JPS63288240A - 糸テキスチャード加工用のノズル - Google Patents

糸テキスチャード加工用のノズル

Info

Publication number
JPS63288240A
JPS63288240A JP63102853A JP10285388A JPS63288240A JP S63288240 A JPS63288240 A JP S63288240A JP 63102853 A JP63102853 A JP 63102853A JP 10285388 A JP10285388 A JP 10285388A JP S63288240 A JPS63288240 A JP S63288240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
insert
yarn
processing
textured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63102853A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6410611B2 (ja
Inventor
ウェルナー ナブロン
アルミン ウィルツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maschinenfabrik Rieter AG
Original Assignee
Maschinenfabrik Rieter AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maschinenfabrik Rieter AG filed Critical Maschinenfabrik Rieter AG
Publication of JPS63288240A publication Critical patent/JPS63288240A/ja
Publication of JPS6410611B2 publication Critical patent/JPS6410611B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/16Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam
    • D02G1/161Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam yarn crimping air jets

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はテキスチャード加工用ノズルを具備した糸の
テキスチャード加工機に関する。糸はテキスチャード加
工用ノズルを通り、実質的に予じめ定めた糸道に沿って
進行する。テキスチャード加工用ノズルを通過する間に
、糸は一般的には気体もしくは蒸気である糸処理流体の
作用を受ける。
ここでいう「糸」とは、全ての連続状繊維要素を示シ、
特に、但し非限定的に、モノフィラメントあるいはマル
チフィラメントの別を問わず、フィラメント状合成繊維
材料を示す。
〔従来の技術〕
この発明は、より詳しくは糸を処理用流体の作用によっ
てテキスチ丁−ド加工する一般的な工程に使用する一般
に公知の形式のテキスチャード加工用ノズルに関するが
、このノズルにはテキスチャード加工室が設けてあり、
この室の中で主テキスチャード作用が生ずる。この室は
細長い形状で、ノズルの中を貫通している糸道の一部を
構成している。室壁には穴があけてあり、処理流体はこ
の穴を通り、通常は糸道を横断する方向に排出される。
ノズルには流体と糸とを合せ、室の中に導く装置を設け
である。テキスチャード加工室に入る前に流体が糸を前
進させるように作用して糸を強制して室に入れるように
構成するのがよいが、流体が室に入った後は室壁の穴か
ら流体を逃してこの糸を前進させる作用を少くとも実質
的に軽減させるようにしてある。室は、室の中で流体の
強烈な乱流および/あるいは振動、場合によっては共鳴
周波数の振動、を発生させるように設計してある。流体
は高温の蒸気あるいは気体であるのが良く、高温空気で
あるのが好ましいが、スチームを使用してもよい。糸と
流体が合された後テキスチャード加工室に入る前におけ
る流体の温度および流体と糸とがノズル内にある時間は
、糸を糸の材料によって異なる所定の温度近くまで、好
ましくは糸が可塑化する温度のごく近くまで、加熱でき
るような程度であるのがよい。室壁の穴は糸道のまわり
に糸道の方向に長く等分装置したスリットの形状にする
のがよい。
上記の一般的形式のテキスチャード加工用ノズルで、そ
の室壁に好ましい形として軸方向に長いスリットを設け
たものの例としては、米国特許第3、714.686号
、第3.908.248号、第3.950.831号、
第4.014.084号、第4.100.659号(B
、^、 S、F、 )、米国特許第3.983.610
号、第4.095.317号(Akzona)、西独公
告明細書箱DB−A 2.632.083号(Barm
ag)、米国特許第3.802.038号、第3.84
9.844号(Neumσn5tersche !Ja
schinen−und Apparatebau G
mbH,)などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
テキスチャード加工のような処理に対して必要とするノ
ズルに関しては特別に意味のある問題点がある。すなわ
ちテキスチャード加工は相対的に複雑であり、それは例
えば染色性のような糸材料自体の諸物性に大きな影響を
与える。このようなノズルにふいて、ノズル間あるいは
1個のノズルの経時間における形態の僅かな変動が糸の
物性上に顕著な変動を生ずることになる。この事は少く
とも糸の最終需要家に困難を与えることになり、このよ
うな糸からは品質の劣る製品が作られることになる。例
えば用いられた糸の染斑に基づいて筋が発生した織物が
作られることになる。又一連のテキスチャード加工用ノ
ズルを作り、これらの作動特性を均一にコントロールす
るためには、許容される製造コスト内で正確な製造を行
うという非常に厳しい問題を有する。
糸の引通しを容易にするために開閉可能に作られたノズ
ルが既に独逸特許公開公報第2722257号公報にお
いて提案されている。このノズルも又、テキスチャード
