JPS59218706A - 超電導コイルの製作方法 - Google Patents
超電導コイルの製作方法Info
- Publication number
- JPS59218706A JPS59218706A JP9325383A JP9325383A JPS59218706A JP S59218706 A JPS59218706 A JP S59218706A JP 9325383 A JP9325383 A JP 9325383A JP 9325383 A JP9325383 A JP 9325383A JP S59218706 A JPS59218706 A JP S59218706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binder
- tape
- coil
- glass fiber
- cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F6/00—Superconducting magnets; Superconducting coils
- H01F6/06—Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は巻線後熱処理する化合物超電導コイルの製作
方法に関する。
方法に関する。
ニオズ3・スズ−(Nb、Sn)を用いて超伝導磁石を
製作する場合、このNbaSnコイルのつくり方にをよ
、 (1)線材中のNbとSnのフィラメントを熱処理炉で
先ず相互拡散させてNb3Sn層を形成せしめ、その後
この線材を用いて巻線し、コイルトスる。
製作する場合、このNbaSnコイルのつくり方にをよ
、 (1)線材中のNbとSnのフィラメントを熱処理炉で
先ず相互拡散させてNb3Sn層を形成せしめ、その後
この線材を用いて巻線し、コイルトスる。
(2)先ず未反応の線材を巻線してコイル化しておき、
そのコイルを熱処理炉で熱処理してNb3Sn層を形成
させ、Nb3Snコイルとする。
そのコイルを熱処理炉で熱処理してNb3Sn層を形成
させ、Nb3Snコイルとする。
方法が採用されており、本発明の方法は(2)に関する
ものである。
ものである。
一般に上記Nb3Sn層の形成には650〜750℃の
高温で処理するため線材間の電気絶縁にはガラス繊維が
使用され、市販のものは繊維のバインダーに澱粉が使用
されている。
高温で処理するため線材間の電気絶縁にはガラス繊維が
使用され、市販のものは繊維のバインダーに澱粉が使用
されている。
ところが、この澱粉が高温でカーボン化し、コイルの電
気絶縁を損う原因となっているので、巻線後のコイルを
大気中で600〜400℃に加熱してこのカーボンを飛
散させる方法が採られている。
気絶縁を損う原因となっているので、巻線後のコイルを
大気中で600〜400℃に加熱してこのカーボンを飛
散させる方法が採られている。
しかしこの方法ではすベブのカーボンが飛散してしまう
までに至らず残留し、電気絶縁に影響する。
までに至らず残留し、電気絶縁に影響する。
またガラス繊維の表面にカーボンが付着してガラス繊維
と含浸樹脂とのなじみを悪(するほか、導体表面の銅が
酸化し、電導性を低下せしめる等の欠点があった。
と含浸樹脂とのなじみを悪(するほか、導体表面の銅が
酸化し、電導性を低下せしめる等の欠点があった。
そこで、上記のカーボン化を防いでコイルの電気絶縁を
確保する方法を研究した結果本発明に至ったものである
。
確保する方法を研究した結果本発明に至ったものである
。
すなわち、簡単なコイル構造の断面を示す第1図におい
て、巻枠(ステンレス)1内に巻線された超電導線(ガ
ラスファイバー被覆)2は巻線層毎にガラス布またはテ
ープ3で電気絶縁されているが、このガラス繊維の布ま
たはテープをあらかじめ有機溶剤例へばトリクレンで洗
浄しバインダーである澱粉を除去したものを用いれば熱
処理してもガラス布またはテープがカーボン化しないと
いう知見に基くものである。
て、巻枠(ステンレス)1内に巻線された超電導線(ガ
ラスファイバー被覆)2は巻線層毎にガラス布またはテ
ープ3で電気絶縁されているが、このガラス繊維の布ま
たはテープをあらかじめ有機溶剤例へばトリクレンで洗
浄しバインダーである澱粉を除去したものを用いれば熱
処理してもガラス布またはテープがカーボン化しないと
いう知見に基くものである。
なお、超電導線に被覆されたガラスファイバーにも若干
のバインダーが含まれているが、これは超電導線層間の
バインダーに比べて少ないので、これによって電気絶縁
が大きく劣化することはな℃1゜ 次に、この発明の方法を実施例により説明する。
のバインダーが含まれているが、これは超電導線層間の
バインダーに比べて少ないので、これによって電気絶縁
が大きく劣化することはな℃1゜ 次に、この発明の方法を実施例により説明する。
実施例
ガラステープを先ず100℃の熱湯中で洗浄し、さらに
トリクレン中に12時間浸漬した抜水で洗浄した。この
