JPS59219374A - 水系塗料組成物 - Google Patents

水系塗料組成物

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JPS59219374A
JPS59219374A JP9334883A JP9334883A JPS59219374A JP S59219374 A JPS59219374 A JP S59219374A JP 9334883 A JP9334883 A JP 9334883A JP 9334883 A JP9334883 A JP 9334883A JP S59219374 A JPS59219374 A JP S59219374A
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尾嶋 和雄
Yasuhisa Watabe
康久 渡部
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Shinji Asaeda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水系塗料組成物に関し、さらに詳しくは無機充
填剤を倉む機械的安定性の良い、水系塗料組成物に関す
る。
水系塗料は、従来塗料の主体であった有機溶剤系系別に
おける火災の危険、大気汚染等の問題点を解決できるた
め、近年種々の分野に進出しつつある。しかしながら、
水系塗料に共通の問題へとして、塗料の安定性や塗膜の
耐水性が劣るという欠点があり、その他解決しなければ
なら1.Cい問題点も少なくない。とくに、ビヒクルと
して、ラテックスやエマルジョンを用いる場合、これら
の安定性を低下させ易い無機充填剤を併用するので、塗
料の貯蔵、移送、吹伺げ作業時等での機械的安定性が問
題になる。ことに、塗料中の無機充填剤の割合が増加す
るに伴い塗料の機械的安定性が著しく低下1−るため、
水系塗料における無機充填剤の高充填化には限界があっ
た。この点の解決法としては、ラテックス粒子の安定性
を改良するのが効果的であり、そのためエチレン系不飽
和カルボン酸を比較的多く共重合する方法、重合中また
は重合後に用いる乳化剤を多くする方法、あるいは、ア
ミド基を有寸ろエチレン性不飽和単量体を共重合させる
方法等が知られている。
しかしながら、不飽和カルボン酸の共重合割合を増加し
ていくと、塗料の機械的安定性が改良される反面塗膜の
耐水性が低下する。また、乳化剤を増加した場合も塗膜
の1酬水性が低下し、アミド基な有するエチレン性不飽
和単量体を共重合させた場合は塗料が経時的に増粘する
。塗工操作性を著しく低下させる等の問題がある。従っ
て、いずれの方法も一長一短があり、新たな解決法が必
要とされていた。
かかる現状に鑑み本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、
多ビニル基含有単量体を用いて乳化重合して得られる架
橋された共重合体ラテックスと無機充填剤とを含む塗料
組成物は機械的安定性、耐水性にすぐれているという知
見を得、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は /a、)  エチレン系不飽和カルボン酸0.5〜7重
量係、多ビニル基含有単量体0.1〜7重N%及び残り
が共役ジオレフィン、前記単量体以外の共重合可能なビ
ニル単量体の群から選ばれた少なくとも1種の単量体で
ある単量体成分(全量100重量%)からなり、かつテ
トラヒドロフラン不溶解分が80重量係以」二である共
重合体ラテックスと (b)  無機充填剤を 含む組成物であって固形分重量比で(a) / (b)
 −1/2〜1/10でかつ(a)と(1))とを合せ
た固形分含有率50〜90重量係であることを特徴とす
る水系塗料組成物な提供するものである。
本発明の共重合体ラテックスを用いることにより、塗料
即成物の安定性、特に機械的安定性及び塗膜の耐水性の
性能を何等損なうことなく、無機充填剤を高い割合で含
む工業的に利用価呟の大きな水系塗料組成物が得られる
。本発明の共重合体ラテックスはエチレン系不飽和カル
ボン酸、多ビニル基含有単弼゛体、共役ジオレフィン及
び前記単量体以外の共重合可能な単量体混合物を適当な
乳化剤の存在下一般に用いられている方法で乳化重合さ
れたものである。
本発明でいうデトラヒドロフラン(以ffl THFと
いう)不溶解分は、次の方法により求めた。
1)I−113に調整された一共重合体ラテックスをガ
ラス板上に、乾燥後のフィルム厚さが約0.3叫になる
ように塗布し室温で24時間乾燥させ、該フィルム約1
7を精秤(その重量をAとする)し、500ccの’T
”llF中に添加し60℃、2時間加熱振とう後、24
