JPH0219555Y2 - - Google Patents

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JPH0219555Y2
JPH0219555Y2 JP1983024304U JP2430483U JPH0219555Y2 JP H0219555 Y2 JPH0219555 Y2 JP H0219555Y2 JP 1983024304 U JP1983024304 U JP 1983024304U JP 2430483 U JP2430483 U JP 2430483U JP H0219555 Y2 JPH0219555 Y2 JP H0219555Y2
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valve
air
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switching valve
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は多気筒エンジンの一部の気筒、例え
ばV型エンジンの片バンクの気筒への燃料の供給
を遮断し、その気筒をエアコンプレツサとして使
用することにより、得られる圧縮エアを種々の作
業に使用することができる圧縮エア送出可能エン
ジン搭載車両の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、圧縮エアを駆動源として種々の作業を行
なう作業車両は、エンジンによりコンプレツサを
駆動し、このコンプレツサにより得られた圧縮エ
アをエアタンク等に貯えて作業を行なつていた。
ところが近年、実開昭57−191831号公報や第1
図に示すように、多気筒エンジンの一部の気筒の
燃料の供給を遮断し、これらの気筒を残りの稼動
気筒によつて駆動することによつてエンジンをエ
アコンプレツサとして機能させるようにした圧縮
エア送出可能エンジン搭載車両が実用段階にあ
る。このような車両は、例えば粉粒体輸送車とし
て運用すれば非常に効果のあるものである。
前記のような圧縮エア送出可能エンジン搭載車
両を示す第1図において、エンジン1はV型10気
筒デイーゼルエンジンであり、右側バンク1Aと
左側バンク1Bとの間には右側バンク用燃料噴射
ポンプ2Aと左側バンク用燃料噴射ポンプ2Bと
が設置されている。3は燃料フイルタであり、燃
料タンク4から図示しない燃料送出装置により送
られてきた燃料はこのフイルタ3を通つて燃料通
路5から前記燃料噴射ポンプ2A,2Bに供給さ
れるようになつている。6Aは右側バンク1Aの
排気管、6Bは左側バンク1Bの排気管であり、
これらは1本の排気管6に集合されて、図示しな
いサイレンサ等を経て大気に開口している。
第1図の車両におけるエンジン1は、左側パン
ク1Bをエアコンプレツサとして使用することが
できるようになつているものであり、左側バンク
用燃料噴射ポンプ2Bの燃料入口部と余剰燃料出
口部には、それぞれ燃料遮断弁7A,7Bが設置
されていて、燃料遮断スイツチ8をオンすると燃
料噴射ポンプ2Bへの燃料通路5を遮断するよう
になつている。そして、左側バンク1Bの排気管
6Bには摺動型、即ちスライド式の排気ブレーキ
弁30が設けられており、その上流側には管路切
換弁20を介して圧縮エア取出管16が接続して
いる。そしてこの圧縮エア取出管16にはその途
中にエアフイルタ15が設けられている。
また、前記管路切換弁20および排気ブレーキ
弁30は、車両に搭載されているエアタンク13
の高圧エアを作動源としており、圧送スイツチ9
のオンの後に電磁遮断弁11A,11Bが開く
と、高圧エアがエアタンク13からエア通路14
A,14Bを通つてそれぞれ管路切換弁20、排
気ブレーキ弁30に供給される。この結果、排気
ブレーキ弁30が排気管6Bを遮断し、管路切換
弁20が圧縮エア取出管16を左側バンク1Bの
排気マニホルドに連通させる。なお、10はエン
ジンスイツチ、18は電源としてのバツテリであ
る。
また、右側バンク1Aの排気管6A側にも排気
ブレーキ弁17が設けられており、前記排気管6
B側の排気ブレーキ弁30と共に図示しない排気
ブレーキスイツチによりエンジン1の全気筒運転
時に作動することができるようになつているが、
ここでは説明を省略する。
第2図は第1図に示した車両における前述の管
路切換弁20および排気ブレーキ弁30の具体的
な構造を示すものであり、管路切換弁20は、排
気ブレーキ弁30の上流側の排気管6Bに設けら
れた分岐管19と圧縮エア取出管16との間に設
けられており、そのケーシング26のエア導入部
26Aが前記分岐管19に接続し、エア送出部2
6Bが前記圧縮エア取出管16に接続している。
さらに、前記ケーシング26内にはエアタンク1
3からの高圧エアが導入されるエアシリンダ21
が設けられており、このエアシリンダ21内にピ
ストン22が摺動自在に嵌入されている。そし
て、このピストン22には先端に弁体24が設け
られたバルブステム23が突設されており、弁体
24が前記エア導入部26A内に固着された弁座
27に嵌脱することにより前記圧縮エア取出管1
6と排気管6Bとを遮断したり連通させたりする
ようになつている。25は前記弁体24を弁座2
7に嵌着させる方向に前記ピストン22を付勢す
る戻しばねであり、前記シリンダ21内に高圧エ
