JPS59206314A - 血液製剤中の病原体不活化法 - Google Patents

血液製剤中の病原体不活化法

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JPS59206314A
JPS59206314A JP59089173A JP8917384A JPS59206314A JP S59206314 A JPS59206314 A JP S59206314A JP 59089173 A JP59089173 A JP 59089173A JP 8917384 A JP8917384 A JP 8917384A JP S59206314 A JPS59206314 A JP S59206314A
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Immuno AG fuer Chemisch Medizinische Produkte
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    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/0005Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor for pharmaceuticals, biologicals or living parts

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、血漿性酵素類およびプロ酵素類、活性化さ
れた、または活性化されていない凝固ファクター類、例
えばファクター■、■、■、■、IX、X、  ■、r
FEIBA」 、プロトロンビン複合体製剤、血漿性阻
害物質類、免疫グロブリン類または他の血液産物。例え
ばフィブロネクチンおよびフィブリノ/アン等を含有す
る製剤中の、増殖可能な病原体を不活性化する方法に関
するものであ′る。
公開されたヨーロッパ特許出願箱0.018.561号
には、凝固因子類の溶液中lこアミノ酸および単糖類ま
たは少糖類あるいは糖アルコールを加えることlこよっ
て凝固ファクター含有製剤類(これらは事実上フイプリ
ノ〆ゲンを含有していない)を熱の影響に対して安定化
する方法が開示されている。上記の処理の後、この製剤
を60℃で10時間加熱することができる。この様な処
置【こより、ヒト−アルブミン中の肝炎ウィルスが不活
化されることは知られている。この既知の方法は、凝固
ファクター類の収率が不十分であるという欠点を有する
。さらには、この方法は、ウィルス模型を用いて試験さ
れていないので、この安定化処理法の各種の病原体に対
する不活性化能力は不明である。
公開されたヨーロッパ特許出願箱0.052,827号
には、さらに、肝炎に対して安全であるとみなされる、
凝固ファクター■および/または■の製剤の製造方法が
開示されている。この方法は、製剤を、アミノ酸、糖類
あるいは糖アルコール類、並びにエチレンジアミン四酢
酸の塩の如きキレート化剤の存在下に加熱することから
なる。
公開されたヨーロッパ特許出願箱0.053.338号
では、血液凝固ファクターIXおよび/またはXを含有
し、肝炎に対して安全であると考えられる製剤の製造方
法において、この製剤をアミン酸、糖類または糖アルコ
ールおよびCaイオン類(ここにCaイオン類は、ファ
クターIXおよびXを熱的不活性化作用に対して安定化
する作用を有するといわれている)の存在下に加熱して
いる。
公開されたヨーロッパ特許出願箱0,035,204号
にもタンパク成分の調製方法が記載されており、その方
法は、該成分をポリオールと混合し、この混合物を該タ
ンパク成分の殺菌に充分な時間、加熱することからなっ
ている。この方法の改良法が、公開されたヨーロッパ特
許出願箱0.065 。
256号に記載されており、そこでは、プラスミノーゲ
ン溶液(所望番こより、アミノ酸、糖類または糖アルコ
ールを含有させてもよい)をタンパク分解酵素阻害剤の
存在下に加熱している。この方法の場合もまた、その処
理による不活性化能力が不明であり、しかも収率が不十
分である。
その他の先行技術がアメリカ特許第2,337,626
号に記載されており、この方法はプラスミノーゲン溶液
の製剤を滅菌するために、リジンの存在下、60℃で1
0時間加熱している。この文献からも、あるウィルスス
ペクトルに関する活性を知ることはできない。
