JPS59208043A - 耐食ハフニウム基合金およびその製造方法 - Google Patents
耐食ハフニウム基合金およびその製造方法Info
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- JPS59208043A JPS59208043A JP58083609A JP8360983A JPS59208043A JP S59208043 A JPS59208043 A JP S59208043A JP 58083609 A JP58083609 A JP 58083609A JP 8360983 A JP8360983 A JP 8360983A JP S59208043 A JPS59208043 A JP S59208043A
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- hafnium
- corrosion
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は原子炉の制御棒など耐食性を要求される材料と
して用いられる耐食ハフニウム基合金およびその製造方
法に関するものである。
して用いられる耐食ハフニウム基合金およびその製造方
法に関するものである。
ハフニウムは熱中性子吸収断面積は必ずしも大きくはな
いが、共鳴エネルギー領域に多数のピークを有し、この
ため原子炉の制御棒として有効な核的性質を有している
と共に、優れた加工性と高温高圧水蒸気中でも良好な耐
食性を有するものである。さらに近年、軽水炉の発達と
トモニ、ジルコニウム生産の副産物としてのハフニウム
の生産量も増加しているなどの理由から、ハフニウムを
原子炉の制御棒として利用することが注目されてきた。
いが、共鳴エネルギー領域に多数のピークを有し、この
ため原子炉の制御棒として有効な核的性質を有している
と共に、優れた加工性と高温高圧水蒸気中でも良好な耐
食性を有するものである。さらに近年、軽水炉の発達と
トモニ、ジルコニウム生産の副産物としてのハフニウム
の生産量も増加しているなどの理由から、ハフニウムを
原子炉の制御棒として利用することが注目されてきた。
しかしγSがらハフニウムは長時間原子炉内に装荷して
制御棒として使用すると、その使用末期において、いわ
ゆるノジーラーコロー′)ヨンと呼ばれる腐食反応によ
る白色腐食生成物が、その表面に斑点状に生成してくる
ことがある。
制御棒として使用すると、その使用末期において、いわ
ゆるノジーラーコロー′)ヨンと呼ばれる腐食反応によ
る白色腐食生成物が、その表面に斑点状に生成してくる
ことがある。
これはハフニウムが高温水と反応し、生成された水素が
基材と表面の酸化膜との間に蓄積して腐食生成物を形成
するものである。この腐食生成物は経時的に表面に蓄積
し、遂には表面から剥離すると、制御棒の強度低下を招
く虞れがある。
基材と表面の酸化膜との間に蓄積して腐食生成物を形成
するものである。この腐食生成物は経時的に表面に蓄積
し、遂には表面から剥離すると、制御棒の強度低下を招
く虞れがある。
また生成された水素が金属内部に侵入すると、ハフニウ
ムの水素化物が形成され、これが表面と垂直方向に形成
されると、連続した水素化物(rCよるいわゆる水素脆
性の問題が起ると考えられる。
ムの水素化物が形成され、これが表面と垂直方向に形成
されると、連続した水素化物(rCよるいわゆる水素脆
性の問題が起ると考えられる。
しかも、剥離した腐食生成物も中性子吸収能力を有する
ため、もしこれが冷却水中に浮遊すると中性子を吸収す
るため、炉全体の出力の低下を招くと共に、制御しにく
くなることも予想される。
ため、もしこれが冷却水中に浮遊すると中性子を吸収す
るため、炉全体の出力の低下を招くと共に、制御しにく
くなることも予想される。
本発明者らはハフニウムの水蒸気環境下におけるノジュ
ラーコロージョンによる腐食原因およびそのメカニズム
を研究したところ、高温水とハフニウムとが反応して酸
