JPS59196383A - 一液性弾性シ−リング材の製造方法 - Google Patents
一液性弾性シ−リング材の製造方法Info
- Publication number
- JPS59196383A JPS59196383A JP7075183A JP7075183A JPS59196383A JP S59196383 A JPS59196383 A JP S59196383A JP 7075183 A JP7075183 A JP 7075183A JP 7075183 A JP7075183 A JP 7075183A JP S59196383 A JPS59196383 A JP S59196383A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silane coupling
- coupling agent
- alkoxy groups
- added
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシーリング材、就中、変成シリコーンを用いる
一液性シーリング材の製造方法に関する。
一液性シーリング材の製造方法に関する。
従来、−液性のシーリング材については数多く開発され
ている。例えば、シリコ、−ン系、ポリウレタン系のも
のがある。しかし、シリコーン系のシーリング材はシリ
コン原子の含有率が高く塗料付着性が悪い。また、ポリ
ウレタン系のものは耐候性が悪い。従って、現在主鎖が
ポリエーテル、または、ポリエステルであって、架橋点
がアルコキシシリル基から成る変成シリコーンが上記シ
ーリング材に代イつるものとして注目されている。
ている。例えば、シリコ、−ン系、ポリウレタン系のも
のがある。しかし、シリコーン系のシーリング材はシリ
コン原子の含有率が高く塗料付着性が悪い。また、ポリ
ウレタン系のものは耐候性が悪い。従って、現在主鎖が
ポリエーテル、または、ポリエステルであって、架橋点
がアルコキシシリル基から成る変成シリコーンが上記シ
ーリング材に代イつるものとして注目されている。
しかしながら、変成シリコーン系のシーリング材も必ず
しも万能ではない。例えば、建築物ではシーリング材上
にアクリル系のプライマー塗料を塗布してシーリング材
内の可塑剤が表面に移行することを防止し、上塗塗料と
の耐久付着性を向上させることが一般的になされている
が、変成シリコーン系のシーリング材はこの種のプライ
マーとの付着性が劣る。また、スレート石綿板や珪酸カ
ルシウム板などの強アルカリ成形板に対する接着。
しも万能ではない。例えば、建築物ではシーリング材上
にアクリル系のプライマー塗料を塗布してシーリング材
内の可塑剤が表面に移行することを防止し、上塗塗料と
の耐久付着性を向上させることが一般的になされている
が、変成シリコーン系のシーリング材はこの種のプライ
マーとの付着性が劣る。また、スレート石綿板や珪酸カ
ルシウム板などの強アルカリ成形板に対する接着。
性も劣る。
本発明者等は上記欠点を有さない変成シリコーンシーリ
ング材の製造方法を開発するために鋭意研究の結果、本
発明を成すに到った。
ング材の製造方法を開発するために鋭意研究の結果、本
発明を成すに到った。
即ち、本発明は末端にジアルコキシシリル基を有するポ
リエーテルまたはポリエステル樹脂に2個のアルコキシ
基を有するシランカップリンク剤を添加して水を除去し
た後、塩素を含まない3個のアルコキシ基を有するシラ
ンカップリング剤を添加することを特徴とする一液性弾
性シーリング材の製造方法を提供する。
リエーテルまたはポリエステル樹脂に2個のアルコキシ
基を有するシランカップリンク剤を添加して水を除去し
た後、塩素を含まない3個のアルコキシ基を有するシラ
ンカップリング剤を添加することを特徴とする一液性弾
性シーリング材の製造方法を提供する。
本発明に用いる変性シリコーンシーリング材は末端にジ
アルコキシシリル基、即ち、式:%式%() 〔式中、R′およびkは炭素数1〜2のアルキル基〕で
表わされる基を有するポリエーテルまたはポリエステル
樹脂から成る。例えば、MSポリマーとして鐘淵化学工
業■から市販のものが好ましい。
アルコキシシリル基、即ち、式:%式%() 〔式中、R′およびkは炭素数1〜2のアルキル基〕で
表わされる基を有するポリエーテルまたはポリエステル
樹脂から成る。例えば、MSポリマーとして鐘淵化学工
業■から市販のものが好ましい。
前記シーリング材は空気中の水分により硬化するのでコ
ンパウンド製造時にコンパウンド中の水分を一定限度以
下、例えば−液性で6ケ月以上の貯蔵性を確保するため
には0.1重量%以下にする必要がある。
ンパウンド製造時にコンパウンド中の水分を一定限度以
下、例えば−液性で6ケ月以上の貯蔵性を確保するため
には0.1重量%以下にする必要がある。
従って、本発明によれば上記水分の除去を2個のアルコ
キシ基を有するシランカップリング剤で行なう。水分除
去は機械的手法、例えば100℃で5 rrm H9の
真空度で行なうこともできるが、所要時間が3時間もか
かり非能率的である。また、アルコキシ基を3個以上有
