JPS59206063A - エアレス塗装用ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液体塗料を高圧力に加圧し、小径の噴孔がら
空気中に高速度で噴射して空気との摩擦により微粒化す
るエアレス塗装に用いるノズルに関し、さらに詳細には
、２個の噴孔がら噴出した塗料流を互いに衝突させるよ
うにしたノズルに関する。

従来、２個の噴孔がら噴出した塗料流を互いに衝突させ
ることにより、１個の噴孔がら噴出した塗料流から粒子
の粗い副流が分離して塗膜の両側にテールと呼ばれる部
分を生じ、これが塗装面に縞模様となって現われるのを
防止するようにしたエアレス塗装用ノズルは、特公昭３
８−５５７３号公報に記載されて公知となっている。

しかし、この公報に記載されたノズルは、７字形に分岐
したボディの先端部内側に、小径の噴孔を形成した２個
のチップを軸線同士が互いに交差するように調節して嵌
着する構造になっていたため、構造が複雑で必然的に大
型化して操作性が悪く、かつ、噴孔の前面の開口から交
点までの距離が長くなるため、衝突前の塗料流から粗大
な粒子が分離して塗装面を不良にし、さらには、塗料流
の衝突時の交角が９０度乃至１６０度と大きいため、衝
突した塗料の一部が逆流してノズルに付着し、これが滴
下して塗装面を汚すなどの欠点があって、実用化に至ら
なかった。

本発明は、このような従来技術を背景にして、実験に基
づく研究の結果完成されたものであって、本発明の第１
の発明は、従来の単孔のノズルと同程度に小型化するこ
とができ、しかも、塗料を良好に微粒化し、かつ、テー
ルを生じないようにしたノズルを提供することを目的と
するものであり、また、本発明の第２の発明は、上記第
１の発明をさらに発展させ、噴孔の詰りを容易に除去し
得るようにしたノズルを提供することを目的とするもの
である。

以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図乃至第３図は、本発明の第１の発明の第１実施例
を示し、図において、２は後面中央に導入孔３が、前面
中央に導入孔３に達する■溝４が、また、後端部外周に
鍔５が夫々形成されたステンレス鋼等の耐食性に優れた
金属からなるケースであって、そのケース２の導入孔３
の前端に超硬合金またはセラミックス等の耐摩耗性に優
れた材料からなるチップ６が嵌着されてボディ１が構成
されており、チップ６には、直径０．３ｍｍの２個の噴
孔７．７が、その間口８．８から２　＋＋＋＋ｎの点Ｐ
において６０度の角度で交差するように前面から後面に
透設されている。

上記構成になるノズルは、開閉弁１０を備えたガン本体
１１の先端にパツキン１２を介して接合され、ケース２
の鍔５に係止するハブナツト１３をガン本体１１に螺合
することにより、導入孔３を開閉弁１０の吐出孔１４に
整合して固定される。

そして、開閉弁１０が開弁すると、図示しないポンプに
よって高圧力に加圧された液体塗料が吐出孔１４から導
入孔３内に流入し、２個の噴孔７．７を通って開口８．
８から棒状の液柱となって空気中に噴出し、点Ｐで互い
に衝突して薄い液膜となった後、空気との摩擦により微
粒化して扇形の噴射パターンで幅を拡げつつ進行し、被
塗装物に３− 塗着するのである。

本実施例のノズルを用いて、粘度１００ｃｐｓの液体塗
料を１．ｏｏｋｇ／ｃＪの圧力で噴射したところ、塗料
の粒子は１０〜５０ミクロンの範囲に分布し、かつ、テ
ールが生ぜず、良好に微粒化することが確認された。

なお、使用する塗料の粘度等の条件によって異なるが、
良好に微粒化するには、噴孔７の直径は０．０５〜０．
５ａｗｎの範囲が適当であり、塗料圧力は３０ｋｇ／ｃ
Ｊ以上にする必要があるのは単孔のエアレス塗装用ノズ
ルと同様である。

また、噴孔７．７の開口８．８から点Ｐまでの距離が長
すぎると、開口８．８から噴出した棒状の液柱から１０
０ミクロン以上の粗大な粒子が分離し、この粗大な粒子
は互いに衝突しても微粒化せず、そのまま被塗装物に塗
着して塗装面が粗雑になるため、噴孔７．７の開口８．
８から点Ｐまでの距離は５　ｍｍ以下にする必要があり
、さらに、噴孔７．７の軸線同士の交角は大きいほど激
しく衝突して微粒化が促進されるが、大きすぎるとノ４
− ズル側への逆流が生ずるので３０度乃至９０度の範囲に
するのが好ましいことが実験的に確認された。

