JPS5919083B2 - 除草剤 - Google Patents
除草剤Info
- Publication number
- JPS5919083B2 JPS5919083B2 JP9158675A JP9158675A JPS5919083B2 JP S5919083 B2 JPS5919083 B2 JP S5919083B2 JP 9158675 A JP9158675 A JP 9158675A JP 9158675 A JP9158675 A JP 9158675A JP S5919083 B2 JPS5919083 B2 JP S5919083B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- herbicide
- ether
- present
- parts
- soil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はジフェニルエーテル系化合物を有効成分として
含有する、農園芸上有用な除草剤に関する。
含有する、農園芸上有用な除草剤に関する。
ジフェニルエーテル系除草性化合物としては、従来から
数多く提案されてきたが、そのうち実用化に至つている
のは例えば2・4−シクロロー 4’−ニトロジフェニ
ルエーテル、2・4−シクロロー 3’−メトキシー4
’ −ニトロジフェニルエーテルなどが挙げられる程度
で、その数は極く限られている。
数多く提案されてきたが、そのうち実用化に至つている
のは例えば2・4−シクロロー 4’−ニトロジフェニ
ルエーテル、2・4−シクロロー 3’−メトキシー4
’ −ニトロジフェニルエーテルなどが挙げられる程度
で、その数は極く限られている。
本発明者達は、新たに合成したかかる系統の化合物の中
から実用性の高い除草性化合物を探求してきた結果、下
記一般式で表わされる化合物が各種植物試験において除
草剤として好適な作用性を発揮することを確認し、本発
明を完成するに至つた。すなわち本発明は、一般式 CF3゜OqNO2 Cl(OCH2CH2)nOR (式中Rは低級アルキル基であり、nは3または4であ
る)で表わされる化合物の少くとも一種を有効成分とじ
〔含有することを特徴とする除草剤である。
から実用性の高い除草性化合物を探求してきた結果、下
記一般式で表わされる化合物が各種植物試験において除
草剤として好適な作用性を発揮することを確認し、本発
明を完成するに至つた。すなわち本発明は、一般式 CF3゜OqNO2 Cl(OCH2CH2)nOR (式中Rは低級アルキル基であり、nは3または4であ
る)で表わされる化合物の少くとも一種を有効成分とじ
〔含有することを特徴とする除草剤である。
上記一般式中、Rで表わされる低級アルキル基としては
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−
プロピル基などが挙げられる。
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−
プロピル基などが挙げられる。
本発明に係る除草性化合物は、ジフェニルエーテル系化
合物を合成する通常の方法に準じて合成できるが、中で
も特に下記合成方法が推奨される。合成方法 上記合成方法において、ニトロ化は原料ジフエニルエー
テル1モルに対して1〜1.2モルの硝酸及び2〜15
モルの無水低級脂肪酸例えば無水酢酸、無水プロピオン
酸などを用い、0〜40℃望ましくは5〜10℃の温度
で2〜3時間反応させればよい。
合物を合成する通常の方法に準じて合成できるが、中で
も特に下記合成方法が推奨される。合成方法 上記合成方法において、ニトロ化は原料ジフエニルエー
テル1モルに対して1〜1.2モルの硝酸及び2〜15
モルの無水低級脂肪酸例えば無水酢酸、無水プロピオン
酸などを用い、0〜40℃望ましくは5〜10℃の温度
で2〜3時間反応させればよい。
以下に代表的合成例を示す。
合成例
2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3′−メトキシ
エトキシエトキシエトキシ−l−ニトロ ニジフエニル
エーテル(8無水酢酸20m1と硝酸(D:1.52)
0.77との混液中に、2−クロロ−4−トリフルオロ
メチル−3′−メトキシエトキシエトキシエトキシジフ
エニルエーテル4.3クと無水酢酸10m15との混液
を、5℃以下で30分間要して徐々に滴下した。
エトキシエトキシエトキシ−l−ニトロ ニジフエニル
エーテル(8無水酢酸20m1と硝酸(D:1.52)
0.77との混液中に、2−クロロ−4−トリフルオロ
メチル−3′−メトキシエトキシエトキシエトキシジフ
エニルエーテル4.3クと無水酢酸10m15との混液
を、5℃以下で30分間要して徐々に滴下した。
菌下終了後0〜5℃で1時間反応させ(反応終点はガス
クロマトグラフイ一で確認)、反応物を水100m1中
に投入した。析出した固形物をエタノールで再結晶し、
目的物4.4V3(n智:1.571)を得た。収率は
92%であつた。(B) 2・4−ビス(2−クロロ−
4−トリフルオロメチルフエノキシ)ニトロベンゼン1
0.2t1ジオキサン10m1及びトリエチレングリコ
