JPS5919126Y2 - 内燃機関の連接棒 - Google Patents
内燃機関の連接棒Info
- Publication number
- JPS5919126Y2 JPS5919126Y2 JP13796980U JP13796980U JPS5919126Y2 JP S5919126 Y2 JPS5919126 Y2 JP S5919126Y2 JP 13796980 U JP13796980 U JP 13796980U JP 13796980 U JP13796980 U JP 13796980U JP S5919126 Y2 JPS5919126 Y2 JP S5919126Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting rod
- piston
- internal combustion
- combustion engine
- small end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本件考案は内燃機関の連接棒形状に関する考案である。
連接棒は燃焼室の爆発圧を受けてピストンが後退する力
をクランクシャフトに伝えるものであり圧縮方向に大き
な力がかかるのである。
をクランクシャフトに伝えるものであり圧縮方向に大き
な力がかかるのである。
ピストン14部分には軸受メタル16が介挿されている
が爆発力により下方へ向いて大きな荷重がかかるので軸
受メタル16の下方を広くして、軸受メタルの単位面積
当りの面圧を低く確保するのが理想であり、本件考案で
は連接棒小端部を段付状又は楔状にして軸受メタル16
の下方を広くしている。
が爆発力により下方へ向いて大きな荷重がかかるので軸
受メタル16の下方を広くして、軸受メタルの単位面積
当りの面圧を低く確保するのが理想であり、本件考案で
は連接棒小端部を段付状又は楔状にして軸受メタル16
の下方を広くしている。
同じ理由でピストン15がピストンピン14を受ける部
分も爆発圧による圧力を広い面で受けて面圧を低くする
方がよく、連接棒小端を段付状又は楔状にすることによ
りこの両要求を満足させることができるのである。
分も爆発圧による圧力を広い面で受けて面圧を低くする
方がよく、連接棒小端を段付状又は楔状にすることによ
りこの両要求を満足させることができるのである。
しかし、従来の連接棒は小端部も大端部も第5図、第6
図にみられる如く、幅すが同じで゛あったのでこの同じ
幅の部舅を「衝」にして工作機械上で固定することがで
きたが、本件考案の如く連接棒小端部を段付状又は棒状
に構成すると爆発圧に対する支持面圧という点ではよい
が、加工時に「衝」とする部分がなくなり、ピストンピ
ン孔を開ける際にも垂直度を出すのに苦労するのである
。
図にみられる如く、幅すが同じで゛あったのでこの同じ
幅の部舅を「衝」にして工作機械上で固定することがで
きたが、本件考案の如く連接棒小端部を段付状又は棒状
に構成すると爆発圧に対する支持面圧という点ではよい
が、加工時に「衝」とする部分がなくなり、ピストンピ
ン孔を開ける際にも垂直度を出すのに苦労するのである
。
本件考案はこれらの不具合を失くす為に連接棒小端部は
段付形状や楔形状としながら、突起を設けて小端部の一
部の幅を大端部の幅と同じとして加工を簡単に行えるよ
うにしたものである。
段付形状や楔形状としながら、突起を設けて小端部の一
部の幅を大端部の幅と同じとして加工を簡単に行えるよ
うにしたものである。
本件考案の目的は以上の通りであり添付の図面に示した
実施例に基づいて本件考案の構成を説明すると。
実施例に基づいて本件考案の構成を説明すると。
第1図は内燃機関のうちテ゛イーゼルエンジンの全体側
面図である。
面図である。
シリンダーブロック1の下面にオイルパン2を貼設し、
上部にシリンダーヘッド9を載置している。
上部にシリンダーヘッド9を載置している。
シリンダーヘッド9から出る排気ガスを集中排気管で集
めて過給機5に供給している。
めて過給機5に供給している。
4は清水冷却器、3はクランクシャフト11の端部に固
設されたフライホイールである。
設されたフライホイールである。
7は減速機、8はガバナー装置と燃料噴射ポンプを一体
化したものである。
化したものである。
本件考案の連接棒はシリンダーブロック1の内部で゛ピ
ストン15とクランクシャフト11を連接している。
ストン15とクランクシャフト11を連接している。
第2図は本件考案の連接棒部分を示す側面断面図、第3
図は同じく後面断面図、第4図は第3図のA矢視図であ
る。
図は同じく後面断面図、第4図は第3図のA矢視図であ
る。
シリンダーブロック1内にシリンダーライナー10が嵌
入されており該シリンダーブロック10内をピストン1
5が爆発圧により上下する。
入されており該シリンダーブロック10内をピストン1
5が爆発圧により上下する。
第5図、第6図に示す如く、ピストン15上部のシリン
ダーライナ−10開口部はシリンダーヘッド9で密閉さ