化物を形成する際に生成される水素イオンと電子が重要
な役割を果すことが明らかになった。
ラーコロージョンによる腐食原因およびそのメカニズム
を研究したところ、高温水とハフニウムとが反応して酸
化物を形成する際に生成される水素イオンと電子が重要
な役割を果すことが明らかになった。
まずハフニウムの表面においては、水は次式のように解
離してプロトンと酸素イオンになる。
離してプロトンと酸素イオンになる。
2H20→4I(” + 202−・・・・・・・・・
・・0次にこの酸素イオンがハフニウムと反応して酸化
物と電子を生成する。
・・0次にこの酸素イオンがハフニウムと反応して酸化
物と電子を生成する。
Hf + 202− −→Hf0z + 4e−・・・
・・・・・・・・■この電子と、ハフニウムの表面に残
っているプロトンとが結合して水素が生成される。
・・・・・・・・■この電子と、ハフニウムの表面に残
っているプロトンとが結合して水素が生成される。
4H++ 4e−→ 2H2・・・・・・・・・・・■
従って初期の段階では■式によりハフニウムの表面に酸
化層HfO2が形成されると共に0式によりハフニウム
の表面で水素も発生する。しかし酸化反応が進行し、酸
化層が次第に厚くなるにつれて、■式の反応はハフニウ
ムと酸化層との界面で起るようになる。しかるに酸化層
は’i’(J気伝導性が悪いため、電子が表面に出れず
、逆にプロトンがM化層を拡散してきて酸化層とハフニ
ウムとの界面で0式の反応が進みここで水素が発生する
。本発明者らは、この水素が酸化層とハフニウムとの界
面に次第に蓄積してきてノジュラーコロージョンの原因
となることを見い出した。
従って初期の段階では■式によりハフニウムの表面に酸
化層HfO2が形成されると共に0式によりハフニウム
の表面で水素も発生する。しかし酸化反応が進行し、酸
化層が次第に厚くなるにつれて、■式の反応はハフニウ
ムと酸化層との界面で起るようになる。しかるに酸化層
は’i’(J気伝導性が悪いため、電子が表面に出れず
、逆にプロトンがM化層を拡散してきて酸化層とハフニ
ウムとの界面で0式の反応が進みここで水素が発生する
。本発明者らは、この水素が酸化層とハフニウムとの界
面に次第に蓄積してきてノジュラーコロージョンの原因
となることを見い出した。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので優れた耐
ノジユラーコロ−ジョン性を有すると共に、水素脆化を
防止した嗣食ハフニウム基合金およびその製造方法を提
供するものである。
ノジユラーコロ−ジョン性を有すると共に、水素脆化を
防止した嗣食ハフニウム基合金およびその製造方法を提
供するものである。
本発明はノンニラ−コロ−ジョンの発生原因に基づき、
金属間化合物等の電気伝導性の良い析出物を金属組織内
に存在させることにより、酸化層に電気伝導性を持たせ
て、酸化層とハフニウムの界面で生成した電子を表面に
伝達して、この表面で水素を発生さぜることによりノジ
ーラーコロージョンと水素脆化の発生を防止したもので
ある。
金属間化合物等の電気伝導性の良い析出物を金属組織内
に存在させることにより、酸化層に電気伝導性を持たせ
て、酸化層とハフニウムの界面で生成した電子を表面に
伝達して、この表面で水素を発生さぜることによりノジ
ーラーコロージョンと水素脆化の発生を防止したもので
ある。
即ぢ本発明はハフニウム基に鉄0.005−13.5係
(以下引ま重量係を示す)、クロム0.005〜36.
8チニツケ/l/ 0.005〜14.1 %、ススo
、o 1〜28.5 %、ジルコニウムo、o11以上
の何れか少なくとも1種以上(但しジルコニワムの場合
は2種以上)を含有し、且つこれら合金添加元素の総量
が40%以下であるハフニウム基合金中に、合金成分元
素の金属間化合物または/および合金添加元素単独の析
出物が合金組織中に析出していることを特徴とする耐食
ハフニウム基合金を第1の要旨とするものである。
(以下引ま重量係を示す)、クロム0.005〜36.
