中では、還元単量体
であるイシブチTJ二) IJルが主生成物となってし
まう。このような顕著な溶媒効果の原因は明らかでない
が、メタクリロニトリル、水、4級アンモニウム塩の相
互溶解度を高める均−仕組の差異だけではなく、出発原
料および反応中間体への溶媒和の差異が大きく影響して
いるものと思われる。
本発明方法では、電解全行なうにあたって、メタクリロ
ニトリル、溶媒、4級アンモニウム塩、反応生成物など
が陽極上で酸化されるのを防ぐため、隔膜を用いて陽極
室と陰極室に仕切ることが望せしい。隔膜と(−ては陽
イオン交換膜、素焼の隔膜などが用いられる。一般には
陽イオン交換膜が好ましい。
陽極液としては、硫酸、リン酸、塩酸などの無機酸の水
溶液や、パラトルエンスルホン酸、酢酸などの有機酸の
水溶液および4級アンモニウム塩の水溶液などが用いら
れる。これらの尚極液は、陰極上での電解還元2量化反
応の成績には大きな影響を与えないが、陽極液の支持電
解質として上記有機酸や4級アンモニウム塩などの有機
物を用いると、これらの有機物が酸化されてしまうので
好凍しくない。したがって、陽極液としては、硫酸、リ
ン酸、塩酸などの無機酸の水浴液が好ましい。なかでも
硫酸は、陽極で発生するガスが酸素であり安全上好まし
く、価格の点からも硫酸が最も好筐しい。これらの検討
の一例を実施例の表7に示した。
陽極材料としては陽極液に対して十分な耐食性があるも
のであればよく、例えば、鉛、白金捷たはこれらの金属
を主体とする合金、二酸化鉛のような酸化物材料、また
は他の金属にこれらの金属、合金金メッキしたものが用
いられる。
本発明の方法は、回分的に行なっても、連続的に行なっ
てもよい。
さらに、メタクリロニトリルの電解還元2量化反応にお
いては、水の濃度が大きく影響するものであって、これ
について検討し几結果の一部會実施例の表8に示した。
本発明の方法全隔膜電解で行なう場合、通電量に応じプ
ロトンが陽極室から陰極室へ移動し、この際、プロトン
を溶媒和している水も同時に移動する(これを移動水と
称する)。
よって、電解操作を連続的に行なう場合、陰極液中の水
の濃度を一定に保つには、移動水に相当する量だけ水を
連続的に除去する必要がある。一方、電解操作を回分式
で行なう場合は、特別に水を除去しない限bm時的に陰
極液中の水の濃度が上昇する。この場合、反応系中の水
の制御は、反応開始時の水の濃度を変えることによって
行なうことが最も簡便である。
水の濃度がきわめて低いと、比較例にも示したように、
2,5−ジメチルヘキサンジニトリル流効率、とりわけ
妃択率が低く、ポリマー状物質が多量に生成してし捷う
ので好壕しくない。表8から明らかなように、回分式の
場合、反応開始時の水6度によ、4.5〜11.0重量
係が反応成績の点から好寸しい。
次に、メタクリロニトリルの電解還元2量化反応におい
ては、メタクリロニ) IJルの濃度が低い領域におい
て、2,5−ジメチルヘキサンジニトリルが選択率ツ・
・よび電流効率良く得られることが確認された。従来、
メタクリロニトリルの類似物質であるアクリロニトリル
の電解還元2量化においては、出発物(Uの濃T1!が
高い11ど2量化に有利であり、単量体への還元が抑制
されるといわれてきた〔例えば、M 、 M 、 Ba
izer, J,ElccirochemicalSo
c,、リュ(2)P215−222(1964))。
しかしながら、詳細な検討の結果、驚くべきことに、メ
タクリロニトリルの濃度が高いほど還元単量体であるイ
ノブチロニトリルの生成が増加し、メタクリロニ) I
Jルの濃度がある程度低い方が、還元2量体である2,
5−ジメチルヘキサンジニトリルの電流効率および選択
率が高くなる。その検討結果の一部を実施例の表9に示
した。表9から明らかなように、本発明の反応全回分式
で行なう場合、メタクリロニトリルの反応開始時の濃度
は15〜45重量%が好ましく、より好ましくは15〜
65重量%である。あまシ濃度が低いと、回分反応の準
