JPS6290320A - 繊維状ピツチの製造法及び紡糸ダイ - Google Patents

繊維状ピツチの製造法及び紡糸ダイ

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JPS6290320A
JPS6290320A JP60228818A JP22881885A JPS6290320A JP S6290320 A JPS6290320 A JP S6290320A JP 60228818 A JP60228818 A JP 60228818A JP 22881885 A JP22881885 A JP 22881885A JP S6290320 A JPS6290320 A JP S6290320A
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JP
Japan
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spinning
pitch
hole
die
gas discharge
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Tokuzo Ikeda
池田 得三
Akihiro Atsumi
渥美 昭洋
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −の1  ! 本発明は、一般にはピッチ繊維の製造方法に関するもの
であり、更に詳しく言えばメルトブロー法による繊維状
ピッチの製造法及びそのための紡糸ダイに関するもので
ある。本明細書において、繊維状ピッチとは、ピッチ繊
維は勿論のこと、多数のピッチ繊維が絡らむことにより
構成される綿状のピッチ及び該綿状ピッチがウェブ状と
された不織布状ピッチ等を意味する。以下、本明細書に
ては不織布状ピッチに関連して説明するが1本発明を限
定するものではないことを理解されたい。
従」(Ω」E術 メルトブロー法を使用して原料ピッチから不織布状ピッ
チを製造する方法は、特開昭58−132079号に開
示されている。この方法は、軟化点が250℃以上でメ
ソフェース量が5重量%以下の石油ピッチを原ネ1とし
て、米国特許3,825.380号及び3,849,2
41畦に記載されているような断面がナイフェツジ型の
ダイを使用し、メルトブロー法によりピッチを連続マッ
ト形、つまり不織布に加工するものである。
更に説明すれば、上記従来のメルトブロー法による不織
布の製造方法は、溶融した原料ピッチを、第5図に図示
するように、断面が三角形をしたナイフェツジ型のノー
ズピース9の先端部に一列に設けた複数個の紡糸孔10
により紡糸すると同時に、該紡糸孔10の両側に設置し
た二つの気体吐出スリン)11より高速の気体を吐出さ
せることによって、該原料ピッチを微細繊維と高速気流
とからなるIam流に形成し、該am流を移動する捕集
面に回収することからなっている。
しかしながら、通常熱可塑性樹脂製不織布の製造に使用
されるこのような従来のナイフェツジ型ダイを使用して
メルトブロー法により、熱可塑性樹脂に比較して著しく
紡糸性の劣るピッチを紡糸した場合、良好な不織布状ピ
ッチを安定的、経済的に製造することは困難であった。
の  しようと る、3 へ すなわち、従来のメルトブロー用ダイにおいては、紡糸
孔10の両側に設けられた二つの気体吐出スリットll
より高速で吐出される双方の気体の流速及び流量のバラ
ンスが一方に片寄らないことが重要であり、該気体吐出
スリン)11の間隙をダイの全幅にわたって均一になる
ように調整しなければならないため、ダイの機械加工及
び調整に高度の技術が必要である。もし、この調整が不
十分であると、気体吐出スリットから噴出される高速気
流のバランスがくずれ気体流の流れが不均一となり、紡
糸された原料成分が円滑に延伸細化されず繊維の途中に
玉状の部分を生成したまま下流に落下し、いわゆる「シ
