JPS59202998A - 舵取機の異常監視保護装置 - Google Patents
舵取機の異常監視保護装置Info
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- JPS59202998A JPS59202998A JP7570783A JP7570783A JPS59202998A JP S59202998 A JPS59202998 A JP S59202998A JP 7570783 A JP7570783 A JP 7570783A JP 7570783 A JP7570783 A JP 7570783A JP S59202998 A JPS59202998 A JP S59202998A
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- signal
- hydraulic
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、船舶の舵取機に関し、特にその異常を監視す
る、舵取機の異常監視保護装置に関する。
る、舵取機の異常監視保護装置に関する。
従来の舵取機においては、第1図に示すように、油圧シ
リンダ3上に、油圧ポンプ2とこの油圧ポンプ2を駆動
する電動miとが2組設置されている。
リンダ3上に、油圧ポンプ2とこの油圧ポンプ2を駆動
する電動miとが2組設置されている。
この油圧シリンダ3は、舵軸6に連結されたチラー68
を駆動すべく、チラー68とピンを介して接続されるラ
ム3aの両端に各1対ずつ設けられている。
を駆動すべく、チラー68とピンを介して接続されるラ
ム3aの両端に各1対ずつ設けられている。
また、この油圧ポンプ2は斜板式の可変吐出形油圧ポン
プであり、油圧ポンプ2からの吐出量とその方向は、正
負の値をもつ斜板角aにより決定される。すなわち、斜
板角aの大きさが大きくなると吐出量が増大し、また正
負が反転すると吐出方向が逆転する。
プであり、油圧ポンプ2からの吐出量とその方向は、正
負の値をもつ斜板角aにより決定される。すなわち、斜
板角aの大きさが大きくなると吐出量が増大し、また正
負が反転すると吐出方向が逆転する。
2−
この斜板角αは、操舵室からの操舵指令信号がパワーユ
ニット4により増幅されて機械量へ変換され、斜板に接
続された操舵レバー5がこの機械量に従って駆動される
ことで制御される。
ニット4により増幅されて機械量へ変換され、斜板に接
続された操舵レバー5がこの機械量に従って駆動される
ことで制御される。
また、舵軸6と操舵レバー5との間に、制御レバー7が
ばねを介して連結されている。
ばねを介して連結されている。
上述の構成により、操舵室から操舵指令信号が与えられ
ると、これがパワーユニット4で増幅され機械量に変換
されて、斜板角aが操舵指令信号に比例した値に変えら
れる。
ると、これがパワーユニット4で増幅され機械量に変換
されて、斜板角aが操舵指令信号に比例した値に変えら
れる。
この操舵指令信号に比例した斜板の角度、方向により、
配管を介して対角位置の2つの油圧シリング3へ圧油が
供給され、他の2つの油圧シリング3からは排油が行な
われる。したがってラム3aがそれぞれ逆方向へ移動し
、チラー6aに接続する舵軸6が回転する。
配管を介して対角位置の2つの油圧シリング3へ圧油が
供給され、他の2つの油圧シリング3からは排油が行な
われる。したがってラム3aがそれぞれ逆方向へ移動し
、チラー6aに接続する舵軸6が回転する。
舵軸6の回転は制御レバー7により操舵レバー5へ伝え
られ、操舵指令信号と等しい舵角となると、斜板角αが
零すなわち斜板が中立の状態に戻される。これにより油
圧ポンプ2からの油の出入りは無くなるので3− 油圧シリング3は停止し、操舵指令信号が変化するまで
舵角は一定に保持される。
られ、操舵指令信号と等しい舵角となると、斜板角αが
零すなわち斜板が中立の状態に戻される。これにより油
圧ポンプ2からの油の出入りは無くなるので3− 油圧シリング3は停止し、操舵指令信号が変化するまで
舵角は一定に保持される。
このような従来の舵取機において、油圧ポンプ2の本体
が故障した場合、油圧ポンプ2に内蔵された斜板が作動
不良となった場合、操舵レバー5および制御レバー7が
機械的に動作しなくなった場合、もしくは油圧シリング
