JPS59189813A - 衛生用薄紙類収納器 - Google Patents

衛生用薄紙類収納器

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JPS59189813A
JPS59189813A JP6233783A JP6233783A JPS59189813A JP S59189813 A JPS59189813 A JP S59189813A JP 6233783 A JP6233783 A JP 6233783A JP 6233783 A JP6233783 A JP 6233783A JP S59189813 A JPS59189813 A JP S59189813A
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tissue paper
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elastic
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、
ペーパータオル等の衛生用薄紙類収納器に関するもので
、特にそれら薄紙類の収納器からのペーパー取出し手段
を改良することによってペーパー収納容量を著しく増大
することができ、且つそれら収納された薄紙を破切する
ことなくスムーズに取出すことができるようにした新規
な衛生用薄紙類収納器を提供しようとするものである。
背景技術 ティッシュペーパー、トイレットペーパー、ちり紙ある
いはペーパータオル等の衛生用薄紙(これらは家庭用薄
葉紙と総称されることもある)類は、これら紙の用途か
ら、その紙質は薄く、吸水性に富み、柔軟であり、一般
に引裂強度が弱いものである。そしてトイレットペーパ
ー等は一般に円筒状の芯材にロング紙をロール巻した形
態で使用に供され、又ティッシュペーパー、化粧紙、ペ
ーパータオル等は第1図に示すように一定の大きさに寸
法切りされた各紙a、’a、・・・を半分に折り畳みそ
の折り畳まれた間に他の紙の折り畳み片を折り込んで次
々と積み上げ、ポール紙製やプラスチック酸の収納器に
収納された形態で使用に供されるのが一般的である。
従来技術とその問題点 衛生用薄紙は上記したような収納形態で使用に供される
が、これらの収納形態には幾つかの不都合な問題がある
まず、トイレットペーパー等のロール巻の形態とされた
場合は、ペーパーの他にそのロール巻される芯材が必要
となり、しかもその芯材の円筒形がともすれば歪み、ホ
ルダーの軸にセットしてもその芯材が円滑な回転を行う
ことができない場合があり、このような場合は往々にし
て該ペーパーを所望しない箇所でちぎってしまうことに
なる。
その上、ペーパーそのものの目的に全く関係のない芯材
を必要としておりその分コストが高くなり、また該芯材
の処理が必要となりとかくトイレ室内に放置され、景観
を損なうものとなっていた。更に、問題となるところは
現在のロール巻は規格化されており一巻の使用量を著し
く増やすことが出来ないことにある。
又、ティッシュペーパー等の折り畳んで積み重ねの形態
とされる場合はその積み重ねられたものの上部のものか
ら引き出す手段が取られているために、その収納器への
収納量に一定の限界がある。第2図はこの種の形態とさ
れたティッシュペーパーを箱状の収納器すに収納したも
のを示す。
収納器す内には前述した第1図に示すように折り畳んで
積み重ねたティッシュペーパーa、a、・・・が収納さ
れ、ティッシュペーパーa、a、・・・は収納器すの上
面Cに形成された取り出し口dから順次つまみ出すよう
にして引き出される。
そして、最上位にあるティッシュペーパーaを引き出す
と、それに伴って次のティフシ1ペーパーの約半分が取
り出し口dから引き出されて第2図のような状態とされ
る。このようにしてティッシュペーパーa、  a、・
・・は次々と取り出され     □るのであるが、最
底位に収納されたティッシュペーパーa′がその取り出
し前に第2図に示すように約半分が取出口dから引き出
されているためには、収納器すの底面eから取出口dま
での高さ、即ち収納器すの高さはティッシュペーパーa
、a、Φ・・のその折り畳まれた半分の長さfよりも低
いものとしなければならない。この収納器bの高さが、
該ティッシュペーパーの折り畳まれた半分の長さfより
も高いと、最底位から2番目にあるティッシュペーパー
を引き出したとき、最底位のティッシュペーパーa′は
取出口dから引き出されることなく収納器す底部に落ち
込んでしまい、その取り出しは極めて面倒なものとなる
。このように、従来のティッシュペーパー等折り畳み積
み重ね形態とされた衛生用紙の収納器すはその取り出し
手段が収納器すの上方から引き出すものであることによ
り、必然的に収納器すの高さが制約され、従って、収納
量は極く少量のものとせざるを得ないでいた。
そこで折り畳み積み重ねの形態は同じにして、その取り
出し手段を上記したティッシュペーパーa、a、・ψ・
の取り出し手段とは逆に、収納器の下方、すなわち積み
重ねられたものの最底位のものから順次引き出すように
されているものがある。しかしながら、このような方法
により引き出すことができるものはペーパータオル等の
ように紙質が比較的厚くまた強靭でiるものでなければ
ならず、ティッシュペーパーや化粧紙のような薄用紙に
あっては不可能である。また、ペーパータオルであって
も積み重ねられた最底位のペーパータオルにかかる荷重
を抗するだけの強さがなければ引き出せず、従って、積
み重ねる量、収納量を多くすることはできない。
第3図は、第2図に示す従来のティッシュペーパー収納
器を単に逆さにして収納器すの下方からティッシュペー
パーa、a、・・・を引き出す状態を示すものであるが
、このように極く少ない収納量であっても、現在引き出
そうとするティッシュヘーハー即ち最底位にあるティッ
シュペーパーa″は、その上に積み重ねられたティッシ
ュペーパーa、a、・・・の荷重により収納器すの底面
c(第2図においては上面となっている面)に押しつけ
られており、その引張り抵抗はこの種の薄葉紙をして抗
することのできない抵抗力となるため、強引に引き出そ
うとすれば必ず破れてしまうことになる。
従って、従来のような収納器においては、ペーパータオ