ョット」と称する現象を起こしたり、糸切れを起こした
りして不織布の性能及び外観を著しく損ねることとなっ
た。
又、運転前に精密に調整しても、運転時の熱ひずみの発
生によって気体吐出孔の間隙を高精度に維持することは
困難であり、定常運転にいたるまでに長時間を要する結
果、生産性の低下を招くことになった。
更に、気体吐出孔11からカーテン状に流tilする高
速気体流は紡糸孔10の直下で合流するために、気体流
に乱れが生じ易く良好なピッチ繊維を製造することが困
難であり、従って良好なピッチ繊維を製造するために、
気体吐出孔11からの気体流の温度及び流星、並びに紡
糸孔10からのピッチの吐出駿などに許容される製造条
件範囲が非常に狭いものとなっている。
更に又、ノーズピース9の先端は鋭いナイフェツジにな
っているため僅かに傷がついても使用不能となったり、
ノーズピース9の先端部に穿設されている紡糸孔10は
、該ノーズピース9と一体となっているため紡糸孔10
の一部が閉塞した場合でもノーズピース9全体を交換す
る必要があるので長時間の連続運転をすることができな
いなどの欠点を有していた。
i艶ユ1] 従って、本発明の目的は、斯る従来の問題点を解決し、
ピッチを原料としてメルトブロー法によりショットやち
ぢれのない、つまり良好な品質の繊維状ピッチを製造す
るための方法及びそのための紡糸ダイを提供することで
ある。
本発明の他の1゛1的は、長期間安定した紡糸状態で良
好な品質の繊維状ピッチを経済的に11つ連続生産し得
る繊維状ピッチの製造法及びそのための紡糸ダイを提供
することである。
。      るための− 上記諸目的は本発明に係る方法及び紡糸ダイにて達成さ
れる。要約すれば、本発明は、メルトブロー法でピッチ
を紡糸し、繊維状ピッチを製造する際、ピッチ紡糸孔と
同心円を成す気体吐出孔より気体を噴出することを特徴
とする繊維状ピッチの製造法及びそのための紡糸ダイ〒
ある。
以下に本発明の実施態様の一例を添付の図面に基づいて
詳細に説す1する。
第1図から第3図を参照すると、本発明に使用される紡
糸ダイの一実施例が図示される。本実施例によると、紡
糸ダイlは平板状のダイ本体2と、該ダイ本体2と所定
の間隔、例えば15mm離間して平行に配置されたエア
プレート3とを右し、後で詳しく説明するように、ダイ
本体2とエアプレート3にて気体室又は気体通路4を画
成する。
ダイ本体2には複数の紡糸ノズル20が取付けられ、そ
の配置態様は所望に応じ種々に採用され得るであろう。
本実施例〒は、該紡糸ノズル20はダイ本体2の長手方
向に沿って平行に且つ等間隔(例えばt=15.6mm
)にて3列(紡糸ノズル20A、20B、20C)に配
列され、各列共5〜10O個の紡糸ノズル20にて構成
される。又、第3図に最もよく図示されるように、各列
の紡糸ノズル20A、B、Cは互いに等間隔(例えばp
= 18.0mm)にて配置され、且つ第1と第3列の
紡糸ノズル20A、20Cは幅方向に整列しているが、
第2列の紡糸ノズル20Bは第1と第3列の紡糸ノズル
20A、20Cの中間位置に配置するように若干ズして
配置される。
次に、紡糸ノズル20について説明する。紡糸ノズル2
0は、第2図に詳しく図示されるように、中心部にピッ
チ導入孔21が穿設されたノズル本体22を有する。該
ノズル本体22の外周部中央部にフランジ23が形成さ
れ、該フランジ23とノズル本体22の一端22aとの
間はネジ部24とされ、ダイ本体2に螺合される。ノズ
ル本体22の他端22bには紡糸孔31を形成するキャ
ピラリー管30が埋め込まれ、必要に応じて該端部22
bに溶接又はかしめ等により固定される。
勿論、紡糸孔31は紡糸ノズル本体22と別部材のキャ
ピラリー管30にて形成される必要はなくノズル本体自
体を機械却下することにより形成することもできる。し
かしながら、後述するような形状寸法の中空管であるキ
ャピラリー管を使用すると、紡糸孔の形成が容易であり