3が動かなくなったり油もれ等の事故が起きた場合、舵
板は制御不能となってしまう。
が故障した場合、油圧ポンプ2に内蔵された斜板が作動
不良となった場合、操舵レバー5および制御レバー7が
機械的に動作しなくなった場合、もしくは油圧シリング
3が動かなくなったり油もれ等の事故が起きた場合、舵
板は制御不能となってしまう。
舵板が制御不能となることは、船舶の航行にとって非常
に危険であり、最悪の場合衝突、座礁等の事故を引き起
こし、人命をも失なうことになりかねない。
に危険であり、最悪の場合衝突、座礁等の事故を引き起
こし、人命をも失なうことになりかねない。
従来の舵取機においては、操舵室で操舵指令を発する熟
練した当直航海士または操舵子が、操舵指令信号と実舵
角指示計とを比較監視して異常を検出することで、舵取
機の故障が発見されていた。しかし、舵取機の常時監視
と異常の判定には、高度の判断と熟練を必要とする。
練した当直航海士または操舵子が、操舵指令信号と実舵
角指示計とを比較監視して異常を検出することで、舵取
機の故障が発見されていた。しかし、舵取機の常時監視
と異常の判定には、高度の判断と熟練を必要とする。
したがって、必ずしも舵取機の故障が発見できるとは限
らず、その発見が遅れて舵板の制御不能という事4− 態が起きてしまう可能性がある。
らず、その発見が遅れて舵板の制御不能という事4− 態が起きてしまう可能性がある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、舵取機の故障を早急に発見し、乗組員に警報を発する
とともに処置判断の情報を与えることにより、船舶の安
全航行をはかれるようにした、舵取機の異常監視保護装
置を提供することを目的とする。
、舵取機の故障を早急に発見し、乗組員に警報を発する
とともに処置判断の情報を与えることにより、船舶の安
全航行をはかれるようにした、舵取機の異常監視保護装
置を提供することを目的とする。
このため、本発明の舵取機の異常監視保護装置は、舵軸
に連結されたチラーと、同チラーに連結されたチラー操
作用油圧シリンダと、同油圧シリングに作動油を供給す
る可変吐出杉油圧ポンプと、同油圧ポンプの吐出量を制
御する吐出量制御系とをそなえた舵取機において、舵角
を検出して舵角フィードバック信号を出力する舵角検出
器と、上記吐出量を検出して吐出量検出信号を出力する
吐出量検出器とが設けられるとともに、上記吐出量制御
系に操舵室から与えられる操舵指令信号と上記舵角フィ
ードバック信号とに基づき上記吐出量の制御を行なう制
御手段が設けられ、上記操舵指令信号と上記舵角フィー
ドバック信号との差信号の大きさが設定値以下であるに
もかかわらず、上記吐出5− 量検出信号が最大吐出量になっている異常状態を検出す
る第1の異常検出手段と、上記差信号の大きさが設定値
以上であるにもかかわらず、上記吐出量検出信号が最大
吐出量よりも小さくなっている異常状態を検出する第2
の異常検出手段とが設けられて、上記の第1および第2
の異常検出手段で検出された異常状態を上記操舵室へ報
知する異常警報手段が設けられたことを特徴としている
。
に連結されたチラーと、同チラーに連結されたチラー操
作用油圧シリンダと、同油圧シリングに作動油を供給す
る可変吐出杉油圧ポンプと、同油圧ポンプの吐出量を制
御する吐出量制御系とをそなえた舵取機において、舵角
を検出して舵角フィードバック信号を出力する舵角検出
器と、上記吐出量を検出して吐出量検出信号を出力する
吐出量検出器とが設けられるとともに、上記吐出量制御
系に操舵室から与えられる操舵指令信号と上記舵角フィ
ードバック信号とに基づき上記吐出量の制御を行なう制
御手段が設けられ、上記操舵指令信号と上記舵角フィー
ドバック信号との差信号の大きさが設定値以下であるに
もかかわらず、上記吐出5− 量検出信号が最大吐出量になっている異常状態を検出す
る第1の異常検出手段と、上記差信号の大きさが設定値
以上であるにもかかわらず、上記吐出量検出信号が最大
吐出量よりも小さくなっている異常状態を検出する第2
の異常検出手段とが設けられて、上記の第1および第2
の異常検出手段で検出された異常状態を上記操舵室へ報
知する異常警報手段が設けられたことを特徴としている
。
以下、図面により本発明の一実施例としての舵取機の異
常監視保護装置について説明すると、第2図はその全体