時間放置し、#2E紙(東洋r紙製)KてE過しp液中
の固形分をゾル分(その重量をBとする)として次の計
算式より求めた。
八 ゛用1−不溶解分は共重合体ラテックスの架橋の程度を
示す指標となるものである。
本発明の共重合体ラテックスに使用するエチレン系不飽
和カルボン酸単元体としてはアクリル酸。
メタクリル酸、クロトン酸等の不飽和モノカルボン酸、
イタコン酸、マレイン酸、フマール酸等の不飽和ジカル
ボン酸の他、イタコン酸モノメチルエステル、マレイン
酸モノエチルエステル等ノ不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステル等があり、これらの1種または2種以上併用して
もよい。
エチレン性不飽和カルボン酸は、重合安定性。
塗料コンパウンドの機械的安定性向上にも寄与し、使用
量としては、0.5〜7重量係、好ましくは1〜5重量
係である。05重量係未満であると重合安定性、塗料の
機械的安定性が悪くなり、一方7重量係を越えろ場合に
は塗膜の耐水性が低下し、共重合体ラテックスの粘度が
上昇し取扱上問題となる。
多ビニル基含治単晋体としては、分子内に少なくとも2
つのエチレン系不飽和二重結合を有する単量体であれば
良く、例えば次に挙げるものがあるが本発明はこれらに
限定されるものでは”ない。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、メチレンビ
ス(メタ)アクリルアミド、ジビニルベンゼン、アリル
(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールテトう(メタ)アクリレ
ート、ジビニルエタン、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレ−1・、ジアリルフタレート、トリメチロ
ールプロバントす(メタ)アクリレート等が挙げられる
これらのうち、ジビニルベンゼン、アリルメタクリレー
ト、ジアリルフタレート、エチレンクリコールジアクリ
レート、メチレンビスアクリルアミド、トリメチロール
プロパントリメタクリレート等が好ましい。
多ビニル基含有単量体l・よ共重合体ラテックスのTI
 IF不溶解分を80重量幅以上とする目的で添加する
ものであり、その使用量は乳化共重合が可能な範囲で、
自由に選択できる。しかし一般的には、多ビニル基含有
単量体が増加するにつれ共重合ポリマーが硬くなる傾向
にあるので、塗料用ビヒクルとしては°0.1〜7重邦
係であり好ましくは0.1〜5重fi、幅である。
’L”llF不溶解分が80重爾係未満であると、塗料
の機械的安定性の良いものが得られない。
本発明で使用する共役ジオンフィンとしてはブタジェン
、インブチレン等がある。
共重合可能なビニル単量体としてはスチレン、α−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、ノ\ロゲン化スチレ
ン等の芳香族ビニル単量体、酢酸ビニノヘ プロピオン
酸ビニル等のビニノ1/エステル類がある。エチレン性
不飽和カルボン酸アルキルエステル エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ− 1・、
ラウリル(メタ)アクリレート等があるが、二種類以上
の併用も差支えない。
本発明の共重合体ラテックスは、塗料匠使用するために
、適度の皮膜形成性を有するようブエ組成を選択するこ
とが望ましく通常、最低造膜温度(■2′F)が30℃
以下、好ましくは10℃以下になるように、共重合体の
■VLNを設定する。そのためには、共重合体のガラス
転移温度の変更が一般的であり、具体的には単量体の割
合を適宜選択すれば良い。また、これら共役ジオレフィ
ン及び共重合可能なビニル単量体の使用量は、88重量
係以上であり好ましくは88〜994重量係である。
本発明で使用する共重合体ラテックスは、カルボキシ変
性アクリル系共重合体ラテックスやカルボキシ変性スチ
レン−ブタジェン共重合体ラテックスが好ましく、特に
前者は水系塗料組成物において機械的安定性にすぐれ、
一層好ましい。
本発明で用℃・る無機充填剤としては、タルク、炭酸カ
ルシウム、クレー、硫酸バリウム、炭酸バリウム、アル
ミナ、シリカ、砕石粉、酸化チタン、カーボンブラック
、ヘンガラ等がある。
本発明り)塗料組成物における、共重合ラテックスに対
する無機充填剤は固形分重量比で172〜1/10、好
ましくは1/4〜1/10である。
共重合体ラテックスに対1−る無機充填剤の比率が相対
的に高い塗料組成物中ま低コスト化、塗膜の性能向上、
乾燥負荷の低減等その産業上の利用価値は大きい。しか
し一般に従来の共重合体ラテックスでは無機充填剤の使
