JPS59188430A - 多層構造制振材 - Google Patents
多層構造制振材Info
- Publication number
- JPS59188430A JPS59188430A JP58063192A JP6319283A JPS59188430A JP S59188430 A JPS59188430 A JP S59188430A JP 58063192 A JP58063192 A JP 58063192A JP 6319283 A JP6319283 A JP 6319283A JP S59188430 A JPS59188430 A JP S59188430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- vibration damping
- materials
- elastic modulus
- damping material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は多層構造制振材に関するものである。
都市構造の密象化や機械文明の進展に伴ない、振動、騒
音対策はますます重壁な課題となってきている。特に衝
撃による振動や騒音の防止は、人の飛び跳ね又は器物の
落下などによって発生する建物の床衝撃音や機械類から
発生する衝撃振動を防ぎ、我々の生活環境を快適に保つ
という目的ばかりでなく、産業上の面からも輸送中およ
び使用中の、高度に精密化した電子機器や光学機器を保
時する点からも暑求されている。
音対策はますます重壁な課題となってきている。特に衝
撃による振動や騒音の防止は、人の飛び跳ね又は器物の
落下などによって発生する建物の床衝撃音や機械類から
発生する衝撃振動を防ぎ、我々の生活環境を快適に保つ
という目的ばかりでなく、産業上の面からも輸送中およ
び使用中の、高度に精密化した電子機器や光学機器を保
時する点からも暑求されている。
衝撃振動緩衝材と1−では従来からバネ材、プラスチッ
ク材、ゴム材、フェルト材などがあり、これが適宜選択
され使用されている。衝撃振動緩衝材の応力−歪特性は
これらの側斜を選択することによって特徴づけらねる。
ク材、ゴム材、フェルト材などがあり、これが適宜選択
され使用されている。衝撃振動緩衝材の応力−歪特性は
これらの側斜を選択することによって特徴づけらねる。
一般に弾性係数の小さな材料は軟らかく衝撃吸収性は良
いが、大きな衝撃に対しては容易に弾性限界に達してし
まい、急激な弾性係数の増大を引き起こす。このような
状態ではもはや衝撃吸収能力は保持し得なくなり、いわ
ゆる底づき現象を起こしてしまう。こねを防ぐには厚い
材料を用いなければならない。また弾性係数の小さい軟
らかな材料は物体の支持能力が劣っており、重量の大き
なものを支持するには適切でない。−力、弾性係数の大
きな材料は大きな力に対しても弾性を保ち物体の支持能
力も優れているが、一般に脆く破壊しやすいものが多い
。
いが、大きな衝撃に対しては容易に弾性限界に達してし
まい、急激な弾性係数の増大を引き起こす。このような
状態ではもはや衝撃吸収能力は保持し得なくなり、いわ
ゆる底づき現象を起こしてしまう。こねを防ぐには厚い
材料を用いなければならない。また弾性係数の小さい軟
らかな材料は物体の支持能力が劣っており、重量の大き
なものを支持するには適切でない。−力、弾性係数の大
きな材料は大きな力に対しても弾性を保ち物体の支持能
力も優れているが、一般に脆く破壊しやすいものが多い
。
以上のような見地に立つと、理想的な衝撃振動吸収材は
薄くて十分な衝撃振動吸収性を持ち、大衝撃に対1〜て
も弾性を保持し、かつ大荷重を支えるに十分な剛性を備
えたものであるといえる。本発明は弾性係数の異なる2
以上の層材を層状に貼付加工することによって優れた対
衝撃振動騒音性能を持った制振材を得ることを目的とす
るものであり、以下に本発明の一実施例を図により説明
する。
薄くて十分な衝撃振動吸収性を持ち、大衝撃に対1〜て
も弾性を保持し、かつ大荷重を支えるに十分な剛性を備
えたものであるといえる。本発明は弾性係数の異なる2
以上の層材を層状に貼付加工することによって優れた対
衝撃振動騒音性能を持った制振材を得ることを目的とす
るものであり、以下に本発明の一実施例を図により説明
する。
本発明による多層構造割振材は弾性係数の異なる2以上
の層材からなる多層構造として構成されてオリ、第n−
1(HΣ2)層を形成している層材の弾性係数をRn−
1とし、第n層を形成している層材の弾性係数をRnと
すると、Rn>Rn−1となっている。各層を形成する
層材には金属、木材、ゴム、プラスチック、フェルト類
若しくはそれらの複合材料が必要となる弾性係数に応じ
て用いられる。各層間は接着剤または融着によって貼り
合わされている。第1層側は弾性係数の小さな層材で構
成さねているのに対して、第n層側はそれよりも固い弾
性係数の大きな層材で構成さhている。
の層材からなる多層構造として構成されてオリ、第n−
1(HΣ2)層を形成している層材の弾性係数をRn−
1とし、第n層を形成している層材の弾性係数をRnと
すると、Rn>Rn−1となっている。各層を形成する
