JPH0211941A - 防振・緩衝装置 - Google Patents
防振・緩衝装置Info
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- JPH0211941A JPH0211941A JP15944988A JP15944988A JPH0211941A JP H0211941 A JPH0211941 A JP H0211941A JP 15944988 A JP15944988 A JP 15944988A JP 15944988 A JP15944988 A JP 15944988A JP H0211941 A JPH0211941 A JP H0211941A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/371—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by inserts or auxiliary extension or exterior elements, e.g. for rigidification
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、三層以上の弾性体層と、二層以上のコード
補強層とを交互に積層してなる防振・緩衝装置に関し、
とくには、弾性体層とコード補強層の積層方向と交差す
る方向に向(各種の外力の作用に対し、その交差角が同
一である面内で、外力の作用方向に応じた種々の防振・
緩衝機能を発揮し得るものである。
補強層とを交互に積層してなる防振・緩衝装置に関し、
とくには、弾性体層とコード補強層の積層方向と交差す
る方向に向(各種の外力の作用に対し、その交差角が同
一である面内で、外力の作用方向に応じた種々の防振・
緩衝機能を発揮し得るものである。
(従来の技術)
従来既知の防振・緩衝装置としては、たとえば、ゴムも
しくはゴム状弾性体からなる、複数の円形弾性体層と、
これらの弾性体層に交互に積層された、これも円形の剛
性プレートとを具えるものがあり、かかる防振・緩衝装
置は、その軸線方向の振動および衝撃に対して、所定の
防振および緩衝機能を発揮するとともに、軸線と交差す
る方向の振動および衝撃に対してもまた、所定の防振お
よび緩衝機能を発揮することができる。
しくはゴム状弾性体からなる、複数の円形弾性体層と、
これらの弾性体層に交互に積層された、これも円形の剛
性プレートとを具えるものがあり、かかる防振・緩衝装
置は、その軸線方向の振動および衝撃に対して、所定の
防振および緩衝機能を発揮するとともに、軸線と交差す
る方向の振動および衝撃に対してもまた、所定の防振お
よび緩衝機能を発揮することができる。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、かかる従来技術にあっては、円形の剛性プレ
ートによって装置を補強することとしており、その装置
は、軸線と交差する方向の各種の振動および衝撃の、そ
こへの作用に際し、それらの外力の、軸線に対する交差
角が等しい場合には、軸線を通るいずれの方向の外力に
対しても等方性を示し、常に一定の防振・緩衝機能を発
揮することから、このような装置を用いる設備その他の
設計に際しては、異方性をもたせるために複雑な形状変
更を必要とし、設計の自由度が低いという問題があった
。
ートによって装置を補強することとしており、その装置
は、軸線と交差する方向の各種の振動および衝撃の、そ
こへの作用に際し、それらの外力の、軸線に対する交差
角が等しい場合には、軸線を通るいずれの方向の外力に
対しても等方性を示し、常に一定の防振・緩衝機能を発
揮することから、このような装置を用いる設備その他の
設計に際しては、異方性をもたせるために複雑な形状変
更を必要とし、設計の自由度が低いという問題があった
。
またここでは、弾性変形を全く行わなない剛性プレート
と、弾性体層とを接着させていることから、その弾性体
層の変形、とくには剪断方向への変形により、剛性プレ
ートと弾性体層との接着界面に大きな応力集中が生じ、
しかも、平滑表面を有する剛性プレートと弾性体層とは
接着強度が低いことから、弾性体層が、剛性プレートか
ら比較的早期に剥離して装置の耐久性を低下させるとい
う問題があった。
と、弾性体層とを接着させていることから、その弾性体
層の変形、とくには剪断方向への変形により、剛性プレ
ートと弾性体層との接着界面に大きな応力集中が生じ、
しかも、平滑表面を有する剛性プレートと弾性体層とは
接着強度が低いことから、弾性体層が、剛性プレートか
ら比較的早期に剥離して装置の耐久性を低下させるとい
う問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、とくには、弾性体層とコード補強層の積層方
向と交差する方向の外力に対し、その交差角度が一定で
あっても、外力の作用方向に応じて相違する防振・緩衝