第４図に示す本発明の第１の発明の第２実施例は、チッ
プ６ａに透設した２個の噴孔７ａ、７ａに、夫々、前面
の開口８ａ、８ａの方が後面の開口９ａ、９ａより拡径
した約５度のテーパを付して、塗料中に混入した粗粒子
が噴孔７ａ、７ａの途中で引掛ってノズル詰りを生ずる
のを防止するようにしたものであり、その他の構成及び
作用は前記第１実施例と同一である。

次に、本発明の第２の発明の一実施例を第５図に基づい
て説明すると、後面中央に装置孔１６を、前面中央に装
置孔１６に達する開口１８を、後端部外周に鍔１９を夫
々形成したケース１５の装置孔１６内に球形のチップ２
２が前後のシール２０．２１を介して回転可能に装着さ
れ、装置孔１６の後部に形成された雌ねじ１７に螺入し
たねじ体２５によって保持されており、チップ２２には
、ねじ体２５の中心孔２６に対応する導入孔２３と、こ
の導入孔２３から前面に達する２個の噴孔２４．２４と
が形成されているとともに、ケース１５に螺着された筒
体２９に回転自由に支持された軸２８の一端がチップ２
２に結合され、かつ、軸２８の他端にばレバー２７が取
り付けられている。これらの噴孔２４．２４は、前記第
１実施例の噴孔７．７と同様に、前面の開口から５　ｍ
ｍ以内の点において軸線同士が３０度乃至９０度の交角
で互いに交差するように形成されており、その作用及び
効果も同様であるが、本実施例においては、チップ２２
がケース】５内しこ回転可能に装着されているため、噴
孔２４．２４に異物が引掛って詰りを生じた場合に、レ
バー２７を握って、同図に鎖線で示すように、チップ２
２を１８０度回転して前後を反転した後に開閉弁１０を
開弁すると、吐出孔１４及びねじ体２５の中心孔２６を
通った高圧力の液体塗料または洗浄液が噴孔２４内を逆
方向に流れ、引掛っていた異物が導入孔２３から外へ排
出されるのである。

本実施例においても、噴孔２４．２４を、前記第４図例
のように、先の拡径したテーパ状にすると、ノズル詰り
か防止され、また、その除去がより容易に行なわれる利
点がある。

上記実施例によって具体的に説明したように、本発明の
第１の発明のエアレス塗装用ノズルは、後面に導入孔を
形成したボディの前面に、該導入孔に達する２個の噴孔
を、開口から５ｍｍ以内の点において軸線同士が３０度
乃至９０度の角度で互いに交差するように形成したこと
を要旨とするものであって、噴孔から噴出した直後の、
粗大粒子が分離しない状態において棒状の塗料流同士が
衝突するから、粗大粒子を生ずることなく良好な微粒化
が行なわれ、また、衝突後のノズル側への逆流がなく、
しかも、単孔のノズルと同程度の大きさにすることがで
きるから、スプレィガンが小型軽量化され、操作性を向
上することができ、単孔ノズルを使用する一般のエアレ
ススプレィガンにそのまま装着することも可能となる効
果を奏し、さらに、本発明の第２の発明のノズルは、筒
形のケース内に球形のチップを前後反転可能に嵌着し、
７− 該チップの前面に、その後面に形成した導入孔に達する
２個の噴孔を、開口から５　ｎｕｎ以内の点において軸
線同士が３０度乃至９０度の角度で互いに交差するよう
に形成したことを要旨とするものであって、上記第１発
明の効果に加えてノズル詰りを迅速に除去し得る効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明の第１の発明の第１実施例の断面図、
第２図は、第１図Ａ−Ａ線断面図、第３図は、その正面
図、第４図は、第２実施例の断面図、第５図は、第２の
発明の一実施例の断面図で゛　ある。 １．１ａ：ボディ　２．２ａ：ケース　３：導入孔　６
．６ａ：チップ　７．７ａ：噴孔　８．８ａ：開口　１
５：ケース　２２：チップ　２３：導入孔　２４：噴孔 出願人　旭大隈産業株式会社 代理人　　弁理士　野　　口　　　　宏−８＝ 箒１）ゴ １　　） １４ 箪２回 り 　　４ 第３回 ２ ６ 特開昭５９−２（ＬＧＯＧ３（４） 粟４図 １ご 第５回

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ／　後面に導入孔を形成したボディの前面に、該導入孔
   に達する２個の噴孔を、開口から５画以内の点において
   軸線同士が３０度乃至９０度の角度で互いに交差するよ
   うに形成したことを特徴とするエアレス塗装用ノズル ρ　前記各噴孔に、前方が後方より拡径したテーパを付
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のエア
   レス塗装用ノズル ３　筒形のケース内に球形のチップを前後反転可能に嵌
   着し、該チップの前面に、その後面に形成した導入孔に
   達する２個の噴孔を、開口から５ｗ１以内の点において
   軸線同士が３０度乃至９０度の角度で互いに交差するよ
   うに形成したことを特徴とするエアレス塗装用ノズルチ
   ツ、プ