JPS59213783A - ホツトメルト型感圧接着剤の製造方法 - Google Patents

ホツトメルト型感圧接着剤の製造方法

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JPS59213783A
JPS59213783A JP8659383A JP8659383A JPS59213783A JP S59213783 A JPS59213783 A JP S59213783A JP 8659383 A JP8659383 A JP 8659383A JP 8659383 A JP8659383 A JP 8659383A JP S59213783 A JPS59213783 A JP S59213783A
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滝山 慶一
Hiroo Nakagawa
中川 浩夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホットメルト型感圧接着剤の製造方法に関す
るものである。さらに詳しくは、熱安定性、耐老化性、
基材に対する投錨力および加工性がすぐれているととも
に優れた粘着力と凝集力とのバランスをもったアクリル
系ホットメルト型感圧接着剤の製造方法に関するもので
ある。
坊 感圧接着剤(粘着剤とも言われる)は、−年の包装革命
ともあいまって、テープ類、ラベル、ステッカ−、シー
ルなどの粘着加工品として、その使用の簡便さからきわ
めて多くの用途に使用されるようになっている。
感圧接着剤としては、通常、溶剤型またはエマルション
型のものが市販されている。しかしながら、溶剤型のも
のの場合は、大気汚染、作業者の中毒、爆発、火災の危
険性などの問題がある。また、エマルション型のものの
場合は、媒体が水であるだめに乾燥性の低下による作業
効率の低下、夏期におけるエマルションの変質、冬期に
おける凍結といった問題がある。
こうした問題の解決のために、ホットメルト型の感圧接
着剤が検討され、すでにエチレン−酢酸ビニル共重合体
、スチレン−ブタジェン、スチレン−インプレンブロッ
ク共重合体などの熱可塑性ポリマーを主成分とするもの
が報告されている。
しかしながら、エチレン−酢酸ビニルの場合には耐久性
に問題があり、ステレンーブタジiンやスチレン−イソ
プレンブロック共重合体の場合にはその主鎖中に含まれ
る二重結合の故にこれら従来型のホットメルト型感圧接
着剤における問題を解決するために、すでに溶剤型やエ
マルション型感圧接着剤の分野でその有用性が実証され
ているアクリル系粘着剤のホットメルト化(又は無溶剤
化)が待望されて久しい。
いるものの、いまだ工業的に有用な製造方法は見出され
ていないのが実情である。
以上のような現状に鑑み研究を続けた結果、本発明者ら
は、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂を
特定の条件下でこれを重合用媒体(概念としては一般の
溶液重合の場合の溶媒に相当する)として利用すること
によシ、重合操作の面では従来から広く応用されている
溶液重合の手法をそのまま適用でき、且つ得られた重合
体はホットメルト型感圧接着剤としての優れた粘着物性
、粘着特性を有しているという工業的に極めて有用なア
クリル系ホットメルト型感圧接着剤を製造する方法を提
唱するに至った。
すなわち、本発明は、軟化点が60〜200℃である常
温で固体の樹脂(ト)を加熱溶融せしめて液状の重合用
媒体となし、該媒体中で重合性α。
β−不飽和単量体ω)を重合、することを特徴とするホ
ットメルト型感圧接着剤の製造方法に関するものである
本発明で用いられる樹脂(3)は、前記の通シ軟化点が
60〜200℃で常温で固体のものである。該樹脂(3
)の軟化点が60℃未満の場合には、充分なる凝集力を
有するホットメルト型感圧接着剤が得られない。反対に
軟化点が200℃を越えると、塗工時の溶融粘度が上昇
して塗工作業性を低下させる。
本発明においては、樹脂(4)を重合用媒体として− 
 、    用いることによシ、通常の溶液重合で実施
されている重合操作をそのまま適用し得るものであり、
これに重合性単量体およびラジカル重合開始剤を加える
ことKよって通常行われている溶液重合の手法でラジカ
ル重合を行うことができる。しかも、このような重合方
法により得られた反応主成物は、ホットメルト型感圧接
着剤として常温で容易に取扱える程度に固体状態であり
、且つ加熱溶融させると充分な塗工適性が得られる程度
の溶融粘度になる。
このよう々樹脂(4)としては、ロジン、ロジン諜導体
、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、フェノ
ール樹脂、キシレン樹脂、クマ四ン樹脂、クマロンイン
デン樹脂、脂肪族系石油樹脂および芳香族系石油樹脂が
好ましいものであり、これらの1種または2種以上を好
適に用いることができる。
本発明で用いられる重合性α、β−不飽和単量体(B)
としては、特に制限はなく、通常の2ジ力ル重合を行い
得るものを用いることができる。
しかし、得られるホットメルト型感圧接着剤の粘着性や
溶融塗工後のオープンタイムの保持の点からは、得られ
る重合体のガラス転移温度(Tg)が−20℃以下であ
るような重合性α、β−不飽和単量体が好ましい。
また、得られるホットメルト型感圧接着剤の熱安定性、
耐老化性、基材に対する投錨力、加工性、粘着力と凝集