l18つ均一で精度のよい紡糸孔が得られるという利点
がある。
エアプレート3にはキヤピラリー管30が貫通して延在
し得るように、該キヤピラリー管30と、つまり紡糸孔
31と同中心にて円形の透孔5が穿設される。
キャピラリー管30とエアプレート3について更に説明
する。キャピラリー管30の寸法形状は所望に応じ種々
に設計され得るが、ピッチの物性や製品の要求品質に応
じて最適紡糸ができるように内径、外径及び長さが選択
される。通常、キャピラリ管は内径が0.1〜1.0m
m、好ましくは0.2〜0.5mmのステンレス中空管
とされる。このようなキャピラリー管を使用すると、紡
糸孔の形成が容易であり且つ均一で精度のよい紡糸孔が
得られるという利点がある。更に、キャピラリー管の長
さは、0.1〜1.0mmの内径のものを用いた場合は
、長さ/内径比が3〜70と、内径0.2〜0.5mm
のものを用いた場合は10〜40となることが望ましい
。長さ/内径比が70以−Lになると脈流や糸切れやシ
ョットが生じ、3以下では気体の流路が狭くなり不適当
である。
一方、エアープレート3に穿設した気体吐出孔5の孔径
は通常0.7〜10mmであり、好ましくは1.5〜6
mmである。又、該気体吐出孔5の深さ、即ち、本実施
例ではエアプレート3の厚さは0.5〜10mmである
ことが好ましい、気体吐出孔5の孔径が0.5mm以下
であるとピッチによる汚れが生じ易く、孔径が10mm
以上であると加熱気体を多酸必要とし又安定紡糸が妨げ
られる。
又、ノズル先端、つまり本実施例ではキャピラリー管3
0の外径と気体吐出孔5の孔径差は通常は0.2〜8m
mであり、好ましくは1.0〜4.0mmとされる。孔
径差が8mm以」―であると加熱気体を多量必要とし、
また安定紡糸が妨げられ、孔径差が0.2mm以下であ
るとピッチによる汚れが生じ易く不適当である。
このような、回心円型の気体吐出孔の使用により、従来
のナイフェツジ型ダイよりも気体消費量を減することが
できるので該気体を加熱するエネルギーの節約が可能と
なる。
又、本発明においてはセットバックSの量、即ち、紡糸
孔31の先端部が気体吐出孔5の先端部から突出する量
、つまり本実施例ではキャピラリ一管30がエアプレー
ト3の下面から突出する量が重要であり、該セットバッ
クSは、通常は一2mm(キャピラリー管30がエアプ
レート3の下面にまで達せず手前2 m mの位置に位
置している場合)から5mm(キャピラリー管30がエ
アプレート3の下面より外方に5 m mだけ突出して
いる場合)であり、好ましくは0〜2mmである。
セットバックが5.0mm以上であると気体流が不安定
となりショットやちぢれが増加し、−2mm以下である
と気体吐出孔5が汚れ妨〈なり適当でない。セットバッ
クSの調整は、紡糸ノズル20のフランジ部とダイ本体
2との間に、更にはエアープレート3とダイ本体2との
間にスペーサーを設置するなどして行なうことができる
上記構成において、加熱溶融されたピッチはダイ本体2
に取付けられたノズル20のピッチ導入孔21から導入
され該ノズル先端部の紡糸孔31から紡出されるととも
に、気体通路4より導入された加熱気体がエアプレート
3に該紡糸孔31と同心円に穿設された気体吐出孔5か
ら噴出される。これにより、紡糸孔31から押出された
ピッチは該加熱気体によって延伸細化され、繊維状ピッ
チとされる。該繊維状ピッチは該紡糸ダイの下方に配置
され、連続的に移動する捕集手段上に吹き付けられウェ
ブを形成する。斯る手段については後で詳しく説明する
本発明で使用するピッチは炭素繊維の原料として用いら
れる通常のものでよく、光学的等方性ピッチ、光学的異
方性ピッチ、更には光学的等実相と異実相の混在するピ
ッチのいずれでもよい。
ダイに導入する溶融ピッチの温度は原料ピッチの種類に
よって選択されるが、通常は300〜400℃の範囲が
好ましい。ピッチの温度が400℃以上になるとピッチ
繊維にちぢれが生じ、300℃以下では脈流が発生し糸