を示す模式図、#43図はその要部を示す回路図、第4
図(a)、(b)はその動作を示す説明図、第5図はそ
の作用を示す説明図である。図中、第1図と同じ符号は
ほぼ同様のものを示す。
常監視保護装置について説明すると、第2図はその全体
を示す模式図、#43図はその要部を示す回路図、第4
図(a)、(b)はその動作を示す説明図、第5図はそ
の作用を示す説明図である。図中、第1図と同じ符号は
ほぼ同様のものを示す。
第2図に示すように、電動機1で駆動される斜板式可変
吐出杉油圧ポンプ2が、油圧シリンダ3上に2ML設置
されている。この油圧ポンプ2の斜板の斜板角αは、や
はり油圧シリンダ3上に設置される電気油圧サーボ弁1
5から供給される圧油により、斜板が動かさ6− れることで制御される。
吐出杉油圧ポンプ2が、油圧シリンダ3上に2ML設置
されている。この油圧ポンプ2の斜板の斜板角αは、や
はり油圧シリンダ3上に設置される電気油圧サーボ弁1
5から供給される圧油により、斜板が動かさ6− れることで制御される。
また、この電気油圧サーボ弁15を駆動し、舵取機の異
常を検出する異常検出手段としての働きも有する、サー
ボアンプユニット8が設けられている。
常を検出する異常検出手段としての働きも有する、サー
ボアンプユニット8が設けられている。
このサーボアンプユニット8と電気油圧サーボ弁15と
により、油圧ポンプ2の吐出量制御系が構成されている
。
により、油圧ポンプ2の吐出量制御系が構成されている
。
すなわち、サーボアンプユニット8は、操舵室20aか
らの操舵指令信号20と、ポテンショメータで構成され
る舵角検出器10から供給される舵角フィードバック信
号22とを入力として受け、電気油圧サーボ弁15へ駆
動電流16を出力している。
らの操舵指令信号20と、ポテンショメータで構成され
る舵角検出器10から供給される舵角フィードバック信
号22とを入力として受け、電気油圧サーボ弁15へ駆
動電流16を出力している。
そして、電気油圧サーボ弁15からは、この駆動電流1
6に従って斜板へ圧油が供給され、油圧ポンプ2の斜板
角aが制御されることになる。
6に従って斜板へ圧油が供給され、油圧ポンプ2の斜板
角aが制御されることになる。
また、サーボアンプユニット8へは、油圧ポンプ2の斜
板を制御する電気油圧サーボ弁15のストローク量より
斜板角aを検出する斜板角検出器9からの斜板角検出信
号21が入力されている。
板を制御する電気油圧サーボ弁15のストローク量より
斜板角aを検出する斜板角検出器9からの斜板角検出信
号21が入力されている。
7−
二の斜板角検出器9は差動トランスで構成されている。
また、斜板角αにより油圧ポンプ2からの圧油の吐出量
が決定されるから、斜板角検出器9は吐出量検出器とし
ての働きを有する。したがって、斜板角検出信号21は
吐出量検出信号として用いられる。
が決定されるから、斜板角検出器9は吐出量検出器とし
ての働きを有する。したがって、斜板角検出信号21は
吐出量検出信号として用いられる。
さらに、サーボアンプユニット8へは、リミットスイッ
チ11からの舵角最大量検出信号23と、フィルタ目詰
り検出器17aからのフィルタ目詰り信号17と、油量
検出器18aからの油面低下信号18とが入力されてい
る。
チ11からの舵角最大量検出信号23と、フィルタ目詰
り検出器17aからのフィルタ目詰り信号17と、油量
検出器18aからの油面低下信号18とが入力されてい
る。
二のリミットスイッチ11からの舵角最大量検出信号2
3は、機械的接触により舵角が最大値となっていること
を検出するもので、これを検出した際に、舵角最大量検
出信号23がサーボアンプユニット8へ供給される。
3は、機械的接触により舵角が最大値となっていること
を検出するもので、これを検出した際に、舵角最大量検
出信号23がサーボアンプユニット8へ供給される。
また、フィルタ目詰り検出器17aでは、電気油圧サー
ボ弁15の作動油の清浄度が図示しないオイルフィルタ
の差圧で検出される。この差圧がある値を超えると、リ
ミットスイッチ11の働きによりフィルタ目詰−8= り信号17がサーボアンプユニット8へ供給される。
ボ弁15の作動油の清浄度が図示しないオイルフィルタ
の差圧で検出される。この差圧がある値を超えると、リ
ミットスイッチ11の働きによりフィルタ目詰−8= り信号17がサーボアンプユニット8へ供給される。