層材には金属、木材、ゴム、プラスチック、フェルト類
若しくはそれらの複合材料が必要となる弾性係数に応じ
て用いられる。各層間は接着剤または融着によって貼り
合わされている。第1層側は弾性係数の小さな層材で構
成さねているのに対して、第n層側はそれよりも固い弾
性係数の大きな層材で構成さhている。
このような多層構造制振材の応力−歪特性は第1図に示
l−だような非線形性を持ち漸硬バネ系と似ている。第
1圀において、X、、X、・・Xn−1点にある曲線の
折れ曲がり点は、そわぞれ第1層、第2層・・・・・・
第n−1層の弾性限界点に対応している。
l−だような非線形性を持ち漸硬バネ系と似ている。第
1圀において、X、、X、・・Xn−1点にある曲線の
折れ曲がり点は、そわぞれ第1層、第2層・・・・・・
第n−1層の弾性限界点に対応している。
本発明による多層構造制振材は次のような特徴を有して
いる。すなわち、第一に要求される応力−歪特性を容易
に設計できるという点である。一般に要求される応力−
歪特性をもった制振材を単一の材料から作り出すのは難
かしいが、本発明によれば、短時間に目的とする応力−
歪特性をもった制振材が作れる。第二に、本発明による
多層構造制振材では、衝撃の強さに応じて各層の層材が
制振材として機能するので、適度な衝撃緩衝作用を保ち
ながら薄い層材で十分な割振機能を有している。第三に
第n層側に十分弾性係数の大きい剛性の備わった層材を
用いれば、多層構造制振材そのものに物体の支持能力を
持たせることもできる。
いる。すなわち、第一に要求される応力−歪特性を容易
に設計できるという点である。一般に要求される応力−
歪特性をもった制振材を単一の材料から作り出すのは難
かしいが、本発明によれば、短時間に目的とする応力−
歪特性をもった制振材が作れる。第二に、本発明による
多層構造制振材では、衝撃の強さに応じて各層の層材が
制振材として機能するので、適度な衝撃緩衝作用を保ち
ながら薄い層材で十分な割振機能を有している。第三に
第n層側に十分弾性係数の大きい剛性の備わった層材を
用いれば、多層構造制振材そのものに物体の支持能力を
持たせることもできる。
第四にゴム類を代表として防振材料に一般にその弾性限
界付近の歪に対1〜で内部摩擦による大きなヒステリシ
スを生じるが、本発明による多層構造割振材では応力に
応じて第1層から第n層まで順番に弾性限界に達する構
造になっているので、各層の層材が持っているヒステリ
シス減衰による振動減衰効果を最大限に利用できる。ま
た、単一材料でその弾性限界付近のヒステリシスによる
振動減衰効果を利用しようとすると、限られた大きさの
衝撃振動に対してしか使用できない。すなわち、ある設
定値以上の衝撃に対しては、底づき現象の危険があり、
寸だ設定値よりも小さい衝撃振動に対1−で歪は弾性限
界よりも小さくなりヒステリシスによる減衰効果の多く
は期待できないものであるが、本発明によればこの問題
点が解決できる。
界付近の歪に対1〜で内部摩擦による大きなヒステリシ
スを生じるが、本発明による多層構造割振材では応力に
応じて第1層から第n層まで順番に弾性限界に達する構
造になっているので、各層の層材が持っているヒステリ
シス減衰による振動減衰効果を最大限に利用できる。ま
た、単一材料でその弾性限界付近のヒステリシスによる
振動減衰効果を利用しようとすると、限られた大きさの
衝撃振動に対してしか使用できない。すなわち、ある設
定値以上の衝撃に対しては、底づき現象の危険があり、
寸だ設定値よりも小さい衝撃振動に対1−で歪は弾性限
界よりも小さくなりヒステリシスによる減衰効果の多く
は期待できないものであるが、本発明によればこの問題
点が解決できる。
第2図は本発明を適用した多層構造割振材の一実施例を
示すものである。この多層構造制振材は各々6Uの厚さ
をもつ4層の層材1.2.5.4 から成り立っている
。笑施例において、第一層の層材1はネオプレンゴム、
第2層の層材2は3ON1チのフェライトを含むネオプ
レンゴム、第3層の層材3は60重(1%のフェライト
を含むネオプレンゴム、第4層の層材4は90重量%の
フェライトを含むネオプレンゴムから構成されている。
示すものである。この多層構造制振材は各々6Uの厚さ
をもつ4層の層材1.2.5.4 から成り立っている
。笑施例において、第一層の層材1はネオプレンゴム、
第2層の層材2は3ON1チのフェライトを含むネオプ
レンゴム、第3層の層材3は60重(1%のフェライト
を含むネオプレンゴム、第4層の層材4は90重量%の
フェライトを含むネオプレンゴムから構成されている。
ゴムまたはプラスチックにフェライトを混ぜた複合材料
はフェライト含有率を高くすることによって弾性係数を
太きくすることができ、しかも、そのことによって振動
減衰率の減少を寸ねくことがないので、本発明による多
層構造割振材を作る上で最も優れている。第4層の90
重量%のフェライトを含むネオプレンゴムからなる層材
4は大きな弾性係数を有しており、多層構造制振材全体
の剛性を保つことができる。比較的小さな衝撃振動に対
しては第1層または第1層と第2層との層材1.2が弾
性限界に近くなり、ヒステリシスによる衝撃振動エネル
ギー吸収材として作用し2、大きな衝撃振動に対しては
