JPS59194482A - トンネル接合型ジヨセフソン素子 - Google Patents

トンネル接合型ジヨセフソン素子

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JPS59194482A
JPS59194482A JP58068969A JP6896983A JPS59194482A JP S59194482 A JPS59194482 A JP S59194482A JP 58068969 A JP58068969 A JP 58068969A JP 6896983 A JP6896983 A JP 6896983A JP S59194482 A JPS59194482 A JP S59194482A
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JP
Japan
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layer
niobium
superconductor
lead
junction type
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JP58068969A
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Inventor
Koji Takei
武井 弘次
Tsunekazu Iwata
岩田 恒和
Makoto Hikita
疋田 真
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、第1の超伝導体層と、その第1の超伝導体層
上に形成されて(Xるトンネル)<1ノア層棲、その1
〜ンネルバリア層上に第1の超伝導体層と対向して延長
して0る第2の超伝導体層とを有するトンネル接合型シ
3[フソン素子の改良に関する。
このようなトンネル接合型ジョセフソン素子において、
従来、次の構成をfJJるもの力<12案されている。
(イ)第1及び第2の超伝導体層の双方力(、多1)ま
たは鉛を主成分とする鉛合金でにする甲一層でなり、ト
ンネルバリア層が、鉛zLだ(ま鉛を主成分とする鉛合
金(Pb−へ〇合金、pl)−1n−Au合金など)で
なる第1の超伝導体層の表面を酸化して形成さnlこ鉛
または鉛を主成分とする鉛合金を構成している材料の酸
化物(第1の超伝導体’!7J(、Pb単体またはPb
−Au合金でなる゛場合、Pb O,Pb O+ 、P
b −I n−Au合金でなる場合、In20I )で
なるトンネル接合型ジョセフソン素子。
(ロ)第1の超伝導体層がニオブまたはニオブを主成分
とするニオブ化合物でなる単一層でなり、第2の超伝導
体層が鉛または鉛を主成分とする鉛合金(Pb−Au合
金、Pb−In−Al1合金など)でなる単一層でなり
、トンネルバリア層がニオブまたはニオブを主成分とす
るニオブ化合物でなる第1の超伝導体層の表面を酸化し
て形成されたニオブの酸化物(Nb+ Os )でなる
トンネル接合型ジョセフソン素子。
(ハ)第1及び第2の超伝導体層の双方がニオブまたは
ニオブを主成分とするニオブ化合物でなる単一層でなり
、トンネルバリア層がニオブiたはニオブを主成分とす
るニオブ化合物でなる第1の超伝導体層の表面を酸化し
て形成されたニオブの酸化物(Nb201)でなるトン
ネル接合型ジョセフソン素子。
上述した(イ)のトンネル接合型ジョセフソン素子の場
合、トンネルバリア層が鉛または鉛を主成分とする鉛合
金を構ムしている材料の酸化物でなり、そして、その鉛
または鉛を主成分とづ゛る鉛合金を構成している祠お1
の酸化物が、ニオブの酸化物に比し低い誘電率を有する
ので、第1及び第2の超伝導体肢間の静電容量が、トン
ネルバリア層がニオブの酸化物でなる上述した(口)及
び(ハ)の場合に比し人きく、従って、トンネル接合型
ジョセフソン素子が、トンネルバリア層がニオブの酸化
物でなる十1ili した(口)及び(ハ)の場合に比
し高速スイッチング動性をするという利益を右する。
しかしながら、上述した(イ)の1〜ンネル接合型ジミ
セフソン素子の場合、第1及び第2の超伝導体層が、と
もに、鉛または鉛を主成分とする鉛合金でなる単一層で
なり、そして、その鉛または鉛を主成分とり−る鉛合金
が、ニオブまたはニオブを主成分とする二ン1ブ化合物
に比し機械的強度が低いので、トンネル接合型ジョセフ
ソン素子に、その使用時、これ4極低温状態にし、また
不使用時、これを常温状態にづる、という熱サイクルが
与えられることによって、第1及び第2の超伝導体肢自
体に、それがニオブまたはニオブを主成分とするニオブ
化合物でなる単一層でなる場合に化身、ヒルロックが生
じ易く、そして、その影響がトンネルバリア層に与えら
れる。このため、トンネル接合型ジ」セフソン素子の特
性が、第1及び第2の超伝導体層の少くとも一方がニオ
ブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる単一
層でなる上述した(口)及び(ハ)のトンネル接合型ジ
ョセフソン素子の場合に比し、初期の特性から変化し易
いという欠点を有していた。
また、第1及び第2の超伝導体層に、上述したヒルロッ
