JPS59205553A - 車両用空気調和装置用コンプレツサの制御装置 - Google Patents

車両用空気調和装置用コンプレツサの制御装置

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JPS59205553A
JPS59205553A JP7911383A JP7911383A JPS59205553A JP S59205553 A JPS59205553 A JP S59205553A JP 7911383 A JP7911383 A JP 7911383A JP 7911383 A JP7911383 A JP 7911383A JP S59205553 A JPS59205553 A JP S59205553A
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compressor
capacity
rotation speed
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minimum
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両用空気調和装置用コンプレッサの制御装置
に関するものである。
一般にエンジンの動力はプーリから電磁クラッチを介し
てコンプレッサに伝達されるもので、コンプレッサはエ
ンジンにとって負荷となる。特にエンジンが加速、登板
走行を行う時にはこのコンプレッサの負荷が障害ともな
り、加速、登板走行等を円滑に行いにくくなるので、加
速、登板走行時に電磁クラッチをオフしコンプレッサを
停止していた。しかしこのような制御方法によれば、コ
ンプレッサが完全に停止されるので冷房性が損なわれ、
また、除湿して窓ガラス内面の曇りを除去する機能がな
くなってしまい、また、電磁クラ・ノチが頻繁にオンオ
フ制御されるのでその寿命に影響を及ぼすという欠点を
有していた。
そこで、特開昭57−195884号に示すように、加
速〜登板走行時のエンジン回転数の増加に伴ってコンプ
レッサの容量をダウンするように制御し、エンジン高速
回転時コンプレッサを小容量で駆動して上記欠点を除去
するものが提案されている。なお、コンプレッサの容量
を調整する方法としてはコンプレッサの任意の圧縮室と
冷媒入口とをバイパスする配管を設けこの配管内の冷媒
の流量を調整するもの、或いはコンプレッサが斜板式の
ものによっては斜板の傾斜角を調整するようにする方法
がある。これらは何れもコンプレッサに入力される冷媒
の量を少なくして実質的にコンプレッサの容量を小さく
するように制御するものである。
しかしながらこのような方法によれば、コンプレッサが
小容量で回転されるので冷房性が損なわれず、除湿も行
えるが、コンプレッサが高速回転されている状態におい
て、コンプレッサの容量が必要以上に小さく設定される
と、コンプレッサが焼付きを生じる恐れも考えられる。
すなわちコンプレッサの回転速度が高くなるにつれて冷
媒の量が少なくなると、この冷媒に含まれる潤滑油もコ
ンプレッサ側に十分還流されないのでコンプレッサの軸
、軸受は間の潤滑油が少なくなり摩擦が大きくなってし
まう。特に軸、軸受は間の潤滑は潤滑油の単分子層ない
し数分子層からなる境界層で行われている状態、すなわ
ち境界摩擦であるが、部分的に?fJ/fjI油分子の
存在しない乾燥摩擦の部分が潜在しており、これが速度
の増大による軸受は部分の発熱のために急激に増加し、
しかもこれが軸受は面の全域に達して焼付きが生してし
まう。
また、潤滑油の量が十分でないために潤滑油の粘度が低
下して摩擦をさらに大きくし、焼付きに至る。
本発明の目的はエンジンの回転数の増速に伴いコンプレ
ッサの容量を小さくするようにした制御装置ニおいて、
エンジンの回転数が所定の速度まで達したら、以降はコ
ンプレッサの容量を小さくしないようにして冷媒量すな
わち潤滑油の供給を確保して上記欠点を除去するもので
あり、以下実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明による車両用空気調和装置用コンプレッ
サの制御装置の一実施例を示すブロック図であり、同図