する脱水剤は、架橋度が高くなりシーリング材のゴム弾
性が著しく低下する。
キシ基を有するシランカップリング剤で行なう。水分除
去は機械的手法、例えば100℃で5 rrm H9の
真空度で行なうこともできるが、所要時間が3時間もか
かり非能率的である。また、アルコキシ基を3個以上有
する脱水剤は、架橋度が高くなりシーリング材のゴム弾
性が著しく低下する。
好ましい脱水剤としては、以下の構造式を有するもの;
H3
H3
等が例示される。特に好ましくは構造式(Ilを有する
シランカップリング剤である。
シランカップリング剤である。
通常上記アルコキシ基を2個有するシランカップリング
剤は機械的手法(5mmHP以上、60〜70℃、20
分)で加熱真空予備脱水を行なった後、残存水分をカー
ルフィッシャー水分測定機で測定し、残存水分に対し1
〜2当量添加する。
剤は機械的手法(5mmHP以上、60〜70℃、20
分)で加熱真空予備脱水を行なった後、残存水分をカー
ルフィッシャー水分測定機で測定し、残存水分に対し1
〜2当量添加する。
本発明方法では脱水完了後に二次的に塩素を含まない3
個のアルコキシ基を有するシランカップリング剤を添加
混和する。この添加により強アルカリ板の、特に温水浸
漬時の耐久接着性を向上する。塩素を含むシランカップ
リング剤は強アルカリ板接触面を化学的に侵蝕劣化させ
るので好ましくない。
個のアルコキシ基を有するシランカップリング剤を添加
混和する。この添加により強アルカリ板の、特に温水浸
漬時の耐久接着性を向上する。塩素を含むシランカップ
リング剤は強アルカリ板接触面を化学的に侵蝕劣化させ
るので好ましくない。
好ましい二次添加のシランカップリング剤としては、以
下の構造式を有するものが例示される。
下の構造式を有するものが例示される。
(r)) IJSC31−16S i (OCH3)
3好ましくは構造式(A)、■)および四)のシラン
カップリング剤である。特に好ましくは構造式(B)を
有するシランカンプリング剤である。
3好ましくは構造式(A)、■)および四)のシラン
カップリング剤である。特に好ましくは構造式(B)を
有するシランカンプリング剤である。
二次添加するシランカップリング剤はポリマー樹脂10
0部に対し2〜10重量%添加するのが好ましい。
0部に対し2〜10重量%添加するのが好ましい。
本発明方法に添加するいずれかのシランカップリング剤
にアミノ基を含有するのが好ましい。アミノ基は塗、料
付着性を向上させるが、アミノシランのみ添加すると強
アルカリ板に対する耐久接着性が悪くなり好ましくない
。、従って、最初に脱水剤として添加するシランカップ
リング剤にアミン基を有するのが好ましい。アミ7基は
シランカッ ゛プリング剤に依存してもよいが
、ラウリルアミンやオクチルアミンのような有機アミン
を別途添加してもよい。
にアミノ基を含有するのが好ましい。アミノ基は塗、料
付着性を向上させるが、アミノシランのみ添加すると強
アルカリ板に対する耐久接着性が悪くなり好ましくない
。、従って、最初に脱水剤として添加するシランカップ
リング剤にアミン基を有するのが好ましい。アミ7基は
シランカッ ゛プリング剤に依存してもよいが
、ラウリルアミンやオクチルアミンのような有機アミン
を別途添加してもよい。
本発明方法による一液性シーリング材には種々の添加剤
、例えば、顔料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防カビ剤
、触媒等を適宜添加してもよい。
、例えば、顔料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防カビ剤
、触媒等を適宜添加してもよい。
本発明方法によって得られたシーリング剤は、上塗塗料
との塗料付着性が著しく向上する。また、強アルカリ成
形板の特に温水浸漬時の耐久付着性も改善される。
との塗料付着性が著しく向上する。また、強アルカリ成
形板の特に温水浸漬時の耐久付着性も改善される。
さらに脱水剤としてアルコキシ基を2個有するシランカ
ップリング剤用いるので脱水も能率的に行なわれ、しか
もゴム弾性の低下も認められない。
ップリング剤用いるので脱水も能率的に行なわれ、しか
もゴム弾性の低下も認められない。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。実
施例中部および%は特に指示しない限り重量に基づく。
施例中部および%は特に指示しない限り重量に基づく。
実施例1
密封混合出来る容器にMSポリマー(鐘淵化学工業■製
MS−20A) 100部、炭酸カルシウム70部、酸
化チタン20部、DOP4Q部、酸化防止剤(ビスフェ
ノール系)4部、紫外線吸収剤(ベンゾトリアゾール系
)4部、防カビ剤(ベンズイミダゾール)1部を添加し
ながら材料温度を60〜70℃、真空度5rMIH9以
上で20分加熱真空予備脱水を行なう。
MS−20A) 100部、炭酸カルシウム70部、酸
化チタン20部、DOP4Q部、酸化防止剤(ビスフェ
ノール系)4部、紫外線吸収剤(ベンゾトリアゾール系
)4部、防カビ剤(ベンズイミダゾール)1部を添加し
