JPS59218859A - インキ供給量設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は印刷版を使用して印刷する際に、予め印刷版
面上の各印刷領域の画線部面積率を測定し、この測定結
果に基づき各印刷領域に対する各インキ量のインキ供給
量を設定する方法に関する。

印刷機２例えばマルチブレード型のオフセット平版印刷
機、には印刷版の回転方向に直交する方向に配設された
インキ量に装着された複数個のインキキー（以下単にイ
ンキ量というンが等ピッチで列設されており、印刷中に
印刷版の絵柄等に応じてインキが過不足なく供給される
ように、各インキ量からの供給量を調整することが必要
である。従来、インキ量のインキ供給量を設定するにあ
たってはオペレータが自らの経験によって手動で設定し
、印刷結果によって試行錯誤的に調整を加えていたため
、刷り出しまでに多大の時間を要し、かつ、安定した印
刷結果が得られるまでにインキや損紙の浪費が避けられ
ない欠点があった。すなオ〕ち２例えば第１図に示した
印刷版のｉ番目の印刷領域の画線部面積率が９０％で、
この印刷領域（ｉ月こ隣接する印刷領域（ｔ−１，ｉ＋
１）の画線部面積率が各々５０％であるというように印
刷領域間に急激な画線部面積率の変動がある場合、各イ
ンキ量の設定を画線部面積率に忠実に行なったりすると
、インキ装置の横振りローラ等によって供給インキが左
右方向にのばされる結果、９０％の領域（ｊ）には領域
内の両端部はど低濃度となって領域全体にわたって高濃
度にインキ供給がなしえず、また隣接する印刷領域には
印刷むらが生ずるなど印刷結果に悪影響がもたらされる
といった不都合を生じていた。

この発明は、従来のインキ供給量の設定方法における上
述の問題点を解消して９迅速かつ正確なインキ量の初期
設定を可能ならしめで好適な印刷結果を得ることのでき
るインキ供給量の設定方法を提供することを目的とする
ものである。そしてかかる目的は、印刷版の回転方向に
平行な帯状に配設された印刷版の各印刷領域における画
線部面積率を測定し、この測定結果に基づいて各印刷領
域に供給するインキクを設定する方法において、被測定
印刷領域の画線部面積率に対しこの印刷領域に隣接する
少な（とも１つの印刷領域の面積率を算入しで補正し、
この補正値に基づいて当該印刷領域に相対するインキ壷
のインキ供給量の設定を行うことを特徴とするインキ供
給石設定方法によってここに達しえたものである。

次にこの発明に係るインキ供給量設定方法の一実施例を
添付図面に基づいて説明する。

第１図は印刷版上の各印刷領域とこれに相対する各イン
キ壷を模式的に示した平面図である。

この実施例においてはインキ壺（Ｆ１〜Ｆ３２）が３２
個列設された型式の印刷機の場合を示しており。

各印刷領域（Ａ＋−Ａａｚ目よ矢印（イ）方向に回転す
る印刷版σ■の回転方向に平行な帯状に等ピッチでのび
、インキ壺［Ｆ＋〜Ｆ３２目よ前記印刷領域に対向して
印刷版００）の回転方向に直交方向に等ピッチで列設さ
れでいる。

第２図は各印刷領域の画線部面積率を測定する印刷面積
測定装置の概略を示す斜視図であり。

第３図は前記測定装置の信号処理系を示すブロック図で
ある。印刷面積測定装置の、（３造に関する説明は例え
ば本出願人に係る持願１１＋’（５７年第５５６７０号
に詳述されているので、ここでは前記印刷面積測定装置
における信号処理について略述するに留める。

走査ヘッド（２０）には発光ダイオードなどの照明用光
源（２＋１　、視野絞り（２）、受光素子（２３−１，
２３−２，・・・・・−）が配設されでおり、印刷版Ｇ
ＩＩＩ上の各印刷領域（Ａ＋〜Ａ３２）の画線部面積率
を測定するにあたっては、走査ヘッド■をＸ方向に印刷
版上で移動させるのであるが、印刷面積測定装置の信号
処理は次のように行われる。すなわち。