において1は空気調和機であり、これはアクチュエータ
2によって駆動される内外気切換ドア3、駆動回路4に
よってその回転数が制御される送風機5、冷房サイクル
6によって冷却されるエバポレータ7、ヒータコア8、
冷風と暖風との混合割合を調整しかつアクチュエータ9
によって制御されるエアミックスドア10、了りチュエ
ータ11.12により制御されるモード切換ドア13,
14、エンジンの冷却水をヒータコア8に導く冷却水サ
イクル15から構成される。
上記冷房サイクル6はプーリ16.電磁クラッチ17を
介してエンジンの回転力が伝達されるコンプレッサ18
と、コンデンサ19と、受液器20と、膨張弁21とか
あ一構成される。30はコンプレッサの制御装置であり
、これは内気センサ31により検出される車室内温度t
r、外気センサ32により検出される外気温度ta、図
示しないコントロールパネルに設けられた温度設定器3
3の設定温度TDを演算例えばTD  (tr+ta)
なる演算を実行して熱負荷の大きさを検出する熱負荷検
出手段34を有しており、この熱負荷検出手段からの信
号toの大きさに基づいて上記駆動回路35,4.36
,37.38を制御することにより上記各種切換ドア3
,13.14及びエアミックスドア10.送風機5等を
制御して自動的に空調を行う。
本発明においてはコンプレッサ18の容量を調整する容
量調整手段39を設け、この容量調整手段39を制御装
置30で自動的に制御するもので、第1図においてはこ
の容量調整手段39を制御するための構成を詳細に示す
。制御装置30にはエンジンまたはコンプレッサの回転
センサ24からの信号を検出して、その回転数を検出す
る回転数検出手段40からの信号Rが供給される。この
回転数検出手段40から出力されるエンジンまたはコン
プレッサの回転数に相当する信号Rと上記熱負荷検出手
段34から出力される熱負荷に相当する信号toとは容
量設定手段41に供給され、この容量設定手段41から
の信号41aは選択手段42、駆動回路45を介して上
記容量調整手段39に供給される。制御装置30には許
容最低容量設定手段43が設けられ、この許容最低容量
設定手段43からの信号43aは回転数検出手段40か
ら出力される信号Rに関連する大きさの信号で、この信
号43aは上記選択手段42により選択されて、この選
択手段42から駆動回路45を介して容量調整手段39
に供給される。また、上記容量設定手段41からの出力
信号41aと許容最低容量設定手段43からの出力信号
43aは比較判定手段44によって比較判定され、出力
信号43aが出力信号41aよりも大きくなった時に、
選択手段42を制御して、この選択手段42が許容最低
容量設定手段43からの出力信号43aを選択して駆1
回路45及び容量調整手段39に出力するように動作す
る。
以上の構成によるコンプレッサの制御装置の動作の概略
を説明すると、上記容量設定手段41は第2図の特性P
に示すようにコンプレッサまたはエンジンの回転数の増
加に伴ってコンプレッサの容量を小さくするように制御
する。これによりコンプレッサまたはエンジンの回転数
の増加に伴いコンプレッサの容量が小さくなるので、エ
ンジンの負担を軽減でき加速、登板走行を円滑に行うこ
とができるのである。また、冷房性が損なわれず、除湿
が行え、しかも電磁クラッチの摩耗を減少できる。一方
許容最低容量設定手段43は第2図特性Sに示すように
エンジンの回転数の増加に伴いコンプレッサの容量を徐
々に増加するように制御する。比較判定手段44によっ
て特性Pが特性Sよりも大きい時、すなわち出力信号4
1aが出力信号43aより大きい時は特性Pを選択して
容量調整手段39を制御するようにし、所定の回転数R
Oで特性Sが特性Pよりも大きくなると特性Sを選択し
、特性Sで容量調整手段39を制御するようにする。す
なわち容量設定手段41によるコンプレッサの制御を、
許容最低容量設定手段43による制御に切換えるのであ
る。このようにすることによりコンプレッサ′またはエ
ンジンの回転数が所定の回転数RO以上となると、コン
プレッサの容量が小さくならないので冷媒不足すなわち
潤滑油不足を補償できる。
上記容量調整手段39は例えばコンプレッサの任意の圧
縮室と冷媒入口とをバイパスする配管を設け、この配管
