JPH031989B2 - - Google Patents
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- JPH031989B2 JPH031989B2 JP58062345A JP6234583A JPH031989B2 JP H031989 B2 JPH031989 B2 JP H031989B2 JP 58062345 A JP58062345 A JP 58062345A JP 6234583 A JP6234583 A JP 6234583A JP H031989 B2 JPH031989 B2 JP H031989B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ゴルフヘツド、特にウツドと称され
る種類のゴルフクラブヘツドに関するものであ
る。
る種類のゴルフクラブヘツドに関するものであ
る。
従来、この種のウツドゴルフクラブヘツドの素
材としては、樹齢何百年という柿の木等が使用さ
れているが、近年これらの柿材(パーシモン)は
得難くなつて来た。したがつて、最近のようなゴ
ルフ人口の急増化と相俟つて柿材からなるウツド
は益々品不足となり、高価な商品となつている。
そのため、近時は、これに代るものとしてナイロ
ン、ABS樹脂などの合成樹脂製のものが一般に
使用されている。
材としては、樹齢何百年という柿の木等が使用さ
れているが、近年これらの柿材(パーシモン)は
得難くなつて来た。したがつて、最近のようなゴ
ルフ人口の急増化と相俟つて柿材からなるウツド
は益々品不足となり、高価な商品となつている。
そのため、近時は、これに代るものとしてナイロ
ン、ABS樹脂などの合成樹脂製のものが一般に
使用されている。
ところが、柿材等を使用して製作されたウツド
ゴルフクラブに比して、合成樹脂製のものは比重
が重く、弾発力がなく、飛球距離が延びないなど
の欠点があつた。
ゴルフクラブに比して、合成樹脂製のものは比重
が重く、弾発力がなく、飛球距離が延びないなど
の欠点があつた。
そのため、ヘツド本体の外層を、チヨツプドス
トランド(長繊維束を短くチヨツプしたもの)で
強化した硬質の樹脂層で形成し、内層を発泡樹脂
や、バインダー樹脂で結合した微小中空体からな
る軽質の部材で形成したものが考えられている
が、これらのものでは、打球音が前記柿材のもの
に比べて劣るという欠点があつた。
トランド(長繊維束を短くチヨツプしたもの)で
強化した硬質の樹脂層で形成し、内層を発泡樹脂
や、バインダー樹脂で結合した微小中空体からな
る軽質の部材で形成したものが考えられている
が、これらのものでは、打球音が前記柿材のもの
に比べて劣るという欠点があつた。
本発明は、上記の点にかんがみてなされたもの
であつて、柿材(パーシモン)に近い打球音の出
るウツド型ゴルフクラブヘツドを提供することを
目的としたものである。
であつて、柿材(パーシモン)に近い打球音の出
るウツド型ゴルフクラブヘツドを提供することを
目的としたものである。
この目的を達成するために、本発明は、ヘツド
の外被部を網目状繊維組織シート強化樹脂で構成
すると共に、本体内部を、チヨツプドストランド
強化樹脂層で構成された中間層と、該中間層の内
側のほぼ中心部に形成され樹脂結合による微小中
空球形結合層から構成されたほぼ逆コツプ形をし
た内側中芯と、該内側中芯の外側を取り巻くよう
にして形成され前記中間層と同一物質で且つそれ
を一体するように構成されたほぼ椀形層状の中間
中芯と、該中間中芯の外側に前記中間層と接する
ようにして形成され内側中芯と同一物質で構成さ
れた外側中芯とによつて構成したことを特徴とし
ている。
の外被部を網目状繊維組織シート強化樹脂で構成
すると共に、本体内部を、チヨツプドストランド
強化樹脂層で構成された中間層と、該中間層の内
側のほぼ中心部に形成され樹脂結合による微小中
空球形結合層から構成されたほぼ逆コツプ形をし
た内側中芯と、該内側中芯の外側を取り巻くよう
にして形成され前記中間層と同一物質で且つそれ
を一体するように構成されたほぼ椀形層状の中間
中芯と、該中間中芯の外側に前記中間層と接する
ようにして形成され内側中芯と同一物質で構成さ
れた外側中芯とによつて構成したことを特徴とし
ている。
以下、本発明の実施例を図面第1図ないし第5
図と共に説明する。
図と共に説明する。
第2図及び第3図は、本発明のゴルフクラブヘ
ツドの平面図である第1図のX−X線及びY−Y
線に沿う断面図である。
ツドの平面図である第1図のX−X線及びY−Y
線に沿う断面図である。
図において、本体aとネツク部bとからなるウ
ツド型ゴルフクラブヘツドの外周部は、外被部1