光源ｃ！１１からの反射光が各受光素子（２３−１，２
３−２，・・・・・・）に入射すると、受光素子からは
入射光量に応じた電圧値が出力され、　ＣＰＵ＠からの
指令にもとづいて、前記出力値は所要ピッチでサンプリ
ングされて各サンプルアンドホールド回路（２４−１，
２４−１・・・・・・Ｊに保持され、順次マルチプレク
サ−（イ）を介してんの変換器（イ）によリデジタル交
換された後、各々メモリ例の所定アドレスに７付込まれ
る。そして走査ヘッド罎が同一印刷領域上を走査してい
る間は各受光素子ごとに出力データが順次メモリ（至）
の同一アドレスに書込まれＣ加算され、被測定印刷領域
がかわるたびにメモ！Ｊ　（２Ｂ＋のアドレスは順次進
められる。

このようにして印刷版ＱＯＩ上の各印刷領域（Ａｌ−Ａ
３２　）ごとの画線部面積率はＣＰ　Ｕ　（２７ｉから
の出力データとして得られるものであるが、この発明に
かかるインキ供給量設定方法は各印刷領域ごとの画線部
面積率を隣接領域のそれによりて補正し、各領域間の画
線部面積率の変動に応じた適量のインキ供給を行なうも
のである。例えばｉ番目の印刷領域（Ａｉ　）に対する
インキ壷＜Ｆｉ＋のインキ供給量を設定する場合には、
当該印判領域（Ａｉｌの画線部面積率（Ｘ（ｉ））及び
これに隣接する印刷領域ｔＡｉ−＋　）、（Ａｉ＋１７
　　の画線部面積率（Ｘ（ｉ−＋目、ｆＸ（ｉ−１−１
目を各々印刷条件に応じて補正を加え、当該印刷領域Ｔ
Ａｉ　ｌに対してインキを供給すべき凪のインキ壷にお
ける値（以下インキ壷の値というｌを設定する。すなわ
ちｉ番目の印刷領域（Ａｉ　）の補正済み面積率（Ｘ（
ｉ）　）はＣＰＵ＠からの出力データに基づき演算回路
器でＸ（ｉ）＝　ｂ−Ｘ（ｉ　−ｔ　）＋ａ−Ｘ（ｉ）
＋ＣＸ　（ｉ＋Ｉ　ｌ−ｔ　１式）％式％） なる演算処理することにより求められ、この補正済み面
積率（Ｘ（ｉ）Ｊを出力表示装置■に表示し。

又は演算回路器からの出力データにより各インキ壷を直
接調整する。なお前記１式において重みづけ係数ａ、ｂ
及びＣは印刷機自体及び印刷の条件によって決定される
ものであるが、これらの値はインキが転移する際の挙動
を解析することにより、又は画線部面積率を説明変量、
設定すべきインキ壷の値を目的変量としτ重回帰分析す
ることにより容易に求めることができる。

もちろん演算回路（２）における補正は被測定印刷領域
に対するインキ供給量の急激な変動を忠実な印刷精度で
印刷できるように許容範囲内で抑制するものであるから
、目的とする印刷領域（Ａｉ　）の隣接領域（Ａｉ　ｔ
　）（Ａｉ＋１　）　　だけでなく、更に隣接する領域
（Ａｉ　−２ＨＡｉ−１−ｚ　）　　の画線部面積率（
Ｘ［１−２７ＯＸ（ｉ＋２３々も算入して。

Ｘ（ｉ）＝　ｄ−Ｘ　Ｉ　ｉ　−２）　＋ｂ−Ｘ（ｉ　
−＊　）　＋ａ−Ｘ（ｊ）＋ｃ−Ｘ（ｉ＋１）　＋ｅ−
Ｘ（ｉ＋＋）　＝・−・・−・・（２式）％式％ ） のように処理して求めでもよい。また０例えば第４図に
示したように各印刷領域の画線部面積率の測定するにあ
たって走査ヘッド（４）が−印刷領域につき１０回のサ
ンプリングを行う場合。

一方の隣接領域（Ａｉ−ｒ）　　の画線部面積率を６番
目から１０番目の走査区域１８６〜５１ｏ）のサンプリ
ング値から決定し、同様に他方の隣接領域（Ａｉ＋ｔ　
）の画線部面積率を１番目から５番目の走査区域（Ｓｔ
〜ｆ’ｓ）のサンプリング値から決定し。

このように求められた各隣接領域（Ａｉ−＋）　ＩＡｉ
十〇の画線部面積率を１式に適用してもよい。この場合
好適な印刷結果を得るには各隣接印刷領域の少なくとも
１／３の走査区域についてのサンプリング値により各画
線部面積率を補正することが望ましい。

