JPS59206496A - シヤンプ−組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は皮膚や毛髪に対する刺激性が緩和さし、カつヘ
アコンディショニング性に優れたシャングー組成物に関
する。

従来！り、シャンプーにはアルキルベンゼンヌルホン酸
ナトリウム、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキ
シエチレンアルキル硫酸塩等を界面活性剤として含有す
る。しかしこれらの界面活性剤は皮膚刺激性を有するた
め、その刺激を緩和するために、タンパク加水分解物、
アシル化タンパク加水分解物、アミノ酸等を添加するこ
とが捉案されているが、その効果は不充分であり、かつ
、上記添加物は臭気や色を有用物と糖アルコールエステ
ルとを配合すると泡の感触が良好で泡立ちを阻害せず毛
髪になめらかさを与え、しかも皮膚刺激性を緩和できる
ことを見出し、本発明を完成した。

すたわち、本発明のシャンプー組成物は洗浄用界面活性
剤を含有するシャンプー組成物にシラカバの樹皮及び／
又は木部の抽出物０．　ＯＯＯ５〜３００重量％と糖ア
ルコールエステル０．１〜２０．０重量％とを配合した
ことを特徴とする。

本発明のシャンプー組成物の一構成成分であるシラカバ
の樹皮及び／又は木部の抽出物はシラカバの樹皮及び／
又は木部を以下のように処理して得られる溶液である。

シラカバの樹皮及び／又は木部を細切し、自然乾燥する
。この乾燥品に水−エタノール混合溶媒を適当量加え、
１〜２週間浸漬した後、遠心分離する。この抽出液を数
日間冷暗所に静置した後、ろ過して得られる。

シラカバはカバツキ科シラカバ（Ｂｅｔｕｌａ　ａｌｈ
ａ）の学名を有する落葉高木である。

シラカバの樹皮及び／又は木部の抽出物はルパン系トリ
テルペンの１つであるベツリン（ｂｅｔｕｌｉｎ）、サ
ポニン、およびタンニンを多量に含有し、その他にも少
量の精油、ビター（苦味成分）、ｂｅｔｕｌｏｓｉｄ、
等を含有する。特に樹皮は１０％を越すベツリン、１５
％までのタンニンを含有している。

シラカバの樹皮及び／又は木部の抽出物の好ましい配合
量は１０５℃、６時間での蒸発残分に換算してシャンプ
ー組成物全体の０．０００５〜３０．０重量％、よシ好
ましくは０．０５〜１００重量条である。０．０００５
重量％未満では本発明の効果が発揮されにくく、３００
重量％を越える場合は製品の液透明性が経時により劣化
する。

本発明に用いられる糖アルコールエステルは下記一般式
で表わされる。

（但し、Ｒ１は糖残基、Ｒ２は炭素数１０〜１８のアル
キル基、そしてｎは１および／又は２の数を示す） Ｒ２の炭素数が９以下の場合には、泡の感触が劣り、炭
素数が１９以上では均一分散が不良となり、好ましく々
い。

糖はサッカローヌ、マルトーヌ、ラクトース等を包含す
る。

本発明において用いられる糖アルコールエステルは一般
に以下のようにして製造される。

即ち、ショ糖をジメチルホルムアミドに溶かし、脂肪酸
メチルエステルを加えて、アルカリ触媒の存在下減圧加
熱しエステル交換反応を行なう方法か、 又はショ糖をプロピレングリコールまたは水に溶解し、
脂肪酸層けんの存在下で脂肪酸エステルを微細粒子上に
分散させ、透明な乳化状態で反応させる方法を用いて製
造される。

糖アルコールエステルの配合量は好ましくはシャンプー
組成物全体の０．１〜２０．０重量％、より好ましくは
１，０〜１０．ｏ重量％である。

０、１重量％未満では効果が発揮されにくく、２０．０
重！チを越えると製品の色調が経時劣化する。

本発明のシャンプー組成物に用いられる界面活性剤は従
来よシ用いられているもの、例えば、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、ポリオキシエチレンサルフェート塩、ア
ルファオレフィンサルフェート塩等の陰イオン界面活性
剤：ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ホリオキシ
ェチレンアルキルフェノールエーテル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアシルエステル等の非
イオン系界面活性剤；第４級アンモニウム塩等の陽イオ
ン系界面活性剤；アルキルベタイン等の両性界面活性剤
を包含する。

本発明において、界面活性剤の好ましい配合量はシャン
プー組成物全体の３〜３０重量係である。また本発明の
シャンプーには無機又は有機ビルタ゛−：　ＣＭＣ、低
級アルコール、ｉ光染料。

