JPS5920913B2 - 内面シリコ−ン処理ホ−ス - Google Patents

内面シリコ−ン処理ホ−ス

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Publication number
JPS5920913B2
JPS5920913B2 JP55007246A JP724680A JPS5920913B2 JP S5920913 B2 JPS5920913 B2 JP S5920913B2 JP 55007246 A JP55007246 A JP 55007246A JP 724680 A JP724680 A JP 724680A JP S5920913 B2 JPS5920913 B2 JP S5920913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
silicone
hoses
base material
pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55007246A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56105187A (en
Inventor
安弘 竹内
一夫 伊藤
龍蔵 堀
毅 小野
正俊 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP55007246A priority Critical patent/JPS5920913B2/ja
Publication of JPS56105187A publication Critical patent/JPS56105187A/ja
Publication of JPS5920913B2 publication Critical patent/JPS5920913B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内面にシリコーン処理を施したホースに関す
るものである。
従来、合成ゴム又は軟質合成樹脂等から成るホース類を
金属パイプや合成樹脂製チューブ等(以下パイプ類とい
う)に装着、締結する場合、装着・組付け時に両者間で
生じる摩擦のために容易に作業が進まないという不具合
があつた。
また、組付後ホース類に配合された配合薬品や可塑剤等
の析出、滲出しもしくはホース類の劣化により、ホース
類と相手パイプ類との間で固着又は喰い付き現象が生じ
、このためホース類を着脱するときに無理に作業せざる
を得なく、ホースの切損やパイプ類に損傷を与える等の
不具合もみられた。更に、このパイプ類の損傷を防ぐ為
に、ホース類を切開してホース類を捨てる等の無駄があ
つたが、これらを防止する有効な手段は今迄のところな
かつた。本発明は上記のような欠点を解消するためのも
ので、ホース類の内面にシリコーン化合物をコーティン
グした後、加熱・乾燥し、焼付・硬化を行い、ホース内
面に非接着性、高滑性を有するシリコーン化合物のコー
ティング皮膜(以下シリコーン皮膜と略記する)を形成
し、これによりホース類と相手配管パイプ類との締結部
におけるホース類の着脱作業を容易にし、同時にホース
類の着脱に伴うこれらホース類の損傷や相手パイプ類の
破損・変形等の防止を図ることを目的とするものである
。本発明で用いるホースは、合成ゴム又は軟質合成樹脂
で製造されたものであり、特に、ニトリルゴム、エピク
ロルヒドリンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプ
レンゴム、スチレンブタジエンゴム、ウレタンゴム、軟
質塩化ビニル樹脂、ナイロン製のものが好ましい。
また、シリコーン化合物としては、前記ホース母材と反
応性に富む活性基を有する、例えば変成シリコーン、シ
リコーンゴムディスパージョン、RTV(RoomTe
mp■eratureVulcani2ation:室
温加硫)シリコーンゴムディスパージョン、シリコーン
オイルエマルジョン、シリコーンオイルワニス等に適宜
硬化剤を配合したものが用いられる。硬化剤としては、
通常用いられるRC−1(トーレシリコン社製、商品名
)CatalystPC3CatalystPA(信越
シリコン社製、商品名)等々で、配合割合はホースの材
質及び用途によつて異るが、シリコーン化合クー物10
0重量%に対して0.5〜5重量%程度である。
ホース内面をシリコーン処理する方法は、例えば次のよ
うにして行われる。
第1図は、本発明シリコーン皮膜形成ホースの拡大側面
図である。図に示すように、合成ゴム又は軟質合成樹脂
等によつて成形されたホース母材1の内面2に、硬化剤
を適量混合したシリコーン化合物溶液(濃度0.5〜1
0%)を、例えば内径4m1のホースでその長さ1m当
り0.5〜5CC注入した後、高圧空気をシリコーン化
合物溶液注入側より他端に向けて吹込むとか、或いはホ
ースの肉厚と同じ隙間に調節した2本の金属ローラーも
しくはゴムローラーによつて絞り出して、ホース母材内
面2に1〜200μ、好ましくは5〜50μ厚のシリコ
ーン皮膜3を形成し、更に室温〜150℃の乾燥炉中に
て120〜10分間程加熱処理して硬化する。シリコー
ン皮膜3をホース内面に形成する部分は、相手パイプ類
との締結部分のみでもよいし、更に広範囲の長さにわた
つてシリコーン皮膜を形成してもよい。このようにして
