JPS5921657B2 - アナタ−ゼを含有する水素脱硫触媒およびその製造法 - Google Patents

アナタ−ゼを含有する水素脱硫触媒およびその製造法

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JPS5921657B2
JPS5921657B2 JP52085531A JP8553177A JPS5921657B2 JP S5921657 B2 JPS5921657 B2 JP S5921657B2 JP 52085531 A JP52085531 A JP 52085531A JP 8553177 A JP8553177 A JP 8553177A JP S5921657 B2 JPS5921657 B2 JP S5921657B2
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JP
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pellets
alumina
titanium
pseudoboehmite
catalyst
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JP52085531A
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ジオフレイ・ア−ル・ウイルソン
マサミ・カヤモト
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Filtrol Corp
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Filtrol Corp
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はチタン担持ペレット化触媒の改良に関する。
従来、石油及び石油留分の硫黄化合物を除去すのための
水素化脱硫触媒の製造方法については、例えば米国特許
第3840473号に開示されている。
この触媒は非ゼオライト型担体上に第■族金属(Mo、
W)及び第■族金属(Co、Ni)を酸化物及び硬化物
の形態で担持させ更に少量の第1V−B族金属(Ti、
Zr、 f(f )を含有させたものである。
このタイプの市販の水素化脱硫触媒は通常担体を使用し
、ペレットとしたものである。
従来のこのようなペレットはアルミナ水和物を円筒状又
は球状の粒子に成形し、乾燥し、燗焼し、第■族及び種
族金属の化合物を含浸させたものである。
本発明者らは、このように処理して製造されたペレット
が摩耗又は破砕を受けた時に容易に崩壊することを知っ
た。
このような摩耗又は破砕が水素化脱硫反応器中で生ずる
ならば重大な障害を生起するから、もし触媒が過度に摩
耗又は破砕するなら早期の交換が必要となり、触媒コス
トをつり上げる結果となる。
又は破砕した触媒が反応器から排出されれば、下流装置
が機械的障害を受ける他、反応器中の触媒量が減少し触
媒対油の比率を減少させるので水素化脱硫工程に有害な
結果をもたらす。
このように触媒が脆いという欠点は、取扱い中に触媒が
粉塵化するため衛生上及び環境上の危険をももたらす。
暇焼アルミナ基材から触媒を製造するに際し、例えばハ
ロゲン化チタンのような第1V−B族金属のイオン化し
得る塩に代えて、第1V −B族金属の有機金属化合物
を用いる場合には触媒粒子の耐摩耗性が得られることを
見出した。
この方法及びこのように製造される生成物についての詳
しい説明は1975年12月3日に出願された米国特許
出願第637363号を参照されたい。
更に四塩化チタンを水に溶解させることによって製造し
た溶液をプソイドベーマイトに含浸させて触媒を製造す
る場合には、前記溶液をペレットに添加した際に生ずる
ペレット中での温度上昇を匍賊すべ(チタンの特定量を
ペレットに導入するに必要な溶液をコントロールしなが
ら添加することによって、優れた耐摩耗性を有するペレ
ットが得られることを見出した。
詳しくは特願昭52〜85530号明細書を参照された
い。
本発明者らは、第1V−B族金属の化合物(特に、チタ
ンの非酸性化合物の形態にあるチタン)を成形基材の製
造に先立ってプソイドベーマイト(pseudoboe
hmite )中に混入することによって、前記米国特
許第3804473号又は前記米国特許出題第6373
63号及び日本特許出願昭52−85530号明細書(
特公昭57−40088)に記載される手順によるより
もむしろ大きい耐摩耗(破砕)性を有する成形ペレット
が得られることを見出した。
本発明に依れば、大きい耐摩耗性を有する成形ペレット
が、アルミナ水和物を水及び加水分解し得るチタン化合
物と混合し、このチタン化合物を実質的にJト酸性条件
下で加水分解して水相チタン酸化物を形成し、前記混合
物をペレットに成形し、前記ペレットを乾燥し■焼して
形成される。
アルミナ(揮発分が存在しない基準)に対するチタン化