加工室を規定する交換可能な部材を有する。しかしなが
ら、これら部材にはスロットが設けられておらず、又そ
れら部材がそれぞれの支持部材にどのように保持される
か明瞭な説明がない。それぞれの部材は明らかに複雑な
構造であり、孔明き基礎部材をおおうふるい状のカバー
を有し、このような部材を再現性よく均一に作ることは
できそうもない。
本発明はテキスチャード加工糸に良くコントロールされ
た再現性のある、すなわち安定性のある特性を与えるた
めの正確な製造を可能にする特定のタイプのテキスチャ
ード加工用ノズルを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、糸が糸処理ノズルの全体として真直ぐ
な通路内を通って移動する間に糸をテキスチャード加工
するテキスチャード加工用ノズルであって、 上記通路上の合流位置で、テキスチャード加工対象糸と
処理流体とを合流させる手段と、糸の移動方向について
上記合流位置の下流の通路上に位置し、上記通路につい
て横方向に処理流体を排出するための穴を設けた壁部を
有するテキスチャード加工室と、上記合流位置と上記テ
キスチャード加工室との間の上記通路の部分を構成して
いる案内路と、それぞれが互いに相補関係で接合し、上
記通路を含む細長い貫通空間を形成する本体部材と、上
記本体部材を接合させた時に前記貫通空間内に位置し、
且つ本体部材に取り外し可能に固定された少くとも1個
のインサート部材とを含み、上記インサート部材は協働
して上記両壁部の間にテキスチャード加工室を構成して
おり、上記テキスチャード加工室を、両壁部の外側に上
記空間部分で形成した排気室で囲んであり、各インサー
ト部材には上記通路に沿って長い壁部があり、上記壁部
は少くとも1個の外向きに張り出している支持部に接合
しており、上記支持部は上記空間内でそれぞれ対応する
本体部材の支持面と係合して上記壁部を上記本体部材と
の間に空間を設けた状態で支持しており、上記通路の長
手方向に延び且つ上記テキスチャード加工室と排気室の
間を連通ずる複数のスロットが上記壁部に設けられてい
ることを特徴とするテキスチャード加工用ノズルによっ
て達成される。
それぞれの本体部材を接合させた時に前記貫通空間内に
位置し、且つ本体部材に取り外し可能に固定された複数
のインサート部材を設けるとよい。
すなわち糸の流れ方向で見て合流位置の上流の通路部分
を規定するインサート部材を設けるとよい。
〔実施例〕
本発明の一例として、本発明による2部構成開閉式ノズ
ルとその変更態様について、添付図面を参照して以下詳
述する。
第1ないし第3I!lにおいて、ノズルは互いに相補関
係である2つの部材10.12で構成した金属製本体を
含む(第3図)。各部材の溝17の一方の側の表面16
は平面状である。部材10の表面16と部材12の表面
16とは密封状態に互いに接合して、溝17で形成した
貫通孔14を有する管状体を構成する(第3図)。本体
部材10の密封表面は第1,2図に示してあり、部材1
2の密封表面もこれと同様形状である。各部材10.1
2は、後で説明するように、インサートの保持部材を構
成する。使用時には、インサートは貫通孔14に設けた
開口端のある細長い空間内に位置する。この貫通孔14
の軸方向に糸道があり、使用時には、この糸道を通じて
テキスチャード加工対象糸を図の下側方向に引き込む。
次に糸道の構成について説明する。説明の都合で図を対
象として「上方」、「下方」又は「上側」、「下側」な
どの表現を使用するが、使用時におけるノズルの実際の
配置状態は種々であり、実用時についての表現ではない
各部材10.12の溝17の中には3本のインサート部
材が入れである。これらインサート部材は部材10.1
2の場合と同様、相手のインサート部材と互いに相補関
係に形成してある。両部材10.12に取り付けた組合
せ対象どうしのインサート部材は互いに同様構成である
ので、第1図に示した部材10の中に入れであるインサ
ート部材について詳細説明する。第1図の頭の所に矢印
で示したノズル使用時における糸がノズルを通る方向に
、送り込みインサート部材18、案内インサート部材2
0、テキスチャード加工室インサート部材22が配列し
てある。各インサート部材には中心貫通孔の半分を構成
する溝があり、この溝は、表面16と同一平面内にある
密封表面と共に、ノズル組立によって糸道を構成する。
部材lOと12とを接合すると、両インサート部材18
は糸送り込み路24を構成する第1インサート組立(第
3図)、両インサート部材20は案内路26を構成する
第2インサート組立、両インサート部材22はテキスチ
ャード加工室28を構成する第3インサート組立をそれ
ぞれ構成する。送り込み路24、案内路26、テキスチ
ャード加工室28で糸道を形成している。案内路用の両
インサート部材20は、案内路26を囲む第2インサー
ト組立に、インサートの直径より小さい外径で両端に7
ランジ29のある中心管(案内管)を収容する孔14を
形成するように構成してある。フランジ29は貫通孔1
4の壁に接合して案内管を貫通孔14の中で安定位置に
保持する。このようにして案内管のまわりを室30で囲
み、部材10には室30に開口する通気穴32を設けて
、ノズル使用時にこの通気穴32と室30とを通じて処
理流体をノズルの中に送り込む。案内管の上側フランジ
29には開口34が設けてあり、糸送り込み路24と案
内路26とを連絡する連通路である室36に処理流体を
流入させる。各インサート部材18に形成してあるくぼ
み40に、そのくぼみ40の軸方向に位置調整可能状態
に補助部材38が圧入してある。
部材10.12の両補助部材38は、第3図に示すよう
に、送り込み路24の下端部を構成している。
補助部材38のインサート部材18に対する軸方向位置
を調節して、送り込み路24の下端と案内路26の上端
との軸方向間隔を調節できる構成になっている。この軸
方向間隔の大きさによって、送り込み路24から送り込
まれる糸と共に室36から案内路26の中に流入させる
処理流体量を規制する。このような構成において、送り
込み路24、室36と通気穴32を設けた流体導入室、
室30、開口34で処理流体と糸とを合せる装置を構成
してある。上述の処理流体と糸とを合せる装置は全体と
しては先行技術によるものである。
各インサート部材22は壁部40とフランジ41゜43
とで構成してある。各フランジは、それぞれのインサー
ト部材22をはめ込んである部材10あるいは12の溝
17の中に第2図に示したようにきちんと接合させてね
