JPS5919790Y2 - 内燃機関のアンダピストンポンプ切換弁装置 - Google Patents

内燃機関のアンダピストンポンプ切換弁装置

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JPS5919790Y2
JPS5919790Y2 JP7993682U JP7993682U JPS5919790Y2 JP S5919790 Y2 JPS5919790 Y2 JP S5919790Y2 JP 7993682 U JP7993682 U JP 7993682U JP 7993682 U JP7993682 U JP 7993682U JP S5919790 Y2 JPS5919790 Y2 JP S5919790Y2
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valve
scavenging
piston
chamber
air
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JPS581730U (ja
Inventor
美彦 坂谷
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三菱重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関のアンダピストンポンプ切換弁装置に
関する。
舶用2サイクルテ゛イ一ゼル機関では、ピストンの下部
室にアンダピストンポンプと呼ばれる一種の往復式ポン
プを設けているものがある。
これはシリンダライナポートにて掃気する機関では掃気
圧力が不十分な場合、この往復式ポンプの働きで掃気圧
力を高めて掃気効率を上げるというもので、クロス掃気
、ループ掃気という比較的掃気が困難な形式によく用い
られている。
しかしながら、このアンダピストンポンプはピストンの
下降行程の仕事により掃気を圧縮しているため、機関全
体からみれば負の仕事となり有効仕事の2%程度が消費
されるという欠点があり、掃気圧力の高い常用負荷域で
アンダピスI〜ンポンプを不使用にすることは、機関の
有効仕事を高め、燃料使用量低減を可能にする。
しかし、従来からこのアンダピストンポンプに用いられ
る弁(掃気弁)は固定式であり、負荷に応じてアンダピ
ストンポンプの作動を切換えることができない欠点か゛
ある。
燃料経済の上から燃費の節減は重要なファクタであり、
2%ながらも燃費の低減を可能とする“アンダピストン
ポンプの不使用“を掃気圧力の高い常用負荷域で適用す
ることは非常に有効である。
本考案の目的は上記の点に着目し、掃気圧力が低く掃気
効率の悪い低負荷域ではアンダピストンポンプを働かせ
、掃気圧力が高く掃気効率の良い高負荷域ではアンダピ
ストンポンプを不使用とするため、従来の固定式掃気弁
はそのままとし、別途に切換弁を設ける場合の切換弁装
置を提供することであり、勿論従来の固定式掃気弁に本
切換弁装置を適用することもできる。
本考案の特徴とするところは、共通空気溜とそれぞれ第
1の逆止弁を介して連通ずる各シリンダのピストン下部
室、掃気ポートを介して各シリンダの内部に連通ずる掃
気室、ピストン下降行程中にピストン背面で上記共通空
気溜より導入された上記ピストン下部室内の空気を圧縮
して上記掃気室へ供給するアンダピストンポンプを有す
る内燃機関において、ピストン下部室と掃気室との間に
設けられピストン下部室から掃気室へ向かう空気の流れ
のみを許容する第2の逆止弁、上記ピストン下部室また
は掃気室と上記共通空気溜との間に設けられたバタフラ
イ型の開閉弁、同開閉弁をリンク機構を介して揺動させ
て開閉する流体圧シリンダ、同流体圧シリンダの両端開
口と流体源との接続路の分岐点に設けられ通電により流
体を所定の一端開口へ供給し他端開口より排出し上記開
閉弁を開弁させる4方向電磁弁、所定の掃気圧力または
ガバナハンドルの所定位置を検知してまたはスイッチ操
作で上記電磁弁に通電して上記4方向電磁弁及び流体圧
シリンダを介して上記開閉弁を常用負荷時には開放し一
定負荷よりも低負荷時には閉塞せしめる電気回路を備え
たことである。
以下図面を参照して本考案による実施例につき説明する
第1図は本考案による1実施例の内燃機関の要部を示す
断面図である。
図において、1は共通空気溜、2は各シリンダのピスト
ン下部室3への共通空気溜1からの人口部を形成する第
1掃気室、4はピストン下部室3とシリンダライナ14
の掃気ポート5との間に設けられた第2掃気室で、空気
溜は共通空気溜1、第1掃気室2、第2掃気室4で構成
されている。
6は燃焼室、7は補助ブロア室、8は第1掃気弁で、共
通空気溜1と第1掃気室2との間に設けられ、共通空気