また印刷版叫の端部印刷領域＋ＡＩ　ｌ　（Ａ３２Ｊの
画線部面積率（Ｘ＋　）　（Ｘ３２）を補正処理する場
合には、当該印刷領域（ＡＩ　Ｊ　（Ａ３２）に隣接す
る一方の印刷領域（ＡＯ）　（Ａ３３目こついての測定
情報がメモリ（２１１１に入力されていないので、これ
らの印刷領域（ＡｏＨＡ３３）に相当する画線部面積率
（Ｘ（０）　）、　（Ｘ（３３）　）を０％として Ｘ（Ｉ）　＝　ａ−Ｘ（す＋Ｃ−Ｘ（２）　　・−−−
−−−−・・・−（３式）Ｘ（４２）　＝　ｂ　−Ｘ（
３す＋ａ　−Ｘ（３２）　−−−−−・−・−（４式１
なる演算処理によって補正値を求めればよい。

また上述の端部印刷領域＋ＡＩ３　（Ａ３２）の画線部
面積率の補正処理にあたって、　　（ＡＯ）及び（Ａ３
３）に相当する画線部面積率を被補正印刷領域（ＡＩ　
Ｉ　ＣＡｓｘ）の画線部面積率と略等しいものとして。

Ｘ（す＝　ｂ−ｘ（す＋ａ−Ｘ（す＋Ｃ−Ｘ（２）−−
−−−−−・−・−・　＋　　５式）Ｘ（１２）＝　　
ｂ−Ｘ（ｓリ　十ａ　−Ｘ（ｓｌ　−１−ｃ−Ｘ（＋１
１　−　−　−　　（６式　ノにょう演算処理してもよ
い。

このように決定された各印刷領域の補正済み面積率から
インキ量の値を設定して、各印刷領域に適切なインキ量
を供給することができる。

この発明にかかるインキ供給量設定方法は上述のように
従来の印刷面積測定装置による測定結果に補正処理を加
えて、各印刷領域間の画線部面積率の変動を各印刷領域
の画線部面積率に応じかつ許容範囲内で平均化しで、各
印刷領域の補正済み面積率を決定し、これらの補正済み
面積率から各インキ量の値を設定するものである。・上
述の実施例においてはかかる手順による方法を説明のた
めの例示として挙げたものにすぎず。従って例えば、印
刷面積測定装置による各印刷領域の画線部測定値から直
ちに各インキ量の値を決定し、これらのインキ量の値を
上述の実施例と同様の補正処理して、かかる補正値を各
インキ量の設定値とすることも、この発明の範囲に含ま
れるものであることは明らかである。

この発明にかかるインキ供給量設定方法は上述の構成を
有し、かかる構成とすることにより。

印刷版上に画線部面積率の急激に変動する印刷領域が隣
接しているような場合にも、各印刷領域上に画線部面積
率の変動に応じて許容範囲内で平均化されたインキ量の
値を設定することが可能となり、従って従来の方法にお
いてみられたような高濃度とすべき印刷領域に対するイ
ンキの供給不足及びその隣接印刷領域におけるインキむ
ら等の不都合を解消することができたものである。更に
、この発明にかかるインキ供給量設定方法を実施するに
あたっては、上述の説明から明らかなように従来の印刷
面積測定装置又は印刷機自体に各画線部面積率又は前記
測定装置の測定結果から直ちに決定された各インキ量の
値を補正するための演算処理回路を設けるのみで足り、
従来の装置に大きな修正を行うことなく容易に実施でき
極めて便宜である。更にまたこの発明にかかるインキ供
給量設定方法は印刷版上の各印刷領域の画線部面積率に
応じたインキ壷の初期設定が可能となったことに伴い。

オペレータによる煩雑な設定作業を低減し、更に刷り出
しまでの時間・損紙・インキなどの浪費を解消して、印
刷精度の高い印刷を可能としたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は印刷版上の各印刷領域及び各インキ壷を模式的
に示す平面図、第２図は各印刷領域の画線部面積率を測
定するための印刷面積測定装置のヘッド部の斜視図、第
３図は前記ヘッド部からの信号処理系を示すブロック図
、及び第４図は第１図の部分拡大図である。 １０・−・・・・印刷版　　Ａｌ−Ａ３２・・・・・・
各印刷領域Ｆ　ｌ　−Ｊ”　３２・・・・・・インキ壷
第３図 第４図