備および液の後処理の労力に対して生成物の量が少なく
工業的に適さない。
本発明の反応は、電解液中に重合防止剤を存在させて行
なうことが好ましい。その検討結果の一例を実施例の表
10に示した。重合防止剤としては、α,βー不飽和不
飽和及トリル防止剤として一般に用いられるもの音便用
することができる。
たとえば、神原周著[アクリロニトリル−その化学と工
業−JP41(技報堂)に記載されているものがあけら
れ、−例をあけると、アルキルアミン、アルキルヒドラ
ジン、アルキルサルファイド、アルキルメルカプタン、
アントラセン、芳香族′ニ1・口化合物、α−ナフヂル
アミン、ピリジン、塩末、臭素、ハイドロキノン−1S
ツメチルJ−チル、ヨウ素、アンモニア、ハロゲンを含
む4級アンモニウム塩、水、ベンゾキノン、鉄、銅、鉛
、水銀などである。
これらの中でも表10から明らかなように、熔lit′
1lIf 、反応成績、陰極上で析出しないなどの点で
、フェノール類、ヨウ素、アンモ、コーテ、ナフチルア
ミン力1、ツユノナアジンJ、−よびこれらのン昆合り
勿がa+−tし5.い。フェノール類と[7では、)・
イドo −y−ノン′、ヒロガ[I−ル、ハイドロキノ
ンモノメチルエ・−チルなどが挙けられ、中でも)・イ
ドロキノンが好ましい。重合防止剤のa rx v、y
 、反応成績の点で陰極液中に40 ppm以」二あれ
ばよく、反応液の処理および重合防止剤の原即位の点か
ら、工業的大流の十で10,0001TIIN以下が好
まし2い。々りわ(づ200〜5ooor+・諺が好ま
しい。
本発明の反応i10へ一80℃で実7i1iすることが
できる。′「h、ル1温度の検討の一例を実施例の表1
1に示しf(。この表から明らかなように、反応成績の
点で20・〜60 ’Cが好ましい。あまシ低温では、
通電時の除熱のためのエネルギー消費が大きくなり実用
的でない。あまり高温では、反応成績の低下がおきるの
で好脣しく寿い。
本発明の反応に′i−・いて、電解面のpHは1−12
に保って実施することが好甘し7い。さらに好1しくに
pH5〜1−1であり、より財1しくにpH4〜9で実
施される。pHがあ才り低いと、溶媒の種類によっては
溶媒の分解がおこZ1場合があり奸寸しくな(、pH力
ζあ腟り高いと、メタ、クリロニートリルに対する水酸
イオンの攻撃によって、2−メチノド−5−ヒドロキシ
プロノτンニトリルやその脱水縮合物である2、6−シ
メチルー4−オキサへブタンジニトリルが生成し7、目
的物である2、5−ジメチルヘキサンジニトリルの選択
率が丁がって171い、やけり好1しくない。検討結果
の一例全実施例の表12に示]7た。
N極面上での電流密度につい′〔は、50A/dm7が
好ましい。 IA/dゴ禾満では生産性が低1し、広面
積の電極が必要となり、50 A/dゴ奮超えると液抵
抗による発熱が敵しく実JTJ白りでない。反応成績の
点からは1〜30 A/d771″が好壕しく、より好
1しくシま5〜25 A/dゴで行なわ1する。検を寸
結果の一例を実施例の表13に示した。
′電解反応液の流通線速度(LV )は、電極表面への
物質移動が円滑に行なわれるような速度であればよく、
0.1〜5m/秒が好捷しい。検討結果の一例全実施例
の表14に示した。
本発明の反応全回分式で行なう場合、通電量力玉仕込ん
だメタクリロート9111モルあたり0.2〜0.6フ
アラデイー(F)となるよう電解することが好ましい。
通電量が少なすぎると生産性カニ悪く実用的でなく、逆
に通電量が多すぎると反応成績が低下してし甘う。
本発明によれば、(a)水銀全陰極として用いないので
公害防止上工業的実施にきわめて有利であり、(b) 
2 、5−ジメチルヘキサンジニトリルの電流効率およ
び選択率が、従来の固体陰極使用時に比べきわめて高く
、さらに最も好ましい実施態様においては、水銀陰極使
用時に比べ10チ以上も高い成績を得ることができる。
このように、本発明は、メタク1ノロニl−IJル欠電