溜1より第1掃気室2への空気流れのみを許容する逆止
弁であり、9は第2掃気弁で、ピストン下部室3と第2
掃気室4との間に設けられ、ピストン下部室3より第2
掃気室4への空気流れのみを許容する逆止弁である。
10は補助ブロア掃気弁(逆止弁)、12はピストン、
13はシリンダジャケット、15はシリンダカバーであ
る。
矢印時は排気ガス流れ、矢印に)は掃気用空気流れを示
す。
以上の構成は従来のアンダピストンポンプを有する機関
であり、給気は共通空気溜1よりピストン12の上昇行
程と共に逆止弁8を通り第1掃気室2よりピストン下部
室3へ通気され、ピストン12の下降行程では圧縮され
逆止弁9を通り掃気室4へ行く。
ここで、ピストン12が掃気ポート5を開くまで下がる
と圧縮された掃気がポート5を通りシリンダ6内へ通気
される。
しかるにこのアンダピストンポンプを切換える方式とし
ては、逆止弁8を可動式とするか、切換弁11を共通空
気溜1と第2掃気室4との間に図示のように設けるか、
あるいは共通空気溜1と第1掃気室2との間に設けて、
弁開にてアンダピストンポンプの作動を止め、弁閉にて
作動を回復せしめることで可能となる。
本考案は上記切換弁11の構造に関するもので、第2図
aより第2図fまでを参照して説明する。
第2図aは空気溜を示す横断面図で、Eは機関側を示し
、第2図すは第2図aのC−C矢視断面図、第2図Cは
第2図すのA−A矢視断面図、第2図dは第2図すのB
矢視部と関連部材とを示す説明図、第2図eは切換弁を
示す説明図、第2図fは第2図eの上部軸受部を拡大し
て示す断面図である。
切換弁はバタフライ型開閉弁であり、弁装置は空気シリ
ンダ16、連結棒17、駆動レバー18、回転軸19、
上部、中間及び下部の各軸受20.21.22、弁板2
3及び弁保持金属24によって構成されている。
また駆動側機器として、4方向電磁弁25、操作スイッ
チ26、絞り弁30をもち、夫々の作用系統に作動空気
管系A、 B、 C及び配線りが付属する。
即ち、低負荷域では、第2図dに示すように、操作スイ
ッチ26は無操作、4方向電磁弁25は無励磁のため、
空気圧は空気源である操縦空気管系Aから作動空気接続
管Bを経て、空気シリンダ16の両端開口のうちの一方
の閉側間ロイへ入り、連結棒17、駆動レバー18を介
して回転軸19に固定された弁板23を閉じる。
この時空気シリンダ16の他方の開側開口口側の残気は
作動空気接続管Cを通り4方向電磁弁25から排気され
る。
一方、常用負荷時には、操作スイッチ26を操作するこ
とにより、4方向電磁弁25は励磁され切換る。
従って、空気圧は操縦空気管系Aから作動空気接続管C
を経て、空気シリンダ16の開側間ロロに入り、上記低
負荷時の逆作動で弁板23が開となる。
この時空気シリンダ16の閉側間ロイ側の残気は、作動
空気接続管Bを通り4方向電磁弁25から排気される。
また、弁板23の開閉スピードは作動空気接続管B、
Cに装着した絞り弁30(第2図dでは接続管Cに示す
)の絞り度を調整することにより、最適に調整できる。
さらに第3図a、 l)を参照してその電気操作回路
の作動について説明する。
第3図aは操作線図、第3図すは回路構成図である。
なお、29は電源を示す。
切換弁は次の3つの方式の選択または併用によって操作
する。
(1) ケース1:押釦スイッチ(または切換スイッ
チ)による場合 操作パネルに押釦スイッチ26(または切換スイッチ)
を設け、手動により切換弁を開閉する。
即ち、電路IIIの開接点を手動でオンとすることによ
り、リレーX1が励磁され、電路IのA接点X1がオン
となり、ソレノイドSOLが励磁(切換弁開側動作)と
なる。
同時に電路IVのA接点X1がオンとなり自己保持され
る。
また、電路IIIの閉接点を手動操作でオフとすること
により、リレーX1の励磁は解け、ソレノイドSOLは
無励磁(切換弁閉側動作)となる。
以下ケース2、ケース3についても動作は同様である。
(2)ケース2:掃気圧力による場合 掃気室内圧力を電路Vの圧力スイッチ27で検出し自動
的に切換弁を開閉する。
(3)ケース3:ガバナハンドル位置による場合ガバナ
バンドル(または燃料リンク)のノツチを電路Vllの
リミットスイッチ28で検出し自動的に切換弁を開閉す
る(例えば燃料バンドル5ノツチ以上で開)。
また、作動源としては空気圧の代りに油圧を用いてもよ
く、さらに作動圧及び電磁弁の仕様は図示の値(即ち、
7 kg/cm□及びAC100V or DC2
4■)に規定するものでなく、切換弁の装着条件により
選択され得るものである。
さらに、4方向電磁弁に代って、4方向電磁弁の切換機
能を有する機械的な作動弁を装着することもできる。
また、本切換弁の安全機構について説明する。
何等かの原因により作動空気源が喪失したときに次の様