機能を発揮することができ、また、弾性体層の剥離を長
期間にわたって十分に阻止することができる防振・緩衝
装置を提供するものである。
のであり、とくには、弾性体層とコード補強層の積層方
向と交差する方向の外力に対し、その交差角度が一定で
あっても、外力の作用方向に応じて相違する防振・緩衝
機能を発揮することができ、また、弾性体層の剥離を長
期間にわたって十分に阻止することができる防振・緩衝
装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
この発明の防振・緩衝装置は、三層以上の弾性体層と、
少なくとも一枚のコード補強プライからなる、二層以上
のコード補強層とを交互に積層するとともに、それぞれ
のコード補強プライのコードを、直接および間接的に隣
接するコード補強プライ間で、相互に異なる方向へ延在
させたことを特徴とするものであり、ここで、各コード
補強プライは、スチール、ナイロン、芳香族ポリアミド
などのコードを、好ましくは、弾性体層の構成材料より
も幾分硬度の高い材料にてコーティングしてなる。
少なくとも一枚のコード補強プライからなる、二層以上
のコード補強層とを交互に積層するとともに、それぞれ
のコード補強プライのコードを、直接および間接的に隣
接するコード補強プライ間で、相互に異なる方向へ延在
させたことを特徴とするものであり、ここで、各コード
補強プライは、スチール、ナイロン、芳香族ポリアミド
などのコードを、好ましくは、弾性体層の構成材料より
も幾分硬度の高い材料にてコーティングしてなる。
(作 用)
この防振・緩衝装置によれば、隣接するコード補強プラ
イにおいて、それぞれの補強プライのコードが、相互に
異なる方向へ延在し、好ましくは、互いのコードが、3
0〜60度の角度にて交差することから、弾性体層とコ
ード補強層の積層方向と交差する方向の振動および衝撃
がそこへ作用した場合には、積層方向とそれらの作用方
向との交差角度が同一であっても、コードの起句に基づ
き、防振・緩衝機能を、外力の作用方向に応じてそれぞ
れ変化させることができる。
イにおいて、それぞれの補強プライのコードが、相互に
異なる方向へ延在し、好ましくは、互いのコードが、3
0〜60度の角度にて交差することから、弾性体層とコ
ード補強層の積層方向と交差する方向の振動および衝撃
がそこへ作用した場合には、積層方向とそれらの作用方
向との交差角度が同一であっても、コードの起句に基づ
き、防振・緩衝機能を、外力の作用方向に応じてそれぞ
れ変化させることができる。
そしてまた、ここにおけるコード補強層は、従来技術の
剛性プレートに比し、外力の作用方向へ、比較的太き(
変形し得ることから、弾性体層とコード補強層との積層
方向およびその積層方向と交差する方向の振動および衝
撃の作用に対し、装置は十分に変形してすぐれた防振・
緩衝機能を発揮することができる他、装置の、かかる機
能の発揮に際する、コード補強層と弾性体層との界面へ
の応力集中を有効に緩和することができ、このことは、
コードと弾性体層とを、その弾性体層より幾分高硬度の
コードコーティング材料を介して接合した場合にとくに
顕著である。加えて、ここでは、コーティング材料を、
各コード内へ浸透させるとともに、複数本のコード間へ
十分に浸透させた状態で、そのコーティング材料に弾性
体層を接合することによって弾性体層とコード補強層と
の接合強度を十分に高めることができるので、弾性体層
の剥離を長期間にわたって防止することができる。
剛性プレートに比し、外力の作用方向へ、比較的太き(
変形し得ることから、弾性体層とコード補強層との積層
方向およびその積層方向と交差する方向の振動および衝
撃の作用に対し、装置は十分に変形してすぐれた防振・
緩衝機能を発揮することができる他、装置の、かかる機
能の発揮に際する、コード補強層と弾性体層との界面へ
の応力集中を有効に緩和することができ、このことは、
コードと弾性体層とを、その弾性体層より幾分高硬度の
コードコーティング材料を介して接合した場合にとくに
顕著である。加えて、ここでは、コーティング材料を、
各コード内へ浸透させるとともに、複数本のコード間へ
十分に浸透させた状態で、そのコーティング材料に弾性
体層を接合することによって弾性体層とコード補強層と
の接合強度を十分に高めることができるので、弾性体層
の剥離を長期間にわたって防止することができる。
(実施例)
以上にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図であり、図
中1はゴム、ゴム状弾性材料からなり、平面形状が円形
をなす三層以上の弾性体層を、2は、二層の弾性体層間
に配設されて、それらのそれぞれに、加硫その他によっ
て接着される、これも円形の二層以上のコード補強層を
それぞれ示し、そして3は、弾性体層1とコード補強層
2との積層体の上下面にそれぞれ接合した面板を示す。
中1はゴム、ゴム状弾性材料からなり、平面形状が円形
をなす三層以上の弾性体層を、2は、二層の弾性体層間