さらに、油量検出器18aでは、電気油圧サーボ弁15
の作動油タンクの油面低下が検出され、油面が設定値以
上になると油面低下信号18がサーボアンプユニットへ
供給される。
の作動油タンクの油面低下が検出され、油面が設定値以
上になると油面低下信号18がサーボアンプユニットへ
供給される。
サーボアンプユニット8から電気油圧サーボ弁15へ供
給される駆動電流16は、操舵指令信号20の操舵指令
値θと、舵角フィードバック信号22から決定される舵
角δとの差の大きさ1θ−δ1により決められる。
給される駆動電流16は、操舵指令信号20の操舵指令
値θと、舵角フィードバック信号22から決定される舵
角δとの差の大きさ1θ−δ1により決められる。
この差の大きさ1θ−δIが設定値ε以上のときは、第
5図に示すように、斜板角aが最大斜板角αmaxとな
るような駆動電流16が供給される。すなわち、油圧ポ
ンプ2からの圧油の吐出量を最大にして、舵が速やかに
回転するよう制御される。
5図に示すように、斜板角aが最大斜板角αmaxとな
るような駆動電流16が供給される。すなわち、油圧ポ
ンプ2からの圧油の吐出量を最大にして、舵が速やかに
回転するよう制御される。
また、0≦1θ−δ1〈εのときは、斜板角αが1θ−
δlに比例した値となるように駆動電流16が供給され
る。特にIθ−δ1=0のときは舵が停止するように油
圧ポンプ2からの圧油の吐出が停止される。
δlに比例した値となるように駆動電流16が供給され
る。特にIθ−δ1=0のときは舵が停止するように油
圧ポンプ2からの圧油の吐出が停止される。
9−
圧油の吐出が停止されると、油圧シリンダ3が停止する
ことにより、操舵指令信号20が変化するまで、舵はそ
の時の舵角に保持される。
ことにより、操舵指令信号20が変化するまで、舵はそ
の時の舵角に保持される。
したがって、第4図に示すように、操舵指令値θが変化
して、舵角δとの差1θ−δ1が大きくなると、斜板角
aが(7maxとなり、舵角δが変化する。そして、そ
の差1θ−δIが小さくなってε以下になると、斜板角
αは減少しはじめる。
して、舵角δとの差1θ−δ1が大きくなると、斜板角
aが(7maxとなり、舵角δが変化する。そして、そ
の差1θ−δIが小さくなってε以下になると、斜板角
αは減少しはじめる。
最後に、1θ−δ1が零になると、斜板角αも零となり
、油圧ポンプ2からの圧油の吐出が停止される。
、油圧ポンプ2からの圧油の吐出が停止される。
このようにして斜板角αが制御されることにより油圧ポ
ンプ2からの吐出量が制御される。
ンプ2からの吐出量が制御される。
この制御が正常に行なわれず、舵取機に異常が発生した
際に、その異常を検出する第1の異常検出手段としての
異常検出部8aと、第2の異常検出手段としての異常検
出部8bとが、サーボアンプユニット8内に設けられて
いる。
際に、その異常を検出する第1の異常検出手段としての
異常検出部8aと、第2の異常検出手段としての異常検
出部8bとが、サーボアンプユニット8内に設けられて
いる。
第3図に示すように、異常検出部8aには、操舵指令信
号20.舵角フィードバック信号22.斜板角信号10
− 21、舵角最大量検出信号23が入力される。
号20.舵角フィードバック信号22.斜板角信号10
− 21、舵角最大量検出信号23が入力される。
このなかで、操舵指令信号20と舵角フィードバック信
号22とは減算器付フンパレータ30へ入力される。M
l器付フンパレータ30においては、操舵指令値θと舵
角δが減算され、その結果が設定値εと比較される。1
θ−δ1≧εのときは、減算器付コンパレータ30から
は論理値Oが出力され、0≦1θ−δ1くεのときは論
理値1が出力される。
号22とは減算器付フンパレータ30へ入力される。M
l器付フンパレータ30においては、操舵指令値θと舵
角δが減算され、その結果が設定値εと比較される。1
θ−δ1≧εのときは、減算器付コンパレータ30から
は論理値Oが出力され、0≦1θ−δ1くεのときは論
理値1が出力される。
また、斜板角信号21はコンパレータ31に入力ささ、
斜板角αが最大斜板角a maxと比較される。a−α
職×のときはフンパレータ31からは論理値1が出力さ
れ、aくαmaxのときは論理値0が出力される。
斜板角αが最大斜板角a maxと比較される。a−α