れており、シリンダーヘッド9に燃料噴射弁22と吸排
気弁23が取着けられている。
ダーライナ−10開口部はシリンダーヘッド9で密閉さ
れており、シリンダーヘッド9に燃料噴射弁22と吸排
気弁23が取着けられている。
燃料の噴射弁22から噴射される燃料が燃焼室内で爆発
する。
する。
従来の連接棒は第5図、第6図に示す如く、ピストン1
5とピストンピン14で結合された連接棒小端部の幅す
と、クランクシャフト11と結合された連接棒大端部の
幅すが同じであったので加工に際しては問題なかった。
5とピストンピン14で結合された連接棒小端部の幅す
と、クランクシャフト11と結合された連接棒大端部の
幅すが同じであったので加工に際しては問題なかった。
しかし、ピストン14のメタル16において上面、下面
とも同じ面積であり下面の面圧を底くすることができず
、同様にピストンとピストンピンの接触部においても爆
発力を強く受ける上部の面積を広くするということもで
きなかったのである。
とも同じ面積であり下面の面圧を底くすることができず
、同様にピストンとピストンピンの接触部においても爆
発力を強く受ける上部の面積を広くするということもで
きなかったのである。
本連接棒では第2図に示す如く、連接棒小端部をピスト
ン15側へ行くほど小さくなる楔形とし、軸受メタル1
6の上下の面積が変化するように構成しているのである
。
ン15側へ行くほど小さくなる楔形とし、軸受メタル1
6の上下の面積が変化するように構成しているのである
。
同様にピストン15とピストンピン14との接触部も上
方の15 a部が面積が広く、下方の15 b部が面積
が狭くなっていて面圧の確保の為に効果的な構成となっ
ている。
方の15 a部が面積が広く、下方の15 b部が面積
が狭くなっていて面圧の確保の為に効果的な構成となっ
ている。
しかし、段付状又は楔状に小端部を構成した結果、連接
棒大端部の幅aと相違してくるとピン孔の加工時に「衝
」とする面がなくなるので両面に突起部12a、12a
を突出して、連接棒大端部の幅aと同し幅に構成したも
のである。
棒大端部の幅aと相違してくるとピン孔の加工時に「衝
」とする面がなくなるので両面に突起部12a、12a
を突出して、連接棒大端部の幅aと同し幅に構成したも
のである。
突起部12a、12aは加工時のみ必要なものであるか
ら実際の運転時には必要なく、連接棒のバランスをとる
際に削りとる削り代として材用される。
ら実際の運転時には必要なく、連接棒のバランスをとる
際に削りとる削り代として材用される。
連接棒は各シリンダー毎の連接棒重量のバランスをとる
必要があり、小端部と大端部のバランスをとる必要もあ
り、従来は突出部12b部や連接棒メタル座18の突出
部18 b部を削り代として削っていたが本件考案では
突起部12a、12aをバランスの為の削り代として利
用できるのである。
必要があり、小端部と大端部のバランスをとる必要もあ
り、従来は突出部12b部や連接棒メタル座18の突出
部18 b部を削り代として削っていたが本件考案では
突起部12a、12aをバランスの為の削り代として利
用できるのである。
17 a、17 bはクランクシャフトの間に介挿され
るメタルであり、メタル座18と連接棒12の大端部と
に半分づつ介挿されている。
るメタルであり、メタル座18と連接棒12の大端部と
に半分づつ介挿されている。
メタル座18と連接棒12の大端部とを間にクランクシ
ャフト11を挿入して組み付はロッドボルト19で締付
けている。
ャフト11を挿入して組み付はロッドボルト19で締付
けている。
ロッドボルト19は機関の高速回転により弛んだり、外
れたりすることのないようにメタル座18との間で弛み
止め装置を設けることが義務づけられており、従来は第
5図の如く回り止め板25を六角形のボルトの頭部に嵌
入し、回り止め板25を小形ボルト24でメタル座18
に蝶装固定していたのである。
れたりすることのないようにメタル座18との間で弛み
止め装置を設けることが義務づけられており、従来は第
5図の如く回り止め板25を六角形のボルトの頭部に嵌
入し、回り止め板25を小形ボルト24でメタル座18
に蝶装固定していたのである。
しかし、小形ボルト24が更に弛む恐たかあり、小形ボ
ルト24の回り止めが又求められることとなるので、ボ
ルトを利用しない回り止めが求められていたのである。
ルト24の回り止めが又求められることとなるので、ボ
ルトを利用しない回り止めが求められていたのである。
本連接棒では第3図に示す如く、針金をつづり線20と
して用い、メタル座18と連接棒を一体的に製造する時
に型同志の合せ面に当る位置にパリと同様に10 mm
程度の耳部18a。
して用い、メタル座18と連接棒を一体的に製造する時
に型同志の合せ面に当る位置にパリと同様に10 mm
程度の耳部18a。
18 aを突設し、該耳部18a、18aに小孔を開孔
し、ロッドボルト19の頭部の孔とをつづり線を挿通し
で捩り、ロッドボルト19の回転を止めたものである。