第1層と第2層と第3層と第4層の層材1.2.3.4
が弾性限界に近くなり、ヒステリシスによる衝撃振動吸
エネルギーの吸収材と17で作用し、振動減衰効果を示
す。勿論通常の粘性抵抗による振動減衰効果は第1層か
ら第4層まですべての層の層材が受けもっている。
はフェライト含有率を高くすることによって弾性係数を
太きくすることができ、しかも、そのことによって振動
減衰率の減少を寸ねくことがないので、本発明による多
層構造割振材を作る上で最も優れている。第4層の90
重量%のフェライトを含むネオプレンゴムからなる層材
4は大きな弾性係数を有しており、多層構造制振材全体
の剛性を保つことができる。比較的小さな衝撃振動に対
しては第1層または第1層と第2層との層材1.2が弾
性限界に近くなり、ヒステリシスによる衝撃振動エネル
ギー吸収材として作用し2、大きな衝撃振動に対しては
第1層と第2層と第3層と第4層の層材1.2.3.4
が弾性限界に近くなり、ヒステリシスによる衝撃振動吸
エネルギーの吸収材と17で作用し、振動減衰効果を示
す。勿論通常の粘性抵抗による振動減衰効果は第1層か
ら第4層まですべての層の層材が受けもっている。
以上説明したように、本発明による多層構造制振材は単
一の材料で同じ厚さのものを制振材として用いたものに
比べて、広範囲な大きさの衝撃振材に対l−で振動減衰
機能(制振効果)が優れており、j〜かも剛性があるの
で、物体の支持能力も十分兼ね備えている。さらに、層
状材料であるため、単一材料に比べて防音性も優れてい
るという効果を有するものである。
一の材料で同じ厚さのものを制振材として用いたものに
比べて、広範囲な大きさの衝撃振材に対l−で振動減衰
機能(制振効果)が優れており、j〜かも剛性があるの
で、物体の支持能力も十分兼ね備えている。さらに、層
状材料であるため、単一材料に比べて防音性も優れてい
るという効果を有するものである。
第1図は本発明による多層構造制振材の応力−歪特性を
示1〜だ模式図、第2図は本発明による多層構造制振材
の実施例を示す斜視図である。 1、2.3.4・・・層 材 第1図
示1〜だ模式図、第2図は本発明による多層構造制振材
の実施例を示す斜視図である。 1、2.3.4・・・層 材 第1図
Claims (1)
- (1)弾性係数の異なる2以上の層材からなる多層構造
とし、上層に弾性係数の大きい層材を、また該上層に対
面する下層に弾性係数の小さい層材を配置し、層材相互
間を結合1〜たことを特徴とする多層構造制振材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58063192A JPS59188430A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 多層構造制振材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58063192A JPS59188430A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 多層構造制振材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59188430A true JPS59188430A (ja) | 1984-10-25 |
Family
ID=13222111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58063192A Pending JPS59188430A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 多層構造制振材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59188430A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62187030A (ja) * | 1986-02-14 | 1987-08-15 | 日本特殊塗料株式会社 | 複層制振材 |
JP2014021269A (ja) * | 2012-07-18 | 2014-02-03 | Canon Inc | 撮像装置及び発光装置 |
-
1983
- 1983-04-11 JP JP58063192A patent/JPS59188430A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62187030A (ja) * | 1986-02-14 | 1987-08-15 | 日本特殊塗料株式会社 | 複層制振材 |
JPH0582816B2 (ja) * | 1986-02-14 | 1993-11-22 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | |
JP2014021269A (ja) * | 2012-07-18 | 2014-02-03 | Canon Inc | 撮像装置及び発光装置 |
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