じ42で固定してある。両壁部40は、貫通孔14の直
径より小さい外径のテキスチャード加工室壁を構成して
いる。両端部のフランジ41と43とによって確実に支
持してある。壁部40で形成した管状壁には長手方向に
伸ばした12本のスロット44が設けである。第2図に
示したように、各インサート部材22には5本の完全形
状のスロットと、両インサート部材22の接合面に形成
してあり両インサート部材22を接合させると完全形状
のスロットになる2本の手形状スロットとが形成してあ
る。各スロット44は、それぞれのインサート部材22
の一端から他端まで、すなわち両フランジの間、にわた
って形成してあり、両フランジ間の壁部を半径方向に貫
通している。これ等のスロットはテキスチャード加工室
28と壁部40の周囲に貫通孔14で形成した室46と
を連通させている。好適のスロットの本数は10ないし
14本である。
このようにして、案内路26の下端と貫通孔14自体の
下端との間の貫通孔14の部分は壁部40で分離した空
所を構成し、排気室46で囲んでテキスチャード加工室
28を構成している。各部材10.12には排気室46
に連通している通気穴48が設けてあり、ノズル使用時
には各通気穴48に排気通路50を接続して、処理流体
および糸の前処理時に糸に含まれたものから発生し、テ
キスチャード加工室28から排気室46に流入した全て
の蒸気を案内し排出する。処理流体と蒸気を排気室46
から排出するためには、適当な吸引装置(図示せず)を
排気通路50に接続し、適当な制御条件下で処理流体と
蒸気とを吸引して適当な排気場所に排出する。実際の運
転時には、排気通路によって処理流体を略図示した熱交
換器51を通して排出処理流体の少(とも一部の熱を回
収して通気穴32から供給する処理流体の熱源の一部と
してもよい。
各部材には又、スタッド52が設けてあり、このスタッ
ド52を利用してノズルをテキスチャード加工装置の適
当な支持構造(図示せず)に取り付ける。支持構造のス
タッド支持部材は、ノズルが開閉できるように相対的に
移動可能に構成してある。このようなスタッド支持部材
の相対移動を可能にする適当な装置は、共同未決出願で
あるヨーロッパ特許出願第80105347.1、号に
記載してある。各本体部も部分的に、熱伝導度の低い材
料で構成したケーシング64の中に収容してあり、使用
時に本体部材to、12の熱い金属部から操作者を保護
するようになっている。
第4図に示したノズルは第1図に示したノズルの第1変
更態様である。すなわち、この場合は案内インサート部
材20は設けてない。この実施態様における案内路には
2つの溝60が設けである。
第4図には2つの溝60のうちの1つのみが示してある
。これ等の溝の断面は第1図の溝17に比して小さく、
これ等の溝は本体部材10A(又は12八)に直接設け
である。溝の両側には密封表面が形成してある。拡大し
た密封表面には他の本体部材の中の案内部材を受は入れ
るくぼみ61が設けである。溝60の両端はそれぞれ拡
大してあり、側本体部材を面16Aを密封状態に接合し
て組み合せると上部、下部空所を形成するようになって
いる。下部空所には第1図のインサート部材22と本質
的に同じであるインサート部材で構成したインサート組
立が組み込んであり、前述のようにテキスチャード加工
室28と排気室46が形成してある。処理流体と糸とを
合せる手段は第1ないし第3図に示したものと異ってい
る。以下に第4図の場合の上記手段について説明する。
上記空所にも又インサート部材62の組立てが設けてあ
り、2本の溝64と共に糸送り込み路を構成している。
多溝64には3ケ所に拡大部分66が形成してある。こ
れ等の拡大部分66はラビリンス・シールの作用をし、
処理流体が糸送り込み路を逆流するのを防止している。
しかし、必要であればこれ等の拡大部分66は省略して
もよい。各インサート部材62の外表面には溝68が形
成してあり、ノズル組立においてはこれ等の溝68は糸
送り込み路のまわりに環状溝を形成する。
本体部材の一方には送り込み口(図示せず)が設けてあ
り、この送り込み口から処理流体を上記環状溝の中に供
給する。
糸送り込み路の下端には、溝60で形成した案内路の上
端部に形成した拡大部72に対応して、円錐台形拡大部
70が形成してある。溝68で構成した環状溝と拡大部
70とを連通させる所定数の流体供給孔74が設けであ
る。これ等流体供給孔74から流体を、案内路の拡大部
に向って吹き出す。このように両波大部70.72は共
に合流室を構成しており、この合流室内で糸と処理流体
とが合流し、その後案内路の中に送られる。第4図には
流体供給孔74の全部4本のうち2本が図示してあるが
、他の2本は、図示してないが本体部材10Aと同様構
成の本体部材12Aに設けである。しかし、これは好ま
しい配置ではない。第5図を参照してこの配置の実施態
様を説明する。
第5図はノズルの送り込み部の軸断面で第4図の断面に
対して90°の位相の断面である。従って、本体部材1
0A・12A1本体部材10Aと12Aの接合線76が
見える。多溝60の断面は三角形であり、両溝60間に
形成される案内路26Aの断面は四角形である。この実
施態様の場合は、糸送り込み路64Aは、本体部材12
Aに取り付けたインサート部材78に形成した断面形状
が三角形の溝のみの単純な構成である。すなわち、本体
部材10Aに取り付けであるインサート部材8oの糸送
り込み路64Aに対面する面は平面である。インサート
部材78には前記溝68同様の外周溝は設けていない。
インサート部材80にも外周溝は設けていないが、その
代りに凹部82が設けである。この凹部82の中に、穴
86の給気口のまわりに配設したO−リング84がはめ
込んである。凹部821マ流体供給路88と完全に組合
わしてある。流体供給路88は本体部材10Aに適当な
方法で配設してある(配設方法の詳細図示省略)。流体
供給路88から供給された流体は穴86に導びかれて穴
87に流入する。穴86の上方に位置する穴87の上方
部分はインサート部材80の端面で開口しており、密封
ワッシャ91を備えた閉塞ねじ89をねじ込むためにね
じ筋が切っである。穴87のこの開口は作業開口であり
、単に以下に説明する目的で穴87の下方部分を細工す
るために設けたものであって、ノズルの通常使用時には
ねじ89あるいは他の在来の閉塞手段で封鎖してある。
穴86の下方に位置する穴87の下方部分は、ねじ筋付
部分90とその先のねじ筋を切ってない平滑部分92と
