JPS59213783A - ホツトメルト型感圧接着剤の製造方法 - Google Patents
ホツトメルト型感圧接着剤の製造方法Info
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- JPS59213783A JPS59213783A JP8659383A JP8659383A JPS59213783A JP S59213783 A JPS59213783 A JP S59213783A JP 8659383 A JP8659383 A JP 8659383A JP 8659383 A JP8659383 A JP 8659383A JP S59213783 A JPS59213783 A JP S59213783A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ホットメルト型感圧接着剤の製造方法に関す
るものである。さらに詳しくは、熱安定性、耐老化性、
基材に対する投錨力および加工性がすぐれているととも
に優れた粘着力と凝集力とのバランスをもったアクリル
系ホットメルト型感圧接着剤の製造方法に関するもので
ある。
るものである。さらに詳しくは、熱安定性、耐老化性、
基材に対する投錨力および加工性がすぐれているととも
に優れた粘着力と凝集力とのバランスをもったアクリル
系ホットメルト型感圧接着剤の製造方法に関するもので
ある。
坊
感圧接着剤(粘着剤とも言われる)は、−年の包装革命
ともあいまって、テープ類、ラベル、ステッカ−、シー
ルなどの粘着加工品として、その使用の簡便さからきわ
めて多くの用途に使用されるようになっている。
ともあいまって、テープ類、ラベル、ステッカ−、シー
ルなどの粘着加工品として、その使用の簡便さからきわ
めて多くの用途に使用されるようになっている。
感圧接着剤としては、通常、溶剤型またはエマルション
型のものが市販されている。しかしながら、溶剤型のも
のの場合は、大気汚染、作業者の中毒、爆発、火災の危
険性などの問題がある。また、エマルション型のものの
場合は、媒体が水であるだめに乾燥性の低下による作業
効率の低下、夏期におけるエマルションの変質、冬期に
おける凍結といった問題がある。
型のものが市販されている。しかしながら、溶剤型のも
のの場合は、大気汚染、作業者の中毒、爆発、火災の危
険性などの問題がある。また、エマルション型のものの
場合は、媒体が水であるだめに乾燥性の低下による作業
効率の低下、夏期におけるエマルションの変質、冬期に
おける凍結といった問題がある。
こうした問題の解決のために、ホットメルト型の感圧接
着剤が検討され、すでにエチレン−酢酸ビニル共重合体
、スチレン−ブタジェン、スチレン−インプレンブロッ
ク共重合体などの熱可塑性ポリマーを主成分とするもの
が報告されている。
着剤が検討され、すでにエチレン−酢酸ビニル共重合体
、スチレン−ブタジェン、スチレン−インプレンブロッ
ク共重合体などの熱可塑性ポリマーを主成分とするもの
が報告されている。
しかしながら、エチレン−酢酸ビニルの場合には耐久性
に問題があり、ステレンーブタジiンやスチレン−イソ
プレンブロック共重合体の場合にはその主鎖中に含まれ
る二重結合の故にこれら従来型のホットメルト型感圧接
着剤における問題を解決するために、すでに溶剤型やエ
マルション型感圧接着剤の分野でその有用性が実証され
ているアクリル系粘着剤のホットメルト化(又は無溶剤
化)が待望されて久しい。
に問題があり、ステレンーブタジiンやスチレン−イソ
プレンブロック共重合体の場合にはその主鎖中に含まれ
る二重結合の故にこれら従来型のホットメルト型感圧接
着剤における問題を解決するために、すでに溶剤型やエ
マルション型感圧接着剤の分野でその有用性が実証され
ているアクリル系粘着剤のホットメルト化(又は無溶剤
化)が待望されて久しい。
いるものの、いまだ工業的に有用な製造方法は見出され
ていないのが実情である。
ていないのが実情である。
以上のような現状に鑑み研究を続けた結果、本発明者ら
は、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂を
特定の条件下でこれを重合用媒体(概念としては一般の
溶液重合の場合の溶媒に相当する)として利用すること
によシ、重合操作の面では従来から広く応用されている
溶液重合の手法をそのまま適用でき、且つ得られた重合
体はホットメルト型感圧接着剤としての優れた粘着物性
、粘着特性を有しているという工業的に極めて有用なア
クリル系ホットメルト型感圧接着剤を製造する方法を提