によつて形成され、該外被部1は、網目状繊維組
織シートを強化材とし、これに熱硬化性樹脂を含
浸させしかる後熱硬化させて構成されている。
(なおこの際、熱硬化させる前に素材を予備硬化
状のもの(プリプレグ)となし取扱性を向上させ
てもよい。)ここで、網目状繊維組織シートは、
炭素繊維、炭化ケイ素繊維、ホウ素繊維、ガラス
繊維、ポリアミド繊維、金属繊維などの強化用繊
維を網目状組織シートの形態即ち織布、編布、不
織布の形態になしたものである。特に好ましく
は、織布の形態になしたものである。また熱硬化
性樹脂は、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、ポリイミド樹脂などの耐熱
樹脂などに例示される熱硬化性樹脂である。
ツド型ゴルフクラブヘツドの外周部は、外被部1
によつて形成され、該外被部1は、網目状繊維組
織シートを強化材とし、これに熱硬化性樹脂を含
浸させしかる後熱硬化させて構成されている。
(なおこの際、熱硬化させる前に素材を予備硬化
状のもの(プリプレグ)となし取扱性を向上させ
てもよい。)ここで、網目状繊維組織シートは、
炭素繊維、炭化ケイ素繊維、ホウ素繊維、ガラス
繊維、ポリアミド繊維、金属繊維などの強化用繊
維を網目状組織シートの形態即ち織布、編布、不
織布の形態になしたものである。特に好ましく
は、織布の形態になしたものである。また熱硬化
性樹脂は、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、ポリイミド樹脂などの耐熱
樹脂などに例示される熱硬化性樹脂である。
ヘツド本体内部は、中間層2と中芯3とによつ
て構成されている。そして上記中間層2は、チヨ
ツプドストランドを強化材としこれに前記と同様
の熱硬化性樹脂を含浸させしかる後熱硬化させて
構成されている。ここで、チヨツプドストランド
とは、前記強化繊維の長繊維束を短かくチヨツプ
したものである。チヨツプ長は通常1.5〜50mm程
度、好ましくは5〜25mmである。また、中芯3
は、ほぼ逆コツプ形をしほぼ中心部に位置された
内側中芯33と、該内側中芯33の外側を前記中間
層2と連続して取り巻くように形成された比較的
薄い層状をなしたほぼ椀形の中間中芯32と、該
中間中芯32の外側に形成された外側中芯31とで
構成されている。
て構成されている。そして上記中間層2は、チヨ
ツプドストランドを強化材としこれに前記と同様
の熱硬化性樹脂を含浸させしかる後熱硬化させて
構成されている。ここで、チヨツプドストランド
とは、前記強化繊維の長繊維束を短かくチヨツプ
したものである。チヨツプ長は通常1.5〜50mm程
度、好ましくは5〜25mmである。また、中芯3
は、ほぼ逆コツプ形をしほぼ中心部に位置された
内側中芯33と、該内側中芯33の外側を前記中間
層2と連続して取り巻くように形成された比較的
薄い層状をなしたほぼ椀形の中間中芯32と、該
中間中芯32の外側に形成された外側中芯31とで
構成されている。
上記内側中芯33と外側中芯31とは、微小中空
球形体と前記同様の熱硬化性樹脂との混合物を熱
硬化させて構成され、中間中芯32は前記中間層
2と同一物質即ち中間層2を構成するのに使うこ
とのできる材料を前記同様熱硬化させて構成され
ている。ここで、微小中空球形体とは、カーボ
ン、フエノール樹脂、ガラス、セラミツクなどの
材質からなる微小中空球形体であり、その径は通
常10〜300ミクロン程度、好ましくは10〜100ミク
ロンである。
球形体と前記同様の熱硬化性樹脂との混合物を熱
硬化させて構成され、中間中芯32は前記中間層
2と同一物質即ち中間層2を構成するのに使うこ
とのできる材料を前記同様熱硬化させて構成され
ている。ここで、微小中空球形体とは、カーボ
ン、フエノール樹脂、ガラス、セラミツクなどの
材質からなる微小中空球形体であり、その径は通
常10〜300ミクロン程度、好ましくは10〜100ミク
ロンである。
また、ネツク部bに形成されたゴルフクラブシ
ヤフト用長孔6の周囲には、一方向引揃え繊維に
熱硬化樹脂を含浸させたシートを該長孔の軸方向
に対してバイアスとなるように複数回巻きに配し
熱硬化させて構成されている一方向引揃え繊維強
化樹脂層5が形成されている。ここで、一方向引
揃え繊維を構成する繊維は、前記網目状繊維組織
シートを構成することができる強化用繊維の中か
ら選定されている。
ヤフト用長孔6の周囲には、一方向引揃え繊維に
熱硬化樹脂を含浸させたシートを該長孔の軸方向
に対してバイアスとなるように複数回巻きに配し
熱硬化させて構成されている一方向引揃え繊維強
化樹脂層5が形成されている。ここで、一方向引