クが生じ易いため、第1の超伝導体層が、それを形成し
ている絶縁性基板から、第1の超伝導体層がニオブまた
はニオブを主成分とするニオブ化合物でなる場合に比し
剥離し易く、また、第2の超伝導体層に連結して配線用
超伝導体層を延長ざゼている場合、その配線用超伝導体
層が、第2超伝導体層から、第2の超伝導体層がニオブ
またはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる場合に
比し剥離し易い、という欠点を有していた。
また、上述した(イ)のトンネル接合型ジョセフソン素
子の場合、第1の超伝導体層が、鉛または鉛を主成分と
づ゛る鉛合金でなる単一層でなり、そして、その鉛また
は鉛を主成分とする鉛合金が、ニオブまたはニオブを主
成分とするニオブ化合物に比し融点が低いので、第1の
超伝導体層を形成するとぎとか、第1の超伝導体層を形
成して後トンネルバリア層を形成するときとか、トンネ
ルバリア層を形成して後第2の超伝導体層を形成すると
きとかにおいて、第1の超伝導体層が加熱される場合、
第1の超伝導体層内に、結晶粒が第1の超伝導体層がニ
オブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる場
合に比し多量且つ大きく成長し易い。このため、第1の
超伝導体層の表面が、第1の超伝導体層がニオブまたは
ニオブを主成分とづるニオブ化合物でなる場合に比し凹
凸面化し易い。
従って、トンネルバリア層が、第1の超伝導体層がニオ
ブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物である場合
に比し、第1の超伝導体層−Vに各部均一の厚さに形成
され難い。よって、トンネル接合型ジョセフソン素子を
、第1の超伝導体層がニオブまたはニオブを主成分とす
るニオブ化合物でなる上述した(9)及び(ハ)のトン
ネル接合型ジョセフソン素子の場合に比し、所期の特性
を有するものとして、再現性良く製造することが困難で
ある、という欠点を有していた。
さらに、上述した(イ)のトンネル接合型ジョセフソン
素子の場合、第2の超伝導体層が、ニオブまたはニオブ
を主成分とするニオブ化合物に比し低い融点を有する鉛
または鉛を主成分とする鉛合金でなる単一層でなるため
、第2の超伝導体層を形成するときとか、第2の超伝導
体層を形成して後それに連結している配線用超伝導体層
を形成するときとかにおいて、第2の超伝導体層が加熱
される場合、第2の超伝導体層内に、結晶粒が、第2の
超伝導体層がニオブまたはニオブを主成分とり−るニオ
ブ化合物τ゛なる場合に比し多最且つ大ぎく成長し易い
ために、第2の超伝導体層内に結晶粒が多伍且っ人ぎく
成長している場合、第2の超伝導体層内に、その結晶の
粒界を通って、外部から空気中に含まれている水蒸気が
侵入して、第2の超伝導体層内に、それを構成している
材料の酸化物や水酸化物が、第2の超伝導体層がニオブ
またはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる場合に
比し形成され易い。このため、第2の超伝導体層が、第
2の超伝導体層がニオブまたはニオブを主成分とするニ
オブ化合物でなる上述した(ハ)のトンネル接合型ジョ
セフソン素子の場合に比し、劣化し易く、このためトン
ネル接合型ジョセフソン素子の特性が、第2の超伝導体
層がニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物で
なる上述した(ハ)のトンネル接合型ジョセフソン素子
の場合に比し劣化し易い、という欠点を有していた。
また、上述した(口)のトンネル接合型ジョセフソン素
子の場合、第1の超伝導体層がニオブまたはニオブを主
成分とするニオブ化合物でなる単一層でなり、そして、
そのニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物が
、鉛または鉛を主成分とづ°る鉛合金に比し高い機械的
強瓜を有しているので、第1の超伝導体層に、前述した
熱サイクルによるヒルロックが、第1の超伝導体層が鉛
または鉛を主成分とする鉛合金の場合に比し生じ難いの
で、この点で、トンネル接合型ジョセフソン素子の特性
が、第1の超伝導体層が鉛または鉛を主成分とする鉛合
金でなる上述した(イ)のトンネル接合型ジョセフソン
素子の比し、初期の特性から変化し難い、という利益を
有する。
また、上述した(口)のトンネル接合型ジョセフソン素
子の場合、第1の超伝導体層がニオブまたはニオブを主
成分とするニオブ化合物でなる単一層でなり、そして、
そのニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物が
、鉛または鉛を主成分とする鉛合金に比し高い融点を有
するので、第1の超伝導体層が形成されるとぎとか、第
1の超伝導体層を形成して後1〜ンネルバリア層を形成
する午きとかに、第1の超伝導体層が加熱されても、第
1の超伝導体局内に、結晶粒が、第1の超伝導体層が鉛
または鉛を主成分とする鉛合金でなる場合に比し成長し
難いので、第1の超伝導体層の表面が、第1の超伝導体
層が鉛または鉛を主成分とする鉛合金でなる場合に比し
凹凸面化し難い。このため、トン  ・′2、.73.
