JPS5920614B2 - ガラス繊維紡糸用空気ノズル組立体 - Google Patents

ガラス繊維紡糸用空気ノズル組立体

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JPS5920614B2
JPS5920614B2 JP16364781A JP16364781A JPS5920614B2 JP S5920614 B2 JPS5920614 B2 JP S5920614B2 JP 16364781 A JP16364781 A JP 16364781A JP 16364781 A JP16364781 A JP 16364781A JP S5920614 B2 JPS5920614 B2 JP S5920614B2
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air nozzle
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Nitto Boseki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガラス繊維防糸用空気ノズル組立体に5係り、
より詳しくはガラス繊維紡糸炉のオリフィスプレート面
に空気流を吹き当てるための空気ノズル組立体に関する
従来ガラス繊維紡糸炉のオリフィスプレート面に空気流
を吹き当ててガラス繊維を紡糸する方法フは公知であり
、その曲型例は例えば特公昭51一46859号公報に
開示されている。
この開示されている方法は、オリフィスを通して流出し
た溶融ガラスがオリフィスプレート表面で溶融ガラスの
円錐体を形成し、然も該円錐体が互に合流して5 しま
う程多数のオリフィスが互に密に穿設されている表面平
坦なプレートに孔をあけただけのオリフィスプレートか
らガラス繊維を紡糸するに当つて、安定した円錐体を形
成し、それら円錐体を冷却し、前記オリフィスプレート
に近接して存在すフる停滞ガスを排除し、紡出される繊
維によつて下方に吸取られるガスを補給するため、オリ
フィスから紡出される多数のガラスフィラメントに対し
て実質的に平行でかつオリフィスプレートに向つて該オ
リフィスプレートに達する気流を向けるもヌのである。
この方法はいわゆるチップノズルプレートによるガラス
繊維の製造にも適用することができる。上記種類のガラ
ス繊維紡糸方法においてオリフイスプレート面に空気流
を吹き当てるための空気ノズル装置の例としては米国特
許第3986853号に開示されているものがあり、そ
れは、複数の導入管から等しい圧力で導入された空気を
空気ノズル本体内に導き、連続的に連なつた1つの開口
から吹き出すものである。
しかしながらこの米国特許の空気ノズル装置では吹き出
し開口が大口径であるためオリフイスプレート面に当た
る空気流の圧力が弱くなり、冷却効果は空気量よりもオ
リフイスプレートに当る圧力できいてくるため、結局強
い冷却効果が得られず、他方冷却効果を増大させるため
空気量を増大させるとフイラメントの切断頻度を増加さ
せるなどの欠点があつた。
そこでこの点に鑑み開発されたものが特公昭54−33
293号公報に開示されている空気ノズル装置であり、
これは、一ロー本が独立した複数本の管伏ノズルを間隔
を置いて一列に並列伏態に固定具に固定配置したもので
あり、このように1つの大きな吹出し開口の代りに独立
した複数本の管状ノズルを用いることにより、オリフイ
スプレート面に当たる空気流の圧力を高め、冷却効果を
増大させることに成功した。
また特公昭54−33293号公報に開示されているも
のと同様、一ロー本が独立した複数本の管伏ノズルを並
置した構成を有する空気ノズル装置が特開昭54−10
1925号公報に開示されており、この空気ノズル装置
においては各管状ノズルがそれぞれ連通路を介してマニ
ホルドに接続され、各連通路に各管状ノズルの流量を独