で構成してある。比較的小さい断面の孔94で、平滑部
分92とインサート部材80の底面に形成したくぼみ9
8とを連通してある。又、孔94の下端は案内路の上端
に形成した拡大部72の中に開口している。孔94の軸
線と孔94に隣接しているインサート部材80の側面と
の間の角度Xは加工可能な限りできるだけ小さくしてあ
る。孔94の中には管100がはめ込んであり、適当な
方法で所定位置に固定してある。図示例の場合この固定
方法は、圧縮可能の弾性ワッシャ102を空所87の環
状端面とプツシ:LiO2との間にはさみ込んだ構成で
ある。ねじ部付部分90にねじ込んである中空円筒形ナ
ツト106を更にねじ込んでブツシュ104を空所87
の底面に向って押して弾性ワッシャ102を圧縮し、ワ
ッシャ102で管100の外面をしめつけるようにして
管100を固定してある。穴86と管100 とはナツ
ト106の内孔によって連通されている。管100はイ
ンサート部材80に対して、管100の先端が拡大部7
2の中に僅かに突き出るような関係位置に保持してある
。当然の事ではあるが、インサート部材80に対して管
100の相対位置を確実に定めるために、管100を所
定長さの管で形成し、積極的確実に位置決めする手段を
管に設けることもできる。この実施例においては、管1
00の孔96が唯一の流体通路である。又、この場合の
インサート部材80は付加的に管100の支持部材とし
ての機能も有し、管100は前述した固定手段でこの支
持部材に取り外し可能に固定されている。この固定手段
は、密封部材、この場合はワッシャ102、であり、供
給した流体が漏洩することなく全て管100を通過する
ように考慮してある。
第5図の実施例の場合は、流体通路である管100の孔
96の形状、特にその断面寸法は、所定圧の処理流体の
流量が所要流量になるように選定してある。異なった有
効断面の孔96を有する管100と入れ替えれば、処理
流体の流量を変更できる。閉塞ねじ89を取り外して穴
87の上端部の作業開口を通じて管100を交換できる
ように構成してある。このような管の処理流体供給流量
調整能力は非常に大きく、流体供給路88に絞り弁を設
けるなどの外部的流量調節装置は不要である。
但し、この発明は流量調節管100と他の外部的流量調
節装置との組合せによる処理流体供給量調節を制限する
ものではない。各ノズルに数本の互いに孔形状の異なる
流量調節管100、すなわち、互いに孔断面寸法および
/又は管長および/又は孔形状の異なる流量調節管を1
組備えておくのが望ましい。
管100の流体通路である孔96の断面は円形であるの
がよい。図示例の管100の断面形状は、その全長にわ
たって同一であるが、必ずしもそのようである必要はな
い。管100の長さは、他の運転条件、例えば処理流体
の種類、供給圧力その他、を考慮して、管の吹き出し端
から流体ができるだけ乱流とならず直進状態で吹き出さ
れるように選定するのがよい。この目的のためには、比
較的短いオリフィスによる調節は不適当である。短いオ
リフィスの場合はオリフィスの上流端と下流端に制御不
可能の乱流を生じ、このような乱流は均斉なテキスチャ
ード加工状態を阻害し、時間毎、ノズル毎にテキスチャ
ード加工状態を変動させる沿それがある。又、流体を管
10口から溝60で形成した案内路に送る場合に不測の
乱れが生じないようにするためには管100を案内路の
軸線とできるだけ整合させる。換言すれば、角度Xをで
きるだけ小さくし、同時に糸送り込み路64Aをインサ
ート部材78のみに設ける。又、案内路に、乱流を生じ
させずに流体を送るために、拡大部72で形成した合流
域の形状を、図示したように案内路に向って細くなるテ
ーパ状にしてある。但し本体部材12Aに形成した拡大
部を図中に鎖線で示したように省くこともできる。
第5図の実施例の各構成部材の寸法の1例を下記に示す
処理流体           熱風(空気)空所87
における供給流体圧  6バール管100の長さ   
       12mm角度X           
  15・円形断面孔96の直径(++un)流量(N
m’/h)1、2        3.2 1、4        4.5 1、6        5.2 角度Xは30°以下であるのが望ましく、20゜以下で
あれば非常によい。工作上の問題として通常は角度Xを
10〜12°以下にするのは不可能と考えられる。管1
00の長さは最短でも4 mm以上であるのがよく、で
きれば6ないし3011110の範囲の長さであるのが
よい。
管100の下端は、糸と接触するおそれがない限り、ノ
ズルを貫通している糸道の線にできるだけ接近させて配
置するのがよい。管100の下端の糸道に対する相対位
置をを確実に規制するために、例えば管の両端部から離
れた部分にフランジを設けたり、あるいはプツシ510
4を管100に固定するか管100 と一体に形成した
りしてもよい。
閉塞ねじ89に流路を貫通させて、この流路を利用して
処理流体を管100に送り込むこともできるが、図示の
方法による方がよく、処理流体の送り込みに閉塞ねじ8
9を利用しない方がよい。閉塞ねじ89を通じて処理流
体を管100に送り込む方法をとると管100の交換作
業が複雑になる。すなわち、閉塞ねじを外し管100の
交換作業ができるようにするために流体供給管を閉塞ね
じから取り外す必要があるであろうし、そして/あるい
は可撓性の流体供給管を使用しなくてはならないであろ
う。更に管100を交換する他の方法としては、インサ
ート部材80を取り外して孔940下端(下流部)から
管を交換することもできるが、この方法は更に複雑にな
る。更に又、管100を使用せず、異る直径の孔94を
加工した種々のインサート部材80を使用することも考
えられるが各種の孔94それぞれを設けた各種のインサ
ート部材80をノズル毎に数箇1組備えておくことはコ
スト面で不利である。
ノズルを貫通する糸道は直線状であるのがよく、流体供
給路を通じて送った処理流体を糸道と小さい角度で合流
させるのがよい。
糸道と流体供給路のこの配置相対関係を逆にした配置が
米国特許明細香気3.983.610号に開示されてい
るが、この逆の配置の場合はノズルを開閉可能に構成す
る目的のノズルの分割が非常に複雑化し、ノズルが損傷
しやす(、直線状流体供給路に糸道を合流させるために
糸道を屈曲させる位置でシステムに乱れを生じさせる。
第1図ないし第5図に示した各実施例は先行技術に対し
て以下に示す利点を有している。
1、テキスチャード加工室関連 a、各インサート部材22は取扱いが容易であるため、