揃え繊維を構成する繊維は、前記網目状繊維組織
シートを構成することができる強化用繊維の中か
ら選定されている。
また底部には、ソールプレート(底板)4が嵌
込まれ固定されている。
込まれ固定されている。
なお、本発明のゴルフクラブヘツドは、例えば
次のようにしてつくられる。
次のようにしてつくられる。
まず()クラブヘツドの形に形状された二つ
割れ金型の内面に沿つて外被部1の素材を張りつ
け、()ヘツド本体の内側に、中間層2と、外
側中芯31と、ほぼ椀形層状の中間中芯32の各素
材を順次充填し、またネツク部には、中間層2の
素材を充填し、更にその中心部には、金属マンド
レルに約30〜60゜傾斜させて一方向引揃え繊維シ
ートに熱硬化性樹脂を含浸させ適度に乾燥させて
なるプリプレグを複数回バイヤス巻きしたものを
挿入した後、()中間中芯32の内部空所をプレ
スシヤフトで加圧し且つ金型全体を70℃〜150℃
に約30分〜2時間加熱し、しかる後、金属マンド
レルを抜取り、()上記プレスシヤフトで加圧
したあとの逆コツプ形空所に、中側中芯33の素
材を充填し、加圧又は無加圧で約0.5〜2時間加
熱し、()底部下面のソールプレート取付部分
を削つてソールプレートを嵌め込み固定した後、
()全体を研磨し艶出し後、表面塗装をして製
品が出来上る。
割れ金型の内面に沿つて外被部1の素材を張りつ
け、()ヘツド本体の内側に、中間層2と、外
側中芯31と、ほぼ椀形層状の中間中芯32の各素
材を順次充填し、またネツク部には、中間層2の
素材を充填し、更にその中心部には、金属マンド
レルに約30〜60゜傾斜させて一方向引揃え繊維シ
ートに熱硬化性樹脂を含浸させ適度に乾燥させて
なるプリプレグを複数回バイヤス巻きしたものを
挿入した後、()中間中芯32の内部空所をプレ
スシヤフトで加圧し且つ金型全体を70℃〜150℃
に約30分〜2時間加熱し、しかる後、金属マンド
レルを抜取り、()上記プレスシヤフトで加圧
したあとの逆コツプ形空所に、中側中芯33の素
材を充填し、加圧又は無加圧で約0.5〜2時間加
熱し、()底部下面のソールプレート取付部分
を削つてソールプレートを嵌め込み固定した後、
()全体を研磨し艶出し後、表面塗装をして製
品が出来上る。
なお、上記()と()の操作の代りに、内
側中芯の素材で構成したプレスシヤフトで中間中
芯の内部空所を加圧するようにすれば、()と
()の操作を一操作で済ますことができる。ま
た、上記製造工程において使用される各素材の量
は、例えば外被部1は、網目状繊維組織シートに
熱硬化性樹脂を含浸させこれを適度に乾燥させて
なるプリプレグを50〜60g、中間層2は、チヨツ
プドストランドに熱硬化性樹脂を含浸させこれを
適度に乾燥させてなるプリプレグを60〜130g、
中間中芯32は、上記同様のプリプレグを10〜20
g、外側中芯31は、微小中空球形体と熱硬化性
樹脂との混合物を15〜55g、内側中芯33は、上
記同様の混合物を5〜15g、ゴルフクラブシヤフ
ト用長孔の周囲には、一方向引揃え繊維に熱硬化
性樹脂を含浸させ適度に乾燥させてなるプリプレ
グを8〜15gであり、このようにして完成された
ウツド型ゴルフクラブヘツドの重量は、通常190
〜250g程度であり、このうちソールプレートの
重量は30〜50g程度である。
側中芯の素材で構成したプレスシヤフトで中間中
芯の内部空所を加圧するようにすれば、()と
()の操作を一操作で済ますことができる。ま
た、上記製造工程において使用される各素材の量
は、例えば外被部1は、網目状繊維組織シートに
熱硬化性樹脂を含浸させこれを適度に乾燥させて
なるプリプレグを50〜60g、中間層2は、チヨツ
プドストランドに熱硬化性樹脂を含浸させこれを
適度に乾燥させてなるプリプレグを60〜130g、
中間中芯32は、上記同様のプリプレグを10〜20
g、外側中芯31は、微小中空球形体と熱硬化性
樹脂との混合物を15〜55g、内側中芯33は、上
記同様の混合物を5〜15g、ゴルフクラブシヤフ
ト用長孔の周囲には、一方向引揃え繊維に熱硬化
性樹脂を含浸させ適度に乾燥させてなるプリプレ
グを8〜15gであり、このようにして完成された
ウツド型ゴルフクラブヘツドの重量は、通常190
〜250g程度であり、このうちソールプレートの
重量は30〜50g程度である。
本実施例によれば、前述したようにゴルフクラ
ブヘツド本体を、網目状繊維組織シート強化樹脂
層で構成された外被部と、その内側をチヨツプド
ストランド強化樹脂層で構成した中間層2と、更
にその内側に形成される中芯3とで構成し、該中
芯3を、上記中間層2と同一物質で且つそれと一
体化するように比較的薄い層で形成されたほぼ椀