さらに他の文献例、即ちFed、Proc、Vol 、
 41.1982、要約2877.763頁には、濃縮
物を含有するC□−不活性化剤(C□−INA)は、こ
のものを、肝炎の伝染の危険性を軽減するためにクエン
酸カリウムまたはアンモニウムの存在下、60℃で10
時間加熱した後であれば、治療に好都合に用いることが
できる、と記載されている。
同様の方法は、抗トロンビン製剤の安定化に関するJo
unal  of Biological  Chem
istry 。
Vol 、 ’256.1981、A23.12140
頁にも報告されている。
ドイツ公開公報第3102217号では、プラスミノー
ゲン製剤を、生理学的に適合性を有する無機塩、リシン
、フェニルメタンスルホニルフルオライド、アプロチニ
ンまたは大豆トリプシン阻害剤と混合する方法が開示さ
れている。しかし、この既知の方法においては、添加さ
れた塩類または阻害剤が除去されずに最終生成物中に残
存し、製剤の活性並びに適合性を減少することになる。
これらの方法の全てに共通する欠点は、その処理の不活
性化能力が不明であり、収率が不充分であるという点で
ある。
本発明は上記の問題点を回避することを目的とするもの
である。本発明は、生物学的および薬学的媒質中の病原
体の不活性化が、製剤中に含まれるタンパク類によって
阻害される、という新発見に基くものである。本発明は
安全な血液製剤の利用を可能にするために、タンパク類
の生物学的な活性並びに分子の完全さを保持しながら、
上記の如き病原体に対するタンパク類の保護作用を破壊
、克服することを目的とするものである。先行技術の方
法は、この様゛な効果を有していない。反対に、それら
のうちのあるものは、さらに病原体を安定化する作用を
有する。
最初に定義した種類の方法に係る本発明は、製剤に硫酸
アンモニウム(AMS )を加えて塩濃度を0.5モル
以上に調節し、熱処理し、製剤中の硫酸アンモニウムを
製剤から除去することから成る。
タンパク含有量0.001〜30%の製剤が使用に適す
る。
製剤の熱処理には、硫酸アンモニウムを2〜4モル濃度
の割合で用いるのが好ましい。
好ましい実施態様では、硫酸アンモニウムを添加してタ
ンパクおよびAMSを含有する沈殿を回収し、次いでこ
の沈殿を熱処理に付す。
さらに、硫酸アンモニウムを含有する沈殿を凍結乾燥し
、この凍結乾燥物質を熱処理(こ付し、次いでこの凍結
乾燥物質に水性溶媒を加えて再び溶液にし、この溶液か
ら塩を除去してもよい。
溶液の熱処理は、40℃から121℃の間の温度で1秒
〜100時間に渡って行なわれる。この熱処理は、ショ
ック療法として行なうことが好ましい。
処理の間、製剤のpHは5〜11、好ましくは6.5〜
8.5に保持する。
タンパク質安定化物質、例えばグリシンおよび/または
カブリレートの如き抗微生物物質を熱処理の前に加える
ことが好ましい。
本発明方法では、製剤からの硫酸アンモニウムの除去は
半透膜を用いることにより首尾良く行なわれる。
本発明はまた、血漿性酵素類およびプロ酵素類、活性化
された、または活性化されていない凝固因子類、例えば
凝固ファクター■、■、■、■、IX、X1■[、[F
EIBAJ 、プロトロンビン複合製剤類、血漿性阻害
剤、免疫グロブリンまたはフィブロネクチンおよびフイ
ブリノ〆ゲンの如き血液産物、を含有する製剤に関する
ものであって、その製剤を0.5モル濃度以上の硫酸ア
ンモニウムで処理すると共に熱処理し、該製剤から塩を
除去し、安定化(特に、凍結乾燥法により)することに
よって得られる製剤に関するものである。
既に指摘した様に、本発明は、タンパク質の病原体に対
する保護作用が硫酸アンモニウムおよび熱処理によって
中和される、という事実の発見に基づいて達成されたも
のである。この事実を、以下のモデル分析において、種
々のウィルスによって例証する。
分析例I I型ポリオウィルスを1方では等張生理食塩水に、他方
では5%血血性性タンパク溶液加えた。
ポリオウィルスを混合したこれらの2つの溶液を45℃
で10時間加熱し、ウィルス力価の測定に供した。次の
表中の値は、o、imlあたりのTCID5゜の常用対
数である。なお、TCID5o は、細胞培養製剤の5
0%が細胞変性作用を示した量を意味する。
同じウィルスを用いるが、加熱前にこれらの2つの溶液
に硫酸アンモニウム(AM、S)をほぼ飽和するまで加
え(硫酸アンモニウム0.7!j/m1.)、pH7,
3となった溶液について分析を行なった。
45℃で10時間加熱し、次のウィルス力価を得た。