ル等強靭な紙質のもの以外の衛生用薄葉紙は積み重ねら
れた収納形態における最上位のものからすなわち収納器
の上方から取り出すしかなく、これは必然的に、上述し
た通り収納量が少量に制約される。又、−比較的強靭な
ペーパータオルであっても、ティッシュペーパー、化粧
紙に比べればその積み重ね量を多くすることができるか
もしれないが、所詮紙であり、一定置上積み重ねること
はできず、多く積み重ねた場合には、ティッシュペーパ
ー、化粧紙同様、引き出すことは出来□ない。従って、
いづれにしてもこれら折り畳み積み重ねとされた収納形
態による衛生用薄紙の収納器における収納量は相当少な
いものとせざるを得ない。
以上のように、その収納器に収納される量が少ないと、
その補充を頻繁に行わなければならず、往々にして空に
なったままの状態でおかれ、又、一般に市販されている
詰め換え用箱詰めティッシュペーパーは、その補充が厄
介であり、又、少量のペーパーを詰める収納器はその箱
の材料が大なものとなり、それがコストを引き上げ、省
資源の今世に逆行することになり、そして、勿論、この
ことは、運送や倉庫保管等の流通過程においても多大な
空間と経費を浪費することになる。
解決すべき問題点 本発明衛生用薄紙類収納器は、上述した薄紙を収納器上
部から折り出すものにあっては薄紙の折り畳み幅寸法に
よりその収納量が制約されてしまうこと、逆に収納器下
部から取り出すものにあっては積み重ねた薄紙の荷重に
より最底位の薄紙を取り出せず、結果としてその収納量
を少量にせざるを得ないこと、ロール巻にあっての一巻
のロール巻を著しく増大することは使用面で無理であり
薄紙本来の目的に不必要な芯材を必要としていたこと等
々を解決することにある。
本発明の概要 そこで本発明は取り出し機構を改良することによって、
薄紙の収納量を従来より著しく多くしても薄紙を破切し
たりすることなく順次取り出すことができる新規な衛生
用薄紙類の収納器を提供しようとするものであり、衛生
用薄紙を多数積み重ねて収納する箱状の容器とその下方
に配置される薄紙取出装置とから遺り、該薄紙取出装置
はその周縁部から中央部に向って延びる少なくとも一対
の相対向する弾性片を備え、該相対向する弾性片の間に
薄紙取出装置の略中央を占める取出口が構成されるよう
にしてなることを特徴とする。
第1の実施例 第4図乃至第8図は本発明衛生用薄紙類収納器の第1の
実施例を示すものである。図において、収納器lはポー
ル紙あるいはダンボール紙等の強靭で硬紙材あるいはプ
ラスチックその他の比較的軽量で耐久力の強い素材から
成り、その水平断面が略長方形状とされた縦長筐体2を
構成されている。そして、該筐体2の上方開口3には四
周縁に折り蓋4.5.6および7が一体に延設され、そ
の折り蓋7の先端縁には差込爪8が形成され、この差込
爪8は筐体2の正面壁9上方に形成された差込孔lOに
差し込まれることにより折り蓋4.5.6および7が閉
蓋される。この上方間I′:+3は筐体2内にティッシ
ュペーパー等を補充するための取り入れ口であり、平時
は、この上方開口3は折り蓋4.5.6および7によっ
て閉蓋されているものである。11は略矩形であって左
右両側に夫々中央部向う鍵穴状切欠が形成された吊り下
げひも抜は防止片である。121よ折り蓋7の新道より
稍内側で新道方向の略中央部に穿設された前記ひ9抜は
防止片よりも小さなひも通し穴である。
そして、13は輪環であり、前記ひも抜は防止片11の
切欠を左右から挟み込み、前記ひも通し穴に輪の一部を
挿入し、折り蓋7の外側に出し、輪環を引っ張ることに
より、該収納器の吊り下げ用ひもが構成されている。尚
、当該の収納器の吊り下げ手段はこれらに限らず、適宜
な手段であってもよい。
15は、筐体2の下方開口16に設けられた取出装!で
あり、該ゝ取出装置15の詳細は第6図において説明す
る。この取出装置15は略矩形枠状を成しており、筐体
2の下方開口に内嵌されるようになっている。そして、
該取出装置15の外郭すなわち、長辺側壁17.17お
よび短辺側壁18.18の上縁には夫々上方弾性片19
.19および20.20がその内側に向って突設されて
いる。また該取出装置15には底板21が設けられてお
り底板21には適宜な切欠により薄紙取出口22及び下
方弾性片23.23.24.24が形成されている。
上方弾性片19及び20は側壁17及び18の上方に延
設された部分を略直角に内側に折り曲げることにより形
成されており、上方弾性片2oはその長手方向の両端部
を隣接する上方弾性片19に乗載し、上方弾性片2oの
弾性をより大きなものにするようにされている。又、一
方の上方弾性片19に乗載された上方弾性片2oの両側
辺はその基部から先端に行くに従い中央に向うようにさ
れ、上方弾性片20は全体として、基部が長辺で先端が
短辺である台形状を呈している。このように乗載された
弾性片の両側辺を形成すれば、ティッシュペーパーを収
納し弾性片19及び20が撓まされても前記両側辺が他
の弾性片19に当接するため、ティッシュペーパーが弾
性片19と弾性片20との間隙に挾まれるようなことは
ない。
また、上記したように底板21には薄紙取出口22か切
り欠かれており、該取出口22は該底板21の略中央部
に底板21の長手方向に沿った長孔状の中央開口域22
と該中央開口域22の両端から底板21の各隅部に向か
って斜めに切り欠かれ各隅部までは到達しない端部開口
域22.22.22.22とによって構成され、このよ
うな形状をした取出口22であるため、該底板21には
下方弾性片23.23.24.24が形成されることと
なる。
ところで、バネ状の各上方弾性片19.19および20
.20のバネ作用は、各上方弾性片19.19および2
o、2oの基端縁すなわち各側壁17.17および18
.18の上縁を支点として各片の先端が下方へ押さえ込
まれる力に抗する力として帯ひているもので、これら各
上方弾性片19.19および20.20に薄紙類が収納
されたときに受ける該薄紙類の荷重を弾力的に支持する
力として作用するものである。また底板21が形成され
た各下方弾性片23.23.24.24も上記した上方
弾性片19および20の持つバネ作用と略同様に薄紙類
の荷重を二次的に受け、且つその荷重を弾力的に支持す
るバネ作用を持つ。
これらの上方弾性片19.20及\q下方弾性片23.
