JPS5921033Y2 - 名刺 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は名刺に関するものである。

従来、名刺は用紙の表面または両面に住所および氏名等
を印刷して使用しているものがほとんどであって、その
形状もそのほとんどが矩形状であって使用者の個性を表
わすまでには至ってない。

本考案は斯る点にかんがみてなされたものであって、使
用者の個性を充分に発揮し得る名刺を提供しようとする
ものである。

以下に本考案を図面に示す実施例について詳述する。

Ａは和服雛形の胴部、特に長襦袢部を構成する型紙であ
り、全体が略等脚台形状で左右端のいずれか一方から縦
折目１ａ、ｌｂを順次内方へ折り重ねて三つ折り重ねら
れ、縦折目１ａ、ｌｂを境として中央部分を後身頃２、
左右両側部分を両前身頃３ ａ、 ３ ｂとし且該両前
身頃には前衿部４ａ。

４ｂを有し、また後身頃２には後衿部５を有している。

そして色は白無地でも着色したものでもよく、内面に所
要の住所氏名等６を表示する。

Ｂは和服雛形の胴部、特に長着部を構成する型紙であり
、内面は無地でもよいが外面は色彩、模様を施した千代
紙などにより全体が前記長襦袢部の胴部を形成する型紙
Ａと略同−の形状に形成され、該型紙Ａの縦折目１ａ、
ｌｂと同じ位置である縦折目７ａ、７ｂを順次内方へ折
り重ねて三つ折り重ねられる。

そして縦折目７ａ、７ｂを境として中央部分を後身頃８
、左右両側部分を両前身頃９ａ、９ｂとし且該両前身頃
には前衿部１０ａ。

１０ｂを有し、また後身頃８には後衿部１１を有してい
る。

そして該前衿部１０ ａ、 １０ ｂは長襦袢紙片１の
前衿部４ａ、４ｂより少し巾狭とする。

Ｃは和服雛形の袖部分を構成する型紙であり、長着紙片
Ｂと同じ千代紙を使用し、背の部分すなわち長着紙片Ｂ
の後身頃８に相当する部分の巾と両袖部分の巾を有する
２倍長の丈の紙片を内合せに二つ折りして貼着した横長
矩形状であり、張り用の切り目１２ ａ、 １２ ｂを
入れて背部１３と両軸部１４ａ、１４ｂとする。

Ｄは結び帯部分を型取って表わした型紙で、長着紙片と
異なる色彩、柄の千代紙を使用し、前帯部分１５とお太
鼓部分１６とから成り、前帯部分１５は長着紙片Ｂの後
身頃８に相当する巾と一方の上前身頃９ａ巾より少し長
めでその端縁を内側に折返し貼着した端縁１７を有する
。

上記Ａ、 Ｂ、 Ｃ，Ｄ型紙を例えば第７図に示すよう
にＢ部片外面にＣ部片を三つ重ねした際の中央部分、つ
まり背部１３において貼着し、次でＤ型紙すなわち前帯
部分１５を端縁１７を上前身頃９ｂ側縁から出して貼着
し、続いてお太鼓部分１６を貼着したうえで裏返し、Ａ
型紙すなわち長襦袢の胴部を折目１ａ、ｌｂにおいて下
前、上前を折り、次いでＢ型紙すなわち長着の胴部を折
目７ａ、７ｂにおいて下前、上前を折り、Ｄ型紙の前帯
部分１５の端縁１７を袖１４ ａの切目１２ａを通じて
袖１４ａの下縁に引掛けて組立てて戒るものである。

尚取扱い時には袖部部分１４ａ、１４ｂを順次背部に折
返すと名刺入れ等に収納し易くなる。

本考案は上記のように、名刺をきものを着付けた雛形状
態としたので極めてユニークであり、宣伝価値を有し、
極めて個性的なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は平面図、第２図
は展開平面図、第３図はＡ型紙の展開平面図、第４図は
Ｂ型紙の展開平面図、第５図はＣ型紙の展開平面図、第
６図はＤ型紙の平面図、第７図は組立状態を示す展開背
面図、第８図は分解斜視図である。 ｌａ、ｌｂ・・・縦折目、２・・・後身頃、３ａ、３ｂ
・・・両前身頃、４ａ、４ｂ・・・前衿部、５・・・後
衿部、６・・・住所氏名の表示、７ａ、７ｂ・・・縦折
目、８・・・後身頃、９ａ、９ｂ・・・両前身頃、１０
ａ、１０ｂ・・・前衿部、１１・・・後衿部、１２ ａ
、 １２ ｂ・・・切目、１３・・・背部、１４ａ、１
４ｂ・・・両袖部、１５・・・前帯部、１６・・・お太
鼓部分、１７・・・端縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内面には住所、氏名などの表示部を有する全体略等脚台
   形の型紙Ａと、外面には色彩、模様なでを施した全体略
   等脚台形の型紙Ｂを左右端のいずれか一方から順次内方
   へ折り重ねて三つ折り重ねとして和服雛形の胴部を形成
   する共に、型紙Ｂの三つ折り重ねした中央部分の外面に
   該中央部分の横巾よりも大きい横巾を有する横長矩形状
   の軸部型紙Ｃを貼着し、さらに該軸部型紙の外面中央に
   帯部型紙りを貼着して戒ることを特徴とする名刺。