分析例2 1型ポリオウイルス、ロータウィルス(Rotavir
us ) およびコクサラキーウィルス(Coxsac
kie virus )をそれぞれタンパク含有量が5
4mY/mlである血漿性タンパク溶液中lこ加−− えた。ウィルスを混合したこれら血漿性タンパク溶液の
各10m1に硫酸アンモニウム7gを加え、PH7,0
に調節した。
ウィルスおよび硫酸アンモニウムを含有する溶液を、1
回は4℃で10時間、もう1回は60”Cで10時間加
熱し、平行して実験した。続いて、これらの試料から塩
を透析して除き、ウィルス力価を測定した。以下に示す
表中の値は’I’CII)5゜70、imlの常用対数
である。
次に実施例を挙げて本発明の方法を、血液から得られる
種々の物質を含有する製剤の製造過程を通じて詳細に説
明する。なお、これらの血液製剤中には、本発明に従っ
て適用される方法の不活化作用を証明するためlこ、ウ
ィルス類を、故意に分画のある段階で加えた。
実施例1 凍結された新鮮な血11J461を00〜+4℃で解凍
した。生成した寒冷型沈殿物を遠心分離し、01%クエ
ン酸ナトリウム溶液960mAに37℃で溶かした。こ
のファクター■を含有する寒冷型沈殿物の溶解物を、ア
メリカ特許第3.973 、002号記載の方法に従っ
てpH6,0〜6.8に調節して沈殿を析出させ、該沈
殿を遠心分離して除いた。
この溶液を、ファクター■の含有量が20単位/−にな
る様に調節し、I型ポリーオウィルスを混合した後、硫
酸アンモニウム(AMS)をo、7y/−になる様に加
え、pHを7,3に調節した。次いでこの標本を4つに
わけて+4℃、50℃、55℃および60℃で10時間
処理し、ウィルス力価を測定した。
結果は次の表に示す通りである。
ウィルス力価は、本発明に係る塩および熱処理によって
、103以下に減少されることがわかる。
実施例2 実施例1の方法に従って調節したファクター■の標本で
あるが、タンパク含有量が71q/rnl(ファクター
■2単位/rnl)である標本に、l型ポリオウィルス
を混合し、硫酸アンモニウムをo、 s my/dにな
る様に加え、得られた溶液を60℃で2分間、6分間、
20分間、3時間および10時間の各時間、熱処理した
この実験と平行して、この混合物にタンパク質1g当り
15 mmo lのカプリル酸ナトリウムを硫酸アンモ
ニウムの添加前に加えた試料について同様に実験した。
結果を次の表に示す。
カプリル酸ナトリウムを加えない場合には、ウィルス力
価の顕著な減少効果が3時間後をこあられれるが、カプ
リル酸ナトリウムを加えた場合には、この効果が僅か2
0分後にあられれることがわかる。
以下の実施例では、本発明の更に重要な効果、即ち塩添
加並びに熱による処理後におけるファクター■含有製剤
の生物学的活性の保存性を種々の塩濃度について説明す
る。
実施例3 前述の方法で各10rnlづつの、ウィルスを含有する
ファクター■製剤を調製し、このファクター■を2単位
/−の割合で含有する製剤を、それぞれ硫酸アンモニウ
ム6.4g、8.0gおよび9.6gと混合した。pH
を7.0に調節し、この混合物を硫酸アンモニウムが完
全に溶けるか、硫酸アンモニウムが飽和状態に達するま
で攪拌した。この溶液を水浴に入れて60℃で10時間
加熱した。ファクター■の含有単位が同じであり、硫酸
アンモニウムの含有量が等しく、かつ熱処理をしない製
剤を対照とした。硫酸アンモニウムを除去スるために、
全ての試料を半透膜を用いて、NaCl−クエン酸ナト
リウム69/l溶液に対して透析した。
次いで、全試料についてファクター■の活性を測定([
A Labaratory Mannual of B
loodCoagulationJ D、E、G、Au
5ten、  I、L・Rhymes、 Blackw
ell  5cientific Publicati
ons(1975)に記載の2段階分析(2s、tep
 assay)法による)すると共に、ウィルス力価の
測定を行なった。熱処理試料の活性を、熱処理をしない
硫酸アンモニウム添加対照のそれと比較し、ファクター
■の残存活性を百分率(%)で表した。結果を次の表に
示す。
AMSを混合し、熱処理した試料群からはウィルス活性
を検出することができなかった。
実施例4 以下の実施例は、種々のタンパク濃度との関係において
本発明のAMS−熱処理法の効果を示すものであって、
本発明の効果が極めて広範な濃度範囲にわたって達成さ
れることがわかる。
ファクター■を含有する製剤を、前述の如くにして調製
した。このファクター■製剤のタンパク含有量を、0.