唱するに至った。
は、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂を
特定の条件下でこれを重合用媒体(概念としては一般の
溶液重合の場合の溶媒に相当する)として利用すること
によシ、重合操作の面では従来から広く応用されている
溶液重合の手法をそのまま適用でき、且つ得られた重合
体はホットメルト型感圧接着剤としての優れた粘着物性
、粘着特性を有しているという工業的に極めて有用なア
クリル系ホットメルト型感圧接着剤を製造する方法を提
唱するに至った。
すなわち、本発明は、軟化点が60〜200℃である常
温で固体の樹脂(ト)を加熱溶融せしめて液状の重合用
媒体となし、該媒体中で重合性α。
温で固体の樹脂(ト)を加熱溶融せしめて液状の重合用
媒体となし、該媒体中で重合性α。
β−不飽和単量体ω)を重合、することを特徴とするホ
ットメルト型感圧接着剤の製造方法に関するものである
。
ットメルト型感圧接着剤の製造方法に関するものである
。
本発明で用いられる樹脂(3)は、前記の通シ軟化点が
60〜200℃で常温で固体のものである。該樹脂(3
)の軟化点が60℃未満の場合には、充分なる凝集力を
有するホットメルト型感圧接着剤が得られない。反対に
軟化点が200℃を越えると、塗工時の溶融粘度が上昇
して塗工作業性を低下させる。
60〜200℃で常温で固体のものである。該樹脂(3
)の軟化点が60℃未満の場合には、充分なる凝集力を
有するホットメルト型感圧接着剤が得られない。反対に
軟化点が200℃を越えると、塗工時の溶融粘度が上昇
して塗工作業性を低下させる。
本発明においては、樹脂(4)を重合用媒体として−
、 用いることによシ、通常の溶液重合で実施
されている重合操作をそのまま適用し得るものであり、
これに重合性単量体およびラジカル重合開始剤を加える
ことKよって通常行われている溶液重合の手法でラジカ
ル重合を行うことができる。しかも、このような重合方
法により得られた反応主成物は、ホットメルト型感圧接
着剤として常温で容易に取扱える程度に固体状態であり
、且つ加熱溶融させると充分な塗工適性が得られる程度
の溶融粘度になる。
、 用いることによシ、通常の溶液重合で実施
されている重合操作をそのまま適用し得るものであり、
これに重合性単量体およびラジカル重合開始剤を加える
ことKよって通常行われている溶液重合の手法でラジカ
ル重合を行うことができる。しかも、このような重合方
法により得られた反応主成物は、ホットメルト型感圧接
着剤として常温で容易に取扱える程度に固体状態であり
、且つ加熱溶融させると充分な塗工適性が得られる程度
の溶融粘度になる。
このよう々樹脂(4)としては、ロジン、ロジン諜導体
、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、フェノ
ール樹脂、キシレン樹脂、クマ四ン樹脂、クマロンイン
デン樹脂、脂肪族系石油樹脂および芳香族系石油樹脂が
好ましいものであり、これらの1種または2種以上を好
適に用いることができる。
、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、フェノ
ール樹脂、キシレン樹脂、クマ四ン樹脂、クマロンイン
デン樹脂、脂肪族系石油樹脂および芳香族系石油樹脂が
好ましいものであり、これらの1種または2種以上を好
適に用いることができる。
本発明で用いられる重合性α、β−不飽和単量体(B)
としては、特に制限はなく、通常の2ジ力ル重合を行い
得るものを用いることができる。
としては、特に制限はなく、通常の2ジ力ル重合を行い
得るものを用いることができる。
しかし、得られるホットメルト型感圧接着剤の粘着性や
溶融塗工後のオープンタイムの保持の点からは、得られ
る重合体のガラス転移温度(Tg)が−20℃以下であ
るような重合性α、β−不飽和単量体が好ましい。
溶融塗工後のオープンタイムの保持の点からは、得られ
る重合体のガラス転移温度(Tg)が−20℃以下であ
るような重合性α、β−不飽和単量体が好ましい。
また、得られるホットメルト型感圧接着剤の熱安定性、
耐老化性、基材に対する投錨力、加工性、粘着力と凝集
力とのバランスといった点からは、重合性α、β−不飽
和単量体(B)が、炭素数1〜18個のアルキル基を有
するアルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、必要
により20重量%以下の量で官能性単量体を含むもので
あることが好ましい。
耐老化性、基材に対する投錨力、加工性、粘着力と凝集
力とのバランスといった点からは、重合性α、β−不飽