内の冷媒の流量を調整する調整機構成いはコンプレッサ
が斜板式の場合、斜板の傾斜角を調整する調整機構等か
ら構成してもよ(、本実施例では後述のモータ66でこ
の容量調整手段が制御される。上記熱負荷検出手段34
2回転数検出手段40.容量設定手段412選択手段4
2、許容最低容量設定手段43.比較判定手段44、駆
動回路45は第3図に示すように構成される。第3図に
おいて、熱負荷検出手段34はマルチプレクサ46を介
して入力される内気センサ31、外気センサ32.温度
設定器33からの温度tr、ta、TDに相当する信号
を演算することにより第4図に示すように熱負荷に相当
する信号toを出力する演算手段25を有しており、こ
の信号toを容量設定手段41を構成する差動増幅器4
4mの正極入力側に供給する。回転数検出手段40はコ
ンプレッサに設けられた回転センサ24からのパルス出
力を整形する波形整形回路47と、この波形整形回路4
7から出力されるパルス周波数を電圧値に変換する周波
数電圧変換回路48とから構成される。上記周波数電圧
変換回路48はダイオード49,50.51と、コンデ
ンサ52,53.54と、抵抗55,56,57゜58
.59.60等から構成されるもので、この出力信号R
はコンプレッサの回転数に相当し、この信号Rは上記差
動増幅器41mの負極入力側に供給される。上記容量設
定手段41からの出力信号41aは第2図の特性Pに示
すように熱負荷信号toの大きさに対し、コンプレッサ
の回転数が増速するとこれに反比例するように変化する
上記回転数検出手段40の出力端子61は、許容最低容
量設定手段43を構成する抵抗62゜63を介してアー
スされるもので、抵抗62と63との接続点に接続さた
出力端子64から得られる信号43aは上記信号Rの分
圧電圧となるもので、第5図に示すように信号Rに対し
一定割合小さくなる。上記出力端子64から出力される
信号43aは選択手段42の他方の端子に供給される。
上記容量設定手段41からの出力信号41aは比較判定
手段44を構成する比較器65の負極入力側に供給され
、また、上記端子64から出力される出力信号43aは
比較器65の正極入力側に供給され、この比較判定手段
44の出力信号Vzは41a>438の時にLレベルと
なって選択手段42が入力信号41aを選択するように
し、41a<43aの時にHレベルとなって選択手段4
2が入力信号43aを選択するようにする。
駆動回路45は上記容量調整手段39の例えば冷媒の流
量を調整するための弁または斜板式コンプレッサの斜板
の傾斜角を調整するためのモータ66を有しており、こ
のモータ66は矢印方向の電流Iによって正回転されて
、コンプレッサの容量を大きくし、反対方向の電流によ
ってコンプレッサの容量を小さく設定する。このモータ
66の一端はPNP形トランジスタ67のコレクタ側に
接続さるとともにNPN形トランジスタ68のコレクタ
側に接続され、他端はP’ N P形トランジスタ69
のコレクタ側に接続されるとともにNPN形トシトラン
ジスタフ0レクタ側に接続される。
上記トランジスタ67のエミッタ側は電源に接続され、
ベース側は抵抗71を介してトランジスタ72のコレク
タ側に接続され、また、トランジスタ68のベース側は
抵抗73を介してトランジスタ72のコレクタ側に接続
される。上記トランジスタ72のベース側には比較器7
4の出力端子が抵抗75を介して接続される。また、上
記トランジスクロ9のエミッタ側は電源に接続され、へ
−ス側は抵抗76を介してトランジスタ77のコレクタ
側に接続され、トランジスタ70のエミッタ側はアース
され、かつベース側は抵抗78を介してトランジスタ7
7のコレクタ側に接続される。
上記トランジスタ77のベース側に比較器79の出力端
子が抵抗80を介して接続される。この場合、選択手段
42からの出力電圧vyすなわち出力信号41aまたは
出力信号43aは抵抗81を介して比較器79の負極入
力側に供給されるとともに、抵抗82を介して比較器7
4の正極入力側に供給される。また、抵抗83とモータ
66に連動する可変抵抗84との接続点電圧Vxはモー
タ66の回動位置すなわちコンプレッサの容量の大きさ
に応じて大きさが変化し、この可変抵抗84の出力電圧
