JPS5920748A - 遊戯乗物の乗客支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は遊園地等に設置されるジェットコースタ−や宙
返シコースターまたはその低軌道上あるいは空中を移動
する遊戯乗物において・乗客を立たせたままで支持する
乗客支持装置に関する。

近時本出願人はスタンディンダ（立席）ルーグコースタ
ーと仮称する遊戯乗物を開発し、すでに実用化されてい
る。この乗物は文字通シ乗物本体上に乗客を立たせたま
まの姿勢で保持し、このまま軌道上を急降下、旋回、宙
返シ走行するもので６Ｄ、従来のジェットコースタ−や
宙返りコースタ−のごとく乗客を座らせた姿勢１に保持
して走行するものに比べて、乗客の重心が高いゆえに不
安定感が増し、目線の位置も高いので無重力感が大幅に
増幅され、コースタ−としての醍醐味に優れている。

ところでこの棟スタンディングループコースタ−にあっ
ては、従来に増して走行中の乗客の安全を確保する必要
があることは言うまでもなく、乗客を立姿勢のまま保持
する身体安全弁え機構を備えている。しかしながらこの
種のコースタ−は乗客が立ったままの姿勢を保つゆえに
、急降下や急加速、旋回、宙返多時などに重力（Ｇ）の
急激な変化が発生し、このような重力の変化が乗客の脚
部、特に膝を始めとする関節部に加えられ、大きな負担
をかけることが心配される。

本発明はこのような事情にもとづきなされたもので、そ
の目的とするところは、重力の変化にもとづき乗客の脚
部に無理な負担が加わらないように緩衝機能をもつ遊戯
乗物の乗客支持装置を提供しようとするものである０ す゛なわち本発明は、乗客が立って乗るステップおよび
乗客を立ったままの姿勢で安全に支持する身体支え機構
を緩衝装置によって支持することにより、重力の変化を
吸収緩和させるようにしたことを％徴とする。

以下本発明の一実施例を図面にもとづき説明する。本実
施例における遊戯乗物はスタンディングループコースタ
−を挙げて説明するが、その他の遊戯乗物においても同
様の主旨でよい。

まず第１図で概略を説明すると、１は軌道であ月この軌
道１には複数個づつの車輪２・・・をブｒして走行する
台車、すなわち乗物本体３・・・が設けられている。こ
れら乗物本体３上には乗客が立ったｉまの姿勢で乗れる
乗客支持装置４が設けられている。

乗客支持装置４の構成を第２図以下の図面にもとづき詳
述する。乗物本体３には支柱５が垂直に立設されている
。支柱５は角形パイプ等がらなシ、昇降体６を昇降自在
に支持している。

昇降体６はスライドアーム７を介して上記支柱５に上下
動自在に支持されておシ、前面にステップ８を一体的に
備えているとともに、上面に後述する高さ調整−用ロッ
クシリンダ９のビ２トンロッド１０を立設しである。ス
テップ８には乗客Ａが立ったままの姿勢で乗ることがで
きるようになっている。

上記ロックシリンダ９は他のスライドアーム１１．１２
を介して前記支柱５に昇降移動自在に支持されている。

このシリンダ９内に摺動自在に嵌挿されたピストン１３
は上記昇降体６がら延びたピストンロッド１０に連結さ
れている。

ピストン１３によって区割された上記ロックシリンダ９
内の上部圧力室１４ｍに作動油を送シ込むとピストンロ
ッド１０が下向きに伸長し、コレにより昇降体６、換言
すれはステップ８と、シリンダ９の上下方向の相対的距
離が太きくなシ、また下部圧力室１４ｂに作動油を圧入
すれば、逆にステップ８とシリンダ９の上下方向の相対
距離が小さくなる。そしてこれら上部圧力室１４ｇおよ
び下部圧力室１４ｂへの作動油の出入シを停止するとピ
ストン１３が停止されるのでステップ８とシリンダ９の
相対的位置がロックされる。

上記シリンダ９の前面にはアーム１５，１６゜１７を介
して身体支え機構１８が取シ付けられている。身体支え
機構１８は、背受け１９と、この背受け１９の左右両側
に設けられた身体挟持具２０．２０および腰掛は台２１
とで構成されている。背受け１９は、たとえは鋼板の全
面をゴム等のクッション材で被ったもので、前記ステッ
プ８に立った乗客Ａが第４図に示すように背部および後
頭部を押し邑てることができるようになっている。該背
受け１９は上記アーム１５．１６を介してシリンダ７に
固定されている。