和単量体(B)が、炭素数1〜18個のアルキル基を有
するアルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、必要
により20重量%以下の量で官能性単量体を含むもので
あることが好ましい。
炭素数1〜18個のアルキル基を有する(メタ)アクリ
レートとしては、メチルアルコール、エチルアルコ−鶏
、2−エチルヘキシルアルコール、ドデシルアルコール
等の炭素数1〜18個のアルコールとアクリル酸もしく
はメタアクリル酸とのエステルの中から1種または2種
以上を用いるととができる。
レートとしては、メチルアルコール、エチルアルコ−鶏
、2−エチルヘキシルアルコール、ドデシルアルコール
等の炭素数1〜18個のアルコールとアクリル酸もしく
はメタアクリル酸とのエステルの中から1種または2種
以上を用いるととができる。
官能性単量体としては、アクリル酸、メタアクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、マレイン酸モノアルキルエステ
ル等の分子中にカルボキシル基を有する単量体;アクリ
ルアミドあるいはメチロールアクリルアミド、ブトキシ
メチルアクリルアミド等のアクリルアミド誘導体:ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタア
クリレート等の分子中に水酸基を有する単量体;グリシ
ジルメタアクリレート、アリルグリシジルエーテル等の
分子中にグリシジル基を有する単量体等を挙げることが
できる。これらの官能性単量体は、得られるホットメル
ト型感圧接着剤に要求される物性に応じて、重合性α、
β−不飽和単量体(B)中で20重量%以下の量で用い
るのが望ましい。
マレイン酸、フマル酸、マレイン酸モノアルキルエステ
ル等の分子中にカルボキシル基を有する単量体;アクリ
ルアミドあるいはメチロールアクリルアミド、ブトキシ
メチルアクリルアミド等のアクリルアミド誘導体:ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタア
クリレート等の分子中に水酸基を有する単量体;グリシ
ジルメタアクリレート、アリルグリシジルエーテル等の
分子中にグリシジル基を有する単量体等を挙げることが
できる。これらの官能性単量体は、得られるホットメル
ト型感圧接着剤に要求される物性に応じて、重合性α、
β−不飽和単量体(B)中で20重量%以下の量で用い
るのが望ましい。
重合性α、β−不飽和単量体(B)が炭素数1〜18個
のアルキル(メタ)アクリレートを主成分とする場合に
、これと併用されるモノマーとしては、前記官能性単量
体の他に、例えば酢酸ビニル、ビニルエーテル類、7マ
ル酸ジ工ステル等ノ分子中に重合性二重結合を1個有す
る単量体あるいはジビニルベンゼン、)lJメfl−ル
プロノ(ントリアクリレート等の分子中に重合性二重結
合を2個以上有する単量体を用いることができる。
のアルキル(メタ)アクリレートを主成分とする場合に
、これと併用されるモノマーとしては、前記官能性単量
体の他に、例えば酢酸ビニル、ビニルエーテル類、7マ
ル酸ジ工ステル等ノ分子中に重合性二重結合を1個有す
る単量体あるいはジビニルベンゼン、)lJメfl−ル
プロノ(ントリアクリレート等の分子中に重合性二重結
合を2個以上有する単量体を用いることができる。
本発明の方法において、樹脂(4)と重合性α、β−不
飽和単量体(B)との使用比率は、要求される物性に応
じて広い範囲とすることができる。しかし、重合性α、
β−不飽和単量体の)の重合発熱を効率良く除去するた
めには、樹脂囚と重合性α、β−不飽和単量体(B)と
の合計に対して前者は5重量%以上であることが好まし
い。また、得られるホットメルト型感圧接着剤の凝集力
という点からは、樹脂囚と重合性α、β−不飽和単量体
(B)との合計に対して前者は60%未満であることが
好ましい。
飽和単量体(B)との使用比率は、要求される物性に応
じて広い範囲とすることができる。しかし、重合性α、
β−不飽和単量体の)の重合発熱を効率良く除去するた
めには、樹脂囚と重合性α、β−不飽和単量体(B)と
の合計に対して前者は5重量%以上であることが好まし
い。また、得られるホットメルト型感圧接着剤の凝集力
という点からは、樹脂囚と重合性α、β−不飽和単量体
(B)との合計に対して前者は60%未満であることが
好ましい。
本発明の方法を実施するには、例えば次のような操作に
より行うことができる。但し、これらは本発明の例であ
シ、本発明がこれらの例により制限を受けるものではな