着色剤、香料等の添加剤が必要に応じて配合されてもよ
い。

次に、本発明を以下の実験例に基づいてさらに具体的に
説明する。なお、それに先立って実験例で採用した試験
方法、評価方法の概要を説明する。

皮膚刺激性については、下記（１）　、　（２）の方法
を用い評価を行なった。

（１）皮膚刺激性 テスター１０名によシシャンプー組成物１チ水溶液（３
５℃）を用い、手゛による浸漬試験、即ち １分毎の浸漬−乾燥操作を１５回行ない、２４時間後皮
膚を視覚判定し、皮膚荒れの程度を判定する。

○：皮膚あれほとんどなし △：皮膚の角質表層に一部乾燥落屑性変化あシス２３割
以上に乾燥落屑性変化あシ （２）皮膚刺激性 皮膚刺激性の評価は牛血清アルブミンの分子楕円率（Ｂ
ＳＡ分子楕円率）をインジケーターとし、これを次の方
法で測定した。

ＢＳＡ分子楕円率測定法 牛血清アルブミン１００　ｐｐｍと各試料溶液を混合後
、５０ｍＭとなるよう燐酸ナトリウム緩衝液を添加し、
２５℃に於てＪＡＳＣＯＣＤ　Ｓｐｅｃｔｒｏｐ−ｅｌ
ａｒｉｍｅｔｅｒにて、円偏光二色性を測定し、分子楕
円率（のを求めた。ちなみに未変性の牛血清アルブミン
の分子楕円率は、１１．３　Ｘ　１０’　ｄｅｇ−ｄ４
ｅｅｉｍｏｌであった。

（表中の数値単位は−〔θ〕×１０−６で示す）また、
分子楕円率が牛血清アルブミンと同等であり、変性を示
さないものでは皮膚刺激もほとんどないことが確認され
ている。

起泡力 調整さまた’ｙ　−ｙ　＞　ｆ−組成物（７）６％水溶
液２０ｍＪ（２５℃）を１００灰ｌシリンダーに採取し
、人工汚こう、として液体ラノリン０．２２を加え、１
０秒間に２０回振盪し、１分後の泡容積（プ）を測定し
た。

泡の官能評価 頭髪を左右に２分し、それぞれ３Ｐの試料を取り泡立し
た後、泡の感触をポリオキ７エチレンアルキルエーテル
硫酸ナトリウム（ＡＥＳ−Ｎａ）を基準として、テスタ
ー１０名によシ総合判定する。

なお上記ＡＥＳ−Ｎａ　において、平均ＥＯ（エチレン
オキシド）付加モル数Ｐは３でオシ、アルキル基はＣ１
□／ｃ１３＝１／工である。

官能試験によシ評価する。即ち、洗浄、すすぎおよび乾
燥を行ならたのちの毛束（５ｐ、２０ｃｒｎ）の々めら
かさをンノウムドデシルサルフェート（ＳＤＳ）の２０
係水溶液を対照試料としてテスター２０名によシ一対比
較法により評価する。

評価基準　○：　ＳＤＳよシ評価品が明らかに優れる△
：　ＳＤＳよシ評価品がやや優れる ×：評価品がＳＤＳと同等 試験例 下記表に示す組成を有するシャンプー組成物を調製し、
性能を試験した。その結果を同表に示す。なお、配合量
は重量％であシ、そして※１〜＊５は下記の物質を示す
。

＊１：ヤシ油アルコール　硫酸エステルナトリウム（分
子量：３０５） ！２　：　Ｃ，４−α−オレフィンを無水硫酸でスルホ
ン化し、水酸化ナトリウムで中和および加水分解した試
料を使用（分子量：３０８）※３　：　ラ’；ｉリン酸
シュガーエステル（モノエステル／ジエステル−７７３
）＊４ニラクチトールラウリン酸モノエステル＊５：マ
ルチトールステアリン酸モノエヌテル＊６：５０％エタ
ノール溶液を使用。１０５℃、６時間での蒸発残分換算
値で添加量を表示。

表から明らかのように、比較例１〜４の組成物はシラカ
バの樹皮抽出物および糖アルコールエステルの両方を含
丑ないために、また比較例５〜７の組成物は糖アルコー
ルエステルを含まないために、いずれも性能が劣ってい
る。これに対して、本発明の組成物は上記両方の成分を
含有するためいずれも優れた性能を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗浄用界面活性剤を含有するシャンプー組成物にシラカ
   バの樹皮及び／又は木部の抽出物０．０００５〜３０．
   ０重量％と糖アルコールエステル０１〜２０．０重量％
   とを配合したことを特徴とするシャンプー組成物。