職×のときはフンパレータ31からは論理値1が出力さ
れ、aくαmaxのときは論理値0が出力される。
減算器付フンパレータ30とコンパレータ31からの出
力は、2人力ANDデートで構成される第1のAND回
路32へ入力される。ここで両者の論理積が求められる
。
力は、2人力ANDデートで構成される第1のAND回
路32へ入力される。ここで両者の論理積が求められる
。
第1のAND回路32の出力が論理値1となるのは、2
人力とも論理値1のときのみで、それ以外の場合は出力
は論理値0となる。すなわち、0〈1θ−δ1≦εでα
”QmaXのときに、第1のAND回路32から論理値
1が出力される。
人力とも論理値1のときのみで、それ以外の場合は出力
は論理値0となる。すなわち、0〈1θ−δ1≦εでα
”QmaXのときに、第1のAND回路32から論理値
1が出力される。
0≦10−δ1〈εのときは、第4図に示すように、舵
角δが操舵指令値θに近づいているのだから、斜板角α
を小さくして油圧シリング3の動きを緩やかにする必要
がある。この状態で斜板角αが最大斜板角a maxに
なっているのは、舵取機の何らかの故障による異常であ
り、この異常が第1のAND回路32により検出される
。
角δが操舵指令値θに近づいているのだから、斜板角α
を小さくして油圧シリング3の動きを緩やかにする必要
がある。この状態で斜板角αが最大斜板角a maxに
なっているのは、舵取機の何らかの故障による異常であ
り、この異常が第1のAND回路32により検出される
。
第1のAND回路32の出力は第1のタイマ回路35a
へ入力される。第1のタイマ回路35aは、ある一定時
間以上論理値1が入力されると、論理値1を出力するよ
う構成されている。すなわち、瞬間的な斜板角aの誤り
で警報が発せられることのないように設けられている。
へ入力される。第1のタイマ回路35aは、ある一定時
間以上論理値1が入力されると、論理値1を出力するよ
う構成されている。すなわち、瞬間的な斜板角aの誤り
で警報が発せられることのないように設けられている。
この第1のタイマ回路35aの出力と、舵角最大量検出
信号23とが、第1のOR回路36へ入力され、論理和
が求められる。その出力はサーボアンプユニット8内の
警報部8cの警報回路38と第2のOR回路37とに入
力される。
信号23とが、第1のOR回路36へ入力され、論理和
が求められる。その出力はサーボアンプユニット8内の
警報部8cの警報回路38と第2のOR回路37とに入
力される。
したがって、一定時間以上O≦lθ−δiくεかっα=
αmaxの状態が続いたとき、または舵角が最大となっ
てリミットスイッチ11が働いたとぎに、警報回路38
は操舵室20aへ警報が発せられる。
αmaxの状態が続いたとき、または舵角が最大となっ
てリミットスイッチ11が働いたとぎに、警報回路38
は操舵室20aへ警報が発せられる。
つぎに異常検出部8bへは、減算器付フンパレータ30
からの出力と、フンパレータ31からの出力とが入力さ
れる。減算器付コンパレータ30の出力は、第1のNO
T回路33aへ入力され、論理値が反転される。また、
コンパレータ31の出力は第2のNOT回路33bへ入
力され、やはり論理値が反転される。
からの出力と、フンパレータ31からの出力とが入力さ
れる。減算器付コンパレータ30の出力は、第1のNO
T回路33aへ入力され、論理値が反転される。また、
コンパレータ31の出力は第2のNOT回路33bへ入
力され、やはり論理値が反転される。
第1および第2のNOT回路33a、33bの出力は、
第2のAND回路34へ入力される。第2のAND回路
34の出力が論理値1となるのは、1θ−δ1≧εかっ
aくαmaxのときである。
第2のAND回路34へ入力される。第2のAND回路
34の出力が論理値1となるのは、1θ−δ1≧εかっ
aくαmaxのときである。
すなわち、操舵指令値θと舵角δが大たく離れていると
きは、油圧ポンプ2からの吐出量を最大として速やかに
舵を回す必要がある。にもかかわらず斜板角aが最大斜
板角αmaxとなっていないのは異常である。
きは、油圧ポンプ2からの吐出量を最大として速やかに
舵を回す必要がある。にもかかわらず斜板角aが最大斜
板角αmaxとなっていないのは異常である。
13−
この第2のAND回路34の出力は、やはり第2のタイ