8チニツケ/l/ 0.005〜14.1 %、ススo
、o 1〜28.5 %、ジルコニウムo、o11以上
の何れか少なくとも1種以上(但しジルコニワムの場合
は2種以上)を含有し、且つこれら合金添加元素の総量
が40%以下であるハフニウム基合金中に、合金成分元
素の金属間化合物または/および合金添加元素単独の析
出物が合金組織中に析出していることを特徴とする耐食
ハフニウム基合金を第1の要旨とするものである。
更に本発明は、上記組成のハフニウム基合金なβ領域か
らα領域に急冷して、合金組織中に、合金成分元素の金
属間化合物または/および合金添加元素単独の析出物を
均一に分散または/および連鎖した状態に析出させるこ
とをt(号機とする耐食ハフニウム基合金の製造方法を
第2の要旨とするものである。
らα領域に急冷して、合金組織中に、合金成分元素の金
属間化合物または/および合金添加元素単独の析出物を
均一に分散または/および連鎖した状態に析出させるこ
とをt(号機とする耐食ハフニウム基合金の製造方法を
第2の要旨とするものである。
以下本発明の詳細な説明すると、合金添加元素のうち鉄
、クロム、ニッケル、スズは本発明合金の機械的強度を
向上させると共に耐ノジユラーコロ−ジョン性を改善す
る作用をなすものである。またその添加量は夫々の下限
値未満では金属間化合物等の析出が十分に行われず、ま
た上限値を越えると、逆に機械的強度が低下すると共に
、耐ノジユラーコロ−ジョン性以外の一般の耐食性に悪
影響を及ぼすので、夫々上記範囲に限定した。
、クロム、ニッケル、スズは本発明合金の機械的強度を
向上させると共に耐ノジユラーコロ−ジョン性を改善す
る作用をなすものである。またその添加量は夫々の下限
値未満では金属間化合物等の析出が十分に行われず、ま
た上限値を越えると、逆に機械的強度が低下すると共に
、耐ノジユラーコロ−ジョン性以外の一般の耐食性に悪
影響を及ぼすので、夫々上記範囲に限定した。
またジルコニウムは、ハフニウムと同様に上記の鉄7ク
ロム、ニッケル、スズと金属間化合物を形成し、耐ノジ
ユラーコロ−ジョン性と機械的強度を改善するものであ
る。なおジルコニウムの添加−歌は0.01%未満では
十分な金属間化合物が形成されず、また上限は/’%フ
ニウムと全率固溶するので特にその上限は設けていない
。
ロム、ニッケル、スズと金属間化合物を形成し、耐ノジ
ユラーコロ−ジョン性と機械的強度を改善するものであ
る。なおジルコニウムの添加−歌は0.01%未満では
十分な金属間化合物が形成されず、また上限は/’%フ
ニウムと全率固溶するので特にその上限は設けていない
。
しかしながら原子炉材として用いる場合(Cは、特に中
性子吸収能力の大きいことが必要であるので、鉄、ニッ
ケル、クロム、スズ、ジルコニウムと、どの様な組合わ
せ、または単独に(但しジルコニウムの場合には他の添
加元素と組合わせて)添加しても良いが合金添加元素の
総量が40係を越えないことが必要である。
性子吸収能力の大きいことが必要であるので、鉄、ニッ
ケル、クロム、スズ、ジルコニウムと、どの様な組合わ
せ、または単独に(但しジルコニウムの場合には他の添
加元素と組合わせて)添加しても良いが合金添加元素の
総量が40係を越えないことが必要である。
このような添加元素とハフニウムとからなる合金成分元
素の組合わせによる金属間化合物の例としては例えばH
fFe2. HfFe3. HfFe +1’(f2F
e + HfCr2. Hf2Ni * HfNi +
Hf、Ni11 +Hf、Nt1o、 Hf2N15
. Hf2Ni、 、 HfNi5. If(f5Sn
3+I−If5Sn4+ HfSn2+ HfSn +
Hf(Cr、Fe)z 、5n−Ni+ZrCr2
+ ZrFe2 r Zr(Cr、Fe)2t Zr−
8n等があり、また添カロ元素の単独の析出物としては
例えばSnが挙げられる。
素の組合わせによる金属間化合物の例としては例えばH
fFe2. HfFe3. HfFe +1’(f2F
e + HfCr2. Hf2Ni * HfNi +
Hf、Ni11 +Hf、Nt1o、 Hf2N15
. Hf2Ni、 、 HfNi5. If(f5Sn
3+I−If5Sn4+ HfSn2+ HfSn +
Hf(Cr、Fe)z 、5n−Ni+ZrCr2
+ ZrFe2 r Zr(Cr、Fe)2t Zr−
8n等があり、また添カロ元素の単独の析出物としては