用比率が高くなると塗料組成物の機械的安定性が低下し
機械的安定性の十分なものが得られないが、本発明に示
された共重合体ラテックスを用5・ると従来の一般の共
重合体ラテックスに比べ塗膜の耐水性、機械的安定性の
すぐれた塗料組成物が得られる。共重合体ラテックスに
対する無機充填剤が固形分重量比で172未、τ4であ
ると、低コスト化、高固形分化が十分でなく、一方l/
10を越えると塗料組成物つ機械的安定性が悪くなり、
好ましくない。
一方塗利絹成物中の共重合体ラテックスと無機充填剤と
の固形分濃度は50〜90重量係、好ましくは60〜8
5重量係である。
一般に塗料組成物中の固形分濃度を高くすることは乾燥
負荷の低減,塗工作業性の改善などその利用価値は太き
いが、塗料組成物の粘度上昇、機械的安定性の低下等の
問題があろ3。
従来の一般の共重合体ラテックスに比べ本発明の共重合
体ラテックスを使用すると、粘度の上昇が小さく、機械
的安定性のすぐれた塗料組成物が碍られる。固形分濃度
が50重1%未満では乾燥負荷が犬きく、省エネルギー
上、好ましく is < 一方90重量係を越えると機
械的安定性が悪くなる。
本発明に用いろ重合用乳化剤としては、ドテシルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ、ラウリル硫酸ソ−ダ、ナトリウム
ジオクチルスルホサクシネート、ジナトリウムドデシル
ジフェニル−エーテルジスルホネート等のアニオン性乳
化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン性乳
化剤等通常の乳化剤が挙げられる。重合開始剤としては
過硫酸塩、あるいはこれに亜硫酸塩または重亜硫酸塩等
の還元剤を糺合わせた重合触媒、有機/・イドロバ−オ
キサイドを使用するレドックス系触媒等が用いられろ。
分子量調節剤としては、メルカプタン類、四塩化炭素等
の公知の連鎖移動剤を使用することができろ。
塗料組成物の成分として先に示した共重合体ラテックス
、無機充填剤以外に一般に使用されている分散剤、消泡
剤、凍結防止剤などを適宜目的に応じて使用することが
できることはいうまでもな℃ゝO 本発明・末、水系塗料組成物において、無機充填剤をビ
ヒクルに対し、高い割合で用いても優れた機械的安定性
を得ることができる点に特徴があり、本発明糺成物の応
用例としては、カーペット バッキング用塗料、紙用塗
被組成物、耐チツピング塗料、外壁用塗料、防音用塗料
、防錆用塗料等がある。
以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明のより詳細な説
明に供する。当然のことながら、本発明は、以下の実施
例にの入限定されるものではない。
実施例1 水70部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.2部
、スチレン5部、ブチルアクリレート15部、過硫酸カ
リウム0.5部を100を反応器に仕込み70℃で2時
間反応後、さらに水40部、ドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダ0.3部、スチレン20部、ブチルアクリレー
ト55部、アクリル酸3部、ジビニルベンゼン2部を5
時間かげて連続添加し反応を進め、添加終了後80℃に
上げ、さらに2時間反応させた。仕込み単量体の重合率
は99係以上であった。これを水酸化ナトリウムでpH
9に調整しラテックスを得た。評価結果は表−1に示す
。このラテックスの粘度(25℃、東京計器13M型粘
度肝、扁20−ター5 Q rplnで測定)は、20
0 cpsであり、ラテックスを約0.5胡厚でガラス
板上に塗布し、80℃15分乾燥後のフィルムは、室温
水中、24時間浸漬後も白化を生じなかった。(以下耐
水白化と略す)。さらに、このラテックスのTI−IF
不不溶仕分92係であった。
このラテックス固形分100部に、分散剤2部、消泡剤
1部、凍結防止剤2部、炭酸カルシウム400部、及び
全固形分割合が85係になるよう水を添加し、攪拌機に
より分散混合し水系塗料組成物を得た。該塗料組成物の
機械的安定性をマロン安定性試験法(注−1)により評
価したところ、凝集物発生率が0.006%と極めて少
なく、優れた機械的安定性を示し、7日後の粘度上昇率
も10係と小さかった。
なお、こうして得た水系塗料組成物を鉄板に500μの
膜厚で塗・布し、直ちに1.60℃で20分間焼付けた
後、JISK5400により試験した。その結果、耐水
性がすぐれ、焼付は後の膜は異常がなく、また基盤目試
験法による密着性もすぐれていた。
注−1)マロン安定性試験 JIS K6387 ; SBR合成ラテックスの試験
方法 〔参考〕機械的安定度 に準拠。