アが導入されると収縮して管路切換弁20を開弁
させる。このように、管路切換弁20は戻しばね
25と排気管6B内の排圧に抗して開弁する押開
き型管路切換弁となつている。
一方、摺動型排気ブレーキ弁30は、そのケー
シング36内のシリンダ31、このシリンダ31
内を摺動するピストン32、ピストン32に突設
されたバルブステム33およびその先端部に取り
付けられた弁体34、弁体34を排気管6Bに設
けられた弁体収納管37内に収納させる方向にピ
ストン32を付勢する戻しばね35から構成され
ている。そして、シリンダ31内に高圧エアが送
り込まれるとピストン32がばね35に抗して移
動し、弁体34が弁体収納管37から排気管6B
内に突出してこれを遮断する。
従つて、第1、第2の常閉型電磁弁11A,1
1Bが開弁するとエアタンク13からエア通路1
4,14Aを通つて高圧エアが排気ブレーキ弁3
0のエアシリンダ31内に供給され、同様にエア
通路14,14Bを通つて高圧エアが管路切換弁
20のエアシリンダ21内に供給される。この結
果、排気管6Bが遮断されると共に管路切換弁2
0が押開かれ、圧縮エア取出管16が排気管6B
の排気ブレーキ弁30の上流側に連通し、左側バ
ンク1Bによつて作られた圧縮エアAは矢印のよ
うに流れて圧縮エア取出管16から取り出され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記のように構成された従来の圧縮
エア送出可能エンジン搭載車両では、前記管路切
換弁20の弁体24の弁座27に対する圧着力が
弱いためにシール性が悪く、全気筒運転時に排気
管6Bを流れる排気ガスが圧縮エア取出管16側
に洩れてくる不具合があり、圧縮エア取出管16
に設けられたエアフイルタ15が早期に目詰りし
たり、配管や作業用の蓄圧タンク、粉体貯蔵タン
ク等のバルブやコツク等にタールが付着して作動
不良が発生するという問題があつた。
これを解消するには、前記管路切換弁20の戻
しばね25を強くすれば良いが、従来装置では管
路切換弁20の開弁作動と排気ブレーキ弁30の
排気管6Bの遮断とを同時に行なつていたため
に、僅かの時間差で排気ブレーキ弁30が先に閉
じた場合には、この排気ブレーキ弁30の上流側
に溜る圧縮エアの圧力(排圧)により管路切換弁
20が開弁しにくくなり、その動作が不確実にな
るという可能性があるため、管路切換弁20の戻
しばね25のセツトフオースは強くできなかつ
た。
この考案の目的は、前記従来の圧縮エア送出可
能エンジン搭載車両の有する欠点を解消し、圧縮
エア送出時に管路切換弁の開き作動に対する排圧
がかかることがなく、管路切換弁の開弁セツトフ
オースを強くすることにより管路切換弁の弁体の
弁座に対するシール性を向上させることができる
圧縮エア送出可能エンジン搭載車両を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的のため、この考案では燃料遮断により
コンプレツサとして使用する一部気筒の排気管の
摺動型排気ブレーキ弁の配設位置よりも上流側
に、戻しばねと排圧に抗して開弁する押開き型管
路切換弁を設け、前記排気ブレーキ弁のエアシリ
ンダとエアタンクとを結ぶエア通路中に第1の常
閉型電磁弁を、また前記管路切換弁のエアシリン
ダと前記エアタンクとを結ぶエア通路中に第2の
常閉型電磁弁を設け、圧送スイツチと前記第1、
第2の電磁弁とを結ぶエア圧送作動回路中に、前
記第1の電磁弁を前記第2の電磁弁より遅れて開
放させる遅延手段を設けてなることを特徴として
いる。
〔実施例〕
以下図面を用いてこの考案の実施例を説明す
る。
第3図はこの考案の圧縮エア送出可能エンジン
搭載車両の第1実施例の管路切換弁20および排
気ブレーキ弁30を作動させる機構の構成図であ
り、第2図と同じ部品には同じ番号を符してあ
る。
この考案では圧送スイツチ9に接続するエア圧
送作動回路50を、その途中で回路50Aと回路
50Bとに分岐する。そして、回路50Bは、管
路切換弁20を作動させる第2の常閉型電磁弁1
1Bに直接接続するが、回路50Aは所定時間信
号を遅延させることができるタイマ40を介して
排気ブレーキ弁30作動用の第2の常閉型電磁弁
11Aに接続する。
この結果、圧送スイツチ9(第1図)をオンす
ると第2の電磁弁11Bの開弁後に第1の電磁弁
11Aが遅れて開弁するため、排気ブレーキ弁3
0が排気管6Bを遮断する前に、管路切換弁20
が先に開弁する。この時は弁体24の排圧は高く
ないので、管路切換弁20のセツトフオースを強
くしておいても従来と同圧の高圧エアにより管路
切換弁20は確実に開弁する。そして、エンジン
の全気筒運転時にはセツトフオースが強められた
戻しばね25でピストン22付勢するので、管路
切換弁20の弁体24は強固に弁座27に圧着し
て排気ガスが圧縮エア取出管16に洩れ出ないよ
うにシールすることができる。
第4図はこの考案の第2の実施例を示すもので
ある。この実施例でも圧送スイツチ9に接続する
エア圧送作動回路50を、その途中で回路50A
と回路50Bとに分岐する。そして、回路50B
は前記実施例同様に第2の常閉型電磁弁11Bに
直接接続するが、回路50Aは開閉スイツチ51
を介して第1の常閉型電磁弁11Aに接続する。
この開閉スイツチ51は管路切換弁20が作動
して確実に開弁した時にオンして第1の電磁弁1
1Aに通電するようにしておけば良い。この実施
