JPS59212668A - 冷蔵シヨ−ケ−スの冷却器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は冷凍、冷蔵仕様のショーケースに組込まれた
冷却器の改良に関する。

捷ず第１図によシオープンショーケースの概要を述べる
。図において、ｌは前面開放形のケース本体であって、
その外箱と内箱との間に冷気循環通風ダクト２が形成さ
れており、このダクト内に送風ファン３および冷却器４
が配備されている。

冷却器４は冷凍機のエバポレータとしてコンデンシング
ユニット５接続配管されている。なお６は膨張弁である
。上記の構成で冷凍機およびファンを運転すると、矢印
Ａのように空気がダクト２内に通流し、冷却器４との熱
交換で冷やされた冷気がケース本体ｌの前面開放面に吹
出して冷気エアーカーテンを形成する。この冷気エアー
カーテンが外気熱の庫内侵入を抑制し庫内陳列商品を保
冷する。

ところで上記のようなオープンショーケースは保冷運転
時に湿気を含む周囲の外気がエアーカーテンに巻込まれ
てダクト内に侵入することから、運転の経過に伴って蒸
発温度の低いエバポレータのフィン表面には多量の箱が
発生する。しかもこの霜は保冷運転の経過とともに成長
するので、このまま放置しておくとエバポレータの熱交
換効率を低めるのみならず、フィン間の目詰まシを引き
起して通風量が低下し、この結果エアーカーテン特性を
著るしく低下させる等、ショーケースの保冷性能を悪化
させる原因となる。

上記のようにオープンショーケースは潜熱負荷が大きく
、エアーカーテンを通じて侵入する熱負荷の約４０％は
潜熱負荷であって、この分がエバポレータのフィン表面
に霜となって付着する。このことから従来では着霜耐量
の増加およびフィン間の絹の目詰まシ防止を図るために
、エバポレータを大形に構成し、さらにフィンの配列ピ
ッチを粗にするなどの手段で対処していたが、この方式
はエバポレータでの配管圧力損失を大きくシ、また空気
との熱交換効率も悪化するなど、冷却器としての効率が
低下する。

この発明は上記の点にかんがみなされたものであシ、保
冷運転中の冷却器の着霜量を大幅に減じ、運転効率の向
上およびエバポレータの小形化が図れるようにした冷却
器を提供することを目的とする。

かかる目的はこの発明により、低蒸発温度の主冷却用エ
バポレータに並べてその上流側には内外二重管のうち外
管へ前記エバポレータからの吐出シ冷媒ガスが、また内
管へエバポレータへの供給液冷媒が通流される除湿兼過
冷却用のフィン付き二重管形熱交換器を配備して冷却器
を構成したことにより達成される。

以丁この発明の実施例を図面に基づき詳述する。

第２図ないし第４図において、この発明によりケース本
体の冷気循環通風ダクト内に設置される冷却器は、主冷
却用エバポレータ７およびフィン付き二重管形熱交換器
８との組合わせから構成されている。このうち熱交換器
８は外管９．内管１０および外管９から張シ出すフィン
１１とで構成され、前記エバポレータ７よりも空気の流
れＡの上流側に位置して配備される。そして内外二重管
のうち外管９にはエバポレータ７からの吐出し冷媒ガス
が、また内管１０にはエバボレ〜り７へ供給される高圧
液冷媒がそれぞれ通流するように冷媒回路内に接続配管
されている。

次に上記構成の冷却器の作用について述べる。

冷凍機のコンデンシングユニット５から送られて来た高
圧液冷媒（約３０℃）は熱交換器８の内管１０を流れ、
外管９の中を流れる低温（−１Ｏ〜−２０℃）の低圧冷
媒ガスとの間で熱交換を行ない十分な過冷却液となって
膨張弁６へ向けて流れる。一方、エバポレータ７から出
た低圧の戻シガスは液冷媒との熱交換によシ吸熱して一
５〜Ｏ℃程度の過熱ガスとなる。したがってフィン１１
の表面温度は０〜５℃程度となってダクト内を通流する
空気を露点以下に冷やし、結露に導く。この結果、後段
のエバポレータ７を流れる空気は十分に除湿されている
のでエバポレータに生じる着霜量が大幅に軽減されるこ
とになる。また熱交換器８に結露して生じた水滴は霜に
変って堆積されることなく、ドレンとして滴下しケース
外へ排出される。がくして冷却器４への着霜量は従来の
ものと較べて大幅に減少し、除霜を行なうまでの保冷運
転時間の延長、並びに除霜時間の短縮が図れ、これによ
って庫内陳列商品の品温を安定維持することができる。

またエバポレータ〒は着霜量が少ないので予めフィンピ
ッチを狭めて小形に構成できる。

上記の冷却器を精肉用オープンショーケースに塔載して
テストを行なったところによれば、主冷却用エバポレー
タへの着霜量は従来と較べて約３０％減少し、またこの
着霜量の減少に伴って除霜サイクルを従来の６時間間隔
から８時間間隔に延長でき、しかも除謂時間も短縮でき
て庫内商品の品温安定化が大幅に向上された。まだ第５
図に示す冷凍サイクル図から明らかなように、高圧液冷
媒の過冷却度の増加に伴って冷凍効果も高くなる。

なお図中へ１が過冷却度の増加に伴う冷凍効果の増し分
を表わしている。これによって約５％の節電効果が得ら
れた。さらにエバポレータはフィンピッチを十分狭める
ことが可能となり、これによって実用上体積比で従来の
ものより約３０％小形化でき、併せてケース本体におけ
るダクトスペースの減少、エバポレータの銅パイプ使用
斌の削減およびダクト内通流空気との間の熱交換効率面
上等が達成できた。

上述のようにこの発明によれば、保冷運転時の着霜量が
少なく、かつ冷凍効果も向上し、潜熱負荷の割合が大き
な冷蔵ショーケース用として実用市価値の高め冷却器を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の冷却器を装備したオープンショーケース
の構成概要図、第２図はこの発明の実施例の冷媒回路図
、第３図は第２図における冷却器の全体構成図、第４図
は第３図における熱交換器の部分拡大図、第５図はモリ
エル線図上に表わした第２図の冷凍サイクル図である。 １・・ケース本体、２・・・冷気循環通風ダクト、３・
・・送風ファン、４・・・冷却器、５・・・冷凍機のコ
ンデンシングユニット、７・主冷却用エバポレータ、８
・・フィン付き二重管形熱交換器、Ａ・・・ダクト内第
１図 第２図 １４図　　　　　第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）ケース本体の冷気循環通風ダクト内に設置されたダ
   クト内通流空気を冷却する冷却器であって、冷凍機のコ
   ンデンシングユニットに接続して運転される主冷却用エ
   バポレータと、前記エバポレータよりも空気の流れの上
   流側に配置され、かつ内外二Ｍ管のうち外管には前記エ
   バポレータから吐出された低圧冷媒ガスが、また内管に
   は前記エバポレータに供給される高圧液冷媒が通流され
   るフィン付き二重管形熱交換器との組合わせからなるこ
   とを特徴とする冷蔵ショーケースの冷却器。