立して個別に制御するためのバルブ機構が組み込まれて
いる。
この空気ノズル装置においても空気流は独立した複数本
の管状ノズルから吐き出されるという点で、特公昭54
−33293号のものと同様米国特許第3986853
号のものに比較して優れた冷却効果を与えることができ
た。しかしながら上記いずれの空気ノズル装置において
も、ノズル要素として管状ノズル(パイプ)を用いてい
たため、管状ノズルを固定具又は支持プロツクに固定配
置するためにはそれら固定具又は支持プロツクに対応す
る孔をあけねばならないこと、従つて、孔と孔との間に
は管状ノズルの固定、支持に必要な強度を与えるため所
定の厚さの境壁を残さねばならないこと、及び管状ノズ
ル自身にも肉厚があること等の理由により、隣接する管
状ノズルのノズル通路間の間隔は一定の距離以下にはす
ることができず、従つて各管伏ノズルから吹き出される
空気流本数の密度を増し冷却効果をより高めるには不向
きな構造であつた。
また製造組立も手数を要した。また特公昭54−332
93号公報には、管伏ノズルの断面形伏を長円形又は楕
円形にし、長円形又は楕円形の短軸がオリフイスプレー
トの長手方向と平行になるように管状ノズルを並置し、
長円形又は楕円形の長軸方向に一致するオリフイスプレ
ートの巾方向により広い均一な冷却効果を与える思想が
開示され、同様な思想は特開昭54一101925号公
報のものにも適用することができる。
この場合オリフイスプレートの長手方向で見れば、管状
ノズルの断面形状が長円形又は楕円形となつた分だけ管
状ノズルの本数を増やすことができ、空気流本数の密度
を増加させることができる。しかしながら管状ノズル(
チユーブ)を使用していることには変わりはなく、管状
ノズルからくる上述した構造上の制限により空気流本数
の密度を増加できないという問題は依然として存在して
いた。また断面長円形又は楕円形の管状ノズルを作るに
は、特公昭54−33293号公報にも記載されている
ように、通常円管をプレスで押して偏平にしたり、型の
上でバーナであぶりながら長円管にしたりする必要があ
り、製作に手数を要し、また製作できたとしても断面形
伏の選択には制限があり、任意のノズル断面形状を得る
には不向きな構造であつた。
さらに円管を変形させて断面長円形又は楕円形の管状ノ
ズルにした場合には、それを固定配置する固定具又は支
持プロツクにも同じ形状の孔をあけねばならず、円形以
外の形伏の孔をあけるということは相当困難な作業であ
り、結果として空気ノズル装置の?造、組立を困難にし
ていた。本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、その目的は、ガラス繊維紡糸炉のオリフイス
プレート面に空気流を吹き当てるための空気ノズル組立
体において、各ノズルから吐き出される空気流体数の密
度を容易に増加させることができ、ノズルの断面形状を
自由に選択することができ、かつ製造、組立が容易な空
気ノズル組立体を提供することである。
上記目的を達成させるため、本発明によれば、ガラス繊
維紡糸炉のオリフイスプレート面に空気流を吹き当てる
ための空気ノズル組立体であつて、空気供給口を有する
マニホルドを備えた空気導入部と、前記マニホルドに連
通する複数個のノズル通路を備えた空気ノズル部とを有
し、前記空気ノズル部は同一形伏の複数個のノズルリブ
を連続的に並置し相互のはめ合いにより合体させたノズ
ルプロツクを有し、前記各ノズルリブの相対する合体面
の少なくとも一方には長手方向に延びる凹所が形成され
この凹所で隣接し合うノズルプロツクの間に前記ノズル
通路を形成したことを特徴とする空気ノズル組立体が提
供される。
好適実施例において、前記凹所は前記ノズルリブの合体
面の両側に形成され、それにより隣接し合うノズルプロ
ツク間で形成される前記ノズル通路の断面形状が合体面
方向に細長くなつている。
また前記ノズルリブを合体させるための相互のはめ合い
は、各ノズルリブの相対する合体面の縁部近傍に補合形
