JPS59189876A

JPS59189876A - ウツド型ゴルフクラブヘツド

Info

Publication number: JPS59189876A
Application number: JP58062345A
Authority: JP
Inventors: 好次西; 譲後藤
Original assignee: Somar Corp
Current assignee: Somar Corp
Priority date: 1983-04-11
Filing date: 1983-04-11
Publication date: 1984-10-27
Also published as: JPH031989B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ゴルフクラブヘッド、特にウッドと称される
種類のゴルフクラブヘッドに関するものである◎ 従来、この種のウッドゴルフクラブヘッドの素材として
は、樹齢側百年という柿の木等が使用されているが、近
年これらの棒材（パーシモン）は得難くなって来た。し
たがって、最近のようなゴルフ人口の急増化と相俟って
棒材からなるウッドは益々品不足となカ、高価な商品と
なっている◎そのため、近時は、これに代るものとして
ナイロン、ＡＢＳ樹脂麦どの合成樹脂製のものが一般に
使用されている・ところが、棒材等を使用して製作されたウッドゴルフク
ラブに比して、合成樹脂製のものは比重が重く、弾発力
がなく、飛球距離が延びないなどの欠点があった。

そのため、ヘッド本体の外層を、チョツプドストランド
（長繊維束を短くチョップしたもの）で強化した硬質の
樹脂層で形成し、内層を発泡樹脂や、バインダー樹脂で
結合した微小中空体からなる軽質の部材で形成したもの
が考えられているが、これらのものでは、打球音が前記
棒材のものに比べて劣るという欠点があった０本発明は、上記の点にかんがみてなされたものであって
、棒材（パーシモン）に近い打球音の出るウッド型ゴル
フクラブヘッドを提供することを目的としたものである
。

、この目的を達成するために、本発明は、ヘッドの外被
部を網目状繊維組織シート強化樹脂層で構成すると共に
、本体内部を、チョツプドストランド強化樹脂層で構成
された中間層と、該中間層の内側のほぼ中心部に形成さ
れ樹脂結合による微小中空球形体結合層から構成された
ほぼ逆コツプ形をした内側中芯と、該内側中芯の外側を
取り巻くようにして形成され前記中間層と同一物質で且
つそれと一体化するように構成されたほぼ椀形層状の中
間中芯と、該中間中芯の外側に前記中間層と接するよう
にして形成され内側中芯と同一物質で構成された外側中
芯とによって構成したことを特徴としている。

以下、本発明の来施例を図面第１図ないし第５図と共に
説明する。

組２図及び第６図は、本発明のゴルフクラブヘッドの平
面図である第１図のＸ−Ｘ線及びＹ−Ｙ線に沿う断面図
である。

図において、本体ａとネック部すとからなるウッド型ゴ
ルフクラブヘッドの外周部は、外被部１によって形成さ
れ、該外被部１は、網目状繊維組織シートを強化材とし
、これに熱硬化性樹脂を含浸させしかる後熱硬化させて
構成されているＯ（なおこの際、熱硬化させる前に素材
を予価硬化状のもの（プリプレグ）となし取扱性を向上
させてもよい。）ここで、網、目状繊維組織シートは、
炭素繊維、炭化ケイ素繊維、ホウ素繊維、ガラス繊維、
　′ポリアミド繊維、金属＃！維などの強化用繊維を゛
網゛目状組織シートの形態即ち織布１編布、不織布の形
態になしたものである。特に好ましくは、織布の形態に
なしたものである。また熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂
、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミ
ド樹脂層どの耐熱樹脂ガどに例示される熱硬化性樹脂で
ある。

ヘッド本体内部は、中間層２と中芯６とによって構成さ
れている。そして上記中間層２は、チョツプドストラン
ドを強化材としこれに前記と同様の熱硬化性樹脂を含浸
させしかる後熱硬化させて構成されている。ここで、チ
ョツプドストランドとは、前記強化繊維の長繊維束を短
かくチョップしたものである。チョップ長は通常１．５
〜５（Ｂｉｔ程度、・好ましくは５〜２５ａｒｐである
。また、中芯３は、はぼ逆コツプ形をしほぼ中心部に位
置された内側中芯３５　　と、該内側中芯３３　の外側
を前記中間層２と連続して取り巻くように形成された比
較的薄い層状をなしたほぼ椀形の中間中芯６２と、該中
間中芯′５２の外側に形成された外側中芯′５１とで構
成されている。