24の作用については後述する。
25は、筐体2の下方開口16に上陸した取出装置15
の更に下方に設けた化粧蓋で、−辺がヒンジ状に該下方
開口16の開口縁に支持され、他辺には差込爪26が突
設され、この差込爪26を筐体の正面壁9の下方に設け
た差込孔27に差し込むことによって閉蓋される。この
化粧蓋25は筐体2の下方開口を覆いホコリ等の混入を
防止するとともに特に輸送中における収納器の破損を防
止することができる。すなわち、筐体はその一面を開口
状態にしておくよりも塞いだ状態の方がその筐体は強度
的に強化になるため、化粧蓋を設けることにより収納器
は輸送中に破損されることは少なくなる。そして、この
化粧蓋25は、収納器1の使用に供された後は一般に不
必要なものとなるので、そのヒンジ状に支持された縁部
には適宜ミシン線などを形成しておいて、開蓋後筐体2
から切り取ることができるように構成してもよい。
尚、上記実施例において筐体2と取出装置15とを別体
に形成し、その後両者を組み合せたものについて説明し
たが、これに限らず一枚のポール紙を適宜な形状に裁断
し、折り曲げることにより構成することもできる。
次に、以上に記した収納器1における薄紙類の取り出し
作用について説明する。$8図において28.28・・
・は第1図に示した折り畳み積み重ねられたティッシュ
ペーパーa、a*−・ト同様のものを示し、このティッ
シュペーパー28.28吻・・は筐体2の折り蓋4.5
.68よび7を開蓋して該筐体2内に収納されたもので
あり、図においては、その積層の中間の図示を省略しで
ある。
筐体2内に積み重ねられて層をなしたティッシュペーパ
ー28.28・・・が収納されるとその積層の下方のテ
ィッシュペーパーの周縁部が取出装置15の側壁17.
17.18.18の縁部から内側へ向けて突出された各
上方弾性片19.19および20.20に載置され、そ
の中央部C素因に示す如く下方へ懸垂する。そして、懸
垂したペーパー28の中央部は場合によっては底板21
に接し、従ってその場合はペーパー28の該中央部は取
出口22を塞ぐように該取出口22にも接する・。すな
わち、この積み重ねられて層をなしたティッシュペーパ
ー28.28.・611の全荷ffiは各上方弾性片を
19.19および20.20によって、又その中央部が
底板21によって支持される。そして前述したように該
各上方弾性片19.20および下方弾性片23.24は
それぞれペーパー28の荷重に抗する方向にバネ力を有
するものであるから、それら荷重の支持はバネ力による
弾性的支持となる。
また、このようにその周縁部が各上方弾性片19および
20によって支持されることによって、積み重ねられた
ティッシュペーパー28.28・・・はその下方位の位
置するものほどペーパ゛−の中央部の懸垂が増大され、
従って各ティッシュペー パー 28.28、・拳・の
周縁部はその重なりにズレが生じ、このズレによって重
なり面積が下方位に位置するものほど少なくなる。この
ことは下方位に位置するティッシュペーパーをその積層
荷重に抗して下方へ引き出す際の引張抵抗力を小さくす
ることになる。
更に、周縁部が各上方弾性19および20によって支持
されることによって、積み重ねられたティッシュペーパ
ー28.28、・・・はその下方位に位置するものほど
、上下のペーパー間におけるM層間隔が大きくなり、つ
まり、各1組づつ   □のティッシュペーパー27.
27、会・・がほぐされ、あるいは上下に積層対向する
間隔にに一バーの皺が生じ、これらは、ティッシュペー
パーを引き出す際のペーパー間における摩擦抵抗を和ら
げると共に、引き出そうとするペーパーに部分的に集中
する引張力をペーパー全域に分散することになる。
そして更には、ペーパーの廟縁が各上方弾性片19およ
び20によって支持されることによって、下方位のペー
パーに加わる垂直方向に荷重を斜め方向に、つまり、取
出口22に向う方向に転向するものとなる、 上述したところの各上方弾性片19および20によるペ
ーパーが受ける作用、すなわちペーパーの周縁が弾性的
に支持されること、周縁の積層型なり面積が小さくされ
ること、上下の対向間に間隙や皺が生じ、垂直荷重が傾
斜方向の荷重に転向されること等々はいづれも、下方位
のティッシュペーパーの引き出しを極めて容易なものと
するように作用する。
また、上方弾性片19および2oはペーパーが載置され
た状態で中央部に行くに従い低くなるように傾斜される
ため、@み重ねられたペーパーが正しい位置で取り出し
口に向うようにすることができる。
このようにして、積層されたティッシュペーパー28.
