JPS5921349B2 - 粉体塗料用樹脂組成物 - Google Patents

粉体塗料用樹脂組成物

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JPS5921349B2
JPS5921349B2 JP51119439A JP11943976A JPS5921349B2 JP S5921349 B2 JPS5921349 B2 JP S5921349B2 JP 51119439 A JP51119439 A JP 51119439A JP 11943976 A JP11943976 A JP 11943976A JP S5921349 B2 JPS5921349 B2 JP S5921349B2
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JP
Japan
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mol
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acid
polyester resin
weight
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JP51119439A
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JPS5345333A (en
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正隆 大岡
光子 山田
章夫 東海林
陽一 村上
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ブロック化ポリイソシアネートを硬化剤とす
るポリエステル系の粉体塗料用樹脂組成物に関するもの
である。
ブロック化ポリイソシアネートを硬化剤とするポリエス
テル系の従来の粉体塗料はエッジ部分の被覆性に劣つて
いるし、またその顔料分散性と生成塗膜の性能の点では
バランスがとれたものではなかつた。
本発明者等は、その点に鑑み鋭意研究の結果、特定の分
岐ポリエステル樹脂を利用することにより、顔料分散性
、エッジ部分の被覆性、塗膜性能等の点でバランスのと
れた組成物が得られることを見い出し本発明に到つたの
である。
本発明で使用する分岐ポリエステル樹脂は、テレフタル
酸50〜99モル%(以後%で示す)好ましくは70〜
98%、イソフタル酸0〜50%、好ましくは0〜28
%、メチレン基が6〜10個の直鎖脂肪族二塩基酸1〜
8%、好ましくは2〜6%のカルボン酸原料(合計10
0%)と、ネオペンチルグリコール35〜97%、好ま
しくは40〜86%、エチレングリコール0〜50%、
好ましくは10〜50%、1・6−ヘキサンジオール1
〜30%、好ましくは2〜20%、Ξ価アルコール2〜
10%、好ましくは3〜8%のアルコール原料(合計1
00%)との縮合物であり、水酸基価が15〜50KO
H〜/ f7好ましくは20〜40KOHW!9/V)
酸価が15KOHWlf■/ を以下好ましくは10に
0H〜/ y以下、数平均分子量が2500〜6000
好ましくは3500〜5500)軟化点(環球法)が8
0〜140℃好ましくは95〜120℃のものである。
かゝるポリエステル樹脂のカルボン酸原料において、テ
レフタル酸、イソフタル酸を上記比率で使用することに
より、ポリエステル樹脂の軟化点を適度に維持できるa
@ゐし、またメチレン基が6〜10個の直鎖脂肪族二塩
基酸と上記比率で併用することにより、顔料分散性、塗
膜の機械的強度を著るしく向上させ、更に塗膜の光沢、
鮮映性を優れたものにすることができる。
またメチレン基が6〜10個の直鎖脂肪族二塩基酸は、
テレフタル酸、イソフタル酸と上記比率で併用すること
により、顔料分散性、塗膜の機械的性能を著るしく向上
できるのであるし、更にアルコール原料である1・6ヘ
キサンジオールを上記比率で併用することにより、エツ
ジ部分の被覆性を著るしく向上できるのである。そして
テレフタル酸、イソフタル酸としては、それらの低級ア
ルキルエステル(例えば、ジメチルテレフタレート)の
型で使用することもできる。また直鎖脂肪族二塩基酸と
しては、例えばスベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、ドデカンニ酸等が使用できる。また、アルコール原料
において、ネオペンチルグリコール、エチレングリコー
ルを上記比率で使用することにより、塗膜の平滑性、鮮
映性、硬度を優れたものにすることができる。
また1・6−ヘキサンジオールを上記比率で使用するこ
とにより、ポリエステル樹脂の分子量が小さいことによ
る欠点を補うと同時に、カルボン酸原料であるメチレン
基が6〜10個の直鎖脂肪族二塩基酸を上記比率で併用
することにより、エツジ部分の被覆性を著るしく向上で
きるものである。更に三価アルコールを上記比率で使用
することにより、塗膜の機械的強度、耐汚染性、耐溶剤
性を優れたものにすることができる。そして三価アルコ
ールとしては、例えばトリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン等を使用できる。ポリエス
テル樹脂の製造は、周知方法でカルボン酸原料とアルコ
ール原料とを所定の水酸基価、酸価、分子量、軟化点に
なる迄反応させることにより達成される。ポリエステル
樹脂の水酸基価が上記範囲より少いと架橋密度が低くな
るので塗膜の機械的強度、耐汚染性が低下するし、〒方
多いと硬化剤の使用量も多くなつて塗膜の発泡が多くな
るし、また酸価が上記より多いと水酸基と解離イソシア
ネート基との反応が阻害されるので好ましくない。また
、数平均分子量が上記範囲より少いと塗膜の機械的強度
、エツジ部分の被覆性が低下するし、一方多いと粉砕性
が低下するし、更に軟化点が上記範囲より低いと粉体塗
料の貯蔵安定性が低下するし、一方高いと粉砕性、塗膜
の平滑性が低下するので好ましくない。硬化剤であるプ
ロツク化ポリイソシアネートとしては、脂肪族系、脂環
族系またはイソシアネート基が芳香核に直接結合してい
ない芳香族系ポリイソシアネートまたはこれらポリイソ
シアネートと多価アルコールとの付加物にプロツク剤を
反応させて、遊離イソシアネート基をプロツクしたもの