上記内側中芯６３と外側中芯３１とは、微小中空球形体
と前記同様の熱硬化性樹脂との混合物を熱硬化させて構
成され、中間中芯６２は前記中間層２と同−物質即ち中
間層２を構成するのに使うことのできる材料を前記同様
熱硬化させて構成されている０ここで、微小中空球形体
とは、カーボン。

フェノール樹脂、ガラス、セラミックなどの材質からな
る微小中空球形体であシ、その径は通常１０〜６００ミ
クロン程度、好ましくは１０〜１００ミクロンである。

また、ネック部ｂ′に形成されたゴルフクラブシャフト
用長孔乙の周囲には、一方向引揃え繊維に熱硬化性樹脂
を含浸させたシートを該長孔の軸方向に対してバイアス
となるように複数回巻きに配し熱硬化させて構成されて
いる一方向引揃え繊維強化樹脂層５が形成されている。

ここで、一方向　　：引揃え繊維を構成する繊維は、前
記網目状繊維組織シートを構成することができる強化用
繊維の中から選定されている。

また底部には１、ソールプレート（底板）４が嵌込まれ
固定されている〇なお、本発明のゴルフクラブヘッドハ、例えば次のよう
にしてつくられる口まず（１）クラブヘッドの形に形状された二つ割れ金型
の内面に沿って外被部１の素材を張シつけ、（８）ヘッ
ド本体の内側に、中間層２と、外側中芯６１と、はｌぼ
椀形層状の中間中芯３２　の各素材を順次充填し、また
ネック部には、中間層２０緊材を充填し、更にその中心
部には、金属マンドレルに約３０〜６０°傾斜させて一
方向引揃え繊維シートに熱硬化性樹脂を含浸させ適度に
乾燥させてなるプリプレグを複数回バイヤス巻きしたも
のを挿入した後、θ１１）中間中芯３２の内部空所をプ
レスシャフトで加圧し且つ金型全体を７０’Ｃ〜１５０
’Ｃに約３０分〜２時間加熱し、しかる後、金属マンド
レルを抜取シ、４ｖ）上記プレスシャフトで加圧したあ
との逆コツプ形空所に、内側中芯３３　の素材を充填し
、加圧又は無加圧で約０．５〜２時間加熱し、（Ｖ）底
部下面のソールプレート取付部分を削ってソールプレー
トを嵌め込み固定した後、（ロ）全体を研磨し艶出し後
、表面塗装をして製品が出来上る。

なお、上記（１１１）と（ｌｖ）の操作の代シに、内側
中芯の素材で構成したプレスシャフトで中間中芯の内部
空所を加圧するようにすれば、（ＩＩＩ）とＯｖ）の操
作を一操作で済ますことができる。また、上記製造工程
において使用される各素材の量は、例えば外被部１は、
網目状繊維組織シートに熱硬化性樹脂を含浸させこれを
適度に乾燥させてなるプリプレグを５０〜６０ｆ、中間
層２は、チョツプドストランドに熱硬化性樹脂を含浸さ
せこれを適度に乾燥させてなるプリプレグを６０〜１３
０ｒ、中間中芯３２は、上記同様のプリプレグを１０〜
２０ｔ、外側中芯３１は、微小中空球形体と熱硬化性樹
脂との混合物を１５〜５５り、内側中芯６５は、上記同
様の混合物を５〜１５Ｆ、ゴルフクラブシャフト用長孔
の周囲には、一方向引揃え繊維に熱硬化性樹脂を含浸さ
せ適度に乾燥させてなるシリプレグを８〜１５ｆであシ
、このようにして完成されたウッド型ゴルフクラゾヘッ
ドの重量は、通常１９０〜２５０ｆ程度であシ、このう
ちソールプレートの重量は゛３０〜５０１程度である。