状の垂直段部を形成し、隣接し合うこれら垂直段部の係
合によつて行なつてもよい。前記空気ノズル部はさらに
、前記ノズルプロツクを固く保持するための保持装置を
有してもよく、前記保持装置は、前記ノズルプロツクの
相対する側部に位置する1対の押え板と、該ノズルプロ
ツクの相対する端部に位置し前記押え板に該ノズルプロ
ツクを囲むように箱型に連結された1対の圧締板と、前
記圧締板に形成されたねじ孔にねじ込まれ、先端で前記
ノズルプロツクの端面を押圧するねじ部材とで構成する
ことができる。本発明の好適実施例を図面を参照して説
明すると、第1図には本発明の空気ノズル組立体の、側
断面図として示される紡糸装置における使用伏況が示さ
れている。
図中、符号2はガラス繊維紡糸炉を示し、紡糸炉2内で
予じめ溶融され、一定の温度に調整された溶融ガラスは
、耐火物4にあけられた流入通路6を通り下方の白金合
金製紡糸ブツシング8内へ流入する。ブツシング8は下
面に多数のオリフイスを有するオリフイスプレート10
とそれから立ち上つて側壁12を構成するプレートによ
り箱型形状をなしていて、かつ図には示されていないが
、ブツシング8に制御された低電圧大電流を流すための
1対のターミナルを側壁プレート12、普通はブツシン
グの幅方向側の側壁プレートの外部に有する。ターミナ
ルから主としてオリフイスプレートに、またある程度は
側壁プレート12に電流を流すことにより、白金合金製
のそれらプレートをジユール発熱させ、ブツシング全体
の温度、特にオリフイスプレート10の温度を上昇させ
、溶融ガラスの温度降下を防ぎ、かつ紡糸に適した温度
に制御する。この制御は通常、ブツシングの側壁プレー
ト12に溶接された熱電対からの熱起電力を入力信号と
して、ブツシングの温度を、一定に維持するよう通電流
を制御するループにより行なわれる。また図示実施例で
はオリフイスプレート10は表面平坦な下面に密接配列
の多数のオリフイスを有する、特公昭51−46859
号公報に開示されている型のものであるが、プレート下
面に多数のチツプノズルが突出形成されたいわゆるチツ
プノズルプレートであつてもよい。
オリフイスプレート10のオリフイスから流出した溶融
ガラスは巻取機14で引張られることによりオリフイス
出口に円錐体を形成しながら細化してフイラメントとな
り、このフイラメントは塗布器16の塗布ローラで集束
剤が適用され、集束ロール18で1本又は複数本のスト
ランドにまとめられ、トラバース装置20によりあやふ
りをされながら巻取機14のドラムに巻かれてパツケー
ジ22となる。
符号24はオリフイスプレート10の下面に空気流を吹
き当てるための本発明の空気ノズル組立体であり、これ
によりオリフイスプレート面を冷却し、溶融ガラスがオ
リフイスから流出して細化してフイラメントとなる時に
オリフイス出口に安定した溶融ガラス円錐体を形成させ
、それら円錐体を冷却し、かつオリフイスプレート10
に近接して存在する停滞ガスを排除し、また紡出される
繊維によつて下方に吸取られるガスを補給する。
空気ノズル組立体24は空気供給導管即ちホース26に
接続され図示しない加圧空気供給源より空気が供給され
る。空気ノズル組立体24の構造の詳細は第2図ないし
第5図に示されており、大別して、空気供給口28を有
するマニホルド30を備えた空気導入部32と、マニホ
ルド30に連通する複数個の後述するノズル通路34を
備えた空気ノズル部36とを有する。
空気ノズル部36は、同一形状の複数個のノズルリブ3
8を連続的に並置し、相互のはめ合いにより合体して構
成したノズルプロツク39を有し、各ノズルリブ38は
各々相対する合体面40,42に長定方向に延びる凹所
44,46が形成され、隣接し合うノズルリブ38の一
方の凹所44と他方の凹所46とで1つのノズル通路3
4が形成されるようになつている。隣接するノズル通路
34の間には凹所44,46の底部となる隔壁48が存
在するだけなので、ノズル通路34の間隔を極めて小さ
