JPS59210128A - 地下室構築用ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、地下室の構築用ユニツト、特に既存住宅等の
ように狭い場所に地下室を構築するのに適する地下室構
築用ユニットに関するものである。

従来、地下室の構築に際し、各壁面を多数枚の分割され
た壁パネルより構成している。このように多数枚に分割
された壁パネル全連結した場合、枠状に構成しても連結
部の強度が弱く、工事中大きな土庄が加わると倒壊し、
人身事故を誘発するおそれがある。従ってこれら壁パネ
ルを地上で連結して枠状に構成し、更にこの枠体の上部
内周に天井枠を固定し、この天井枠に天井板を渡して補
強する。而して一度に深い孔を掘削し、この深い孔に前
記壁面及び天井板等よりなる組立ユニットを下降させて
いる。しかしながらこのように地下室の高さを有する壁
面等の総てのユニットを地下で組立てると大きな組立ス
ペースを必要とし、またこの組立ユニット’を孔中に下
降させるために大形のクレーンを要する。従ってクレー
ンの進入できない場所、若しくは既存住宅での地下室の
構築は困難であった。また前記の如く多数枚に分割され
た壁パネルは逆Ｔ字形の架台の両側に一毎宛支持させて
輸送しなければならず、繰返して輸送する必要があるの
で、輸送コスト、即ち構築コストが上昇し、しかも作業
能率も悪い等の欠点があった。

本発明の目的は、狭い場所であっても、また既存住宅の
地下であっても、事故等のおそれがなく、能率よく地下
室を構築することができ、また輸送効率を向上させるこ
とができ、従って構築費のコストダウンを図ることがで
き、更には耐水性、離燃性、強度を満足することができ
るようにした地下室構築用ユニットヲ提供しようとする
ものである。

前記目的を達成するため、本発明の地下室構築用ユニ、
トは、レジンコンクリートにより形成され、主パネルの
両側縁にこの主パネルと直角方向に腕パネルが一体に連
設され、且つ周縁内側にリブを備えた少なくとも上下各
一対のコ字状の枠状躯体と、レジンコンクリートにより
形成され、周縁内側にリブを備え、前記枠状躯体の腕パ
ネル間に挿入連結される平パネル状躯体と、前記各躯体
のリブ間全連結する連結部材とより構成したことを特徴
とするものであり、また本発明の他の地下室構築用ユニ
ットは、前記枠状躯体、パネル状躯体及び連結部材と、
レジンコンクリートにより形成され、内面が下端に至る
に従い外面側に傾斜され、内側上縁にリブ金儲え、枠状
に連結されるガイドビームと、前記躯体とガイドビーム
のリブ間を連結する連結部材とより構成したこと′ｆｆ
：特徴とするものである。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図に示すように本発明の地下室構築用ユニ７トは枠
状躯体ｌと、平パネル状躯体２，３と、これら枠状躯体
１と平パネル状躯体２，３ヲ連結する連結部材であるボ
ルト４、ナツト５（第１２図、第１３図参照）と、ガイ
ドビーム６等より構成されている。これら枠状躯体１１
平パネル状躯体２゜３及びガイドビーム６はレジンコン
クリートにより成形される。このレジンコンクリートは
合Ｊ＆Ｊ脂、硬化剤及び骨材が混合されて、耐水性、及
び接着性を有し、本実施例にあっては、更に建築資材に
適するように難燃材が混合されて難燃性が付与され、望
ましくは曲げ応力が１’５　ｏｋｇ／ｃ％以上、圧縮応
力がｓ　ｏ　ｏ　ｋｇ／ｃ％以上となるように設定する
。

而して枠状躯体ｌは構築すべき地下室の一側壁の全幅を
構成する主パネル７の両側にこの主パネル７と直角方向
に腕パネル８が一体に連設され、平面コ字状に形成され
ている。この枠状躯体１の四周内側にはリブ９が一体に
突設され、このリブ９には複数個所に連結用の孔ｌＯが
形成されている。

主パネル７と腕パネル８の上面と下面の複数個所に対応
して夕“ボ１１とダボ孔１２（第１２図参照）が設けら
れ、腕パネル８の端面の複数個所にタ゛ボ孔１３（第１
３図参照）が設けられている。この枠状躯体ｌは少なく
とも上下各一対用いられる。

平パネル状躯体２，３は前記各一対の枠状躯体工の腕パ
ネル８間に連結されるもので、平パネル状躯体２はパネ
ル１４の四周内側にリブ１５が一体に突設され、このリ
ブ１５には複数個所に連結用の孔１６が形成され、」二
面と下面の複数個所に対応して夕°ボ１７とタ゛ボ孔１
８（第１１図参照）が設けられている。平パネル状躯体
３は一辺全開放したフレーム１９にパネル２０が取外し
可能に嵌合され、フレーム１９の周縁内側にリブ２１が
一体に突設され、このリブ２１に連結用の孔２２が形成
され、フレーム１９の上面と下面の複数個所に対応して
ダボ２３とダボ孔２４（第１１図参照）が設けられてい
る。ガイドビーム６は内面に下端に至るに従い外面側に
傾斜する傾斜面２５が形成され、上部内縁にリブ２６が
一体に設けられ、リブ２６には複数個所に連結用の孔２
７が形成されている。また上面の複数個所にはダボ２８
（第１１図、第１２図参照）が設けられている。このガ
イドビーム６は端部がボルト等の連結部材２９により四
角形枠状に連結される。