Vxは抵抗85を介して比較器79の正極入力側に供給
され、また、抵抗86を介して比較器74の負極入力側
に供給される。駆動回路45は上記出力電圧vyに出力
電圧Vxが常に一致するようにモータ66を正転または
逆転してモータ66の位置を制御する。例えばVy>V
Xとなると比較器79の出力がLレベル、比較器74の
出力がHレベルとなり、トランジスタ77がオフし、ト
ランジスタ69がオフ、トランジスタ70がオンする。
また、トランジスタ72がオンし、トランジスタ67が
オンし、トランジスタ68がオフする。すなわちトラン
ジスタ67と70が共にオンすることから電流■が流れ
、モータ66が正転されてコンプレッサの容量を引き上
げる。このとき、信号Vxが大きくなりvyに一致し、
この動作を停止する。以上とは逆にVx>vyとなると
トランジスタ69と68がオンし、トランジスタ71と
70がオフするのでモータ66には上記電流■とは逆方
向の電流が流れるのでモータ66はコンプレッサの容量
を引き下げる。
このとき、信号Vxが小さくなりvyに一致し、この動
作を停止する。このように駆動回路45は上記信号Vx
が信号vyに等しくなるようにモータ66を正転、逆転
する。なお、正転、逆転が交互に行われてハンチング状
態が引き起こされるのを防止するために比較器79.7
4には一定のヒステリシスが与えられている。
以上の構成による車両用空気調和装置用コンプレッサの
制御装置の動作について第2図、第4図。
第5図に示す特性図を用いて以下説明する。まず熱負荷
検出手段34は温度設定器33の設定温度TDと、内気
センサ31により検出される車室内温度tr、外気セン
サ32により検出される外気温度taとの差を求め、こ
の差に相当する信号すなわち熱負荷信号toを容量設定
手段41を構成する差動増幅器41mの正極入力側に出
力する。
一方、回転数検出手段40の出力端子61がら出力され
るコンプレッサの回転数に相当する信号Rが上記容量設
定手段41の差動増幅器41mの負極入力側に供給され
る。上記容量設定手段41の出力信号41aによりコン
プレッサの容量の大きさが設定されるもので、この出力
信号41aに基づき第2図特性Pに示すようにコンプレ
ッサの容量は熱負荷に対しコンプレッサの回転数が増速
するに伴い、次第に小さくなるように制御される。
次に許容最低容量設定手段43の出力端子64の出力信
号43aは第5図に示すように回転数検出手段40の出
力信号Rに対し一定割合だけ小さくなって、コンプレッ
サの回転数の増速に伴い次第にその大きさが大きくなる
ように変化するもので、この出力信号43aは上記選択
手段42の他方の端子に供給される。ここで、コンプレ
ッサの回転数がROに達していない場合には、信号41
aと438との関係が413>433であるので、比較
判定手段44の出力電圧VzがLレベルとなり選択手段
42が信号41aを選択して駆動回路45に供給する。
従って、コンプレッサの容量は特性Pに基づいて制御さ
れ、コンプレッサの回転数が増速するに伴いその容量が
小さくなるように制御される。これによってエンジンの
回転数が増速し、コンプレッサの回転数が増速するとコ
ンプレッサの容量が小さく設定されるのでエンジン負担
を軽減することができて、加速、登板走行を円滑に行う
ことができる。次にコンプレ・ノサの回転数が所定の回
転数20以上となると出力信号41aと438との関係
が43.t>412となるので比較判定手段44の出力
電圧VZがHレベルとなり、選択手段42が信号43a
を選択するように動作する。このためコンプレッサは第
2図の特性Sに従って制御される。これにより、RO以
降はエンジンの回転数が増速し、コンプレッサの回転数
が増速するに伴いコンプレッサの容量が次第に大きくな
り、その大きくなる割合は比較的ゆるやかとなる。よっ
てコンプレッサに還流される冷媒の量が不足し潤滑油が
不足することがなく軸受は部分の加熱がなく潤滑油膜が
十分形成され、しかもその粘度が小さくならないので焼
付きを防止できる。
第6図は本発明による車両用空気調和装置用コンプレッ
サの制御装置の他の実施例を示す回路図であり、第3図
と同じものは同一符号を用いている。この場合、87は
電磁クラッチ制御手段であリ、例えば前記制御装置30
に組込まれる。これはエバボレータフの温度が凍結温度