くして、ノズル通路34から吹き出される空気流の本数
を高密度化することができる。各ノズルリブ38の合体
のためのはめ合いは、相対する合体面40,42の縁部
近傍に補合形状の垂直段部50,52を形成することに
より、隣接し合う垂直段部50,52で好ましくはやや
きつめのはめ合いを行なうことによつてなされている。
しかしながら垂直段部ではなくありつぎ形の傾斜段部を
形成して行なつてもよく、この場合にはノズルリブ相互
の分離がより積極的に阻止される。各ノズルリブ38に
形成された凹所44,46は、隣接し合うノズルリブ間
に形成されるノズル通路の断面形状が合体面方向に細長
い八角形をなすような形状とされてるが、この形状のみ
に限られず、ノズル通路断面形状が例えば長方形その他
の細長い多角形、又は長円形若しくは楕円形、又は円形
となるような形状であつてもよい。
ノズルリブ38は普通の鉄などの金属製とすることがで
き、この場合上述した凹所44,46は研削又は押し出
し加工などをすることにより容易に作ることができる。
従つて凹所44,46を任意の形伏とすることができ、
ノズル通路の断面形状を自由に選択することができる。
なおノズルリブ38は鉄以外の例えばステンレススチー
ル、アルミ合金で作つてもよい。これらの場合でも凹所
44,46は任意の形状とすることができ、ノズル断面
形伏を自由に選択することができる。ノズル通路の断面
形状は図示実施例のようにノズルリブ38の合体面方向
に細長い形状とすることが好ましい。このようにするこ
とによつて、同じ断面積でノズル通路の密度を増すこと
ができ、空気流本数の密度をより増加させることができ
る。さらに特公昭54−33293号公報第4頁に説明
されているように、ノズル通路断面形状の短軸がオリフ
イスプレー口0の長手方向と平行になるように空気ノズ
ル部36を配置することにより、ノズル通路の長軸方向
に一致するオリフイスプレートの巾方向により広い均一
な冷却効果を与えることができ、オリフイスプレートに
おけるオリフイスの巾方向配列寸法範囲を増加させるこ
とが可能となる。なお図示実施例ではノズルリブ38の
両合体面40,42に凹所44,46を形成したが、合
体面40,42の一方のみに凹所を形成しても同様にノ
ズル通路を得ることができる。
また両端に位置するノズルリブは合体面が一側しかない
ので、第5図に示すように合体面でない方の面を凹所の
ない平坦な形状としたエンドリブ54,56とすること
ができる。図示実施例の空気ノズル部36はまた、ノズ
ルリブ38を並置、合体して構成したノズルプロツク3
9を固く保持するための装置を有している。
この保持装置はノズルプロツク39の両側部に位置する
1対の鉄製の押え板58,60と、ノズルプロツク39
の両端部に位置する1対の鉄製の圧締板62,64とを
有し、押え板58,60と圧締板62,64とはボルト
66により、ノズルプロツク39を囲むように箱型に接
続されている。圧締板62,64にはそれぞれ4個のね
じ孔68があけられ、これらねじ孔68にはそれぞれセ
ツトスクリユー70がはめ込まれている。従つてこれら
セツトスクリユー70を回してその先端でノズルプロツ
ク39のエンドリブ54,56の端面を押圧することに
より、ノズルプロツク39は圧締され固く保持される。
図示実施例の空気ノズル部36にはまた、並置、合体さ
れたノズルプロツク39を支持するための普通の鉄など
の金属製の支持プロツク72が設けられている。
支持プロツク72はノズルプロツク39の下端を受け入
れるための1つの凹所74を有し、凹所74は上方に開
口しているだけでなく両端部においても外方に開口して
おり、従つて凹所74は研削加工などで容易に形成する
ことができる。凹所74の巾方向の寸法はノズルプロツ
ク39の厚さよりも大きく、第3図に示す如くその余つ
た寸法部分にスペーサ76が挿入されており、このスペ
ーサ76は、これに直角に支持プロツク72にあけられ
