JPS59217054A - 上下動と一定角度回転する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は物品を移送する装置にして、ある一定高さ上
・下動を可能とし、かつ、連動する円筒カムとカムフロ
ア−で上・下動ともにカム溝の偏位置にもとづく回転を
行わせるようにした装置にかかる。

従来、この種装置の上・下動とある角度回転させる装置
としては、上・下動および角度回転を異なるカムの組合
せおよび電気的なリレーを組入れて連動させるとか、回
転を歯車の噛合せで行ったり、空圧、油圧等の組合せも
しくは単独で夫々の方向の異なる運動を前記電気的なリ
レーで制御する等の手段がとられていたが、これらは何
れも異なった方向への移動は連動させてはいるものの、
停止状態から作動するとき、始動時および停止時に移送
する物品の位置精度に誤差を生ずることもあり、機器の
連動リレーの切換や物品に衝撃を与えるようなときは騒
音を発するほか、ユニヅトとして組立てるときは互いに
方向を異にするため大型化全余儀なくするから設置面積
も大きくなり、小型機械には取付けが困難なこともあっ
た。

これらの装置は、その方向の異なった縦・横への移送を
各機器にリレー伝達するため、高速運転するときは、移
送位置精度は加わる衝撃で誤差は大きくなるし騒音も高
まり、精度を要求されるときは不適当であり、余り高速
化は促進できなかった。

本発明は、上記したような欠点を除去するだめに円筒カ
ムとカムフロア−を噛合せ・保合させ、カム溝の偏位を
応用したもので、底壁部は任意の円弧で連続し、側壁部
とを形成した螺旋状の偏位曲線でなるカム溝を有する円
筒カムと、底壁部にボールが接触し、かっ、側壁部にロ
ーラが接触・噛合うようにカムフロア−を臨ませ、他方
、ケース上面でレバーと直結した軸下端で軸固定した伝
動子は軸中心線よりもある一定長さ離れた位置で前記カ
ムフロア−を固定してあり、さらに軸はボールリテーナ
−と嵌合して軸受で抱持されて軸をケース中心より離れ
た一定位置に保持するとともに、軸の回転、上下動自在
に保持し、円筒カムの回転により偏位したカム溝に誘導
されて上部に設けた上動・下動および一定角度回転し、
該動作を間欠的連動する装置を提供せんとするものであ
る。

本装置の構成を第１図ないし第グ図で述べるに四角形の
箱形としたケース（１）上面でレバー（２）、キー（３
）で固定した軸（４ｔ）を軸受（３）にボールリテーナ
−（６）を嵌合抱持し、該ボールリテーナ−（６）に挿
嵌され貫通しだ軸（グ）下端で伝動子（７）ヲキーけ）
止めして固定して、その一端でカムフロア−（９））を
ナツト（り）で固く締付は固定することによυ、後述す
るローラ（３／）が回動自在としたカムフロア−伊）を
カム溝（／のに臨ませである。こ＼でボールリテーナ−
（≦）を砲金製ブシュにしてもその目的は果し得るが、
本発明の動作、つまり、上下動と回転連動に加えて高速
性を考慮すると、高精度、操作性と併せ潤滑の点からみ
て、ボールリテーナ−（乙）はその目的・効果を満たす
ことができる。また、第１図にあるように、軸＜ｇ）と
伝動子（７）端のカムフロア−軸）の夫々の中心線（Ｚ
ｔ−ｚｌ）と（Ｚ２−２２　）および（ｙｏ−ｙｏ）（
Ｙｌ　−Ｙｌ　）が常に長さく８）だけ離れた位置とす
る必要はおるが、中心線（Ｘｌ−Ｘｉ）上に軸（→を必
ずしも位置づける必要はなく、送る回転角度、物品の位
置とその物品の移送すべき位置に応じて任意に設計して
も差支えない。