解還元2量化して2,5−ジメチルヘキ+l−ンジニト
リル全製造するにあlこつで、非常に有第1」な工業的
製法を提供するという痔で大きな意味をイイづ−るもの
である。
以下、本発明をさらに具体的に説13J]するために実
施例會示す。ただI7、電流効率は2フアラデイーの電
気量により1モルの2.5=)メチルヘキサンジニトリ
ル(DIMと略記する)またはインフ゛チロニトリル(
IBNと略記j″る)か生成するとして、下記の式によ
り求めた。
また、メタクリロニトリル(MANと略言己する)の転
化率、選択率、対MAN通電量、DIP型電槽、流通型
電槽、LVは、次の定義にしfcizうものとする。
DIP型電槽;実施例1にで使用のもの(攪拌方法金倉
む) 流通型電槽;実施例2にて使用のもの L■  ;陰極面上での流通線速度 実施例1 陽極、陰極ともに通電面積0.0742dゴの鉛を用い
、厚さ11肋のジビニルベンセン−スチレン−ブタジェ
ン共重合ポリマーをスルポンfとして得られる陽イオン
交換膜で、陽極室と陰極室に仕切ったガラス製H型セル
を電解槽として用いた。陽極液としては10%硫酸を用
いた。陰極液としては、4級アンモニウム塩としてテト
ラエチルアンモニウムモノエチル硫酸塩7.’28F、
ジメチルスルホキシド(以下DMSOと略記する) 3
6,599、水5.457. ハイドoキ/71000
PI’l’に含むMAN2 i、05 fの混合物を用
いた。陰極液の温度を45〜55℃に保って、マグネテ
ィックスクーラーで十分に攪拌しながら、電流密度10
 A/dゴで電解を行なった。反応中、陰極液のpH1
7に保つように、4級アンモニウム塩の対アニオンの酸
を少量添加した。対MAN通電量が0.4 F1モルに
なったとき電wlヲ終了しく陰極液をガスクロマトグラ
フィーで分析したところ、MANの転化率41%、DI
Mの選択率83%、DIMの電流効率85チであった。
実施例2 陽極、陰極ともに通電面積2,25 dばの鉛を用イ、
 厚す111111のジビニルベンゼン−スチレン−ブ
タジェン共重合ポリマーをスルホン化して得られる陽イ
オン交換膜で陽極室と陰極室に仕切シ、ポリエチレン製
のスペーサーによって膜と電極の間隔を2順に保った電
槽を用いた。陰極液としては、jDOOpPのハイドロ
キノンを含むMAN750.07、テトラエチルアンモ
ニウムモノエチル硫酸塩119.3g、DMSO7B 
7,5 f、水150.79の混合物を用いた。陰極液
全50〜55℃の温度に保って、流速1.0m/sec
で循環攪拌し、電流密度j OA/dyy+″で電M 
した。通電中に1衾極液のpH全7[保つため、モノエ
チル硫酸を少量添力0した。
対MAN通電量が0.4 F1モルになったとき電解全
終了し、陰極液をガスクロマトグラフィーで分析したと
ころ、MANの転化率40%、DIMの選択率71チ、
DIMの電流効率71%であった。
実施例3〜12 陰極液として、テトラエチルアンモニウムバラトルエン
スルフォネート25.Bf、ハイドロキノン1000 
ppmを含むMAN 29,29、DMSO11,7f
 、HtO5,6fの混合物を用い、陰極として表1に
示したものを用いた以外は、実施例1と同様にして電解
を行なった。結果を表11C示す。
金剛いた場合 (反応仕込み時濃度) メタクリロニトリル   41.7重量%4級アンモニ
ウム塩   339 I ジメチルスルホキシド  1(7z Hto         77  z 実施例16〜19 陰極液として、テトラエチルアンモニウムモノエチルザ
ルフェート4゜6y、ハイドロキノン101000pp
含むMAN 29.2 !jl、 DMSO30,9r
、H,05,4Fの混合物音用い、陰極として表2に示
したもの金柑いた以外は、実施例1と同様にして電を用
いた場合 (反応仕込時濃度) メタクリロニトリル  41.6重jt%4級アンモニ
ウム塩    6.6〃 ジメチルスルホキシド 44.0r 1120        7 、8  #実施例20〜