ア□、11.)ffl(i。。lよ九 1鉛を主成分と
する鉛合金でなる場合に比し、各  ゝ、部均−の厚さ
に形成することができる。よって、  ゛、この点で、
トンネル接合型ジョセフソン素子を、!、。
第1の超伝導体層が鉛または鉛を主成分とする  ゛ 
−鉛合金でなる(イ)のトンネル接合型ジョセフソン素
子の場合に比し、所期の特性を有するものとして再現性
良く製造することができる、という利益を有する。
しかしながら、上述した(口)のトンネル接台架ジョセ
フソン素子の場合、第1の超伝導体層がニオブまたはニ
オブを主成分とするニオブ化合物でなり、これに応じて
トンネルバリア層が第1の超伝導体層の表面を酸化して
形成されたニオブの酸化物でなり、そして、そのニオブ
が、鉛または鉛を主成分とする鉛合金を構成している材
料に比し酸化し易いので、ニオブの酸化物でなるトンネ
ルバリア層を形成するのが、第1の超伝導体層を鉛また
は鉛を主成分とする鉛合金とし、これに応じてトンネル
バリア層を第1の超伝導体層の表面を酸化して形成され
た鉛または鉛を主成分とする鉛合金を構成している材料
の酸化物でなるものとして形成する場合に比し、再現性
良く形成するのが困難である。
このため、この点で、トンネル接合型ジョセフソン素子
を所期の特性を有するものとして形成するのが、第1の
超伝導体層が鉛または鉛を主成分とする鉛合金でなり、
これに応じてトンネルバリア層が第1の超伝導体層の表
面を酸化して形成された鉛または鉛を主成分とする鉛合
金を構成している材Hの酸化物でなる上述した(イ)の
場合に比し困難である、という欠点を有する。
また、上述した(口)のトンネル接合型ジョセフソン素
子の場合、トンネルバリア層が上述したように、二Aノ
またはニオブを主成分とりるニオブ化合物でなり、そし
て、そのニオブよたはニオブを主成分とするニオブ化合
物が、鉛または鉛を一主成分とづる鉛合金を構成しでい
る材料の酸化物に比し高い誘電率を有するので、第1及
び第2の超伝導体層間の静電容量が、トンネルバリア層
が鉛または鉛を主成分とづる鉛合金を構成している材料
の酸化物でなる場合に比し大きく、従って、トンネル接
合型ジ:3′c!フソン素子が、トンネルバリア層が鉛
または鉛を主成分とする鉛合金を構成している月利の酸
化物でなる場合に比し、高速スイッチング動作しない、
という欠点を有していた。
さらに、上述した(口)のトンネル接合型ジョセフソン
素子の場合、第2の超伝導体層が、鉛または鉛を主成分
とする鉛合金でなる単一層でなり、そしてその鉛または
鉛を主成分とする鉛合金がニオブまたはニオブを主成分
とづ゛るニオブ化合物に比し機械的強度が低いので、第
2の超伝導体層に、上述した熱サイクルによる、ヒルロ
ックが生じ易く、このため、トンネル接合型ジョセフソ
ン素子の特性が初期の特性から変化しやすい、という欠
点を有していた。
′ また、上述したように、上述した熱サイクルによる
ヒルロックが生じ易いため、第2の起転、導体層に連結
して配線出超′伝導体層を形成した場合、それが、第・
2の超伝導体層から剥離しやすい、という欠点を有して
いた。
さらに、上述した(口)の場合、第2の超伝導体層が、
ニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物に比し
低い融点を有する鉛または鉛を主成分とする鉛合金でな
る単一層でなるので、第2の超伝導体層を形成するとき
とか、第′   2の超伝導体層を形成して後それに連
結している配線用超伝導体層を形成するときとかにおい
て、第2の超伝導体層が加熱される場合、第2の超伝導
・採層内1、結晶粒が、第2.)超伝導体層がニオブま
たはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる場合に比
し多聞且つ大ぎく成長し易いために、第2の超伝導体層
内にン結晶粒が多聞且つ人きぐ成□゛長している場合、
126m’伝導体層内に、−゛そ゛の結品の粒界を通っ
て、゛イ部°から空気中に含まれている゛水蒸気が′侵
入し′C1第2の超伝導体層内に、それを構成している
材料の゛酸゛化物や水酸化物が形成され易い。このため
、第2の超伝導体層が、第2の超伝導体層がニオブまた
はニオブを主成分とするニオブ化合物でトンネル接合型
ジョセフソン素子の特性が、第2の超伝導体層がニオブ
またはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる上述し
たくハ)のトンネル接合型ジョセフソン素子の場合に比
し劣化し易い、という欠点を有していた。
さらに、上述した(ハ)の1−ンネル接合型ジヨセフソ
ン素子の場合、第1及び第2の超伝導体層の双方が、ニ
オブまたはニオブを主成分とJるニオブ化合物でなる単
一層でなり、そして、そのニオブまたはニオブを主成分
とするニオブ化合物が、鉛または鉛を主成分とする鉛合
金に比し高い機械的強度を有するので、上述した熱サイ
クルによっても、第1及び第2の超伝導体層に、第1及
び第2の超伝導体層が鉛または鉛を主成分とづ−る鉛合
金の場合に比し、ヒルロックが生じ難く、従って、この