テキスチャード加工室の内面を構成する溝とテキスチャ
ード加工室壁のスロットは経済的にしかも正確に加工で
きる。
b、インサート部材の両端にはフランジが一体形成して
あるためにインサート部材の両端部の構造が強固であり
、両フランジが本体部材10あるいは12の面と接合し
てインサート部材が本体部材によって確実に保持される
ので、テキスチャード加工室両端部に発生する支配不可
能の振動を低減できる。この支配不可能の振動は、特に
テキスチャード加工室の上流端に不利な影響を与え、又
特に、しばしばその構造が弱く又比較的離に支持されて
いるテキスチャード加工室の下流端部に発生する傾向が
ある。
C,テキスチャード加工室を囲んで支持するために本体
部材(保持部材)を都合よく使用しているので安全性を
向上し、騒音を低減でき、場合によってはこのようにテ
キスチャード加工室を糸道を除き封入構成にすることに
よって経済性も改善できる。
d、運転中にテキスチャード加工室用インサート部材が
破損したりあるいは何等かの理由で満足に機能を果さな
くなったとしても、あるいはテキスチャード加工工程を
変更する必要があっても、ノズル組立を交換する必要は
なく、上記の交換原因に関係あるインサート部材22を
交換するのみでよい。同様に、このインサート部材の複
雑な製造工程中に加工失敗を生じたとしても、その加工
を失敗したインサート部材だけを捨てるだけでよく、従
って製造工程におけるくずが減少する。
2、処理流体供給部関連 この部分におけるむずかしさは、ノズルへの処理流体供
給の調整と乱流などの装置における支配不可能の乱れ原
因の排除である。これ等両要因ともノズルの流体供給皿
の加工精度と非常に深い関係がある。従って、上記テキ
スチャード加工室に関する利点aはこの場合にも当ては
まるのである。
利点dについても同様である。インサート組立の利点は
、図示した3つの実施例(第1・4.5図)全てにその
効果が発揮されているが、第5図に示した実施例の場合
は比較的構造が簡単であり、その効果は更に大きい。供
給された流体は全て、ノズル組立とは別個に高精度で製
作した単一の流路を通る。この場合、第4図の実施例の
4本の流路を設けた場合と異なり、単一の流路を案内路
60と糸送り込み路64Aとに正確に整列配置するだけ
でよい。挿し込み式の管100を、流体路となる孔96
の有効断面が異なる他の管100と交換することによっ
て、テキスチャード加工特性を簡単に調整できる。一方
では、孔96を非常に高精度で製作できるので、ノズル
外部に他の複雑な流量調節装置を設けることなく、正確
な処理流体供給調整が確実に行える。
3、案内路関連 a、案内路についてはインサートの効果はそれ程顕著で
はなく、各インサート部材をそれぞれの本体部材と組合
せるためのインサート部材の外面形成を不要にするため
には、第4,5図の例のように、本体部材自体に案内路
を形成するのがよい。
しかしながら、場合によっては温度調節のために、第1
.2.3図の例のように案内路を加熱流体が包むのが望
ましい。案内路形成にインサートを使用するかしないか
はともかくとして、案内路が直線状である方が乱流が低
減される傾向があるから案内路内面は非曲面である方が
よい。
この発明の範囲で種々の変更態様が実施可能であること
は図示した実施例の範囲から明らかである。更に、図示
した実施例以外の変更態様もこの発明の範囲内で実施可
能である。例えば、交換可能の管100の孔を図示例の
ように一定の断面形状に形成する代りに僅かにテーバを
つけて円錐状に形成することもできる。この場合は、孔
を流体の流れ方向に先細りのテーバ状にする。換言すれ
ば、孔の下流端部の断面を最小にし、孔の軸線と孔の壁
面に含まれる直線との間に小さい角度をつける。
このテーバの実用上の最大片側角度は約5°であろう。
流体供給路をこのようにテーバ状に形成すれば、管の下
流端部における流体の流速を適正値に維持したまま管の
上流端部における流体の流速を低減させ摩擦損を軽減さ
せられる。更に他の変更実M!!態様について第6ない
し第11図を参照して説明する。
第6図は第5図の実施例の変更態様である。この場合は
、本体部材12Bを第4図の本体部材10Aの図示同様
に平面図で示してある。この実施例では第4図の断熱カ
バー64は省いである。図中、同様の参照数字は同様も
しくは同一の部材を示す。
第4・5図の実施例の主要な改変についてのみ説明する
第1の改変は、ノズル組立の中に溝60Aで構成した案
内路に関する改変である。第6図の実施例においては、
案内路の断面を下流方向に向って一様に大きくしてある
。すなわち、第6図において案内路の上端から下端に向
って案内路の断面を一様に大きくしてある。糸と処理流
体が出合う合流位置は案内路の最上端部にあるが、第5
図の実施例で72で示したような拡大した合流室の形態
はとってない。多溝60Aの断面は三角形であり、その
結果案内路の断面は、第5図の実施例のように、四角形
であるが、第6図の実施例の案内路の拡大は円錐状拡大
を都合よくすることに関係あるものである。案内路を円
錐状に形成すると、案内路入口部における処理流体の流
速が高く、案内路内における処理流体の送り効果が全体
として増大する。
このためにノズル上流における糸にかかる張力が増大し
、ノズル上流における糸の走行状態が改善される。しか
し、拡大度合がある程度以上大きくなると、糸の走行状
態はある限度以上に改善されない。この拡大度合につい
ては以下に説明する。
案内路を拡大すると、マルチフィラメント糸の場合、糸
がテキスチャード加工室に入る前におけるフィラメント
の開繊状態が改善される。開繊状態が良いと、個々のフ
ィラメントに対する処理流体の、案内路に沿って糸を進
ませる糸送り作用もテキスチャード加工室内におけるテ
キスチャード加工作用もより効果的に行われる。
第8図を参照して、案内路の拡大度合の好適程度につい
て検討してみる。説明の便宜のために案内路を円錐台で
示してある。円錐台の小径(d)上底の面積と大径(D
)下底の面積は、それぞれ案内路の上流端断面積と下流
端断面積に等しいものとする。円錐台の高さLは案内路
の長さしに相当するものとする。案内路の拡大度合を第
8図中の記号で表わすと、 E= (D−d) /Lx 100% となる。
ここに、E=拡大度合で長さしに対する百分率で示して
ある。
検討の結果、Eが0から160%まで増大する間は糸の
走行状態は改善されることが分った。
Eをこの値より更に増大させても、少くともE−=1.