ール 4モノメチルエーテル6dからなる混合物に、9
5%一水酸化カリウム1.4fを30分間要して徐々に
添加した。
クロマトグラフイ一で確認)、反応物を水100m1中
に投入した。析出した固形物をエタノールで再結晶し、
目的物4.4V3(n智:1.571)を得た。収率は
92%であつた。(B) 2・4−ビス(2−クロロ−
4−トリフルオロメチルフエノキシ)ニトロベンゼン1
0.2t1ジオキサン10m1及びトリエチレングリコ
ール 4モノメチルエーテル6dからなる混合物に、9
5%一水酸化カリウム1.4fを30分間要して徐々に
添加した。
添加終了後65〜70℃で1時間反応させ、反応物を適
量の水中に投入した。析出した油状物を常法によりカラ
ムクロマト精製して目的物7.6yを得た。収率は78
%であつた。本発明に係るその他の除草性化合物例えば
2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3′一エトキシ
エトキシエトキシエトキシ一l−ニトロジフエニルエー
テル(n甘:1.575)、2−クロロ−4−トリフル
オロメチル−3!一エトキシエトキシエトキシエトキシ
エトキシ一lニトロジフエニルエーテル(n甘:1.5
84)なども前記合成方法或は合成例に準じて合成した
。本発明に係る除草性化合物は、水に分散して使用した
り、或は希釈剤、溶剤、乳化剤、展着剤などの各種補助
剤を配合して粉剤、粒剤、水和剤、液剤、乳剤などの形
態に製剤して使用できる。
量の水中に投入した。析出した油状物を常法によりカラ
ムクロマト精製して目的物7.6yを得た。収率は78
%であつた。本発明に係るその他の除草性化合物例えば
2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3′一エトキシ
エトキシエトキシエトキシ一l−ニトロジフエニルエー
テル(n甘:1.575)、2−クロロ−4−トリフル
オロメチル−3!一エトキシエトキシエトキシエトキシ
エトキシ一lニトロジフエニルエーテル(n甘:1.5
84)なども前記合成方法或は合成例に準じて合成した
。本発明に係る除草性化合物は、水に分散して使用した
り、或は希釈剤、溶剤、乳化剤、展着剤などの各種補助
剤を配合して粉剤、粒剤、水和剤、液剤、乳剤などの形
態に製剤して使用できる。
その数例を下記する。実施例 1
2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3′−メトキシ
エトキシエトキシエトキシ−l−ニトロジフエニルエー
テル20重量部、キシレン60重量部、及びゾルポール
2806B(商品名:東邦化学工業製)20重量部を均
一に混合し、乳剤とした。
エトキシエトキシエトキシ−l−ニトロジフエニルエー
テル20重量部、キシレン60重量部、及びゾルポール
2806B(商品名:東邦化学工業製)20重量部を均
一に混合し、乳剤とした。
実施例 2
2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3′一エトキシ
エトキシエトキシエトキシ一4′−ニトロジフエニルエ
ーテル2重量部、ベントナイト53重量部、カオリン4
0重量部及びリグニンスルホン酸カルシウム5重量部を
均一に混合し、これに適量の造粒所要水を加えて混練し
、造粒、乾燥して粒剤とした。
エトキシエトキシエトキシ一4′−ニトロジフエニルエ
ーテル2重量部、ベントナイト53重量部、カオリン4
0重量部及びリグニンスルホン酸カルシウム5重量部を
均一に混合し、これに適量の造粒所要水を加えて混練し
、造粒、乾燥して粒剤とした。
本発明除草剤の適用範囲は水田、畑地をはじめ果樹園、
桑園、山林、農道、グラウンド、工場敷地など多岐にわ
たり、適用方法も湛水状態および畑状態における土壌処
理或は茎葉部処理など適宜選択できる。
桑園、山林、農道、グラウンド、工場敷地など多岐にわ
たり、適用方法も湛水状態および畑状態における土壌処
理或は茎葉部処理など適宜選択できる。
本発明除草剤の施用適量は気象条件、土壌条件、薬剤の
製剤形態、施用時期、施用方法、対象雑草の種類などの
相違により一概に規定できないが、一般に1アール当り
の施用有効成分量として0.1〜5007、望ましくは
0.5〜100y1さらに望ましくは2.5〜507で
ある。
製剤形態、施用時期、施用方法、対象雑草の種類などの
相違により一概に規定できないが、一般に1アール当り
の施用有効成分量として0.1〜5007、望ましくは
0.5〜100y1さらに望ましくは2.5〜507で
ある。
なお本発明除草剤は単独で使用する外、他の除草剤、殺
虫剤、殺菌剤などの農薬、さらには肥料、土壌などと混
合して使用することもでき、これらの併用により一層優
れた効果を示す場合がある。試験例 1 1/1400アールバツトに土壌を入れて畑状態とし、
食餌ヒエ種子の一定量を播種し、その上をアカザ、イヌ
タデ、メヒシバなどの雑草種子を含有する土壌で軽く覆
土した。
虫剤、殺菌剤などの農薬、さらには肥料、土壌などと混
合して使用することもでき、これらの併用により一層優
れた効果を示す場合がある。試験例 1 1/1400アールバツトに土壌を入れて畑状態とし、