点で、上述した(イ)及び(ロ)のトンネル接合型ジョ
セフソン素子に比し、トンネル接合型ジョセフソン素子
の特性が初期の特性から変化しない、という利益を有す
る。
また、上述した(ハ)のトンネル接合型ジョセフソン素
子の場合、第1の超伝導体層が、鉛または鉛を主成分と
する鉛合金に比し高い融点を有するニオブまたはニオブ
を主成分とするニオブ化合物でなるので、上述したよう
に、第1の超伝導体層を形成するときとか、トンネルバ
リア層を形成するときとか、第′2の超伝導体層を形成
するときとかにおいて、第1の超伝導体層が加熱されて
も、第1の超1云導体層内に、第1の超伝導体層が鉛ま
たは鉛を主成分とりる鉛合金でなる場合に比し、結晶粒
が成長し難く、このため第1の超伝導体層の表面が、第
1の超伝導体層が鉛または鉛を主成分とする鉛合金でな
る場合に比し凹凸面化し難い、このため、この点で、ト
ンネルバリア層を、第1の超伝導体層が鉛または鉛を主
成分とする鉛合金でなる一L述した(イ)のトンネル接
合型ジョセフソン素子の場合に比し、各部均一の厚さに
形成覆ることができ、従って、l〜ンネル接合型ジョセ
フソン素子を、上述した(イ)の1〜ンネル接合型ジョ
セフソン素子の揚台に比し、所期の特性を有するものに
、再現性良く製造りることができるという利益を有する
また、第2の超伝導体層がニオブまたはニオブを主成分
とするニオブ化合物でなる単一層でなり、そして、その
ニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物が高い
融点を有するので、上述したように、第2の超伝導体層
を形成するときとか、第2の超伝導体層上に配線用超伝
導体層を形成するとぎとかに、第2の超伝導体層が加熱
されても、第2の超伝導体層内に結晶粒を多量且つ大ぎ
く成長させていないので、第1の超伝導体層内に、外部
から空気中に含まれている水蒸気が侵入して、第2の超
伝導体層内に、それを構成している酸化物や、水酸化物
が形成されたすせず、このため、この点で、第2の超伝
導体層が、第2の超伝導体層が鉛または鉛を主成分とす
る鉛合金でなる上述した(イ)及び(ロ)のトンネル接
合型ジョセフソン素子の場合に比し、劣化し難く、従っ
てトンネル接合型ジョセフソン素子が、上述した(イ)
及び(ロ)のトンネル接合型ジョセフソン素子の場合に
比し劣化しない、という利益を有する。
しかしながら、上述した(ハ)のトンネル接合型ジョセ
フソン素子の場合、上述した(口)のトンネル接合型ジ
ョセフソン素子の場合と同様に、第1の超伝導体層がニ
オブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物でなり、
これに応じてトンネルバリア層が第1の超伝導体層の表
面を酸化して形成されたニア1ノの酸化物でなり、そし
て、そのニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合
物が、鉛または鉛を主成分とJる鉛合金に比し酸化し易
いので、トンネルバリア層を再現性良く形成するのが、
トンネルバリア層を鉛または鉛を主成分とする鉛合金を
構成している材料の酸化物でなるものとして形成する場
合に比し困難であり、このため、この点で、上述した〈
イ)のトンネル接合型ジョセフソン素子の場合に比し、
トンネル接合型ジョセフソン素子を所期の特性を有づる
ものとして製造することが困難である、という欠点を有
していた。
また、上述した(ハ)のトンネル接合型ジョセフソン素
子の場合、第2の超伝導体層がニオブまたはニオブを主
成分とづるニオブ化合物でなる単一層でなり、そして、
そのニオブまはたはニオブを主成分とするニオブ化合物
でなる第2の超伝導体層がニオブの酸化物でなるトンネ
ルバリア層上に延長して形成され、一方、ニオブまたは
ニオブを主成分とするニオブ化合物が、鉛または鉛を主
成分とする鉛合金に比し酸化し易いので、第2の超伝導
体層を形成するときに、第2の超伝導体層を構成するニ
オブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物と、トン
ネルバリア層を構成しているニオブの酸化物とが相互に
拡散し、このため、トンネル接合型ジョセフソン素子が
大なるリーク電流を有し、且つ低いジョセフソン臨界電
流値しか有しない特性を有するものとしてしか形成され
ない、という欠点を有していた。
よって、本発明は上述した従来のトンネル接合型ジョセ
フソン素子の利益を有するが、上述した従来のトンネル
接合型ジョセフソン素子の欠点を有しない、新規なトン
ネル接合型ジョセフソン素子を提案せんとするもので、
以下本発明の実施例を詳述するところから、明らかとな
るであろう。
第1図は、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素
子の第1の実施例を示し、次に述べる構成を有する。
すなわら、本発明によるトンネル接合型ジョレノソン崇
子の第1の実施例においては、例えばカラスでなる絶縁
性基板1上に形成された第1の超伝導体層2を右する。