い。
より行うことができる。但し、これらは本発明の例であ
シ、本発明がこれらの例により制限を受けるものではな
い。
(a) 樹脂■を重合釜に投入し、これを加熱して液
化したのち、これに重合性α、β−不飽和単量体(B)
を加えてラジカル重合をする。
化したのち、これに重合性α、β−不飽和単量体(B)
を加えてラジカル重合をする。
(b) 重合性α、β−不飽和単量体CB)の一部又
は全部を重合釜に投入したのち樹脂(イ)の一部又は全
部を加え、常温又は加熱下に該樹脂(4)を重合性α、
β−不飽和単量体に溶解させてからラジカル重合を開始
する。
は全部を重合釜に投入したのち樹脂(イ)の一部又は全
部を加え、常温又は加熱下に該樹脂(4)を重合性α、
β−不飽和単量体に溶解させてからラジカル重合を開始
する。
本発明の方法に基づくこのような重合操作としては、−
見したところ通常公知である塊状重合に似ているが、重
合系内に共存する樹脂(4)は、重合系内の重合性α、
β−不飽和単量体ω)の濃度を稀釈するという効果のた
めに、通常の塊状重合に見られるような急激な重合熱を
抑制することができ、安全に重合操作を行うことができ
る。
見したところ通常公知である塊状重合に似ているが、重
合系内に共存する樹脂(4)は、重合系内の重合性α、
β−不飽和単量体ω)の濃度を稀釈するという効果のた
めに、通常の塊状重合に見られるような急激な重合熱を
抑制することができ、安全に重合操作を行うことができ
る。
これらの重合操作において、ラジカル重合用触媒は、重
合性α、β−不飽和単量体の一部又は全部に溶解しても
よく、あるいは単独で重合系内に投入してもよい。この
ようなラジカル重合用触媒としては、ベンゾイルパーオ
キサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸
化物やAIBNの如きアゾ系のものが使用することがで
き、通常、重合性α、β−不飽和単量体の全量に対して
5wt%以下の比率で使用される。また、必要によシ重
合促進剤を併用してもよい。
合性α、β−不飽和単量体の一部又は全部に溶解しても
よく、あるいは単独で重合系内に投入してもよい。この
ようなラジカル重合用触媒としては、ベンゾイルパーオ
キサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸
化物やAIBNの如きアゾ系のものが使用することがで
き、通常、重合性α、β−不飽和単量体の全量に対して
5wt%以下の比率で使用される。また、必要によシ重
合促進剤を併用してもよい。
さらに、重合前、重合中あるいは重合後に、架橋剤、粘
着付与剤、可塑剤、防腐剤、ワックスなどの流れ調節剤
、着色剤、あるいは場合によっては医療効果を有する薬
剤等を配合するなど用途や目的に応じて任意の配合を行
うことができる。
着付与剤、可塑剤、防腐剤、ワックスなどの流れ調節剤
、着色剤、あるいは場合によっては医療効果を有する薬
剤等を配合するなど用途や目的に応じて任意の配合を行
うことができる。
このようにして本発明の方法によシ得られたホットメル
ト型感圧接着剤は、熱安定性、耐老化性、基材に対する
投錨力、加工性等に優れ、粘着力と凝集力とのバランス
にも優れたものであり、通常のホットメルト塗工機を使
って粘着テープや粘着ラベル等の粘着加工品として用い
られる。
ト型感圧接着剤は、熱安定性、耐老化性、基材に対する
投錨力、加工性等に優れ、粘着力と凝集力とのバランス
にも優れたものであり、通常のホットメルト塗工機を使
って粘着テープや粘着ラベル等の粘着加工品として用い
られる。
塗工後、さらに、電子線や紫外線の如き活性エネルギー
線を照射して凝集力を向上させるなど粘着特性を改質す
ることもできる。
線を照射して凝集力を向上させるなど粘着特性を改質す
ることもできる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、勿
論本発明はこれらの例により制限されるものではない。
論本発明はこれらの例により制限されるものではない。
尚、例示中、「部」とあるのは特別ことわりの無い場合
は「重量部」を表わすものとする。
は「重量部」を表わすものとする。
実施例 1
通常溶液重合用の反応装置として用いられるところの滴
下ロート、還流冷却器、攪拌器、温度計および屋素ガス
導入管を備えた容量500ccの五ツロフラスコにスー
パーエステルA、−100(荒用化学工業■製ロジンエ
ステル樹脂、軟化点100℃)75部を仕込み、120
℃に加熱して撹拌下に溶融液化させた。この中に別に調
製したアクリル酸ブチル142.5部、アクリル酸7.