力とのバランスといった点からは、重合性α、β−不飽
和単量体(B)が、炭素数1〜18個のアルキル基を有
するアルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、必要
により20重量%以下の量で官能性単量体を含むもので
あることが好ましい。
炭素数1〜18個のアルキル基を有する(メタ)アクリ
レートとしては、メチルアルコール、エチルアルコ−鶏
、2−エチルヘキシルアルコール、ドデシルアルコール
等の炭素数1〜18個のアルコールとアクリル酸もしく
はメタアクリル酸とのエステルの中から1種または2種
以上を用いるととができる。
官能性単量体としては、アクリル酸、メタアクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、マレイン酸モノアルキルエステ
ル等の分子中にカルボキシル基を有する単量体;アクリ
ルアミドあるいはメチロールアクリルアミド、ブトキシ
メチルアクリルアミド等のアクリルアミド誘導体:ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタア
クリレート等の分子中に水酸基を有する単量体;グリシ
ジルメタアクリレート、アリルグリシジルエーテル等の
分子中にグリシジル基を有する単量体等を挙げることが
できる。これらの官能性単量体は、得られるホットメル
ト型感圧接着剤に要求される物性に応じて、重合性α、
β−不飽和単量体(B)中で20重量%以下の量で用い
るのが望ましい。
重合性α、β−不飽和単量体(B)が炭素数1〜18個
のアルキル(メタ)アクリレートを主成分とする場合に
、これと併用されるモノマーとしては、前記官能性単量
体の他に、例えば酢酸ビニル、ビニルエーテル類、7マ
ル酸ジ工ステル等ノ分子中に重合性二重結合を1個有す
る単量体あるいはジビニルベンゼン、)lJメfl−ル
プロノ(ントリアクリレート等の分子中に重合性二重結
合を2個以上有する単量体を用いることができる。
本発明の方法において、樹脂(4)と重合性α、β−不
飽和単量体(B)との使用比率は、要求される物性に応
じて広い範囲とすることができる。しかし、重合性α、
β−不飽和単量体の)の重合発熱を効率良く除去するた
めには、樹脂囚と重合性α、β−不飽和単量体(B)と
の合計に対して前者は5重量%以上であることが好まし
い。また、得られるホットメルト型感圧接着剤の凝集力
という点からは、樹脂囚と重合性α、β−不飽和単量体
(B)との合計に対して前者は60%未満であることが
好ましい。
本発明の方法を実施するには、例えば次のような操作に
より行うことができる。但し、これらは本発明の例であ
シ、本発明がこれらの例により制限を受けるものではな
い。
(a)  樹脂■を重合釜に投入し、これを加熱して液
化したのち、これに重合性α、β−不飽和単量体(B)
を加えてラジカル重合をする。
(b)  重合性α、β−不飽和単量体CB)の一部又
は全部を重合釜に投入したのち樹脂(イ)の一部又は全
部を加え、常温又は加熱下に該樹脂(4)を重合性α、
β−不飽和単量体に溶解させてからラジカル重合を開始
する。
本発明の方法に基づくこのような重合操作としては、−
見したところ通常公知である塊状重合に似ているが、重
合系内に共存する樹脂(4)は、重合系内の重合性α、
β−不飽和単量体ω)の濃度を稀釈するという効果のた
めに、通常の塊状重合に見られるような急激な重合熱を
抑制することができ、安全に重合操作を行うことができ
る。
これらの重合操作において、ラジカル重合用触媒は、重
合性α、β−不飽和単量体の一部又は全部に溶解しても
よく、あるいは単独で重合系内に投入してもよい。この
ようなラジカル重合用触媒としては、ベンゾイルパーオ
キサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸
化物やAIBNの如きアゾ系のものが使用することがで
き、通常、重合性α、β−不飽和単量体の全量に対して
5wt%以下の比率で使用される。また、必要によシ重
合促進剤を併用してもよい。
さらに、重合前、重合中あるいは重合後に、架橋剤、粘
着付与剤、可塑剤、防腐剤、ワックスなどの流れ調節剤
、着色剤、あるいは場合によっては医療効果を有する薬
剤等を配合するなど用途や目的に応じて任意の配合を行
うことができる。
このようにして本発明の方法によシ得られたホットメル
ト型感圧接着剤は、熱安定性、耐老化性、基材に対する
投錨力、加工性等に優れ、粘着力と凝集力とのバランス
にも優れたものであり、通常のホットメルト塗工機を使
って粘着テープや粘着ラベル等の粘着加工品として用い
られる。
塗工後、さらに、電子線や紫外線の如き活性エネルギー
線を照射して凝集力を向上させるなど粘着特性を改質す
ることもできる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、勿
論本発明はこれらの例により制限されるものではない。
尚、例示中、「部」とあるのは特別ことわりの無い場合
は「重量部」を表わすものとする。
実施例 1 通常溶液重合用の反応装置として用いられるところの滴
下ロート、還流冷却器、攪拌器、温度計および屋素ガス
導入管を備えた容量500ccの五ツロフラスコにスー
パーエステルA、−100(荒用化学工業■製ロジンエ
ステル樹脂、軟化点100℃)75部を仕込み、120
℃に加熱して撹拌下に溶融液化させた。この中に別に調
製したアクリル酸ブチル142.5部、アクリル酸7.