ながら材料温度を60〜70℃、真空度5rMIH9以
上で20分加熱真空予備脱水を行なう。
次にコンパウンド中の残存水分をカールフィッシャー水
分測定機で測定したのち、残存水分に対して1.5当量
の構造式(I)を有するシランカップリング剤を添加し
、さらに加熱真空脱水を40分行なう。次に材料温度を
40〜50℃に下げ触媒(n−C4H9)2Sn(C工
□H23C00)23部を均一分散させた後、さらに接
着付与剤としてのシランカップリング剤; (1)構造式(I3) 、(2)〃(A) (3)〃(E) をそれぞれ5部均一に分散させて最終組成物とした。
分測定機で測定したのち、残存水分に対して1.5当量
の構造式(I)を有するシランカップリング剤を添加し
、さらに加熱真空脱水を40分行なう。次に材料温度を
40〜50℃に下げ触媒(n−C4H9)2Sn(C工
□H23C00)23部を均一分散させた後、さらに接
着付与剤としてのシランカップリング剤; (1)構造式(I3) 、(2)〃(A) (3)〃(E) をそれぞれ5部均一に分散させて最終組成物とした。
上記組成物と比較のため市販−液性9 IJコーン系及
び−液性ウレタン系を第1図に示す珪酸カルシウム板で
試験片を作成し20部2℃×65±5%4×14日の条
件で硬化させたのち、初期及び耐゛久接着性を調へた。
び−液性ウレタン系を第1図に示す珪酸カルシウム板で
試験片を作成し20部2℃×65±5%4×14日の条
件で硬化させたのち、初期及び耐゛久接着性を調へた。
耐久接着性テストは、上記条件で硬化させたものを50
℃温水浸漬168時間、耐候性サンシャインW−0−M
は、JISD−0205に基づき500時間後、オート
グラフにて引張速度50mtn/minで引張り試験を
行ない、強度、伸びを測定し、破壊状態を調べた。その
結果を表1に示す。
℃温水浸漬168時間、耐候性サンシャインW−0−M
は、JISD−0205に基づき500時間後、オート
グラフにて引張速度50mtn/minで引張り試験を
行ない、強度、伸びを測定し、破壊状態を調べた。その
結果を表1に示す。
表−1の結果より耐久接着性がいずれにおいてモ市販シ
リコーン、ウレタンシーラントよりも向」ニしている。
リコーン、ウレタンシーラントよりも向」ニしている。
特?こ構造式(B)を有するビニルジメトキシシランに
おいては、プライマー有り無し共に安定している。
おいては、プライマー有り無し共に安定している。
第1図は耐久接着性の試験板の斜視図である。
図中の番号:(1)は珪酸カルシウム板、(2)はシー
ラントを表わす。 第1図
ラントを表わす。 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、末端にジアルコキシシリル基を有するポリエーテル
またはポリエステル樹脂に2個のアルコキシ基を有する
シランカップリング剤を添加して水を除去した後、塩素
を含まない3個のアルコキシ基を有するシランカップリ
ング剤を添加することを特徴とする一液性弾性シーリン
グ材の製造方法。 2.2個のアルコにシ基を有するシランカップリング剤
が構造式: を有する第1項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7075183A JPS59196383A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 一液性弾性シ−リング材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7075183A JPS59196383A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 一液性弾性シ−リング材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59196383A true JPS59196383A (ja) | 1984-11-07 |
Family
ID=13440524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7075183A Pending JPS59196383A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 一液性弾性シ−リング材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59196383A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1371670A4 (en) * | 2001-02-28 | 2009-09-09 | Kaneka Corp | NEW POLYMER AND LIQUID SEAL FOR SHAPING ON SITE |
CN113004704A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-22 | 湖北航泰科技有限公司 | 一种硅橡胶及其制备方法、硅橡胶弹性件 |
-
1983