28・・・の最下位のティッシュペーパー28′は、そ
のティッシュペーパー28′に加わる全ティッシュペー
パー28.28舎・・ノ荷重を極力小さなものとされた
状態の中でスムーズに引き出されることになる。そして
この引き出される際に、底板21の下方弾性片23.2
3,24.24は以下のように動作する。
86図(A)は収納器l内にティッシュペーパー28が
収納され、その最下位のティッシュペーパー28′の一
端が取出口22から出された状態を示す短辺矩形方向の
断面図である。そして、最下位のティッシュペーパー2
8′の131022がら出た一端を下方に引っ張ると第
6図(B)の如く、折り畳まれたティッシュペーパー2
8 ’ ハBHかされ、長辺側下方弾性片23(第7図
(A)の斜線で示した弾性片)を撓ませる。下方への引
張力の作用点が折り畳まれえたティッシュペーパー28
″の折り目まで達するとティッシュペーパー28′は第
6図(C)の如く、作用点が中央部へと移行する。この
とき、前記下方弾性片23は徐々に復元されるとと゛も
に他の短片側下方弾性片24.24が撓みはじめること
とな4゜そして、作用点が中央部まで来ると前記撓され
た下方弾性片23は復元される。更にティッシュペーパ
ー28′を下方へ引っばると、今まで撓んでいた下方弾
性片23に対向配置された長辺側下方弾性片23′ (
第7図(C’)の途j線で示した弾性片)が下方へ撓み
はじめる。このときこの状態で撓んでいる短辺側下方弾
性片24.24は徐々に復元されて行き、第6図(D)
の如くティッシュペーパー28の終端が下方弾性片23
の上を辷り落ち、ティッシュペーパー28は取り出され
る。そして、下方弾性片23は元の状態に復元されるこ
ととなる。
そして次に、上記下方弾性片23.23.24.24の
動作を更に他弾性片との関係において説明する。
第8図の状態において、最下位のティッシュペーパー2
8′を引き出して行くと、一方の長辺側下方弾性片23
はその引き出されるティッシュペーパー28′に加わる
引張力(図中矢印29方向の引張力)に応じて相下方へ
撓み、また、撓んだ下方弾性片23以外の下方弾性片2
3.24.24′にはその引張力は加わらないためその
ままの状態を保つことになる。すると、ティッシューベ
ーA−28,28・Q・の中央部の荷重はそのままの状
態を維持する下方弾性片23.24及び24によって大
部分が支持されることとなり、又該一方の長辺側弾性片
23は上記したように下方へ撓むため最下位28とその
上に重ねられたティッシュペーパー28″との間には間
隙が生じ、この間隙によって最下位のティッシュペーパ
ー28は全ティ・ンシュペーパー28.2.8’−−・
の荷重を余り全けずに、スムーズにい取出口22がら下
方へ引き出される。そして、この取出口22がら引き出
されたティッシュペーパー28′は、その上に重ねられ
たティッシュペーパー28″の半折性を伴なって引き出
してくるので、そのティッシュペーパー28″の半折性
は取出口22から下方へ飛び出した如き状態、即ち第8
図における最下位のティッシュペーノ<−28’の図示
の状態と全く同様の状態に置かれる。
なお、ティ・ンシュペーパー28.28串4Φは、S1
図に示した通り重なり合うティッシュペーパー相互が交
互に折り込まれているため第8図において、最下位のテ
ィッシュペーパー28′を引き出すと、その上のティッ
シュペーパー28″は他方の長辺側下方弾性片23側か
ら取出口22に引き出される。
以上のように、本発明衛生用薄紙類収納器の第1の実施
例1によれば、筐体内に多量のティッシュペーパー等へ
薄葉紙類が収納されてもその全ペーパrの荷重を四方か
ら内側に突出す°る/くネ状の傾斜片の各傾斜面で受け
1、これによって、特にその積層されたペーパーの下方
のものほど中央部が懸垂し重なり合うペーパー間に間隙
を生じまた四方縁部の重なりにズレを生じ、垂直方向の
荷重が取出口へ向う傾斜方向すなわち各傾斜片の各傾斜
面に沿った方向の荷1重へと転向され、更には、取出口
から引き出される最下位のペーパーに加わる引張力によ
って取出口を囲う一方の底板片が下垂してその最下位の
ペーパーとそ′の上に重ねられたペーパーとの間に間隙
が生じ、これらの各間隙や荷重の緩和によって、最下位
ペーパーを破切されることなく、容易に取出口から下方
へ引き出すことができる。
従って、最下位のペーパーの引き出しを容易にしたので
筐体内に多量のペーパーを収納したとしてもペーパーの
引き出しが困難になる惧れは無く、ペーパーの用途や使
用場所、使用人数等そのペーパーの消費頻度に応じた多
量のペーパーを収納しておくことができる。
そして、そのように多量に収納されたペーパーは下方の
ものから順次引き出されるため、筐体内のペーパーは次
第に下方取出口へその自重によって移動し、従って最後
の一枚に至るまで確実にしかも簡単に引き出すことがで
きる。そして勿論、詰め換え用の場合には筐体の上方開
口から、必要な量のペーパーをいつでも補充することが
できる。
なお、以上の第1の実施例の説明は、収納器1の筐体に
収納される衛生用薄紙をティッシュペーパーとし゛て説
明したが、このディツシュペーパーに限らず、トイレッ
ト用ペーパー、化粧紙、ペーパータオル等各種の衛生用
薄紙についても全く同様に適用され得る。そして勿論、
この収納器lは所謂一般家庭用として、またホテルやレ
ストランン等の業務用として、広汎に用いることができ
る。
なお更に、収納される衛生用薄紙は1.第1図に示すテ
ィッシュペーパーの如く、折り畳み積み重ねられた収納
形態のものの他に、ロング紙を連続折り畳んだだけの収
納形態のものでもよい。このロング紙の場合、折り目に
ミシン線を設けておけば尚都合がよいが、格別ミシン線
等の切り取り線を設ζ讐ておかなくとも、取出口の下方
しと別途適宜な切り取り刃を付設しておけば所謂長さに
切断して使用することもできる。
第1の実施例の変形例 第9図乃至第11図は、第4図に示した収納器1を変形
した収納器を示すものである。
第9図は前述した本発明の実施例における筐体2の下方
開口16に設けられる化粧蓋25の変形例IAを示すも
のである。化粧M30は筐体2の底面31をそれよりひ
とまわり小さい矩形に切り抜かれて形成されるもので、
化粧蓋30を切り抜いた後には筐体2の下方周縁より内
側に突出する縁部32が形成されることになる。この場
合、底面31に所望のミシン線を入れておき引張爪33