。 この第1の超伝導体層2は、鉛または鉛を主成分とする
鉛合金でなる第1の層2aと、その第1の層2aと積層
された関係を有づ−る、第1の層2aに比し高い機械的
強度と高いFA’li点とを有りる超伝導(Δの第2の
層2bとからなる。
この場合、第1の層2a及び第2の層2bは、第1のl
ff12aが次に述べる1〜ンネルバリア層3と連接す
るように、それらの順に形成されている。また、第1の
層2aは5〜30 nmという薄い厚さを有している。
さらに、第1の層2aは、1〕b単体、pl、−Au 
SPb −1u−Auなどの鉛を主成分とする鉛合金な
どでなり、・第2の層2bは、Nb単体、Nb N、N
b + Geなどのニオブを主成分とするニオブ化合物
、MO−Re合金とし得る。
なおさらに、第2の層2bは、配線用超伝導体層を兼ね
るように、絶縁性基板1に延長して形成されているが、
第1の層2aは、電極部として、第2の居2bの遊端上
に局部的に形成されている。
上述した第1の層2a及び第2の層2bのそれぞれは、
それ自体は公知の蒸着法、スパッタリング法によって、
第1の層2a及び第2の層2bのそれぞれになる層を形
成して後、その層に対しリソグラフィ法によってパター
ニングを施して形成し得る。
また、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素子の
第1の実施例においては、上述した第1の超伝導体層2
上に形成されているトンネルバリア層3を有する。
このトンネルバリア層3は、鉛または鉛を主成分とする
鉛合金でなる第1の層2aの表面の酸化よって形成され
た鉛または鉛を主成分とづる鉛合金を構成している4A
旧の酸化物でなる。
この場合、トンネルバリア層3は、第1の層2aがpb
またはpb−Au合金で゛なる場合、PbO1Pl]C
h などでなり、またpl+−In−Au合金でなる場
合、1n)Oiでなる。
また、トンネルバリア層3は1〜3nm程麿の厚さを有
す゛る。
また、トンネルバリアl18i3は、第1の層2a上に
局部的に形成されている。
このようなトンネルバリア層3は、それ自体公知の、マ
スクを用いたプラズマ酸化法によって形成することがで
きる。
さらに、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素子
の第1の実施例においては、トンネルバリア層3上に第
1の超伝導体層2を対向して延長している第2の超伝導
体層4を有°りる。
この第2の超伝導体層4は、第1の超伝導体層2と同様
に、鉛または鉛を特徴とする特許金でなる第1の層4a
と、その第1の層4aと積層された関係を有する、第1
の層4aに比し高い機械的強度と高い融点とを有する超
伝導材でな、る第2の層4bとからなる。
この場合、第1の層4a及び第2の層の4bは、第1の
層4aがトンネルバリア層3と連接するように、それら
の順に形成されている。
また、第1の層4aは、第1の超伝導体層2の第1の層
2aと同様に、5〜3Qnmという薄い厚さに形成され
ている。
さらに、第1の層4aは、第1の超伝導体層2の第1の
層2aと同様に、pb単体、pb−Au 、pb −I
n−AVなどの鉛を主成分とする鉛合金などでなり、第
2の層4bは、第1の超伝導体層2の第2の層2bと同
様に、Nb単体、N b N 、 N’b IG eな
どのニオブを主成分とするニオブ化合物、Mo−Re合
金とし得る。
さらに、第1の層4aは、電極部として、トンネルバリ
ア層3に連接して形成され、第2の層4bは、配線用超
伝導体層を兼ねるように、次に述べる層間絶縁層6上に
延長している。
上述した第1の層4a及び第2の層4bは、第1の超伝
導体層2の第1の層2a及び第2の層2bと同様に、そ
れ自体は公知の方法にJ、って形成されている。
絶縁性基板1上には、上述したMlの超伝導体M2を覆
い、且つ第1の超伝導体層2の第1の層2aを外部に臨
ませる窓5を有する例えばSiOでなる層間絶縁層6が
形成され、しかして、上述したトンネルバリア層3が、
第1の超伝導体層2の第1の層2aの層間絶縁層6の窓
5に臨む領域上に形成され、また、第2の超伝導体層4
の第1の層4aが、窓5内に、トンネルバリア層3に連
接して形成され、第2の層4bが、窓5を通じて第1の
層4aに連接して、層間絶縁層6上に延長して形成され
ている。
以上が、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素子
の第1の実施例の構成である。
このような構成を有する本発明によるトンネル接合型ジ
ョセフソン素子によれば、トンネルバリア層3が、鉛ま
たは鉛を主成分とする鉛合金でなる第1の超伝導体層2
の第1の層2aの表面が酸化されて形成された、前述し
た従来の(イー)のトンネル接合型ジョセフソン素子の
トンネルバリア層と同様の、鉛またtよ鉛を主成ブ)と
する鉛合金を構成している材料の酸化物でなる。そして
、その酸化物は、前述したように、ニオブの酸化物に比
し、低い誘電率を有する。
このため、前述した従来の(イ)のトンネル接合型ジョ
セフソン素子の場合と同様に、第1の超伝導体層2及び