た4個のねじ孔78にねじ込まれたセツトスクリユ一8
0の先端により、ノズルプロツク39の方向に押圧され
、ノズルプロツク39の下端を固く保持している。凹所
74の両端部には1対の位置決め板82,84がボルト
で固定されている。支持プロツク72にはまたノズルプ
ロツク39のノズル通路34のそれぞれに整合する位置
に連通路86が形成されている。支持プロツク72はボ
ルトで後述する位置整用のガイドプロツク88に結合さ
れている。空気導入部32はマニホルド30に加え、マ
ニホルド30からノズル通路34に導かれる空気量をそ
れぞれ独立して個別に微調整するためのバルブ機構90
を備えたバルブプロツク92と、バルブ機構90と空気
ノズル部36との位置関係を使用に最適に状態に調整す
るためのガイドプロツク88とを有する。
マニホルド30は鉄板材料などを箱状にボルトで結合し
てなり、空気供給口28に対応する位置にホース26を
接続するためのニツプル94をボルトで結合している。
空気供給口28及びニツプル94の数は図示実施例では
4個であり、この場合マニホルド30の内部も3枚の仕
切板96で対応する4個の室に区分されている。また各
ニツプル94に接続されたホース26と空気供給源との
間にはそれぞれ図示しない空気流量調整用のバルブ装置
が取り付けられており、各バルブ装置を独立して個別に
制御することにより、ノズルプロツク39のノズル通路
34から吹き出される空気流の流量を対応する4つの群
に分けて個別に制御することができる。なお符号98は
空気流から異物を取り除くためのスクリーンである。バ
ルブプロツク92は好ましくは普通の鉄製であり、ボル
トでマニホルド30の上端に固着され、かつそれぞれマ
ニホルド30に開口しかつ支持プロツク72の連通路8
6に連通する連通路100を有している。
各連通路100にはそれを通る空気流の流量を微調整す
るためのバルブ機構90が組み込まれている。バルブ機
構90は第2図に示されているように二段に千鳥伏に配
列されている。このようにすることによつて、連通路1
00の密接配列、強いてはノズルプロツク39における
ノズル通路の密接配列を可能にし、かつバルブ機構90
の操作を容易にしている。各バルブ機構90は、ニード
ル型のバルブであり、対応する連通路100をほぼ直角
に横切る方向に、連通路100の直径とほぼ同径若しく
はやや大径のバルブ孔102をあけ、このバルブ孔10
2の入口側の端部部分にはねじを切り、バルブ孔102
とほぼ同径の二ードルバルブ部分104とバルブ孔10
2のねじに対応するねじ部106とを持つボルト伏二ー
ドルバルブ108をバルブ孔102に挿入してなつてい
る。
ボルト状ニードルバルブ108の頭部110は密接配列
の関係からできるだけ小さめにすることが望ましく、ま
たボルトレンチにより操作できる六角穴付き型である。
ボルト伏二ードルバルブ108の頭部110とバルブプ
ロツク92との間にはコイルスプリング112が配設さ
れ、バルブ孔102とボルト状二ードルバルブ108と
の間の多少のガタを吸収し、微動作できるようになつて
いる。従つてボルトレンチを頭部110に挿入してボル
ト状ニードルバルブ108を回すことにより二ードルバ
ルブ部分104をバルブ孔102内で出し入れし、連通
路100の開度を変化させて流量を微調整することがで
きる。前述したホース26に接続された図示しないバル
ブ装置による、ノズルプロツク39のノズル通路34か
ら吹き出される空気流を4区分に区分けした流量制御と
、このバルブ機構90によるノズル通路34から吹き出
される空気流の個々の微調整とにより、幅広い流量制御
が可能となる。ガイドプロツク88は、好ましくは普通
の鉄製であり、バルブプロツク92上にボルトで固定支
持され、かつ支持プロツク72をボルトで固定、支持し
ている。
ガイドプロツク88には、バルブプロツク92の連通路
100と支持プロツク72の連通路86とを前者が後者
に対してボルト状ニードルバルブ108の頭部110と