マ回路35bへ入力され、ある一定時間以上論理値1を
保ったときのみ、論理値1が出力される。これにより、
瞬間的な斜板角αの誤りにより警報が発せられることが
防止される。
マ回路35bへ入力され、ある一定時間以上論理値1を
保ったときのみ、論理値1が出力される。これにより、
瞬間的な斜板角αの誤りにより警報が発せられることが
防止される。
第2のタイマ回路35bの出力は、警報部8cの警報回
路39および第2のOR回路37へ入力される。この警
報回路39により操舵室へ警報が発せられる。
路39および第2のOR回路37へ入力される。この警
報回路39により操舵室へ警報が発せられる。
また、第2のOR回路37へは、第1のOR回路36と
第2のタイマ回路35bとの出力が入力されているほか
に、フィルタ目詰り信号17と油面低下信号18が入力
されている。これにより、何らかの異常が生じた場合、
警報回路40から警報が発せられる。
第2のタイマ回路35bとの出力が入力されているほか
に、フィルタ目詰り信号17と油面低下信号18が入力
されている。これにより、何らかの異常が生じた場合、
警報回路40から警報が発せられる。
このように、舵取機の何らかの故障により舵角δが操舵
指令値θに近づいているのに斜板角aが最大斜板角αm
axになっている場合、警報により早期にその異常を検
出することができる。したがって、舵が回転しすぎて油
圧シリンダ3が破損してしまうような事故を防止するこ
とができ、故障を最小限にとどめることが14− できる。
指令値θに近づいているのに斜板角aが最大斜板角αm
axになっている場合、警報により早期にその異常を検
出することができる。したがって、舵が回転しすぎて油
圧シリンダ3が破損してしまうような事故を防止するこ
とができ、故障を最小限にとどめることが14− できる。
このような異常検出部8a、8bおよび警報部8cが設
けられていることにより、舵取機に発生した異常を早急
にしかも確実に発見することができる。その際、異常の
判断は自動的に行なわれるので、熟練者が常時監視して
いる必要がなくなり、従業者の負担が大幅に軽減される
。
けられていることにより、舵取機に発生した異常を早急
にしかも確実に発見することができる。その際、異常の
判断は自動的に行なわれるので、熟練者が常時監視して
いる必要がなくなり、従業者の負担が大幅に軽減される
。
しかも、警報回路38.39がそれぞれ別種の異常を検
出するよう構成されているので、発生した異常に関する
情報を得ることもできる。したがってどのような処置を
行なうかの判断も容易となり、故障が軽いうちに適切な
処置を行なうことが可能である。
出するよう構成されているので、発生した異常に関する
情報を得ることもできる。したがってどのような処置を
行なうかの判断も容易となり、故障が軽いうちに適切な
処置を行なうことが可能である。
以上詳述したように、本発明の舵取機の異常監視保護装
置によれば、舵軸に連結されたチラーと、同チラーに連
結されたチラー操作用油圧シリングと、同油圧シリンダ
に作動油を供給する可変吐出杉油圧ポンプと、同油圧ポ
ンプの吐出量を制御する吐出量制御系とをそなえた舵取
機において、舵角を検出して舵角フィードバンク信号を
出力する舵角検出器と、上記吐出量を検出して吐出量検
出信号を出力する吐出量検出器とが設けられるとともに
、上記吐出量制御系に操舵室から与えられる操舵指令信
号と上記舵角フィードバンク信号とに基づき」二記吐出
量の制御を行なう制御手段が設けられ、上記操舵指令信
号と上記舵角フィードバック信号との差信号の大きさが
設定値以下であるにもかかわらず、上記吐出量検出信号
が最大吐出量になっている異常状態を検出する第1の異
常検出手段と、上記差信号の大ぎさが設定値以上である
にもかかわらず、上記吐出量検出信号が最大吐出量より
も小さくなっている異常状態を検出する第2の異常検出
手段とが設けられて、上記の第1および第2の異常検出
手段で検出された異常状態を上記操舵室へ報知する異常
警報手段が設けられるという簡素な構成で、舵取機を常
時監視し、その故障を早急にしかも正確に検出すること
ができ、故障に際して速やかな処置が行なえるために、
船舶の安全性を大幅に向上させる利点がある。
置によれば、舵軸に連結されたチラーと、同チラーに連
結されたチラー操作用油圧シリングと、同油圧シリンダ