形の中間中芯33と、該中間中芯を中間に介在さ
せた外側及び内側の各中芯31及び33によつて形
成し、これら外側及び内側の両中芯を樹脂結合に
よる微小中空球形体結合層によつて構成したた
め、特に打撃時の打球音がよい。その理論的な解
明は未だ明らかでないが、内側中芯が逆コツプ状
を呈していることと、樹脂結合による微小中空球
形体結合層で構成された外側及び内側の両中芯
が、中間層と一体化されたチヨツプドストランド
強化樹脂層からなるほぼ椀形層状の中間中芯を介
して二層に形成されていることとが相俟つて、打
撃時の衝撃が緩和されると共に、弾力性その他が
前記柿材(パーシモン)とよく似た性質をもつた
ためと推定される。
ブヘツド本体を、網目状繊維組織シート強化樹脂
層で構成された外被部と、その内側をチヨツプド
ストランド強化樹脂層で構成した中間層2と、更
にその内側に形成される中芯3とで構成し、該中
芯3を、上記中間層2と同一物質で且つそれと一
体化するように比較的薄い層で形成されたほぼ椀
形の中間中芯33と、該中間中芯を中間に介在さ
せた外側及び内側の各中芯31及び33によつて形
成し、これら外側及び内側の両中芯を樹脂結合に
よる微小中空球形体結合層によつて構成したた
め、特に打撃時の打球音がよい。その理論的な解
明は未だ明らかでないが、内側中芯が逆コツプ状
を呈していることと、樹脂結合による微小中空球
形体結合層で構成された外側及び内側の両中芯
が、中間層と一体化されたチヨツプドストランド
強化樹脂層からなるほぼ椀形層状の中間中芯を介
して二層に形成されていることとが相俟つて、打
撃時の衝撃が緩和されると共に、弾力性その他が
前記柿材(パーシモン)とよく似た性質をもつた
ためと推定される。
なお、上記の打球音等については、中間層2と
各中芯31,32,33の形状が微妙な影響を与え
ることは勿論であるが、内側中芯33が略逆コツ
プ状を呈していることが必要である。また、第3
図において打撃面(フエース)側の外側中芯31
は、打撃面にほぼ平行状態に形成されている。な
お上記のように内側中芯33を略逆コツプ状に形
成することは、前記のように製作時において該部
をプレスシヤフトで加圧する際にも都合がよい。
各中芯31,32,33の形状が微妙な影響を与え
ることは勿論であるが、内側中芯33が略逆コツ
プ状を呈していることが必要である。また、第3
図において打撃面(フエース)側の外側中芯31
は、打撃面にほぼ平行状態に形成されている。な
お上記のように内側中芯33を略逆コツプ状に形
成することは、前記のように製作時において該部
をプレスシヤフトで加圧する際にも都合がよい。
第4図及び第5図は、他の実施例に関する前記
第2図及び第3図と同様の断面図であり、前記第
1実施例と比較して外側中芯31が、第4図にお
けるシヤフト側と第5図におけるフエース側とで
それぞれ欠除している外、第1実施例とほぼ同様
である。そしてこのものにおいても、実際に使用
した際の打撃音が、第1実施例のものと比較して
殆んど遜色が感じられない結果が得られている。
第2図及び第3図と同様の断面図であり、前記第
1実施例と比較して外側中芯31が、第4図にお
けるシヤフト側と第5図におけるフエース側とで
それぞれ欠除している外、第1実施例とほぼ同様
である。そしてこのものにおいても、実際に使用
した際の打撃音が、第1実施例のものと比較して
殆んど遜色が感じられない結果が得られている。
なお、ヘツド重量は、中芯の層とそれを蔽う中
間層との体積割合を変えることによつて容易に変
化することができ、またフエースには、特に他の
外被部に比べて、外被部を構成する網目状繊維組
織シート層を数倍から数十倍配することにより、
弾発力を増し、飛球距離を延ばすことができる。
間層との体積割合を変えることによつて容易に変
化することができ、またフエースには、特に他の
外被部に比べて、外被部を構成する網目状繊維組
織シート層を数倍から数十倍配することにより、
弾発力を増し、飛球距離を延ばすことができる。
なお、ネツク部に形成されたゴルフクラブシヤ
フト用長孔6の周囲に、前記のようなバイアス巻
きされた一方向引揃え繊維強化層が形成されてい
るので、該ネツク部の強度、耐捩り力等が著しく
強化される。
フト用長孔6の周囲に、前記のようなバイアス巻
きされた一方向引揃え繊維強化層が形成されてい
るので、該ネツク部の強度、耐捩り力等が著しく
強化される。
本発明は、前述のような構成になつているの
で、ゴルフクラブで打球した時の打球音がよく、
柿材で作られた高級ウツドと比較して遜色のない
打球音を発するゴルフクラブヘツドを得ることが
できる。
で、ゴルフクラブで打球した時の打球音がよく、
柿材で作られた高級ウツドと比較して遜色のない