反対の方向に食い違つた伏態で連通させるための傾斜連
通路114が形成されている。このようにすることによ
つてボルト伏二ードルバルブ108の頭部110及びバ
ルブプロツク92、並びにマニホルド30を、第3図に
示すようにノズルプロツク39及び支持プロツク72の
前方側部(第3図で見て左方側部)より引込んだ伏態に
配置することができ、第1図に示す使用状態において空
気ノズル組立体24を、ニードルバルブ108の頭部な
どが紡糸されつつあるガラスフイラメントに接触するこ
となく、オリフイスプレート10の下側でそれにできる
だけ垂直に設置することができる。通常、空気ノズル組
立体は、第1図に示すように、その長手方向をオリフイ
スプレートの長手方向に一致させてフイラメント群の背
後に、ニードルバルブ108の頭部110をフイラメン
ト側に向けて設置され、そのバルブ操作はフイラメント
群をはさんで空気ノズル組立体と対向する作業通路側か
ら、例えば細長いボルトレンチによつて行う。この場合
ノズルプロツク39の下側前部に二ードルバルブ頭部1
10のような突起物があると、それがフイラメントに接
触しないように空気バルブ組立体全体を傾斜せざるを得
ない。しかしながらこのようにするとノズルプロツク3
9から吹き出された空気流はオリフイスプレートに斜め
に衝突し、空気流が衝突した後側のオリフイスプレート
部分には十分な空気流が行かず冷却が不均一となる。従
つて空気バルブ組立体24は出来るだけ垂直に設置する
ことが好ましく、上記ガイドプロツク72によりその目
的を達成している。なお図示の実施例においてはノズル
プロツク39とマニホルド30との間にガイドプロツク
88及びバルブプロツク92を介在させたが、ノズルプ
ロツク39の上述した利点のみに着目すればガイドプロ
ツク88及びバルブプロツク92はなくてもよく、この
場合ノズルプロツク39をマニホルド30の頂部に直接
固定、支持させればよい。
従つて本発明の空気ノズル組立体によれば、空気ノズル
部を、同一形状の複数個のノズルリブを連続的に並置し
てはめ合いにより合体させたノズルプロツクで構成し、
各ノズルリブの相対する合体面の少なくとも一方の面に
長手方向に延びる凹所を形成し、この凹所で隣接し合う
ノズルリブ間にノズル通路を形成したので、各ノズル通
路間には上記凹所の底部となる隔壁が存在するだけなの
でノズル通路の間隔を狭めて密接配列することが可能と
なり、各ノズル通路から吹き出される空気流の本数を高
密度化することができる。
例えばこれを前述した特公昭54−33293号公報に
開示されている、従来の一ロー本が独立した複数本の管
伏ノズル(チユーブ)を並置した構成と比較してみると
、この従来の管状ノズルの場合は1cTrL長さ当りの
空気流の本数が約0.7〜1.0本であつたものが、本
発明の図示実施例による場合は1CTIL長さ当り約3
本までが可能となり、約3〜4倍の高密度化を達成する
ことができた。従つてこのような空気流杢数の高密度化
によりオリフイスプレートの冷却効果をより高めかつ均
一にすると共にオリフイスプレートに近接して存在する
停滞ガスの排除をより良好にし、オリフイスプレートの
密に穿設された多数のオリフイスに安定した溶融ガラス
の円錐体を形成しかつその分離を良好にし、糸切れの少
ない安定したガラス繊維の紡糸を達成することができる
。また各ノズルリブの凹所は、研削、押し出し加工、又
は成型加工などにより任意の形伏とすることができるの
で、ノズル通路の断面形伏を自由に選択することができ
、ノズル通路の断面形状を合体面方向に細長くした場合
には、オリフイスプレートの巾方向の広い範囲に空気流
を吹き当てることができ巾方向にも均一に冷却すること
ができ、ガラス繊維の紡糸を一層良好に行なえるもので
ある。さらにノズルリブの加工は容易であり、かつマニ
ホルドへの接続もリブプロツク単体を支持するための矩
形の凹所を1つ形成すればよいので、空気ノズル組立体