カムフロア−（支））は、コーン（２０）にネジ部Ｃ２
／）　、伝動子（７）に位置決めされ嵌合する嵌合軸部
（２２）、軸部（２３）、コロ軸受部（２り）、ローラ
係止部（コタ）を有し、先端下位で孔（２乙）を穿設し
て適数個の小ボール（，２７）と−個のボール（ｘ）が
止め輪（２９）より突出して、かつボール（ｘ）は回転
自在にベアリング状に保持され、同様に円柱コロ、円錐
コロ、球コロ等のコロ（３のを適当数介在してローラ（
３／）を挿嵌、さらにスペーサーリング（３２）を嵌合
して、これを伝動子（７）に嵌合締付けて固定し、ロー
ラ（３／）は回動自在としである。また、ケース（１）
下位で、底壁部（／／）、側壁部（／、２）とで略「コ
」字状のカム溝（１０）を長さくＷＯ）だけ偏位して螺
旋状とし、底壁部（／／）は中心線（Ｘ２−Ｘ２）、（
Ｚｌ−Ｚｌ）上で長径と短径に差のある変形円もしくは
長円形とした円筒カム（０）を軸（／３）でキー（Ｚｌ
）止めして、一端を駆動源（図示していない）と連結す
るようにケース（１）より突出させ、軸（／Ｊ）　ｔベ
アリング等で回転自由とし、蓋（／グ）、（／ｊ）で密
閉する。本実施例においては、円筒カム（０）のカム＠
（／のと中心線（ＹＯ−ＹＯ）、（Ｘｌ−ｘｉ）、さら
に中心線（Ｚｌ−Ｚｉ）　すらびに中心線（ｚｏ−２０
）上でカムフロア−碩）と噛み合うよう構成してあり、
円筒カム（０）が（匂方向に回転すると、ボール＜Ｘ＞
の接触する底壁部（／／）は点（Ｐｌ）で最下位に、点
（Ｑｌ）で最上位にレバー（２）上下動（ハ）、上動（
財）させ、同様に点（Ｐ２）で下動中）、点（Ｑ２）で
上動側させることとなり、それらの点（Ｐｌ　）　、（
ｑ＋　）　、（Ｐ２）　、（Ｑ２）を結ぶ底壁部（／／
）の曲線の選択で、上動・保持（停止）・下動状態を間
欠的に連動して行うことができ１１図示していないが、
伝動子（７）にバネ弾性体、空圧、油圧等て付勢して下
方へ押圧して常に底壁部（／／）に対してボール（２ｆ
）　ｆ強制的に接触させることでその運動は確実に行い
うるし、円筒カム（６）を長さくＷＯ）だけ偏位させて
螺旋状のカム溝（／のを設けたから、その偏位した長さ
くｗＯ）だけカムフロア−伊）を角度（θ）回転させ、
軸（４ｔ）と直結したレバー（噂は上動側、下動（ハ）
とともに、方向（ａ）もしくは方向幅）への合成運動を
くり返す。円筒カム（Ｃ）のカム箭（１０）の偏位・変
化によって円筒カム（０）の回転中停止状態にすること
もでき、例えば送りで遅く、復帰で速くするようなこと
もできるから、前記の上下動とともに回転を円筒カム（
０）に設けるカム溝（１０）のカム曲線の選択によって
制御ができる。図示例では、円筒カム（０）は長さくＷ
Ｏ）分偏位させ、中心線（Ｘｉ−Ｘｌ）もしくは中心線
（ｚｏ−ｚｏ）に対して左・右の差（ｗ＋　）　、（Ｗ
２）を同一としたが、前記したように、この差（ｗ＋　
）　、　（Ｗ２）　１異ならしても本装置に採用できる
ことは、これまでの説明から理解できるところでもある
。

以上のような構成とした本発明の装置は、カム溝にカム
フロア−が噛合い・保合して連動し従動するから、始動
時の衝撃はなく、騒音の発生もせず、振動もなく偏位曲
線に従って上下動回転を間欠的かつ連動し、一時速く、
または遅く、あるいは一時停止状態に円筒カムを停止し
たり、回転を早くするようなこともなく行い得て、従動
するカムフロア−はカムの偏位差だ、け回転し、前記の
上下動とともに回転の二方向の運動を併せ滑らかにレバ
ーに伝えることとなり、一つの円筒カムとカムフロア−
の両者の組合せで行うことができるから、ユニット化し
ても利用できるし、構造も簡単で需要者に利用上の利益
をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の全体上面図、第２図は第７図における
Ａ−Ａ断面図、第３図は第１図におけるＢ−Ｂ矢視側面
図、第グ図は本発明の装置に使用したカムフロア−詳細
図である。 ／・・・・・ケース　　　２・・・・・レバーグ・・・
・・軸　　　　！・・・・・軸乙・・・・・ポールリテ
ーナ−７・・・・・伝動子１０・・・・カム溝　　　／
／・・・・底壁部／２・・・・側壁部２と・・・・ボー
ル３／・・・・ローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 底壁部（／／）は任意の円弧で連続し、側壁部（／２）
   とを形成した螺旋状の偏位曲線でなるカム溝（／のを有
   する円筒カム（Ｃ）と、底壁部（／／）にボール（ｘ）
   が接触し、かつ、側壁部（／２）にローラ（３／）が接
   触・噛合するようにカムフロア−ＣＦ）　ｅ臨ませ、他
   方、ケース（１）上面でレバー（２）と直結した軸（グ
   ）下端で軸固定した伝動子（７）は軸（り）中心線（Ｚ
   ２−Ｚ２）よりもある一定長さ離れだ位置で前記カムフ
   ロア−（Ｆ）を固定してあり、さらに軸（ゲ）はポール
   リテーナ−（乙）と嵌合して軸受（３）で抱持されて軸
   （＜’）をケース（１）中心より離れた一定位置に保持
   するとともに、軸（ゲ）の回転・上下動自在に保持し、
   円筒カム（０）の回転により偏位したカム溝（／のに誘
   導されて上部に設けたレバー（２）全上動・下動および
   一定角度回転し、該動作を間欠的連動としたことを特徴
   とする上下動と一定角度回転する装置。