比較例1 実施例1において、ジビニルベンゼンのみヲ除いて同様
の操作を行なった。評価結果を表−2に示す。ここで得
られたラテックスのTHF不溶解分は06I)、該塗料
組成物のマロン安定性試験凝集物発生率は、6.3係と
なり機械的安定性は悪かった。
比較例2 比較例1において、塗料の機械的安定性を改良するため
に、アクリル酸を6部使用し、同様の操作を行なった。
評価結果を表−2に示す。ここで得られたラテックスの
粘度は2,000cpsと高く、ラテックスフィルムの
耐水白化も悪かった。また11117’不溶解分は0チ
であった。該塗料組成物(7) マロン安定性試験凝集
物発生率は12係であり、7日後の粘度」二昇率は70
%と高かった。
比較例3 比較例1において、塗料の機械的安定性を改良するため
重合用乳化剤として連続添加用にドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダを2.8部、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル(HLB 17.2 )を30部に増量
して同様の操作を行なった。評価結果を表−2に示す。
ここで得られたラテックスの1III水白化は著1. 
<劣り該塗料組成物のマロン安定性試験凝集物発生率は
15循であった。
実施例2 水70部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ01部、
ブチルアクリレ−1・13部、スチレン5部、過硫酸ナ
トリウム05部を1oot反応器に仕込み75℃で15
時間反応後、さらに水50部、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ0.2部、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル(HLB]、 7.2 ) 0.2・部、ブ
チルアクリレート67部、スチレン95部、メタクリル
酸5部、アリルメタクリレ−1−0,5部を4時間かけ
て連続添加し反応を進め添加終了後85℃と1〜、さら
Vc2時間反応さぜた。仕込み単量体の重合率は99幅
以上であった。これをアンモニア水でI)H9に調整し
ラテックスを得t−8 評価結果を表−1に示す。このラテックスの粘度は25
0 CI)Sてあり、耐水白化も良好であった。
またこのラテックスのTI(F不溶仕分は83循であっ
た。さらにこのラテックス固形分Joo部匠、分散剤2
部、消泡剤1部、凍結防止剤2部、タルク200部、及
び全固形分割合が8(1%となるよう水を添加し、攪拌
機により分散混合し、水系塗料組成物を得た。該塗料組
成物のマロン安定性試験凝集物発生率シ10.02係で
あり、7日後の粘度上昇率は8係であった。
比較例4 実施例2においてアリルメタクリレ−1・を0.04部
とし同様の操作を行なった。評価結果を表−2に示す。
ここで得られたラテックスのTl−H−不溶仕分は60
%、該塗E tu成物のマロン安定性試験凝集物発生率
は12循であった。
実施例3 水150部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.5
部、ブタジェン7部、スチレン8部、t−ドデシルメル
カプタン0.5部、過硫酸カリウム0.5部を1002
反応器に仕込み50℃で3時間反応後さらにブタジェン
36部、スチレン45部、アクリル酸3部、ジビニルベ
ンセン1部を8時間かげて連続添加し、反応を進め、添
加終了後70℃に−にげ、さもVc5時間反応させた。
仕込ツメ単量体の重合率は98循以」二であった。次い
で未反応単損体なスチームストリッピング及び減田蒸留
にて除去し、水酸化ナトリウムにてpH7に調整し固形
分45幅のラテックスを得た、っ評価、結果を表−1に
示す。このラテックスの粘度は300 cpsであり、
1制水白化も良好であった。またこのラテックスの′1
゛団ザ不溶解分は93%であった。このラテックス固1
rg分1.00部j(分散剤2部、消泡剤1部、凍結防
止剤2部、クレー1..000部及び全固形分割合が7
0係となるよう水を添加し、攪拌機にて分散混合し水系
塗料組成物を得た。該塗料組成物のマロン安定性試験凝
集物発生率は01係であり、7日後の粘度上列率は10
%であった。
比較例5 実施例3においてジビニルベンゼン及びt−ドデシルメ
ルカプタンを除いて、同様の操作を行なった。評価結果
は表−2に示す。ここで得られたラテックスの′1旧F
不溶解分は95%、該塗料組成物のマロン安定性試験凝
集物発生率は4,8幅であった。
実施例4 水80M、  ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.