に配設されて、それらのそれぞれに、加硫その他によっ
て接着される、これも円形の二層以上のコード補強層を
それぞれ示し、そして3は、弾性体層1とコード補強層
2との積層体の上下面にそれぞれ接合した面板を示す。
ここでコード補強層2は、スチール、ナイロン、芳香族
ポリアミドなどのコードを、好ましくは、弾性体層1の
構成材料よりも幾分硬度の高いコーティング材料にて被
覆した少なくとも一枚のコード補強プライにて構成する
。かかるコード補強層2では、それをたとえば三枚のコ
ード補強プライにて構成する場合には、第2図に示すよ
うに、それぞれのコード補強プライ4,5.6において
相互に隣接するプライのコード4aと5aおよび5aと
6aを、互いに異なる方向へ延在させ、好ましくは、そ
れらのそれぞの交差角度を、第2図(b)に路線平面図
で示すように、30〜60度とし、さらに好ましくは、
コード5aに対するコード4a、 6aの交差角度をと
もに等しくする。
ポリアミドなどのコードを、好ましくは、弾性体層1の
構成材料よりも幾分硬度の高いコーティング材料にて被
覆した少なくとも一枚のコード補強プライにて構成する
。かかるコード補強層2では、それをたとえば三枚のコ
ード補強プライにて構成する場合には、第2図に示すよ
うに、それぞれのコード補強プライ4,5.6において
相互に隣接するプライのコード4aと5aおよび5aと
6aを、互いに異なる方向へ延在させ、好ましくは、そ
れらのそれぞの交差角度を、第2図(b)に路線平面図
で示すように、30〜60度とし、さらに好ましくは、
コード5aに対するコード4a、 6aの交差角度をと
もに等しくする。
なおこのようなコード補強層2の上方に、弾性体層1を
介して隣接する他のコード補強層2においては、そのコ
ード補強プライ6のコード6aを、下方のコード補強層
2のコード4aに対し、好ましくは30〜60度の角度
にて交差する方向へ延在させ、逆に、コード補強層2の
下方に、弾性体層1を介して隣接する他のコード補強層
2においては、そのコード補強プライ4のコード4aを
、上方のコード補強層2のコード6aに対し、これも好
ましくは、30〜60度の角度にて交差する方向へ延在
させる。
介して隣接する他のコード補強層2においては、そのコ
ード補強プライ6のコード6aを、下方のコード補強層
2のコード4aに対し、好ましくは30〜60度の角度
にて交差する方向へ延在させ、逆に、コード補強層2の
下方に、弾性体層1を介して隣接する他のコード補強層
2においては、そのコード補強プライ4のコード4aを
、上方のコード補強層2のコード6aに対し、これも好
ましくは、30〜60度の角度にて交差する方向へ延在
させる。
これらのことは、コード補強層2を一枚もしくは二枚の
コード補強プライにて構成する場合の他、四枚以上のコ
ード補強プライにて構成する場合にもほぼ同様である。
コード補強プライにて構成する場合の他、四枚以上のコ
ード補強プライにて構成する場合にもほぼ同様である。
またここでは、上述したようなコード補強層2と弾性体
層1とを積層するに際し、水分その他がコード補強層2
の周面からその内部へ侵入するのを有効に阻止するため
、第3図に要部を縦断面で示すように、弾性体層1の直
径を、その周辺部が、コード補強層2の周縁から幾分突
出し得る寸法とし、そしてその突出部分を、図に仮想線
で示すように、コード補強層2の周面に沿わせて折り曲
げることによって、コード補強層周面の、外部への露出
を完全に防止する。
層1とを積層するに際し、水分その他がコード補強層2
の周面からその内部へ侵入するのを有効に阻止するため
、第3図に要部を縦断面で示すように、弾性体層1の直
径を、その周辺部が、コード補強層2の周縁から幾分突
出し得る寸法とし、そしてその突出部分を、図に仮想線
で示すように、コード補強層2の周面に沿わせて折り曲
げることによって、コード補強層周面の、外部への露出
を完全に防止する。
このように構成してなる防振・緩衝装置によれば、第4
図に示すように、その軸線方向の力P2がそこへ作用し
た場合には、弾性体層1のみならず、コード補強層2も
また、力P2の作用方向へ弾性変形することになるので
、従来技術に比して装置のばね定数を相当小さくするこ
とができる。
図に示すように、その軸線方向の力P2がそこへ作用し
た場合には、弾性体層1のみならず、コード補強層2も
また、力P2の作用方向へ弾性変形することになるので
、従来技術に比して装置のばね定数を相当小さくするこ
とができる。
従って、装置の軸線方向の振動および衝撃のそれぞれは
、極めて有利に防振されそして緩衝されることになる。
、極めて有利に防振されそして緩衝されることになる。
またこのことは、装置の軸線を交差する方向の力、第4
図に示すところでは、それと直交する方向の力PX、
P、がその装置に作用する場合もまた同様であり、コー
ド補強層2の幾分の変形下にて、装置のばね定数を有効
に低減することができる。
図に示すところでは、それと直交する方向の力PX、