23 陰極液として、トリーn−プロビルエチルアンモニウム
モノエチルサルフエー)6.7f、/\イドロキノン1
1000pp@もむMAN 21.o y、DMSO3
6,9fi’、H,05,4yの混合物音用い、陰極と
して表6に示したものを用いた以外は、実施例1と同様
にして電解を行なった。結果全表6に示す。
■○ 表64級アンモニウム地として(n−CaH2)s(C
Js) N 0803ら1金用いた場合 (反応仕込み時濃度) メタクリロニトリル   60.0制御4級アンモニウ
ム塩    9.6# ジメチルスルホキシド  52.71FH207j  
J 実施例24〜69″ 陰極液として表4お・よび表5に示した組成の液全用い
(MANは1000 PFの)・イドロキノン入りのも
のを用いた)、その他は実施例1と同様にして反応を二
有なった。結果全表4および表5に示す。
実施例40へ・49 陰極沿どして表6に示した州成の液を用い(MANはt
 o o o ppmのハイドロギノン入りのものを用
いた)、″i1i、流密度が表6中に示した値であった
他は、実施例1と同様にL7て反応’fc ?]なった
。結果全表6に示す。
実適例50〜,51 陽極液として表7に示したものを用い、陰極液中の4級
アンモニウム塩としてはテトラエチルアンモニウムバラ
トルエンスルフオネート全周い、MANとしてはハイド
ロキノン100 ppm入りのものを用い、陰極液の組
成は表7に示したものであり、電流密度f: 20 A
/dntとした以外は、実施例1と同様にして反応を行
なった。結果全表7に示す。
実施例52〜62 陰極液として表8および表9に示した組成のものを用い
た以外は、実施例1と同様にして反応を行なった。表8
中の水分濃度は、通電開始直前の陰極液中の水分をカー
ルフィッシャー法で測定して求めたものである。MAN
としてはノ嶌イドロキノン1000 ppm入りのもの
を用いた。結果を表8および表9に示す。
実施例63〜72 陰極液として表10に示した組成のもの金用い、表10
に示した重合防止剤全添加し、MANとしてはハイドロ
キノンが入っていないものを用いた以外は、実施例1と
同様にして反応を行なった。結果ケ表10に示す。
456− 実施例73〜74 MANとしてハイドロキノン1.o o o ppII
入すrDものを用い、陰極液として表11に示した組成
のものを用い、電流密度が表11に示した値になるよう
通電し、陰極液の温度を表11に示した値になるよう保
った他は、実施例1と同様にして反応を行なった。結果
を表11に示す。
実施例75〜77 バラトルコンスルポン酸および水酸化テトラエチルアン
モニウムにより、陰極液のpHを表12にボし、た値に
保ち、4級アンモニウム塩としてテトラエチルアンモニ
ウムパラトルエンスルフォネートを・月1い、電流密j
JVが表12に示した値になるようポ1111凡また他
は、実施例1と同様にして反応全行なった。結果ケ表1
2に示す。
実施例78〜80 MANとしてハイドロキノン1.ooopp−入りのも
の葡用い、陰極液としては表16に示した組成のものを
用い、電流密度を表13に示した値に保った他は、実施
例2と同様にして電解を行なった。
結果を表13に示す。
実施例81〜83 MANとしてハイドロキノ/1.[]00p−入りのも
のを用い、4級アンモニウム塩としてはテトラエチルア
ンモニウムパラトルエンスルフォネートを用い、陰極液
としては表16に示した組成のものを用い、電流密度を
表16に示した値に保つfc他は、実施例1と同様にし
て電解を行なった。
結果を表16に示す。
実施例84〜85 Lvを表14に示した値に保ち、MANとしてはハイド
ロキノン1,000ppi入りのものを用い、陰極液と
して表14に示した組成のものを用いた以外は、実施例
2と同様にして反応を行なった。
結果を表14に示す。
比較例1 陰極欲としてハイドロキノン100F’e含むMAN2
9.2S’、テトラエチルアンモニウムバラトルエンス
