JPS5921438B2 - 折畳ドア - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアコーデオン型に開閉する折畳ドアに関するも
ので、端部の垂直枠が常に垂直の状態で平行にドアを開
閉させ、すなわち、ドアの下側が開くような状轢になら
ないようにしてドアを開閉させると共に、全開状態およ
び全開状態において、ドアをその状態に積極的に保持さ
せ、 ドアを閉じた時およびドアを開いた時にドアの外
面に張られた表面シートの弾性その他の作用によってド
アが幾分戻る（スプリングバック）のを防止させた折畳
ドアを提供しようとするものである。

以下、図面に示す実施態様に関して本発明を説明する。

第１図において、１は折畳ドア、２はこれを支持し案内
するレール、３，４は折畳ドアの両端に設けた垂直枠、
５は該垂直枠の間に設けられたアコーデオン型に開閉す
る開閉枠（通常ドアの上下に一対設けられるが、図には
上方のもののみを示しである）６は該開閉枠の上に張ら
れた表面シートを示す。

′本発明によれば、上記のようなアコーデオン型に開部
する折畳ドアにおいて、垂直枠３ 、４の間に、垂直Ｘ
型の伸縮枠７を配置し、この伸縮枠の各端にある一対の
枢軸８，９および１０．１１の中の一方の枢軸８，１０
を該垂直枠３，４の内側に設けた支持板１２．１３にそ
れぞれ枢着すると共に、他方の枢軸９，１１を該支持板
１２．，１３に設けた垂直案内溝１４．１５に沿って摺
動可能に係合させる。

このような伸縮枠７を設けることによって、垂直枠３，
４は常に平行に保たれ、開閉の際に、垂直枠は常に垂直
に保たれて、従来のドアにおけるように開閉の際にドア
の下が開くようなことは避けられる。

然して、本発明によれば、該伸縮枠７の少くとも一端に
おける伸縮枠のアームに、その長さに沿って案内溝１６
を設け、この案内溝に泊って摺動する摺動子１７を設け
、との折畳ドアがその全開位置と全閉位置の間の中間位
置にある状態（第１図に示す状態）で該案内溝に対して
ほぼ垂直の方向に該摺動子を引張る引張コード１８を設
ける。

図示のものでは、との引張コード１８は支持板１２に設
けたロール１９を周ぐって下方に引かれその下に定荷重
バネ２０が設けられ、従って、引張コード１８は大体一
定の力で引張られる。

このような構造のために、ドアを開く時には、ドアが第
１図に示す状態からさらに開かれると、伸縮枠７は収縮
し、すなわち、枢軸９は垂直案内溝１４に泊って下降し
、伸縮枠７のアームは第１図に示す位置より垂直の状態
となり、これに伴つて引張コード１８は案内溝１６に対
してほぼ垂直の方向から上向きの方向に移動し、これに
伴って、引張コードの引張力によって摺動子１γは案内
溝１６に沿って上方に移動し、引張コード１８は伸縮枠
７をさらに収縮させるように積極的に作用し、第２図に
示すように、ドアを全開状態に保つようになる。

また、ドアを閉める時には、ドアが第１図に示す状態か
ら、さらに閉じられると、伸縮枠７は伸張し、すなわち
、枢軸９は垂直案内溝１４に泊って上昇し、伸縮枠のア
ームは第１図に示す位置より水平の状態となり、これに
伴って、引張コード１８は案内溝１６に対して上記の逆
の方向に移動し、引張コード１８は伸縮枠７をさらに伸
長させるように働くようになる。

従って、引張コード１８は詔３図に示すように伸縮枠７
を積極的に伸長させてドアを全閉状態に保つように働く
。

上述のように、本発明によれば、引張コード１８は、摺
動子１７が第１図に示す中間位置（死点）を過ぎて、い
ずれかの側に動いた時に、ドアを積極的に開き或いは閉
じるように作用して、全開位置および全閉位置において
ドアがスプリングバックを生ずるのを防止する。

上記の引張コー・ドは、伸縮枠の一端のみならず、両端
に設けることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る折畳ドアの構造を示す一部欠切側
面図、第２図はドアの全開状態における部分図、第３図
はドアの全閉状態を示す部分図である。 １・・・・・・折畳ドア、２・・・・・・レール、３，
４・・・・・・垂直枠、５・・・・・・開閉枠、６・・
・・・仮面シート、７・・・・・・伸縮枠、８，９，１
０．１１・・・・・・枢軸、１２，１３・・・・・・支
持板、１４，１５・・・・・・垂直案内溝、１６・・・
・・・案内溝、１７・・・・・・摺動子、１８・・・・
・・引張コード、１９・・・・・・ロール、２０・・・
・・・定荷重バネ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ アコーデオン型に開閉する折畳ドアにおいて。 ドアの両端に設けた垂直枠の間に、垂直Ｘ型の伸縮枠を
   配置し、該伸縮枠の各端にある一対の枢軸の中の一方の
   枢軸を該垂直枠に枢着すると共に、他方の枢軸を該垂直
   枠に設けた垂直案内溝に沿って摺動可能に係合させ、且
   つ該伸縮枠の少くとも一端における該伸縮枠のアームに
   その長さに沿って案内溝を設けて、この案内溝に泊って
   摺動する摺動子を設け、上記の折畳ドアがその全開位置
   と全開位置州司の中間位置にある状態で該案内溝に対し
   てほぼ垂直の方向に該摺動子を引張る引張コードを設け
   たことを特徴とする折畳ドア。