P、がその装置に作用する場合もまた同様であり、コー
ド補強層2の幾分の変形下にて、装置のばね定数を有効
に低減することができる。
なお、ここでは、コード補強層2を構成するそれぞれの
コード補強プライの、コードの延在方向を相互に異なら
せていることから、それらのコードの交差角度を適宜に
選択することにより、たとえば、力Pxに対する、装置
のばね定数と、力PYに対するばね定数とを適宜に相違
させて、装置軸線と直交する面内の他、装置軸線に、9
0度未満の角度で交差する線分の、前記軸線の周りの回
転体にて区画される面内での防振・緩衝機能を、力の作
用方向に応じて種々に変化させることができる。
コード補強プライの、コードの延在方向を相互に異なら
せていることから、それらのコードの交差角度を適宜に
選択することにより、たとえば、力Pxに対する、装置
のばね定数と、力PYに対するばね定数とを適宜に相違
させて、装置軸線と直交する面内の他、装置軸線に、9
0度未満の角度で交差する線分の、前記軸線の周りの回
転体にて区画される面内での防振・緩衝機能を、力の作
用方向に応じて種々に変化させることができる。
さらにここでは、コード補強プライのコードを弾性体層
1より幾分硬質のコーティング材料を介してその弾性体
層1に接着させており、このことによって、コーティン
グ材料は、各コードおよびコード間への十分なる浸透に
基づき、それぞれのコードに極めて強固に固着し、そし
て弾性体層1は、コーティング材料に、これもまた十分
強固に固着し、また、装置の変形に際しては、弾性体層
1、コーティング材料およびコードの順に変形量が低下
するので、低い接着強度および応力集中に起因する、弾
性体層1およびコーティング材料の、コードからの剥離
を、長期間にわたって十分に防止することができる。
1より幾分硬質のコーティング材料を介してその弾性体
層1に接着させており、このことによって、コーティン
グ材料は、各コードおよびコード間への十分なる浸透に
基づき、それぞれのコードに極めて強固に固着し、そし
て弾性体層1は、コーティング材料に、これもまた十分
強固に固着し、また、装置の変形に際しては、弾性体層
1、コーティング材料およびコードの順に変形量が低下
するので、低い接着強度および応力集中に起因する、弾
性体層1およびコーティング材料の、コードからの剥離
を、長期間にわたって十分に防止することができる。
以上この発明を図示例に基づいて説明したが、装置の形
状、寸法、積層数などは、装置の用途に応じて適宜に変
更することができる。また、この発明は、いわゆるブツ
シュタイプの防振装置に適用することもできる。
状、寸法、積層数などは、装置の用途に応じて適宜に変
更することができる。また、この発明は、いわゆるブツ
シュタイプの防振装置に適用することもできる。
以下に、それぞれのコード補強プライにおけるコードの
交差角度と、装置軸線と直交する面内に作用する、それ
ぞれの方向の外力に対する装置のばね定数との関係の比
較例について説明する。
交差角度と、装置軸線と直交する面内に作用する、それ
ぞれの方向の外力に対する装置のばね定数との関係の比
較例について説明する。
なお、比較の対称としたコードの交差角度は、第5図(
a) 〜(d)に示すように、90度、6.0度、30
度および0度の五種類であり、装置に、第4図に示すよ
うな力Px 、 Pvが作用したときの、その装置の各
方向のばね定数Kx 、 Kvと、コードの延在方向と
は、これもまた第5図に示すような相対関係を有する。
a) 〜(d)に示すように、90度、6.0度、30
度および0度の五種類であり、装置に、第4図に示すよ
うな力Px 、 Pvが作用したときの、その装置の各
方向のばね定数Kx 、 Kvと、コードの延在方向と
は、これもまた第5図に示すような相対関係を有する。
ここで、それぞれのコード交差角度についてのばね定数
に、 、 KYの測定結果は下表の通りとなる。
に、 、 KYの測定結果は下表の通りとなる。
表
従って、この比較例によれば、外形形状が同一であって
も、コード層のコード交差角が90度以外であれば、K
X−# k、としてばね定数に異方性を与えることがで
き、また、交差角度を変えることにより、Kxとに7の
ばね定数比を変えることができることが明白である。
も、コード層のコード交差角が90度以外であれば、K
X−# k、としてばね定数に異方性を与えることがで
き、また、交差角度を変えることにより、Kxとに7の
ばね定数比を変えることができることが明白である。
(発明の効果)
かくして、この発明によれば、装置をコード補強層にて
補強することにより、装置の変形にともなう応力集中そ
の他に起因する弾性体層の剥離を長期間にわたって十分
に防止して装置の耐久性を著しく向上させることができ
る。
補強することにより、装置の変形にともなう応力集中そ
の他に起因する弾性体層の剥離を長期間にわたって十分
に防止して装置の耐久性を著しく向上させることができ
る。
またここでは、コード補強層を構成するためのそれぞれ