近くまで降下したら電磁クラッチ17をオフし、それよ
り上昇したらオンしてエバポレータ7の温度を一定に保
つ。この電磁クラッチ制御手段87の出力信号はリレー
88に接続されたトランジスタ89のベース側に供給さ
れる。上記リレー88の接点88aは電磁クラッチ17
に直列接続される。ここで、例えばイグニッションスイ
ッチ22.エアコンスイッチ23が共にオンの状態にお
いて、電磁クラッチ制御手段87の出力信号がHレベル
となり、トランジスタ89がオンするとリレー88が励
磁され、接点88aがオンし、電磁クラッチ17が駆動
されてコンプレッサがオンする。トランジスタ89がオ
フするとコンプレッサはオフする。上記回転数検出手段
40の出力端子61から出力される回転数信号Rはコン
プレッサ保護手段28を構成する比較器90の正極入力
側に供給され、また、この比較器90の負極入力側に抵
抗91と92とによる分圧基準電圧vrが供給される。
この電圧Vfはコンプレッサの回転数のほぼ零より若干
大きい値に対応する電圧に設定されており、比較器90
の出力はコンプレッサが停止して回転数検出手段40の
出力信号Rが零に達し、R<Vfの関係が成立した時に
Lレベルとなる。比較器90の出力側は抵抗93.ダイ
オード94を介してトランジスタ95のベース側に接続
され、トランジスタ95のエミッタ側は抵抗96を介し
て上記トランジスタ89のベース側に接続される。
97は単安定回路であり、その出力端子側は抵抗98、
ダイオード99を介してトランジスタ95のベース側に
接続される。比較器90の出力がHレベルの時はトラン
ジスタ95がオフで、このためトランジスタ89は電磁
クラッチ制御手段87の出力信号によってオンオフ制御
されるが、比較器90の出力がHレベルからLレベルに
反転するとトランジスタ95がオンするのでトランジス
タ89のベース電位がアース電位に引き落とされ、この
ためトランジスタ89はオフ状態となり電磁クラッチ1
7をオフしてコンプレッサを停止状態とする。なお、単
安定回路97はイグニッションスイッチ22とエアコン
スイッチ23がオンしたとき一定幅のパルス97aを出
力端子から出力し、このパルス97aのパルス幅の区間
だけトランジスタ95がオンに保持されるので、エアコ
ンスイッチからトランジスタ89オン、リレー88オン
、接点88aオン、ヤグネントクラッチ17がオンし、
コンプレッサ回転が所定値に立上がるまでの間比較器9
0の出力に関係なくコンプレッサをオンするので、エア
コンスイッチオン直後の誤動作を防止できる。
以上の構成による車両用空気調和装置用コンプレッサの
制御装置の動作について以下説明する。
イグニッションスイッチ22.エアコンスイッチ23が
共にオンで、かつコンプレッサが正常な時は回転数検出
手段40の出力信号Rが零よりも大きいので比較器90
の出力がHレベルとなり、これによりコンプレッサは電
磁クラッチ制御手段87によってオンオフ駆動され、ま
た、その容量は前述したように容量設定手段41または
許容最低容量設定手段43によって制御される。
ここで、なんらかの原因によってコンプレッサに焼付き
等が生じた場合、回転数検出手段40の出力信号Rが零
となり、比較器90の出力がHレベルからLレベルに反
転するのでトランジスタ95がオンし、トランジスタ8
9はオフし、コンプレッサが停止状態に保持される。従
ってコンプレッサが焼付いてロック状態となったときに
エンジンからの動力が伝達されないのでベルト切れ等の
事故を防止できる。第7図は本発明による車両用空気調
和装置用コンプレッサの制御装置の他の実施例を示す回
路図であり、第3図と同じものは同一符号を用いている
。本実施例においては冷却サイクル6における冷媒の温
度またはコンプレッサ、エバポレータ、受液器等の冷房
用各種機器の温度を検出するセンサ100を設け、この
センサ100の出力信号100aを抵抗101を介して
温度制御手段108を構成する差動増幅器102の負極
入力側に供給するとともに、この差動増幅器102の正
極入力側に回転数検出手段40の出力信号Rを抵抗10
3を介して供給し、差動増幅器102の出力信号43a
を前述した実施例と同様選択手段42の他方の入力側に
供給するようにしたものである。これにより第8図の矢