例えばSnが挙げられる。
次に本発明合金を製造する方法について説明すると、上
記組成の合金をβ領域からα領域に急冷することにより
、合金成分元素の組合わせによる金属間化合物や合金成
分元素単独の析出物など微細な析出物が形成される。
記組成の合金をβ領域からα領域に急冷することにより
、合金成分元素の組合わせによる金属間化合物や合金成
分元素単独の析出物など微細な析出物が形成される。
この急冷方法としては、水冷、油冷なと200℃/秒程
度の極めて速い急冷を行なうことにより、第1図に示す
ようにハフニウム基台金l中に、金、;」5間化合物等
の徽細な析出物2が連釦した状4−1が得られる。また
アルゴンがスによる強制空Rなどの50℃/秒程度の急
冷を行な・うこと(τより2152図に示すように、ハ
フニウム基合金I中に、微細な析出物2が均一に分散し
/こ状態がイ]られる。なお急冷条件全適宜選択するこ
とにより、第1図と第2図を:組合わせた析出1ネコ2
の連SA析出と分1孜析膓の混合状態でも良い。また必
3ブに応じで焼鋪を行って急冷焼入れによる歪を除去し
ても良い。
度の極めて速い急冷を行なうことにより、第1図に示す
ようにハフニウム基台金l中に、金、;」5間化合物等
の徽細な析出物2が連釦した状4−1が得られる。また
アルゴンがスによる強制空Rなどの50℃/秒程度の急
冷を行な・うこと(τより2152図に示すように、ハ
フニウム基合金I中に、微細な析出物2が均一に分散し
/こ状態がイ]られる。なお急冷条件全適宜選択するこ
とにより、第1図と第2図を:組合わせた析出1ネコ2
の連SA析出と分1孜析膓の混合状態でも良い。また必
3ブに応じで焼鋪を行って急冷焼入れによる歪を除去し
ても良い。
このよ・うにして得られた本発明の耐食ハフニウム基合
金は、合金組織中に電気伝導性の優れた金)1・4間化
合物や合金添加元素単独の析出物=pが形成されている
ので、第1図および第2図に示すよ・)にハフニウム酸
化層3の成長により、これとハフニウム基合金1との界
面4で前記0式の反応により生成された電子が電気伝)
、q性に優れた析出物2により表面5に伝達され、ここ
でプロトンと結合して、上記0式による水素の生成が行
われる。
金は、合金組織中に電気伝導性の優れた金)1・4間化
合物や合金添加元素単独の析出物=pが形成されている
ので、第1図および第2図に示すよ・)にハフニウム酸
化層3の成長により、これとハフニウム基合金1との界
面4で前記0式の反応により生成された電子が電気伝)
、q性に優れた析出物2により表面5に伝達され、ここ
でプロトンと結合して、上記0式による水素の生成が行
われる。
従って水素の発生が界面4で行われず、表面5で行われ
るのでノジュラーコロージョンの発生がなく、また発生
した水素の金属組織内部への侵入がないので水素脆化も
防止することができる。なおこの効果は析出物が微細に
分散した状態よりも連鎖して析出した方が、大きい。
るのでノジュラーコロージョンの発生がなく、また発生
した水素の金属組織内部への侵入がないので水素脆化も
防止することができる。なおこの効果は析出物が微細に
分散した状態よりも連鎖して析出した方が、大きい。
才た添力日元素である鉄、クロム、ニッケル。
スズ等は金属間化合物等として析出する析出物のみなら
ず、合金全体にも固溶しているので、一般の耐食性も向
上させることができる。
ず、合金全体にも固溶しているので、一般の耐食性も向
上させることができる。
またハフニウムはその融点が〜2200℃、変態温度が
〜1740℃と高温であるが、合金添加元素である鉄、
クロム、ニッケル、スズを添加することにより、融点と
変態温度が低下する。
〜1740℃と高温であるが、合金添加元素である鉄、
クロム、ニッケル、スズを添加することにより、融点と
変態温度が低下する。
このため溶解が容易となると共に、低温でβ相からα相
への急冷が容易となる。
への急冷が容易となる。
またりぞ、クロム、ニッケル、スズを添力口することに
より機械的強度が向上し、原子炉の1b制御棒として用
いられた場合にも急激な制御棒の押入に伴う衝撃に対し
て十分に耐えイすると共に、上述の耐ノジユラーコロ−
ジョン性を長時間に亘って発揮し、しかも有効な中性子
吸収能力を併ぜて保持することができるものである。
より機械的強度が向上し、原子炉の1b制御棒として用
いられた場合にも急激な制御棒の押入に伴う衝撃に対し
て十分に耐えイすると共に、上述の耐ノジユラーコロ−
