JPS592101Y2 - 粗製パラフインロウの発汗装置 - Google Patents

粗製パラフインロウの発汗装置

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Publication number
JPS592101Y2
JPS592101Y2 JP16919980U JP16919980U JPS592101Y2 JP S592101 Y2 JPS592101 Y2 JP S592101Y2 JP 16919980 U JP16919980 U JP 16919980U JP 16919980 U JP16919980 U JP 16919980U JP S592101 Y2 JPS592101 Y2 JP S592101Y2
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JP
Japan
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paraffin wax
crude paraffin
tank
wire mesh
crude
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Expired
Application number
JP16919980U
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English (en)
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JPS5792738U (ja
Inventor
伸治 服部
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は粗製パラフィンロウを精製する発汗装置に関
するものである。
槽の内部に粗製パラフィンロウを加熱或いは冷却する伝
熱管を設備した粗製パラフィンロウの発汗装置は周知で
ある(特公昭47−35282号)。
この従来の発汗装置においては、槽の底部にグレーティ
ングを取り付け、その上に金網を敷設して粗製パラフィ
ンロウを支える構造になっているが、冷却工程において
グレーティング直上部のワックスがなかなか固まらず、
水切り時に水と一緒に排出される。
このワックスの損失を防ぐために、一般に冷却工程に時
間をかけて必要以上に冷却終点を下げているが、時間が
かかる上にエネルギーが浪費され不経済である。
この考案は、グレーティングに代えて冷却媒体の循環チ
ューブを用いて金網を支持することにより上記従来の欠
点を解消したもので、ワックスを迅速に冷間できる上、
ワックスの損失を減少させることができる粗製パラフィ
ンロウの発汗装置を提供することを目的とする。
以下この考案を図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示すもので
、図中1は粗製パラフィンロウを収容する槽である。
この槽1の内部には冷却媒体や加熱媒体を流通させて槽
内の粗製パラフィンロウを冷却したり加熱したりする伝
熱管2が設備され、両端部をヘッダー3,4に連結され
ている。
また上記槽1の底部、すなわち伝熱管2の下方には冷却
媒体の循環チューブ5が水平に敷設され、バルブ6.7
を有する接続管8,9を介して上記のヘッダー3,4に
連絡されている。
循環チューブ5は槽1の幅方向(第1図で左右方向)に
架設されたアングル材よりなる架台10の上に、第3図
に示すように槽1の長手方向に平行に配列され、粗製パ
ラフィンロウを支える金網11を上面に支持している。
上記循環チューブ5としては、直径が約12〜5Qmm
の金属管を用い、これを約12〜75mmの間隔Wで配
列することが好ましい。
また、架台10の下にはスチーム等の熱媒体を通す溶解
用パイプ12が設けられ、更にその下には底板13がワ
ックス抜出しノズル14の側に向けて下がるように斜め
に設けられている。
なお、図面では槽1はその肉厚を省略されているが、実
際には相当度の肉厚を有し断熱構造になっていることは
言うまでもない。
第4図は循環チューブの別の配列例を示すもので、この
場合は、循環チューブ5は槽1の長手方向に架設された
架台10の上に、槽1の幅方向に配列されている。
次に上記のように構成されたこの考案に係る発汗装置の
作用を、第5図のフローシートをも参照しながら説明す
る。
まず、水張パイプ15を通して水を金網11の部分まで
槽1内に張り込み、この張込み水の上に粗製パラフィン
ロウ三を原料供給パイプ16を通して所定のレベルまで
投入するとともに、水ポンプ17を運転して給水管18
からの冷却水を、湯水循環パイプ19を通してそれに接
続された前記ヘッダーに送り、さらに該冷却水を伝熱管
2と循環チューブ5に循環させ、粗製パラフィンロウを
所定の温度まで冷却する。
この場合、循環チューブ5はこれに支えられている金網
11を通じて粗製パラフィンロウを広くかつ効率的に冷
却するとともに、槽1内に張り込まれた水をも冷却して
粗製パラフィンロウのロスを防止する。
粗製パラフィンロウを冷却した冷却水は、ヘッダー4か
ら湯水戻りパイプ20および排水管21を通って適宜排
水もしくは冷却後前記給水管18に循環される。
上記の作業が済んだら金網下方の水を水切りパイプ22
から排出し、今度は、温水タンク23内の温水を、前記
水ポンプ17により水切りパイプ22から前記冷却水と
同様に伝熱管2および循環パイプ5内に循環させて発汗
作業をなし、粗製パラフィンロウを所定温−まで加温す
る。
粗製パラフィンロウの発汗に作用した温水は湯水戻りパ
イプ20および温水戻り管24を通って温水タンク23
に戻る。
上記発汗作業中に槽1の底部に滴下される油分は、適宜
ノズル14およびこれに接続した抜出パイプ25を通し
てタンク26の各油分貯留区画26 a 、26 bに
性状別に分別して貯蔵される。
その後、溶解用パイプ12にスチーム管27を通してス
チームを供給し、槽内に残された精製ワックスを溶解し
、ノズル14から前記抜出パイプ25およびこれに接続
した枝管28を通してタンク26のワックス貯留区画2
6 Cに取り出す。
以上説明したように、この考案においては、金網11の
下に循環チューブ5が設けられているので、その循環チ
ューブ5に冷却媒体を通して粗製パラフィンロウを迅速
かつ適確に冷却することができる。
しかも循環チューブ5は自体が支えている金網11を介
して粗製パラフィンロウを広く冷却し、また槽1内に張
り込まれた水をも冷却するので、暖かい粗製パラフィン
ロウによる上記張込み水の温度上昇、換言すれば試水の
温度上昇による槽底部における保温作用が抑えられ、粗
製パラフィンロウの冷却は効率的になされる。
したがって冷却工程を短縮して作業能率を上げることが
できるとともに水切り工程時におけるワックスロスを可
及的に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は断面
図、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図、第
3図は循環チューブの配列例を示す平面図、第4図は循
環チューブの他の配列例を示す平面図、第5図はこの考
案の装置の運転系のフローシートである。 1・・・・・・槽、2・・・・・・伝熱管、5・・・・
・・循環チューブ、11・・・・・・金網。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 槽の底部に粗製パラフィンロウを支える金網が敷設され
    、かつ槽の内部に粗製パラフィンロウを加熱或いは冷却
    する伝熱管が設備されて成る粗製パラフィンロウの発汗
    装置において、上記金網の下には冷却媒体の循環チュー
    ブが上記金網を支持して配設されて成ることを特徴とす
    る粗製パラフィンロウの発汗装置。
JP16919980U 1980-11-26 1980-11-26 粗製パラフインロウの発汗装置 Expired JPS592101Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16919980U JPS592101Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26 粗製パラフインロウの発汗装置

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JP16919980U JPS592101Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26 粗製パラフインロウの発汗装置

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Publication Number Publication Date
JPS5792738U JPS5792738U (ja) 1982-06-08
JPS592101Y2 true JPS592101Y2 (ja) 1984-01-20

Family

ID=29527718

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JP16919980U Expired JPS592101Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26 粗製パラフインロウの発汗装置

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JPS5792738U (ja) 1982-06-08

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