1%クエン酸ナトリウム溶液によって1〜/、nI!お
よび3〜/−に調節した。タンパク含有量が100η/
mlのファクター■含有製剤を調製するために、上記フ
ァクター■含有製剤に高濃度の血漿タンパク溶液(約2
0%のタンパク溶液)を、該ファクター■製剤のタンパ
ク含有量が100■/−になるように混合した。次いで
、前述の如くポリオウィルスを加えた。タンパク含有量
が1 ”!?/rrLl、3m2/−および100”I
P/−のファクター■含有タンパク溶液の各10dを、
硫酸アンモニウム8gと混合した。塩が溶解した後、混
合物をpH7,0に調節し、60℃で10時間加熱した
。次に、透析によって硫酸アンモニウムを除き、試料中
のファクター■残存活性を、非処理対照との比較に基い
て決定した。
実施例5 この実施例では、ファクター■製剤に硫酸アンモニウム
を加えた後、種々の温度で熱処理し、その影響を調べた
結果を示す。実施例1の方法に従って調製したウィルス
を含有するファクター■製剤(2単位/ml)の各10
−に硫酸アンモニウム7.2gを混合した。硫酸アンモ
ニウムが溶解した後、pHを6.5に調節し、混合物を
種々の温度で10時間加熱した。硫酸アンモニウムの除
去、並びにファクター■の活性測定は実施例4と同様に
行なった。
熱処理した硫酸アンモニウム試料の活性を、非処理試料
の活性と比較し、残存活性を百分率(%)で表わした。
結果を以下の表に示す。
60℃以上の温度においても残存活性は大いlこ保持さ
れており、しかもウィルスは不活化されていることがわ
かる。
実施例6 ウィルスおよびファクター■を含有する製剤(ファクタ
ー■2単位/ml)を硫酸アンモニウム8fと混合した
。硫酸アンモニウムが溶けた後、混合物のpHを7.0
に調節し、90℃で3分間加熱した。次いで透析して硫
酸アンモニウムを除き、熱処理した製剤のファクター■
を測定した。その活性を非処理のファクター■含有製剤
の活性と比較し、残存活性を百分率(%)で表した。
その結果、かなり高温の90℃においてさえも残存活性
は35%に保持され、ウィルスは活性を失なっているこ
とがわかった。ウィルスの力価はく3であった。
実施例7 この実施例は、本発明方法の範囲内におけるpH依存性
を示すものである。
ウィルスおよびファクター■を含有する製剤(タンパク
含有量7■/l、ファクター■2単位/m1)10−を
硫酸アンモニウム7.2gと混合した。
この塩が溶けた後、個々の混合物のpHを、6.5.7
.0.7.5.8.0.8.5.9.0および10.0
に調節した。この様にpHを調節した試料を60℃で1
0時間加熱した。次いで、透析により硫酸アンモニウム
を除去し、ファクター■を測定し、非処理のファクター
■含有試料に対する残存活性(%)で表わした。さらに
ウイルスカ価も測定した。
以下の実施例は、ファクター■含有分画に対するグリシ
ン添加の影響を示すものである。
実施例8 新鮮な凍結面937/を0℃〜+4℃で解凍した。生成
したファクター■を含有する寒冷型沈殿物を遠心分離し
て分け、0.1%クエン酸すl−IJウム溶液400−
に37℃で溶かした。この溶液はタンパク質を66my
、ファクター■を22単位/−の割合で含有していた。
この溶液に■型ポリオウィルスを加えた。
このファクター■およびウィルスを含有するこのタンパ
ク溶液の各10m1を、 (a)硫酸アンモニウム8gと混合し、pHを7に調節
し、この溶液を60℃で10時間加熱した;(b)グリ
シン0.055i1および硫酸アンモニウム8gと混合
し、pHを7に調節し、この溶液を60℃で10時間加
熱した; lc)グリシン0.1gおよび硫酸アンモニウム8gと
混合し、pHを7に調節し、この溶液を60℃で10時
間加熱した; ld)グリシン0.5gおよび硫酸アンモニウム8gと
混合し、pH7に調節し、この溶液を60℃で10時間
加熱した。
続いて、硫酸アンモニウムを透析して除き、熱処理試料
中のファクター■の残存活性(%)を非処理試料との比
較において求めると共に、ウィルス力価を測定した。結
果を次の表に示す。
実施例9 既述の方法で調製したファクター■製剤(タンパク質3
8■、ファクター■29.5単位/−)2−を硫酸アン
モニウム1.6gと混合し、pHを7゜0に調節し、こ
の沈殿と溶液の混合物を凍結乾燥した。凍結乾燥試料を
60℃で10時間加熱し、水で復元して透析にかけ、最
後にファクター■の活性を測定した。熱的に非処理の対
照との比較において、ファクター■の残存活性は34%
であった。
実施例10 新鮮な、凍結したクエン酸添加ヒト血漿を解凍し、生成