のコード補強プライにおいて、コードを相互に異なる方
向へ延在させて装置に異方性を付与することにより、振
動および衝撃が、コード補強層と弾性体層の積層方向と
交差する方向に作用する場合に、その交差角度が同一で
あっても、振動および衝撃の作用方向に応じて、装置の
防振・緩衝機能を種々に変化させることができ、この装
置を用いる設備その他の設計の自由度を十分に高めるこ
とができる。
のコード補強プライにおいて、コードを相互に異なる方
向へ延在させて装置に異方性を付与することにより、振
動および衝撃が、コード補強層と弾性体層の積層方向と
交差する方向に作用する場合に、その交差角度が同一で
あっても、振動および衝撃の作用方向に応じて、装置の
防振・緩衝機能を種々に変化させることができ、この装
置を用いる設備その他の設計の自由度を十分に高めるこ
とができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
コード補強層を例示する部分破断斜視図、 第3図は弾性体層とコード補強層との積層例を示す図、 第4図は装置への力の作用方向を示す斜視図、第5図は
コードの延在方向とばね定数との関係を示す図である。 1・・・弾性体層 2・・・コード補強層4.
5.6・・・コード補強プライ 4a、 5a、 6a−コード Kx 、 Ky ”
’ばね定数Px 、 Pv 、 Pz・・・大 箱1図 第2図 (a) (b)
コード補強層を例示する部分破断斜視図、 第3図は弾性体層とコード補強層との積層例を示す図、 第4図は装置への力の作用方向を示す斜視図、第5図は
コードの延在方向とばね定数との関係を示す図である。 1・・・弾性体層 2・・・コード補強層4.
5.6・・・コード補強プライ 4a、 5a、 6a−コード Kx 、 Ky ”
’ばね定数Px 、 Pv 、 Pz・・・大 箱1図 第2図 (a) (b)
Claims (1)
- 1、三層以上の弾性体層と、少なくとも一枚のコード補
強プライからなる、二層以上のコード補強層とを交互に
積層するとともに、それぞれのコード補強プライのコー
ドを、直接および間接的に隣接するコード補強プライ間
で相互に異なる方向へ延在させたことを特徴とする防振
・緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15944988A JPH0211941A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 防振・緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15944988A JPH0211941A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 防振・緩衝装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0211941A true JPH0211941A (ja) | 1990-01-17 |
Family
ID=15694000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15944988A Pending JPH0211941A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 防振・緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0211941A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0458641U (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-20 | ||
US5507477A (en) * | 1994-07-28 | 1996-04-16 | Trw Inc. | Composite damping structures and related method |
US7426280B2 (en) | 2001-01-02 | 2008-09-16 | Bose Corporation | Electroacoustic waveguide transducing |
US8382080B2 (en) * | 2008-08-11 | 2013-02-26 | GM Global Technology Operations LLC | Cord reinforced resilient membrane |
-
1988
- 1988-06-29 JP JP15944988A patent/JPH0211941A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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