切れやショットを誘発し不適当である。
又、ピッチを紡糸孔31から吐出せしめるピッチ吐出圧
力は通常は0.2〜5.0Kg/cゴGの範囲が好まし
い。吐出圧力が0.2Kg/crn”Gより低いとショ
ットやちぢれが発生し、5.0K g / c rn’
 Gより高くてもショットやちぢれ、又糸径のむらが生
じ適当でない。
本発明の重要な点は、紡糸孔と同心円を成す気体吐出孔
より吐出された加熱気体流中にピッチ繊維を紡糸するこ
とにある。この場合、噴出された気体流はノズルの先端
部の紡糸孔の外周に沿ってバランスよく流れ、紡出され
たピッチ繊維の延伸方向にf行して均一に流れる。した
がって本発明の方法によれば、容易に安定した気体流と
繊維流が形成され、良質な繊維状ピッチを経済的に連続
して生産できる。
本発明で使用する加熱気体は、通常空気が用いられるが
、窒素や炭酸ガスのような原料ピッチに対して不活性な
ものなら何でもよい。気体温度はピッチ温度より10〜
40℃低いことが好ましく通常は200〜360℃の範
囲が望ましい。気体温度は200℃より低くても、36
0℃より高くても糸切れやショットが増加し好ましくな
い。気体吐出孔当たりの気体流量は通常1〜100l/
分であり、好ましくは10〜5017分である。
気体の流量が1001/分以−にになるとちぢれやショ
ットが生じ、11/分以下になると繊維の延伸細化が十
分行なわれないので不適当である。
本発明の繊維状ピッチの製造に好適に使用される紡糸ダ
イlは、1〜述のように、紡糸孔31を内設した複数個
のノズル20、該紡糸孔31と同心円を成す複数個の気
体吐出孔5を穿設したエアープレート3を具備したこと
を特徴とする。
該紡糸ノズル20は、上記実施例の如くに、ダイ本体2
に着脱自在にネジ1]二めされることが望ましく、斯る
構成により罪転中にノズルが汚れ閉塞した場合でも、該
ノズルだけをダイ本体から取り外し交換することができ
るので、ダイの交換時間を延長させることができ極めて
経済的である。
更に、本発明のダイではダイ幅方向に複数列のノズルを
配設することができるので、ノーズピースの先端に一列
しか配設できなかった従来のナイフェツジ型ダイに比較
して生産性の向−1〜を図ることができる。又、該ダイ
の寸法形状、つまり紡糸ノズル20の配置は必要とする
製品の性状寸法に応じて適宜選択すればよい。
第4図には、本発明に従ってsai状ピッチを不織布と
する製造装置が概略図示される。
本実施例によると、箱状とされたハウジング101を有
した紡糸装置100の内部に上述の如き構造とされる本
発明に従った紡糸ダイ1が設置される。紡糸装置100
には原料供給管102より原料ピッチが供給され、紡糸
ダイlの紡糸ノズル20から紡出される。又、同時に紡
糸装置100には気体供給管103から気体が供給され
、気体導入通路4を通り、気体吐出孔5から吐出される
i−記紡糸装置の下方には、繊維状ピッチを捕集するた
めの手段が設けられるが、本実施例では、ピッチ不織布
を製造するための捕集手段が配置されている。該捕集手
段は、複数のドラム104に巻回されたスクリーン状の
ベルト、つまりコンベアネツ)105を具備する。従っ
て、紡糸装M100にて繊維状とされたピッチFは該ネ
ット105」二に落下し、通常の態様にてウェブWとさ
れ、所定幅の不織布とされる。繊維ピッチをネツ)10
5に効率よく捕集するために、該ネット105の下方に
吸引手段106が設けられる。
1差」 本発明の効果を調べるために、I−配給1図から第3図
に示す構成の紡糸ダイと、従来の第5図に示す紡糸ダイ
を使用して不織布を製造した。その時の原料ピッチ、紡
糸条件及び紡糸結果は表1に示す通りであった。
支電遣」 本発明に従って、表1の実施例1に示すピッチを原料に
して、表1に示す紡糸条件にてメルトプロー法による紡
糸を行なった所、連続糸よりなる良好な不織布状ピッチ
が得られた。
実験に用いたノズルの内径は0.35mm、外径は0.