印Mで示すように冷媒不足によって冷媒の温□・度が上
昇すると、センサ100の抵抗値が小さくなり、出力信
号43aを上昇させるように動作し、これによりコンプ
レッサの容量を大きくすることができ、冷媒不足を補う
ことができる。すなわち第2図の特性Sで示すようなモ
ードでコンプレッサの容量を一律に制御してもエバポレ
ータ等の冷却状態に応じて冷媒不足が生じると、この特
性Sに従った容量でコンプレッサを制御しても十分冷媒
不足を補うことができなくなるが、本実施例によれば、
このような冷媒不足をも補うことが可能となる。
第9図は本発明による車両用空気調和装置用コンプレッ
サの制御装置の他の実施例を示す回路図であり、第7図
と同じものは同一符号を用いている。第7図と異なると
ころはセンサ1ooに代えて冷媒の量を検出するセンサ
104を設けたちのである。このセンコサ104として
は冷媒のガス圧を検出するもの或いは配管内の静電容量
を検出するもの、或いは受液器内における冷媒の気泡数
を検出するもの等から構成してもよい。この場合、差動
増幅器102は冷媒量制御手段を構成する。
このような構成において、冷媒不足が生じるとセンサ1
04の抵抗値が小さくなり、第7図の場合と同様出力信
号43aを矢印Mで示すように大きい値にシフトするこ
とができ、冷媒不足を補うことができる。すなわち、よ
り精密な容量の制御が行える。
なお、本発明においてはコンプレッサの回転数を検出し
、このコンプレッサの回転数に基づきコンプレッサの容
量を制御するものとして説明したが、本発明はこれに限
定されず第10図に示すようにディストリビュータに接
続されるインダクタンスコイル105に分岐して設けら
れるインダクタンスコイル106と、ポイント107と
の間よりエンジンの回転数に同期して出力されるパルス
を周波数電圧変換回路48に供給して、エンジンの回転
数に相当する信号を端子61から取り出すようにし、こ
の信号に基づいて特性Pに従ってコンプレッサの容量を
制御するようにしてもよい。
なお、本発明においては、熱負荷に対するコンプレッサ
またはエンジンの回転数が大きくなった時に特性Pで示
すようにコンプレッサの容量を小さくするように制御し
たので、コンプレッサの回転数が高くても熱負荷が大き
い時にはコンプレッサの容量が極端に小さくなるような
ことがなく冷房性を確保できる。
以上説明したように本発明よる車両用空気調和装置用コ
ンプレッサの制御装置によれば、エンジンまたはコンプ
レッサの回転数を検出する回転数検出手段と、この回転
数検出手段からの出力信号に基づいてコンプレッサの容
量を制御しコンプレッサまたはエンジンの回転数が増速
する時にコンプレッサの容量を小さく設定する容量設定
手段と、冷媒不足に基づく潤滑不良を生じさせない容量
にコンプレッサの最低容量を設定する許容最低容量設定
手段と、コンプレッサまたはエンジンの回転数が所定の
回転数ROに達した時に、コンプレ・ノサの容量設定手
段による制御を、上記許容最低容量設定手段の制御に切
換える選択手段とから構成したので、a?fk不良を起
させない程度の最低容量にコンプレッサの容量を設定す
ることができるので、潤滑不良に基づく軸受は部分また
はコンプレッサ内部の回転摩擦部分の焼付きを確実に防
止することができる。また、潤滑油の粘度低下を防止で
き、このことによって潤滑不良による焼付きを防止する
ことができる。
また、許容最低容量設定手段を冷媒またはこの冷媒が還
流する機器の温度に基づき微調整するようにし、或いは
冷媒の量を検出してこの検出値に基づいて微調整するこ
とにより、より正確な容量の制御が行え、焼付きを確実
に防止することができる。
なお、許容最低容量設定手段としては、ROM等の記憶
装置から構成し、その特性Sに対応する記憶値をコンプ
レッサまたはエンジンの回転数に対応して読み出すよう
にして、この読み出したデ−タに基づきコンプレッサの
容量を制御するようにしてもよい。要はコンプレッサま
たはエンジンの回転数に関連するとともに潤滑不良を生
じさせない程度の最低容量にコンプレッサの容量を設定
することができるデータを出力するものであればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車両用空気調和装置用コンプレッ