を引っ張ることにより化粧蓋31を容易に形成すること
ができる。
810図は、第9図に示した化粧蓋30を更に変形した
収納器IBを示し、化粧蓋34は筐体2の底面に略楕円
形状のミシン線の切り取り線を設けて切り抜くことによ
り略楕円形状の化粧M34が形成されているものである
。この第1O図に示す34によれば、その化粧蓋34が
切り抜かれても、筐体2の底面31においては、該底面
30の四つの各隅部にその各隅を頂点とする略三角形状
の隅部底面36.36.36およ゛ぴ36が残され、従
って筐体2は上下方向の撓みが、これら各隅部底面によ
って阻止されるため、より強固な収納器を形成すること
ができる。
第11図は第5図に示した収納器1の筐体2と取出装置
15とを変形した収納器1cを示すもので、筐体2は合
成樹脂にて構成されている。そして筐体2はその前面と
側面とが第11図の如く切り欠かれ、切欠38が形成さ
れている。41は扉蓋であり、切欠38に対応した形状
をしており、筐体2上面39にヒンジ部が形成され、扉
蓋41は開閉可能にされている。そのヒンジ部40は、
例えば上面壁39と扉蓋41との境界線部の肉厚を他の
部分の肉厚より薄くすることによって該境界線部に可撓
性を与えることによって簡単に形成することかでiる。
15Aは前述した取出装置を示し、この取出装置15A
は各傾族片19.19および20.20を形成された傾
斜片枠42と、底板22とが別体に構成されており、い
ずれも発泡スチロール等で形成されている。尚、取出装
置の材質はこれらに限らず、可撓性合成樹脂であっても
よく、また傾斜片を金属板とバネ又はひげバネを用いて
構成してもよしく。
このようにした収納器1cにおいては、筐体2の底面3
上にまず底板22を載iff、 L、次いでその底板2
2の上に弾性片枠42を載置することによって第5図に
示した取出装ff115と同様の取出装置15Aが形成
される。
この第11図に示す収納器1cによれば、筐体2内に収
納されるペーパーの補充作業や底板22、弾性片枠42
の交換、補修、保守作業が、筐体前面に形成された切欠
38を通して容易に部品交換が可能となる等、取り扱い
が便利なものとなるばかりか、強度の高いプラスチック
、金属等を以って筐体2を形成する場合には取出装置1
5Aは簡便で手軽な材料の弾性体を以って形成する場合
には極めて製作上都合が良い。
第2の実施例 第12図は本発明衛生用薄紙類収納器の第2の実施例を
示すものセある。この実施例に、おける収納器IDは第
4図に示した第1の実施例にかかる・収納器lAの上方
弾性片が異なるだけなので他の部分については省略して
該収納器lDを説明する。
図中43は取出装置であり上方弾性片44.44と下方
弾性片23.23.24.24とが一枚の板材により構
成されている。すなわち、取出装置43は矩形をしたボ
ール紙の両端を上方弾性片44.44として折り曲げ、
更にその内側部位を側面補助壁45.45として折り曲
げ、矩形をしたボール紙の中央部は筐体2の下方開口に
嵌合固定される程の大きさとされている。該中央部には
取出口22が設けられていることにより、下方弾性片2
3.23.24.24が形成されている。
そして、このように構成された取出装置−43は側面補
助壁45.45が側壁に貼着されることにより筐体2の
下方開口に嵌合固定される。尚、本実施例の収納器ID
は上記のように筐体2と取出装置43とを別体に形成し
た後、組み合わせて構成してもよいし、また、一枚のボ
ール紙を適宜な形状に打ち抜き、冬用な折り曲げて構成
することもできる。
しかして、上方弾性片44.44及び下方弾性片23.
23.24.24は前述した第4図に示す上方弾性片1
9.19及び下方弾性片23.23.24.24と同じ
働きをするため、ティッシュペーパーの取り出しが容易
であることは勿論、これら弾性片の形成が非常に簡便で
あり、収納器IDを安価に製造することができる。
第13図に示すものは第12図に示した収納器IDを変
形した収納器IEである。そして、この収納器IEと前
記収納器10との相違は上方弾性片の構成だけであるの
で、この部分についてのみ説明する。
上方弾性片46は筐体2の側壁と一体に形成されるもの
で、取出口22予定位置よりも予め長く形勢さえた側壁
を取出[コ22予シ位必で一旦内側に折り畳み、側壁に
貼着して側面補助壁47を形成した後、更に適宜高さで
外側に折り曲げて上方弾性片46を筐体2の開口中央部
に向うように構成する。また、下方弾性片23.23.
24.24は1枚の板材で別体に形成したものを前記筐
体2開口を覆うように設けてもよいし、また、筐体2の
背壁を予め長く形成し、その先端部位に取出口22を切
り抜いた後、直角にJ)iり曲【フ、送室方法により固
定することにより構成してもよい。
7314図に示すものは第12図に示した収納器IDを
変形した収納器IFである。そして該収納器IDは汝体
2を合成樹脂等で構成し常設出来るようにしたものであ
る。そして、この変形例を説明するにあたり、前述した
第1の実施例の第3の変形例にかかる収納器ICとその
大部分の構成を同じくしており、異なる点は上方弾性片
とその取り付は方だけであるので、その部分のみを説明
する。
図中48は取出装置であり、一枚の板材の中央部に取出
口22の如き形状を切り抜いて形成した下方弾性片部材
と一枚の板材を折り曲げた上方弾性片部材とから構成さ
れる。上方弾性片部材は」三方弾性片49と側面部50
とからなり1発泡スチロール、合成樹脂、厚紙、ボール
紙等を折り曲げて形成されている。そして、51は筐体
2の底面31の開口の側壁側縁部に立脚された係止片で
あり、側壁との間で上記側面部を挟持し、固定するもの
である。52.52・・・はトノツタ11性J’+’ 
jSII制の四隅に設けられた切欠であり、筐体2の底
面31上に載置される際に係止片51.51・Φ・に阻
止されないようにするためのものである。
しかして、本実施例によれば、収納i1Fの前面か大き
く開閉できるため、ティッシュペーパーの詰め換えが容
易であるとともに、上方弾性片と下方弾性片とを別部材
にて形成したのでそれらのいずれが損傷した場合でも一
方のみを交換すればよい。また、その交換も前述のよう
に収納器IFの前面が大きく開口するので非常に容易に
行うことができる。
第3の実施例 第15図および第16図は本発明衛生用薄紙類収納器の
第3の実施例を示すものである。この第3の実施例の収