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　印刷版の回転方向に平行な帯状に区画された
   印刷版上の各印刷領域における画線部面積率を測定し、
   この測定結果に基づいて各印刷領域に供給すべきインキ
   量を設定する方法において。 インキ供給量を設定すべき印刷領域の画線部面積率と該
   印刷領域に隣接する少な（とも１つの印刷領域の画線部
   面積率とに基づいて該印刷領域の画線部面積率を補正し
   、この補正値から該印刷領域に相対するインキ量のイン
   キ供給量を設定することを特徴とするインキ供給量設定
   方法。
2. （２）　　インキ供給量を設定すべき印刷領域の画線部
   面積率の補正を行うに際して、該印刷領域の両側に隣接
   する少なくとも各１つの印刷領域の画線部面積率に基づ
   いて補正する特許請求の範囲第１項記載のインキ供給量
   設定方法。
3. （３）　　インキ供給量を設定すべき印刷領域の画線部
   面積率の補正を行うに際して。 Ｘ（ｉｌ＝　ｂ　−Ｘ（１−１）＋ａ　−Ｘ（ｉＪ＋ｃ
   　−Ｘ（ｉ＋１１（但し、又（＋＞は過番目の印刷領域
   についての補正面積率＋　Ｘ（ｉ　−Ｉ　Ｌ　ｘｔｉｔ
   、　Ｘ［ｉ　＋　＋　３は各々印刷版上で測定されたｉ
   　−１，ｔ、　ｉ＋１番目の印刷領域の画線部面積率、
   　ａ、　ｂ、　ｃ　　は各々前記各領域についての重み
   づけ係数） により、補正処理を行う特許請求の範囲第２項記載のイ
   ンキ供給量設定方法。
4. （４）　　インキ供給量を設定すべき印刷領域に隣接す
   る各印刷領域の画線部面積率を該印刷領域に隣接する側
   の少なくとも１／３の範囲の画線部を測定することによ
   り決定してなる特許請求の範囲第２項又は第３項記載の
   インキ供給量設定方法。
5. （５）　　印刷版上の端部印刷領域の画線部面積率を補
   正するに際して９画線部面積率が測定されない、該印刷
   領域に隣接する一方の印刷領域の画線部面積率を０％と
   して補正処理する特許請求の範囲第２項又は第３項記載
   のインキ供給量設定方法。
6. （６）印刷版上の端部印刷領域の画線部面積率を補正す
   るに際して９画線部面積率が測定されない、該印刷領域
   に隣接する一方の印刷領域の画線部面積率を該印刷領域
   の画線部面積率と略等しいものとして補正処理する特許
   請求の範囲第２項又は第３項記載のインキ供給量設定方
   法。
7. （７）印刷版の回転方向に帯状に区画された印刷版上の
   各印刷領域における画線部面積率を測定し、この測定結
   果に基づいて前記各印刷領域に対向して列設されたイン
   キ量から各印刷領域に供給すべきインキ量を設定する方
   法において。 測定された各印刷領域の画線部面積率から直ちにインキ
   供給量に対応するインキ量における値を決定し、インキ
   供給量を設定すべき印刷領域のインキ量の値と該インキ
   量に隣接する少な（とも１つのインキ量の値とに基づい
   て該インキ量の値を補正し、この補正値をもって該イン
   キ量のインキ供給量の設定を行うことを特徴とするイン
   キ供給量設定方法。
8. （８）　　インキ供給量を設定すべきインキ壺の値を補
   正するに際しで、該インキ量の両側にＦ「接する少なく
   とも各１つのインキ壺の値に基づいて補正する特許請求
   の範囲第７項記載のインキ供給量設定方法。
9. （９）端部に配設されたインキ量についで該インキ量の
   値を補正するに際しで、インキ量の値が決定されない、
   該インキ量に隣接する一方のインキ量の値を０として補
   正処理する特許請求の範囲第８項記載のインキ供給瓜設
   定方法。 叫　端部に配設されたインキ量について該インキ量の値
   を補正するに際し、で、インキ量の値が決定されない、
   該インキ量に隣接する一方のインキ量の値を該インキ量
   の値と略等しいものとして補正処理する特許請求の範囲
   第８項記載のインキ供給量設定方法。