JPS592085B2 - 書込み増幅器 - Google Patents
書込み増幅器Info
- Publication number
- JPS592085B2 JPS592085B2 JP49024229A JP2422974A JPS592085B2 JP S592085 B2 JPS592085 B2 JP S592085B2 JP 49024229 A JP49024229 A JP 49024229A JP 2422974 A JP2422974 A JP 2422974A JP S592085 B2 JPS592085 B2 JP S592085B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- potential
- voltage
- current
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Digital Magnetic Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気記憶装置等において、磁気ヘッドのような
誘導性負荷を駆動する書込み増幅器に関する。
誘導性負荷を駆動する書込み増幅器に関する。
従来より磁気ヘッドのような誘導性負荷に高速スイッチ
ング電流を供給する場合、第1図に示すような電流切換
型の駆動回路を用いることが多い。
ング電流を供給する場合、第1図に示すような電流切換
型の駆動回路を用いることが多い。
第1図において、+VO、−V1、−V2、−V3は定
電圧源である。駆動回路トランジスタQ1、Q2の前段
トランジスタQ3、Q4が等周期でオン、オフを相互に
繰返し、その出力電流が抵抗R1 、R2に第2図に示
すようにトランジスタQ2のb点電位が−V4の時、ト
ランジスタQ、のベース電位が−V3となり、トランジ
スタQ2のb点電位が−V3の時、トランジスタQ、の
ベース電位が−V4となるような互いに反転関係にある
パルス電圧を発生させ、この抵抗R1 、R2に生ずる
電圧に応じて出力駆動トランジスタQ1、Q2が交互に
オン、オフを行う。すなわち、トランジスタQ2が導通
の時、トランジスタQ1のエミッタ電位ιコトランジス
タQ2のベース電位−V4よりベースエミッタ電圧VB
Eだけ低い値となり(1−V4−VBE1<1−V31
)トランジスタQ、のベース電位が−V3であるためト
ランジスタQ、は逆バイアスとなりオフ状態となる。ト
ランジスタQ1、Q2の回路構成が対称である為同じ動
作を交互に繰返すことが可能である。今トランジスタQ
2のベース電圧(第1図のb点)が高レベルの時(−V
4とする。
電圧源である。駆動回路トランジスタQ1、Q2の前段
トランジスタQ3、Q4が等周期でオン、オフを相互に
繰返し、その出力電流が抵抗R1 、R2に第2図に示
すようにトランジスタQ2のb点電位が−V4の時、ト
ランジスタQ、のベース電位が−V3となり、トランジ
スタQ2のb点電位が−V3の時、トランジスタQ、の
ベース電位が−V4となるような互いに反転関係にある
パルス電圧を発生させ、この抵抗R1 、R2に生ずる
電圧に応じて出力駆動トランジスタQ1、Q2が交互に
オン、オフを行う。すなわち、トランジスタQ2が導通
の時、トランジスタQ1のエミッタ電位ιコトランジス
タQ2のベース電位−V4よりベースエミッタ電圧VB
Eだけ低い値となり(1−V4−VBE1<1−V31
)トランジスタQ、のベース電位が−V3であるためト
ランジスタQ、は逆バイアスとなりオフ状態となる。ト
ランジスタQ1、Q2の回路構成が対称である為同じ動
作を交互に繰返すことが可能である。今トランジスタQ
2のベース電圧(第1図のb点)が高レベルの時(−V
4とする。
1−V4j<1−V31)トランジスタQ2は導通(第
2図中の斜線部分)となり巻線Liに矢印経路で電流が
流れる。
2図中の斜線部分)となり巻線Liに矢印経路で電流が
流れる。
このとき、誘導負荷であるためa点にお△Iいて電流の
流れ始めの時点でe二ーL−ー(Lは△を自己インダク
タンス値)で導かれる大きな負方向のパルス状電圧が発
生する。
流れ始めの時点でe二ーL−ー(Lは△を自己インダク
タンス値)で導かれる大きな負方向のパルス状電圧が発
生する。
この誘導よつて発生する一時的な電圧レベルを−V5と
する。この電圧波形は時間の経過と共に減少し、最終的
には0Vに対するトランジスタQ2のコレクタ(a点)
の電位は、巻線の直流抵抗により発生する−V5となる
。誘導性の負荷に立上りの速い電流を流すためにはa点