身体挾持具２０，２０は背受け１９の左右両側に位置し
て前方に向って突出するように配置されている。左右一
対の身体挾持具２０，２０はそれぞれ１本のパイプを略
長円形に曲成してなる骨材２０ａの外周にゴム等のクッ
ション材２０ｂを全面に亘って被層せしめたもので、前
面側に握シバ−２８，２８を有している。これら身体挾
持具２０，２０は、上記背受け１９の左右側方に突設さ
れた支持アーム２２．２２に取り付けた軸受部２３．２
３に対して回動自在に枢支されている。このため身体挾
持具２０゜２０は互に左右方向へ開閉できるように支持
されている。背受け１９に背中および後頭部を押し当て
た乗客Ａは腕部を身体挾持具２０，２０に通して左右の
手で握シバ−２８，２８を握持し、身体挾持具２０，２
０を両腕で引き寄せるごとく閉じる方向へ回動させると
、身体挾持具２０．２０が乗客Ａの左右肩部と脇腹部分
に当接して乗客Ａの身体を挾み込むことができるように
なっでいる。身体挾持具２０，２０は後方レバー２４．
２４を一体に有し、これら後方し／４−２４．２４は第
４図にも示されるリンクレバー２５，２５に連結されて
いる。リンクレバー２５，２５は背受け１９の背面に回
動自在に支持された回動板２６に連結されている。この
回動板２６は背受け１９の背面に固定された安全ロック
用油圧シリンダ２７に連結されている。

安全ロック用油圧シリンダ２７は、上記乗客Ａが身体挾
持具２０，２０を所望位置に回動させて身体を挾持した
のち油圧回路（図示しない）を閉じて身体挾持具２０，
２０の回動を阻止するようにロックする。

腰掛は台２１は前記アーム１７を介してシリンダ７に固
定されている。この腰掛は台２１は、ステップ８に立っ
た乗客Ａがその背部を浅く乗せ得るように、自転車のサ
ドル等のごとき形態をなしている。なおこの腰掛は台２
１には乗客Ａが深く座るものではなく、乗客人はステッ
プ８に立った′１．ま腰掛は台２１にょシ腰部が沈み込
むのを防止する支え手段となっている。

しかして、上記構成の身体支え機構１８／ｄ高さ調整メ
用ロックシリンダ９に取シ付けられているので、ロック
シリンダ９がロック状態である場合にはステップ８と一
体的に固定される。

つまシ身体支え機構１８とステップ８は昇降体６を介し
て一体的に固定される。このような昇降体６には緩衝装
置３ｏが設けられる。緩衝装置３０はたとえば油圧シリ
ンダ３１からなシ、この油圧シリンダ３１を乗物本体３
に連結しであるとともに、このシリンダ３１内のピスト
ン３２に連結されたピストンロッド３３を上記昇降体６
に連結しである。上記緩衝シリンダ３゜の上記ピストン
３２の下面側に形成された油圧室３４は、流量調整弁３
５を介してアキュムレータ３６に連通されている。

このような構成による実施例の作用について説明する。

まず被数台の乗物本体３・・・連結編成したスタンディ
ングループコースタ−がプラットホームに入って停止し
ている状態で、各ステップ８・・・に乗客を１人づつ釆
り込ませる。乗客Ａは腰掛は台２ノを跨ぐようにし、か
つ立ったままの姿勢で自分の背中および波頭部を背受け
１９に押し当てて前向きに立つ。この際腰掛は台２１が
股の下に当るように、背受け１９および腰れ［け台２１
を上下に＃動調節する。このような高さ調歪ののち、乗
客Ａは左右の身体挾持具２０゜２０に左右の腕を通し、
この身体挟持具２０゜２０を抱え込むようにして内側に
引き寄せこれら身体挾持具２０，２０を両肩および両脇
部に当接させ、更に両手指で握りバー２８．２８を握持
する。しかして全ての乗客が上述のように搭乗して自己
の身体を支持したら、これを運行作業員が点検確認し、
しかるのち油圧回路をロックする。この油圧回路のロッ
クによりａさ調整〆用のロックシリンダ９がロックされ
て、背受り１９、身体挾持具ＩＱ、２０、腰掛は台２）
の上下方向への移動を阻止し、かつ安全ロック用油圧シ
リンダ２７もロックされて身体挾持具２０．２０の開き
を阻止する。これにより乗客人はステップ８に立ったま
まの姿勢で前後左右のいずれの方向にも倒さないように
保持される。