2%まで増大する間はテキスチャード加工室の性能は低
下しない。しかし検討の結果、通常は、E = 0.6
〜0.7%の範囲で最も顕著な改善が見られる。Eの値
をこの範囲の値より大きい値にすると、案内路の断面と
テキスチャード加工室の断面をぴったり合せるのが困難
になる場合がある。
各図の実施例の案内路の拡大はいずれの場合も、案内路
全長にわたって滑らかで一様に形成されている。例えば
段状拡大のように、案内路内面形状が不連続状態である
と、乱流を生じやすく、従って望ましくない。案内路全
長にわたって滑らかに拡大度合が変化するのは容認でき
るが、形成工程が比較的複雑になり、又各ノズル間に変
動がないように多くの案内路を正確に同一に形成する場
合に難がある。案内路の長手方向の一部を拡大させても
よいが、案内路全長にわたって拡大させると、案内路全
長にわたって全体として流体の平均流速が増大するから
案内路全長にわたる拡大の方がよい。第8図の拡大状態
は、当然、第3.5図の実施例にも適用できる。
第6図では不明確であるが、送り込みインサート部材7
8Aのみに形成した溝で構成した糸送り込み路64Bの
断面も長さ方向に拡大変化している。
糸送り込み路全長にわたって拡大してないが、第6図の
108で示した位置から上流側が拡大してある。糸送り
込み路64Bの位置108より下流部分の断面は一様な
断面で、所要の糸を障害なく通すに充分の限度内で最低
の大きさである。このようにして糸案内路を通る処理流
体の逆流を低減している。処理流体の種類を問わず、糸
送り込み路を通って処理流体が逆流し漏洩すると糸に対
して「逆送り」作用をし、案内路に糸を送ろうとする作
用に逆の効果を与える。この逆送り作用はできるだけ低
減させるのが望ましく、上述のように糸送り込み路を拡
大させることによってこの目的は達成できる。糸送り込
み路の拡大度合を第8図に示した円錐台と同様の円錐台
で表現すれば、通常は、テーバの片側角が2〜5°の範
囲の値の場合に満足な結果が得られる。
第7図は、第5図の実施例に比べて第6図の実施例を更
に改変した実施例をより明確に示した図である。糸送り
込み路64Bは、2本の溝60Aで構成した案内路26
Bに対して片寄らせて配置してある。すなわち、糸送り
込み路64Bと案内路26Bとには共通対称面がない。
第7図に見るように、糸送り込み!64 Bの長手軸線
は本体部材12B内の溝60Δの長手方向中心線の左側
に変位させである。
明確に示してはないが、第6図は第7図と異りノズルを
下端側から見た図であるから、第6図の場合の上記中心
線の変位方向は右である。このように糸送り込み路を案
内路に対して片寄らせて構成した結果、糸は流入気流に
よって案内路の一側、すなわち第7図では左側、に押し
やられる。流体供給路に対するこの片寄り配置関係は、
流入する流体が糸を一側方に押すように作用するように
定めなくてはならない。糸送り込み路が案内路の長手中
心線に関して対称に配置してある第5図の配置において
は、糸がある時は一側方に、又ある時は他側方にそして
更にある時は糸送り込み路の頂部に向って押しやられる
ことが分った。このような状態は、各ノズル内の経時的
およびテキスチャード加工機械の全ノズル間のテキスチ
ャード加工特性の変動度を増大させる原因となる。
第6図においては、テキスチャード加工用インサート部
材が省いてあり、下流溝110全体が見えている。又第
6図には上流溝112の部分も見えており、糸送り込み
用インサート部材7111Aが上流溝112内の作用位
置に配設してある。第6図の実施例において、上流溝1
12の下端に切り込1・が形成してあり、糸送り込み路
と案内路を囲む比較的狭い密封面114上の本体部材と
インサート部材78Aとが密封状態に接合するようにし
てある。溝110にも同様の切り込みが形成してある。
第9図において、インサート部材22Aは、棚形の溝1
10Aの基底部から離した状態で、フランジ43Aと係
合する1本もしくは数本の調節ねじ118で支持してあ
る。調節ねじ118は、本体部材12Cに形成してある
適当なねじ穴120にねじ込んである。インサート部材
22Aは、1本ないしは数本の固定ねじ122で、溝1
10Aの中に案内路と横方向に整合させて固定してある
。図示したねじ122は、本体部材12cの左側(第9
図において)の壁に設けた比較的ゆるい穴123を通し
てフランジ43Aのねじ穴にねじ込んであり、フランジ
43Aを本体部材12Cの左側の壁にしっかりと接合す
るように引き付けている。ノズルを組立体にした状態に
おいて溝110Aの中に形成される排気室を隔離したい
場合には、フランジ43Aと本体部材12Cとの間のす
き間を非常に小さくしてもよい。インサート部材22A
には、その上流端にフランジ43A同様のフランジを設
け、そのフランジをフランジ43Δと同様に支持ねじと
固定ねじて支持、固定することもできる。
糸送り込み路64A(第5図)、同じ<64B(第6図
)は正確に形成するのが比較的容易であり、図示のよう
な分離したインサート部材の代りに、相応に改変した本
体部材12Aあるいは12Bに直接設けることもできる
〔発明の効果〕
本発明によるテキスチャード加工用ノズルは前述のよう
に構成されているので、特にテキスチャード加工室と排
気室との間を連通ずる複数のスロットが壁部に設けられ
ているので流体の流出が円滑に行われ、良質なテキスチ
ャード加工系を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるノズルの1部品の正面図、 第2図は、第1図の線■−■に沿った断面図、第3図は
、第1図に示した部品を使用したノズル組立の軸断面図
、 第4図は、他の実施例の第1図同様の正面図、第5図は
、第4図に示した実施例を更に改変した実施例の部分断
面図、 第6図は、更に他の実施例の第4図同様の正面図、 第7図は、第6図の実施例の第6図の線■−■に沿った
部分断面図で、両ノズル部材が互いに完全に接合する直
前の状態を示し、 第8図は、第6図の実施例を説明するための線図、 第9図は、第6図の実施例を改変した実施例の、第6図
の線IX−IXに沿った断面図。 10、 IOA 、 12.12A 、 12B・・・
本体部材、18、20.22.22A 、 62.78
.80・・・インサート部材、 24、30.32.34.36 ;64.68.70.