サの制御装置の一実施例を示すブロック図、第2図はそ
の動作を説明するための特性図、第3図は本発明による
車両用空気調和装置用コンプレッサの制御装置の具体的
回路を示す回路図、第4図、第5図はその動作を説明す
るための特性図、第6図、第7図、第9図、第10図は
本発明による車両用空気調和装置用コンプレッサの制御
装置の他の実施例を示す回路図、第8図は第7図。 第9図で説明した車両用空気調和装置用コンプレッサの
制御装置の動作を説明するための特性図である。 1・・・車両用空気調和機、3・・・内外気切換ドア、
5・・・送風機、7・・・エバポレータ、8・・・ヒー
タコア、10・・・エアミ・ツクストア、13.14・
・・モード切換ドア、17・・・電磁クラッチ、1B・
・・コンプレ・ノサ、30・・・制御装置、31・・・
内気センサ、32・・・外気センサ、33・・・温度設
定器、34・・・熱負荷検出手段、39・・・容量調整
手段、41・・・容量設定手段、42・・・選択手段、
43・・・許容最低容量設定手段、44・・・比較判定
手段、100,104・・・センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  コンプレッサまたはエンジンの回転数を検出
    する回転数検出手段と、この回転数検出手段からの出力
    信号に基づいてコンプレッサの容量を設定し、コンプレ
    ッサまたはエンジンの回転数が増速するに従ってコンプ
    レッサの容量を小さく設定する容量設定手段と、コンプ
    レッサの冷媒不足に基づく潤滑不良を生じさせない程度
    の最低容量にコンプレッサの容量を設定する許容最低容
    量設定手段と、コンプレッサまたはエンジンの回転数が
    所定の回転数に達した時に、上記容量設定手段によるコ
    ンプレッサの制御を上記許容最低容量設定手段によるコ
    ンプレッサの制御に切換える選択手段から構成したこと
    を特徴とする車両用空気調和装置用コンプレッサの制御
    装置。
  2. (2)  コンプレッサまたはエンジンの回転数を検出
    する回転数検出手段と、この回転数検出手段力らの出力
    信号に基づいてコンプレッサの容量を設定し、コンプレ
    ッサまたはエンジンの回転数が増速するに従ってコンプ
    レッサの容量を小さく設定する容量設定手段と、コンプ
    レッサの冷媒不足に基づ<1iIJ滑不良を生じさせな
    い程度の最低容量にコンプレッサの容量を設定する許容
    最低容量設定手段と、コンプレッサまたはエンジンの回
    転数が所定の回転数に達した時に、上記容量設定手段に
    よるコンプレッサの制御を上記許容最低容量設定手段に
    よるコンプレッサの制御に切換える選択手段と、冷媒ま
    たはこの冷媒が還流する冷房用機器の温度を検出し、上
    記許容最低容量設定手段を制御して、上記温度が上昇す
    る時にコンプレッサの容量を増加する温度制御手段から
    構成したことを特徴とする車両用空気調和装置用コンプ
    レッサの制御装置。
  3. (3)  コンプレッサまたはエンジンの回転数を検出
    する回転数検出手段と、この回転数検出手段からの出力
    信号に基づいてコンプレッサの容量を設定し、コンプレ
    ッサまたはエンジンの回転数が増速するに従ってコンプ
    レッサの容量を小さく設定する容量設定手段と、コンプ
    レッサの冷媒不足に基づく潤滑不良を生じさせない程度
    の最低容量にコンプレッサの容量を設定する許容最低容
    量設定手段と、コンプレッサまたはエンジンの回転数が
    所定の回転数に達した時に、上記容量設定手段によるコ
    ンプレッサの制御を上記許容最低容量設定手段によるコ
    ンプレッサの制御に切換える選択手段と、冷媒の量を検
    出し、上記許容最低容量設定手段を制御して冷媒の量が
    少ない時にコンプレッサの容量を増加する冷媒量制御手
    段とから構成したことを特徴とする車両用空気調和装置
    用コンプレッサの制御装置。
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