した寒冷型沈殿物を分離した。この寒冷型沈殿物にDE
AE−セファデックスを加え、ドイツ公開公報第312
7318号に従って、12時間の接触時間の間、FE 
I B (Factor−Eight−Inbibit
or −Bypass )−Activityを測定し
た。次に、FEIBAを含む凝固ファクター類を、緩衝
液を用いてDEAE−セファデックスから溶離した。凍
結乾燥処理によってかさの高い物質を得た。この粉末3
12m9を水10m1.に溶かした。
この溶液は1rnl中にタンパク質20■、FE I 
BA24単位およびファクター■28単位を含有する。
本発明方法の不活性化作用を証明するために、ウィルス
、即ち、I型ポリオウィルスを該生成物に故意に添加し
た。その後、このウィルスを混合した試料の中に硫酸ア
ンモニウム(AMS)を0.8g/−となる様に加え、
他方、この塩を加えない試料を対照とした。両試料をp
H7に調節した。
塩を加えた溶液を60℃で10時間加熱した後、両試料
のウィルス力価を測定した。結果を次の表に示す。
本発明に係るAMS−熱の併用処理は、ウィルス類等の
病原体を確実に不活性化するのみならず、同様に重要な
効果として、タンパク類の生物学的活性並ひに分子の完
全性の保持をもたらす。このことを証明するため番こ、
上記のa固ファクター、FEIBA 製剤の活性を、A
MS−熱処理の前、並びに後(AMSは透析によって除
去されている)に測定した。活性は、ドイツ公開公報第
3127318号に記載の方法に従って測定した。
結果は次の表に示すとおりである。
実施例11 Vox Sang、33 :  PP、37〜50 (
1977)記載の方法に従い、凝固ファクター■、IX
およびXを、ヒト血漿から、DEAE−セファデックス
による吸着、この陰イオン交換体の洗浄および部分的な
プロトロンビン複合体の溶離によって得た。
この溶出液を透析および凍結乾燥工程に付した。
得られたかさの高い粉末467■を水10−に溶かした
。この溶液は1+nl中にタンパク質35m7、ファク
ター]I70単位、ファクタ−lX52単位およびファ
クタ−X61単位を含有し、かくして部分的なプロトロ
ンビン複合体の製剤を構成していた。
前述の様に、■型ポリオウィルスをこの製剤に加え、こ
のAMS含有製剤を60℃で10時間熱処理した。次い
でウィルス力価め測定を行ない、透析した後、凝固ファ
クター類の活性を測定した。
結果を次の表に示す。
実施例12 アメリカ特許第4,388,232号に記載の方法に従
って、ヒトのクエン酸添加血漿から凝固ファクター■を
含有する製剤を調製した。寒冷型沈殿″′△ の分離、およびDEAE−セファデックス処理の後、フ
ァクター■をAl(OH)3 に吸着させた。
Al(OH)3 を、洗浄、および高められたイオン強
度の下でのファクター■の溶離の各工程に付した。ファ
クター■を含有する溶出液を透析し、凍結乾燥した。か
さ高い粉末192 m9を水10fnlに溶かした。こ
の溶液は1−中にタンパク質10.3mりおよびファク
ター■21単位を含有していた。
この場合も、前述の如くI型ポリオウィルスを故意に加
え、このAMS含有製剤を60℃で10時間熱処理した
。次いでウィルス力価の測定、透析の後、凝固ファクタ
ー類の活性を測定した。結果を次の表1こまとめる。
実施例13 「Thrombosis Rpsearch 5、p、
 439(1974)Jに記載された方法に従って、ヒ
ト血漿からヘパリンアガロースによるアフイニテイクロ
マトグラフイーおよび凍結乾燥法によって抗トロンビン
■製剤を調製した。この抗トロンビンを含有するかさ高
い物1530ffllFを水1.0mlに溶解した。こ
の溶液は、ld中にタンパク質26mg、抗トロンビン
I[25単位を含有していた。
次いでこの製剤を■型ポリオウィルスと混合した。その
後、この製剤に硫酸アンモニウムを0.8g/−になる
様に加え、pHを7に調節した。次いで試料を60℃で
10時間加熱し、塩を透析して除き、製剤中のウィルス
力価および抗トロンビン■活性を、アミド分解法により
測定した。この測定法は、Thrombosis  R
e5earch  5. p。
287(1975)に記載されている。残存活性は、非
処理対照に対する百分率(%)で表した。
下の表では、ウィルス力価はTCID5o10,1dの
常用対数で表されており、残存活性は%で示されている
実施例14 Vox、 Sang、 26、P、118(1974)
  記載の方法に従い、ヒト血漿から、陰イオン交換体
(DEAE−セファデックスを用いて吸着、溶離により