74 ;64A 。 86、87.96 ;64B・・・加工対象の糸と処理
流体とを合流させる手段、 26.26A・・・案内路、 28・・・テキスチャード加工室、 40・・・壁部、     41.43・・・支持部、
44・・・スロット、    46・・・排気室、48
・・・排気口、     89・・・閉塞部材、94・
・・通路、     100・・・管、104 、10
6・・・管を取外し可能に通路に固定する手段、 11g・・・調整手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、糸が糸処理ノズルの全体として真直ぐな通路内を通
    って移動する間に糸をテキスチャード加工するテキスチ
    ャード加工用ノズルであって、上記通路上の合流位置で
    、テキスチャード加工対象糸と処理流体とを合流させる
    手段(24、30、32、34、36;64、68、7
    0、74;64A、86、87、96;64B、86A
    、87A、140)と、 糸の移動方向について上記合流位置の下流の通路上に位
    置し、上記通路について横方向に処理流体を排出するた
    めの穴を設けた壁部を有するテキスチャード加工室(2
    8)と、 上記合流位置と上記テキスチャード加工室との間の上記
    通路の部分を構成している案内部(26;26A;26
    B)と、 それぞれが互いに相補関係で接合し、上記通路を含む細
    長い貫通空間を形成する本体部材(10、12)と、 上記本体部材(10、12)を接合させた時に前記貫通
    空間内に位置し、且つ本体部材(10、12)に取り外
    し可能に固定された少くとも1個のインサート部材(2
    2、22A)とを含み、 上記インサート部材(22、22A)は協働して上記両
    壁部の間にテキスチャード加工室を構成しており、上記
    テキスチャード加工室を、両壁部の外側に上記空間部分
    で形成した排気室(46)で囲んであり、各インサート
    部材には上記通路に沿って長い壁部(40)があり、上
    記壁部(40)は少くとも1個の外向きに張り出してい
    る支持部(41、43)に接合しており、上記支持部(
    41、43)は上記空間内でそれぞれ対応する本体部材
    (10、12)の支持面と係合して上記壁部を上記本体
    部材との間に空間を設けた状態で支持しており、上記通
    路の長手方向に延び且つ上記テキスチャード加工室と排
    気室(46)の間を連通する複数のスロット(44)が
    上記壁部(40)に設けられていることを特徴とするテ
    キスチャード加工用ノズル。 2、特許請求の範囲第1項に記載したノズルにおいて、
    上記インサート部材(22、22A)それぞれには外向
    きに張り出した支持部(41、43)が上記壁部の両端
    に形成してあるテキスチャード加工用ノズル。 3、特許請求の範囲第1項又は第2項に記載したノズル
    において、各インサート部材の上記支持部がフランジの
    形状であるテキスチャード加工用ノズル。 4、特許請求の範囲第1項から第3項迄のいずれか1項
    に記載したノズルが、少くとも1個のインサート部材を
    そのインサート部材を支持している本体部材(10、1
    2)に対して位置調整できる調整手段(118)を含む
    テキスチャード加工用ノズル。 5、特許請求の範囲第4項に記載したノズルにおいて、
    上記調整手段が、上記本体部材(10、12)に取り付
    けてあり且つ上記インサート部材(20、22A)と係
    合するねじ(118)を含むテキスチャード加工用ノズ
    ル。 6、特許請求の範囲第1項から第5項迄の何れか1項に
    記載したノズルにおいて、各スロット(44)が、イン
    サート部材(22、22A)の軸線方向の一端から他端
    の間に伸びているテキスチャード加工用ノズル。 7、特許請求の範囲第1項から第6項迄の何れか1項に
    記載したノズルにおいて、上記スロット(44)の数は
    10ないし14本で、上記通路のまわりに等角配分配設
    してあるテキスチャード加工用ノズル。 8、特許請求の範囲第1項から第7項迄の何れか1項に
    記載したノズルにおいて、上記スロット(44)が、ノ
    ズルが閉鎖した時に複数のインサート部材(22、22
    A)間に形成されるテキスチャード加工用ノズル。 9、特許請求の範囲第1項から第7項迄の何れか1項に
    記載したノズルにおいて、各本体部材(10、12)は
    取り外し可能に設けた複数のインサート部材(18、2
    0、22;62、22;78、80、22)を有してお
    り、上記インサート部材は、上記本体部材を互いに接合
    させた時に形成される上記空間内に位置しており、 上記複数のインサート部材の第1インサート部材(18
    ;62;78、80)は互いに協働して、上記合流位置
    の上流に位置し、しかも上記合流位置に開口する糸送り
    込み部を構成する第1インサート組立を構成し、 更に、上記複数のインサート部材の他の両インサート部
    材(22)が互いに協働して、上記テキスチャード加工
    室を構成するインサート組立てを構成しているテキスチ
    ャード加工用ノズル。 10、特許請求の範囲第9項に記載したノズルにおいて
    、上記第1インサート部材のうちの1個のインサート部
    材(80)のみに処理流体流路管(100)が設けてあ
    り、上記管(100)は上記通路の糸送り込み部に対し
    てその下流部が近寄るように傾斜しており、又、その下
    流先端部が合流位置の中に突出しているテキスチャード
    加工用ノズル。 11、特許請求の範囲第10項に記載したノズルにおい
    て、上記通路の上記糸送り込み部は両第1インサート部
    材のうちの他のインサート部材(78)に形成した溝(
    64A)で構成してあり、両第1インサート部材のうち
    の一方のインサート部材(80)の平面が上記溝(64
    A)に対面しているテキスチャード加工用ノズル。
JP63102853A 1980-03-31 1988-04-27 糸テキスチャード加工用のノズル Granted JPS63288240A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13608880A 1980-03-31 1980-03-31
US136088 1980-04-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63288240A true JPS63288240A (ja) 1988-11-25
JPS6410611B2 JPS6410611B2 (ja) 1989-02-22

Family

ID=22471232

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4567781A Granted JPS56148928A (en) 1980-03-31 1981-03-30 Structure of yarn treating nozzle
JP63102853A Granted JPS63288240A (ja) 1980-03-31 1988-04-27 糸テキスチャード加工用のノズル
JP63102854A Granted JPS63288241A (ja) 1980-03-31 1988-04-27 糸をテキスチャード加工するノズル

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4567781A Granted JPS56148928A (en) 1980-03-31 1981-03-30 Structure of yarn treating nozzle

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63102854A Granted JPS63288241A (ja) 1980-03-31 1988-04-27 糸をテキスチャード加工するノズル

Country Status (8)

Country Link
EP (3) EP0123072B1 (ja)
JP (3) JPS56148928A (ja)
AT (1) ATE15507T1 (ja)
BR (1) BR8101933A (ja)
CA (1) CA1160808A (ja)
DE (1) DE3172185D1 (ja)
ES (1) ES501395A0 (ja)
IN (1) IN152884B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0108205A1 (en) * 1982-10-12 1984-05-16 Maschinenfabrik Rieter Ag Thread treating nozzle
DE3577733C5 (de) * 1984-12-03 2010-12-30 Maschinenfabrik Rieter Ag Garnbehandlungsdüse.