ルフオネー) 25.45’、DMSOl 7.8 f
の混合物を用い、電流密度を20 Vdm2とした他は
、実施例1と同様にして反応を行なった。結果は、MA
Nの転化率95%、DIMの電流効率19%、DIMの
選択率8%であり、ポリマ一様の高粘度物質が多量に生
成した。
比軟例2 陰極液としてハイドロキノン1100pIを含むMAN
330 f、テトラエチルアンモニウムモノエチルサル
フェート1147、水926 S”、ヘキサンジニ) 
IJル2302の混合物を用い、電流密度を30 A/
dm2とした他は、実施例2と同様にして反応を行なっ
た。結果は、MANの転化率65%、DIMの電流効率
、選択率ともに5−以下であった。
比較例3 陰極液として、ハイドロキノン100pp1人シのMA
N29.2F、62.5%硫酸6.8ffSDMSO5
9,7f、水4.7fの混合物を用い、電流密度を20
 A/dm2とした他は、実施例1と同様にして反応を
行表った。結果は、MANの転化率2o%、DIMの電
流効率10チ、DIMの選択率21%であった。
手続袖正書 昭和58年6月22日 特約1J’長官 若杉和夫 殿 1 事件の表示 竹願昭58−91465号 2 発明の名称 2.5−ジメチルヘキサンジニトリルの製法6 補止を
する者 事件との門保・I持W1出願入 (003)旭化成工業株式会社 4    イ(↓甲    人 声J7都港区D”r)閂−丁目2番29号虎ノ門産業ビ
ル5階明細書の屯許請求の範囲の棚 発明の詳細な説明の欄 /)蒜ベ ロ 補正の内容 明細書の記載を次のとおり補正する。
(11、特許請求の範囲の記載を次のとおり訂正する。
「(1)  メタクリロニトリルを一般式ル基、Xはモ
ノアルキル硫酸アニオン、芳香族スルホン酸アニオン、
ハロゲンアニオン、リン酸アニオン、および過塩素酸ア
ニオンの群から選ばれた少なくとも一つの対−アニオン
を表わす。)で示される4級アンモニウム塩および水の
存在する非プロトン性極性溶媒中で、鉛、銅、亜鉛、炭
素、チタン、および錫の群から選ばれた少なくとも一つ
の元素を主成分とする陰極を用いて、電解還元2量化す
ること全特徴とする2、5−ジメチルヘキサンジニトリ
ルの製造方法。
(214級アンモニウム塩のR1、R2、Ra 、 R
4の炭素数の総和が5〜16である特許請求の範囲第1
頓記載の製造方法。
○ +314Mアンモニウム塩の対アニオンXが一1 (/こたし、R’は尿素数4以下のアルギル基金表わす
。) で示されるモノアルキル硫酸アニオン、一般式(ただし
 R6はHまたはCH3を表わす。)O○ で示される芳香族スルホン酸アニオンC7,Br11T
−1 〇 一つのアニオンでちる特許請求の範囲第1項または第2
項記載の製造方法。
○ +414Mアンモニウム塩の対アニオンXが党○−H−
0C2H,である特許請求の範囲第6項記載の製造方法
(5)4級アンモニウム塩がトリーロープロピルエチル
アンモニウムモノエチル硫酸塩、テトラ−0−プロピル
アンモニウムモノエチル硫酸塩、テトラエチルアンモニ
ウムモノエチル硫酸塩、テトラ−0−ブチルアンモニウ
ムモノエチル硫酸塩、およびトリーn−ブチルエチルア
ンモニウムモノエチル硫酸塩の群から選ばれた少なくと
も一つの4級アンモニウム塩である特許請求の範囲第4
項記載の製造方法。
(6)  非プロトン性極性溶媒がジメチルスルホキシ
ドまたはジメチルホルムアミドである特許請求の範囲第
1項ないし第5項のいずれかに記載の製造方法。
(7)陰極が鉛または鉛を主成分として含む合金である
特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の
製造方法。
(8)4級アンモニウム塩のR1、R2、H; 、 R
4の炭素数の総和が5以上16以下であシ、対アニオン
X0が一般式 1 0 (ただし R5は炭素数4以下のアルキル基を表わす。
) で示されるモノアルキル硫酸アニオンでアリ、非プロト