得られた本発明ホースは、ホース母材1の内面2にシリ
コーン皮膜3が形成されているため、ホース母材1に配
合された配合薬品、可塑剤等の析出、滲出しや、ホース
母材1の劣化が原因となつて生じるホース母材1と相手
配管パイプ(図示せず)との固着、喰い付きを防止する
ことができ、配管の修理、保全時に容易かつ迅速にホー
スを取り外すことができ、ホースの損傷、パイプの破損
防止にも有効である。
次に、試験例を用いて本発明ホース及び従来のホースの
性能を比較する。
試験例 1 下記の成分から成るシリコーン化合物A,b,cをそれ
ぞれ調製し、エピクロルヒドリンゴム製ホースの内面に
それらのシリコーン化合物A,b,cを塗布し、それぞ
れ同一の厚さ2〜10μとなるように加熱・乾燥後、焼
付・硬化する。
得られたホースをそれぞれA,B,Cとする。次に、上
記と同種の母材からなり、シリコーン皮膜を有しないホ
ースDを比較例として用意する。
これらのホースA,B,C,゛Dを各種の相手パイプと
締結し、150℃で24時間老化後、ホース取外し時に
要した引き抜き荷重(Kg)を測定する。締結パイプは
、真ちゆうI(快削黄銅棒切削φ4.5)、真ちゆう川
(快削黄銅棒切削φ5.0)、及び6−6ナイロン製の
ものを用いる。結果を第2図に示す。試験例 2 前記試験例1で得られたホースC.(5Dを用いて、そ
れぞれのホースと締結パイプの老化温度とホース取外し
時のホース破損時間の関係を調べる。
締結相手パイプは、6−6ナイロン製のものを用いる。
結果を第3図に示すが、図から明らかなように、本発明
ホースCはシリコーン皮膜を有しない従来ホースDに比
べて老化温度が下がるに従い明らかにそのホース破損時
間が延びる。本発明によれば、ホース母材の内面に形成
したシリコーン化合物の皮膜は、ホース母材と締結され
る相手パイプとの間に障壁を作り、ホース母材に配合さ
れた配合薬品、可塑剤とかホース母材の劣化によるホー
ス母材と締結される相手パイプの固着・喰い付き現象を
防止し、試験例1に示すように、締結部に於いて相手パ
イプよりホースを抜く力が小さくて済み、取り外しが簡
単になるばがりでなく、試験例2のように取り外し作業
に伴うホースの損傷、パイプの破損・変形防止効果があ
る。
更に、シリコーン化合物を用いて皮膜を形成するため、
その良潤滑性により、ホースを相手パイプに装着すると
き挿入荷重も小さくなるため作業性が良くなり、該作業
に伴うホースの損傷、パイプの破損、変形防止が可能と
なり、ホースや相手パイプの使用寿命を延ばす等の二次
効果もある等、本発明は種々の利点を有するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ホースの拡大側面図、第2図は試験例1
の結果を示すグラフ、第3図は試験例2の結果を示すグ
ラフ、を表わす。 図中、1 ・・・・・・ホース母材、2・・・・・・ホ
ース内面、3・・・・・・シリコーン化合物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 合成ゴム又は軟質合成樹脂等から成るホース母材内
    面に非接着性、高滑性を有するシリコーン化合物のコー
    ティング皮膜を形成したことを特徴とする内面シリコー
    ン処理ホース。
JP55007246A 1980-01-24 1980-01-24 内面シリコ−ン処理ホ−ス Expired JPS5920913B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP55007246A JPS5920913B2 (ja) 1980-01-24 1980-01-24 内面シリコ−ン処理ホ−ス

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JP55007246A JPS5920913B2 (ja) 1980-01-24 1980-01-24 内面シリコ−ン処理ホ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56105187A JPS56105187A (en) 1981-08-21
JPS5920913B2 true JPS5920913B2 (ja) 1984-05-16

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ID=11660652

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JP55007246A Expired JPS5920913B2 (ja) 1980-01-24 1980-01-24 内面シリコ−ン処理ホ−ス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60500084A (ja) * 1982-12-15 1985-01-24 マンネスマン・アクチエンゲゼルシヤフト ワイヤドラムのレイングア−ム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60500084A (ja) * 1982-12-15 1985-01-24 マンネスマン・アクチエンゲゼルシヤフト ワイヤドラムのレイングア−ム

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