納i1Gは特に最も破損しやすく、しかもミシン掛けと
したような薄く極めて弱い紙質のロング紙の収納に適し
た構成とされている。
図において、62はその上方部が箱型の空間とされた上
方収納室63と下方部が弧状化軸板65によって下方に
行くに従い狭くなるような空間とされた下方収納室64
とを有する筐体を示し、該上方収納室63と下方収納室
64とは連通され、一体の収納室を構成している。そし
て、該下方収納室63の上方部であって筐体62の側壁
66.66に水平方向に段部67.67が収納室63内
部に向って突設されており、該段部67.67に夫々の
上端縁を埋設状に固定された弾性片68.68が設けら
れている。該弾性片68.68は第15図に示す如く略
舌状を成し、その先端は筐体62の底部取出口69に向
い、底部取出口69を狭めるように弾性片68.68は
傾斜せられている。70.70は該弾性片68.68の
基部より稍先端部側に形成されたバネ腰部で、この場合
U字型をした誘導板72に沿って係合し適当な間隙をも
って形成されるように形作られており、該バネ腰毬分7
0.70は夫々筐体62の側壁66゜66の内面に当接
され、弾性片6日、68は該バネ腰部分を支′点として
取り出し口69を狭める方向へ作用している。72.7
2は該弾性片68.68の・相対向する面68A、68
Aに乗せ掛は又は貼着された弾性片68.68により稍
大きい粗面弾性板で、例えばスポンジ類、発泡ヌチロー
ル、ゴム、ウレタンあるいは各種フェルト材等から成る
もので、その板厚は弾性片68.68の基     □
部側よりも先端部側へ行くに従って厚くなるようにされ
ている。72は縦断面形状がU字型をした誘導板で下方
収納室64の上部から懸垂されたような形で両側壁66
.66に直交するように配置されている。そして、該誘
導板72の上方内面には適宜な間隔を設けて複数の突条
73.73・・・が平行に形成され、また下方略中央に
は略楕円形状のペーパー通過ロア4が形成されている。
そして、上記弾性片68.68に乗せ掛は又は貼着され
た粗面弾性板71.71の各下方端は該ペーパー通過ロ
ア4に指向するように設けられている。75は筐体62
の下方前方に指向する弧状斜面が形成された取り出し案
内片76が設けられ、前記弧状化粧板65の下端面は収
納室64内で内側に巻かれたロール部65′が形成され
、このロール部65′と上記取出案内片76との対向す
る間隙によって取出口69が形成される。77は収納室
63内に収納されたペーパーの押え・リブであり、蓋体
78の裏面に2つ設けられている。
このようにした収納器IGによれば、収納室63.64
に積み重ねられたペーパーが収納されると、まずU字型
U誘導板72の熱面に乗載することにより一方の紙の折
返し前後の先端部即ち折返し面は前後より下方に向い狭
められる誘導板72上方の突条73により適当に落込を
止められ、そ時他方各−組の弾性片の弾性によって大旨
これをその区間(区域)内で支持される。又これをその
区間(区域)内の上方で強く下方に向って軟らかく支持
させるたlに弾性片の弾発力の支点は上方に位置すると
ともに、弾性片に貼着又は係止される弾性板はその上方
で薄く、下方に下がるにしたかって厚くされている。又
これは弾性片の筐体中央に向う角度が紙の重みにより内
側の下方に下がるにしたがって残る角度とすることが出
来るために下層紙より懸垂状の垂下がった状態を保持し
つつ支持することが出来る。しかるに下方の引出力が加
わると、各弾性板間の先端とその区間(区域)内前後に
亘り交互に紙の引出力による紙の移行を生じながら紙は
引出される。
この際前後交互に移行する紙が、その弾性板と接する部
位において弾性板の周縁部とによって破損されないよう
に、その弾性板は弾性片より稍大きくして、弾性片の周
縁部より突出されており、その先端部ではもっとも厚く
突出されており、その弾性板での紙の支持と引出しは、
その部分、部分で引出力は吸収されるため、隣接紙を伴
って動くことがないので順序よくごく軽く引出される。
このようにして引出された紙の空間をある程度生じると
上方紙は下方−紙の支持を失い中央部より自重で下垂し
下降を生じ、同時にそれぞれの各弾性片と弾性板は当初
の力の釣合の戻ろうとするので紙は再び引出される以前
の状態に戻ることが出来るので絶えず変らない良い引出
しの状態を保つことが出来るものである。
そして、底板75の基部が筐体62の背面壁にヒンジ部
を介して取着されているため、該底板75の先端を下方
に開くことにより取出口69を大き□く開口することが
でき、収納室63.63内番こ゛  収納されたペーパ
ーの最下位のべ一ノ々−の端部を大きく開口した取出口
69を通して下方へ引き出し、その取出口69から引出
されているペーパーの端部を案内板76に沿って下方へ
引き出せ4ば、その引張力によってペーパーの下方層は
下方へ撓みその引張力によって粗面′弾性板71.71
は左右方向に稍開き、ペーパーの下方層は各折り畳まれ
たペーパー片の上下の重なりに間隙と皺とを生じるが、
弾性板は下方に下がるに従い厚くしであるために、弾性
片の紙の落込みによる左右への開き角度より内側に突出
して残ることとなり、下方層の重なりの僅かな部分を軽
く支持することが出来る。又積み重ねられたべ一すクー
に下方層の更に下方のペーパーは粗面弾性板71.71
の各下端間によってその一方の両側縁部が支持され、該
弾性′片68.68のバネ力を受けずに、粗面弾性板7
1.71′自体の弾性のみ°によって僅かに支持される
だけであるから、引き出しに際して、容易にその弾性的
支持力に抗して粗面弾性板71,71′間をすり抜ける
ことができる。又、該下方層のペーパーの他方の両側縁
部は誘導板72の突条73.73・嗜舎によって下方へ
の落下をある程度阻止されている。一方に紙の折り畳み
折目側の縁部はその中央部の弾性的支持を紙の引出しに
よって最下方より順次生じる空間によって順次懸垂力を
失った紙は極めて僅かな引張力に従って次第に該誘導板
72の内面を滑り落ちてゆくことになる。
すなわち、収納室63.64内に積み重ねられ収納され
たペーパ一層の下方層は、前後、左右方向が下方へ至る
に従って狭窄状にすぼんだ空間、つまり側面U字型の誘
導板72とによって生じる。懸垂状のほぐされて下垂す
る状態を下方より上方へ順次両脇よりやや上向きに指向
して支持するように左右一対の弾性片と粗面弾性板によ