本実施例によれば、前述したようにゴルフクラブヘッド
本体を、網目状繊維組織シート強化樹脂層で構成された
外被部と、その内側をチョツプドストランド強化樹脂層
で構成した中間層２と、更にその内側に形成される中芯
３とで構成し、該部芯６を、上記中間層２と同一物質で
且つそれと一体化するように比較的薄い層で形成された
ほぼ椀形の中間中芯６３と、該申開中芯を中間に介在さ
せた外側及び内側の各中芯３１及び５Ｓとによりて形成
し、これら外側及び内側の両中芯を樹脂結合による微小
中空球形体結合層によって構成したため、特に打撃時の
打球音がよい０その理論的な解明は未だ明らかでないが
、内側中芯が逆コツプ状を呈していることと、樹脂結合
による微小中空球形体結合層で構成された外側及び内側
の両中芯が、中　−間層と一体化されたチョツプドスト
ランド強化衝撃が緩和されると共に１弾力性その他が前
記棒材（Ａ−シそン）とよく似た性質をもつためと推定
される・なお、上記の打球音等については、中間層２と各中芯３
１＃３２＃３３の形状が微妙な影響を与えることは勿論
であるが、内側中芯３５　が略逆コツプ状を呈している
ことが必要である。また、第３図において打撃面（フェ
ース）側の外側中芯６１は、打撃面にほぼ平行状態に形
成されている◎なお上記のように内側中芯６５　を略逆
コツプ状に形成することは、前記のように製作時におい
て核部をプレスシャフトで加圧する際にも都合がよい。

第４図及び第５図は、他の実施例に関する前記第２図及
び第３図と同様の断面図であシ、前記第１実施例と比較
して外側中芯３１が、第４図におけるシャフト側と第５
図におけるフェース（１１１トでそれぞれ欠除している
外、第１実施例とほぼ同様である＠そしてこのものにお
いても、実際に使用した際の打撃音が、第１実施例のも
のと比較して殆んど遜色が感じられない結果が得られて
いる。

力お、ヘッド重量は、中芯の層とそれを蔽う中間層との
体積割合を変えることによって容易に変化することがで
き、またフェースには、特に他の外被部に比べて、外被
部を構成する網目状繊維組織シート層を数倍から数十倍
配することにより、弾発力を増し、飛球距離を延ばすこ
とができる。

なお、ネック部に形成されたゴルフクラブシャフト用長
孔６の周囲に、前記のようなバイアス巻きされた一方向
引揃え繊維強化層が形成されているので、該ネック部の
強度、耐波シカ等が著しく強化される。

本発明は、前述のような構成になっているので、ゴルフ
クラブで打球した時の打球音がよく、補材で作られた高
級ウッドと比較して遜色のない打球音を発するゴルフク
ラブヘッドを得ることができるＱ

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のウッド型ゴルフクラブのヘッドの一実
施例を示す平面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ＠−に沿う
断面図、第３図は第１図のＹ−Ｙ線に沿う断面図、第４
図は他の実施例にをける第２図と同様の断面図、第５図
は同じく第５図と同様の断面図である＠１・・・外被部、　２・・・中間層、　６・・・中芯。３１−＝外側中芯、３２・・・中間中芯、６３・・・内
側中芯、　　５・・・一方向引揃え繊維強化樹脂層。、６・・・ゴルフクラブシャフト用長孔。ａ−・一本体、　ｂ・・−ネック部。第１図第３図第５図

Claims

【特許請求の範囲】１、　本体（ａ）とネック部、（ｂ）とからなるウッド
型ゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッドの外被部、（１
）を網目状繊維組織シート強化樹脂層によって構成し、
本体（ａ）の内部を、チョツプドストランド強化樹脂層
によって構成した中間層（２）と、該中間層（２）の内
側のほぼ中心部に形成され樹脂結合による微小中空球形
体結合層から構成されたほぼ逆コツプ形をした内側中芯
（３３）と、該内側中芯（６３）の外側を取シ巻くよう
にして形成され前記中間層（２）と同一物質で且つそれ
と一体化するように構成されたほぼ椀形層状の中間中芯
（３２）と、該中間中芯（３２）の外側に前記中間層（
２）と接するようにして形成され内側中芯（６３）と同
一物質で構成された外側中芯（３１）とによって構成し
たことを特徴とするウッド型ゴルフクラブヘッド。２、　ネック部（ｂ）に形成されたゴルフクラブシャフ
ト用長孔（６）の周囲に、該長孔の軸方向に対してバイ
アス巻きされた一方向引揃え繊維強化樹脂層（５）を形
成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のウ
ッド型ゴルフクラブヘッド〇