打球音を発するゴルフクラブヘツドを得ることが
できる。
第1図は本発明のウツド型ゴルフクラブのヘツ
ドの一実施例を示す平面図、第2図は第1図のX
−X線に沿う断面図、第3図は第1図のY−Y線
に沿う断面図、第4図は他の実施例における第2
図と同様の断面図、第5図は同じく第3図と同様
の断面図である。 1……外被部、2……中間層、3……中芯、3
1……外側中芯、32……中間中芯、33……内側
中芯、5……一方向引揃え繊維強化樹脂層、6…
…ゴルフクラブシヤフト用長孔、a……本体、b
……ネツク部。
ドの一実施例を示す平面図、第2図は第1図のX
−X線に沿う断面図、第3図は第1図のY−Y線
に沿う断面図、第4図は他の実施例における第2
図と同様の断面図、第5図は同じく第3図と同様
の断面図である。 1……外被部、2……中間層、3……中芯、3
1……外側中芯、32……中間中芯、33……内側
中芯、5……一方向引揃え繊維強化樹脂層、6…
…ゴルフクラブシヤフト用長孔、a……本体、b
……ネツク部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 本体aとネツク部bとからなるウツド型ゴル
フクラブヘツドにおいて、ヘツドの外被部1を網
目状繊維組織シート強化樹脂層によつて構成し、
本体aの内部を、チヨツプドストランド強化樹脂
層によつて構成した中間層2と、該中間層2の内
側のほぼ中心部に形成され樹脂結合による微小中
空球形体結合層から構成されたほぼ逆コツプ形を
した内側中芯33と、該内側中芯33の外側を取り
巻くようにして形成され前記中間層2と同一物質
で且つそれと一体化するように構成されたほぼ椀
形層状の中間中芯32と、該中間中芯32の外側に
前記中間層2と接するようにして形成され内側中
芯33と同一物質で構成された外側中芯31とによ
つて構成したことを特徴とするウツド型ゴルフク
ラブヘツド。 2 ネツク部bに形成されたゴルフクラブシヤフ
ト用長孔6の周囲に、該長孔の軸方向に対してバ
イアス巻きされた一方向引揃え繊維強化樹脂層5
を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載のウツド型ゴルフクラブヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58062345A JPS59189876A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | ウツド型ゴルフクラブヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58062345A JPS59189876A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | ウツド型ゴルフクラブヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59189876A JPS59189876A (ja) | 1984-10-27 |
JPH031989B2 true JPH031989B2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=13197438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58062345A Granted JPS59189876A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | ウツド型ゴルフクラブヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59189876A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59164667U (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-05 | ヤマハ株式会社 | ゴルフ用ウツドクラブヘツド |
JPS61142076U (ja) * | 1985-02-26 | 1986-09-02 |
-
1983
- 1983-04-11 JP JP58062345A patent/JPS59189876A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59189876A (ja) | 1984-10-27 |
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