って作用させられており、それ故より柔かく保持される
。−粗面弾性板の下方への厚みの角度の変化は、この作
用に重要な役割を持ちこれらによって生じる空間におい
てそのペーパーあ中央部が懸垂し、そかも双方の両側縁
部がほぐされるような状態に置かれ、下方位のペーパー
に至るものほど積み重ねられた全ペーパーの荷重を受け
なくなり軽微な引張力によって簡単に引き出すことがで
きる。
なお、ペーパーを順次引き出し、補充をしない時、紙は
周辺部への反発力を失って複数の折り畳まれたペー゛パ
ーが重なり合ったまま、はぐされずにペーパー通過ロア
4を抜は落ちた場合は、一旦底板75上で受は止められ
、そこに複数のペーパーが溜ることになり、これも取出
口69から順次引き出すことができる。
取出口69から引き出されたペーパーは案内板76の下
端縁を切り刃として用いて適当な長さにカットして使用
しても良い。
以上述べた本発明衛生用薄紙類収納器の第3の実施例I
Gによれば、筐体内に多量に収納されたペーパーの荷重
は下方層のペーパーにおいてその一方の両側縁部が粗面
弾性板間に斜めに支持され又他方の両側縁部が側面U字
型の誘導板内面間にこれも斜めに支持され、ペーパーの
中央部は懸垂され、ペーパー通過口に臨むようになるた
め、下方層のペーパーは下方位に位置するものほどペー
パーの荷重を受けなくなり、ペーパーの上下の重なりに
間隙と皺とを生じ、その粗面弾性板と誘導板との各斜面
を容易に滑り落ちることができるため、ペーパーを下方
へ軽く引張るだけでペーパーを破切することなくしかも
一枚づつ順次スムーズに引き出すことが7きるものであ
る。
また、本発明衛生用薄紙類収納器を、第17図に示すケ
ースと第18図乃至第21図に示す取出装置との組み合
わせより実施することもできる。
第17図に示すケース79は合成樹脂から成るもので、
その前面は図の如く開口され、蓋体80がケース79の
下部に設けられたヒンジ部81により開閉可能に取り付
けられている。そして、ケース79の底面82は枠部8
3を残して切り抜かれている。84は蓋体80の裏面の
上下に亘って一体に設けられたペーパー押え用リブであ
り、蓋体80をケース79に閉塞した状態においてティ
ッシュペーパー、トイレットペーパーを一方向へ押え、
その偏在をなくすことができる。そして、底面82の枠
部83には以下のような取付装置が載置される。
第18図に示すものは上記ケース79に取り付けられる
取出装置の一例である。この取付装置84Aは2組の相
対向する弾性片が同一平面上に設けられるもので、矩形
枠体85の冬用の内壁部から舌状をした弾性片86.8
6.86.86が内側へ向って形成される。
第19図は前記ケース79に取り付けられる取出装置の
別の例を示すものである。この取出装置84Bに前述し
た取出装置84Aの1組の弾性片の上方に別の一組の上
方弾性片87.87を配置した如き形状をしたものであ
る。上方弾性片87.87は横長の矩形をしており矩形
枠体85の対向する2辺の外壁面から立脚した側壁88
.88の頂部から斜め下方に向けて設けられている。
そして、該上方弾性片87.87の長さ方向の中間部よ
り稍基部側の側壁88側面に突出する突条89がその幅
全体に亘って形成されている。該突条89は上方弾性片
87の弾力性を増すためのものであるi 第20図は前記ケース79に取り付けられる取付装置の
また別の例を示すものである。この取付装置84Cは1
組の相対向する弾性片が同一平面、上に設けられるもの
であり、矩形枠体85の対向する2辺の内壁面から矩形
をした弾性片90が内側に向って設けられて成るもので
ある。弾性片90.90は対向する側の辺の中央部分が
略半円形状に切り欠かれ、該切欠91がペーパー取出口
92を形成している。
第21図は前記ケース79に取り付けられる取出装置の
更に別の例を示すものである。この取出装置84Dは前
述した取出装置84Aの弾性片の更に1組の上方弾性片
93.93を配置した如き形・状をしたものである。上
方弾性片93.93は下方弾性片90.90が設けられ
た枠体の辺とは別の対向する辺の外壁面から立脚した側
壁94.94の頂部から斜め下方に向けて設けられてい
る。そして、該上方弾性片93は前述した取出装768
4 Dの上方弾性片87に同じような形状をしている。
しかして、下方弾性片90.90と上方弾性片93.9
3は下方弾性片90.90が対向する方向と上方りY性
用93.93が対向する方向とが直交するように配置さ
れることとなる。
以上に示した取出装置84A、84B、84C184D
はケース79の底面82の枠部83に載置され、収納器
が構成されていることとなる。
そして、上記した取出装置84A、84B、84C18
4Dはいずれも第1の実施例において説明した取出装置
と同様の効果をもたらすことができる。
尚、本発明衛生用薄紙類収納器には第24図に示したよ
うにトイレットペーパーを折り畳み積み重ねると更にそ
の取り出しが容易になる。
すなわち、1枚の矩形のソフト紙95をその長さ方向に
半分に折り畳んだものを−として更に同方向に折り畳み
第1図の如く積み重ねたものである。このように折り畳
み積み重ねたソフト紙は第25図のような同一平面上に
2対の相対向する弾性片96.96を有する収納器97
であっても容易に取り出すことができる。
また、折り畳み積み重ねられた薄紙の最終紙すなわち、
最上位にある薄紙の折り畳みに薄紙よりも稍厚い勢例え
ば、上質紙等を挟み込んでおくと、最終紙まで確実に一
枚づつ引き出すことができる。すなわち、筐体内に収納
されている薄紙類の残量が少なくなり、最終紙を含め2
.3枚になると、その内の一枚を引き出そうとしても、
撓まない弾性片にがかる捨型が少なくなり、摩擦抵抗が
小さくなるので、それら薄紙が2.3枚まとまって引き
出されてしまうが、最終紙の折り畳みに上質、紙を挟み
込んでおくと、該最終紙そのものを掴み、引っばらない
限り、最終紙は他の薄紙との摩擦抵抗により引き出され
ることなく、従って、確実に一枚づつ薄紙を引き出すこ
とができる。  。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なティッシュペーパーの折り畳み積み重
ね状態を示す概略図、第2図は第1図に示スティッシュ
ペーパーが収納される従来の箱詰状の収納器を示す斜視
図、第3−図は第2図に示す収、納等を逆さにして一部
切、欠いて示す斜視図、第を切欠いて各蓋部を開いた状