な装置で弁板23は閉じるようになっている。
(1)作動空気が空気シリンダに作用しない時に、弁板
23を常時閉位置に作動させる引張りばね31を連結棒
17に装着している。
(2)第4図に示すように、空気シリンダ16′を低負
荷時はばね32の荷重により連結棒17を全閉位置aに
移動させ、常用負荷時には操作スイッチの操作により作
動空気eを入口Cより導入し、連結棒17を全開位置す
に移動させる構造とする。
勿論、作動空気eは開位置時、即ち常用負荷時のみ送ら
れている。
なお、dは空気孔である。
この場合は、第2図、第3図のものとは別の実施例でも
ある。
上述のような本考案による切換弁はその切換えを機関運
転中に遠隔操作によって実施でき、次の効果がある。
(1)低負荷域では、アンダピストンポンプを使用する
ことにより十分な掃気圧力が得られ、i)煙色悪化、燃
費の悪化等を防ぐことができる。
11)起動性悪化を防ぐことができる。
1[0過給機故障、補助ブロワ故障時の場合でも20%
負荷程度まで運転でき、長所とすることができる。
(2)一方高負荷域では、風量は若干減るが、機関性能
には殆んど影響せず、燃費が2%低減できる。
(3)4方向電磁弁により、高圧流体源がらの作動流体
が給排される流体圧シリンダの操作力により作動するバ
タフライ型開閉弁を開閉し、更に4方向電磁弁は、電気
回路を介して開閉弁を常用負荷時には開、低負荷時には
閉とすべく流体圧シリンダを正確に制御するように構成
したので、給気圧力や排気圧力を利用したものに較べ大
きな力でかつ正確に開閉弁を操作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による1実施例の内燃機関の要部を示す
断面図、第2図aは空気溜を示す横断面図、第2図すは
第2図aL7)c−c矢視断面図、第2図Cは第2図す
のA−A矢視断面図、第2図dは第2図すのB矢視部と
関連部材とを示す説明図、第2図eは切換弁を示す説明
図、第2図fは第2図eの上部軸受部を拡大して示す断
面図、第3図aは操作線図、第3図すは回路構成図、第
4図は空気シリンダの他の実施例を示す説明図である。 1・・・・・・共通空気溜、2・・・・・・第1掃気室
、3・・・・・・ピストン下部屋、4・・・・・・第2
掃気室、5・・・・・・掃気ポート、8・・・・・・第
1掃気弁、9・・・・・・第2掃気弁、11・・・・・
・切換弁、16・・・・・・空気シリンダ、17・・・
・・・連結棒、18・・・・・・駆動レバー、19・・
・・・・回転軸、20.21゜22・・・・・・軸受、
23・・・・・・弁板、24・・・・・・非保持金物、
25・・・・・・4方向電磁弁、26・・・・・・操作
スイッチ、27・・・・・・圧力スイッチ、28・・・
・・・リミットスイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共通空気溜とそれぞれ第1の逆止弁を介して連通ずる各
    シリンダのピストン下部室、掃気ポートを介して各シリ
    ンダの内部に連通ずる掃気室、ピストン下降行程中にピ
    ストン背面で上記共通空気溜より導入された上記ピスト
    ン下部室内の空気を圧縮して上記掃気室へ供給するアン
    ダピストンポンプを有する内燃機関において、ピストン
    下部室と掃気室との間に設けられピストン下部室から掃
    気室へ向かう空気の流れのみを許容する第2の逆止弁、
    上記ピストン下部室または掃気室と上記共通空気溜との
    間に設けられたバタフライ型の開閉弁、同開閉弁にリン
    ク機構を介して連結され高圧流体源より内部に給排され
    る作動流体の圧力によ・り上記開閉弁を開閉する流体圧
    シリンダ、通電により作動流体を流体圧シリンダの所定
    の一端開口へ供給し他端開口より排出し上記開閉弁を開
    弁させる4方向電磁弁、所定の掃気圧力またはガバナハ
    ンドルの所定位置を検知してまたはスイッチ操作で上記
    電磁弁に通電して上記電磁弁及び流体圧シリンダを介し
    て上記開閉弁を一定負荷以上の常用負荷時には開放し一
    定負荷よりも低負荷時には閉塞せしめる電気回路を備え
    たことを特徴とする内燃機関のアンダピストンポンプ切
    換弁装置。
JP7993682U 1982-06-01 1982-06-01 内燃機関のアンダピストンポンプ切換弁装置 Expired JPS5919790Y2 (ja)

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JPS581730U JPS581730U (ja) 1983-01-07
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