の負方向パルス状電圧−V5がb点の電位−V4を越え
て更に負電位となることのないようにしなければならな
い。
する。この電圧波形は時間の経過と共に減少し、最終的
には0Vに対するトランジスタQ2のコレクタ(a点)
の電位は、巻線の直流抵抗により発生する−V5となる
。誘導性の負荷に立上りの速い電流を流すためにはa点
の負方向パルス状電圧−V5がb点の電位−V4を越え
て更に負電位となることのないようにしなければならな
い。
(第2図の−V/5破線図示の如くとなること)即ちト
ランジスタQ2のコレクタ電位がベース電位よりも負電
位となる時トランジスタQ2は逆バイアス状態となるが
、このような逆バイアスとなる程の過飽和状態にしては
ならない。この飽和の起つた時の巻線に対する駆動形式
は定電流型ではなく、a点の電位の最下限はb点の電位
ないしは−V3を大きくこえることはなく定電圧型とな
る。これは電流の立上り時間を著しく遅くする原因とな
る。なぜならば第3図のような定電圧型回路で巻線Lを
駆動する場合のL電流の立上り時定数tはt=−で決ま
り第1図のR回路では、R=0(巻線L1の純抵抗Rは
極少である)であるため立上り時間が極端に長くなる。
ランジスタQ2のコレクタ電位がベース電位よりも負電
位となる時トランジスタQ2は逆バイアス状態となるが
、このような逆バイアスとなる程の過飽和状態にしては
ならない。この飽和の起つた時の巻線に対する駆動形式
は定電流型ではなく、a点の電位の最下限はb点の電位
ないしは−V3を大きくこえることはなく定電圧型とな
る。これは電流の立上り時間を著しく遅くする原因とな
る。なぜならば第3図のような定電圧型回路で巻線Lを
駆動する場合のL電流の立上り時定数tはt=−で決ま
り第1図のR回路では、R=0(巻線L1の純抵抗Rは
極少である)であるため立上り時間が極端に長くなる。
従つて出力駆動トランジスタが過飽和とならないように
b点の電位を充分に低くする必要があるが、一方スイツ
チング完了後の直流動作状態のa点の電位は前述の如く
ほぼ0に近い値となる。この時の出力,駆動トランジス
タの消費電力Pは定電流源回路の供給電流をIとし、抵
抗Rl,R2の両端電圧降下が充分小さいものとすれば
、P二1×V3となり通常高速スイツチングトランジス
タの電力限界をこえる場合が多い。また電流のオフ時の
巻線L,(a点)に生ずる正方向のフライバツク電圧+
V7が出力,駆動トランジスタQ2のコレクタに加わる
ため、b点の電位ないしは−V3を大きく下げることは
許容電圧の点からも困難である。一般に高速性を要求す
るトランジスタは、許容電力、許容電圧を充分に大きく
することが困難であるため、トランジスタの飽和を防ぐ
ことと、電力、電圧条件を満すことは両立しない。本発
明の目的は誘導性負荷の駆動回路において、許容電力、
許容電圧の条件を満しながら電流の立上り特性を改善す
ることである。
b点の電位を充分に低くする必要があるが、一方スイツ
チング完了後の直流動作状態のa点の電位は前述の如く
ほぼ0に近い値となる。この時の出力,駆動トランジス
タの消費電力Pは定電流源回路の供給電流をIとし、抵
抗Rl,R2の両端電圧降下が充分小さいものとすれば
、P二1×V3となり通常高速スイツチングトランジス
タの電力限界をこえる場合が多い。また電流のオフ時の
巻線L,(a点)に生ずる正方向のフライバツク電圧+
V7が出力,駆動トランジスタQ2のコレクタに加わる
ため、b点の電位ないしは−V3を大きく下げることは
許容電圧の点からも困難である。一般に高速性を要求す
るトランジスタは、許容電力、許容電圧を充分に大きく
することが困難であるため、トランジスタの飽和を防ぐ
ことと、電力、電圧条件を満すことは両立しない。本発
明の目的は誘導性負荷の駆動回路において、許容電力、
許容電圧の条件を満しながら電流の立上り特性を改善す
ることである。
以下第4図を参照して本発明の一実施例を説明する。
第4図の回路は第1図の回路に対してトランジスタQl
,Q2のバイアス電源−V3の代りに高低抗R3を介し
て−V8という十分低い電圧源を接続する点で異なる。
,Q2のバイアス電源−V3の代りに高低抗R3を介し
て−V8という十分低い電圧源を接続する点で異なる。
第5図に第4図の実施例による各部の波形図を示す。こ
の回路において、巻線L1△1により前述した誘導起電
力(e−一L−)とし△tて導かれる負方向パルス電圧
が出力,駆動トランジスタQ2のベース電位より下がる
程度に大きいと出力1駆動トランジスタQ2は過飽和と
なる。
の回路において、巻線L1△1により前述した誘導起電
力(e−一L−)とし△tて導かれる負方向パルス電圧
