JPS59216688A - シアンイオン含有廃液の処理方法 - Google Patents

シアンイオン含有廃液の処理方法

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JPS59216688A
JPS59216688A JP9076383A JP9076383A JPS59216688A JP S59216688 A JPS59216688 A JP S59216688A JP 9076383 A JP9076383 A JP 9076383A JP 9076383 A JP9076383 A JP 9076383A JP S59216688 A JPS59216688 A JP S59216688A
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JP
Japan
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cyanide
waste liquid
treatment
formaldehyde
decompose
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Pending
Application number
JP9076383A
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English (en)
Inventor
Kenji Kimura
健二 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Kasei Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Kasei Kogyo Co Ltd filed Critical Tokyo Kasei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金の青化精錬、紺青の製造、鍍金工程、あるいは農薬、
医薬など各種有機化合物の合成に際し、多量のシアンイ
オン(以下の説明では、シアンイオンを業界の慣用に従
い、シアンと略称する。)含有廃液が排出されることは
周知の事実である。
これらの廃液には、遊離シアンの他に、従来性なわれて
いるシアン廃液処理の適用を困難ならしめる妨害物質と
して、多量の有機物、ア゛ミン類、還元性物質、V金属
類のシアン錯化合物、その他のシアン化合物などが含ま
れている。まだ、これらのシアン含有廃液は毒性が強く
、急性であるだめ、取扱には充分なる注意が必要である
本発明は、このような多方面の生産過程において排出さ
れるシアン含有廃液の処理に関するものである。
従来シアン廃液の処理方法としては、種々の方法がとら
れているが、その代表的なものにはアルカリ塩素法、紺
青法、および電解酸化法があり、その他に通気法、オゾ
ン法、活性汚泥法などがある。しかしながら、それぞれ
に一長一短があり、廃液によってそれぞれに適した方法
全逆折する必要がある。
もつとも一般的なアルカリ塩素法におけるシアン分解処
理については、廃液中に塩素を消費する物質、たとえば
有機無機の還元性物質、アミン類や多量の有機物を含有
する廃液の場合、これらに塩−素が消費されるため大過
剰の塩素を必要とし、不経済となシ処理も困難となる。
また、重金属のシアン錯化合物を含有する廃液の分解処
理においては、その電離定数の関係から、亜鉛、カドミ
ウムの錯化合物までは分解可能であるが、これより低位
の銀、二・ケル、銅、金、鉄。
コバルトについては分解は不可能であるという欠点を有
している。
次に紺宵法については、鉄塩を訝有したシアン廃液に主
に利用されているが、スラ・ジとして、フェリ・フェロ
シアン化合物が生成されることと、pH6以上になると
処理水の着色が増加するなどの欠点があり、適用範囲が
限定されている。
電解酸化法は、高濃度シアン廃液には適しているが、低
濃度廃液については電解効率が低下し、適切な処理方法
とは云えない。このため、数百ppm以下の濃度では、
薬品処理に切換える必要があシ、また錯化合物について
は、ニッケル以下の電離定数の低いものは分解できない
のが現状である。
本発明者は、従来常用されている処理方法の欠点を改善
するため、鋭意研究を行なった結果シアン含有廃液にホ
ルムアルデヒドを添加し、酸性下加熱処理することによ
シ、完全にシアンの除去が行なわれることを見出した。
本方法によシ広範囲に亘る種々のシアン含有廃液を、簡
単にかつ経済的に分解することが可能とな9、公害防止
に貢献する意味が太きい。
次にその処理方法について説明する。
シアン含有廃液にホルムアルデヒドをシアン含有量に対
して計算量の]〜2当量加え、硫酸又は塩酸などの鉱酸
でpH1〜4となし、70〜90℃で1〜3時間加熱攪
拌してシアンの分解を行なう、常温で長時間放置するこ
とによってもシアンを低減化させることができるが、最
終的には加熱処理することが好ましく、良い結果が得ら
れる。
こうした実験の所見によれば、通常のシアン廃液の場合
は、pH3〜4で良く、重金属のシアン錯化合物を含有
する廃液については、pH1〜20強酸として同様の分
解処理を行なえば、はとんどのシアン錯化合物は遊離シ
アンとなり、分解を行なうことができる。
また還元性物質、アミン類、他の有機物などが多量に含
有されていても、アルカリ塩素法における塩素や、次亜
塩素酸塩のような酸化剤と異なシ、ホルムアルデヒドは
還元性を有しているため、これらの含有夾雑物には、は
とんど妨害されずにシアンの除去ができるのである。
ただし、酸化剤が含有されている廃液や、アルカリ性廃
液の場合は、ホルムアルデヒドは分解され消費されてし