、C□−エステラーゼ阻害物質(C□−INA)製剤を
調製した。望ましくないタンパク類を分離するために塩
析した後、この精製C□−阻害物質製剤を凍結乾燥した
。C□−阻害物質、を含有するかさ高い物質650rn
gを水10m1に溶かした。この溶液はld中にタンパ
ク質49”QおよびC1−INA60単位を含有してい
た。
この溶液にI型ポリオウィルスを接種した後、本発明の
方法に従い、硫酸アンモニウムを0.8 m?/rnl
になる様に加え、pHを7に調節し、60℃で10時間
加熱した。透析によって硫酸アンモニウムを除去した後
、ウィルス力価を測定し、C1−阻害物質の残存活性を
l” Mikrozirkulationund pr
ostaglandinstof[wecllsel 
J 。
Proceedings of Eile 25 El
l Congress ofthe Deutsche
n Arbeitsgemeinschaft Eur
Blutgerinnungsforschung  
in Munchen 。
(Februar)’ 1981 ) p、 221 
、5chattauer発行(1981)に記載の方法
に従い、色素産生性基質を用いて測定した。
次の表において、ウィルス力価の値はTCID5゜/ 
0.1 rnlの常用対数で、また残存活性は非処理試
料に対する百分率(%)でそれぞれ示されている。
実施例15 この実施例は、本発明に係る処理方法の影響を血液製剤
を用いて示すものである。血漿をI型ポリオウィルスと
混合し、硫酸アンモニウムを08g/mlとなる様に加
え、pHを7に調節した後、この試料を60℃、65℃
および75℃で10時間加熱することからなる熱処理に
付した。次いて、硫酸アンモニウムを透析して除き、ウ
ィルス力価を求めると共に、トリプシン阻害を測定した
次の表において、ウィルス力価はTCID5o10.1
祠の常用対数で示され、血漿のトリプシン阻害活性は非
処理対照に対する残存活性(%)で表わされている。
残存活性の測定法は、まずトリプシン(膵臓プロテアー
ゼ、Merck Art 、 No 、 8367 )
 86.4m7を1O−3n HCI 100rnII
c溶かす。このトリプシン溶液を測定すべき試料に加え
ると、血漿中に存在するトリプシン阻害物質が、添加さ
れたトリプシンを中和する。中和されなかったトリプシ
ンの量を色素産生性基質、BZ −1,Jeu −GI
!u −Gly −Arg−pNA  によってアミド
分解的に測定する。残存トリプシン量を、ブランク、即
ち試料を加えない場合のトリプシンの量、と関連づける
。この方法はトリプシン阻害物質の間接的な測定方法で
ある。
実施例16 (:ohn (7)アルコール分画法に従って、ヒト血
漿から免疫グロブリン製剤を調製した(コーン分画■)
。この溶液は、1−中に、r−グロブリンを97.3%
、α、β−グロブリンを2.7%の比率で含んでいるタ
ンパク質を160m1?、グリシンを22.5g、およ
びN a Clを31ui含有していた。
この溶液をI型ポリオウィルスと混合した。次に硫酸ア
ンモニウムを0.8f/−となる様lこ試料に加え、p
Hを7に調節し、該製剤を60℃で10時間加熱した。
続いて透析によって硫酸アンモニウムを除去し、ウィル
ス力価を測定した。
非処理試料と比較した結果を次の表に示す。表中の数値
はTCID5o10.1 m7!  の常用対数である
本発明方法に従って処理された免疫グロブリン製剤中を
こ起こり得る変化をみるために、硫酸アンモニウムおよ
び熱で処理した試料を、酢酸セルロース膜上、pH8,
6、イオン強度0.075の条件下で電気泳動にかけ、
グロブリン類を分離した。
この様な電気泳動法による研究は、アメリカ特許第C3
95,396号に記載されている。
電気泳動法的分離の結果を次の表に示す。
上記の如く、非処理試料と比較してなんら変化が起こっ
ていないことがわかる。即ち、タンパク類は、その分子
の完全性および易動度の面で、何ら変化することなく保
持されている。
さらに、AMS−熱処理中に、抗体類の活性が保持され
ていることを証明するために、本発明(こ従って硫酸ア
ンモニウムと熱によって処理された製剤を麻疹、風疹お
よび百日咳に対する抗体試験に付した。麻疹、風疹およ
び百日咳のそれぞれに対する抗体を測定するためにAm
erican Journalof Hygiene 
71、P、 120 (1960) : Journa
lpath、 and Bact、78 (1959)
 ; R,Trianin Recherches  
