JPS59214791A - 原子力タ−ビンの遮蔽構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の利用分野〕 本発明は、原子炉で発生した放射性蒸気により直接駆動
される高圧および低圧タービンおよびこれ等のタービン
間に設けられたクロスアラウンド管、湿分分離器、絹合
わせ中間弁および蒸気ｉ入管等からの放射能拡散を防止
するに好適な原子力タービンの遮蔽構造に関する。

〔発明の背景〕

原子カプラントは火カグラントに較べると、低温、低圧
の比容積の大きい蒸気を使用するため、機器自体が大容
量になると共に、放射能拡散を有効に防止するための防
繰壁が必要となり、莫大な建設コストが必要となる。こ
のため、上記機器の合理的配置や、防護壁の構造、配置
等全効果的に行なうことが極めて必要となる。

第１図ないし第３図のものは、床面上に配置晩された尚
圧タービンと低圧タービンとの中間に設けられる補機類
を床面下の厚いコンクリートの防護壁で四重れだ室内に
主として配置度する構造のもので、第４図および第５図
のものは、上記の補機類をより合理的に配設したもので
ある。すなわち、第４図および第５図において、＾圧タ
ービン３．凄低圧タービン４とは建屋床２と同一の床面
上に配設されるタービンおよび発電機架台１（以下１゛
−Ｇ架台と称す）上に載置される。父、蒸気中の湿分を
分離するための湿分分Ｐｔ１Ｅ器９、絹合わせ中間弁５
（以下ＣＩＶと称す）、これ等全連結するクロスアラウ
ンド管８お↓びＣＩＶと低圧タービン４を連結する蒸気
導入管２０も建屋床２上に設けられている。上記の各機
器の内、低圧タービン４内の蒸気は低温かつ真空の排気
蒸気のため、放射能拡散の影響は小をいが、その他の機
器は放射能拡散防止が必要と孕ノ１．る。湿分分離器９
、クロスアラウンド管８およびＣＩＶ等は建屋床２から
立設する箱形の遮蔽壁１４により被覆されているが、図
示の如く遮蔽壁１４の低圧タービン４１１１Ｉには蒸気
導入管２０が貫通ずるための開口部２１が形成される。

従って、この開口部２１から放射能が拡散する不具合が
生ずる。これを防止するため、高圧および低圧タービン
３．４と湿分分離器９等を　　　　　゛全体として大き
く被覆するスカイシャインンールド方式が採用されるが
、極めて重量構造のものとなり、コスト高になると共に
、各機器ｇ１の保守点検性が悪くなる欠点が生する。

すなわち、第１図および第２図において、建屋２２はそ
の中間に配設された建屋床２により仕切られ、建屋床２
の下方の床面下側は厚いコンクリート壁により四重れた
放射能拡散防止に有効な部屋が形成される。建屋床２の
上方側は建屋の高さが商くなる心動性がら、建築ＩＩＩ
造上、１１ＩＩＩ壁、天井ケ厚くすることが困嬌となる
。従って、放射能拡散のはけしい補機類は上記床面下１
１’ｌｌｌの部屋に配設する構造を採用している。すな
わち、高圧タービン３、低圧タービン４、発電機６およ
び励磁機７は直列に建屋床２と同一レベルにあるＴ−Ｇ
架台１上に配設される。

高圧タービン３からの排気蒸気は第２図に示す如＜Ｔ−
Ｇ架台１下に配置されたクロスアラウンド管８を通り、
湿分分離器９に入り、脱湿してから、建屋床２に穿入さ
力、た開口部１０　（第３図にも示す）を貞通する第２
のクロスアラウンド管８を通り建屋床２上に配設される
Ｌ’　Ｉ　Ｖ　５に入る。

更に、ＣＩＶ５カーらこれに接続する蒸気導入管２０を
辿って低圧タービン４に導入される。なお、（ＩＶ５は
１１−Ｇ架台１に取付けられたサポート２３により支片
される。