5部にパーへキサ3M(日本油脂■製うジカル重合用開
始剤)0.2部を溶解させた混合物を滴下ロートを通し
て15分間で均一に加えた。重合反応系の温度を120
℃に保持したまま30分間重合を続け、続いて別に調製
したアクリル酸ブチル142.5部、アクリル酸7.5
部にパーヘキ重合の全ての過程で急激な重合反応は観察
されることなく、反応温度120 ℃を維持するための
冷却は全く必要なしに重合を完結させる事ができた。
下ロート、還流冷却器、攪拌器、温度計および屋素ガス
導入管を備えた容量500ccの五ツロフラスコにスー
パーエステルA、−100(荒用化学工業■製ロジンエ
ステル樹脂、軟化点100℃)75部を仕込み、120
℃に加熱して撹拌下に溶融液化させた。この中に別に調
製したアクリル酸ブチル142.5部、アクリル酸7.
5部にパーへキサ3M(日本油脂■製うジカル重合用開
始剤)0.2部を溶解させた混合物を滴下ロートを通し
て15分間で均一に加えた。重合反応系の温度を120
℃に保持したまま30分間重合を続け、続いて別に調製
したアクリル酸ブチル142.5部、アクリル酸7.5
部にパーヘキ重合の全ての過程で急激な重合反応は観察
されることなく、反応温度120 ℃を維持するための
冷却は全く必要なしに重合を完結させる事ができた。
淡黄色透明の固型樹脂が得られ、このものの120℃で
の粘度は200ボイズであった。
の粘度は200ボイズであった。
実施例 2
実施例1と同じ重合装置に酢酸ビニル15部、アクリル
酸ブチル46.5部、アクリル酸2工チルヘキシル45
部、アクリル酸4部および2−ヒドロキシエチルアクリ
レート0.5部を順次仕込み、これにマイティーエース
G−125(安原油脂工業■製テルペンフェノール樹脂
)60部を加えて溶解させたのち、ベンゾイルパーオキ
サイド0.2部を加えて徐々に80’Cまで加熱昇温し
た。観察によれば78℃付近で重合反応が始1す、加熱
を中止する程度で、重合温度80℃を保持できた。反応
温度が80℃に達してから40分後に別に調製した酢酸
ビニル40部、アクリル酸ブチル83部、アクリル酸2
工チルヘキシル90部およびアクリル酸9部にベンゾイ
ルパーオキサイド0.4部を溶解させた混合物を1時間
で連続的均一に添加して、さらに80℃で6時間重合を
続けた。
酸ブチル46.5部、アクリル酸2工チルヘキシル45
部、アクリル酸4部および2−ヒドロキシエチルアクリ
レート0.5部を順次仕込み、これにマイティーエース
G−125(安原油脂工業■製テルペンフェノール樹脂
)60部を加えて溶解させたのち、ベンゾイルパーオキ
サイド0.2部を加えて徐々に80’Cまで加熱昇温し
た。観察によれば78℃付近で重合反応が始1す、加熱
を中止する程度で、重合温度80℃を保持できた。反応
温度が80℃に達してから40分後に別に調製した酢酸
ビニル40部、アクリル酸ブチル83部、アクリル酸2
工チルヘキシル90部およびアクリル酸9部にベンゾイ
ルパーオキサイド0.4部を溶解させた混合物を1時間
で連続的均一に添加して、さらに80℃で6時間重合を
続けた。
淡黄色透明の樹脂が得られ、このものの180℃での粘
度は600ボイズであった。
度は600ボイズであった。
以上の実施例によって、通常溶液重合用に用いられる反
応釜を使用して、安全に且つ効率的にホットメルト型感
圧接着剤を製造することができることが確認された。
応釜を使用して、安全に且つ効率的にホットメルト型感
圧接着剤を製造することができることが確認された。
さらに、上記実施例で得られたホントメルト型感圧接着
剤を厚さ25ミクロンのポリエステルフィルム上に塗布
厚が25ミクロンになるように溶融塗工して粘着特性を
測定した。
剤を厚さ25ミクロンのポリエステルフィルム上に塗布
厚が25ミクロンになるように溶融塗工して粘着特性を
測定した。
粘着特性はこの塗布試料を試験片としてタック、保持力
および粘着力をJIS Z 02部7粘着テープ、粘着
シート試験方法に準じて測定した。
および粘着力をJIS Z 02部7粘着テープ、粘着
シート試験方法に準じて測定した。
すなわち、タックについては23℃、65チRHの雰囲
気下で30度の傾斜角による球転法を用い、結果をボー
ルナンバーで示した。
気下で30度の傾斜角による球転法を用い、結果をボー
ルナンバーで示した。
保持力は5US304板へ面積が25mmX25m++
+になるように貼合せて40℃の雰囲気下でIkyの荷
重をかけ、落下時間を測定した。
+になるように貼合せて40℃の雰囲気下でIkyの荷
重をかけ、落下時間を測定した。