態を示す斜視図、第5図は取出装置を示すもので(A)
は斜視図、(B)は(A)におけるB−B線に沿う断面
図、(C)は(A)におけるC−C線に沿う断面図、第
6図は弾性片の動作を示す概念図で(A)はペーパーが
一端をのぞかせ収納された状態を示し、(B)はペーパ
ーを引っばりその作用点がペーパーの折り目まで達した
状態を示し、(C)ぞの作用点がペーパーの折り目を通
過し取出口まで達した状態を示し、(D)はその作用点
がペーパーの終端まで達した状態を示す図、第7図はペ
ーパーを引き出すときにいずれの弾性片が撓むかを示す
概念図で(A)は第6図(B)の状態に対応し、(B)
は第6図(C)の状態に対応し、(C)は第6図(I)
)の状態に対応した図、第8図は収納器の筐体内に収納
されたペーパー類の取出し状態を示す一部切欠き斜視図
、第9図は第4図に示す収納器の第1の変形例を示すも
ので底面から見た斜視図、第10図は第4図に示す収納
器の第2の変形例を示すもので底面から見た斜視図、第
11図は第4図に示す収納器の筐体の変形例を示す分解
斜視図、f512図は本発明衛生用薄紙類収納器の第2
の実施例を示し、収納器の一部を切欠いた斜視図、第1
3図および第14図は第12図に示す収納器の変形例を
示すもので、第13図は収納器の一部を切欠いた斜視図
、第14図は分解斜視図、第15図および第16図は本
発明衛生用薄紙類収納器の第3の実施例を示すもので、
第15図は第16図のA−A線に沿う断面図、第16図
は第15図のB−B線に沿う断面図、第17図および第
18図は本発明衛生用薄紙類収納器の第4の実施例を示
すもので、第17図はケースのみを示す斜視図、第18
図は取出装置のみを示すもので(A)を本その斜視図、
゛(B)は第18図(A)・のA−A線に沿う断面図、
(C,)は第18図(A)のB−B線に沿う断面図、第
19図は第、18図に示す取出装置の変形例を示すもの
で、(A)はその斜視図、(B)は第19図(A)のA
−A線に沿う断面図、(C)f±第19図(A)のB−
B線に沿う断面図、礒20図は第18図に示す取出装置
の別の変形例を示すもので、(A)はその斜視図、(B
)は第20図(A)のA−A線に沿う断面図、(C)は
第2込図(A)のB−B線に沿う断面図、第21図は第
18図に示す取出装置のまた別の変形例を示すもので、
(A)はその斜視図、(B)は第21図(A)のA−A
線に沿う断面図、(C)は第21図(A)のB−B線に
沿う断面図、第22図は本発明におけるペーパーの他の
折り畳み積み重ねた形態を示し、(A)はその側面図、
(B)は斜視図、第23図は第22図に示したペーパー
を収納するための収納器を示す一部を切欠いた斜視図、
である。 符号の説明 1、IA、IB、IC1ID、IE、IF、IG、79
.97・・奉容器、  15.15A、43.48.8
4A、84B、84C,’84D・・−取出装置、  
19.20.23.24.44.46.49.66.7
1.86,87.90.93.96一−−IJ性片、 
 22.54.74・#−取出口 特許出願人 松井澄夫 才1図 牙3図   b 才8図 才12図 ID 6 オl叫 7 矛1… Bニ オ16図 g’17図 86      8も オ公目 90          υす A211図 fA) 一′湘3 1・22図 (△) 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)衛生用薄紙を多数積み重ねて収納する箱状の容器
    とその下方に配置される薄紙取出装置とから成り、該薄
    紙取出装置はその周縁部から中央部に向って延びる少な
    くとも一対の相対向する弾性片を備え、該相対向する弾
    性片の間に薄紙取出装置の略中央を占める取出口が構成
    されるようにしてなることを特徴とする衛生用薄紙類収
    納器(2)薄紙取出装置の取出口が2組の相対向する弾
    性片の間に形成されるようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の衛生用薄紙類収納器 (3)略同一平面上に配設された2組の相対向する弾性
    片の内、一方の組の弾性片がの両側部の少なくとも先端
    部が他方の組の弾性片に乗載されたことを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の衛生用薄紙類収納器 (4)薄紙取出装置に配設された相対向する弾性片とは
    別の相対向する弾性片が前記相対向する弾性片の稍上方
    に配設されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項、
    第2項又は第3項記載の衛生用薄紙類収納器 (5)薄紙取出装置が適宜折り曲げられた板紙から成る
    ことを特徴とする第1項、第2項、第3項又は第4項記
    載の衛生用薄紙類収納器(6)底面を有する板紙からな
    る箱体の底面に適宜な切欠を形成することにより薄紙取
    出装置の各弾性片が構成されてなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の衛生用薄紙類収納
    器 (7)相対向する弾性片が金属板からなり、該弾性片が
    中央側に行くに従って下側に行くように傾斜されるよう
    に設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の衛生用薄紙類収納器(8)金属板から成る相対向す
    る弾性片の薄紙類と接触する側の面にスポンジ、フェル
    ト等の粗面弾性板が貼着されたことを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載の衛生用薄紙類収納器(9)相対向
    する弾性片に貼着されるスポンジ、フェルト等の粗面弾
    性板が該弾性片よりも稍大きいことを特徴とする特許請
    求の範囲第8項記載の衛生用薄紙類収納器 (10)相対向する弾性片に貼着されるスポンジ、フェ
    ルト等の粗面弾性板の肉厚が該弾性片の下方に行くに従
    い厚くなるようにされたことを特徴とする特許請求の範
    囲第8項又は第9項記載の衛生用薄紙類収納器
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