M2の超伝導体層4間の静電容拉が、トンネルバリア層
がニオブの酸化物でなる前述した従来の(ロ)及び(ハ
)のトンネル接合型ジョセフソン素子の場合に比し小さ
く、従って、前述した(イ)のトンネル接合型ジョセフ
ソン素子の場合と同様に、(ロ)及び(ハ)のトンネル
接合型ジョセフソン素子の場合に比し高速スイッチング
動作をする、と0う利益を有する。
また、第1図で上述した本発明によるトンネル接合型ジ
ョセフソン素子の場合、第1の超伝導体層2が、トンネ
ルバリア層3と連接している鉛または鉛を主成分と′ツ
る鉛合金でなる第1の層2aと、その第1の層28にト
ンネルバリア層3側とは反対側で積層されている、第1
の層2aに比し高い機械的強度と高い融点とを右する月
利でなる第2の層2bとからなる二層構成を有する。そ
して、この場合、第1の12aが5〜3Qnmという薄
いWさを右する。
このため、第1の超伝導体層2が、ト・ンネルバリア層
3側を鉛または鉛を主成分とり−る鉛合金でなる第1の
層2aとし、そして、その第1の層2aを構成している
鉛または鉛を主成分とする鉛合金が、ニオブまたはニオ
ブを主成分とするニオブ化合物に比し低い機械的強度を
有していても、第1の層2aに、前述した熱サイクルに
よるヒルロックが生じ難い。勿論、第1の超伝導体層2
を構成している第2の層4bには、第1の超伝導体層が
ニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる
前述した従来の(ロ)及び(ハ)のトンネル接合型ジョ
セフソン素子の場合と同様に、生じ難い。
従って、第1及び第2の超伝導体層の何れか一方が、ニ
オブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる前
述した従来の(ロ)及び(ハ)のトンネル接合型ジョセ
フソン素子の場合と同様に、トンネル接合型ジョセフソ
ン素子の特性が初期の特性から変化し難い、という利益
を有する。
さらに、第1図で上述した本発明によトンネル接合型ジ
ョセフソン素子の場合、第1の超伝導体層2の第1の層
2aを構成している鉛または鉛を主成分とする鉛合金が
、ニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物に比
し低い融点を有しているので、第1の超伝導体層2を形
成するときとか、第1の超伝導体層2を形成して後トン
ネルバリア層3を形成するときとか、トンネルバリア層
3を形成して後筒2の超伝導体層4を形成するときとか
において、第1の超伝導体M2が加熱され、これにより
、第1の超伝導体層2を構成している第1の層2a内に
、結晶粒が成長し易いとしても、それが上述したように
5〜30nmという薄い厚さを有しているので、第1の
層2aの表面が、第1の超伝導体層が鉛または鉛を主成
分と覆る釣合′金でなる単一層でなる前述した従来の(
イ)のトンネル接合型ジョセフソン素子における、その
第1の超伝導体層の場合に比し、凹凸面化し難い。
このため、トンネルバリア層3を、第1の超伝導体層が
ニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる
前述した従来の(ロ)及び(ハ)のトンネル接合型ジョ
セフソン素子の場合と同様に、第1の超伝導体層2上に
、各部均一の厚さに、容易に形成することができる、と
いう利益を有する。
従って、トンネル接合型ジョセフソン素子を、第1の超
伝導体層がニオブまたはニオブを主成分とするニオブ化
合物でなる前述したくし])及び(ハ)のトンネル接合
型ジョセフソン素子の場合と同様に、所期の特徴を有す
るものとして、再現性良く、容易に製造することができ
る、という利益を有する。
さらに、第1図で上述した本発明による1〜ヘンネル接
型ジョセフソン素子の場合、第2の超伝導体層4が、ト
ンネルバリア層3と連接している鉛または鉛を主成分と
する鉛合金でなる第1の層4aと、その第1のl1t4
aにトンネルノ\リア層3側とは反対側で積層されてい
る、第1の層4aに比し高い機械的強度と高い融点とを
有する第2の層4bとからなる二層構成を有り”る。そ
して、この場合、第1の層4aが、第1の超伝導体層2
の第1の層2aと同様に、5〜30nmという薄い厚さ
を有する。
このため、第2の超伝導体層4が、トンネルバリア層3
側を、鉛または鉛を主成分とする鉛合金でなる第1の層
4aとし、そして、その第1の層4aを構成している鉛
または鉛を主成分とする鉛合金が、ニオブまたはニオブ
を主成分とするニオブ化合物に比し低い機械的強度を有
していても、第1の層4aに、前述した熱サイクルにJ
:るヒルロックが生じ勤い。勿論、第2の超伝導体層4
を構成しているトンネルバリア層3側とは反対側の第2
の層4bは高い機械的強度を有するので、その第2の層
4bに、前述した熱サイクルによってヒルロツゲが生じ
難い。
従って第2の超伝導体層4が、第2の超伝導体層がニオ
ブまたはニオブを主成分とするニオブ化合物でなる単一
層でなる前述ルた従来の(ハ)のトンネル接合型ジョセ
フソン素子の場合と同様に生じ難い。
従って、第2の超伝導体層がニオブまたはニオブを主成