次に前記ユニットを用いて地下室を構築する順序につい
て説明する。

先ず工場で製造したユニノトヲ第２図に示すように運搬
車３０に積載する。このとき十Ｆ各一対の枠状躯体１の
腕パネル８同志を突き合わせ、必要に応じてそれらのリ
ブ９を連結用の孔１０全利用してボルト４とナツト５に
より仮ＩＩ−めし、これら枠状躯体１内に平パネル状躯
体２，３及びガイドビーム６等を収納することにより地
下室を構築するユニントヲ一度に輸送することができる
。輸送後、ユニットを運搬車３０より降ろし、第３図に
示すように先ずガイドビーム６と一対の枠状躯体ｌと平
パネル状躯体２，３により下位のユニットを組立てる。

即ち、四本のガイドビーム６を前記の如く四角形枠状に
組立て、これらガイドビーム６上に一対の枠状躯体１を
吊下げて載せ、ダボ２８とダボ孔１２の嵌合により位置
決めしく第１１図、第１２図参照）、両突合わせ面を接
着剤で接着すると共にそれらのリブ９と２６を連結用の
孔１゜と２７を利用してボルト４とナンド５にょシ連結
する（第１２図参照）。対向する枠状躯体ｌの両側の腕
パネル８の間にそれぞれ干パネル状躯体２を挿入し、ガ
イドビーム６上に載せて夕“ボ２８とダボ孔１８の嵌合
により位置決めし、これら乎パネル状躯体２と腕パネル
８及びガイドビーム６との突合わせ面金接着剤で接着す
ると共にそれらのリブ１５と９．２６の連結用の孔１６
と１０．２７を利用してボルト４とナツト５により連結
する。この下位のユニ１．トを第４図に示すように既存
住宅（図示省略）内に搬送装置により搬送する（既存住
宅外に組立場所が無い場合には、既存住宅内で直接組立
ててもよい）。

次いで下位のユニットの内側及び下側を掘削し、掘削し
た泥土はコンベヤ等の排出装置３１により外部に排出す
る。このとき前記の如くガイドビーム６の内面に下端に
至るに従い外面側に傾斜する傾斜面２５が形成されてい
るので、この傾斜面２５によりガイドビーム６の下側を
容易に掘削することができる。この掘削に伴い下位のユ
ニットは自重により下降する。下位のユニットを地中に
沈降させると、第５図に示すように下位のユニットの各
枠状躯体１上に枠状躯体１’を積載してダボ１１とダボ
孔１２の嵌合により位置決めし、両突合わせ面を接着剤
で接着すると共にリブ９をボルト４、ナツト５で連結す
る。この上位の枠状躯体１の一方の腕パネル８の間に前
記と同様に平パネル状躯体２を挿入し、他方の腕パネル
８の間に平パネル状躯体３を挿入する。この挿入の際に
各半パネル状躯体２，３ヲ下位の各平パネル状躯体２に
夕゛ボ１７゜２３とダボ孔１８．２４の嵌合により位置
決めし、これら平パネル状躯体２，３同志及び平パネル
状躯体２．３と枠状躯体１の腕パネル８との突合わせ部
を接着剤で接着すると共にそれらのリブ１５，２１と９
の連結用の孔１６．２２と１０を利用してボルト４とす
、ノド５により連結し、上位のユニット’を組立てる。

この上位ユニツトには必要に応じて両側部に部分的にレ
ジンコンクリート製の天井板３２をボルト４、ナツト５
により取付けて補強する。組立後、再び第６図に示すよ
うに前記と同様の掘削作業を行い、下位ユニットと上位
ユニットヲ次第に地中の所定深度迄沈降させる。沈降後
、第７図に示すように床面に配筋３３′？ｆ、張設し、
配筋３３上に前記と同様のレジンコンクリート製の床パ
ネル３４を設置する。この床パネル３４には第８図に示
すように孔３５が形成され、この孔３５にコンクリート
ミキサー車３６よりコンクリート３７を圧入して打設す
る。この打設されたコンクリート３７にガイドビーム６
の傾斜面２５が当接され、従ってガイドビーム６及びそ
の上部ユニットはコンクリート３７により支持され、沈
降するのを防止することができる。次いで第９図に示す
ように上位のユニットにおける平パネル状躯体３におけ
るパネル１８′ｆ：フレーム１７より外し、開口３８を
形成する。次いでこの開口部３８に続く側方を第１０図
及び第１１図に示すように掘削し、開口部ユニット３９
を取付けることにより例えばサンルーム４０を形成する
ことができる（第１３図参照）。また第１１図及び第１
２図に示すようにユニット土部の開放部にはレジンコン
クリート製の天井板３２を増刊け、ユニット内部には断
熱パネル４１．内装壁パネル４２、クロス４３等により
内装を行う。