ImmunoJogiques  19651nst 
、 Merieuxに記載されている各方法に従って8
血球凝集阻害試験および凝集力価試験を行な一〕だ。こ
の方法によりウィルス中和性抗体の量を測定した。ある
特殊な条件下では、ウィルス類は赤! 血球の凝集を誘
発する。この様なウィルス抗原類の凝集性の性質は、特
定の抗体類と反応することによって失なわれる。この過
程を定量するために試料を希釈し、各希釈物を同一量の
ウィルス抗原と共にインキュベートした。試料中の抗体
が、存在している全ての抗原と結合し、赤血球の凝集が
起こらなくなれば終末点に達したことになる。この反応
が起こりうる最大の希釈率が終点であり、次表の風疹お
よび百日咳の場合にそれを示した。
麻疹抗体の場合は、希釈段階をWHOの国際基準に照ら
し合わせて国際単位で表した。
実施例17 D、G、Deutch & E、ToMerLz (5
cience170、P、1095 (1970))の
示した方法に従ってプラスミノーゲン製剤を調製した。
カラム内で、リジン−セファロース50rnlを、PH
7,4の0.1Mホスフェートと平衡させた。血漿34
0dを水で640mI!に希釈し、この溶液をカラムに
入れた。0.3Mホスフェ。ト溶液(PH7,4)で洗
浄して随伴するタンパク質類を除いた後、0゜2M6−
アミノカプロン酸(pH7,4)でプラスミノーゲンを
溶離した。透析、またはセファデックスG−25による
ゲルr過によって6−アミノカプロン酸を除去した後、
プラスミノーゲンを含有する溶液を凍結乾燥した。
このかさ高い粉末230mfIを水10m1に溶かした
。この溶液は、1ml中にプラスミノーゲン271カゼ
イン単位、タンパク質13■を含有していた。
前の実施例と同じく、この製剤にI型ポリオウィルスを
混合し、硫酸アンモニウムを0.8g/mlになる様に
加え、pHを7に調節した後、60℃で10時間加熱し
た。次いで、透析によって硫酸アンモニウムを除去し、
ウィルス力価並びにプラスミノーゲンの活性を、「Ch
romogenic peptideSubstrat
es:   Chemistry   and  C1
inC11nicalUsa、F、5cully、V、
V、 %akker、 p、 128(1979) 、
(Churchill Livingstone刊)に
記載さされている方法に従い、ウロキナーゼおよび色素
産生性基質によって測定した。
次の表は、非処理試料との比較において、ウィルス力価
および残存活性を示すものであって、ウィルス活性を示
す値は、TCID5o10.1rrL!、の常用対数で
ある。
実施例18 D、H,Bing、 J、M、 Andrews、 F
、L。
5uddath and R15pencer、 Pr
ot、Biol。
Fluids  23 p、 551 (1975)に
記載の方法ニ従ってC□−エステラーゼ製剤を調製した
血91gに、50%ポリエチレングリコール(PEG)
を最終濃度が5%になるまで加え、沈殿させた。この沈
殿を遠心分離してとり、りん酸緩衝生理食塩水(イオン
強度0.005)で洗浄し、Q、5M−NaC/ 10
0m1に溶かした。これを、1mm o l /lのC
a Cl 2を含有する等張生理食塩水に対して透析し
た後、a結物質を除去した。次に4X15cmのカラム
にIgGp−アゾベンズアミドエチルアミノ・セファロ
ース6Bを入れ、1mm O7/7のCa C/ 2を
含有する等張生理食塩水と平衡させた。このカラムに上
で述べた様にして得た血漿画分を入れ、平衡緩衝液で洗
浄液中にタンパク質が存在しなくなるまで洗浄した。l
 m m o l/lのCa Cl 2を含有するホウ
酸緩衝生理食塩水で洗浄し、非特異的に結合したタンパ
ク質類を除去した。
:1 CI −x スフラーゼを、2.5mmo//lのED
TAを含有する緩衝液で溶離した。溶離液をTr i 
s −緩衝生理食塩水に対して透析し、凍結乾燥した。
このかさ高い粉末4.5gを水1ornlに溶かした。
この溶液1mlは、タンパク質13.5Tngを含有し
ていた。
酵素活性は、色素産性の基質、ピログルタミル−G4y
−Arg−pNA、によりアミド分解的に測定して、p
NA 78.1 nmo//ml/分トイウ値ヲ得た。
(この分析方法は、j Mikrozirkulati
onund   prostaglandinstof
fwechsel  Jproceedings of
  tbe  25th COngreSS ofth
e Deutschen Arbeitsgemein