- 1983-04-20 JP JP7075183A patent/JPS59196383A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1371670A4 (en) * | 2001-02-28 | 2009-09-09 | Kaneka Corp | NEW POLYMER AND LIQUID SEAL FOR SHAPING ON SITE |
CN113004704A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-22 | 湖北航泰科技有限公司 | 一种硅橡胶及其制备方法、硅橡胶弹性件 |
CN113004704B (zh) * | 2021-04-01 | 2023-11-21 | 湖北航泰科技有限公司 | 一种硅橡胶及其制备方法、硅橡胶弹性件 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4546017A (en) | Organopolysiloxane composition curable to an elastomer and use thereof | |
CN110157376B (zh) | 透明双组份硅烷改性聚醚密封胶及其制备方法 | |
US5378734A (en) | UV and moisture-curable organopolysiloxane compositions, cured products therof, and method for making | |
WO2016008371A1 (zh) | 反应型改性沥青及其生产方法 | |
EP2003155A1 (en) | Two-component curable polymer materials | |
GB1602401A (en) | Primers for adhering silicone materials to substrates | |
KR20140084090A (ko) | 아스팔트에 적용되는 접착제, 코팅 및 실란트를 위한 가소제 | |
JPS6183253A (ja) | 室温加硫性オルガノポリシロキサン組成物及びその製造法 | |
JPS5810431B2 (ja) | 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 | |
JP2635156B2 (ja) | 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 | |
JPS59196383A (ja) | 一液性弾性シ−リング材の製造方法 | |
US3766128A (en) | Silicone elastomer composition containing amidosilane and aminosilane | |
GB2096630A (en) | Self-bonding silicone rubber compositions | |
CN112724923B (zh) | 防霉脱酮肟型有机硅密封胶及其制备方法 | |
JP2001298208A (ja) | 太陽光発電システム | |
JPH03294355A (ja) | 室温硬化性組成物 | |
JP4988083B2 (ja) | 室温硬化性組成物 | |
BR112018013328B1 (pt) | Composição líquida em uma forma de dois componentes, kit pronto para uso, uso da composição líquida, membrana de vedação, processo para impermeabilização de uma superfície e superfície revestida com membrana | |
EP0381384A2 (en) | Primer composition | |
JP2002256248A (ja) | 接着剤組成物 | |
EP0704494A2 (en) | One package, room-temperature-vulcanizable, silicone elastomer composition | |
JPS5887118A (ja) | アスフアルト組成物 | |
CA1245394A (en) | Organopolysiloxane composition curable to an elastomer and use thereof | |
JP2001115022A (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
US20240084180A1 (en) | Bionic wet surface adhesion promoter and preparation thereof and room temperature curable silicone sealant composition and preparation thereof |