の製造、組立てが極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空気ノズル組立体の、側断面図として
示される紡糸装置における使用状況を示す説明図、第2
図は本発明の空気ノズル組立体の好適実施例の一部断面
正面図、第3図は第2図の空気ノズル組立体の縦断面図
、第4図は第2図の空気ノズル組立体におけるノズルプ
ロツクの先端の一部拡大図、及び第5図は第2図の空気
ノズル組立体におけるノズルプロツクの保持装置の端部
圧締板の部分を示す断面図である。 図中、符号2・・・・・・ガラス繊維紡糸炉、10・・
・・・・オリフイスプレート、24・・・・・・空気ノ
ズル組立体、28・・・・・・空気供給口、30・・・
・・・マニホルド、34・・・・・・ノズル通路、36
・・・・・・空気ノズル部、38・・・・・・ノズルリ
ブ、39・・・・・・ノズルプロツク、40,42・・
・・・・合体面、44,46・・・・・・凹所。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス繊維紡糸炉のオリフィスプレート面に空気流
    を吹き当てるための空気ノズル組立体であつて、空気供
    給口を有するマニホルドを備えた空気導入部と、前記マ
    ニホルドに連通する複数個のノズル通路を備えた空気ノ
    ズル部とを有し、前記空気ノズル部は同一形状の複数個
    のノズルリブを連続的に並置し、相互のはめ合いにより
    合体させたノズルルブロツクを有し、前記各ノズルリブ
    の相対する合体面の少なくとも一方には長手方向に延び
    る凹所が形成されこの凹所で隣接し合うノズルリブの間
    に前記ノズル通路を形成したことを特徴とする空気ノズ
    ル組立体。 2 特許請求の範囲第1項記載の空気ノズル組立体にお
    いて、前記ノズルリブの合体面の両側に前記凹所が形成
    され、それにより隣接し合うノズルリブ間で形成される
    前記ノズル通路の断面形状が合体面方向に細長くなつて
    いる空気ノズル組立体。 3 特許請求の範囲第1項記載の空気ノズル組立体にお
    いて、前記ノズルリブを合体させるための相互のはめ合
    いは、各ノズルリブの相対する合体面の縁部近傍に補合
    形状の垂直段部を形成することにより、隣接し合うこれ
    ら垂直段部の係合によつて行なう空気ノズル組立体。 4 特許請求の範囲第1項記載の空気ノズル組立体にお
    いて、前記空気ノズル部はさらに、前記ノズルブロック
    を固く保持するための保持装置を有し、前記保持装置は
    、前記ノズルブロックの相対する側部に位置する1対の
    押え板と、該ノズルブロックの相対する端縁部に位置し
    前記押え板に該ノズルブロックを囲むように箱型に連結
    された1対の圧締板と、前記圧締板に形成されたねじ孔
    にねじ込まれた先端で前記ノズルブロックの端面に係合
    してそれを押圧するねじ部材とを有する空気ノズル組立
    体。
JP16364781A 1981-10-14 1981-10-14 ガラス繊維紡糸用空気ノズル組立体 Expired JPS5920614B2 (ja)

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US06/421,908 US4391619A (en) 1981-10-14 1982-09-23 Air nozzle apparatus for use in drawing glass fibers
KR8204383A KR850001931B1 (ko) 1981-10-14 1982-09-29 유리섬유 드로오잉 가공용 공기 노즐장치
AU88826/82A AU536494B2 (en) 1981-10-14 1982-09-29 Air nozzle
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