JPS5918795Y2 - スピ−カ用防塵ネット取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジョン受信機等のスピーカに対して防
塵ネットを取付けるスピーカ用防塵ネット取付構造に関
するものである。

第１図Ａに従来のスピーカ用防塵ネット取付構造に於い
て、枠から脱着可能なスピーカグリルをはずした状態を
、第１図Ｂにスピーカグリルを、また第２図にこのスピ
ーカグリルのＡ−Ａ断面を示す。

枠１には表面よりスピーカ２とスピーカ用飾りパネル３
が、取付ねじ４にて共線めとなっており、又、スピーカ
グリル５は枠１から脱着可能な取付構造となっている。

スピーカグリル５のボス１１と枠１の穴１０との嵌合に
よりスピーカグリル５は枠１に取付られる。

ここで防塵用ネット６は第２図に示すようにスピーカグ
リル５の裏面に接着剤にて貼付けである。

しかし、本方式では、スピーカグリル５裏面への接着剤
塗布のバラツキにより防塵用ネット６がスピーカグリル
５からはがれてしまったり、または防塵用ネット６に接
着剤が浸透しすぎ、透過率が低下するという問題があっ
た。

本考案の目的は、上記した欠点をなくし、接着剤を使用
せずに防塵用ネットをスピーカに取付けるスピーカ用防
塵ネット取付構造を提供するにある。

本考案は、スピーカの積層紙とスピーカ用飾りパネルと
の間に防塵ネットをはさみ込み、かつ枠に設けられた位
置決めリブにて防塵ネットのずれを防いで取付けるよう
にしたものである。

以下、第３図〜第５図を用いて本考案を説明する。

第３図に、枠１に表によりスピーカ２を挿入し防塵ネッ
ト６を挿入した状態を、また第４図にスピーカ用飾りパ
ネル３をさらに取付けた状態を、第５図に第４図のＢ−
Ｂ断面を示す。

まず枠１に表よりスピーカ２を挿入し、その上に防塵ネ
ット６をかぶせる。

枠１には複数個の位置決め用ボス７を設けであるので、
この位置決め用ボス７に対応する穴８を防塵ネット６に
設けそして位置決め用ボス７に挿入することにより防塵
ネット６のずれを防ぐことか゛できる。

次に第４図と第５図に示すように、スピーカ２に設けで
ある積層紙９よりわずかに大きい穴を有するスピーカ用
飾りパネル３を取付けることにより防塵ネット６は、ス
ピーカ２とスピーカ用飾りパネル３との間にはさまれ、
取付ねじ４により取付けられる事により、防塵ネット６
はスピーカ２の内側へたるむことなく取付ける事ができ
る。

本考案により、防塵効果を低下させずに、接着剤塗布の
バラツキによるはがれなどの問題もなく、防塵ネットを
スピーカに取付けられる為品質の向上が計れると共に接
着剤の塗布作業を削除できる為、原価低減も計ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａは従来の防塵ネットの取付構造を示す正面図、
第１図Ｂはスピーカグリルの正面図、第２図は第１図Ｂ
に於けるスピーカグリルのＡ−Ａ断面図、第３図〜第５
図は本考案の一実施例を示す図で、第３図は防塵ネット
をスピーカに取付けた状態を示す正面図、第４図はスピ
ーカ用飾りパネルを取付けた状態を示す正面図、第５図
は第４図のＢ−Ｂ断面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 枠の前面よりスピーカを取付け、かつスピーカ用飾りパ
   ネルを介してタッピンねし等によりスピーカを枠に取付
   ける取付構造に於いて、スピーカとスピーカ用飾りパネ
   ルとの間に防塵ネットをはさみ込み、枠より設けた複数
   個の位置決め用ボスに、これに対応して設けられた防塵
   ネットの穴を挿入し、かつスピーカ用飾りパネルにはス
   ピーカに設けられである積層紙よりやや大きい穴を有し
   、防塵ネットの表面より覆うことにより防塵ネットは、
   スピーカの積層紙とスピーカ用飾りパネルとの間にはさ
   まれ、かつ枠の位置決めボスにより、ずれを防ぐことか
   で゛きるとともに、スピーカからはずれないようにした
   ことを特徴とするスピーカ用防塵ネット取付構造。