ン性極性溶媒がジメチルスルホキシドであり、かつ陰極
が鉛、銅、亜鉛、炭素の群から選ばれた少なくとも一つ
の元素を主成分とする陰極である特許請求の範囲第1項
記載の製造方法。
(9)’R’がエチル基である特許請求の範囲第8項記
載の製造方法。
(101電解還元の温度が20〜60tZ’である特許
請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の製造
方法。
(II)  電解全隔膜電解で行なう特許請求の範囲第
1項ないし第10項のいずれか匝記載の製造方法。
0り 電解還元全1電解液中に重合防止剤を40岬以上
10,0O09F以下任在させて行なう特許請求の範囲
第1項ないし第11項のいずれかに記載の製造方法 (131重合防止剤がフェノール類、ヨウ素、アンモニ
ア、ナフチルアミン類、フェノチアジンの群から選ばれ
た少なくとも一つの化合物である特許請求の範囲第12
項記載の製造方法。
Q41  を解還元を回分式で行ない、かつ、反応開始
時の水分濃度が4.5〜11.0重量%であり、反応開
始時のメタタリロニトリルの濃度が15〜45重量%で
ある特許請求の範囲第11項記載の製造方法。」 (2)、第6頁9行の [んP、Tonilov J k  rA、p、 To
rnilov Jと訂正する。
(31、第6頁11行の 「す(a)」會「使(9)」と訂正する。
(41、第6頁12〜13行の 「テトラエチルアンモニウムパラトルエンスルホンスル
7オネート」を 「テトラエチルアンモニウムパラトルエンスルフォネー
ト」と訂正する。
(51、第13頁13行の 「ジメチルスルホキシド、鉛、」ヲ 「ジメチルスルホキシド、および、鉛、」と前圧する。
(6)、第16頁8行の 「鉛−錫などの鉛、銅、」を 「鉛−錫などの、鉛、銅、」と訂正する。
(7)、第20頁17〜18行の 「テトラエチルアンモニウム酸2水素塩」全1−テトラ
エチルアンモニウムリン酸2水素塩」と訂正する。
(8)、第28頁18〜19行の 「5 DA/dffL’が好ましい。」をf’ I A
/d 〜2〜50 A/d rn2が好ましい。」と訂
正する。
(9)、第65頁1行の 「実施例16〜19」を「実施例15〜18および比較
例」と泪止する。
(10)、第35頁の表を下記のとおシ訂正する。
[ 」 aD、第54頁の表13中、反応成績欄の「電化率」ヲ
「転化率」と訂正する。
手続補正■ 昭和58年8月15日 特a゛1庁畏官 若杉和夫 殿 1141件の表示 特願昭58.−91465号 2 発明の名称 2.5−ジメチルへギ−νンジニトリルの製法6 補正
ケする渚 事件との関係・I持t′r出願人 (003)  旭化成工業株式会ネ」 4代理人 東京都港区虎ノ門−丁目2番29号虎ノ門産菓ビル5階
5 補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6 補正の内容 明細書の記載を下記のとおり補正する。
(1)第8頁3行の 「比較例から明らか」を 「比較例2から明らか」と補正する。
(2)  第16頁14〜15行の 「より好寸し、い、これらの例」を [より好ましい。これらの例」と補正する。
(3)第36頁3行の「電槽を用いた。陰極液としては
」を下記のとおり補正する。
「電槽を用いた。陽性極としては10重量%硫酸水溶液
を用いた。陰極液としては1 (4)第57頁12〜13行の 「テトラエチルアンモニウムモノエチルサルフェート」
ヲ「テトラエチルアンモニウムツルフェート」と補正す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  メタクリロニトリルを一般式(式中、R’ 
    、R2,R3,R’は炭素数4以下のアルキ・・基、X
    euモノアルキ・・硫酸ア=オン、芳香族スルホン酸ア
    ニオン、ハロゲンアニオン、リン酸アニオン、および過
    塩素酸アニオンの群から選はれた少なくとも一つの体ア