又、原子炉給水ポンプおよび駆動ポンプ１１は、放射能
拡散度合が大きいが、機器類配置の部会上建屋床２上に
２機配設される。そして、原子炉給水ポンプおよび駆動
タービン１１は厚いコンクリート遮蔽ｋＲ１３により四
重れて放射能の拡散を防止している。又、高圧タービン
３とＣＩＶ５および蒸気導入管２０はそれぞれ遮蔽板１
２と１９により抜機され、放射能の拡散を防止している
。

第４図および第５図に示すものは上記の各機器の配列を
より合理的にし、建設コストの低減と放射能拡散防止を
より効果的に考慮した従来技術の構成を示している。こ
の場合、湿分分離器９、ＣＩＶ５、湿分分離器９とＣＩ
Ｖを連結するクロスアラウンド管８および蒸気導入管２
０け建屋床２の上面に配設され、逆に、図示していない
が原子炉給水ポンプおよび駆動タービン１１は床面下に
配設される。建屋床２上にはこれと一体的に形成され、
天井１６を有する箱状の遮蔽壁１４が立設さｊ５、湿分
分離器９、クロスアラウンド管８、ＣＩＶ５は遮蔽壁１
４により被包される。しかしながら、蒸気導入管２０は
ＣＩＶ５と低圧タービン４間に跨設されるため遮蔽壁１
４の低圧タービン４側には、蒸気導入管２０の通過し得
る開口部２１が形成される。従って、この開口部２１か
ら放射能が拡散する不具合が生する。従って、これを防
止する手段としては上記の如く建屋床２上の機器ケすべ
て被包するが如きスカイシャインンールド方式が採用さ
れるが、コスト高になると共に、保守点検性に劣る欠点
が生ずる。

〔発明の目的〕

本発明は、上記の欠点等を解決すべく創案されたもので
あり、その目的は、放射能拡散全確実に防止すると共に
、各機器の保守点検が容易にでき、かつ、簡便、安価の
原子力タービンの遮蔽構造を提供することにるる。

〔発明の概要〕

本発明は、上記の目的を達成するために、建屋床上に配
設される湿分分離器、ＣＴＶ等ケ等色被包箱状の遮蔽壁
の低圧タービン側に形成された開口部に、上記遮蔽壁に
係合し、上記開口部を閉止するシールド板金設けると共
に、該シールド板と低圧タービン間に跨設され、上記Ｃ
ＩＶと１戊圧タービンとｆＫ：結ぶ蒸気導入管を被包す
る遮蔽板金それそ１．設け、簡便安価の上記の７−ルド
叛および遮蔽板により放射能の拡散を防止すると共に、
これ等を取り除くことにより保守点検孕容易にした原子
力タービンの遮蔽構造を特徴としたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基ついて説明する。

まず、本実施例の概要を説明する。

第７図に示す如く建屋床２上に配設さむた湿分分離器９
等を被包する箱状の遮蔽壁】４の開口部２１には、これ
全閉止するシールド板１７が設けられている。このシー
ルド板１７により、遮蔽壁１４内に収納されるＣＩＶ５
等からの放射能の拡散が防止される。又、蒸気導入管２
０は露出した１捷のため、これを遮蔽板１８により被包
する。

以上により放射能拡散が防止される。

次に、本実施例を更に詳細に説明する。

第６図および１７図において、高圧タービン３低圧ター
ビン４、発電機６、励磁機７は’Ｊ”　−Ｇ架台１上に
載置され、湿分分離器９、クロスアラウンド管８、ＣＩ
Ｖ５、蒸気導入管２ｏはＴ−Ｇ架台１と同−而にある建
屋床２上に配設されている。

遮蔽壁１４は建屋床２と一体的に形成され、これから立
設し、箱状に形成され、上方側には天井Ｊ６が一体的に
形成される。この箱状の遮敞礎・１４内には、湿分分離
器１４、クロスアラウンド管８、ＣＩＶ５が収納され、
放射能拡散を防止されている。なお、ＣＩ■５は天井１
６から垂下するザボート１５により懸架される。