7mm、長さ/内径比は、18、紡糸孔数は80個空気
孔径は2.0mm、深さは2.0rnm、セラ) /<
ツクSは1.Ommであった。
を較1」 実施例1で使用したものと同じピッチを原料にして、第
5図の構造を持つダイを使用して、表1の比較例1に示
す紡糸条件でメルトブロー法による紡糸を行なったとこ
ろ、溶融ピッチは糸条とならず、不織布状ピッチを得る
ことができなかった。
実験に用いたダイの幅は10cm、紡糸孔径は0.35
mm、紡糸孔数は80個、エアーギャップGは0.25
mm、セットバックSは0.2mm、ダイノーズ角度は
60°であった。
尚、空気量を3041/hoJle ・1n以下にした
場合でも良好な結果は得られなかった。
1竃1」 表1の実施例2に示すピッチを原料にして、実施例1と
同様のダイを使用して1表1の実施例2の紡糸条件にて
メルトブロー法による紡糸を行なったところ、連続糸よ
りなる良好な不織布状ピッチが得られた。
ル絞1」 実施例2で使用したものと同じピッチを原料にして、比
較例1と同じ装置を使用し、表1比較例合〒も自好な鈷
饗1士得られた九っ+−2に示す紡糸条件でメルトブロ
ー法による紡糸を行なった所、糸切れの頻度が高く、連
続した不織布状ピッチを得ることはできなかった。
尚、空気量3011hole 中1n以下にした場合で
も良好な結果は得られなかった。
支11」 表1の実施例3に示すピッチを原料にして、実施例1と
同様のダイを使用して1表1の実施例3の紡糸条件にて
メルトブロー法による紡糸を行なった所、直線状の単繊
維からなる良好な不織布状ピッチが得られた。又糸切れ
はほとんど発生しなかった。
ルJし汁」 実施例3で使用したものと同じピッチを原料にして、比
較例1と同じ装置を使用して、表1比較例3に示す紡糸
条件にて、メルトブロー法による紡糸を行なった所、糸
切れ頻度が高く、又単繊維にちぢれが見られる不完全な
形状をした不織布状ピッチが得られた。
尚、空気量を3011bole ・win以下にした光
ユ11と効】 以上説明したように、本発明に従ったメルトブロー法及
びそのための紡糸ダイによると、気体吐出孔が紡糸孔と
同心円となっているため、吐出気体はノズルの先端部の
紡糸孔の外周に沿ってバランスよく流れる気体流を形成
する。このためノズル先端部の周囲に封着する異物が該
気体流によって容易に取除かれて糸切れや紡糸孔の閉塞
が防がれるとともに、気体流の乱れがないため長時間安
定して紡糸することを可能とし、ショットやちぢれのな
い品質のよい繊維状ピッチを経済的に生産することがで
きる。
又、該気体流は紡出されたピッチ繊維の延伸方向に平行
に流れながら乱れることなく該ピッチ繊維の円滑な延伸
を助けるため、光学的異方相と等吉相の混在した紡糸性
の劣るピッチを原料に用いた場合でも安定した紡糸がi
ff 71である。
更に、着脱可能なようにダイ本体に取付けられた本発明
のノズルは閉塞が起こった場合でも、閉塞したノズルの
みを交換すればよいので、ダイ全体を交換する必要がな
く経済的な運転が可能である。
又、本発明の紡糸ダイではノズル当りの気体吐出孔の断
面積が小さいため気体敏及び該気体を加熱するエネルギ
ーを節約できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のメルトブロー用紡糸ダイの断面を示
す斜視図である。 第2図は、紡糸ノズルを示す紡糸ダイの部分の詳細図で