粘着力は23℃、65%RHの雰囲気下で180度引き
はがし法によシ測定し、試料片を5US304板に巾2
5Mで貼り合せて、引きはがし速度は300m/分の条
件で行った。
はがし法によシ測定し、試料片を5US304板に巾2
5Mで貼り合せて、引きはがし速度は300m/分の条
件で行った。
いずれも結果は第1表に示す。
第 1 表
第1表に示した結果から明らかなように、本発明のホッ
トメルト型感圧接着剤は、軽包装用粘着テープや表示ラ
ベル用などの粘着剤として有効な粘着特性を示している
。
トメルト型感圧接着剤は、軽包装用粘着テープや表示ラ
ベル用などの粘着剤として有効な粘着特性を示している
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 J、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂(
A)を加熱溶融せしめて液状の重合用媒体となし、該媒
体中で重合性α、β−不飽和単量体の)を重合すること
を特徴とするホットメルト型感圧接着剤の製造方法。 2、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂囚
が、ロジン、ロジン誘導体、チルペア 系1tf fF
f 、テルペンフェノール系4iJtr、7xノール樹
脂、キシレン樹脂、クマロン樹脂、クマロンインデン樹
脂、脂肪族系石油樹脂および芳香族系石油樹脂からなる
群から選ばれた1種または2種以上である特許請求の範
囲第1項記載の製造方法。 3、重合性α、β−不飽和単量体(B)から得られる重
合体のガラス転移温度(Tg)が−20℃以下である特
許請求の範囲第1項記載の製造方法。 4、重合性α、β−不飽和単量体(B)が、炭素数1〜
18個のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレ
ートを主成分とし、必要によfi20重量%以下の量で
官能性単量体を含むものである特許請求の範囲第1項記
載の製造方法。 5、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂(
3)と重合性α、β−不飽和単量体ω)との重量比率が
5=95〜60:40の範囲である特許請求の範囲第1
項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8659383A JPS59213783A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | ホツトメルト型感圧接着剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8659383A JPS59213783A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | ホツトメルト型感圧接着剤の製造方法 |
Publications (2)
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JPH0155641B2 JPH0155641B2 (ja) | 1989-11-27 |
Family
ID=13891296
Family Applications (1)
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JP8659383A Granted JPS59213783A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | ホツトメルト型感圧接着剤の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
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JPS5137304A (en) * | 1974-07-05 | 1976-03-29 | Rumenishon Ltd | Kashihosha oyobi mataha sekigaihoshaokenshutsusurusochi |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP8659383A patent/JPS59213783A/ja active Granted
Patent Citations (1)
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