前記実施例では、」三位のユ、：：、ｙトのみに平パネ
ル状躯体３を用いているが、第１３図に徐すように下位
のユニットにも平パネル状躯体３′ｆｆ：用い、上下い
ずれのパネル２０をも枠体１９より外して開口３８、即
ち出入口を拡げるようにしてもよい。

また隣接の地下室構築用ユニットｉ連通ずる場合には、
第１４図に示すように各地下室構築用ユニットの平パネ
ル状躯体２を外し、その間を掘削して開口４４により連
通する。一方、ジヨイントパネル４５は前記と同様にレ
ジンコンクリートにより成形され、複数個所に夕′ボ４
６と連結用の孔４７が形成されている。而してこのジヨ
イントパネル４５のダボ４６を隣接の枠状躯体１の椀パ
ネル８のダボ孔１３に嵌合して位置決めし、両突合わせ
面を接着剤で接着し、連結用の孔１０と４７全利用して
ボルト４とナツト５により連結する。

尚、下位のユニットは浅い孔を掘削してこの浅い孔に下
位ユニ、トを挿入し、然る後、前記と同様に掘削しなが
ら沈降させるようにしてもよい。

また枠状躯体ｌ、平パネル状躯体２，３、ガイドビーム
６等の突合わせ面には防水ライナーを介在させてもよい
。更に枠状躯体１の間には二枚以上の平パネル状躯体２
，３を介在させることにより地下室を大きく構成するこ
とができ、また枠状躯体ｌの対全三対以上にして三段以
上の重ね構造にして所定の高さの地下室構築を行うこと
もできる。この他、本発明はその基本的技術思想を逸脱
しない範囲で種々設計変更することができる。

以−ヒの説明より明らかなように本発明によれば、主パ
ネルの両側にこの主パネルと直角方向に腕パネルが一体
に連設され、周縁内側にリブを備えた少なくとも上下各
一対の枠状躯体と、周縁内側にリブを備え、前記枠状躯
体の腕パネル間に連結される平パネル状躯体とにより壁
面を構成するので、その部品点数を減らして連結部を減
らすと共に枠状躯体を用いるので強度を向上させ、工事
中の事故を防止することができる。また上下方向の複数
段のユニットに分割しているので、狭い場所であっても
、また既存住宅の地下であっても、能率よく地下室を構
築することができる。また枠状躯体内に平パネル状躯体
等をコンパクトに収納して輸送することができ、輸送効
率全向上させることができ、構築費のコストダウンを図
ることができる。

更に前記躯体をレジンコンクリートにより成形している
ので、耐水性の向上を図ることができる。

更にまたガイドビームを用いることによりその内側傾斜
面を利用して掘削作業を容易に行うことができ、しかも
傾斜面を利用してコンクリート上に支持させ、ユニソト
ヲ確実に支持することができる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の地下室構築用ユニ、ントの分解斜視図
、第２図乃至第１０図は本発明のユニ、７トにより地下
室を構築する順序全説明する斜視図、第１１図は第１０
図のＸＩ−ＸＩ矢視断面図、第１２図は第１１図の■−
■矢祝矢面断面図１３図は本発明の他の実施例を示す斜
視図、第１４図は本発明の更に他の実施例を示す水平断
面図である。 １・・枠状躯体、２，３・・・平パネル状躯体、６・ガ
イドビーム、７・・主パネル、８・・・腕パネル、９・
・・リブ、　１５・・・リブ、　２１・・リブ、　２６
・・・リブ、３０・・・運搬車、３４・・床パネル、３
７・・・コンクリート、３９・・・開口部ユニット、４
０・・・サンルーム、４１・・・断熱パネル、４２・・
・内装壁パネル、４３・・・クロス、４５・・・ジヨイ
ントパネル。 特許出願人　　株式会社白山製作所 同　　　　大明建設株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１Ｌ／レジンコンクリートより形成され、主パネル
   の両側縁にこの主パネルと直角方向に腕パネルが一体に
   連設され、且つ周縁内側にリブを備えた少なくとも上下
   釜一対のコ字状の枠状躯体と、レジンコンクリートによ
   り形成され、周縁内側にリブを備え、前記枠状躯体の腕
   パネル間に挿入連結される平パネル状躯体と、前記各躯
   体のリブ間を連結する連結部材とより構成したことを特
   徴とする地下室構築用ユニット。 （２）　　レジンコンクリートにより形成され、主パネ
   ルの両側縁にこの主パネルと直角方向に腕パネルが一体
   に連設され、且つ周縁内側にリブを備えた少なくとも上
   下釜一対のコ字状の枠状躯体と、レジンコンクリートに
   より形成され、周縁内側にリブを備え、前記枠状躯体の
   腕パネル間に挿入連結される平パネル状躯体と、レジン
   コンクリートにより形成され、内面が下端に至るに従い
   外面側に傾斜され、内側上縁にリブを備え、枠状に連結
   されるガイドビームと、前記各躯体のリブ間及び躯体と
   ガイドビームのリブ間全連結する連結部材とより構成し
   たことに％徴とする地下室構築用ユニッ　ト。