分とするニオブ化合物でなる単一層でなる前述した従来
の(ハ)の1〜ヘンネル接型ジョセフソン素子の場合と
同様に、1ヘンネル接合型ジョセフソン素子の特性が変
化し難い、という特徴を有する。
また、第1図で上述した本発明によるトンネル接合型ジ
ョセフソン素子の第1の実施例の場合、第2の超伝導体
層4がトンネルバリア層3側に鉛または鉛を主成分とす
る鉛合金でなる第1の層4aを有していても、トンネル
バリア層側とは反対側に第2の層4bを有し、そして、
それが第1の層4aに比し高い融点を有するので、その
第2の層4bが前述したように加熱されても、その第2
の層4bには結晶粒が成長し難く、このため第2の層4
b内・に、空気中に含まれている水蒸気が侵入して、そ
の第2の層4b内にそれを構成している材料の酸化物や
水酸化物が形成され難い。また、第1の層4aは、それ
が低い融点を有するとしても、第1の層の4aによって
覆われているので、その第1の層4a内に外部から水蒸
気などが侵入しない。
従って、第2の超伝導体層4が、第2の超伝導体層がニ
オブまはたニオブを主成分とするニオブ化合物でなる重
一層でなる前述した従来の(ハ)のトンネル接合型ジョ
セフソン素子の場合と同様に、劣化し難く、従って、ト
ンネル接合型ジョセフソン素子が劣化しない、という特
徴を有する。
次に、第2図を伴なって本発明によるトンネル接合型ジ
ョセフソン素子の第2の実施例を述べにう。
第2図に示1本発明にJ、る1〜ンネル接合型ジョセフ
ソン素子の第2の実施例において、第1図との対応部分
には同−符8を付して、詳細説明を省略する。
第2図に示す本発明によるトンネル接合型ジョセフソン
素子の第2の実施例は、第1図に示す本発明によるトン
ネル接合型ジョセフソン素子の第1の実施例の構成にd
5いて、次の事項を除いて、第1図で上述した本発明に
よるトンネル接合型ジョセフソン素子と同様の構成を有
する。
すなわち、第1の超伝導体層2を構成している第1の層
2aが、遊端部において、メリー状に形成され、そして
第1の超伝導体層2を構成してる第2の層2bと、トン
ネルバリア層3と、第2の超伝導体層4を構成しでいる
第1の層4a及び第2の層4bとが、それ等の両側面を
、第1の超伝導体層2を構成しでいる第1の層2aのメ
サ部の両側面と略々同一面となるように形成されている
また、層間絶縁層6が、第1の超伝導体層2を構成して
いる第1の層2a上に、その第1の層2aのメサ部の両
側囮−←一連接し且つ、第1の超伝導体層を構成してい
る第2の層2b、トンネルバリア層3、及び第2の超伝
導体層4の両側面に連接して形成され、そして、その層
間絶縁層6上に、第2の超伝導体層を構成している第2
の層4bに連結している配線用超伝導体層7が形成され
ている。
以上が、本発明によるトンネル接合5型ジヨセフソン素
子の第2の実施例の構成である。
このような構成を有する本発明によるトンネル接合型ジ
ョセフソン素子によれば、それが上述した事項を除いて
、第1図で上述した本発明によるトンネル接合型ジョセ
フソン素子の第1の実施例の構成と同様であるので、詳
細説明は省略するが、第1図で上述したと同様の特徴を
有する。
なお、第2図に示す本発明によるトンネル接合型ジョセ
フソン素子の構成によれば、第1の超伝導体層2の第1
の層2a及び第2の層211になる層と、トンネルバリ
ア層3になる層と、興2の超伝導体層4の第1の層4a
及び第2の層4bになる層とをそれらの順に、同一真空
装置内で、その真空を破ることなく、順次形成して後、
それら層による積層体(対しエツチングを施すことによ
って、第1の超伝導体層2の第1及び第2の層2a及び
2b1トンネルバリア層3及び第2の超伝導体層4の第
1及び第2の層4a及び4bを、それら及びそれら間に
汚染物を混入させることなしに容易に形成することがで
きるので、トンネル接合型ジ」レフソン素子を、ばらつ
きなしに、容易に所期の特性を有するものとして製造す
ることができる、という”特徴を併せ有する。
次に、第3図を伴なって本発明にJ:る1−ンネル接合
型ジョゼフソン素子の第3の実施例を述べよう。
第3図に示す本発明によるトンネル接合型ジョセフソン
素子の第2の実施例において、第1図との対応部分には
同一符号を付して、詳細説明を省略する。
第2図に示づ“本発明によるトンネル接合型ジョセフソ
ン素子の第2の実施例は、第1図に示す本発明によるト
ンネル接合型ジョセフソン素子の第1の実施例の構成に
おいて、その第2の超伝導体層4を構成している第2の
層4bが省略され、そして、第2の超伝導体層4を構成
している第1の層4aが、層間絶縁層6上に延長し、配
線用超伝導体層を兼ねている構成を有する、ということ
を除いて、第1図に示す本発明によるトンネル接合型ジ
ョセフソン素子と同様の構成を右する。
以上が、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素子
の第3の実施例の構成である。このような構成によれば
、それが上述した事項を除いて、第1図で上述した本発
明によるトンネル接合型ジョセフソン素子の第1の実施