し、ロッドボルト19の頭部の孔とをつづり線を挿通し
で捩り、ロッドボルト19の回転を止めたものである。
シリンダーブロック1の一部に潤滑油口が開口し、該開
口部に潤滑油噴射ノズル21を設け、該噴射ノズル21
をピストン15の裾部に向けて設置し、ピストン裾部に
設けた穴15 Cよりピストン15を潤滑すべく構成し
ている。
口部に潤滑油噴射ノズル21を設け、該噴射ノズル21
をピストン15の裾部に向けて設置し、ピストン裾部に
設けた穴15 Cよりピストン15を潤滑すべく構成し
ている。
ピストン15が下降した時にピストン裾部の穴15Cに
噴射ノズル21が嵌入し、潤滑油が注入される。
噴射ノズル21が嵌入し、潤滑油が注入される。
ピストン裾部と噴射ノズル21が係合接触することのな
いようにピストン裾部に切込み15dが設けられている
。
いようにピストン裾部に切込み15dが設けられている
。
以上のように本件考案は連接棒小端を段付状又は楔状に
形威し、ピストン側を狭幅とし、クランクシャフト側の
小端部を連接棒大端部の幅と同幅にすべく突起部を設け
たので、ピン孔の加工時に工作機械上で「衝」として利
用することができ、加工を容易にすることができ、加工
後は突起部は不要となるので大小端振分けの或いは総重
量の調整用の削り代として利用することができるのであ
る。
形威し、ピストン側を狭幅とし、クランクシャフト側の
小端部を連接棒大端部の幅と同幅にすべく突起部を設け
たので、ピン孔の加工時に工作機械上で「衝」として利
用することができ、加工を容易にすることができ、加工
後は突起部は不要となるので大小端振分けの或いは総重
量の調整用の削り代として利用することができるのであ
る。
又連接棒小端部を段付状又は楔状とすることにより“爆
発圧に対するピストンピンメタル部及び、ピストンピン
ボス部の面圧を確保することができたものである。
発圧に対するピストンピンメタル部及び、ピストンピン
ボス部の面圧を確保することができたものである。
第1図はディーゼルエンジンの全体側面図、第2図は本
件考案の連接棒の側面断面図、第3図は同じく後面断面
図、第4図は第3図のA矢視図、第5図、第6図は従来
の連接棒を示す図面である。 11・・・・・・クランクシャフト、12・・・・・・
連接棒、12 a・・・・・・突起部、14・・・・・
・ピストンピン、15・・・・・・ピストン、16・・
・・・・メタル、18・・・・・・メタル座。
件考案の連接棒の側面断面図、第3図は同じく後面断面
図、第4図は第3図のA矢視図、第5図、第6図は従来
の連接棒を示す図面である。 11・・・・・・クランクシャフト、12・・・・・・
連接棒、12 a・・・・・・突起部、14・・・・・
・ピストンピン、15・・・・・・ピストン、16・・
・・・・メタル、18・・・・・・メタル座。
Claims (1)
- 連接棒小端を段付状又は楔状に形威しピストン側を狭幅
にし、クランクシャフト側の小端部を連接棒大端部の幅
と同幅にすべく突起部を設けたことを特徴とする内燃機
関の連接棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13796980U JPS5919126Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 内燃機関の連接棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13796980U JPS5919126Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 内燃機関の連接棒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5761220U JPS5761220U (ja) | 1982-04-12 |
JPS5919126Y2 true JPS5919126Y2 (ja) | 1984-06-02 |
Family
ID=29498032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13796980U Expired JPS5919126Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 内燃機関の連接棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919126Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-09-27 JP JP13796980U patent/JPS5919126Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5761220U (ja) | 1982-04-12 |
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