schaft furBlucgeri、nnungs
forschung  in  Munchen(Fe
bruary  1981 ) P−221,5cha
ttaucr発行(1981)の方法に従って行なった
)。
得られた製剤(これは指摘されている特性を有していた
)に■型ポリオウィルスを接種し、本発明。に従って硫
酸アンモニウムを0.89/mlになる様に加え、pH
を7に調節し、60℃で10時間加熱した。既述の如く
処理した後、ウィルス力価およびアミド分解的な活性を
測定した。次の表は、ウィルス力価および非処理試料と
の比較で表した残存活性(%)を示す、なおウィルス力
価の値はTCID5o10.1ml の常用対数である
第1頁の続き 優先権主張 @1983年5月2日■オーストリア(A
T)■A1591/83 @1983年5月2日■オーストリ ア(AT)■A1592/83 @1983年5月2日■オーストリ ア(AT)■A1593/83 0発 明 者 ジョアン・アイプル オーストリア国ウィーン18ゲス タフ・チェルマークガツセ2番 @l!  間者  オツド・シュヴアルツオーストリア
国ウィーン19セル テスガツセ5番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、血漿性の酵素類およびプロ酵素類、活性化された、
    または活性化されていないファクター■、■、■、■、
    IX、X、XI[、「FEIBAJ (7)如き載置フ
    ァクター類、プロトロンビン複合体製剤、血漿性阻害物
    質類、免疫グロブリン類、あるいはフィブロネクチンお
    よびフイブリノゲンの如きその他の血液産物、を含有す
    る製剤中の増殖用能な病原体を不活化する方法であって
    、該製剤に硫酸アンモニウムを、塩濃度が0.5モル濃
    度以上に達する様に加え、該製剤を熱処理し、その後、
    該製剤から硫酸アンモニウムを除去することを特徴とす
    る方法。 2、該製剤のタンパク質含有量が0.001%〜30%
    である第1項に記載の方法。 3.2〜4モル濃度の硫酸アンモニウムを含有する該製
    剤を熱処理することを特徴とする第1項に記載の方法。 4、該製剤に硫酸アンモニウムを加えて、該製剤からタ
    ンパク質および硫酸アンモニウムを含有する沈殿を回収
    し、この沈殿を熱処理することを特徴とする第1項に記
    載の方法。 5、硫酸アンモニウムを加えた後、該製剤を凍結乾燥し
    て凍結乾燥物を得、該凍結乾燥物を熱処理し、次いでこ
    の熱処理された凍結乾燥物に水性溶媒を加えて溶液を復
    元し、この溶液から硫酸アンモニウムを除去することを
    特徴きする第1項に記載の方法。 6、熱処理が40℃〜121℃の温度で1秒〜100時
    間の間行なわれることを特徴とする第1項に記載の方法
    。 7、熱処理がショック療法として行なわれることを特徴
    とする第1項に記載の方法。 8、該製剤のpHを、処理の間、5〜11の範囲に維持
    することを特徴とする第1項に記載の方法。 9、該製剤のpHを65〜8.5の範囲に維持すること
    を特徴とする第8項に記載の方法。 10、熱処理の前に、該製剤にタンパク安定化物質を加
    えることを特徴とする第1項ζこ記載の方法。 11、タンパク安定化物質がグリシンである第10項番
    こ記載の方法。 12、熱処理の前に、該製剤に抗微生物剤を加えること
    を特徴とする第1項に記載の方法。 13、該抗微生物剤がカプリル酸塩である第12項に記
    載の方法。 14、該製剤からの硫酸アンモニウムの除去を、半透膜
    を用いて行なうことを特徴とする第1項に記載の方法、 15、血漿性の酵素類およびプロ酵素類、活性化された
    または活性化されていないファクター■、■、■、■、
    IX、X、III、  rFEIBAJ の如き凝固フ
    ァクター類、プロトロンビン複合体製剤、血漿性阻害物
    質、免疫グロブリン類、あるいはフィブロネクチンおよ
    びフイプリノゲンの如きその他の血液産物を含有する製
    剤であって、該製剤が、0.5モル濃度以上の塩濃度の
    硫酸アンモニウムによる処理、熱処理および該製剤から
    の硫酸アンモニウムの除去により調製された安定な形の
    製剤。 16、凍結乾燥によって安定な形にされた第15項に記
    載の製剤。
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