に作動油を供給する可変吐出杉油圧ポンプと、同油圧ポ
ンプの吐出量を制御する吐出量制御系とをそなえた舵取
機において、舵角を検出して舵角フィードバンク信号を
出力する舵角検出器と、上記吐出量を検出して吐出量検
出信号を出力する吐出量検出器とが設けられるとともに
、上記吐出量制御系に操舵室から与えられる操舵指令信
号と上記舵角フィードバンク信号とに基づき」二記吐出
量の制御を行なう制御手段が設けられ、上記操舵指令信
号と上記舵角フィードバック信号との差信号の大きさが
設定値以下であるにもかかわらず、上記吐出量検出信号
が最大吐出量になっている異常状態を検出する第1の異
常検出手段と、上記差信号の大ぎさが設定値以上である
にもかかわらず、上記吐出量検出信号が最大吐出量より
も小さくなっている異常状態を検出する第2の異常検出
手段とが設けられて、上記の第1および第2の異常検出
手段で検出された異常状態を上記操舵室へ報知する異常
警報手段が設けられるという簡素な構成で、舵取機を常
時監視し、その故障を早急にしかも正確に検出すること
ができ、故障に際して速やかな処置が行なえるために、
船舶の安全性を大幅に向上させる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の舵取機の全体を示す模式図であり、第2
〜5図は本発明の舵取機の異常監視保護装置を示すもの
で、第2図はその全体を示す模式図、第3図はその要部
を示す回路図、第4図(a)、(b)はその動作を示す
説明図、第5図はその作用を示す説明図である。 1・・電動機、2・・油圧ポンプ、3・・油圧シリ>f
、3a−φラム、4・争パワーユニット、5・・操舵レ
バー、6・・舵軸、6a・・チラー、7・・制御レバー
、8・・サーボアンプユニット、8a、8b・・異常検
出部、8c・・警報部、9・・吐出量検出器としての斜
板角検出器、10・・舵角検出器、11・・リミットス
イッチ、15・・電気油圧サーボ弁、16・・駆動電流
、17・・フィルタ目詰り信号、17a・・フィルタ目
詰り検出器、18・・油面低下信号、18a・・油量検
出器、20・・操舵指令信号、20a・・操舵室、21
・・吐出量検出信号としての斜板角検出信号、22・・
舵角フィードバック信号、23・・舵角最大量検出信号
、30・・減算器付コンパレータ、31・・コンパレー
タ、32・・第1のAND[1flll、33a・・第
1のN07回路、33b−−第2のNOT17− 回路、34−・@2のAND回路、35a・・第1のタ
イマ回路、35b・・第2のタイマ回路、36・・第1
のOR回路、37・・第2のOR回路、38,39゜4
0・・警報回路。 復代理人 弁理士 飯 沼 義 彦 18−
〜5図は本発明の舵取機の異常監視保護装置を示すもの
で、第2図はその全体を示す模式図、第3図はその要部
を示す回路図、第4図(a)、(b)はその動作を示す
説明図、第5図はその作用を示す説明図である。 1・・電動機、2・・油圧ポンプ、3・・油圧シリ>f
、3a−φラム、4・争パワーユニット、5・・操舵レ
バー、6・・舵軸、6a・・チラー、7・・制御レバー
、8・・サーボアンプユニット、8a、8b・・異常検
出部、8c・・警報部、9・・吐出量検出器としての斜
板角検出器、10・・舵角検出器、11・・リミットス
イッチ、15・・電気油圧サーボ弁、16・・駆動電流
、17・・フィルタ目詰り信号、17a・・フィルタ目
詰り検出器、18・・油面低下信号、18a・・油量検
出器、20・・操舵指令信号、20a・・操舵室、21
・・吐出量検出信号としての斜板角検出信号、22・・
舵角フィードバック信号、23・・舵角最大量検出信号
、30・・減算器付コンパレータ、31・・コンパレー
タ、32・・第1のAND[1flll、33a・・第
1のN07回路、33b−−第2のNOT17− 回路、34−・@2のAND回路、35a・・第1のタ
イマ回路、35b・・第2のタイマ回路、36・・第1
のOR回路、37・・第2のOR回路、38,39゜4
0・・警報回路。 復代理人 弁理士 飯 沼 義 彦 18−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 舵軸に連結されたチラーと、同チラーに連結されたチラ
ー操作用油圧シリンダと、同油圧シリンダに作動油を供
給する可変吐出形油圧ポンプと、同油圧ポンプの吐出量