    ニオンを表わす。)で示される4級アンモニウム塩およ
    び水の存在する非プロトン性極性溶媒中で、鉛、銅、亜
    鉛、炭素、チタン、および錫の群から選ばれた少なくと
    も一つの元素を主成分とする陰極を用いて、電解゛還元
    2量化することを特徴とする2、5−ジメチルヘキサン
    ジニトリルの製造方法。 (2)4級アンモニウム塩のR1、R2’+ R3、R
    4の炭素数の総和が5〜16である特許請求の範囲第1
    項記載の製造方法。 (3)  ’級77、T、=’7−A塩O対7−”オフ
    Xe75、−1 (7′Cだし 15は炭素数4以下のアルキル基を表わ
    す。〕 で示されるモノアルキル硫酸アニオン、一般式(ただし
    、R6はHまたはCHBを表わす。)で示される芳香族
    スルホン酸アニオン、およびくとも一つのアニオンであ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の製造方法。 (4)4級アンモニウム塩の対アニオンXθが”0− 
    !! −QC,H,である特許請求の範囲第3項記載の
    製造方法。 (5) 4級アンモニウム塩がトリーn−プロピルエチ
    ルアンモニウムモノエチル硫酸塩、テトラ−1)−プロ
    ビルアンモニラ11モノエチル硫酸塩、テトラエチルア
    ンモニウムモノエチル硫酸塩、テトラ−Xl−ブチルア
    ンモニウムモノエチル硫酸塩、およヒドリ−n−ブチル
    エチルアンモニウムモノエチル硫酸塩のt:++から選
    ばれた少なくとも一つの4級アンモニウム塩である特許
    請求の範囲第4項記載の製造方法。 (6)非プロトン性極性溶媒がジメチルスルホキシド捷
    たはジメチルホルムアミドである特許請求の範囲第1項
    ないり、第5項のいずれかに記載の製造方法。 (力 陰極が鉛または鉛奮主成分として含む合金である
    特Kl:請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記
    載の製造方法。 (8)4級アンモニウム塩の1も’ 、R2,R’ 、
    R’の炭素数の総和が5以上16以下であり、対アニオ
    ンXQが一般式 (ただし、R5は炭素数4以下のアルギル基金表わす。 ) で示されるモノアルキル硫酸アニオンであり、非プロト
    ン性極性溶媒がジメチルスルホキシドであり、かつ陰極
    が鉛、銅J鉛、炭素の群から選ばれた少なくとも−りの
    元累ゲ主成分とする陰極である特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。 (9)  R’がエチル基である特許請求の範囲第8項
    記載の製造方法。 0(至)電解還元の温度が20〜60℃である特許請求
    の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の製造方法
    。 01)電解を隔膜電解で行なう特許請求の範囲第1項な
    いし第10iのいずれかに記載の製造方法。 aカ 電解還元を、電解液中に重合防止剤を40p以上
    10,0009戸以下存在させて行なう特許請求の範囲
    第1項ないし第11項のいずれかに記載の製造方法。 θ:3)  ’j75台防止剤がフェノール類、ヨウ素
    、アンー七ニア、ナフチルアミンルミ フェノチアジン
    の群から選ばJした少なくとも一つの化合物である特許
    請求の範囲第12項記載の製造方法。 0優1柱解還元ケ回分式でイーエない、かつ、反応開始
    時の水分濃度が4.5〜11.0重址チであり、反応開
    始時のメタクリロニトリルの濃度が15〜451↓i量
    ヴである竹Thl’ iii’、+求の範囲第11項記
    載の製造方法。
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