である。
ポリイソシアネートの例には、イソボロンジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート等があり、多価アルコールの例に
は、トリメチロールプロパン、グリセリン、エチレング
リコール等があり、プロツク剤の例にぱ、ε一カプロラ
クタム、2−ピロリドン、メタノール、エタノール、ア
セトキシム、フエノール等がある。本発明の組成物は、
既述のポリエステル樹脂とプロツク化ポリイソシアネー
トとを、75〜97重量%と3〜25重量%好ましくは
80〜95重量%と5〜20重量%含んで成るものであ
る。その際、ポリエステル樹脂中の水酸基とプロツクイ
ソシアネート基との当量比が0.5〜2.0好ましくは
0.7〜1.2の範囲内にするのが望ましい。かくして
成る組成物には、顔料その他の充填剤、流動調整剤、必
要により変性剤プロツク解離触媒等を配合し、溶融混練
後、冷却固化させて力ち粉砕することにより粉体塗料を
得ることができる。得られる粉体塗料は、150℃以上
好ましくは160〜220℃の範囲で焼付することによ
り優れた塗膜が得られる。以下に本発明を実施例に従つ
て説明する。文中の部は重量部を示す。実施例 1 ネオペンチルグリコール685部、エチレングリコール
124部、1・6−ヘキサンジオール253部、ジメチ
ルテレフタレート964部および酢酸亜鉛1.1部から
なる混合物を、生成するメタノールを連続的に反応系外
に除去しながら155℃で2時間加熱後、徐々に210
℃まで昇温し同温度で2時間加熱した。
ついでトリメチロールプロパン103部、セバシン酸6
2部、テレフタル酸816部およびジブチルスズオキサ
イド1.3部を添加し210℃で4時間、240℃で1
5時間脱水縮合反応を行なつて酸価2.4K0Hワ/7
、水酸基価40K0HTf19/y、軟化点107℃、
分子量4300のポリエステル樹脂を得た。このポリエ
ステル樹脂80部、クレランUI(バイエル社製のイソ
ボロンジイソシアネート・エチレングリコール付加物の
ε一カプロラクタムプロツク化物、プロツクされたイソ
シアネート含有量約12.5重量%)20部、流動調整
剤0.5部および酸化チタン43部からなる混合物を溶
融混練後微粉砕し、150メツシユ金網を通して白色粉
体塗料を得た。粉砕は極めて容易であつた。かくして得
られた粉体塗料を静電塗装法により軟鋼板に塗布し、2
00℃で20分間焼付けて膜厚150μで全く発泡がな
く、機械的強度、外観が優れ、エツジ部分をよく被覆し
た塗膜が得られた。実施例 2 実施例1において、白色顔料である酸化チタンの使用量
を100部に変えた以外は全く同様にして高顔料白色粉
体塗料を調製し、塗布焼付した。
得られた硬化塗膜は、若干の平滑性の低下と僅かの発泡
が認められた点を除き、実施例1で得た硬化塗膜と同等
であつた。そして発泡の点は、塗膜厚を130μ以下に
すると認められなかつた。実施例 3エチレングリコー
ル542部、ネオペンチルグリコール1247部、1・
6−ヘキサンジオール128部、ジメチルテレフタレー
ト1977部および酢酸亜鉛1.9部からなる混合物を
、生成するメタノールを連続的に反応系外に除去しなが
ら155℃に2時間加熱後、徐々に210℃まで昇温し
同温度で2時間加熱した。
ついでトリメチロールプロパン109部、テレフタル酸
1000部、イソフタル酸507部、スベリン酸120
部およびジブチルスズオキサイド2,5部を加え210
℃で4時間、240℃で20時間脱水縮合して酸価3.
4K0HWZ9/F7、水酸基価28K0H即/7、軟
化点114℃、分子量5000のポリエステル樹脂を得
た。このポリエステル樹脂85部、タレランUIl5部
、流動調整剤0.5部および酸化チタン43部からなる
混合物から実施例1と同様にして白色粉体塗料を得た。
実施例1と同様、粉砕性は極めて容易であつた。かくし
て得られた粉体塗料を実施例1と同様にして軟鋼板に塗
布し焼付することにより膜厚150μで全く発泡がなく
、機械的強度、外観が優れ、且つエツジ部分を良く被覆
した塗膜が得られた。実施例 4 実施例1で得たポリエステル樹脂85部、mキシリレン
ジイソシアネート3モルとトリメチロールプロバン1モ
ルの反応物をメタノールでプロツクしたプロツク化ポリ
イソシアネート15部、流動調整剤0.5部および酸化
チタン43部からなる混合物から実施例1と同様にして
白色粉体塗料を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水酸基価15〜50KOHmg/g、酸価15KO
    Hmg/g以下、数平均分子量2500〜6000、軟
    化点(環球法)80〜140℃の分岐ポリエステル樹脂
    75〜97重量%とブロック化ポリイソシアネート3〜
    25重量%とから成る組成物において、上記ポリエステ
    ル樹脂がテレフタル酸50〜99モル%、イソフタル酸
    0〜50モル%およびメチレン基が6〜10個の直鎖脂
    肪族二塩基酸1〜8モル%のカルボン酸原料と、ネオペ
    ンチルグリコール35〜97モル%、エチレングリコー
    ル0〜50モル%、1・6−ヘキサンジオール1〜30
    モル%および三価アルコール2〜10モル%のアルコー
    ル原料との縮合物であることを特徴とする粉体塗料用樹
    脂組成物。
JP51119439A 1976-10-06 1976-10-06 粉体塗料用樹脂組成物 Expired JPS5921349B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865765A (ja) * 1981-10-14 1983-04-19 Aisin Chem Co Ltd 保護被膜を装着した車「りよう」
JPS5865764A (ja) * 1981-10-14 1983-04-19 Aisin Chem Co Ltd 車輛の保護用組成物
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WO2016012252A1 (en) * 2014-07-25 2016-01-28 Dsm Ip Assets B.V. Matt powder coatings

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