を制御する吐出量制御系とをそなえた舵取機において、
舵角を検出して舵角フィードバック信号を出力する舵角
検出器と、上記吐出量を検出して吐出量検出信号を出力
する吐出量検出器とが設けられるとともに、上記吐出量
制御系に操舵室から与えられる操舵指令信号と上記舵角
フィードバック信号とに基づき上記吐出量の制御を行な
う制御手段が設けられ、上記操舵指令信号と上記舵角フ
ィードバック信号との差信号の大きさが設定値以下であ
るにもかかわらず、上記吐出量検出信号が最大吐出量に
なっている異常状態を検出する第1の異常検出手段と、
上記差信号の大きさが設定値以上であるにもかかわらず
、上記吐出量検出器1− 号が最大吐出量よりも小さくなっている異常状態を検出
する第2の異常検出手段とが設けられて、上記の第1お
よび第2の異常検出手段で検出された異常状態を上記操
舵室へ報知する異常警報手段が設けられたことを特徴と
する、舵取機の異常監視保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7570783A JPS59202998A (ja) | 1983-04-29 | 1983-04-29 | 舵取機の異常監視保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7570783A JPS59202998A (ja) | 1983-04-29 | 1983-04-29 | 舵取機の異常監視保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59202998A true JPS59202998A (ja) | 1984-11-16 |
Family
ID=13583958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7570783A Pending JPS59202998A (ja) | 1983-04-29 | 1983-04-29 | 舵取機の異常監視保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59202998A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61260135A (ja) * | 1985-05-03 | 1986-11-18 | アライド・コ−ポレ−シヨン | 圧力サ−ジ検出回路 |
JPH05105193A (ja) * | 1991-10-18 | 1993-04-27 | Tokimec Inc | 船舶用操舵装置 |
WO2005102834A1 (en) * | 2004-04-26 | 2005-11-03 | Ab Volvo Penta | Method and arrangement for function test of a steering for a propeller drive on a boat |
-
1983
- 1983-04-29 JP JP7570783A patent/JPS59202998A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61260135A (ja) * | 1985-05-03 | 1986-11-18 | アライド・コ−ポレ−シヨン | 圧力サ−ジ検出回路 |
JPH05105193A (ja) * | 1991-10-18 | 1993-04-27 | Tokimec Inc | 船舶用操舵装置 |
WO2005102834A1 (en) * | 2004-04-26 | 2005-11-03 | Ab Volvo Penta | Method and arrangement for function test of a steering for a propeller drive on a boat |
US7238065B2 (en) | 2004-04-26 | 2007-07-03 | Ab Volvo Penta | Method and arrangement for function test of a steering for a propeller drive on a boat |
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