合物(揮発分が存在しなり基準、TiO2として表わさ
れる)の重量比は、触媒に適するチタン濃度を与えるよ
うに選択される。
本願に於いて、“揮発分が存在しない基準″とはパーセ
ントで表わしたアルミナの重量が加熱によって除き得る
物質を含まないことを意味する。
本発明の基材は、アナターゼ(anatase )とい
う結晶学的形態のチタニア(TiO2として表わされる
)を約1乃至約40重量%の範囲で内部に緊密に分散さ
せたアルミナ成形物である。
このパーセントは、全てが揮発分のなり基準で上記チタ
ニア及びアルミナ(A1203として表わされる)を含
有する■焼基材の全重量に基いている。
このようなチタン含有ペレットは、特別な活性を有する
触媒、例えば上記米国特許に記載された水素化脱硫触媒
(例えば、Mo、NiもしくはC。
又はこれらの混合物の化合物)を導入することによって
触媒を製造するのに有用な基材を形成する。
本発明では、先ずアルミナ水和物を水及び加水分解し得
るチタン化合物と混合する。
好ましくは、アルカリ性環境が生成して維持されるよう
にチタン化合物及び塩基(例えば水酸化アンモニウム)
をアルミナ水和物スラリー中に導入することによって、
アルミナ水和物のスラリー中にその場で水和チタン酸化
物を形成させる。
前記チタン化合物は、実質的に非酸性条件下で加水分解
して水相チタン酸化物を形成し得る化合物であれば良(
、例えば四塩化チタン等が使用され得る。
アルミナ水和物(alumina hydrate )
成分としては、ゼラチン状アルミナハイドレート、即ち
、プソイドベーマイトを使用することが好ましい。
混合後のアルミナペレットの成形は当業者には周知の成
形技術に従う。
即ち、アルミナ水和物と水和チタン酸化物とから成る混
合物をペレットを成形するに適したコンシスチンシー(
例えば水分70%)になるまで脱水、乾燥し、次いでペ
レットに成形する。
前記乾燥工程で、水和チタニアは、無水物に変換される
成形ペレットは次いテ燗焼される。
本発明では、アルミナとチタニアとの緊密な混合物から
成り、約10%よりも少ない摩耗指数を有し且つ下記の
ような所望の破砕指数を有するペレットが得られる。
尚、このチタニアは、アナターゼ又は無水形チタニアと
混合した形態にある。
基材として用いるアルミナはゼラチン状アルミナハイド
レートの燗焼によって製造してもよく、このアルミナは
、プソイドベーマイトと称されるゼラチン状アルミナモ
ノハイドレート(aluminamonohydrat
e s )の約25%以上を包含してもよい。
結晶性トリハイドレート(trihydrates )
が実質的に存在しないプソイドベーマイト(即ち、下記
に述べるように実質的でない量の結晶性トリハイドレー
トを含有してもよい)から実質的に完全に構成されるア
ルミナハイドレートを用いることが好ましい。
プソイドベーマイトのX−線パターンは、1゜人乃至1
8人の範囲でブロードなピークを示し、コツパーにアル
ファ放射(Copper K alpharadiat
ion )から生ずるパターンにおいては13.5λに
ピークがある(組成及び結晶構造の詳細については、K
arl Wafers and Gordon M。
Be1l 、、Technical Paper No
、19、AlcoaResearch Laborat
ories 、1972年、第11頁以降参照)。
米国特許第2935463号の実施例1の方法は、ベー
マイト及び結晶性アルミニウムトリバイドロキシドとし
て同定される水相アルミナゲルを含有する生成物を製造
することを報告している。
ゲル形態のベーマイトは、ここではプソイドベーマイト
として同定しており、本発明の方法及び触媒においては
基材として用い得る。
ここにおいて及び下記の実施例に於いて採用されるプソ
イドベーマイトは、下記の変形をもって米国特許第29
35463号(該特許の実施例1参照)に記載されるよ
うに製造されたものである:冶金用グレードのギブス石
(Al(OH)3)を硫酸に溶解することにより得られ
る硫酸アルミニウムからアンモニウム明春の結晶を製造
する。
アンモニウム明春の結晶を例えば約38℃(約100’
F)で30分間28%NH3を含む水酸化アンモニウム
溶液と反応させる。
交換反応により水相アルミナの沈澱と硫酸アンモニウム
が生成する。
前記特許に記載されるように、スラリー状の水和アルミ
ナの濃縮及び洗浄の操作は例えば蒸溜水に蒸気を噴射し
た熱水を用いることにより約57乃至82℃(約140
乃至1soy)で行なう。
揮発分の存在しない基準のアルミナに基いて約2〜4%
S03 となるまでアルミナを洗浄する。
得られる生成物は、X−線ススベクトル写真よれば、実
質的に全てがプソイドベーマイトであって、バイエライ
ト、ギブス石又はノールトストランダイト(nords
trandite )のような結晶性トリバイドロキシ
ドの少量のフラクション、おそらく約5%のフラクショ
ンを含有する。
プソイドベーマイトは、押し出されたシリンダー形態の
ペレットを形成する。