例では管路切換弁20のケーシング26にエアシ
リンダ21に絞り孔60aを介して連通する遅延
用ピストン装置60を設け、エアシリンダ21内
に高圧エアが絞り孔60aによる絞り作用を受け
つつ導入された時にこのピストン装置60のピス
トン61が移動し、このピストン61に突設され
たロツド62により前記開閉スイツチ51をオン
するようにしている。
このようにしても管路切換弁20の戻しばね2
5を強くして弁体24の弁座27に対する圧着力
を強めて弁体24と弁座27間のシール性を高め
ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案の圧縮エア送出可
能エンジン搭載車両では、燃料遮断によりコンプ
レツサとして使用する一部気筒の排気管の摺動型
排気ブレーキ弁30の配設位置よりも上流側に、
戻しばね25と排圧に抗して開弁する押開き型管
路切換弁20を設け、前記排気ブレーキ弁30の
エアシリンダとエアタンク13とを結ぶエア通路
中に第1の常閉型電磁弁11Aを、また前記管路
切換弁のエアシリンダと前記エアタンクとを結ぶ
エア通路中に第2の常閉型電磁弁11Bを設け、
圧送スイツチ9と前記第1、第2の電磁弁11
A,11Bとを結ぶエア圧送作動回路中に、前記
第1の電磁弁11Aを前記第2の電磁弁11Bよ
り遅れて開放させる遅延手段を設けることによ
り、圧縮エア送出時にまず管路切換弁20が開
き、その後に排気ブレーキ弁30が排気管を遮断
するように構成している。
したがつて管路切換弁20の開弁セツトフオー
スを高めて(戻しばね25の弾性力を強くする)、
管路切換弁20の弁体24の弁座27に対する圧
着力を強くすることができ、管路切換弁20のシ
ール性が向上し、エンジンが全気筒で運転されて
いる時に管路切換弁20から排気ガスが圧縮エア
取出管16に洩れ出さなくなり、この圧縮エア取
出管16に設けられたエアフイルタ15の寿命が
長くなるという効果がある。
また、圧縮エア取出管16中に排気ガスが洩れ
出なくなつたことにより、圧縮エアを使用する装
置の作動不良も解消でき、信頼性が向上するとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧縮エア送出可能エンジン搭載
車両の圧縮エア送出機構の構成説明図、第2図は
第1図の管路切換弁および排気ブレーキの具体的
な構造を示す断面図である。第3図はこの考案の
圧縮エア送出可能エンジン搭載車両の第1の実施
例の構成説明図、第4図はこの考案の第2の実施
例の構成説明図である。 1……エンジン、1B……左側バンク、2A,
2B……燃料噴射ポンプ、3……燃料フイルタ、
6A,6B……排気管、7A,7B……燃料遮断
弁、8……燃料遮断スイツチ、9……圧送スイツ
チ、10……エンジンスイツチ、11A……第1
の常閉型電磁弁、11B……第2の常閉型電磁
弁、13……エアタンク、15……エアフイル
タ、16……圧縮エア取出管、17……排気ブレ
ーキ弁、20……管路切換弁、21,31……エ
アシリンダ、30……排気ブレーキ弁、40……
タイマ、50……エア圧送作動回路、51……開
閉スイツチ、60……遅延用ピストン装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料遮断によりコンプレツサとして使用する一
    部気筒の排気管の摺動型排気ブレーキ弁の配設位
    置よりも上流側に、戻しばねと排圧に抗して開弁
    する押開き型管路切換弁を設け、前記排気ブレー
    キ弁のエアシリンダとエアタンクとを結ぶエア通
    路中に第1の常閉型電磁弁を、また前記管路切換
    弁のエアシリンダと前記エアタンクとを結ぶエア
    通路中に第2の常閉型電磁弁を設け、圧送スイツ
    チと前記第1、第2の電磁弁とを結ぶエア圧送作
    動回路中に、前記第1の電磁弁を前記第2の電磁
    弁より遅れて開放させる遅延手段を設けてなる圧
    縮エア送出可能エンジン搭載車両。
JP2430483U 1983-02-23 1983-02-23 圧縮エア送出可能エンジン搭載車両 Granted JPS59131533U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2430483U JPS59131533U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 圧縮エア送出可能エンジン搭載車両

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JPS59131533U JPS59131533U (ja) 1984-09-04
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5941297Y2 (ja) * 1979-06-06 1984-11-28 いすゞ自動車株式会社 粉粒体輸送タンク車の制御装置
JPH0143474Y2 (ja) * 1981-05-31 1989-12-18

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JPS59131533U (ja) 1984-09-04

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