が出力,駆動トランジスタQ2のベース電位より下がる
程度に大きいと出力1駆動トランジスタQ2は過飽和と
なる。
この時、一時的にベース電位より、コレクタ電位が低く
なるため、ベースよりコレクタ側が順バイアスとなり、
ベース電位はコレクタ電位の変化に応じた電位となりベ
ース電位b点も負方向パルス電圧とともに下がる。しか
しながら高い抵抗R3と低い電位−V8のため、トラン
ジスタQ2が飽和した時、負荷LからトランジスタQ2
のコレクタ、ベース、R2,R3を介して−V8電源を
見た等価回路は結果的にこの瞬間の巻線の駆動形式は完
全な定電流1駆動型ではないが第1図の回路のような定
電圧駆動型に比べ、ベース電圧がフローテイングである
ため、第6図に示す様にトランジスタQ2のベース電流
が破線で示される従米のものに比較して、実線に示すよ
うにシヤープになる為、負荷Lに流れる電流も破線で示
される従来のものに比べ、実線で示すようにシヤープに
なる。このように電流の立上りの速さの改善が得られる
。誘導負荷のフライバツク電圧−V/sによりトランジ
スタQ2も一時的に飽和するためb点の電位−V74が
瞬間的に下がるが、これと同時にc点の電位−Vへも下
がるため、抵抗R,,R2の両端の電位差即ち2個の出
力駆動トランジスタQl,Q2のベース電位の相対的な
差は保存さわるため誤動差のおこる可能性はない。また
、抵抗R3の追加により飽和が許容されるため、直流的
な出力1駆動トランジスタのコレタターエミツタ間電圧
は小さくすることが可能となり、消費電力も小さくなり
、従つてより高速のトランジスタの使用が可能となる。
以上の説明の如く本発明によれば、許容電力および電圧
の条件を満足しながら立上り特性の良い誘導性負荷の駆
動回路が得られる。
なるため、ベースよりコレクタ側が順バイアスとなり、
ベース電位はコレクタ電位の変化に応じた電位となりベ
ース電位b点も負方向パルス電圧とともに下がる。しか
しながら高い抵抗R3と低い電位−V8のため、トラン
ジスタQ2が飽和した時、負荷LからトランジスタQ2
のコレクタ、ベース、R2,R3を介して−V8電源を
見た等価回路は結果的にこの瞬間の巻線の駆動形式は完
全な定電流1駆動型ではないが第1図の回路のような定
電圧駆動型に比べ、ベース電圧がフローテイングである
ため、第6図に示す様にトランジスタQ2のベース電流
が破線で示される従米のものに比較して、実線に示すよ
うにシヤープになる為、負荷Lに流れる電流も破線で示
される従来のものに比べ、実線で示すようにシヤープに
なる。このように電流の立上りの速さの改善が得られる
。誘導負荷のフライバツク電圧−V/sによりトランジ
スタQ2も一時的に飽和するためb点の電位−V74が
瞬間的に下がるが、これと同時にc点の電位−Vへも下
がるため、抵抗R,,R2の両端の電位差即ち2個の出
力駆動トランジスタQl,Q2のベース電位の相対的な
差は保存さわるため誤動差のおこる可能性はない。また
、抵抗R3の追加により飽和が許容されるため、直流的
な出力1駆動トランジスタのコレタターエミツタ間電圧
は小さくすることが可能となり、消費電力も小さくなり
、従つてより高速のトランジスタの使用が可能となる。
以上の説明の如く本発明によれば、許容電力および電圧
の条件を満足しながら立上り特性の良い誘導性負荷の駆
動回路が得られる。
第1図は従来の誘導負荷1駆動回路を示す回路図、第2
図は第1図各部の波形図、第3図は定電圧型回路の電流
の立上りを説明するための回路図、第4図は本発明の一
実施例を示す回路図、第5図は第4図の各部の波形図、
第6図はトランジスタQ2のベース電流と負荷Lの電流
との関係を示す波形図である。 Ql,Q2,Q3,Q4・・・・・・スイツチングトラ
ンジスタ、Rl,R2,R3・・・・・・抵抗、L1・
・・・・・誘導性負荷。
図は第1図各部の波形図、第3図は定電圧型回路の電流
の立上りを説明するための回路図、第4図は本発明の一
実施例を示す回路図、第5図は第4図の各部の波形図、
第6図はトランジスタQ2のベース電流と負荷Lの電流
との関係を示す波形図である。 Ql,Q2,Q3,Q4・・・・・・スイツチングトラ
ンジスタ、Rl,R2,R3・・・・・・抵抗、L1・
・・・・・誘導性負荷。
Claims (1)
- 1 夫々反転関係にあるパルス信号を出力するスイッチ
ング回路と、該スイッチング回路の出力パルス信号を夫
々のベースに入力し、誘導負荷に対し電流切替型に接続
された2個のトランジスタから構成される駆動回路とを
具備した増幅器において、前記2個のトランジスタのベ
ースに同じ抵抗値の抵抗を夫々接続し、該抵抗の他端を