一方、蒸気導入管２０はＣＩＶ５と低圧タービン４と全
連結するため、遮蔽壁１４には、これ全貫通させるため
の開口部２１が形成される。この開口部２１を閉止すべ
く／−ルド板１７が設灯られている。シールド板１７は
、厚さ１（１０７１１１１１ないし２００酊の鋼板から
形成され、ａ融壁１４に着脱可能に係合している。なお
、シールド板１７の下方には切欠部（図示していない）
が形成され、蒸気導入管２０を通過をｂ」能としている
。シールド板１７と遮蔽壁１４および蒸気導入管２ｏと
の当接部は、放射能拡散全防止すべく密接１゛るように
形成されている。

次に、蒸気導入管２ｏの外周４ｉ１１には、これを被包
する遮蔽＆１８が滑脱５Ｊ能に設ｃ１られている。

この遮蔽板１８と７−ルド板１７および低圧タービン４
との当接部も智接するように形成され、放射能の拡散を
防止している。

又、高圧タービン３は従来技術と同様に遮蔽板１２によ
り被包されるが、低圧タービン４は上記の珪由により遮
蔽手段がＷ４きれていない。

以上の構成により、放射能拡散の度付の大きい高圧ター
ビン３、湿分分離器９ ド管８、ＣＩｖ５および蒸気導入管２０等が遮蔽板等に
より被包されるため、放射能拡散防止が確実に実施され
る。そして、上記の如く、全体′ｆｃ−遮１ｉｌｋ板に
よって覆うものでないため、Ｊ叶柘がっ安１曲に実施す
ることができる。又、低圧タービン４は被覆されないた
め分解、点検が容易にできる。又、遮蔽板１８、／−ル
ド板１７を移動することにより、ＣＩＶ５、縛人蒸気管
２０等の点検、保守も実施可能となる。又、天井１６に
天井クレーン等を設げることによりＣＩＶ５の点検、保
守も可ｎヒとなる。

〔発明の効果〕

以上の説明によって明らかの如く、本発明によれは、放
射能拡散を確実に防止すると共に、各機器の保守点検を
容易にし、７１５便、安価に実施し得る効果が上けられ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の原子力タービンおよび各棒器の配置を示
す平面図、第２図は第１図の１１−１１線矢視の断面図
、第３図は同じく第１図のｌｌｌ−Ｉｎ線矢視の断面図
、第４図は合理的プラント耐直全採用した従来の原子力
タービンおよび各機器の配置ｍ’ｒ示す平面図、第５図
は第４図の■−■線矢祝の断面図、第６図は本発明の一
実用１夕ＩＩの平面図、第７図は第６図のＶｌｌ　−Ｖ
ｌｌｌ矢線の断面図である。 １・・・タービンおよび発電機架台、＋Ｔ−Ｃｒ架台）
、２・・・建屋床、３・・・＾圧タービン、４・・・低
圧タービン、５・・・組合わせ中間弁ｆｃＩＶ）、６・
・・発電機、７・・・励磁機、８・・・クロスアラウン
ド管、９・・・湿分分離器、１０．２１・・・開Ｕ部、
１１・・・原子炉給水ポンプおよび駆動タービン、１２
，１９，１８・・・遮蔽板、１３．１４・・・遮蔽壁、
１５．２３・・・サホート、１６・・・天井、１７・・
・シールド板、２０・・・情２０ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、原子炉にて発生した放射性蒸気により直接駆動され
   る高圧および低圧タービンと、これ等と同一の床面上に
   配設され、上記高圧タービンからの上記蒸気を低圧ター
   ビン側に導くクロスアラウンド管およびこの中間に介設
   さｎる湿分分離器と、同じく上記の同一の床面上に配設
   され、その一端側を上記クロスアラウンド管に組合わせ
   中間弁を介在して連結すると共に他端側を上記低圧ター
   ビンに連結する蒸気導入管と、上記床面上に立設され、
   上記湿分分離器、クロスアラウンド管および組会わせ中
   間弁を被覆すると尾に、上記低圧タービン９＋１１に、
   上記蒸気導入管が貫通する開口部を形成する箱形の遮蔽
   壁とを有する原子力タービンの遮蔽構造において、上記
   箱形の遮蔽壁に保合し、上記開口部を閉止するンールド
   板と、該シールド版と上記低圧タービン間に跨設され、
   上記蒸気導入管を被包する遮蔽板とを備えることを特徴
   とする原子力タービンの遮蔽構造。