まうが、前者の場合には、酸化剤によってシアンは分解
されているであろうから、このような廃液はほとんど考
えられないし、また後者の場合は、中和し、酸性として
分解するため問題はない。
この方法におけるシアンの分解反応は次式のごとくとな
り、シアンはホルムアルデヒドと反応し、グリコロニト
リルとなる。次に加水分解を受けて、グリコール酸とア
ンモニアとに分解され無害化される。
HCN+HCHO−一→  HO−CH2−CNHo−
at−i2−CN+ 2H2o−+no−cH2−CO
OH+ NH3 シアンを分解除去後の処理液は中和して、まだ重金属類
の水酸化物や固形夾雑物を濾過分離すれば、安心して活
性汚泥法でBOD除去、もしくは、焼却処理することも
できる。
このようにシアン含有廃液の処理は非常に簡単となり、
還元性物質、アミン類2重金属のシアン錯化合物や多量
の有機物を含有する廃液、さらにシアン濃度の高低にか
かわらず広範囲の廃゛液について適用でき、従来のいく
つかある処理方法のそれぞれの欠点が大きく改善された
このことによシ、同一方法であらゆる種類のシアン含有
廃液に対して、処理を簡単で安全に容易ならしめ、その
応用範囲は広く、利用価値は甚大である。
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
実施例 1゜ 各種のニトリル化合物合成工程より排出されるシアン含
有廃液にホルムアルデヒドを添加し、次いで硫酸でpH
3となし、80℃で2時間加熱攪拌を行なってシアン分
解処理を行ない表−1の結果を得た。
実施例2゜ 銅錯塩を含有するシアン廃液の実施例としては、シアン
廃液にホルムアルデヒドを加え、次いで、pH1〜2の
強酸性となし、以下実施例1と同様に80℃で2時間加
熱攪拌を行なって分解処理を行なつ7こ。その紹果は表
−2のごとくであり処理液中には錯塩の一部がシアン銅
となって沈澱する。
これをp過処理することにより、処理液中のシアン濃度
を]、、Oppm以下にすることができた。
表−1各はシアン廃液の処理倒 動v  廃 液 名   処理前 加払ルゲヒド 処理
後(1)I)lの 添加量 ψpm) 1  ロイシー4        2.725   1
.2当量 18.42    tt         
2,350  1.2//   2,63    //
         5,444  1,5//   6
,04〃1+0O(12,0//   1,0以下5 
   u           97  2,0// 
  1..0//6   N−フエ2Lりづl]ノシン
       5,600     1,2  tt 
   16,87     //’        3
09  1,5//   6,38   p−クロルベ
ンジノグニド 73. 261    2,0  //
     i、0以下9         //   
        28,675    2,0  //
    1.U  //10    m−ニトロ−ζイ
ソ?、トリル    2,590    1,5  /
/     1,011        1/    
         1,830    2,0 1/ 
   1,0.り汗゛12         //  
           1,700    1,2  
//   16,013         /I   
          3,680    2,0// 
   1,0以下14  バレロニトリル      
 880  1,2/I   1,615     t
t            503  2,0〃Lけ以
下表−2銅錯塩含有シアン廃液の処理例 実施煮  廃液名   処理前  木レムアノげヒト 
処理後Φp→  添加量 φp(ロ) 1  ジシアノブテン  1.800   1.5肖量
  1B5.02      //      1,8
00   2,01/     5,03      
//        716   2.(J//   
  J、U以下4 メッキ廃水 35.890  1.
2 //   ’]、 (l I/特許出願人 東京化
成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酸性条件下で、ホルムアルデヒドによりシアンを分解す
    ることを特徴とするシアンイオン含有廃液の処理方法。
JP9076383A 1983-05-25 1983-05-25 シアンイオン含有廃液の処理方法 Pending JPS59216688A (ja)

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JP9076383A JPS59216688A (ja) 1983-05-25 1983-05-25 シアンイオン含有廃液の処理方法

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JPS59216688A true JPS59216688A (ja) 1984-12-06

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ID=14007641

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104030508A (zh) * 2014-04-29 2014-09-10 安徽国星生物化学有限公司 一种含氰废水的破氰方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027308A (ja) * 1973-07-16 1975-03-20

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