共通にして当該抵抗よりも抵抗値の大きな抵抗に接続し
、該抵抗の他端を低バイアス電源に接続したことを特徴
とする書込み増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49024229A JPS592085B2 (ja) | 1974-03-04 | 1974-03-04 | 書込み増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49024229A JPS592085B2 (ja) | 1974-03-04 | 1974-03-04 | 書込み増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50119616A JPS50119616A (ja) | 1975-09-19 |
JPS592085B2 true JPS592085B2 (ja) | 1984-01-17 |
Family
ID=12132422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49024229A Expired JPS592085B2 (ja) | 1974-03-04 | 1974-03-04 | 書込み増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS592085B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946918A (ja) * | 1972-08-21 | 1974-05-07 |
-
1974
- 1974-03-04 JP JP49024229A patent/JPS592085B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946918A (ja) * | 1972-08-21 | 1974-05-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50119616A (ja) | 1975-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4446440A (en) | Dual mode amplifier | |
JPH0833974B2 (ja) | 磁気ヘッド駆動回路 | |
JP2990889B2 (ja) | 磁気ヘッドドライブ回路 | |
JPH10145153A (ja) | 増幅回路 | |
JPS60180032A (ja) | ソレノイド駆動回路 | |
US7630616B2 (en) | Coil load driving circuit and optical disc device | |
JPS592085B2 (ja) | 書込み増幅器 | |
JPH0336336B2 (ja) | ||
US6185057B1 (en) | Method and apparatus for increasing the speed of write driver circuitry | |
JPH0253229A (ja) | インピーダンス負荷駆動回路 | |
US3127576A (en) | D.c. to a.c. converter with negative feedback stabilization | |
JPS6223060Y2 (ja) | ||
US4602323A (en) | Single-ended transformer drive circuit | |
KR100230410B1 (ko) | 머피 클램핑 트랜지스터를 이용한 라이트 드라이버 회로 | |
JPH04240917A (ja) | パルス信号処理回路 | |
JP2845322B2 (ja) | 磁界変調オーバライト方式における磁気ヘッド駆動回路 | |
JP2021177592A (ja) | D級増幅器 | |
JPH0570019U (ja) | パルス幅変調電力増幅器 | |
JPH0744407B2 (ja) | 電力増幅回路 | |
JPS62296790A (ja) | モ−タ駆動回路 | |
JPS6049369B2 (ja) | プッシュプル増幅回路 | |
JPS6223554B2 (ja) | ||
JP2000285405A (ja) | 磁気ヘッド駆動回路および磁気記録装置 | |
JPH0760994B2 (ja) | 電圧比較器 | |
JP2850928B2 (ja) | 増幅器 |