5部にパーへキサ3M(日本油脂■製うジカル重合用開
始剤)0.2部を溶解させた混合物を滴下ロートを通し
て15分間で均一に加えた。重合反応系の温度を120
℃に保持したまま30分間重合を続け、続いて別に調製
したアクリル酸ブチル142.5部、アクリル酸7.5
部にパーヘキ重合の全ての過程で急激な重合反応は観察
されることなく、反応温度120 ℃を維持するための
冷却は全く必要なしに重合を完結させる事ができた。
淡黄色透明の固型樹脂が得られ、このものの120℃で
の粘度は200ボイズであった。
実施例 2 実施例1と同じ重合装置に酢酸ビニル15部、アクリル
酸ブチル46.5部、アクリル酸2工チルヘキシル45
部、アクリル酸4部および2−ヒドロキシエチルアクリ
レート0.5部を順次仕込み、これにマイティーエース
G−125(安原油脂工業■製テルペンフェノール樹脂
)60部を加えて溶解させたのち、ベンゾイルパーオキ
サイド0.2部を加えて徐々に80’Cまで加熱昇温し
た。観察によれば78℃付近で重合反応が始1す、加熱
を中止する程度で、重合温度80℃を保持できた。反応
温度が80℃に達してから40分後に別に調製した酢酸
ビニル40部、アクリル酸ブチル83部、アクリル酸2
工チルヘキシル90部およびアクリル酸9部にベンゾイ
ルパーオキサイド0.4部を溶解させた混合物を1時間
で連続的均一に添加して、さらに80℃で6時間重合を
続けた。
淡黄色透明の樹脂が得られ、このものの180℃での粘
度は600ボイズであった。
以上の実施例によって、通常溶液重合用に用いられる反
応釜を使用して、安全に且つ効率的にホットメルト型感
圧接着剤を製造することができることが確認された。
さらに、上記実施例で得られたホントメルト型感圧接着
剤を厚さ25ミクロンのポリエステルフィルム上に塗布
厚が25ミクロンになるように溶融塗工して粘着特性を
測定した。
粘着特性はこの塗布試料を試験片としてタック、保持力
および粘着力をJIS Z 02部7粘着テープ、粘着
シート試験方法に準じて測定した。
すなわち、タックについては23℃、65チRHの雰囲
気下で30度の傾斜角による球転法を用い、結果をボー
ルナンバーで示した。
保持力は5US304板へ面積が25mmX25m++
+になるように貼合せて40℃の雰囲気下でIkyの荷
重をかけ、落下時間を測定した。
粘着力は23℃、65%RHの雰囲気下で180度引き
はがし法によシ測定し、試料片を5US304板に巾2
5Mで貼り合せて、引きはがし速度は300m/分の条
件で行った。
いずれも結果は第1表に示す。
第   1  表 第1表に示した結果から明らかなように、本発明のホッ
トメルト型感圧接着剤は、軽包装用粘着テープや表示ラ
ベル用などの粘着剤として有効な粘着特性を示している

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 J、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂(
    A)を加熱溶融せしめて液状の重合用媒体となし、該媒
    体中で重合性α、β−不飽和単量体の)を重合すること
    を特徴とするホットメルト型感圧接着剤の製造方法。 2、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂囚
    が、ロジン、ロジン誘導体、チルペア 系1tf fF
    f 、テルペンフェノール系4iJtr、7xノール樹
    脂、キシレン樹脂、クマロン樹脂、クマロンインデン樹
    脂、脂肪族系石油樹脂および芳香族系石油樹脂からなる
    群から選ばれた1種または2種以上である特許請求の範
    囲第1項記載の製造方法。 3、重合性α、β−不飽和単量体(B)から得られる重
    合体のガラス転移温度(Tg)が−20℃以下である特
    許請求の範囲第1項記載の製造方法。 4、重合性α、β−不飽和単量体(B)が、炭素数1〜
    18個のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレ
    ートを主成分とし、必要によfi20重量%以下の量で
    官能性単量体を含むものである特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。 5、軟化点が60〜200℃である常温で固体の樹脂(
    3)と重合性α、β−不飽和単量体ω)との重量比率が
    5=95〜60:40の範囲である特許請求の範囲第1
    項記載の製造方法。
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