テープを使用して超電導コイルを試作し、690℃、5
0時間の熱処理を行った。超電導線にはNb、Sn未処
理線を用い、コイルの仕様は第1表の通りであった。
トリクレン中に12時間浸漬した抜水で洗浄した。この
テープを使用して超電導コイルを試作し、690℃、5
0時間の熱処理を行った。超電導線にはNb、Sn未処
理線を用い、コイルの仕様は第1表の通りであった。
第 1 表
内径 50mm
外径 89mm
高さ 132mm
ターン数 2998
線径 0.7 rnm
熱処理後のコイルインダクタンスは熱処理前とほぼ同じ
で142m)]であった。このコイルをエポキシ樹脂に
より含浸した。
で142m)]であった。このコイルをエポキシ樹脂に
より含浸した。
以上の超電導コイルを用いた通電実験の結果設計通りの
通電が可能であり、その後コイルを分解してコイルのタ
ーン間の絶縁を測定したところ、20MΩ以上であるこ
とが確認された。
通電が可能であり、その後コイルを分解してコイルのタ
ーン間の絶縁を測定したところ、20MΩ以上であるこ
とが確認された。
本発明の方法によれば、高温でカーボン化されるバイン
ダーは巻線前に除かれるからカーボンがコイル中に残留
することが無(、コイルの電気絶縁が良好であり、また
バインダー除去によってテープの体積が減少するため、
あらかじめバインダーを巻き込んだ場合よりも密巻とす
ることができ、後で樹脂を含浸した場合の機械的強度が
増大するなどの利点があり、この方法はNb3Snなど
の化合物線材を使用した超電導磁石製作上極めて有用で
ある。
ダーは巻線前に除かれるからカーボンがコイル中に残留
することが無(、コイルの電気絶縁が良好であり、また
バインダー除去によってテープの体積が減少するため、
あらかじめバインダーを巻き込んだ場合よりも密巻とす
ることができ、後で樹脂を含浸した場合の機械的強度が
増大するなどの利点があり、この方法はNb3Snなど
の化合物線材を使用した超電導磁石製作上極めて有用で
ある。
第1図は超電導線を巻線したときの断面構造を示す模式
図である。 1・・・ステンレス製巻枠 2・・・超電導線 3・・・ガラス繊維布またはテープ 特許出願人 住友電気工業株式会社 第1図
図である。 1・・・ステンレス製巻枠 2・・・超電導線 3・・・ガラス繊維布またはテープ 特許出願人 住友電気工業株式会社 第1図
Claims (1)
- 化合物超電導コイルを巻線後熱処理する方式により製作
する際、巻線層絶縁用のガラス繊維布またはテープをあ
らかじめ有機溶剤で洗浄することを特徴とする、超電導
磁石用コイルの製作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9325383A JPS59218706A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 超電導コイルの製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9325383A JPS59218706A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 超電導コイルの製作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59218706A true JPS59218706A (ja) | 1984-12-10 |
Family
ID=14077335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9325383A Pending JPS59218706A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 超電導コイルの製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59218706A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63141303A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-13 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 超電導マグネツト |
-
1983
- 1983-05-26 JP JP9325383A patent/JPS59218706A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63141303A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-13 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 超電導マグネツト |
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