尚、このペレットは、例えば約12.7mm(約0.5
インチ)乃至約0.25mm(約0.02インチ)の呼
称上の直径を有し、且つ該直径にほぼ等しい長さ及び該
直径の約4乃至5倍までの長さを有する。
このペレットを38℃乃至260℃(100乃至500
’F )で乾燥し、430乃至820℃(800乃至1
500下)で0.1〜20時間■時間石焼 下記の実施例は本発明を説明するためのものであって、
本発明を限定するものとして理解すべきではない。
実施例 1 10000fのプソイドベーマイトスラリー(14,8
%A1203)(即ち、1480fのA1203)を2
000m7の水と混合することによって、スラリーを調
製した。
162グのTiO2を含有する塩化チタン溶液1089
mと14%NH40Hとをアルミナスラリーに同時に添
加した。
尚、NH4OHの量を調整して系をアルカリ性(pH約
9.0乃至約9.5)に維持した。
TiO2及びAl2O3に対するTiO2の重量比は0
.1であった。
次いで、この緊密混合物をペレットに押出すために乾燥
した。
押出物を121℃(250’F)で16時間乾燥した。
次いで、このペレットを540℃(1000T)で2時
間暇焼した。
実施例 2 実施例1の乾燥した押出ペレットの別の部分を732℃
(1350’F)で2時間■焼した。
各ペレットの多孔率、表面積及び硬さを測定した。
この結果を下記表に記載する。表 実施例 破砕指数 SA PVl
8 224 .552 8
192 ・55※SA・・・・・・表面積m′/? ※※Pv・・・・・・細孔容積cc/ f硬さの値であ
る”破砕指数゛′は、米国特許第3598759号及び
シンポジウムシリーズNo。
143、第70巻、第6〜8頁の’ Mechanic
alTesting of Extruded、 Ta
bleted、、and Ring−Formed C
atalysts ” by Earl RoVeav
er 。
AiChE に記載されているような一般的な手順によ
って測定した。
即ち、直径13mmのアンビル支持体の中央にこのペレ
ットを置いた。
直径1.0crrt (0,39インチ)の空気作用ピ
ストンをアノビルの上方中央部に置く。
その側上のペレットをピストンの下方中央に位置したア
ンビル上に置いた。
ピストンを進行させてペレットの頂部サイドに接触させ
、ペレットが崩壊するまで圧力を加えた。
加えた力(ポンドで表わす)を圧力ゲージ上に測定され
るシリンダー中の圧力によって表示し、破砕指数(硬度
指数とも称する)として記録する。
破砕指数は、30〜40のペレット試験の平均値であり
、又その値の広がりは、平均約1%乃至約5%である。
表面積は、” Advances in Cataly
sis”、第1巻、1948年、第64〜89頁、Ac
ademicPress、 N、Y、のP 、 H、E
mmett氏による論文に記載されている方法によって
測定した。
細孔容積及びその分布は、E、 P、Barrett氏
らによるJ、A、C,S、、第73巻、第373頁以降
(1951)に記載される方法に従って窒素吸収等温線
の脱着分枝(desorption branch )
から求めた。
上述した結果は、本発明の方法によって製造した触媒ペ
レットが所望通りの高い破砕指数を有することを示す。
本発明基材の破砕指数の値は、残油脱硫のような接触プ
ロセスにおいて改善された性能を示すであろう優れた硬
度を有する実用的は触媒の製造に適した値である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミナ水和物を水及び加水分解し得るチタン化合
    物と混合し、このチタン化合物を実質的に非酸性条件下
    で加水分解して水和チタン酸化物を形成し、前記混合物
    をペレットに成形し、前記ペレットを乾燥し■焼するこ
    とから成る成形アルミナペレットの形成方法。 2 前記チタン化合物が四塩化チタンであり、四塩化チ
    タンを塩基と混合することによりこの四塩化チタンを加
    水分解することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。 3 加水分解し得るチタン化合物の量を、■焼して得ら
    れるアルミナペレットがチタニア及びアルミナを含む燗
    焼ペレットの全重量に基いて1〜40重量%のTiO□
    を含有するように選択する特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。 4 アルミナ水和物はプソイドベーマイトである特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。
JP52085531A 1977-07-15 1977-07-15 アナタ−ゼを含有する水素脱硫触媒およびその製造法 Expired JPS5921657B2 (ja)

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