食餌ヒエ種子の一定量を播種し、その上をアカザ、イヌ
タデ、メヒシバなどの雑草種子を含有する土壌で軽く覆
土した。
各雑草が3葉期(草丈10〜12CIrL)に達したと
きに、有効成分の水分散液を所定量茎葉処理した。処理
後30日目に各雑草の生育状態を観察し第1表の結果を
得た。表中の数値は完全に生育を抑制した場合を10、
全く生育を抑制しなかつた場合を1とし、それ以外を9
〜2までの8段階に分けて表示した。試験例 2果樹栽
培圃場において、5m”を1試験区とし、雑草の発生前
に前記実施例1の方法に準じて製剤した20%乳剤を土
壌面に散布処理した。
きに、有効成分の水分散液を所定量茎葉処理した。処理
後30日目に各雑草の生育状態を観察し第1表の結果を
得た。表中の数値は完全に生育を抑制した場合を10、
全く生育を抑制しなかつた場合を1とし、それ以外を9
〜2までの8段階に分けて表示した。試験例 2果樹栽
培圃場において、5m”を1試験区とし、雑草の発生前
に前記実施例1の方法に準じて製剤した20%乳剤を土
壌面に散布処理した。
処理後60日目に各雑草の生育状態を観察し第2表の結
果を得た。表中の数値は試験例1の場合と同様の基準で
表わしたものである。試験例 3 秋播小麦播種後3日目の雑草発生前の圃場において、前
記実施例1の方法に準じて製剤した20%乳剤を土壌面
に散布処理した。
果を得た。表中の数値は試験例1の場合と同様の基準で
表わしたものである。試験例 3 秋播小麦播種後3日目の雑草発生前の圃場において、前
記実施例1の方法に準じて製剤した20%乳剤を土壌面
に散布処理した。
処理後80日目に小麦に対する薬害発生程度及び各雑草
の生育状態を観察し第3表の結果を得た。表中の数値は
試験例1の場合と同様の基準で表わしたものである。試
験例 4水田圃場において水稲苗移植2日前(雑草発生
前)に、前記実施例2の方法に準じて製剤した2%粒剤
を1アール当り4007の割合で散布処理した。
の生育状態を観察し第3表の結果を得た。表中の数値は
試験例1の場合と同様の基準で表わしたものである。試
験例 4水田圃場において水稲苗移植2日前(雑草発生
前)に、前記実施例2の方法に準じて製剤した2%粒剤
を1アール当り4007の割合で散布処理した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは低級アルキル基であり、nは3または4であ
る)で表わされる化合物の少くとも一種を有効成分とし
て含有することを特徴とする除草剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158675A JPS5919083B2 (ja) | 1975-07-29 | 1975-07-29 | 除草剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158675A JPS5919083B2 (ja) | 1975-07-29 | 1975-07-29 | 除草剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5215822A JPS5215822A (en) | 1977-02-05 |
JPS5919083B2 true JPS5919083B2 (ja) | 1984-05-02 |
Family
ID=14030641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9158675A Expired JPS5919083B2 (ja) | 1975-07-29 | 1975-07-29 | 除草剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919083B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04680B2 (ja) * | 1983-02-17 | 1992-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534359B2 (ja) * | 1972-12-12 | 1980-09-05 | ||
JPS5341913B2 (ja) * | 1975-01-23 | 1978-11-07 | ||
JPS5549179A (en) * | 1978-10-03 | 1980-04-09 | Mitsuboshi Kikou Yuugen | Method of cleaning water pipe |
-
1975
- 1975-07-29 JP JP9158675A patent/JPS5919083B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04680B2 (ja) * | 1983-02-17 | 1992-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5215822A (en) | 1977-02-05 |
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