例の構成と同様であるので、詳細説明は省略Jるが、第
1図で上)ホしたと同様の特徴を有づる。
次に、第4図を伴なって本発明によるトンネル接合型ジ
ョセフソン素子の第4の実施例を述べよう。
第4図に示す本発明によるトンネル接合型ジョセフソン
素子の第4の実施例において、第1図との対応部分には
同一符号を付して、詳細説明を省略する。
第4図に示す本発明によるトンネル接合型ジョセフソン
素子の第4の実施例は、第1図に示す本発明によるトン
ネル接合型ジョセフソン素子の第1の実施例の構成にお
いて、その第1の超伝導体層2を構成している第1の層
2aが省略され、これに応じて、その第2の層2bがト
ンネルバリア層3と連接し、また、1〜ンネルバリア層
3が第2のm2bの表面が酸化されて形成された、第2
の層2bを構成している材料の酸化物でなることを除い
て、第1図に示す本発明によるトンネル接合型ジョセフ
ソン素子と同様の構成を有する。
なお、この場合、トンネルバリア層3は、第2の層2b
がNb 、、Nb Nでなる場合、Nb+05でなる。
以上が、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素子
の第4の実施例の構成である。
このような構成によれば、それが上述した事項を除いて
、第1図で上述した本発明によるトンネル接合型ジョセ
フソン素子の第1の実施例の構成と同様であるので、詳
細説明は省略するが、第1図で上述したと同様の特徴を
有する。
なお、上述に於いては、本発明によるトンネル接合型ジ
ョセフソン素子の4つの実施例を示したに留まり、本発
明の精神を脱することなしに、種々の変型、変更をなし
得るであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素
子の第1の実施例を示す路線的断面図である。 第2図は、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素
子の第2の実施例を示す路線的断面図である。 第3図は、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素
子の第3の実施例を示す路線的断面図である。 第4図は、本発明によるトンネル接合型ジョセフソン素
子の第4の実施例を示す路線的断面図である。 1・・・・・・・・・・・・絶縁・性基板2・・・・・
・・・・・・・第1の超伝導体層2a・・・・・・・・
・第1の超伝導体層を構成している鉛または鉛を主成分
とJる鉛 合金でなる第1の層 2b・・・・・・・・・第1の超伝導体層を構成してい
る第1の層2aに比し高い機械 的強度と高い融点とを右Jる祠 料でなる第2の層 3・・・・−・・・・・・・トンネルバリア層4・・・
・・・・・・・・・第2の超伝導体層4a・・・・・・
・・・第2の超伝導体層を構成している鉛または鉛を主
成分とする鉛 合金でなる第1の層 4b・・・・・・・・・第2の超伝導体層を構成してい
る第1の層2aに比し高い機械 的強度と高い融点とを有する材 料でなる第2の層 6・・・・・・・・・・・・層間絶縁層7・・・・・・
・・・・・・配線用超伝導体層出願人  日本電信電話
公社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 第1の超伝導体層と、該第1の超伝導体層上に形成され
    ているトンネルバリア層と、該トンネルバリア層上に上
    記第1の超伝導体層と対向して延長している第2の超伝
    導体層とを有するトンネル接合型ジョセフソン素子にお
    いて、上記第1及び第2の超伝導体層の何れか一方また
    は双方が、上記トンネルバリア層と連接し且つ5〜3Q
    tvの厚さを有する、鉛または鉛を主成分とする鉛合金
    でなる第1の層と、該第1−の層に上記トンネルバリア
    層側とは反対側で積層されている、上記第1の層に比し
    高い機械的強度と高い融点とを有する超伝導材の第2の
    層とからなることを特徴とするトンネル接合型ジョセフ
    ソン素子。
JP58068969A 1983-04-19 1983-04-19 トンネル接合型ジヨセフソン素子 Pending JPS59194482A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5304817A (en) * 1991-05-24 1994-04-19 Nec Corporation Superconductive circuit with film-layered josephson junction and process of fabrication thereof
JP2021526729A (ja) * 2018-06-12 2021-10-07 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 垂直シリコン・オン・メタル超伝導量子干渉デバイス

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