ジョン性を長時間に亘って発揮し、しかも有効な中性子
吸収能力を併ぜて保持することができるものである。
(実施例1)
鉄12裂、クロム5.0襲、ニッケル0.1%。
スズ10%と残部が/’tフニワムからなる合金を18
00℃に力ロ熱して、これ全毎秒50℃で急冷した。こ
のようにして得られた耐食/Xフニワム基合金を切断し
て顕微鏡観察したところ、第2図のように金属間化合物
など微細な析出物力3均一に分散した状態であった。
00℃に力ロ熱して、これ全毎秒50℃で急冷した。こ
のようにして得られた耐食/Xフニワム基合金を切断し
て顕微鏡観察したところ、第2図のように金属間化合物
など微細な析出物力3均一に分散した状態であった。
次に本発明合金のノジーラーコロージョン性を調べるた
め、水蒸気雰囲気中で7Jl]速腐食試=を行った。な
おこの試験条件Gま500℃、105kg/CJの高温
高圧水蒸気で行った。
め、水蒸気雰囲気中で7Jl]速腐食試=を行った。な
おこの試験条件Gま500℃、105kg/CJの高温
高圧水蒸気で行った。
また本発明合金と比較するために、ジルコニウム等の不
純物を含み純度が98係の何ら熱処理していない原子力
用ハフニウムについても、上記実施例と同様に水蒸気雰
囲気中で加速腐食試験を行った。
純物を含み純度が98係の何ら熱処理していない原子力
用ハフニウムについても、上記実施例と同様に水蒸気雰
囲気中で加速腐食試験を行った。
試1喋結果は第3図のグラフに示すように、本発明合金
は曲線aで示すように腐食による重量増加のカーブは緩
やかで、80日後の表面観察においてもノジュラーコロ
ージョンの発生は認められなかった。
は曲線aで示すように腐食による重量増加のカーブは緩
やかで、80日後の表面観察においてもノジュラーコロ
ージョンの発生は認められなかった。
これに対して原子力用ハフニウムは、曲線すで示すよう
に50日経過後、急激に重量が増加して1間食の進行が
認められ、試1険80日後の状態ではノジュラーコロー
ジョ/が表面に多数発生していた。
に50日経過後、急激に重量が増加して1間食の進行が
認められ、試1険80日後の状態ではノジュラーコロー
ジョ/が表面に多数発生していた。
(実施例2)
上記実施例1と同一組成のハフニウム基合金’t180
0℃に加熱して、これを毎秒200℃で常温まで急冷し
た後、更に980℃で焼鈍した。このようにして得られ
た耐食/Sフニワム基合金を切l祈して顕微鏡観察した
ところ、第1図に示すように金j、・4間化合物ノフ:
ど微細な析出物が粒界に沿って追いして析出してい7ヒ
。
0℃に加熱して、これを毎秒200℃で常温まで急冷し
た後、更に980℃で焼鈍した。このようにして得られ
た耐食/Sフニワム基合金を切l祈して顕微鏡観察した
ところ、第1図に示すように金j、・4間化合物ノフ:
ど微細な析出物が粒界に沿って追いして析出してい7ヒ
。
次にこの合金を上記実施例1と同一の条件で加速腐食状
1゛・jを行い、その結果を第3図のグラフに曲線Cで
示した。この結果、析出!1;9が連鎖したものは、そ
の腐食」i?)・デが更に少なく、優れた耐ノジユラー
コロ−ジョン性を有づ“ることか認められた。
1゛・jを行い、その結果を第3図のグラフに曲線Cで
示した。この結果、析出!1;9が連鎖したものは、そ
の腐食」i?)・デが更に少なく、優れた耐ノジユラー
コロ−ジョン性を有づ“ることか認められた。
以上の結果から明らかな如く、本発明に係る耐食ハフニ
ウム基合金およびその製造方法によれば、f?れた耐ノ
ジュラーコロージョン仁ヲ有すると共に、水素脆化の防
止効果が大きく、特に原子炉の:it制御棒として顕著
な効果を有するものである。
ウム基合金およびその製造方法によれば、f?れた耐ノ
ジュラーコロージョン仁ヲ有すると共に、水素脆化の防
止効果が大きく、特に原子炉の:it制御棒として顕著
な効果を有するものである。
第1図は析出物を連鎖して析出した状態を示す本発明合
金の模式図、第2図は析出物を分散して析出した状態を
示す本発明合金の模式図、第3図は本発明合金と原子力
用ハフニウムとのノジュラーコロージョン刀fl ン:
:試F:心にょるp:iイこの進行状態を比較したグラ
フである。 I・・・ハフニウム基合金、2・・・析出物、3・・・
ハフニウム酸化層、4・・・界面、5・・・表面。
金の模式図、第2図は析出物を分散して析出した状態を
