JPS5919627B2 - スイッチ接点を遮蔽または分離するプラグ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気通信装置のターミナルストリップにおける
スイッチ接点を遮蔽または分離するプラグに関する。

出願人はエルエスエー ・プラス（ＬＳＡ一ＰＬＵＳ）
システムと簡略に呼ばれており、広く受け入れられてい
る連結システムを発展させてきたが、このシステムによ
れば、電話ケーブルの細いワイヤは、例えばターミナル
ストリップの特別に設計された接点部材に、はんだづけ
もしなければねじも使用せずまた裸線にもしない操作で
連結することができる。

これらの接点部材にはスロットを郭定する少なくとも二
つの直立した弾性を有する舌片があり、個々のワイヤが
ス頭ノトの中へこのスロットの軸線を横断する方向に押
圧される。弾性を有する舌片とスロットとは、ワイヤを
挿入すると、前記舌片の鋭い側縁が絶縁体を貫通して切
断し、同時にこれらの側縁がワイヤの芯を構成している
材料の中へいくらか入り込むような大きさである。この
ようにして得られる電気的な連結は、長い作動時間を経
た後でも電気的に信頼でき且つ機械的に安定している。

今日の電気通信装置とそのターミナルストリップは、制
限された空間において互いに密接して設けられた多数の
接触要素を有し、対応する多数のワイヤの連結を可能に
している。

ターミナルストリップの大きさが標準化しているために
、一定数のスイッチ部材は、特定の使用の場合には必要
とされないことがしばしば起こる。本発明の目的は、特
定の型のプラグを提供し、それにより接点部材の接点が
互いに分離され、及び／又は接触されることなく遮蔽さ
れ、かくしてプラスチツク製材料の磨耗による汚染を避
けることを可能にすることにある。

本発明によれば、上記の目的は、上方にある引張り用頭
部に拡大された中央支持部分を接合し、この中央支持部
分の下部に、固定用突起を有する２つの弾性のある舌片
と、これらの舌片の間に配設された中央案内ウエブとを
形成することによつて達成される。

固定用突起を有する２つの弾性のある舌片は、プラグを
ターミナルストリツプの対応する開口に挿入すると、固
定用突起が接点部材の弾性のある突出部において接点に
触れることなしに該接点部材の通常閉じられている接点
を分離し、同時にターミナルストリツプに形成された肩
部の背後に係合するような形状を有している。

中央支持部分と一体に形成された中心を決める突出部に
より、プラグをターミナルストリツプ内に確実にかつ移
動しないように位置させることができ、前記突出部は、
プラグを挿入すると、上記の目的を達成するためにター
ミナルストリツプに設けた溝の中に嵌まる。プラグの取
出し又は引き抜きを容易にするために、上方にある引張
り用頭部には使用する道具に適合する孔が形成されてい
る。

プラグは、好ましくは、射出成形されたプラスチツクの
部分として、一体になつた絶縁材料の部材として形成さ
れる。

次に添付の図面を参照し本発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図から第３図までに示す分離プラグ１は一体になつ
た合成プラスチツク製の本体で作られ、拡大された中央
支持部分２を有し、この部分の上部は引張り用頭部４に
一体に接合され、支持部分２の下部は外側に向いた固定
用突起６を有する弾性のある２つの舌片５と、これらの
固定用突起６の間に設けた中央案内ウエブ３と一体的に
形成されている。

各固定用突起６には、傾斜部６ａと、ターミナルストリ
ツプの通常閉じられている接点を分離する機能を有する
下方延長部６ｂとが形成されている。ターミナルストリ
ツプに挿入されたプラグ１が側方に動かないようにする
ために、中央支持部分２の下面の各側に傾斜面を有する
２つの中心を決める突出部８が一体に形成されている。

又、貫通孔７が引張り用頭部４に形成されていてプラグ
を取り出すために使用する工具に適応するようになつて
いる。プラグをターミナルストリツプ（図示せず）の対
応する孔に挿入する際には、弾性を有する舌片５は固定
用突起６に形成された傾斜部６ａによつて側方に曲げら
れる。

プラグ１がその最終遮蔽位置に達すると直ちに、２つの
舌片５がはね返り、固定用突起６がターミナルストリツ
プに形成された対応する凹所の後に係合する。又同時に
、中心を決める突出部８がターミナルストリツプに形成
された対応するノツチ又は凹所に係合する。接点部材と
、通常閉じられている接点との接触点は、固定用突起６
の延長部６ｂにより再び分離されるが、接点部材の接触
点における分離プラグ１の上記の部分のプラスチツク製
材料の磨耗が避けられ、接点部材は清浄に保たれる。第
４図から第６図までに示す実施例においては、その重要
な部材は第１図から第３図までに示すプラグの重要な部
材に対応しており、固定用突起６を有する弾性のある舌
片５と中央案内ウエブ３とが短かくなつているだけで、
ターミナルストリツプの挿入孔を閉じ、タツピング（Ｔ
ａｐｐｉｎｇ）を防止するいわゆるダミープラグになつ
ている。

この実施例では、ターミナルストリツプの通常閉じられ
た接点ばねは、第１図から第３図までに示した分離プラ
グの弾性のある舌片５の延長部６ｂが省略されているの
で接触されない。中央案内ウエブ３は、２つの弾性のあ
る舌片５に平行にかつ舌片５との間に所定の間隔を置い
て延びており、ウエブ３には球状の案内面を有する幅の
狭い端部３ａがあり、端部３ａは傾斜面３ｃを介して幅
が広くなつた案内部３ｂに合体している。このウエブ３
は、ターミナルストリツプに設けた孔の中に手動または
孔７に嵌まる工具の助けによつてプラグを挿入する間、
プラグを案内する機能を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は分離プラグの正面図、第２図は第１図の分離プ
ラグの一部を切断して示す側面図、第３図は第１図に示
した分離プラグの平面図、第４図はダミープラグの正面
図、第５図は第４図に示したダミープラグの一部を切断
して示す側面図、第６図は第５図に示したダミープラグ
の平面図である。 １：プラグ、２：拡大された中央支持部分、３：中央案
内ウエブ、４：引張り用頭部、５：弾性を有する舌片、
６：固定用突起、７：貫通孔、８：中心を決める突出部
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電気通信装置のターミナルストリップにおけるスイ
   ッチ接点を遮蔽または分離するプラグにおいて、上方に
   ある引張り用頭部４に拡大された中央支持部分２を接合
   し、この中央支持部分の下部に、固定用突起６を有する
   ２つの弾性のある舌片５と、これらの舌片の間に配設さ
   れた中央案内ウェブ３とを形成したことを特徴とするプ
   ラグ。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載するプラグにおいて、
   中心を決める複数の突出部８が前記中央支持部分２と一
   体的に形成されているプラグ。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項に記載するプラ
   グにおいて、前記引張り用頭部４に工具用の孔７が形成
   されているプラグ。 ４ 特許請求の範囲第１項から第３項までのいずれかの
   項に記載するプラグにおいて、前記プラグが一体になつ
   た合成プラスチック製の部材として形成されているプラ
   グ。 ５ 特許請求の範囲第１項に記載するプラグにおいて、
   前記弾性のある舌片５が前記固定用突起６の下部にター
   ミナルストリップのスイッチ接点を分離する延長部６ｂ
   を備えているプラグ。