こうしてスタンディングループコースタ−１発進させ、
乗物本体３・・・を軌道１に沿って走行させる０急加速
や登多勾配の走行時には、乗客の背中および後頭部が背
受け１９に押し当てられて支承されるので危険なく安全
に立った姿勢を保ち得るとともに、左右の身体挾持具２
０゜２０によシ両肩および両脇部が押えられているので
腰から上が左右に動くこともなく、安全に支持されかつ
保護される。さらに下シ勾配で低速時期や急減速時にお
ける身体の前傾に対しては、身体挟持具２０．２０が互
に閉じているので身体の前傾を阻止し、かつ乗客は握り
・々−２１１，２８を手で突張ることによっても前傾を
阻止する。

しかして、下シ勾配を急降下して大きな加速度によシ身
体に体重の数倍の重力（Ｇ）が加えられるときには、単
に立ったままの姿勢で何の支持もないと上記大きな荷重
が直接的に乗客の脚に集中して加わるので人体構造上好
ましくない力ζ乗客は立上がった姿勢のまま腰掛は台１
７上に背部が乗っているので、該腰掛は台１７によシ上
記身体に加えられる荷重を支えることができる。またこ
の荷重は両腕が挿通されている身体挟持具２０．２０に
より脇の下でも支える。このため人体の脚部に無理な荷
重が作用せず安全である。そしてまた上記のような重力
（Ｇ）は、昇降体６を支えている緩衝装置３０によシ吸
収緩和する。すなわち、ステップ８、身体挾持具２０．
２０等に加えられる荷重は、昇降体６により支持するが
、この昇降体６はピストンロッド３３を介して緩衝シ３
リング３１のピストン３２に連結されているので、昇降
体６に加えられる荷ｌはシリンダ３１の油圧室３４内の
作動油を加圧する。この作動油の圧力上昇はアキュムレ
ータ３６の空気を押圧して圧縮させることにより吸収す
る。したがって大きな重力（Ｇ）を吸収緩和するので身
体に危険を及ばずことがない。

しかしてスタンディングループコースターノ走行中、い
ずれの場合にも乗客は立上がった姿勢。を安全に保持さ
れるので、目線の位置が高く、視野が広いことに加えて
立上がった姿勢の不安定感から得られるスリルと快感に
ょシ醍醐味を満喫することができる。

なお本発明は上記実施例に制約されるものでハナく、た
とえばスタンディングループコースタ−以外に空中回転
するループコースタ−やスクリューコースタ−、ジェッ
トコースタ−あるいは回転しながら浮き沈みしたり、昇
降移動するなどの種々の遊戯乗物に適用用能である。

また緩衝装置３ｏとしては油圧緩衝手段には限らず、空
気圧などのガス式のものあるいはスジリング式のもの、
これらの組合せによるものなどが実施ｎ」能である。

以上詳述したように本発明は、ステップおよび身体支え
機構を支持した昇降体と乗物本体との間に緩衝装置を設
けたので、走行中に大きな重力が加えられても該緩衝装
置によって上記重力を吸収緩和し、人体に多大な荷重を
負担させず安全であるとともに乗り心地も向上するなど
の利点がある０

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は概略的構成図
、第２図は要部の平面図、第３図は身体挾持具の開閉リ
ンク機構を示す説明図、第４図は一部断面して示す側面
図、第５図は背面図である０ １・・・軌道、３・・・乗物本体、５・・・支柱、６・
・・昇降体、８・・・ステップ、９・・・高さ調整〆用
ロックシリンダ、１８・・・身体支え機構、１９・・・
背受け、２０・・・身体挾持具、２１・・・腰掛は台、
３０・・・緩衝装置、３１・・・緩衝シリンダ、３６・
・・アキュム出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦
才１図 才２ｖＡ 才４図 第５図 ＝＝　＋＋　１１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 軌道上や空中等を移動する乗物本体に上下方向に沿って
   支柱を立設し、この支柱に昇降体を昇降動可能に設ける
   とともに、この昇降体と上記乗物本体との間に緩衝機構
   を介装し、上記昇降体には乗客が立姿勢で乗り込むステ
   ップを設けかつこの昇降体に上記立姿勢の乗客の身体を
   支持する身体支え機構を昇降動可能に連結し、この身体
   支え機構と上記昇降体との間にこの身体支え機構を乗客
   の身長に応じた高さに調整してロックするロック機構を
   設けたことを特徴とする遊戯乗物の乗客支持装置。