CN1005199B (zh) * 1985-01-19 1989-09-20 巴马格·巴默机器制造股份公司 丝传送和变形用的喷嘴
CN1006910B (zh) * 1985-07-20 1990-02-21 巴马格·巴默机器制造股份公司 用于丝变形的喷嘴
JPH04145316A (ja) * 1990-10-08 1992-05-19 Nissan Altia Co Ltd ホイールアライメント測定装置
CH689040B5 (de) * 1992-11-19 1999-02-26 Rieter Ag Maschf Verfahren und Vorrichtung zum Texturieren von thermoplastischen Fäden.
CN1078636C (zh) * 1996-01-12 2002-01-30 里特机械公司 由长丝构成的不同颜色的单纱生产彩色纱线的方法和设备
DE29701559U1 (de) * 1997-01-30 1997-03-27 Wini Bueromoebel Georg Schmidt Tischgestell, insbesondere für einen Bürotisch
DE59802487D1 (de) 1997-02-26 2002-01-31 Rieter Ag Maschf Verfahren und Anlage zum Erzeugen eines Garnes aus mindestens zwei Garnkomponenten
EP0930383B1 (de) 1998-01-14 2003-02-26 Maschinenfabrik Rieter Ag Spinnstrecktexturier- oder Strecktexturiermaschine
TW538153B (en) 1998-03-03 2003-06-21 Heberlein Fibertechnology Inc Process for air-jet texturing of frill yarn and yarn-finishing device and the application thereof
DE10302079B4 (de) * 2003-01-21 2006-04-20 Corovin Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von gekräuselten Spinnvliesfasern oder gekräuselten schmelzgeblasenen Vliesfilamenten aus geschmolzenem thermoplastischen Material
CN109312505B (zh) * 2016-06-22 2021-07-30 东丽株式会社 部分分纤纤维束及其制造方法、以及纤维增强树脂成型材料及其制造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2938257A (en) * 1957-07-23 1960-05-31 American Viscose Corp Bulked yarn manufacture
GB872234A (en) * 1959-04-24 1961-07-05 Canadian Celanese Ltd Apparatus for the production of bulky yarns
US3286321A (en) * 1963-11-22 1966-11-22 Eastman Kodak Co Method of treating multifilament yarn
DE2006022C3 (de) * 1970-02-11 1981-10-15 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Vorrichtung zur Herstellung texturierter Fäden
US4100659A (en) * 1974-03-05 1978-07-18 Basf Aktiengesellschaft Process for texturizing filaments
US3956807A (en) * 1975-05-02 1976-05-18 Eastman Kodak Company Jet apparatus for forwarding and entangling tow
JPS5540845A (en) * 1978-09-14 1980-03-22 Toyo Boseki Fluid nozzle

Also Published As

Publication number Publication date
ES8206681A1 (es) 1982-08-16
EP0123829B1 (en) 1987-03-11
ATE15507T1 (de) 1985-09-15
JPS56148928A (en) 1981-11-18
EP0123072B1 (en) 1987-09-09
EP0039763A3 (en) 1982-03-10
CA1160808A (en) 1984-01-24
DE3172185D1 (en) 1985-10-17
JPS6410611B2 (ja) 1989-02-22
IN152884B (ja) 1984-04-28
JPS6410612B2 (ja) 1989-02-22
JPS63288241A (ja) 1988-11-25
BR8101933A (pt) 1981-10-06
EP0123829A1 (en) 1984-11-07
EP0039763A2 (en) 1981-11-18
EP0123072A1 (en) 1984-10-31
ES501395A0 (es) 1982-08-16
JPH0244927B2 (ja) 1990-10-05
EP0039763B1 (en) 1985-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63288240A (ja) 糸テキスチャード加工用のノズル
RU2142029C1 (ru) Способ аэродинамического текстурирования, текстурирующее сопло, головка сопла
US3324526A (en) Yarn treating jet
US4807431A (en) Air nozzle for pneumatic false-twist spinning having a yarn channel that is formed of at least two segments
US5579566A (en) Apparatus and method for stuffer box crimping synthetic filament yarns
US3353344A (en) Fluid jet twister
US4483136A (en) Pneumatic fiber control arrangement for open end friction spinning machines
US4453298A (en) Construction of thread texturizing nozzles
JPS61179325A (ja) 単繊維をオ−プンエンド紡績装置に供給する繊維供給装置
US4188691A (en) Process and apparatus for crimping filament yarn
US4691947A (en) Yarn texturing nozzle
US3169296A (en) Apparatus for fluid treatment of synthetic filaments
US3381346A (en) Fluid nozzle for texturing yarns
US4424614A (en) Apparatus for threading up a rapidly travelling thread in a texturizing nozzle
JPH0987935A (ja) カレンダ−車の締付けスリットの前に繊維テ−プを空気の支援により導入する方法及び装置
US4238921A (en) Cooling device and method for cooling a heated travelling thread
JPH0835189A (ja) 抄紙機のフローボックスのための調量装置
CA1310484C (en) Draw block
JPS5864239A (ja) ガラス繊維紡糸用空気ノズル組立体
KR20010072536A (ko) 단일 충돌 벌킹 제트
US4347649A (en) Nozzle for texturing thread
USRE28254E (en) Fluid texturizing apparatus and method or use
GB2098244A (en) Fluid nozzle for the manufacture of textured yarns
JPH02200835A (ja) フイラメント糸を混繊するための装置および方法
US3808652A (en) Treatment of yarns