5部、酢酸ビニル10部、ブチルアクリレ−1・10部
、過流酸カリウム0.5部を100を反応器に仕込み、
60℃で1時間反応後、さらに酢酸ビニル22部、ブチ
ルアクリレ−1・50部、アクリル酸3部、ジアリルフ
タレート5部を4時間かけて連続添加l〜、反応を進め
添加終了後70℃に上げ、さらに2時間反応させた。仕
込み単量体の重合率は99循以−」二であった。評価、
結果を表−1に示す。このラテックスをアンモニア水溶
液でPI−I8に調整したのちの粘度は180 CpS
であり耐水白化は良であった。またこのラテックスのT
lf不溶解分仕分5幅であった。このラテックス固形分
100部に、分散剤2部、/ll!l泡剤1部、凍結防
止剤2部、タルク300部及び全固形分割合が50%と
なるよう水を添加し、攪拌機により分散混合し、水系塗
料組成物を得た。該塗料組成物のマロン安定性試験凝集
物発生率は、0.0296であった。また、7日後の粘
度上昇率は12係であった。
比較例6 実施例4においてジアリルフタレートのみを除き、同様
の操作を行なった。評価結果を表−31L示す。得られ
たラテックスのTl−11i”不溶仕分は0係であり該
塗料組成物のマロン安定性試験凝集物発生率は7.5%
であった。
比較例7 実施例2に、おいて、アリルメタクリレートに代わりN
−メチロールアクリルアミド2部を用いて、同様の操作
を行なった。評価結果を表−3に示す。
ここで得られたラテックスの耐水白化は良好だつたが、
粘度が3,000 CpSと高かった。また、Tl−l
1i’不溶解分は85憾であり該塗料組成物のマロン安
定性試験凝集物発生率は0.54であった。7日後の粘
度上昇率は80係と著しく高かった。
比較例8 実施例1のアクリル酸量を3部から1部に減らし他は同
様の操作を行なった。評価結果を表−3に示す。塗料組
成物の機械的安定性が劣る。
比較例9 実施例1のアクリル酸量を3部から9部に増量し他は同
様の操作を行なった。評価結果を表−3に示す。共重合
体ラテックスの粘度が高く、該塗料組成物の7日後の増
粘が著しく塗料組成物として好ましくない。
比較例10 実施例1のジビニルベンゼンを2部から9部に増量し他
は同様の操作を行なった。評価結果を表−3に示す。ま
た、実施例1のラテックスと比較してフィルム強度を測
定した。
破断時のフィルム強度 比較例10の共重合体ラテックス      3  k
g/Cm実施例1               52
  ”多ビニル基含有単量体が本発明の範囲を越えると
フィルム強度が大幅に低下する。このことは塗料組成物
の接着力を低下させ、好ましくない。
実施例5 実施例1のスチレンに代えてメチルメタクリレートを使
用し、他の操作は同様の方法で行なった。
評価結果を表−4に示す。
実施例6〜8 実施例1のジビニルベンゼンに代えて、エチレングリコ
ールジメタクリレート2部、メチレンビスアクリルアミ
ド1部、そしてトリメチロールプロパントリメタクリレ
ート0.2部を用いた場合、各々のモノマー組成と評価
結果を表−4に示す。
表  −1 ラ テ1 ツ ク ス 水 系 塗 刺 物

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ](a)  エチレン系不飽和カルボン酸0.5〜7重
    量係、多ビニル基含有単量体01〜7重量係及び残りが
    共役ジオレフィン、前記中量体以外の共重合可能なビニ
    ル単量体の群から選ばれた少フエくとも1種の単量体で
    ある単量体成分からなり、かつテトラヒドロフラン不溶
    解分が80重量幅以上である共重合体ラテックスとQ)
    )無機充填剤を 含む組成物であつで固形分重量比で(a)/υ)= 1
    /2〜1/10でかつ(a)と(1〕)とを合せた固形
    分含有率50〜90重量係であることを特徴とする水系
    塗料組成物。
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