ある。 第3図は、本発明のメルトブロー用紡糸ダイのエアープ
レート側から見た正面図である。 第4図は、本発明による不織布状ピッチの製造装置の概
略斜視図である。 第5図は、従来のナイフェツジ型紡糸ダイの断面図であ
る。 1:紡糸ダイ 2:ダイ本体 3:エアープレート 4:気体流路 5:気体吐出孔 20:紡糸ノズル 21:ピッチ導入孔 30:キャピラリー管 31:紡糸孔 102:ピッチ供給管 103:気体供給管 105:コンベヤーネット 〜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)メルトブロー法を利用してピッチを紡糸し繊維状ピ
    ッチを製造する方法において、ピッチを押し出すピッチ
    紡糸孔と同心円を成して環状の気体吐出孔を形成し、該
    環状気体吐出孔より気体を噴出するようにしたことを特
    徴とする繊維状ピッチの製造法。 2)気体の温度が200〜360℃である特許請求の範
    囲第1項記載の製造法。 3)一つの環状気体吐出孔を流動する気体の流量が1〜
    100l/分である特許請求の範囲第1項記載の製造法
    。 4)一つの環状気体吐出孔を流動するの気体の流1が1
    0〜50l/分である特許請求の範囲第1項記載の製造
    法。 5)繊維状ピッチを製造するためのメルトブロー用紡糸
    ダイであつて、紡糸孔を内設した複数個の紡糸ノズルを
    有したダイ本体と、該紡糸ノズルに対応して配置され且
    つ該紡糸孔と同心円を成す環状の気体吐出孔を複数個穿
    設したエアープレートとを具備することを特徴とする紡
    糸ダイ。 6)各ノズルは着脱自在にダイ本体に取付けられて成る
    特許請求の範囲第5項記載の紡糸ダイ。 7)紡糸孔は、紡糸ノズルの先端にキヤピラリー管を埋
    込むことにより形成されて成る特許請求の範囲第5項又
    は第6項記載の紡糸ダイ。 8)紡糸孔の内径が0.1〜1.0mmで長さ/内径比
    が3〜70とされて成る特許請求の範囲第5項から第7
    項のいずれかの項に記載の紡糸ダイ。 9)紡糸孔の内径が0.2〜0.5mmで長さ/内径比
    が10〜40とされて成る特許請求の範囲第8項記載の
    紡糸ダイ。 10)気体吐出孔の孔径が0.7〜10mmとされて成
    る特許請求の範囲第5項から第9項のいづれかの項に記
    載の紡糸ダイ。 11)気体吐出孔の孔径が1.5〜6mmとされて成る
    特許請求の範囲第10項記載の紡糸ダイ。 12)ノズル先端の外径と気体吐出孔の孔径差が0.2
    〜8mmとされて成る特許請求の範囲第10項又は第1
    1項記載の紡糸ダイ。 13)ノズル先端の外径と気体吐出孔の孔径差が1.0
    〜4.0mmとされて成る特許請求の範囲第12項記載
    の紡糸ダイ。 14)気体吐出孔の深さが0.5〜10mmとされて成
    る特許請求の範囲第5項記載の紡糸ダイ。 15)セットバックが−2〜5mmとされて成る特許請
    求の範囲第5項記載の紡糸ダイ。 16)セットバックが0〜2mmとされて成る特許請求
    の範囲第15項記載の紡糸ダイ。 17)複数列のノズルが配設されて成る特許請求の範囲
    第5項記載の紡糸ダイ。
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