示す本発明合金の模式図、第3図は本発明合金と原子力
用ハフニウムとのノジュラーコロージョン刀fl ン:
:試F:心にょるp:iイこの進行状態を比較したグラ
フである。 I・・・ハフニウム基合金、2・・・析出物、3・・・
ハフニウム酸化層、4・・・界面、5・・・表面。
Claims (2)
- (1) ハフニウム基に鉄0.005〜13.5−な
世襲、ffi’fff 1以上の何れか少なくとも1種
以上(但しジルコニウムの場合は2種以上)を含有し、
且つこれら合金堆力1兄素の総量が40重量%以下であ
るハフニウム基合金中に、合金成分元素の金属間化合物
または/および合金添加元素元素単独の析出物が合金組
織中に析出していることケ特徴とする耐食ハフニウム基
合金。 - (2) ハフニウム基に鉄0.005〜13.5重量
係、クロム0.005〜36.8重量%、ニッケル0.
005〜14.1重量%、スズ0.01〜285重量%
、ジルコニウム0,011重量%上の何れか少なくとも
1狸以上(但しジルコニウムの場合は2種以上)を含有
し、且つこれら合金添加元素の総量が40重量%以下で
あるハフニウム基合金を、β領域からα領域に急冷して
、合金組織中に、合金成分元素の金属間化合物または/
および合金添加元素単独の析出物を均一に分散、または
/および連鎖した状態に析出させることを特徴とする耐
食ハフニウム基合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58083609A JPS59208043A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 耐食ハフニウム基合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58083609A JPS59208043A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 耐食ハフニウム基合金およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59208043A true JPS59208043A (ja) | 1984-11-26 |
JPS6239222B2 JPS6239222B2 (ja) | 1987-08-21 |
Family
ID=13807224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58083609A Granted JPS59208043A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 耐食ハフニウム基合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59208043A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0273944A (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-13 | Toshiba Corp | 耐食性材料 |
EP1037214A1 (en) * | 1999-03-16 | 2000-09-20 | Hitachi, Ltd. | A hafnium alloy having high corrosion resistance, neutron absorber for reactor control rods made of same, reactor control rod, reactor and nuclear power generation plant |
CN1102668C (zh) * | 1998-03-19 | 2003-03-05 | 株式会社日立制作所 | 铪合金和使用了该合金的核反应堆控制棒用中子吸收体 |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP58083609A patent/JPS59208043A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6239222B2 (ja) | 1987-08-21 |
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